JP5056101B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、上下一対の横枠板及び左右一対の縦枠板により矩形に形成された外枠と、下側の横枠板の上面における少なくとも一部を覆う位置に取り付けられたスピーカ筐体と、外枠に開閉可能に取り付けられ、外枠の前面部のうち、スピーカ筐体よりも上側の領域を覆う内枠と備えた遊技機に関する。
パチンコ機等の遊技機において、木製の外枠の、内枠より下側部の空間は、使用されないことが多かった。そこで、この空間に、スピーカ筐体を取り付ける技術が提案されている(特許文献1参照)。このように、これまで使用されなかった空間を利用することで、スピーカ筐体の容量を増やし、量感のある低音を再生することができる。
特開2005―323727号公報
遊技機は、外枠のうち、下側の横枠板を島側に、3寸(約5cm)程度の釘を用いて釘打ちすることで、島側に固定される。しかし、上記のように、外枠の、内枠より下側部の空間(すなわち、下側の横枠板の上面側)にスピーカ筐体を取り付けると、下側の横枠板の上面は、その大部分がスピーカ筐体で覆われ、露出する部分が少ししかなくなってしまう。この状態で、下側の横枠板の上面のうち、スピーカ筐体で覆われず、露出した部分に釘を打とうとすると、スピーカ筐体が邪魔になり、釘打ち作業が非常に困難になってしまう。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、島側に遊技機を固定するための釘打ち作業が容易である遊技機を提供することを目的とする。
(1)請求項1の発明は、
上下一対の横枠板及び左右一対の縦枠板により矩形に形成された外枠と、
下側の前記横枠板の上面における少なくとも一部を覆う位置に取り付けられたスピーカ筐体と、
前記外枠に開閉可能に取り付けられ、前記外枠の前面部のうち、前記スピーカ筐体よりも上側の領域を覆う内枠と、
を備えた遊技機であって、
前記スピーカ筐体の位置を、遊技を提供するときの位置である位置Xと、前記下側の横枠板における上面のうち、前記スピーカ筐体が覆う領域が前記位置Xのときよりも狭い位置Yとの間で移動させる移動手段を備え、前記移動手段は、前記スピーカ筐体を、遊技機の前後方向に沿ってスライドさせることを特徴とする遊技機を要旨とする。
本発明の遊技機では、下側の横枠板の上面から釘をうち、島台に遊技機を固定する作業を行うときは、スピーカ筐体の位置を、位置Yにすることができる。このとき、下側の横枠板の上面のうち、スピーカ筐体により覆われる領域は、スピーカ筐体が位置Xにあるときの領域よりも狭くなる。つまり、スピーカ筐体の位置を位置Yにすることで、下側の横枠板の上面を広く開放し、スピーカ筐体が邪魔になることがなく、釘打ち作業を容易に行うことができる
本発明の遊技機は、スピーカ筐体をスライドさせる方式を採ることにより、スピーカ筐体を、位置Xから位置Yに、また、位置Yから位置Xに、一層容易に移動させることができる。
)請求項の発明は、
上下一対の横枠板及び左右一対の縦枠板により矩形に形成された外枠と、
下側の前記横枠板の上面における少なくとも一部を覆う位置に取り付けられたスピーカ筐体と、
前記外枠に開閉可能に取り付けられ、前記外枠の前面部のうち、前記スピーカ筐体よりも上側の領域を覆う内枠と、
を備えた遊技機であって、
前記スピーカ筐体の位置を、遊技を提供するときの位置である位置Xと、前記下側の横枠板における上面のうち、前記スピーカ筐体が覆う領域が前記位置Xのときよりも狭い位置Yとの間で移動させる移動手段を備え
前記移動手段は、前記スピーカ筐体を、遊技機の前後方向又は左右方向に沿うように配置された回動軸を中心として回動させることを特徴とする遊技機を要旨とする。
本発明の遊技機は、スピーカ筐体を回動させる方式を採ることにより、スピーカ筐体を、位置Xから位置Yに、また、位置Yから位置Xに、一層容易に移動させることができる。
本発明を実施例に基づいて説明する。
a)遊技機の全体構成
まず、本発明に係る遊技機1の全体構成を図1及び図2に基づいて説明する。
遊技機1は、外枠3と、内枠5と、スピーカユニット7とを備えている。
上記外枠3は、矩形に形成された木製の部材であり、上側の横枠板3a、下側の横枠板3b、右側の縦枠板3c、及び左側の縦枠板3dから構成される。
上記内枠5は、ヒンジ9を介して、外枠3に対して開閉自在に取り付けられている。内枠5は、外枠3に対して閉じられた状態のとき、外枠3の前面側のうち、外枠3の下端から、一定の高さまでの領域(以下、「スピーカ領域11」とする)を除く部分を覆う。内枠5には、遊技盤6など、通常の遊技機が備える各種部材が取り付けられている。
上記スピーカユニット7は、上記スピーカ領域11に配置され、そのスピーカ領域11において、外枠3の前面側を覆っている。
b)スピーカ筐体及びその周辺部の構成
次に、スピーカユニット7及びその周辺部の詳細な構成を図3〜図6に基づいて説明する。
スピーカユニット7は、前蓋部材13と、2つのスピーカ15とから構成される。この前蓋部材13は、板状の部材であり、上記スピーカ領域11において、外枠3の前面側を覆っている。また、この前蓋部材13には、2箇所の開口部13aが設けられている。
スピーカ15は、略直方体のスピーカ筐体15aと、その中に収容されたスピーカ本体15bとから構成される。スピーカ筐体15aの一面には開口部16が形成されており、スピーカ本体15bはその開口部16において、スピーカ筐体15aの内面に取り付けられている。
2つのスピーカ筐体15aは、それぞれ、開口部16が前方を向くようにして、回動軸17を介して、下側の横枠板3bの上面に取り付けられる。この回動軸17は、下側の横枠板3bの上面に、遊技機1の前後方向に沿うように配置されており、略直方体のスピーカ筐体15aを構成する辺のうち、前後方向に伸びる辺19と、下側の横枠板3bの上面とを接続している。
よって、スピーカ筐体15aは、下側の横枠板3bの上方において、回動軸17(辺19)を中心として回動することができ、前方から見たとき、図6に示すように、スピーカ筐体15aの長辺18が水平になる位置(以下、「位置X」とする)と、スピーカ筐体15aの長辺18が鉛直になる位置(以下、「位置Y」とする)とのうちのいずれにも位置することができる。
上記位置Xは、遊技機1が遊技を提供するときにおけるスピーカ筐体15aの位置である。このとき、図5に示すように、スピーカ筐体15aの開口部16と、前蓋部材13の開口部13aとは、前方から見て、重なるようになっている。そのため、スピーカ筐体15a中のスピーカ本体15bから出力された音声は、開口部16及び開口部13bを経て、前方へ広がる。
c)遊技機1が奏する効果
本実施例1の遊技機1では、下側の横枠板3bの上面から釘をうち、島台21(図6参照)に遊技機1を固定する作業を行うときは、スピーカ筐体15aの位置を、上記位置Yにすることができる。このとき、下側の横枠板3bの上面のうち、スピーカ筐体15aにより覆われる領域の、左右方向における幅は、スピーカ筐体15aの短辺22の長さだけであり、スピーカ筐体15aが位置Xにあるときにスピーカ筐体15aにより覆われる領域の幅(スピーカ筐体15aの長辺18の長さ)よりも小さくなる。
つまり、スピーカ筐体15aの位置を位置Yにすれば、下側の横枠板3bの上面は広く開放されるので、スピーカ筐体15aが邪魔になることがなく、釘打ち作業を容易に行うことができる。
また、釘打ち作業が終了したときは、スピーカ筐体15aを回動させ、位置Xに戻すだけでよいので、作業が非常に簡単である。
本実施例2の遊技機1の構成は、基本的には前記実施例1と同様であるが、スピーカユニット7の構成において相違する。以下では、図7〜図10に基づき、この相違点を中心に説明する。
本実施例2では、前蓋部材13は、ヒンジ23を介して外枠3に対して横開き可能に取り付けられている。この前蓋部材13には、2箇所の開口部13aが設けられている。そして、2つのスピーカ筐体15aは、それぞれ、前蓋部材13の背面側から、開口部13aの位置に固定されている。ここで、図9に示すように、スピーカ筐体15aは、開口部16が、前蓋部材13の開口部13aに重なるように取り付けられる。なお、スピーカ筐体15a及びその中に収容されたスピーカ本体15bの構成は前記実施例1と同じである。
本実施例2では、図9及び図10の点線に示すように、前蓋部材13を外枠3に対して閉じたときにおけるスピーカ筐体15aの位置が、位置Xである。このとき、スピーカ筐体15aの開口部16は前方に向いているので、前方に向けて音声を放出することができる。
また、図10における実線で示すように、前蓋部材13を外枠3に対し、約90度開いたときにおけるスピーカ筐体15aの位置が、位置Yである。このとき、下側の横枠板3bの上方には、スピーカ筐体15aが存在せず、広く開放されるので、スピーカ筐体15aが邪魔になることがなく、釘打ち作業を容易に行うことができる。また、釘打ち作業が終了したときは、前蓋部材13及びスピーカ筐体15aを回動させ、位置Xに戻すだけでよいので、作業が非常に簡単である。
本実施例3の遊技機1の構成は、基本的には前記実施例1と同様であるが、スピーカユニット7の構成において相違する。以下では、図11〜図12に基づき、この相違点を中心に説明する。
本実施例3では、前蓋部材13は、蝶番25を介して外枠3に対して縦開き可能に取り付けられている。この蝶番25は、下側の横枠板3bの前側における下端付近に、その回転軸25aが水平方向となるように取り付けられており、一方の接続片25bが、下側の横枠板3bの下面における前端付近に取り付けられ、他方の接続片25cが、前蓋部材13の前面側における下端付近に取り付けられている。
そして、2つのスピーカ筐体15aは、それぞれ、前蓋部材13の背面側から、前蓋部材13に設けられた2つの開口部13aの位置に固定されている。このとき、図11に示すように、スピーカ筐体15aは、その開口部16が、前蓋部材13の開口部13aに重なるように取り付けられる。スピーカ筐体15aの下面における奥側には、下方に向けて突出する板状部材である係合部27が形成されている。また、スピーカ筐体15aの上面における前端には、上方に向けて突出する板状部材である内枠係合部29が形成されている。
上記の構成により、図12に示すように、前蓋部材13及びスピーカ筐体15aは、一体となり、蝶番25の回転軸25aを中心として、回動することができる。図11、及び図12の点線に示すように、前蓋部材13が鉛直となり、前蓋部材13の前面が内枠5の前面と同一平面となったときのスピーカ筐体15aの位置が、位置Xである。このとき、スピーカ筐体15aの開口部16は前方に向いているので、前方に向けて音声を放出することができる。また、スピーカ筐体15aが位置Xにあるとき、係合部27は、下側の横枠板3bの上面に設けられた係止手段31により係止される。すなわち、係止手段31は、その上面に形成された溝31aに係合部27を嵌入させることにより、係合部27(さらにはスピーカ筐体15a)を固定する。また、スピーカ筐体15aが位置Xにあるとき、内枠5は、前方から内枠係合部29に当接することにより、スピーカ筐体15aをその位置に固定する。
一方、図12の実線に示すように、前蓋部材13及びスピーカ筐体15aを前方に回動し、前蓋部材13が略水平となったときにおけるスピーカ筐体15aの位置が、位置Yである。このとき、下側の横枠板3bの上方には、スピーカ筐体15aが存在せず、広く開放されるので、スピーカ筐体15aが邪魔になることがなく、釘打ち作業を容易に行うことができる。また、釘打ち作業が終了したときは、前蓋部材13及びスピーカ筐体15aを回動させ、位置Xに戻すだけでよいので、作業が非常に簡単である。なお、釘打ち作業が行われる際に内枠5が外枠3から取り外されている場合は、そのまま前蓋部材13及びスピーカ筐体15aを回動させることができるが、内枠5が外枠3に取り付けられている場合は、前もって内枠5を開放し、内枠係合部29が内枠5に当たらないようにしてから、前蓋部材13及びスピーカ筐体15aを回動させる。
本実施例3では、図11に示すように、スピーカ筐体15aが位置Xにあるときでも、スピーカ筐体15aと下側の横枠板3bとの間に、隙間32が形成される。この隙間32は、下側の横枠板3bの上から打った釘の頭がスピーカ筐体15aの下面に達しないようにするために十分な高さを有する。例えば、下側の横枠板3bの上面に露出する釘の頭の高さは通常、0〜0.5mmであるので、隙間32の高さはこれ以上である。この隙間32を有することにより、下側の横枠板3bの上面において釘を打った場所が、スピーカ筐体15aを位置Xに戻したとき、スピーカ筐体15aによって上方を覆われる領域であっても、釘の頭がスピーカ筐体15aに当たってしまうようなことがない。
本実施例4の遊技機1の構成は、基本的には前記実施例1と同様であるが、スピーカユニット7の構成において相違する。以下では、図13〜図16に基づき、この相違点を中心に説明する。
本実施例4におけるスピーカユニット7は、スピーカ筐体15aとして、左右方向に長く広がる略直方体の部材を1つだけ備えており、このスピーカ筐体15aが、前蓋部材13の背面側に取り付けられている。スピーカ筐体15aは、前面側に2箇所の開口部16を有しており、それら2箇所の開口部16は、前蓋部材13における2箇所の開口部13aと重なっており、スピーカ本体15bから出力された音声は、開口部16及び開口部13bを経て、前方へ広がる。前蓋部材13は、スピーカ筐体15aの下端よりも下方に延びる外枠当接部13bを備えている。また、スピーカ筐体15aの上面における前端には、上方に向けて突出する板状部材である内枠係合部29が形成されている。
本実施例4では、下側の横枠板3bの上面に、3個のスライドガイド部材33を備えている。これら3個のスライドガイド部材33は、長手方向が遊技機1の前後方向に沿うように配置されたレール状の部材であり、左右方向においては、等間隔に配置されている。スライドガイド部材33の断面形状は、図15に示すように、水平に配置された板状部材である底面部33aと、底面部33aの左右両端から、それぞれ上方に立設された一対の側面部33bと、一対の側面部33bの上端付近から、それぞれ、内側に突出する一対の突出部33cとから構成される。
一方、スピーカ筐体15aの下面には、3個のスライドガイド部材33における側面部33bの上半分、及び突出部33cをはめ込むことができるように、それらの形状に応じた溝35が、前後方向に沿って、3本形成されている。よって、この溝35にスライドガイド部材33をはめ込み、スピーカ筐体15aをスライドガイド部材33に対し、前後方向に摺動させることで、スピーカ筐体15aを前後方向に移動させることができる。
スピーカ筐体15aの位置を、図16において実線で表す位置(位置X)としたとき、前蓋部材13の前面は、内枠5の前面と同一平面となる。このとき、スピーカ筐体15aの外枠当接部13bが、下側の横枠板3bの前面に当接するので、スピーカ筐体15aはそれ以上背面側へスライドすることはない。また、このとき、内枠係合部29の前側に、内枠5が当接するので、スピーカ筐体15aの前方へのスライドは制限される。よって、スピーカ筐体15aは、この位置Xに保持される。
内枠5を開放し、内枠係合部29の前側から内枠5を除けば、スピーカ筐体15aは、前方にスライド可能であり、図16において点線で表す位置(位置Y)に移動することができる。このとき、下側の横枠板3bの上面のうち、スピーカ筐体15aにより覆われる領域W(図16参照)は、スピーカ筐体15aが位置Xにあるときにスピーカ筐体15aにより覆われる領域Z(図16参照)よりも小さくなる。つまり、スピーカ筐体15aの位置を位置Yにすれば、下側の横枠板3bの上面は広く開放されるので、スピーカ筐体15aが邪魔になることがなく、釘打ち作業を容易に行うことができる。また、釘打ち作業が終了したときは、スピーカ筐体15aをスライドさせ、位置Xに戻すだけでよいので、作業が非常に簡単である。
また、本実施例4では、図15、図16に示すように、スピーカ筐体15aは、スライドガイド部材33によって、下側の横枠板3bの上面から浮いた状態で取り付けられているので、スピーカ筐体15aが位置Xにあるときでも、スピーカ筐体15aと下側の横枠板3bとの間に、隙間32が形成される。この隙間32は、下側の横枠板3bの上から打った釘の頭がスピーカ筐体15aの下面に達しないようにするために十分な高さを有する。例えば、下側の横枠板3bの上面に露出する釘の頭の高さは通常、0〜0.5mmであるので、隙間32の高さはこれ以上である。この隙間32を有することにより、下側の横枠板3bの上面において釘を打った場所が、スピーカ筐体15aを位置Xに戻したとき、スピーカ筐体15aによって上方を覆われる領域であっても、釘の頭がスピーカ筐体15aに当たってしまうようなことがない。
また、スライドガイド部材33と溝35との間にがたつきがあり、スピーカ筐体15aをスライドさせるときに、スピーカ筐体15aの位置が上下方向に変動したとしても、隙間32が有ることにより、スピーカ筐体15aと下側の横枠板3bとが接触することがない。その結果、スピーカ筐体15aを一層スムーズにスライドさせることができる。
本実施例5の遊技機1の構成は、基本的には前記実施例4と同様であるが、スピーカユニット7をスライドさせる機構において相違する。以下では、図17〜図20に基づき、この相違点を中心に説明する。
本実施例5では、下側の横枠板3bの上面における左右両端に、一対のスライドガイド部材37を備えている。このスライドガイド部材37は、長手方向が遊技機1の前後方向に沿うように配置されたレール状の部材である。スライドガイド部材37の断面形状は、図19に示すように、鉛直方向に配置された板状部材である基部37aと、基部37aから外枠3の内側に向け、水平方向に突出する3枚の板状部材である水平板37b、37c、37dとを備えるものである。スライドガイド部材37は、図20に示すように、基部37aにおいて、螺着部材36により、縦枠板3c又は3dに接合され、最も下側の水平板37dが、下側の横枠板3bの上面に当接している。
一方、スピーカ筐体15aの左右の側面にはそれぞれ、前後方向に沿って延びる溝40が形成されており、この溝40に、スライドガイド部材37の水平板37c(3枚の水平板のうち、中間のもの)をはめ込み、また、スピーカ筐体15a側面のうち、溝40よりも上側の部分を水平板37bと水平板37cとの間にはめ込み、さらに、スピーカ筐体15a側面のうち、溝40よりも下側の部分を水平板37cと水平板37dとの間にはめ込むことができる。上記のように、スピーカ筐体15aの側面をスライドガイド部材37にはめ込んだ状態で、スピーカ筐体15aをスライドガイド部材37に対し、前後方向に摺動させることで、スピーカ筐体15aを前後方向に移動させることができる。
スピーカ筐体15aの上面のうち、スライドガイド部材37の水平板37bに対向する位置には、図20に示す係止手段39が形成されている。この係止手段39は、弾性を有する材料から成り、スピーカ筐体15aの上面から、斜め前方に延びる形状を有する板状部材であり、前方にゆくにつれて徐々に下方に向けて屈曲するものである。一方、水平板37bの下面は、一定の範囲にわたって、所定の深さで切りかかれた切り欠き部38が形成されており、その切り欠き部38の中には、下方に突出する部分であるストッパ41、43が、それぞれ設けられている。ストッパ41、43は、それぞれ、三角形の断面を有し、ストッパ41は、水平板37bの下面のうち、背面寄りに形成され、ストッパ43は前方寄りに形成されている。
スピーカ筐体15aの位置を、図20において実線で表す位置(位置X)としたとき、前蓋部材13の前面は、内枠5の前面と同一平面となる。このとき、係止手段39は、切り欠き部38の後端38aと、ストッパ41とにより挟まれた位置にある。そのため、スピーカ筐体15aが前方又は後方にスライドしようとしても、係止手段39がストッパ41又は後端38aに引っかかるため、スピーカ筐体15aは位置Xに保持される。なお、スピーカ筐体15aに、一定以上の前向きの力を加えると、ストッパ41から加えられる斜め下方向の力を受け、係止手段39は下側に屈曲するので、係止手段39はストッパ41を乗り越え、結果として、スピーカ筐体15aは前方にスライドすることができる。
また、スピーカ筐体15aの位置を、図20において点線で表す位置(位置Y)としたとき、係止手段39は、ストッパ43と、切り欠き部38の前端38bとにより挟まれた位置にある。そのため、スピーカ筐体15aが前方又は後方にスライドしようとしても、係止手段39がストッパ43又は前端38bに引っかかるため、スピーカ筐体15aは位置Yに保持される。なお、スピーカ筐体15aに、一定以上の背面向きの力を加えると、ストッパ43から加えられる斜め下方向の力を受け、係止手段39は下側に屈曲するので、係止手段39はストッパ43を乗り越え、結果として、スピーカ筐体15aは後方にスライドすることができる。
なお、前記実施例4と同様に、外枠当接部13b、及び内枠係合部29も、スピーカ筐体15aを位置Xに保持する機能を奏する。
本実施例5でも、スピーカ筐体15aを位置Yにスライドさせれば、下側の横枠板3bの上面のうち、スピーカ筐体15aにより覆われる領域は、スピーカ筐体15aが位置Xにあるときにスピーカ筐体15aにより覆われる領域よりも小さくなる。つまり、スピーカ筐体15aの位置を位置Yにすれば、下側の横枠板3bの上面は広く開放されるので、スピーカ筐体15aが邪魔になることがなく、釘打ち作業を容易に行うことができる。また、釘打ち作業が終了したときは、スピーカ筐体15aをスライドさせ、位置Xに戻すだけでよいので、作業が非常に簡単である。
また、本実施例5でも、図19、図20に示すように、スピーカ筐体15aが位置Xにあるときでも、スピーカ筐体15aと下側の横枠板3bとの間に、隙間32が形成される。この隙間は、下側の横枠板3bの上から打った釘の頭がスピーカ筐体15aの下面に達しないようにするために十分な隙間である。従って、スピーカ筐体15aの位置を位置Yとして釘を打った場所が、スピーカ筐体15aを位置Xに戻したとき、スピーカ筐体15aによって覆われる領域であっても、釘の頭がスピーカ筐体15aに当たってしまうようなことがない。
また、スライドガイド部材37とスピーカ筐体15aとの間にがたつきがあり、スピーカ筐体15aをスライドさせるときに、スピーカ筐体15aの位置が上下方向に変動したとしても、隙間32が有ることにより、スピーカ筐体15aと下側の横枠板3bとが接触することがない。その結果、スピーカ筐体15aを一層スムーズにスライドさせることができる。
また、本実施例5では、上述したとおり、スピーカ筐体15aを位置Y(スピーカ筐体15aが前方に引き出された状態)にて保持することができる。この状態にて、遊技機1を床上に立てると、下側の横枠板3bとスピーカ筐体15aとの両方が床に接地し、非常に安定する。そのため、例えば、遊技機1を島台に取り付ける作業などにおいて、遊技機1を一時的に床上に立てておく必要がある場合に、スピーカ筐体15aを位置Yにて保持しておけば、遊技機1の転倒を防止できる。
尚、本発明は前記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、前記実施例3において、図21に示すように、スピーカ筐体15aの上面に内枠係合部29(図11、図12参照)を設けず、また、スピーカ筐体15aと、外枠3に対し閉じられた内枠5との間に、隙間45を設け、内枠5を閉じたまま、前蓋部材13及びスピーカ筐体15aを手前に回動できるようにしてもよい。こうすることにより、内枠5を閉じたまま、前蓋部材13及びスピーカ筐体15aを手前に回動し、釘打ち作業を行うことができる。
内枠5を閉じた状態における遊技機1の斜視図である。 内枠5を開放した状態における遊技機1の斜視図である。 外枠3及びスピーカユニット7の構成を表す正面図である。 図3のA−A断面における断面図である。 図3のB−B断面における断面図である。 図4のC−C断面における断面図である。 外枠3及びスピーカユニット7の構成を表す正面図である。 図7のA−A断面における断面図である。 図7のB−B断面における断面図である。 図7のB−B断面における断面図である。 スピーカユニット7及びその周辺を表す側断面図である。 スピーカユニット7及びその周辺を表す側断面図である。 外枠3及びスピーカユニット7の構成を表す正面図である。 図13のA−A断面における断面図である。 図14のB−B断面における断面図である。 図13のA−A断面のうち、スピーカユニット7周辺の部分における拡大断面図である。 外枠3及びスピーカユニット7の構成を表す正面図である。 図17のA−A断面における断面図である。 図18のB−B断面における断面図である。 図17のA−A断面のうち、スピーカユニット7周辺の部分における拡大断面図である。 変形例における外枠3及びスピーカユニット7の構成を表す側面図である。
符号の説明
1・・・遊技機 3・・・外枠 3b・・・下側の横枠板
5・・・内枠 6・・・遊技盤 7・・・スピーカユニット 9・・・ヒンジ
11・・・スピーカ領域 13・・・前蓋部材 13a・・・開口部
15・・・スピーカ 15a・・・スピーカ筐体 15b・・・スピーカ本体
16・・・開口部 17・・・回動軸 18・・・長辺
19・・・前後方向に伸びる辺 22・・・短辺 23・・・ヒンジ
25・・・蝶番 25a・・・回転軸 27・・・係合部
29・・・内枠係合部 31・・・係止手段 31a、35、40・・・溝
32、45・・・隙間 33、37・・・スライドガイド部材 33a・・・底面部 33b・・・側面部 33c・・・突出部 36・・・螺着部材
38・・・切り欠き部 38a・・・後端 38b・・・前端
41、43・・・ストッパ

Claims (2)

  1. 上下一対の横枠板及び左右一対の縦枠板により矩形に形成された外枠と、
    下側の前記横枠板の上面における少なくとも一部を覆う位置に取り付けられたスピーカ筐体と、
    前記外枠に開閉可能に取り付けられ、前記外枠の前面部のうち、前記スピーカ筐体よりも上側の領域を覆う内枠と、
    を備えた遊技機であって、
    前記スピーカ筐体の位置を、遊技を提供するときの位置である位置Xと、前記下側の横枠板における上面のうち、前記スピーカ筐体が覆う領域が前記位置Xのときよりも狭い位置Yとの間で移動させる移動手段を備え
    前記移動手段は、前記スピーカ筐体を、遊技機の前後方向に沿ってスライドさせることを特徴とする遊技機。
  2. 上下一対の横枠板及び左右一対の縦枠板により矩形に形成された外枠と、
    下側の前記横枠板の上面における少なくとも一部を覆う位置に取り付けられたスピーカ筐体と、
    前記外枠に開閉可能に取り付けられ、前記外枠の前面部のうち、前記スピーカ筐体よりも上側の領域を覆う内枠と、
    を備えた遊技機であって、
    前記スピーカ筐体の位置を、遊技を提供するときの位置である位置Xと、前記下側の横枠板における上面のうち、前記スピーカ筐体が覆う領域が前記位置Xのときよりも狭い位置Yとの間で移動させる移動手段を備え
    前記移動手段は、前記スピーカ筐体を、遊技機の前後方向又は左右方向に沿うように配置された回動軸を中心として回動させることを特徴とする遊技機。
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