JP5054278B2 - 作用物質塩の溶融押出 - Google Patents

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Description

本発明は、陰イオン基を有する(メタ)アクリレート−コポリマーと製薬学的作用物質との混合物を溶融し、混合物を押出し、押出物を顆粒または粉末に微粉砕することによって、味覚隔離された、作用物質含有の顆粒または粉末を製造する方法に関する。
背景技術
欧州特許出願公開第0417588号明細書には、作用物質を相補的イオノゲン粒子状ポリマーと、混合物の湿潤化に十分な水量の存在で反応させることによって、イオノゲン作用物質から複合体化された医薬品を製造する方法が記載されている。作用物質塩の場合には、作用物質の対イオンの中和のために混合物に酸または塩基を添加することが必要とされる。作用物質塩、例えばプロパラノロール−HCl、ベラパミル−HClまたはメトクロプラミド−HClと陰イオン(メタ)アクリレート−コポリマー、例えばEUDRAGIT(登録商標)LまたはEUDRAGIT(登録商標)L100-55との反応の場合には、混合物に例えば炭酸ナトリウムが添加される。作用物質を相補的イオノゲンポリマーと反応させることによって、一般に苦味作用物質の味覚隔離が達成されうる。
WO 01/43935には、アクリル酸またはメタクリル酸のラジカル重合されたC〜C−アルキルエステル40〜100質量%とアルキル基中に陰イオン基を有する(メタ)アクリレート−モノマー0〜60質量%とから構成され、分離剤0.1〜3質量%を含有する(メタ)アクリレート−コポリマーからなる混合物を溶融することによって、射出成形により成形体を製造する方法が記載されており、その際場合によっては、乾燥調整剤0〜50質量%、可塑剤0〜30質量%、添加剤または助剤0〜100質量%、製薬学的作用物質0〜100質量%、他のポリマーまたはコポリマー0〜20質量%を混合物中に含有していてもよく、この場合この混合物は、溶融前に120℃で少なくとも1.9バールの蒸気圧を有する低沸点成分を0.5質量%を超えて含有する。
もう1つの処理工程において、混合物の脱ガスは、熱可塑性状態で少なくとも120℃の温度で行なわれ、それによって低沸点成分の含量は、少なくとも1.9バールの蒸気圧で120℃で最大0.5質量%に減少される。引続き、溶融されかつ脱ガスされた混合物は、射出成形用金型の金型キャビティ内に噴射され、この場合(メタ)アクリレート−コポリマーのガラス温度よりも少なくとも10℃低い温度を有し、溶融混合物は、冷却され、得られた成形体は、金型から取り出される。この方法は、一般に多数の作用物質、例えばベラパミルおよびその製薬学的に使用される塩の加工に適している。
欧州特許出願公開第0704207号明細書A2には、腸液可溶性の医薬被覆のための熱可塑性プラスチックが記載されている。この場合には、アクリル酸またはメタクリル酸16〜40質量%とメチルアクリレート30〜80質量%とアクリル酸および/またはメタクリル酸の別のアルキルエステル0〜40質量%とからなるコポリマーが重要である。
最低フィルム形成温度(DIN 53778によるMFT)は、0〜25℃の範囲内にあり、したがって加工は、室温で可塑剤の添加なしに可能である。DIN 53455により測定されたフィルムの引裂き時の伸びは、クエン酸トリエチル最大10質量%の含量の際に一般に50%またはそれ以上である。コポリマーは、溶融押出により、例えばフィルムに加工することができ、このフィルム中には、後に医薬品核が導入される。押出の間の作用物質の直接の混入の可能性は、検討されていない。
課題および解決
医薬剤形を製造する場合には、一般に使用物質の数を僅かに維持し、ならびに助剤、例えば可塑剤または分離剤の量的な添加を僅かに維持するかまたはできるだけ完全に阻止しようと努力されている。それによって、場合による非認容性の問題、望ましくない成長作用またはその他の測り知れないことを僅かに維持することができるかまたは元より排除することができるであろう。その手がかりとして、欧州特許出願公開第0417588号明細書に記載の方法は、良い手がかりを提供する。それというのも、医薬剤形は、一般に作用物質および相補的イオノゲンポリマーのみを含有しているからである。
欧州特許出願公開第0417588号明細書の記載によれば、苦味作用物質の味覚隔離は、作用物質を相補的イオノゲン粒子状ポリマーと、混合物の湿潤化に十分な水量の存在で反応させることによって達成されることができる。引続き、得られた粒状物質は、乾燥によって作用物質含有の粉末またはペーストに変換される。この場合、他の製薬学的助剤の添加は、一般に不要であるが、しかし、混合物の作用物質塩の場合には、酸または塩基は、作用物質の対イオンの中和のために添加することができる。
望ましくない成長作用として、酸の対イオンを有する塩基性作用物質塩、例えばベラパミル−HClの場合に塩基との中和によって弱アルカリ性のpH値が生じ、このpH値は、望ましくない石鹸類似の味覚を惹起する。その上、アルカリ性のpH値は、時間とともに作用物質との望ましくない相互作用を生じ、得られた医薬剤形の長時間貯蔵安定性を損なうことをまねきうる。
この問題から出発して、助剤、一般に殊に塩基性作用物質の添加を回避することができる場合に、塩基性作用物質塩のための味覚隔離を提供することは、1つの課題と見なされた。製造は、欧州特許出願公開第0417588号明細書の記載と比較して簡易化されていた。更に、味覚隔離された作用物質の生じた配合物は、比較的改善された長時間貯蔵安定性を有している。
この場合、WO 01/43935に記載の方法は、不適当である。それというのも、射出成形の加工の場合には、強制的に分離剤の添加が必要であるからである。その上、例えば作用物質の複合体化のために必要と見なされるような、陰イオン基の高い含量を有する(メタ)アクリレート−コポリマーの加工の場合には、可塑剤の添加は、避けることができない。
この課題は、次の工程
a)製薬学的作用物質とアクリル酸またはメタクリル酸のラジカル重合されたC〜C−アルキルエステル40〜75質量%並びにアクリル酸及び/またはメタクリル酸25〜60質量%からなる(メタ)アクリレート−コポリマーとの混合物を溶融し、
b)混合物を押出し、
c)押出物を顆粒または粉末に微粉砕する工程によって、作用物質含有の顆粒または粉末を製造する方法によって解決され、この場合この方法は、作用物質が塩基性物質の塩であり、得られた粉末または顆粒について測定可能なpH値がpH7.0またはpH7.0未満であることによって特徴付けられている。
ところで、塩基性物質の塩は、溶融液の調製の過程で陰イオン基を有する(メタ)アクリレート−コポリマーとの混合物中での押出によって塩基性作用物質の添加なしに味覚隔離された顆粒または粉末に加工されうることが見出された。それによって、得られた粉末または顆粒のpH値は、pH7.0またはpH7.0未満であることができ、したがって作用物質の長時間の貯蔵安定性に有利な環境を得ることができる。
射出成形の加工に必要であると見なされるような、他の添加剤、例えば可塑剤または分離剤の高い量は、回避されることができる。
発明の実施
本発明は、作用物質が塩基性物質の塩であり、得られた粉末または顆粒について測定可能なpH値がpH7.0またはpH7.0未満であることを特徴とする、次の工程
a)製薬学的作用物質とアクリル酸またはメタクリル酸のラジカル重合されたC〜C−アルキルエステル40〜75質量%およびアルキル基中に陰イオン基を有する(メタ)アクリレートモノマー25〜60質量%からなる(メタ)アクリレート−コポリマーとの混合物を溶融し、
b)混合物を押出し、
c)押出物を顆粒または粉末に微粉砕する工程によって、作用物質含有の顆粒または粉末を製造する方法に関する。
陰イオン基を有する(メタ)アクリレート−コポリマー
(メタ)アクリレート−コポリマーは、40〜80質量%、有利に45〜75質量%、殊に55〜65質量%がアクリル酸またはメタクリル酸のラジカル重合されたC〜C−アルキルエステルからなり、20〜60質量%、有利に25〜58質量%、殊に45〜55質量%がアルキル基中に陰イオン基を有する(メタ)アクリレートモノマーからなる。
一般に、含分は100質量%になるまで添加される。しかし、付加的に本質的な性質を損なうかまたは変化させることなしに、0〜10質量%、例えば1〜5質量%の範囲内の微小量の他のビニル共重合可能なモノマーが含有されていてもよい。
アクリル酸またはメタクリル酸のC〜C−アルキルエステルは、殊にメチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルアクリレートおよびブチルアクリレートである。
アルキル基中に陰イオン基を有する(メタ)アクリレートモノマーは、例えばアクリル酸であることができるが、しかし、好ましくは、メタクリル酸であってよい。
型EUDRAGIT(登録商標)LまたはEUDRAGIT(登録商標)L100-55
適当なのは、メタクリル酸40〜60質量%とメチルメタクリレート60〜40質量%またはエチルアクリレート60〜40質量%とからなる陰イオン(メタ)アクリレート−コポリマーである(型EUDRAGIT(登録商標)L(メチルメタクリレート50質量%とメタクリル酸50質量%)またはEUDRAGIT(登録商標)L100-55(エチルアクリレート50質量%とメタクリル酸50質量%))。
型EUDRAGIT(登録商標)S
適当なのは、メタクリル酸20〜40質量%とメチルメタクリレート80〜60質量%とからなる陰イオン(メタ)アクリレート−コポリマーである(型EUDRAGIT(登録商標)S)。
メタクリル酸の平均含量を有する型EUDRAGIT(登録商標)
適当なのは、メタクリル酸および/またはアクリル酸20〜34質量%とメチルアクリレート20〜69質量%とエチルアクリレート0〜40質量%と場合によっては他のビニル共重合可能なモノマー0〜10質量%とからなる陰イオン(メタ)アクリレート−コポリマーであり、この場合このコポリマーのガラス温度は、ISO 11357−2、項目3.3.3によれば、最大で60℃である。
コポリマーは、殊にラジカル重合された単位と一緒に
メタクリル酸またはアクリル酸、有利にメタクリル酸20〜34質量%、有利に25〜33質量%、特に有利に28〜32質量%と
メチルアクリレート20〜69質量%、有利に35〜65質量%、特に有利に35〜55質量%と場合によっては
エチルアクリレート0〜40質量%、有利に5〜35質量%、特に有利に15〜35質量%とから形成されており、この場合このコポリマー(可塑剤の添加なし)のガラス温度は、ISO 11357−2、項目3.3.3によれば、最大で60℃、有利に40〜60℃、特に有利に45〜55℃である。
コポリマーは、有利に本質的に専ら上記の量の割合でモノマーのメタクリル酸とメチルアクリレートとエチルアクリレートとからなる。一般に、記載された含量は、100質量%になるまで添加される。しかし、付加的に本質的な性質を損なうかまたは変化させることなしに、0〜10質量%、例えば1〜5質量%の範囲内の微小量の他のビニル共重合可能なモノマー、例えばメチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、ブチルアクリレートまたはヒドロキシエチルメタクリレートが含有されていてもよい。
(メタ)アクリレート−コポリマーの製造
(メタ)アクリレート−コポリマーは、自体公知の方法でラジカル塊状重合、ラジカル溶液重合、ラジカルパール重合またはラジカル乳化重合によって得ることができる。(メタ)アクリレート−コポリマーは、加工前に適当な粉砕工程、乾燥工程または噴霧工程によって望ましい粒径範囲にもたらされなければならない。これは、押出されかつ冷却された顆粒ストランドの簡単な破砕または熱細断(Heissabschlag)によって行なうことができる。
殊に、他の粉末または液体との混合の場合には、粉末の使用は、好ましい。粉末を製造するのに適した装置類は、当業者に常用されている、例えばエアジェットミル、ピン付きディスクミル、扇形ミル(Faechermuehlen)である。場合によっては、相応するスクリーニング工程を取り入れることができる。工業的大量に適したミルは、例えば約6バールの過圧で運転される対向ジェットミル(Multi No.4200)である。
塩基性の作用物質塩
塩基性の作用物質塩は、例えばベラパミル−HClであることができる。好ましくは、生じるベラパミル含有の顆粒または粉末のpH値は、pH2.3〜pH4.5である。
溶融押出による加工
作用物質含有の顆粒または粉末の製造は、次の工程
a)製薬学的作用物質とアクリル酸またはメタクリル酸のラジカル重合されたC〜C−アルキルエステル40〜75質量%およびアルキル基中に陰イオン基を有する(メタ)アクリレートモノマー25〜60質量%からなる(メタ)アクリレート−コポリマーとの混合物を溶融し、
b)混合物を、有利に押出機中、例えば並行または対向スクリューを有する二軸押出機中で押出し、
c)押出物を、例えば押出物の熱細断または顆粒の微粉砕によって顆粒または粉末に微粉砕する工程によって行なわれる。
量比
作用物質と(メタ)アクリレート−コポリマーとの量比は、質量分に対して例えば10対1〜1対10、有利に10対2〜2対10、特に有利に10対3〜3対10であることができる。
助剤
更に、本発明による方法は、常用の製薬学的助剤の数および量分を減少させるかまたは前記製薬学的助剤を完全に不要にすることを可能にする。そもそも添加剤を使用する場合には、この添加剤は、混合物に(処理工程a))溶融前または溶融後に添加されてもよいし、押出の間に(処理工程b))押出機中で添加されてもよい。
分離剤(離型剤)
好ましくは、混合物には、分離剤は全く添加されないかまたは分離剤0.1質量%未満が添加される。
分離剤(離型剤)の例は、次の通りである:
脂肪酸または脂肪酸アミドのエステル、脂肪族の長鎖カルボン酸、脂肪アルコールならびにそのエステル、モンタンロウまたはパラフィンロウおよび金属石鹸、殊に例えばグリセリンモノステアレート、ステアリルアルコール、グリセリンベヘン酸エステル、セチルアルコール、パルミチン酸、カナウバロウ、蜜蝋を挙げることができる。
可塑剤
好ましくは、混合物には、可塑剤は添加されないかまたは可塑剤0.5質量未満が添加される。
可塑剤として適当な物質は、一般に100〜20000の分子量を有し、分子中に1個以上の親水性基、例えばヒドロキシル基、エステル基またはアミノ基を含有する。適当なのは、シトレート、フタレート、セバケート、ヒマシ油である。可塑剤の例は、クエン酸アルキルエステル、プロピレングリコール、グリセリンエステル、フタル酸アルキルエステル、セバシン酸アルキルエステル、スクロースエステル、ソルビタンエステル、ジエチルセバケート、ジブチルセバケートおよびポリエチレングリコール4000〜20000である。好ましい可塑剤は、トリブチルシトレート、トリエチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、ジブチルセバケートおよびジエチルセバケートである。
乾燥調整剤(付着防止剤)
好ましくは、混合物には、乾燥調整剤(付着防止剤)は添加されないかまたは乾燥調整剤(付着防止剤)0.1質量未満が添加される。
乾燥調整剤は、次の性質を有する:この乾燥調整剤は、大きな比表面積を有し、化学的に不活性であり、良好に細流性を有し、かつ微粒状である。この性質のために、この乾燥調整剤は、有利に溶融液中で均質に分布し、例えば陰イオン基の高い含量のために粘着性の傾向を有するポリマーの粘着性を減少させる。
乾燥調整剤の例は、次の通りである:酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、カオリン、タルク、珪酸(Aerosile)、硫酸バリウム、カーボンブラックおよびセルロース。
他の製薬学的に常用の助剤
好ましくは、混合物には、次に記載された他の製薬学的に常用の助剤、例えば安定剤、染料、酸化防止剤、湿潤剤、顔料および光沢剤は添加されないかまたは次に記載された他の製薬学的に常用の助剤、例えば安定剤、染料、酸化防止剤、湿潤剤、顔料および光沢剤10質量未満、好ましくは2質量%未満が添加される。
加工温度
処理工程a)およびb)の場合の加工温度は、50〜200℃の範囲内、有利に80〜180℃の範囲内にあることができる。使用されるコポリマーに応じて、加工温度は、このコポリマーのガラス温度Tmg(可塑剤の添加なし、ISO 11357−2、項目3.3.3による)よりも0〜100℃、特に有利に10〜50℃高くともよい。極めて強く可塑化する作用物質、例えばクロルフェニラミンマレエートの場合には、加工温度は、ガラス温度よりも50℃まで低くともよい。
顆粒および粉末
本発明方法によれば、塩基性の作用物質を複合体化された形で含有する、作用物質含有の顆粒または粉末を製造することができる。この複合体化の正確な分子的機構または複合体の正確な構造は、公知ではない。
本発明により製造された乾燥生成物において、含有された作用物質は、十分に一般に90%を超えて、有利に95%を超えて、殊に97%を超えてポリマーとの複合体の形で存在する。複合体化されて結合されていない作用物質の含量は、生成物を水中に入れ、濾過し、濾液中の作用物質含量を測定することにより、測定することができる。複合体化されていない含量は、必要に応じて同様の方法で生成物から除去することができる。
作用物質含有の顆粒または粉末は、分離剤を含有しないかまたは分離剤0.1質量%未満を含有する。
作用物質含有の顆粒または粉末は、可塑剤を含有しないかまたは可塑剤0.5質量%未満を含有する。
作用物質含有の顆粒または粉末は、乾燥調整剤(付着防止剤)を含有しないかまたは乾燥調整剤(付着防止剤)0.1質量%未満を含有する。
作用物質含有の顆粒または粉末は、他の製薬学的に常用の助剤、例えば安定剤、染料、酸化防止剤、湿潤剤、顔料および光沢剤を含有しないかまたは他の製薬学的に常用の助剤、例えば安定剤、染料、酸化防止剤、湿潤剤、顔料および光沢剤10質量%未満を含有する。
顆粒は、例えば押出物ストランドの熱細断によって得ることができる。顆粒の平均粒径は、有利に1〜5mmの範囲内にある。
粉末は、顆粒を、例えばピン付きディスクミル中で微粉砕することによって得ることができる。粉末の平均粒径は、有利に1〜1000μmの範囲内にある。
pH値
得られた粉末または顆粒について測定可能なpH値は、pH7.0またはpH7.0未満であり、好ましくはpH値は、2.5〜6.0、特に有利に3〜5である。
作用物質塩としてベラパミル−HClを使用する場合には、顆粒または粉末のpH値は、有利にpH2.3〜pH4.5、特に有利にpH2.5〜3.5である。
pH値は、例えば1%の懸濁液中で精製水中で室温でpH測定棒またはpH測定電極を用いて測定されることができる。
苦味値(Bitterwerte)
苦味値は、DAB 1999方法2.8.N8(苦味値の測定)により測定されることができる。粉末および顆粒について測定される苦味値は、1000〜2000の範囲内、有利に1000未満である。
作用物質の不快な、殊に苦い味覚のマスキングは、本方法の本質的な目的の1つである。味覚強さの基準として、DAB 1999方法2.8.N8(苦味値の測定)による苦味値を採用することができる。苦い味覚感覚の減少は、結合した含量とともにほぼ比例して進行し;例えば、純粋なベラパミル−HClが100000を超える苦味値を有する間に、90%結合した作用物質を有する複合体の値は、5000未満になり、97%結合した作用物質を有する複合体の値は、1000未満になる。1000の苦味値は、製薬学的実地にとって一般に十分である。そのために必要とされる、複合体化の程度は、純粋な作用物質の苦味値および投与形における純粋な作用物質の濃度に依存する。
作用物質
本発明により使用することができる作用物質は、塩基性物質の塩である。本発明は、有利に塩の形の次の塩基性物質、好ましくは苦い味覚、即ち純粋な作用物質について測定された、少なくとも100、有利に1000、殊に5000の苦味値を有する、記載された作用物質種からの塩基性物質に使用されることができる。
塩基性物質の塩である、本発明により使用可能な使用物質は、例えば鎮痛薬、抗リウマチ剤、向精神薬、抗生物質、ベータ受容体遮断薬、抗糖尿病剤、H1抗ヒスタミン剤、H2抗ヒスタミン剤および/またはビタミンの作用物質種に属することができる。
この作用物質種の中で、殊に次の作用物質を挙げることができる:
鎮痛薬および抗リウマチ剤:
レバセチルメタドール(Levacetylmethadol)塩酸塩、オキシコドン塩酸塩、オキシコドン塩酸塩−3−水、トラマドール塩酸塩、チリジン塩酸塩。
向精神薬:
プロメタジンエンボネート;プロメタジン塩酸塩、プロメタジンテオクレート、ドネペジル塩酸塩、ネファゾドン塩酸塩、レボキセチンメシレート、セルトラリン塩酸塩。
抗生物質:
エリトロマイシン−アシストレート、エリトロマイシン−エストレート、エリトロマイシン−エチルスクシネート、エリトロマイシン−グルコヘプトネート、エリトロマイシン−ラクトビオネート、エリトロマイシン−プロピオネート、エリトロマイシン−ステアレート、エリトロマイシン−スチノプレート、グレパフロキサチン塩酸塩、シプロフロキサチン塩酸塩−1−水、レボフロキサチン塩酸塩、レボフロキサチンラクテート、トロバフロキサチンメシレート、ネビラピン塩酸塩、クロルヘキシジンアセテート、クロルヘキシジンジアセテート水和物;クロルヘキシジン二塩酸塩、クロルヘキシジンジグルコネート、クロルヘキシジングルコネート、メトロニダゾールベンゾエート、テトラシクリン塩酸塩、テトラシクリンホスフェート、クロルテトラシクリン塩酸塩、オキシテトラシクリン塩酸塩、ドキシシクリンヒクレート、モノシクリン塩酸塩水和物、ネオマイシンスルフェート、トブラマイシンスルフェート、クリンダマイシン塩酸塩、モキシフロキサチン塩酸塩、インジナビルスルフェート、サキナビルメシレート、ネルフィナビルメシレート、アマチジン塩酸塩、ストレプトマイシンスルフェート、アミカシン−ビス−硫酸水素塩、パロモマイシンスルフェート、トブラマイシンスルフェート。
ベータ受容体遮断薬:
プロパノロール塩酸塩、メトプロロール酒石酸塩、メトプロロールフマル酸塩、ビソプロロールフマル酸塩、ネビボロール塩酸塩、β−キソロール塩酸塩、テルタトロール塩酸塩、ボピンドロールマロン酸塩、エスモロール塩酸塩、オキシプレノロール塩酸塩。
抗糖尿病剤:
メトホルミン塩酸塩、ピオギタゾン(Piogitazon)塩酸塩、ロシグリタゾンマレイン酸塩。
H1抗ヒスタミン剤:
ジフェンヒドラミンアセフィリネート、ジフェンヒドラミンクエン酸塩、ジフェンヒドラミン塩酸塩、ジフェンヒドラミンメシレート、フェキソフェナジン塩酸塩。
H2抗ヒスタミン剤:
シメチジン塩酸塩、チクロピジン塩酸塩、ラニチジン塩酸塩、ロキサチジン酢酸塩。
ビタミン:
チアミンジスルフィド、チアミンジスルフィド−O,O−ジニコチネート、チアミン臭化水素酸塩、チアミン塩酸塩、チアミン硝酸塩。
他:
キニジングルコネート;キニジン−硫酸水素塩−4−水、キニジン乳酸塩、キニジン亜硝酸塩、キニジンポリガラクツロン酸塩、キニジン硫酸塩、キニジン硫酸塩−2−水、アミロプリロース、塩酸プソイドエフェドリン、シルデナフィルクエン酸塩、グラニセトロン塩酸塩、キニン硫酸塩−2−水;キニン一塩酸塩−2−水、メトクロプラミド二塩酸塩−1−水;メトクロプラミド塩酸塩、ペントキシベリンクエン酸二水素塩;ペントキシベリン塩酸塩。
塩基性ないし弱塩基性の環境(pH7を上廻る)内で不安定性を示す苦い味覚の作用物質の例は、次の通りである:
エリトロマイシン−エストレート、クロルテトラマイシン塩酸塩、ラニチジン塩酸塩、ストレプトマイシンスルフェート、アミカシン−ビス(硫酸水素塩)、ネオマイシンスルフェート、パロモマイシンスルフェート、トブラマイシンスルフェート。
使用
本発明方法により製造可能な作用物質含有の顆粒または粉末は、医薬剤形の製造、有利に味覚隔離に使用されることができる。
医薬剤形の例は、次の通りである:制御された作用物質放出を有するかまたは有しないペレット剤、錠剤またはサッシェ、液状の医薬剤形、例えばシロップ剤、点滴剤、懸濁液。これらの医薬剤形は、他の常用の製薬学的助剤を含有することができるが、しかし、この製薬学的助剤は、この製薬学的助剤が苦味値を既に医薬剤形中で、例えば貯蔵の間に上昇させる可能性があるので、本発明による粉末または顆粒との望ましくないイオン性相互作用が排除されている程度に選択されなければならない。
実施例
ホットメルト化合物の製造のために、40Dの構造長さを有する18mmの並行の二軸押出機を使用する(型Micro18GL-40D Pharma, Leistritz Extrusionstechnik GmbH社, Nuernberg)。粉末状の原料は、個別的に連続的に質量により作業する計量供給装置によって供給される。ノズル直径は、1.5mmである。押出機は、9個の別々に温度調節可能なシリンダーに区分されている。供給シリンダーは、原則的に冷却され、したがって温度は、10℃未満のままである。4番目のシリンダーには、1個の供給開口が存在し、この供給開口は、液体の場合による添加に利用される。原則的にシリンダーの配置は、自由に選択可能である。得られたストランドは、取出しベルト上で空気で冷却され、ストランドグラニュレーター(型RCP-2.0, Randcastle Extrusions Systems Inc.社, Cedar Grov, NY, USA)により、約1.5mmの直径および2〜3mmの長さを有する円筒形の顆粒粒子に粗砕される。
顆粒は、分析用ミル(型A10, IKA-Labortechnik, Janke & Kunkel GmbH & Co. KG社, Staufen, Deutschland)中で約1分間に亘り微粉砕される。引続き、微細含量は、315μmで分離され、他の試験に使用される。
苦味値は、DAB 1999、2.8.N8(苦味値の測定)により個人的な訂正ファクターを加えることなしに測定される。
錠剤の引張強さ:破断強度試験機(Pharmatest社)
錠剤の崩壊:DAB2000
HCl中での60RpmでUSP24NF19による作用物質の放出。
例1:ポリマー中の官能基とベラパミルとのモル比1モル対0.38モルの場合の陽イオン作用物質塩の味覚隔離
ホットメルト化合物をベラパミル−HCl 50質量部およびEUDRAGIT(登録商標)L100-55 50質量部(エチルアクリレート50質量%とメタクリル酸50質量%とからなるコポリマー)から製造する。押出機のシリンダーの温度を120℃〜130℃の間に維持した。軸の回転数は、300/分であり、通過量は、約700g/時間であった。押出機中での材料の平均滞留時間は、約4分間であった。この押出工程から得られた顆粒は、淡黄色に呈色しており、澄明ないし淡い乳白色に混濁した。10個の顆粒粒子は、口の中で30秒後に僅かに苦い味覚のみを後に残す。微粉砕された粉末について、10未満の苦味値を測定する。これは、純粋なベラパミル−HClへの苦味値の10乗の減少に相当する。粉砕された粉末800mgを完全脱塩水50ml中に攪拌混入する場合(水1ml当たりベラパミル8mgに相当する)には、3のpH値が測定される。
例2:味覚中性のベラパミル錠剤の製造:
例1に記載された微粒状ホットメルト化合物160g、ラクトースD20 230g、Avecel PH 102 180g、Explotab(登録商標)30gを15分間、約30/分の回転数を有するダブルコーンミキサー中で混合し、1mmの目開きを有する篩に通過させた。その後に、ステアリン酸マグネシウム3gを添加し、さらに5分間混合した。
粉末混合物を一軸プランジャー偏心型成形機(型EK0, Korsch, Berlin)上で約155MPaの圧力で圧縮し、錠剤に変える(35個の錠剤/分)。目標質量を603mg(ベラパミル−HCl 80mgに相当する)に調節する。
錠剤の性質:
直径11.1mm
引張強さ:約2.37N/mm
質量600mg(s:3mg)。
得られた錠剤は、唾液で湿らせた10秒後に口の中で苦味の味覚を後に残さなかった。作用物質の放出は、30分後に約28%であり、60分後に約54%であった。
例3:ポリマー中の官能基とベラパミルとのモル比1モル対0.3モルの場合の陽イオン作用物質塩の味覚隔離
ホットメルト化合物をベラパミル−HCl 30質量部およびメチルアクリレート40質量%とエチルアクリレート30質量%とメタクリル酸30質量%とからなるコポリマー70質量部から製造する。押出機のシリンダーの温度を140℃〜150℃の間に維持した。軸の回転数は、136/分であり、通過量は、約600g/時間であった。押出機中での材料の平均滞留時間は、約4.5分間であった。この押出工程から得られた顆粒は、無色ないし淡黄色に呈色しており、澄明である。10個の顆粒粒子は、口の中で30秒後に中性の味覚を後に残す。微粉砕された粉末について、0.1未満の苦味値を測定する。これは、純粋なベラパミル−HClへの苦味値の30乗の減少に相当する。
例4:味覚中性のベラパミル−HCl錠剤の製造:
例5に記載された微粒状ホットメルト化合物266.66g、ラクトースD20 123.34g、Avecel PH 102 180g、Explotab(登録商標)30gを15分間、約30/分の回転数を有するダブルコーンミキサー中で混合し、1mmの目開きを有する篩に通過させた。その後に、ステアリン酸マグネシウム3gを添加し、さらに5分間混合した。
粉末混合物を一軸プランジャー偏心型成形機(型EK0, Korsch, Berlin)上で約155MPaの圧力で圧縮し、錠剤に変える(35個の錠剤/分)。目標質量を603mg(ベラパミル−HCl 80mgに相当する)に調節する。
錠剤の性質:
直径11.1mm
引張強さ:約1.14N/mm
質量595mg(s:5mg)。
得られた錠剤は、唾液で湿らせた10秒後に口の中で中性の味覚を後に残す。作用物質の放出は、30分後に約36%であり、60分後に約55%であった。
例5:ポリマー中の官能基とベラパミルとのモル比1モル対0.42モルの場合の陽イオン作用物質塩の味覚隔離
ホットメルト化合物をベラパミル−HCl 40質量部およびメチルアクリレート40質量%とエチルアクリレート30質量%とメタクリル酸30質量%とからなるコポリマー60質量部から製造する。押出機のシリンダーの温度を140℃〜150℃の間に維持した。軸の回転数は、150/分であり、通過量は、約600g/時間であった。押出機中での材料の平均滞留時間は、約4.5分間であった。この押出工程から得られた顆粒は、無色ないし淡黄色に呈色しており、澄明である。10個の顆粒粒子は、口の中で30秒後に中性の味覚を後に残す。微粉砕された粉末について、10未満の苦味値を測定する。これは、純粋なベラパミル−HClへの苦味値の10乗の減少に相当する。
微粉砕された粉末の中800mgを完全脱塩水50ml中に攪拌混入した場合(水1ml当たりベラパミル−HCl 8mgに相当する)には、3.8のpH値が測定される。
例6:味覚中性のベラパミル錠剤の製造:
例7に記載された微粒状ホットメルト化合物200g、ラクトースD20 190g、Avecel PH 102 180g、Explotab(登録商標)30gを15分間、約30/分の回転数を有するダブルコーンミキサー中で混合し、1mmの目開きを有する篩に通過させた。その後に、ステアリン酸マグネシウム3gを添加し、さらに5分間混合した。
粉末混合物を一軸プランジャー偏心型成形機(型EK0, Korsch, Berlin)上で約155MPaの圧力で圧縮し、錠剤に変える(35個の錠剤/分)。目標質量を603mg(ベラパミル−HCl 80mgに相当する)に調節する。
錠剤の性質:
直径11.1mm
引張強さ:約1.26N/mm
質量586mg(s:4mg)。
得られた錠剤は、唾液で湿らせた10秒後に口の中で中性の味覚を後に残す。作用物質の放出は、30分後に約38%であり、60分後に約59%であった。
例7:ポリマー中の官能基とベラパミルとのモル比1モル対0.63モルの場合の陽イオン作用物質塩の味覚隔離
ホットメルト化合物をベラパミル−HCl 50質量部およびメチルアクリレート40質量%とエチルアクリレート30質量%とメタクリル酸30質量%とからなるコポリマー50質量部から製造する。押出機のシリンダーの温度を140℃〜150℃の間に維持した。軸の回転数は、150/分であり、通過量は、約600g/時間であった。押出機中での材料の平均滞留時間は、約4.5分間であった。この押出工程から得られた顆粒は、無色ないし淡黄色に呈色しており、澄明である。10個の顆粒粒子は、口の中で30秒後に中性の味覚を後に残す。微粉砕された粉末について、10未満の苦味値を測定する。これは、純粋なベラパミル−HClへの苦味値の10乗の減少に相当する。
微粉砕された粉末の中800mgを完全脱塩水50ml中に攪拌混入した場合(水1ml当たりベラパミル−HCl 8mgに相当する)には、4のpH値が測定される。
例8:味覚中性のベラパミル錠剤の製造:
例9に記載された微粒状ホットメルト化合物160g、ラクトースD20 230g、Avecel PH 102 180g、Explotab(登録商標)30gを15分間、約30/分の回転数を有するダブルコーンミキサー中で混合し、1mmの目開きを有する篩に通過させた。その後に、ステアリン酸マグネシウム3gを添加し、さらに5分間混合した。
粉末混合物を一軸プランジャー偏心型成形機(型EK0, Korsch, Berlin)上で約190MPaの圧力で圧縮し、錠剤に変える(35個の錠剤/分)。目標質量を603mg(ベラパミル−HCl 80mgに相当する)に調節する。
錠剤の性質:
直径11.1mm
圧縮圧力:約190MPa
引張強さ:約2.83N/mm
質量590mg(s:4mg)。
得られた錠剤は、唾液で湿らせた10秒後に口の中で中性の味覚を後に残す。作用物質の放出は、30分後に約38%であり、60分後に約59%であった。
例9:ポリマー中の官能基とベラパミルとのモル比1モル対0.95モルの場合の陽イオン作用物質塩の味覚隔離
ホットメルト化合物をベラパミル−HCl 60質量部およびメチルアクリレート40質量%とエチルアクリレート30質量%とメタクリル酸30質量%とからなるコポリマー40質量部から製造する。押出機のシリンダーの温度を140℃〜150℃の間に維持した。軸の回転数は、150/分であり、通過量は、約600g/時間であった。押出機中での材料の平均滞留時間は、約4.5分間であった。この押出工程から得られた顆粒は、無色ないし淡黄色に呈色しており、澄明である。10個の顆粒粒子は、口の中で30秒後に中性の味覚を後に残す。微粉砕された粉末について、10未満の苦味値を測定する。これは、純粋なベラパミル−HClへの苦味値の10乗の減少に相当する。
微粉砕された粉末の中800mgを完全脱塩水50ml中に攪拌混入した場合(水1ml当たりベラパミル 8mgに相当する)には、4のpH値が測定される。
例10:味覚中性のベラパミル錠剤の製造:
例11に記載された微粒状ホットメルト化合物133.32g、ラクトースD20 256.68g、Avecel PH 102 180g、Explotab(登録商標)30gを15分間、約30/分の回転数を有するダブルコーンミキサー中で混合し、1mmの目開きを有する篩に通過させた。その後に、ステアリン酸マグネシウム3gを添加し、さらに5分間混合した。
粉末混合物を一軸プランジャー偏心型成形機(型EK0, Korsch, Berlin)上で約155MPaの圧力で圧縮し、錠剤に変える(35個の錠剤/分)。目標質量を603mg(ベラパミル−HCl 80mgに相当する)に調節する。
錠剤の性質:
直径11.1mm
引張強さ:約1.65N/mm
質量595mg(s:4mg)。
得られた錠剤は、唾液で湿らせた10秒後に口の中で中性の味覚を後に残す。作用物質の放出は、30分後に約56%であり、60分後に約77%であった。
例11:ポリマー中の官能基とベラパミルとのモル比1モル対1.47モルの場合の陽イオン作用物質塩の味覚隔離
ホットメルト化合物をベラパミル−HCl 60質量部およびメチルアクリレート40質量%とエチルアクリレート30質量%とメタクリル酸30質量%とからなるコポリマー30質量部から製造する。押出機のシリンダーの温度を140℃〜150℃の間に維持した。軸の回転数は、140/分であり、通過量は、約600g/時間であった。押出機中での材料の平均滞留時間は、約4.5分間であった。この押出工程から得られた顆粒は、無色ないし淡黄色に呈色しており、澄明である。10個の顆粒粒子は、口の中で30秒後に僅かな苦味の味覚を後に残す。微粉砕された粉末について、10未満の苦味値を測定する。これは、純粋なベラパミル−HClへの苦味値の10乗の減少に相当する。
微粉砕された粉末の中800mgを完全脱塩水50ml中に攪拌混入した場合(水1ml当たりベラパミル 8mgに相当する)には、4のpH値が測定される。
例12:味覚中性のベラパミル錠剤の製造:
例13に記載された微粒状ホットメルト化合物114.28g、ラクトースD20 275.72g、Avecel PH 102 180g、Explotab(登録商標)30gを15分間、約30/分の回転数を有するダブルコーンミキサー中で混合し、1mmの目開きを有する篩に通過させた。その後に、ステアリン酸マグネシウム3gを添加し、さらに5分間混合した。
粉末混合物を一軸プランジャー偏心型成形機(型EK0, Korsch, Berlin)上で約155MPaの圧力で圧縮し、錠剤に変える(35個の錠剤/分)。目標質量を603mg(ベラパミル−HCl 80mgに相当する)に調節する。
錠剤の性質:
直径11.1mm
引張強さ:約2.54N/mm
質量602mg(s:3mg)。
得られた錠剤は、唾液で湿らせた10秒後に口の中で明らかに苦味の味覚を後に残す。作用物質の放出は、30分後に約52%であり、60分後に約84%であった。
例13:味覚中性のベラパミル−HClシロップの製造:
攪拌型釜中でサッカロース1279.0gを水1139.9gと一緒に約50℃に加熱し、完全に溶解するまで徐々に攪拌する。約20℃への冷却後、例9中で製造された微粒状化合物を添加し、約10分間均質化する。次に、この懸濁液に攪拌しながら微晶質セルロースとNa−カルボキシメチルセルロース(Avicel RC 591(登録商標))とKeltrol F2.8g(Polysaccharid B 1459)とからなる混合物27.3gを添加し、約15分間均質化する。こうして得られたシロップは、甘い味覚を有する均質の白色液体である。目標の作用物質含量は、8mg/lである。

Claims (9)

  1. 次の工程
    a)製薬学的作用物質とアクリル酸またはメタクリル酸のラジカル重合されたC〜C−アルキルエステル40〜75質量%並びにアクリル酸及び/またはメタクリル酸25〜60質量%からなる(メタ)アクリレート−コポリマーとの混合物を溶融し、
    b)混合物を押出し、
    c)押出物を顆粒または粉末に微粉砕する工程によって、作用物質含有の顆粒または粉末を製造する方法において、
    前記工程a)と工程b)の加工温度が(メタ)アクリレート−コポリマーの、ISO 11357−2、項目3.3.3により可塑剤の添加なしで測定された、ガラス温度Tmgよりも0〜50℃高く、作用物質が塩基性物質の塩であり、得られた粉末または顆粒について測定可能なpH値がpH7.0またはpH7.0未満であることを特徴とする、作用物質含有の顆粒または粉末を製造する方法。
  2. 混合物に分離剤を添加しないかまたは分離剤を0.1質量%未満添加する、請求項1記載の方法。
  3. 混合物に可塑剤を添加しないかまたは可塑剤を0.5質量%未満添加する、請求項1または2記載の方法。
  4. 作用物質対(メタ)アクリレート−コポリマーの量比が質量部に対して10対1〜1対10である、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 処理工程a)およびb)の場合の加工温度が50〜200℃である、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 塩基性物質の塩である作用物質が鎮痛薬、抗リウマチ剤、向精神薬、抗生物質、ベータ受容体遮断薬、抗糖尿病剤、H1抗ヒスタミン剤、H2抗ヒスタミン剤および/またはビタミンに属する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
  7. 水性懸濁液中での顆粒または粉末のpHは、pH2.3〜pH5.0である、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 請求項1からまでのいずれか1項記載の製造方法で製造された作用物質含有の顆粒または粉末。
  9. 医薬剤形、医薬剤形の部分または前駆体を製造するための請求項記載の作用物質含有の顆粒または粉末の使用。
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