JP5054168B2 - 吸込口体およびこれを備える電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、清掃面の塵埃を掻き上げる回転清掃体が設けられた吸込口体およびこれを備える電気掃除機に関するものである。
従来から電気掃除機に用いられる吸込口体としては、左右に延びる吸込室を有し且つ前記吸込室の吸込開口が底面に開口する吸込口本体と、前記吸込開口に沿って配設され且つ前記吸込口本体に回転自在に保持された回転清掃体と、前記回転清掃体を回転駆動する駆動手段を備える構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この回転清掃体は、ブラシ毛又は可撓性のあるブレード等の塵埃掻き上げ部材を回転軸に取り付けたものが用いられている。この塵埃掻き上げ部材は、回転清掃体の回転に伴い吸込開口から下方に突出して、清掃面の塵埃を掻き上げるようになっている。
しかも、掻き上げられた塵埃は吸込室に作用する吸込負圧により吸込開口から吸込室に吸い込まれるようになっている。そして、この吸い込まれた塵埃は電気掃除機の掃除機本体に設けられた集塵室に捕集されるようになっている。従って、通常は、吸込口体を清掃面上で前後に移動操作することにより、清掃面の塵埃を捕集できる。
特開平9−47396号公報
しかしながら、回転清掃体の塵埃掻き上げ部材は、吸込口本体の前側には突出していないので、壁際の清掃を行うことができないものであった。
そこで、この発明は、壁際の清掃も行うことができる吸込口体およびこれを備える電気掃除機を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、本発明に係る吸込口体は、左右に延びる吸込室を有し且つ前記吸込室の吸込開口が底面に開口する吸込口本体と、前記吸込開口に沿って配設され且つ前記吸込口本体に回転自在に保持されたメイン回転清掃体と、前記メイン回転清掃体を回転駆動する駆動手段と、前記吸込口本体から前側に突出した状態で前記吸込口本体に回転自在に保持された壁際用回転清掃体と、を備え、前記壁際用回転清掃体は、前記メイン回転清掃体に対して進退動可能に、且つ前記吸込口本体の前進時に壁に接触して前記壁からの反作用により前記メイン回転清掃体側に移動させられたときに、前記メイン回転清掃体に接触して連動するよう設けられたことを特徴とする。
また、本発明に係る電気掃除機は、前記吸込口体を備えることを特徴とする。
本発明によれば、吸込口本体が壁際まで移動したときに、メイン回転清掃体に連動して壁際用回転清掃体を回転駆動して、清掃面の壁際の部分の塵埃を壁際用回転清掃体により掻き上げて、吸込室に吸い込ませることができるので、メイン回転清掃体の駆動手段とは別の駆動手段を設けることなく、壁際用回転清掃体を壁際で回転駆動して、壁際の清掃を確実に行うことができる。
この発明に係る吸込口体および電気掃除機の概略斜視図である。 図1の吸込口体を別の角度から見た斜視図である。 図1、2の吸込口体の前上ケースを取り外した状態の斜視図である。 図2の清掃体支持部材の取付部の要部断面図である。 図4を矢印C1方向から見た説明図である。 図4のC2−C2線に沿う断面図である。 図1、図2の吸込口体の作用を説明するための概略説明図である。 図7のメイン回転清掃体と壁際用回転清掃体の状態を吸込口体の底面側から見た説明図である。 (a)は図7の壁際用回転清掃体が壁に接触した状態の作用説明図、(b)は(a)の壁際用回転清掃体がメイン回転清掃体に接触した状態の作用説明図、(c)は(b)のメイン回転清掃体と壁際用回転清掃体の回転方向を変えた状態の作用説明図である。 図8(b)又は(c)のメイン回転清掃体と壁際用回転清掃体の状態を吸込口体の底面側から見た説明図である。 この発明の電気掃除機の制御回路図である。 この発明の吸込口体の変形例を示す概略作用説明図である。 図10のメイン回転清掃体と壁際用回転清掃体が連動している状態を示す概略作用説明図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1において、1は電気掃除機の掃除機本体、2は掃除機本体1の本体ケース、3は本体ケース2の前部に設けられた集塵室、4は集塵室3内に装着された紙パックフィルタ(集塵フィルタ)、5は本体ケース2の後部内に配設され且つ集塵室3に吸込負圧を作用させる電動送風機である。
この本体ケース2の前端部には、紙パックフィルタ4の図示しない口枠の接続口に連通するホース接続口6が形成されている。このホース接続口6には集塵ホース7の一端部に取り付けた接続筒7aが着脱可能に嵌着されている。しかも、接続筒7aは紙パックフィルタ4の図示しない接続口に接続されている。
また、集塵ホース7の他端部には手元操作パイプ8が取り付けられ、手元操作パイプ8には延長管(延長パイプ)9を介して吸込口体10が接続されている。
尚、図1において、8aは手元操作パイプ8に設けられた操作パネルである。この操作パネル8aには、「弱/中」吸込風量切り替え用のスイッチS1と、「強」吸込風量用のスイッチS2と、「切り」用のスイッチS3等が設けられている。
(吸込口体10)
この吸込口体10は、図1、図2に示したように、左右に延びる吸込口本体10aを有する。この吸込口本体10aは、左右に延びる下ケース11と、下ケース11上に取り付けられた上ケース12を有する。この下ケース11は、図2に示したように、左右方向の両端部に前側に突出する軸受支持部11a、11bを有する。
また、上ケース12は、下ケース11の後側に着脱可能に取り付けられた後上ケース13と、下ケース11の軸受支持部11a、11b間の上部を覆うように軸受支持部11a、11bおよび後上ケース13の前部上に着脱可能に取り付けられた前上ケース(カバー)14を有する。この前上ケース14の下方には、図7、図8に示したように、左右に細長く延びる吸込室15が形成されている。この吸込室15の左右に延びる吸込開口15aは下ケース11の底面(下面)に開口している。しかも後上ケース13の左右方向中央部には、図3に示したように吸込室15に開口する吸込風路16が形成されている。
また、吸込口体10は、図1〜図3に示したように、後上ケース13の左右方向の中央部の後部側に任意の方向に傾動可能に取り付けられた接続パイプ17を有する。この接続パイプ17は、吸込風路16を介して吸込室15に連通していると共に、延長管9に着脱可能に嵌合接続されている。
更に、吸込口体10は、図3に示したように吸込開口15aに沿って吸込室15内に配設されたメイン回転清掃体18を有する。このメイン回転清掃体18は、左右に延びる回転軸18aと、回転軸18aに螺旋帯状に保持された複数本のブラシ毛帯(塵埃掻き上げ部材)18bと、回転軸18aの両端部を回転自在に保持する方形状の軸受18c、18dを有する。
この軸受18c、18dは、軸受支持部11a、11bの上下に延びる係合溝11a1、11b1に上方から挿入係合させて、前上ケース14の両端部で押さえ付けることで、前上ケース14の両端部と軸受支持部11a、11bとの間に保持されている。これにより、回転軸18aは軸線回りに回転するように、軸受18c、18dを介して吸込口本体10aに保持されている。尚、この保持の状態の図示は省略してある。
そして、ブラシ毛帯18bは、メイン回転清掃体18の回転に伴い吸込開口15aから下方に突出して、清掃面(床面)Sの塵埃を掻き上げるようになっている。尚、下ケース11の軸受支持部11a、11bには図3に示したように前輪19、19が取り付けられ、下ケース11の後部には図7に示したように後輪20が取り付けられていて、この前輪19と後輪20は図7に示すように下ケース11を清掃面Sから僅かに浮かせている。
また、吸込口体10は、図3に示したように後上ケース13と下ケース11との間に配設され、下ケース11に取り付けられた駆動モータ(駆動手段)21と、駆動モータ21の回転をメイン回転清掃体18に伝達する動力伝達手段22を有する。この動力伝達手段22は、回転軸18aの軸受18d側の端部近傍に固定されたタイミングプーリ18eと、駆動モータ21の出力軸21aに取り付けられたタイミングプーリ21bと、タイミングプーリ18e、21bに掛け渡されたタイミングベルト23を有する。
更に、前上ケース14の左右両端部上には、図1、図2、図7に示したように、前斜め上方に傾斜して、前端部が前上ケース14の前縁より前側に突出する支持板(支持部材)24、24が一体に設けられている。また、前上ケース14の前側には清掃体支持部材25が配設されている。
清掃体支持部材25は、壁際用回転清掃体29を回転自在に軸支するとともに、吸込口本体10aの前側に突出させてメイン回転清掃体18および清掃面Sに対して進退動可能に保持するリンク機構である。具体的には、清掃体支持部材25は、左右に延びる前板部25aと、前板部25aの両端部に一体に設けられ且つ支持板24、24の外側(支持板24、24の対向面側とは反対側)に配設された側板部25b、25bを有する。この側板部25b、25bは上下に延びており、この側板部25b、25bの上端部は左右に延びる回動軸26を中心に回動可能に支持板24、24に取り付けられている。
また、この支持板24、24の対向面24aには図4〜図6に示したように鈎状のバネ受け27が形成され、このバネ受け27と前板部25aとの間には図4、図5に示したように回動軸26に捲回したネジリコイルバネ(回動付勢手段)28が介装されている。このネジリコイルバネ28は、通常の状態では、側板部25bが図7に示したように前斜め下方に向けて傾斜するように、清掃体支持部材25を回動軸26を中心に上方に回動してメイン回転清掃体18および清掃面Sから離間するようにバネ付勢している。尚、清掃体支持部材25、回動軸26およびネジリコイルバネ28等は支持構造(接触手段)Bを構成している。
更に、側板部25b、25bの下端部間には、図2に示したように左右に延びる壁際用回転清掃体29が配設されている。この壁際用回転清掃体29は、図7A、図8Aに示したように、両端部が側板部25b、25bの下端部に回転自在に保持された回転軸29aと、回転軸29aに螺旋帯状に取り付けられた複数のブラシ毛帯(塵埃掻き上げ部材)29bを有する。
この壁際用回転清掃体29は、図7に示したように、通常、清掃面Sから上方に浮いている(離反している)と共に、メイン回転清掃体18から前側に離反している。
また、支持板24には、図7に示したように、壁際検出用のセンサ(壁際検出手段)であるマイクロスイッチ30が取り付けられている。
しかも、壁際用回転清掃体29は、図7のようにメイン回転清掃体18から離反している状態から、図8(a)のように壁31に当たった後に図8(b)のようにメイン回転清掃体18に接触する位置まで後方に移動させられたときに、側板部25bをネジリコイルバネ28のバネ力に抗して回動軸26を中心に後方に回動させて、側板部25bでマイクロスイッチ30をONさせるようになっている。そして、このマイクロスイッチ30からのON信号(壁検出信号)は図9の演算制御回路(制御手段)32に入力されるようになっている。尚、操作パネル8aからの操作信号も演算制御回路32に入力されるようになっている。また、この演算制御回路32は、電動送風機5および駆動モータ21を回転制御するようになっている。
[作用]
次に、このような構成の電気掃除機の作用を説明する。
(1)通常の清掃面Sの清掃
手元操作パイプ8に設けた「弱/中」吸込風量切り替え用のスイッチS1又は「強」吸込風量用のスイッチS2をオン操作すると、演算制御回路32が電動送風機5を作動させ、電動送風機5の吸込負圧を集塵室3に作用させる。
この集塵室3に作用する吸込負圧は、図1の状態で紙パックフィルタ4、集塵ホース7、手元操作パイプ8、延長管9、接続パイプ17を介して吸込口本体10aの吸込室15に作用する。
一方、壁際用回転清掃体29が図7、図8の壁31に当たっていない状態では、図4〜図6のネジリコイルバネ28のバネ力により清掃体支持部材25の側板部25bが図7、図7Aに示したように前斜め下方に向いて傾斜していて、側板部25bの下端部に保持させた壁際用回転清掃体29が清掃面Sから浮いている(離間している)と共に、壁際用回転清掃体29がメイン回転清掃体18から前側に離間している。
この状態では、演算制御回路32は、スイッチS1、S2のON操作により駆動モータ21を作動制御して、駆動モータ21の回転を動力伝達手段22のタイミングプーリ21b、18eおよびタイミングベルト23を介してメイン回転清掃体18に伝達させ、メイン回転清掃体18を図7の矢印A1で示したように反時計回り方向(吸込口体10に前進方向への回転力を与える回転方向)に回転させる。
これにより、メイン回転清掃体18は、回転しながらブラシ毛帯18bの一部を吸込開口15aから下方に突出して、ブラシ毛帯18bにより清掃面Sの塵埃を後方に掻き上げさせる。
そして、吸込室15に作用する吸込負圧は、清掃面Sの塵埃の一部を直接エア(空気)と共に吸込室15内に吸い込む一方、メイン回転清掃体18で掻き上げられた清掃面Sの塵埃をエア(空気)と共に吸込室15内に吸い込むことになる。
さらに、吸込室15内に吸い込まれた塵埃を含むエアは、接続パイプ17延長管9、手元操作パイプ8および集塵ホース7を介して紙パックフィルタ4内に吸い込まれて、紙パックフィルタ4を透過する。
この際、エアと共に吸い込まれる塵埃が紙パックフィルタ4に捕捉され、紙パックフィルタ4を透過するエアが清浄される。この清浄されたエアは、電動送風機5に吸い込まれて内部を冷却した後、最終的に外部に排気される。
従って、吸込口体10の吸込口本体10aを清掃面Sに沿って前進移動させることにより、通常の状態での清掃を行うことができる。
(2)壁際の清掃
このような清掃作業に伴い、吸込口体10を壁31側に移動させると、壁際用回転清掃体29が先ず図8(a)のように壁31に当たる。この状態から吸込口体10を更に壁31側に移動させると、壁際用回転清掃体29および側板部25bが図4〜図6のネジリコイルバネ28のバネ力に抗して回動軸26を中心に後方に一体に回動させられる。
そして、この回動に伴い壁際用回転清掃体29は、図8(b)、図8Aのようにメイン回転清掃体18に接触させられて、メイン回転清掃体18の回転力により矢印A2で示したようにメイン回転清掃体18とは反対方向(時計回り方向)に回転させられると共に、壁際用回転清掃体29が清掃面Sに接触させられて、清掃面Sの壁31付近(壁際付近)の塵埃を掻き上げる。
尚、図8(b)では壁際用回転清掃体29のブラシ毛帯29aが清掃面Sの壁31に接する境目である壁際の部分に達していない状態で図示しているが、実際には更に吸込口体10を僅かに壁31側に移動させることで、ブラシ毛帯29aが撓んで清掃面Sの壁際の部分全体に接することができる。
従って、壁際用回転清掃体29のブラシ毛帯29aは清掃面Sの壁際全体の塵埃を掻き上げることができる。尚、図8(b)の状態では、清掃面Sの壁際の部分の塵埃が壁際用回転清掃体29のブラシ毛帯29aにより壁31側に掻き上げられ、この掻き上げられた塵埃は壁際用回転清掃体29の上部側からメイン回転清掃体18側に移動させられる。しかも、この移動させられた塵埃は、メイン回転清掃体18により再度掻き上げられて吸込室15内に吸い込まれることになる。
また、図8(b)のようにメイン回転清掃体18に接触させられた位置では、側板部25bがマイクロスイッチ30をONさせられて、マイクロスイッチ30のON信号(壁検出信号)が演算制御回路32に入力されている。従って、壁31を検出したときには、演算制御回路32により駆動モータ21の回転を遅くして、回転清掃体18、29の回転を遅くすることもできる。
(変形例1)
ところで、上述のように壁際用回転清掃体29で掻き上げられた塵埃が吸込室15に吸い込まれるまでの経路が長くなるので、この経路を短くするには壁際用回転清掃体29を図8(b)とは反対方向に回転させるとよい。
この場合、演算制御回路32は、マイクロスイッチ30がONして壁31を検出したときに、このON信号を受けて駆動モータ21を逆転させるようにする。これにより、メイン回転清掃体18の回転が図8(c)の矢印A3で示したように時計回り方向に回転させられると共に、壁際用回転清掃体29がメイン回転清掃体18の回転力により矢印A4で示したように反時計回り方向に回転させられる。
これに伴い、清掃面Sの壁際の塵埃は壁際用回転清掃体29によりメイン回転清掃体18側に掻き上げられる一方、メイン回転清掃体18は清掃面Sの塵埃を壁際用回転清掃体29側に掻き上げるので、この掻き上げられた塵埃は回転清掃体18、29により上方に移動させられて、メイン回転清掃体18と前上ケース14との隙間から吸込室15内に吸い込まれることになる。尚、メイン回転清掃体18の複数のブラシ毛帯18b間には吸込室15の負圧による吸込室15への流れが生じているので、掻き上げられた塵埃はこの流れに沿って吸込室15に吸い込まれる。
この結果、壁際用回転清掃体29により掻き上げられる塵埃が吸込室15に吸い込まれる経路が短くなる。
(変形例2)
また、上述した吸込口体10の構成に加えて、図10に示したように、メイン回転清掃体18に接触するアイドルブラシ33(メイン回転清掃体18よりも十分に小径のブラシ)を設けた構成としても良い。この場合、アイドルブラシ33は、メイン回転清掃体18と平行に設けると共に、両端部を図3の下ケース11の軸受支持部11a、11bに回転自在に保持させる。
この構成においても、図10のように壁際用回転清掃体29が壁31に接触していない状態では、壁際用回転清掃体29が図4〜図6のネジリコイルバネ28のバネ力(付勢力)によりアイドルブラシ33から前側に離間させられていると共に清掃面Sから上方に浮いた状態となっている。
この状態で演算制御回路32は、スイッチS1、S2のON操作により駆動モータ21を作動制御して、駆動モータ21の回転を動力伝達手段22のタイミングプーリ21b、18eおよびタイミングベルト23を介してメイン回転清掃体18に伝達させ、メイン回転清掃体18を図7の矢印A1で示したように反時計回り方向(吸込口体10に前進方向への回転力を与える回転方向)に回転させ、メイン回転清掃体18のみにより清掃面Sの塵埃が掻き上げる。
この際、アイドルブラシ33は、メイン回転清掃体18の回転力により、メイン回転清掃体18の回転方向とは反対方向に回転させられる。
一方、スイッチS1、S2のON操作により電動送風機5が駆動されて、電動送風機5による吸込負圧が吸込口体10の吸込室15に作用しているので、清掃面Sの塵埃に一部およびメイン回転清掃体18により掻き上げられた塵埃が、空気と共に吸込室15に吸い込まれて、紙パックフィルタ4に捕捉される。
従って、吸込口体10を清掃面S上で移動操作することにより、清掃面Sの塵埃がメイン回転清掃体18により掻き上げられて吸込室15に吸い込まれ、上述したように紙パックフィルタ4に捕捉される。
そして、吸込口体10を壁31側に前進移動させると、先ず図8(a)のように壁際用回転清掃体29が壁31に接触させられる。この位置から吸込口体10を図11のように更に壁31側に移動させると、壁際用回転清掃体29が壁31に相対的に押される状態となって、壁際用回転清掃体29およびこれを支持する側板部25bがネジリコイルバネ28のバネ力(付勢力)に抗してアイドルブラシ33側に移動させられ、壁際用回転清掃体29がアイドルブラシ33に接触すると共に、壁際用回転清掃体29が清掃面Sに接触した状態となる。
これにより、壁際用回転清掃体29にはアイドルブラシ33を介してメイン回転清掃体18の回転が伝達されるので、壁際用回転清掃体29はメイン回転清掃体18と同方向に回転させられて、壁際用回転清掃体29のブラシ毛帯29bが壁際の塵埃をメイン回転清掃体18側に掻き上げる。そして、この掻き上げられた塵埃は、清掃面S上に落下して最終的にメイン回転清掃体18により掻き上げられて吸込室15内に吸い込まれ、上述したように紙パックフィルタ4に捕捉される。
以上説明したように、この発明の実施の形態の吸込口体10は、左右に延びる吸込室15を有し且つ前記吸込室15の吸込開口15aが底面に開口する吸込口本体10aと、前記吸込開口10aに沿って配設され且つ前記吸込口本体10aに回転駆動可能に保持されたメイン回転清掃体18を備えている。しかも、吸込口体10は、前記メイン回転清掃体18と平行に且つ前記吸込口本体10aから前側に突出した状態で前記吸込口本体10aに回転自在に保持された壁際用回転清掃体29と、前記壁際用回転清掃体29を少なくとも壁際で回転駆動させる駆動手段(駆動モータ21)を備えている。
このような構成によれば、吸込口本体10aが壁際まで移動したときに、壁際用回転清掃体29を回転駆動して、清掃面Sの壁際の部分の塵埃を壁際用回転清掃体29により掻き上げて、吸込室15に吸い込ませることができるので、壁際の清掃を確実に行うことができる。
また、この発明の実施の形態の吸込口体10は、左右に延びる吸込室15を有し且つ前記吸込室15の吸込開口15aが底面に開口する吸込口本体10aと、前記吸込開口10aに沿って配設され且つ前記吸込口本体10aに回転自在に保持されたメイン回転清掃体18と、前記メイン回転清掃体18を回転駆動する駆動手段(駆動モータ21)を備えている。しかも、吸込口体10は、前記吸込口本体10aから前側に突出した状態で前記吸込口本体10aに回転自在に保持された壁際用回転清掃体29を備えていると共に、前記壁際用回転清掃体29は前記メイン回転清掃体18に連動可能に設けられている。
このような発明によれば、吸込口本体10aが壁際まで移動したときに、メイン回転清掃体18に連動して壁際用回転清掃体29を回転駆動して、清掃面Sの壁際の部分の塵埃を壁際用回転清掃体29により掻き上げて、吸込室15に吸い込ませることができるので、メイン回転清掃体18の駆動手段とは別の駆動手段を設けることなく、壁際用回転清掃体29を壁際で回転駆動して、壁際の清掃を確実に行うことができる。更に、この壁際用回転清掃体29は前記メイン回転清掃体18と平行に保持されている。
また、この発明の実施の形態の吸込口体10において、前記壁際用回転清掃体29が壁際まで前進移動したときに、前記壁際を感知して前記壁際用回転清掃体29を少なくとも清掃面Sに接触させる接触手段(清掃体支持部材25、回動軸26およびネジリコイルバネ28等からなる支持構造B)を有する。
この構成によれば、壁際用回転清掃体29は壁際でのみ清掃面Sに接触するので、メイン回転清掃体18による通常の清掃面Sの清掃時に壁際用回転清掃体29が負荷とならないので、駆動手段(駆動モータ21)への負荷を小さくして消費電力を押さえることができる。
更に、この発明の実施の形態の吸込口体10において、前記壁際用回転清掃体29は前進方向に回転駆動させられるようになっている。この構成によれば、壁際用回転清掃体29は、壁際の塵埃をメイン回転清掃体18側に掻き上げて、この塵埃をメイン回転清掃体18により再度掻き上げて、吸込室15に吸い込ませることができる。
更に、この発明の実施の形態の吸込口体10において、前記メイン回転清掃体18が前進方向に回転駆動させられる際に、前記壁際用回転清掃体29を前進方向に回転駆動するように前記メイン回転清掃体18に連動させる動力伝達手段22を有する。
この構成によれば、メイン回転清掃体18が前進方向に回転して、吸込口体10を壁31側に前進させようとしている状態で、壁際用回転清掃体29を前進方向に回転駆動させて、壁際用回転清掃体29にも吸込口体10を壁31側へ移動させる移動力を作用させることで、壁際用回転清掃体29が壁際で清掃面Sに接触した後は、吸込口体10を壁31側に押さなくても、壁際の塵埃をより確実に壁際用回転清掃体29でメイン回転清掃体18側に掻き上げ、この掻き上げた塵埃を再度メイン回転清掃体18により掻き上げて吸込室15に吸い込ませることができる。
また、この発明の実施の形態の吸込口体10において、前記壁際用回転清掃体29は、前記メイン回転清掃体18と直接接触して、前記メイン回転清掃体18の回転により回転駆動されるようになっている。
この構成によれば、簡単な構成で壁際用回転清掃体29を回転駆動させることができる。
更に、この発明の実施の形態の吸込口体において、前記壁際用回転清掃体29は、前記メイン回転清掃体18に対して進退動可能に、且つ前記吸込口本体10aの前進時に壁31に接触して前記壁31からの反作用により前記メイン回転清掃体18側に移動させられたときに、前記メイン回転清掃体18に接触可能に前記吸込口本体10aに取り付けられていると共に、前記吸込口本体10aの前進時に前記壁31を検出して前記メイン回転清掃体18を逆転させ前記壁際用回転清掃体29を前進方向に回転させるセンサ(マイクロスイッチ30)が設けられている。
この構成によれば、壁際においてメイン回転清掃体18および前記壁際用回転清掃体29は、清掃面Sの塵埃をメイン回転清掃体18と前記壁際用回転清掃体29との間に塵埃を掻き上げ、掻き上げた塵埃を吸込室15に吸い込むことができるので、掻き上げた塵埃が舞い上がるようなことはない。
また、この発明の実施の形態の吸込口体10において、前記壁際用回転清掃体29は、清掃面Sに対して進退動可能に前記吸込口本体10aに取り付けられ、且つ付勢手段(ネジリコイルバネ28)で前記清掃面Sから浮く方向に付勢されていると共に、前記吸込口本体10aの前進時に壁31に接触して前記壁31からの反作用により前記付勢手段(ネジリコイルバネ28)による付勢力に抗して前記清掃面S側に移動させられたときに、前記清掃面Sに接触するように設けられている。
この構成によれば、簡単な構成で壁際用回転清掃体29を壁際でのみ清掃面Sに接触させることができる。
このような吸込口体10を備える電気掃除機は、上述した吸込口体10の効果を有する。
10…吸込口体
10a…吸込口本体
15…吸込室
15a…吸込開口
18…メイン回転清掃体
21…駆動モータ(駆動手段)
22…動力伝達手段
28…ネジリコイルバネ(付勢手段)
29…壁際用回転清掃体
30…マイクロスイッチ(センサ)
S…清掃面
B…指示構造(接触手段)

Claims (7)

  1. 左右に延びる吸込室を有し且つ前記吸込室の吸込開口が底面に開口する吸込口本体と、
    前記吸込開口に沿って配設され且つ前記吸込口本体に回転自在に保持されたメイン回転清掃体と、
    前記メイン回転清掃体を回転駆動する駆動手段と、
    前記吸込口本体から前側に突出した状態で前記吸込口本体に回転自在に保持された壁際用回転清掃体と、を備え、
    前記壁際用回転清掃体は、前記メイン回転清掃体に対して進退動可能に、且つ前記吸込口本体の前進時に壁に接触して前記壁からの反作用により前記メイン回転清掃体側に移動させられたときに、前記メイン回転清掃体に接触して連動するよう設けられたことを特徴とする吸込口体。
  2. 前記壁際用回転清掃体は、前記メイン回転清掃体と平行に保持されていることを特徴とする請求項1に記載の吸込口体。
  3. 前記壁際用回転清掃体が壁際まで前進移動したときに、前記壁際を感知して前記壁際用回転清掃体を少なくとも清掃面に接触させる接触手段を有し、
    前記接触手段は、
    前記壁際用回転清掃体を軸支するとともに前記吸込口本体の前側に突出させて前記メイン回転清掃体に対して進退動可能に保持する清掃体支持部材と、
    前記壁際用回転清掃体をメイン回転清掃体から離間するよう、かつ前記壁からの反作用により前記メイン回転清掃体側に移動するよう付勢するバネと、を有することを特徴とする請求項2に記載の吸込口体。
  4. 前記壁際用回転清掃体は前進方向に回転駆動させられることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の吸込口体。
  5. 前記メイン回転清掃体が前進方向に回転駆動させられる際に、前記壁際用回転清掃体を前進方向に回転駆動するように前記メイン回転清掃体に連動させる動力伝達手段を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の吸込口体。
  6. 前記吸込口本体の前進時に前記壁を検出して前記メイン回転清掃体を逆転させ前記壁際用回転清掃体を前進方向に回転させるセンサが設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の吸込口体。
  7. 請求項1から6のいずれか一つに記載の吸込口体を備えることを特徴とする電気掃除機。
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