JP7029330B2 - 包装装置及び包装構造 - Google Patents

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Description

本発明は、物品の包装に関し、特に物品が載置された台紙ごと包装フィルムを巻き付けて包装された包装体及び包装装置に関する。
従来から、様々な物品が色々な形で梱包されて、輸送され或いは保管されている。例えば、工業製品やその部品等が製造され、それらが他の工場や物流センター、商店、或いは消費者の自宅などへ運ばれる際に、いわゆるダンボール箱に梱包して搬送されることが多い。これら製品等の梱包に関しては、被包装物が破損しないように十分な対策が必要とされる。
これに関しては、被包装物を入れても十分に余裕のある大きさの箱を用意すると共に、当該箱内に発泡部材やエア緩衝材などの緩衝材を入れ、これを被包装物の周囲に詰めて空間部を埋めることによって被包装物を箱内の中心位置に保持させるという梱包方法が広く用いられてきた。このような梱包方法よれば、被包装物を収容した箱を揺すっても、あるいは落としたとしても被包装物は箱内の所定位置に保持され、また前記緩衝材がクッションの役割を果たすことによって、被包装物は破損することがない。
ところが、上記のような梱包手段においては、梱包資材の使用量が多いため問題である。このような問題に対し、例えば特許文献1には、物品を包装台紙の上に載置し、包装台紙及び物品に合成樹脂製のフィルムを巻き付けて、物品を包装(ラッピング)する包装構造が開示されている。また本出願人においても、様々な物品を被包装物として梱包する梱包方法及び当該方法により梱包された梱包体に関して開示している。
特許第3306405号公報 特開2014-156279号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている従来の包装構造においては、搬送時の振動や衝撃等により包装台紙に対しフィルムがずれる可能性がある。このような場合には、フィルムにより覆われなくなった物品の所定部分がフィルムによる衝撃緩和の効果を得られなくなり、物品の所定部分の表面に損傷等が生じるという問題がある。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑み、搬送時の物品の損傷を抑えられるようにしっかりと包装する包装装置及び搬送時の物品の損傷を抑えられるようにしっかりと包装された包装構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわち本発明に係る包装装置は、上フィルム巻体から繰出された上フィルムと下フィルム巻体から繰出された下フィルムとを第一接続部を介して接続した包装材を上下方向に配置する第一工程と、被包装物を載置した台紙を搬送経路に沿って上流から前記包装材と交差する下流側に誘導する第二工程と、前記第一接続部を下流側に配置して前記台紙及び被包装物に前記包装材を周回させる第三工程と、前記上フィルム及び下フィルムを周回方向へ展張し、かつ、前記下フィルムを相対的に強く展張して該下フィルムが幅方向に狭くなるようにするとともに、前記第一接続部と異なる上流側で前記上フィルム及び下フィルムを接続して第二接続部を形成して前記包装材により前記台紙及び被包装物を包装する第四工程とを含むことを特徴とするものである。
本発明に係る包装装置において、前記第一接続部又は第二接続部の少なくとも一方は台紙の下方に配置されるようにしてもよい。
また、本発明に係る包装構造は、上フィルムと下フィルムとを第一接続部及び第一接続部とは異なる第二接続部で接続した環状の包装材で台紙に載置された被包装物を台紙ごと周回して包装した包装構造であって、前記上フィルムは、少なくとも一部が前記台紙より上方に配置され、前記下フィルムは、少なくとも一部が前記台紙より下方に配置され、前記上フィルムの周回方向の長さは、前記下フィルムの周回方向の長さよりも長くなされ、前記第一接続部及び第二接続部は、周回方向と交差する幅方向に連続して形成され、前記下フィルム周回方向に引っ張ることにより相対的に幅方向が縮んだ状態、又は前記下フィルムを周回方向に引っ張ることによって該下フィルムが幅方向に物理的に寄せられて上下方向に凹凸が生じて波打った状態、で前記上フィルムと接続して前記第二接続部を形成していることを特徴とするものである。
本発明に係る包装装置によれば、搬送時の物品の損傷を抑えることが可能となるように被包装物を台紙ごとしっかりと包装することができる。
本発明に係る包装装置において、前記第一接続部又は第二接続部の少なくとも一方は台紙の下方に配置されるようにすれば、平面視において、第一接続部又は第二接続部が見えなくなるので、外観上優れたものとなり好ましい。
また、本発明に係る包装構造によれば、搬送時の物品の損傷を抑えることが可能となるように被包装物を台紙ごとしっかりと包装することができる。
本発明に係る包装構造の実施の一形態を示す説明図である。 本発明に係る包装構造の実施の一形態を示す他の説明図である。 本発明に係る包装装置の実施の一形態を示す説明図である。 本発明に係る包装装置構造の実施の一形態を示す他の説明図である。 本発明に係る包装装置の実施の一形態における包装の過程を示す要部説明図である。 本発明に係る包装装置の実施の一形態における包装の過程を示す他の要部説明図である。 本発明に係る包装装置の実施の一形態における包装の過程を示す他の要部説明図である。 本発明に係る包装装置の実施の一形態における包装の過程を示す他の要部説明図である。 本発明に係る包装装置の実施の一形態における包装の過程を示す他の要部説明図である。 本発明に係る包装装置の実施の一形態における包装の過程を示す他の要部説明図である。 本発明に係る包装装置の実施の一形態における包装の過程を示す他の要部説明図である。 本発明に係る包装装置の実施の一形態における包装の過程を示す他の要部説明図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。
本発明の実施形態に係る包装構造について、図1~図12を用いて説明する。
図1,図2は本実施形態に係る包装構造Pの斜視図、図3,図4は本発明に係る包装構造を有する包装された被包装物の説明図である。
包装構造Pは、台紙10上に載置した被包装物Mを包装材20で覆ったものであって、包装材20は上フィルム30と、上フィルム30とは別の下フィルム(図示せず)とがその両端部で接合されて環状に形成されており、この環状の包装材20内に台紙10と被包装物Mとが位置しているものである。この包装構造Pによって包装された被包装物Mを箱Bに収納して梱包体となされている。
本実施形態における、台紙10と箱とは、いずれもいわゆる段ボール紙によって形成されている。また、包装材20を構成する上フィルム30と下フィルム(図示せず)とはいわゆるストレッチフィルムであって、後述する包装装置50によって接続され、台紙10及び被包装物Mを巻回するようにしている。本形態に係る包装装置50による包装方法については後で詳述するが、概要のみ説明すると、図3~図4に示すように、供給コンベア51によって台紙10及び被包装物Mが、搬出コンベア52へと搬送されるようになされており、その間、包装装置50によって、上フィルム30と下フィルム40とが接続されて上下方向に配置された包装材20が台紙10に載置された被包装物Mが台紙10ごと包み込むように巻き付けられるようになされている。
台紙10は、本実施形態においては上述のとおりダンボール紙によって形成され、図1及び図2に示すように、ベース部11と、ベース部11の左右に一体的に形成される2つの折曲片12とを備えた平面視矩形状のものである。すなわち、台紙10は、箱B内で動かないように固定されるために、ベース部11は、包装装置50で包装する際、その流れ方向の寸法は、箱Bの内部の二対の側壁面間の一方に収まるようになされ、流れ方向と交差する方向の寸法は、箱Bの内部の他方に側壁間の寸法より長くし、その余剰の長い箇所を被包装物Mの載置面側に折り曲げて折曲片12とするものである。なお、折曲片12は、包装前に予め折り曲げていてもよく、包装された被包装物Mを箱Bに収納する際に折り曲げてもよい。
尚、台紙10は、ダンボール紙に限られず、所謂プラスチックダンボールや、合成樹脂製のシート材などから任意に選択した材料により形成することができる。この点、前記プラスチックダンボールや合成樹脂製のシート材を用いた場合、当該台紙10を繰り返し使用するようにしてもよい。
上フィルム30及び下フィルム40は、本実施形態においては、厚さ50μMのLLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)フィルムが用いられている。上フィルム30及び下フィルム40としては、上記LLDPEのほか、LDPE、HDPE、PPなどのポリオレフィン系樹脂フィルムを用いるのが好ましい。上フィルム30及び下フィルム40は、被包装物Mを覆うときに、被包装物Mが包装材20に対してズレないように、適度な伸びと粘着性を備えている必要がある。被包装物Mの種類によっては、ウレタン樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン-アクリル酸共重合樹脂、無水マレイン酸変性したポリオレフィン樹脂などを選択して用いるようにしてもよい。更に、ポリオレフィン系樹脂とエチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂を積層した二層構造のような、積層構造としてもよい。
以上のような構成をそなえる台紙10及び上フィルム30及び下フィルム40を接続してなる包装材20を用いて被包装物Mを梱包するのであるが、その梱包の過程の一実施形態を説明する。
図5~図12は、本発明に係る包装装置の一実施形態における包装方法を示したものであって、包装装置の側面から見た要部説明図である。図5に示すように、被包装物Mを梱包するには、先ず上流側(図5における右側)の供給コンベア51上の搬送面51aに台紙10を載置し、その上に被包装物Mを載置する。台紙10及び被包装物Mは下流側(図5における左側)の搬出コンベア52の搬送面52a上で梱包された後、外方に搬出される。尚、供給コンベア51及び搬出コンベア52は、いずれもベルトコンベアにより構成されており、これによって、搬送面51a、52a上に載置された物品は、上流側から下流側へ搬送される。
また、供給コンベア51の上方に上フィルム30を巻回した上フィルム巻体31が配置され、供給コンベア51の下方に下フィルム40を巻回した下フィルム巻体41が配置されており、上フィルム巻体31及び下フィルム巻体41からそれぞれ上フィルム30及び下フィルム40が台紙10及び被包装物Mが搬送される搬送経路R側に繰り出し可能となされている。
ここで、32は上フィルム巻体31から上フィルム30を搬送経路R側に繰り出すための上繰出部、42は下フィルム巻体41から下フィルム40を搬送経路R側に繰り出すための下繰出部である。上繰出部32及び下繰出部42は、それぞれ一対の圧着ローラ33,43を備え、圧着ローラ33,43間に保持された上フィルム30及び下フィルム40は圧着ローラ33,43の正転により搬送経路R側に繰り出され、圧着ローラ33,43の逆転により繰り出された上フィルム30及び下フィルム40を引き取るものである。
上フィルム30と下フィルム40は、幅方向に連続して接続されて第一接続部21を形成することにより上下方向に配置された包装材20となされており、搬送経路Rと交差している。
また図面の左右方向に対して、搬送経路Rと交差する包装材20から下流側には、上フィルム30と下フィルム40とを接続して第一接続部21及び後述する第二接続部22を形成するための接続装置60が配置されており、更に下流側には、搬出コンベア52にまで搬送された台紙10が上流側へ移動することを防ぐための台紙ストッパ70が上下方向に移動可能に配置されている。また、搬出コンベア52の上方には、台紙押さえ部80が上下方向に移動可能に配置されている。
更に具体的に包装方法を説明すると、供給コンベア51の搬送面51aに載置された台紙10及び被包装物Mは、供給コンベア51の正転により下流方向X1に搬送される。そして、台紙10の下流側先端部13が供給コンベア51の所定の位置を通過すると包装装置50の台紙検出部(図示せず)が台紙10を検知し、搬出コンベア52が正転を開始するとともに、上繰出部32及び下繰出部42から上フィルム30と下フィルム40が繰り出し可能となる。
更に台紙10が下流方向X1に搬送されると、図6に示すように、台紙10の下流側先端部13が包装材20と接触する。台紙10は供給コンベア51の正転によってそのまま下流側に搬出されるため、包装材20もそのまま下流側に引っ張られるため、それを検出した上繰出部32及び下繰出部42から上フィルム30及び下フィルム40が繰り出される。この際、包装材20は、上繰出部32から繰り出された上フィルム30が被包装物Mの上方を通って台紙10の下流側先端部13に達し、下繰出部42から繰り出された下フィルム40が台紙10の下方を通って台紙10の下流側先端部13に達する。なお、包装材20の第一接続部21は、台紙10の下流側先端部13付近に位置しているものとして説明するので、包装材20において下流側先端部13より上フィルム巻体31側を上フィルム30、下流側先端部13より下フィルム巻体41側を下フィルム40として説明するが、台紙10の下流側先端部13に対して上繰出部32側に位置していてもよく、下繰出部42側に位置していてもよい。
続いて、台紙10が搬出コンベア52上にまで搬出され、具体的には、搬送面52aと台紙10との間に包装材20の下フィルム40が配置された状態となって、更にそのまま台紙10は下流方向X1に搬送される。図7に示すように、台紙10の上流側先端部14が搬出コンベア52の搬送面52a上の所定の位置を通過すると台紙検出部(図示せず)が台紙10の上流側先端部14を検出して搬出コンベア52の正転が止まる。併せて、上繰出部32及び下繰出部42からの上フィルム30及び下フィルム40の繰り出しが止まる。
続いて、搬出コンベア52の上方から台紙押さえ部80が下方向Y1に移動し、台紙10が搬送経路Rに対して移動可能な隙間を残した位置で停止する。なお、台紙10と包装材20との幅方向、すなわち搬送経路Rを横切る方向において、台紙10の幅方向の寸法は、包装材20の幅寸法より長いものとなされており、台紙押さえ部80は、包装材20と接触しない位置において上下動する。
続いて、台紙ストッパ70が上方向Y2に移動する。台紙ストッパ70は、包装材20よりも幅方向両側において幅広となされており、台紙ストッパ70が上昇した際、包装材20の幅方向端部より外側に位置して上端部が台紙10の下面より下方の位置から台紙10の上面より上方に移動可能となされている。
次に、図8に示すように、搬出コンベア52を逆転して台紙10を上流方向X2に移動させる。続いて接続装置60の下流側に位置するフィルムガイド90を上フィルム30の上方から下降させる。フィルムガイド90は、包装材20の上フィルム30側を台紙10に載置された被包装物Mに被せるものであって、この際、上繰出部32の圧着ローラ33解放して、フィルムガイド90が上フィルム30を下方に押さえた分に応じて上フィルム30が繰り出される。
続いて、図9に示すように、台紙10の上流側先端部14が台紙ストッパ70に接触すると、搬出コンベア52の逆転が停止する。また、フィルムガイド90は、上フィルム30を下方へ押さえながら下方向Y1に移動し、上フィルム30が下フィルム40に接触する所定の位置で停止する。
続いて、上繰出部32の圧着ローラ33と下繰出部42の圧着ローラ43をそれぞれ逆転させる。これにより、上フィルム30及び下フィルム40に長手方向、すなわち被包装物Mの周回方向に対して展張して、包装材20の上フィルム30側は台紙10の下流側先端部13、上流側先端部14、被包装物の上面に接触した状態となる。なお、上繰出部32の圧着ローラ33を強く逆転すると、台紙10の下流側先端部13が上方に向けて捲れ上がるおそれがあるので、台紙10に不具合が生じない程度に展張するのが好ましい。一方、下繰出部42の圧着ローラ43は、上繰出部32の圧着ローラ33の逆転を阻害したり、台紙10の下流側先端部13が変形したり潰れたりしない程度で、相対的に上フィルム30よりも強く負荷をかけることで下フィルム40をより強く展張する。
続いて圧着ローラ33,43を止め、図10に示すように上フィルム30及び下フィルム40の展張を保持する。この際、上述の通り、下フィルム40が上フィルム30よりも強く展張される。続いて、接続装置60が作動して、台紙10の上流側において、第一接続部21とは異なる位置で包装材20の上フィルム30と下フィルム40とを接続する。具体的には、接続装置60は、搬送経路Rの上方に配置された押さえ部61が下降して、搬送経路Rの下フィルム40より下方の受け部62との間で上フィルム30と下フィルム40とを挟持し、受け部62のヒータ63によって挟持された上フィルム30と下フィルム40を幅方向に亘って熱溶着する。
ここで、下フィルム40は上フィルム30よりも相対的に強く展張されているので、下繰出部42の圧着ローラ43を解放しておけば、ヒータ63より上流側の下フィルム40の展張が緩むので、熱溶着の箇所で下フィルム40が不必要に伸ばされたり破断したりするような不具合を防ぐことができる。
続いて、熱溶着箇所を冷却して固化させるとともに、当該熱溶着箇所を包装材20の幅方向に亘って切断して、搬送経路Rの上流側と下流側とに分けることにより、下流側の熱溶着箇所は、図10に示すように、包装材20の第二接続部22として台紙10及び被包装物Mが包装した包装構造Pが形成される。なお、上流側の熱溶着箇所は、新たな被包装物を包装する際の包装材20の第一接続部21となされる。続いて、図11に示すように、フィルムガイド90及び接続装置60の押さえ部61が上方向Y2に移動し、ヒータ63が下方向Y1に移動すると、包装材20の接続作業が完了する。
また、熱溶着箇所は被包装物Mからは離れた位置とすることができるので、熱に弱い被包装物Mであっても、その影響を低減することができる。
ここで、新たに形成された包装材20の第二接続部22は、台紙10の上流側先端部14からわずかながら搬送経路Rの上流側に形成される場合がありうるので、台紙10及び被包装物Mを包装する包装材20の周回方向に対する展張が緩和される可能性がある。
一方、上フィルム30と下フィルム40とが第一接続部21と第二接続部22とにより環状に形成されることとなるので、上フィルム30と下フィルム40に生じている展張が平均化される。すなわち、下フィルム40は上フィルム30よりも周回方向に相対的に強く展張されているので、下フィルム40は、展張が緩むと当該下フィルム40は縮む。
これにより、上述のように、第二接続部22が台紙10の上流側先端部14から離れて形成されると包装材20の周回方向に対する展張が緩和されうるが、この緩和分が前記の下フィルム40の縮みによって吸収され、更に、収縮の程度が当該緩和分を上回る場合は、上フィルム30を第一接続部21及び第二接続部22を介して展張しうることとなるので、台紙10と被包装物Mを包装した包装材20の周回方向の展張が緩むことなく、台紙10に対して被包装物Mをしっかり固定した状態を保持することができる。
また、下フィルム40の縮みによって、台紙10の下流側先端部13及び上流側先端部14付近に位置する第一接続部21及び第二接続部22の少なくとも一方が台紙10の下方に位置することになるので、平面視において、第一接続部21又は第二接続部22が見えなくなるので、外観上優れたものとなり好ましい。
ここで、上述のような包装材20の展張状態の緩和を効率的に吸収するには、例えば、図9において、下繰出部42の圧着ローラ33を逆転して下フィルム40を周回方向に展張する際、弾性的な変形によって下フィルム40が幅方向に狭くなるようにする。この幅方向に狭くなった状態の下フィルム40を上フィルム30と接続して第二接続部22を形成した包装構造Pとする。
これにより、相対的に幅方向に狭い下フィルム40と上フィルム30とを第二接続部22を介して接続することとなるので、展張の平均化の際、下フィルム40がより縮みやすく、上述の包装材20の展張状態の緩和をより効率的に吸収し、台紙10に対して被包装物Mをしっかり固定した状態を保持することできる。
なお、幅方向に狭くなるとは、下フィルム40を周回方向に引っ張ることにより、相対的に幅方向が縮むことにより狭くこと、また、下フィルム40を周回方向に引っ張ることによって下フィルム40が幅方向に物理的に寄せられて上下方向に凹凸が生じて波打った状態となることとを含み、かつ、上フィルム30と比べて狭くなる程度を大きくすることが好ましい。
また、下フィルム40の幅方向に狭くなることについて、上下方向に下フィルム40が重なり合った状態で第二接続部22が形成されると、展張状態が緩和されるおそれがある。そのため、下フィルム40の重なり合った箇所を少なくし、更にその重なり合いの寸法幅も短い方が好ましい。
続いて、図11に示すように、台紙ストッパ70が下方向Y1に移動し、搬出コンベア52を正転して、図12に示すように、包装材20により包装された包装構造Pを備えた被包装物Mを搬送経路Rの下流方向X1に搬送することで包装作業が完了する。更に図4に示すように、この被包装物Mを箱Bに収納して梱包することで、被包装物Mが箱Bの中で位置ずれしにくいので、搬送時の被包装物の損傷を抑えることができる。
新たな被包装物Mを包装するは、再び、供給コンベア51上の搬送面51a上に新たな台紙10を置き、その上に被包装物Mを載置して包装装置50によって包装することが可能であって、前述のように、上フィルム30と下フィルム40とが第一接続部21によって接続された包装材20が搬送経路Rに対して上下方向に交差した状態となっている。
以上、本発明の包装装置及び包装構造について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲内で当業者が思いつく各種変形を施したものも本発明の範囲内に含まれる。
本発明によれば、台紙上に被包装物を台紙ごとしっかりと包装することができるので、特に、被包装物としての商品を段ボール箱に収納して梱包するための包装装置及び包装構造として好適に利用できる。
10 台紙
11 ベース部
12 折曲片
13 下流側先端部
14 上流側先端部
20 包装材
21 第一接続部
22 第二接続部
30 上フィルム
31 上フィルム巻体
32 上繰出部
33 圧着ローラ
40 下フィルム
41 下フィルム巻体
42 下繰出部
43 圧着ローラ
50 包装装置
51 供給コンベア
51a 搬送面
52 搬出コンベア
52a 搬送面
60 接続装置
61 押さえ部
62 受け部
63 ヒータ
70 台紙ストッパ
80 台紙押さえ部
B 箱
M 被包装物
P 包装構造
R 搬送経路

Claims (3)

  1. 上フィルム巻体から繰出された上フィルムと下フィルム巻体から繰出された下フィルムとを第一接続部を介して接続した包装材を上下方向に配置する第一工程と、
    被包装物を載置した台紙を搬送経路に沿って上流から前記包装材と交差する下流側に誘導する第二工程と、
    前記第一接続部を下流側に配置して前記台紙及び被包装物に前記包装材を周回させる第三工程と、
    前記上フィルム及び下フィルムを周回方向へ展張し、かつ、前記下フィルムを相対的に強く展張して該下フィルムが幅方向に狭くなるようにするとともに、前記第一接続部と異なる上流側で前記上フィルム及び下フィルムを接続して第二接続部を形成して前記包装材により前記台紙及び被包装物を包装する第四工程と
    を含む梱包装置。
  2. 前記第一接続部又は第二接続部の少なくとも一方は台紙の下方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
  3. 上フィルムと下フィルムとを第一接続部及び第一接続部とは異なる第二接続部で接続した環状の包装材で台紙に載置された被包装物を台紙ごと周回して包装した包装構造であって、
    前記上フィルムは、少なくとも一部が前記台紙より上方に配置され、
    前記下フィルムは、少なくとも一部が前記台紙より下方に配置され、
    前記上フィルムの周回方向の長さは、前記下フィルムの周回方向の長さよりも長くなされ、
    前記第一接続部及び第二接続部は、周回方向と交差する幅方向に連続して形成され、
    前記下フィルム周回方向に引っ張ることにより相対的に幅方向が縮んだ状態、又は前記下フィルムを周回方向に引っ張ることによって該下フィルムが幅方向に物理的に寄せられて上下方向に凹凸が生じて波打った状態、で前記上フィルムと接続して前記第二接続部を形成していることを特徴とする包装構造。
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