JP5054069B2 - おにぎり包装機における気体充填装置 - Google Patents
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Description
帯状のフィルムの長手方向に沿う両フィルム端縁部を側方で合掌状に重合して筒状に成形し、得られた筒状のフィルムの重合端縁部を縦シール手段で縦シールし、筒状のフィルム中に供給されたおにぎりの前後位置で横シールする包装機において、
前記帯状のフィルムは、長手方向に連続する2枚の帯フィルムに所定間隔毎にシート状の海苔を挟み、その海苔の周囲が部分シールされて海苔の収容部が形成され、前記各フィルム端縁部より前記海苔の収容部に向けた内方位置に形成された部分シール部により2枚の帯フィルムが重合し、
前記縦シール手段での縦シール位置よりフィルム搬送方向上流側の前記帯状のフィルムにおける各フィルム端縁部の重合区間において、該フィルム端縁部から前記2枚の帯フィルム間の内方に挿入した前記海苔の収容部に気体を充填する気体充填ノズルを備え、
該気体充填ノズルの配設位置の下流で前記筒状のフィルムの重合端縁部で重なる夫々の帯フィルムの対向面を前記縦シール手段で縦シールして密封するよう構成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、帯状のフィルムの両フィルム端縁部が一側方で重合する位置において、上側で重合する2枚の帯フィルムの間から気体を充填するので、おにぎりが載置されて塞がれていない上部空間を介して海苔の収容部内に気体充填ができ、短時間で比較的少ない使用量による気体充填を達成できる。
請求項3に係る発明によれば、2枚の帯フィルムが重合する位置において上下のフィルム端縁部の夫々から気体を充填することで、フィルム搬送時においておにぎりの下面側に位置する海苔の収容部に対しても充填気体が回り込むようにすることができ、その充填効率を高めることができる。
請求項4に係る発明によれば、帯状のフィルムの両フィルム端縁部が送りローラとシールローラとにより挟持されて張った状態で搬送される2枚の帯フィルム間に気体充填ノズルを挿入することで、充填した気体がノズル挿入位置の周囲から外部に漏れ出てしまうことを抑制し得る。また、一対のシールローラで重合端縁部が加熱溶着によって封止されるので、充填した気体の筒状のフィルムの側方へ漏れることがない。
請求項5に係る発明によれば、おにぎりが収容される収容部に気体を充填して得られた包装体の外圧からの保護効果を更に高めることができる。
請求項6に係る発明によれば、例えばフィルム搬送方向の上流側から筒状のフィルム内を下流側に向けて延在する充填管路を有する気体充填ノズルを設けたものの如く、筒状のフィルム中に供給されたおにぎりが接触して位置ずれしたり、おにぎりが損傷してしまうことがなく、また充填管路を筒状のフィルム内に配置するためにおにぎりの外周縁から筒状のフィルムの内周縁までの空所を設ける必要がないので、おにぎりのサイズに対してだぶついた包装体となるようなことがない。
請求項7に係る発明によれば、気体充填ノズルを複数配置した場合でもフィルムの搬送を阻害することがなく良好に行ない得る。
請求項8に係る発明によれば、気体として不活性ガスを用いることで、得られる包装体に関して雑菌やカビ等の発生の防止、酸化および変退色防止効果が高まり、製造から消費期限までの期間を延長でき、それによっておにぎりの製造拠点から販売地区までの流通区域を拡大することが可能となる。
請求項9に係る発明によれば、不活性ガスの必要とされる充填量に対するノズルからの供給量を必要最小限にして、ガス消費量を抑制することができる。
次に、前述した実施例に係る気体充填装置の作用について説明する。2枚の連続する帯フィルム28,30に所定間隔毎に海苔14を挟み、その海苔14の周囲を部分シールした帯状のフィルムFを用いて、該帯状のフィルムFをフィルム供給源から引出して製袋手段16により略横U字状に成形すると共に、その帯状のフィルムFの長手方向に沿う両フィルム端縁部42a,42bを側方で合掌状に重合して筒状に成形する。前記供給コンベヤ12に所定間隔毎に載置されて連続的に搬送されるおにぎり10は、製袋手段16を経て成形された筒状のフィルムF中の海苔14の収容位置に合致するよう順次送り込まれる。
本発明は実施例の構成に限定されず、以下のようにも変更可能である。
(1) 3つ以上の気体充填ノズル48,50,52を配設する場合の配置は、上流側から下流側に向けて順に下位となる階段状に配置してもよく、この場合は、筒状のフィルムFにおける上側のフィルム端縁部42aに挿入配置する気体充填ノズル52を最上流側に位置させ、下側のフィルム端縁部42bに挿入配置する気体充填ノズル48を最下流側に位置させる。
(2) 海苔14の収容部22に不活性ガスを充填する気体充填ノズルは、おにぎり10の上側または下側のフィルム端縁部42a,42bの何れか一方の2枚の帯フィルム28,30間に挿入される1つの気体充填ノズルを用いる構成を採用できる。但し、1つの気体充填ノズルを用いる場合は、おにぎり10の上側のフィルム端縁部42aにおける2枚の帯フィルム28,30間に気体充填ノズルを挿入配置することが好ましい。この構成によれば、上側のフィルム端縁部42aにおける2枚の帯フィルム28,30間に挿入配置した気体充填ノズルから噴出される不活性ガスは、2枚重ねの帯フィルム28,30における筒状のフィルムFの上部空間から側方空間を経ておにぎり10が載置されていない筒状のフィルムFの下方位置を通り、下方の海苔14の収容部全体に至るように不活性ガスを送り込むことができる。
(3) 気体充填ノズル50によるおにぎり10が収容される収容部24への不活性ガスの充填は、筒状のフィルムFの給送方向上流側開口から下流側に向けておにぎり10に干渉しない経路を延在するよう気体充填ノズルを配置し、横シール手段20による横シール位置の所定上流位置に設けた噴出孔から行なう構成を採用し得る。
(4) 気体充填ノズル48,50,52の配設位置は、送りローラ36,36とシールローラ40,40との間に限らず、帯状のフィルムFにおける少なくとも上下のフィルム端縁部42a,42bにおける内外2枚の帯フィルム28,30が密着した状態で搬送される重合区間であれば、例えば送りローラ36,36より上流側等、その他の位置であってもよい。
(5) 実施例では、海苔14およびおにぎり10の収容部22,24が到来するタイミングに合わせて気体充填ノズル48,50,52から不活性ガスを噴出するようにしたが、気体は、窒素等からなる不活性ガスに代えて、空気その他、食品に無害なその他の気体を噴出するものであってもよく、連続して気体を噴出するよう設定されていてもよい。例えば、気体を乾燥空気とすることで、特に海苔の湿気を助長するようなことがなく、空気の充填によって前記した包装体68を得ることができる。また、海苔用の気体充填ノズル48,52と、おにぎり用の気体充填ノズル50とを異なる気体の供給源に接続することで、海苔14の収容部22およびおにぎり10の収容部24に充填する気体を異ならせる構成を採用し得る。
(6) 帯状のフィルムFを構成する帯フィルム28,30を重合する部分シール部32a,32bについては、熱溶着以外の、例えば接着剤によるシールが施されているものであってもよい。
22 海苔の収容部,24 おにぎりの収容部,28 外側の帯フィルム
30 内側の帯フィルム,32a 横部分シール部(部分シール部)
32b 縦部分シール部(部分シール部),36 送りローラ,40 シールローラ
48 気体充填ノズル(海苔用の第1の気体充填ノズル)
50 気体充填ノズル(おにぎり用の気体充填手段)
52 気体充填ノズル(海苔用の第2の気体充填ノズル)
F フィルム
Claims (9)
- 帯状のフィルム(F)の長手方向に沿う両フィルム端縁部(42a,42b)を側方で合掌状に重合して筒状に成形し、得られた筒状のフィルム(F)の重合端縁部(15)を縦シール手段(18)で縦シールし、筒状のフィルム(F)中に供給されたおにぎり(10)の前後位置で横シールする包装機において、
前記帯状のフィルム(F)は、長手方向に連続する2枚の帯フィルム(28,30)に所定間隔毎にシート状の海苔(14)を挟み、その海苔(14)の周囲が部分シールされて海苔(14)の収容部(22)が形成され、前記各フィルム端縁部(42a,42b)より前記海苔(14)の収容部(22)に向けた内方位置に形成された部分シール部(32a,32b)により2枚の帯フィルム(28,30)が重合し、
前記縦シール手段(18)での縦シール位置よりフィルム搬送方向上流側の前記帯状のフィルム(F)における各フィルム端縁部(42a,42b)の重合区間において、該フィルム端縁部(42a,42b)から前記2枚の帯フィルム(28,30)間の内方に挿入した前記海苔(14)の収容部(22)に気体を充填する気体充填ノズル(52)を備え、
該気体充填ノズル(52)の配設位置の下流で前記筒状のフィルム(F)の重合端縁部(15)で重なる夫々の帯フィルム(28,30)の対向面を前記縦シール手段(18)で縦シールして密封するよう構成した
ことを特徴とするおにぎり包装機における気体充填装置。 - 前記気体充填ノズル(52)を、前記帯状のフィルム(F)のフィルム端縁部(42a,42b)が重合する位置において上側で重合した2枚の帯フィルム(28,30)間に挿入するよう配設した請求項1記載のおにぎり包装機における気体充填装置。
- 前記帯状のフィルム(F)のフィルム端縁部(42a,42b)が重合する位置において下側で重合した2枚の帯フィルム(28,30)間に挿入され、前記海苔(14)の収容部(22)に気体を充填する第2の気体充填ノズル(48)を配設した請求項2記載のおにぎり包装機における気体充填装置。
- 前記縦シール手段(18)は、前記帯状のフィルム(F)の両フィルム端縁部(42a,42b)を挟持して重合状態で搬送する一対の送りローラ(36,36)と、該送りローラ(36,36)の下流側に配設され、前記筒状のフィルム(F)の重合端縁部(15)を挟持して各フィルムの対向面を加熱溶着する一対のシールローラ(40,40)とを備え、前記気体充填ノズル(48,52)は、この送りローラ(36,36)とシールローラ(40,40)との間で前記2枚の帯フィルム(28,30)間に挿入するよう構成した請求項1〜3の何れか一項に記載のおにぎり包装機における気体充填装置。
- 前記筒状のフィルム(F)中に供給したおにぎり(10)の収容部(24)に気体を充填する気体充填手段(50)を備えた請求項1〜4の何れか一項に記載のおにぎり包装機における気体充填装置。
- 前記おにぎり(10)の収容部(24)に気体を充填する気体充填手段(50)は、前記2枚の帯フィルム(28,30)間に挿入される気体充填ノズル(48,52)の上流または下流に近接する位置で前記帯状のフィルム(F)のフィルム端縁部(42a,42b)の外側から挿入されて前記おにぎり(10)の収容部(24)に気体を充填する気体充填ノズルから構成した請求項5記載のおにぎり包装機における気体充填装置。
- 前記海苔(14)とおにぎり(10)の各収容部(22,24)に気体を充填する複数の気体充填ノズル(48,50,52)を、フィルム搬送方向に沿う上流側から下流側に向けて順に高低差を設けて配設した請求項6記載のおにぎり包装機における気体充填装置。
- 前記気体は不活性ガスである請求項1〜7の何れか一項に記載のおにぎり包装機における気体充填装置。
- 前記気体充填ノズル(48,52)は、前記2枚の帯フィルム(28,30)間に所定間隔毎に収容された海苔(14)が到来するタイミングに合わせて、不活性ガスを海苔(14)または海苔(14)とおにぎり(10)の収容部(22,24)に充填するよう設定した請求項8記載のおにぎり包装機における気体充填装置。
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