JP5051373B2 - 木造住宅 - Google Patents

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Description

規格寸法の建築資材を使用して建築する木造住宅において、規格寸法の柱材によって制
限される天井高を、リビング等一部の部屋に限って規格寸法外の柱材を用いることなく高
くして快適な居住空間を構築し、かつ階段段差を縮めて老齢者、幼児の安全確保を図って
なる木造住宅に関する。
住宅における天井高が、居住空間の快適さを左右するのはよく経験するところである。
例えば天井の高い古民家において得られる安らぎや開放感は心地よいものであり、反面屋
根裏部屋(ロフト)のように天井の低い部屋では狭隘なことも相まって、閉塞感におそわ
れ、長居無用ということになりかねない。
そこで、近年の木造住宅においても、リビングルームを2階までの吹き抜けにしたり、
屋根の勾配を利用して斜めに天井板を張るなどして天井高を高めて居住空間の快適さを確
保する対策が行われてきている。
しかし、階下の部屋においては、規格寸法の柱を使用する限り天井高を260cm以上
にとることはできず、天井高を260cm以上にするには、規格寸法より長い柱を特注し
なくてはならず、コストの高騰につながることとなる。
本発明は、上記背景技術に鑑み、規格寸法の柱を使用した木造住宅の階下の部屋の有効
天井高を、従来の木造建築物で限界とされていた260cm以上にして居住空間の快適さ
を増すとともに、老齢者や幼児の安全に配慮した木造住宅を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題を下記の手段によって解決した。
(1)規格寸法の柱材を使用して建築する木造住宅において、通常、基礎上に横設され
た土台の上に渡された根太の上に床材を配設して形成されている床面を、リビング等一部
の部屋に限って前記根太を、基礎の一部を窪ませて設けた欠け込みの上に渡し、その上に
床材を配設して床面を形成することにより、前記リビング等一部の部屋の床面を、当該木
造住宅の標準床面から15〜20cm下げて敷設可能にし、該リビング等一部の部屋の有
効天井高を他の部屋より15〜20cm高めてなることを特徴とする木造住宅。
(2)前記リビング等一部部屋の床面の下げ寸法が、当該住宅の階段の段差の寸法に採
られてなることを特徴とする前項(1)に記載の木造住宅。
(3)当該住宅の階段の段数を17段と通常の木造住宅の階段の段数15段より増やし
て段差を縮め、老齢者や幼児の安全に配慮してなることを特徴とする前項(1)又は(2
)に記載の木造住宅。
本発明の木造住宅により、下記の効果が期待できる。
〈1〉請求項1の発明によれば、
規格寸法の柱材を使用して建築する木造住宅において、通常、基礎上に横設された土台
の上に渡された根太の上に床材を配設して形成されている床面を、リビング等一部の部屋
に限って前記根太を、基礎の一部を窪ませて設けた欠け込みの上に渡し、その上に床材を
配設して床面を形成することにより、前記リビング等一部の部屋の床面を、当該木造住宅
の標準床面から15〜20cm下げて敷設可能にし、該リビング等一部の部屋の有効天井
高を他の部屋より15〜20cm高められるので、より快適な居住空間が構成できる。
なお、上記効果は、椅子での生活が一般化し、また日本人の長身化が伸展する中で、生
活の中心となるリビング等においてより有効なものとなる。
〈2〉請求項2の発明によれば、
居室等一部の部屋の床面の廊下面からの下げ寸法が、当該住宅の階段の段差の寸法に採ら
れているので、床面が下げられた部屋の出入り口に直結あるいは近接して階上へ向かう階
段が設けられても、段差による踏み外しの恐れは少なく、円滑な昇降が可能となる。
〈3〉請求項3の発明によれば、
当該住宅の階段の段数を17段と通常の木造住宅の階段の段数15段より増やして段差を
縮めてあるので、歩行の不自由な老齢者や歩幅の狭い幼児の安全に配慮した木造住宅が提
供できる。
本発明の木造住宅の実施の形態を実施例の図に基づいて説明する。
図1は通常の天井高の和室と床面を下げて有効天井高を高めたリビングの間仕切り部分
の斜視図、図2は和室とリビングの間仕切り部分の断面図を示す。
図において1は基礎、2は土台、3は柱、4は根太、5は床板、6は畳、7は欠き込み
(窪み)、8はフローリングを示す。
本発明の木造住宅は、規格寸法の建築資材を使用して建築する木造住宅にあって、柱の
寸法によって制限される天井高をリビング等一部の部屋について15〜20cm高め、よ
り快適な空間を確保しようと開発されたものである。
図1に示すように木造住宅において、和室とリビングの間に段差が設けられることは従
来から行われているが、従来はリビングより和室の床面を高めることによって行われてお
り、規格寸法の柱を使用する限り、和室の天井高は規格寸法の柱で得られる天井高より低
くなっている状態にあった。
本発明の木造住宅では、図2に示すように、基礎1の上に横設された土台2の上面に柱
3が立設されており、和室は前記土台2の上に渡された根太4の上に張られた床板5上に
畳6を敷いて形成する従来の工法がとられているが、リビングは基礎1の上面に設けた欠
き込み7に直接根太4を渡しその上にフローリング8を施して床面を形成している。した
がって、リビングの床面は、和室の床面に比べて土台2、根太4、床板5、畳6の厚みに
相当する分だけ低くなり、その分有効天井高は高まることになる。
柱3は土台2の上に立設されるので、リビングの床面は規格寸法の柱3の下端から少な
くとも土台に厚み分低い位置にあり、リビングの天井高は従来の工法での施工より少なく
とも土台2の厚み分高くなることになる。
図2において和室の敷居面とリビングの床面との段差を、当該住宅の階段の段差に等し
くとることが好ましい。床面が下げられたリビング等の出入り口に直結あるいは近接して
階上へ向かう階段が設けられても、段差による踏み外しの恐れは少なく、円滑な昇降が可
能となるからである。また、本発明の木造住宅では、階段の段数を17段と通常の木造住
宅の階段の段数15段より増やして段差を従来の20cmから17.6cmに縮めてある
ので、歩行の不自由な老齢者や歩幅の狭い幼児の安全に配慮した木造住宅が提供できる。
通常の天井高の和室と床面を下げて有効天井高を高めたリビングの間仕切り部分の斜視図 和室とリビングの間仕切り部分の断面図
符号の説明
1:基礎
2:土台
3:柱
4:根太
5:床板
6:畳
7:欠き込み(窪み)
8:フローリング

Claims (3)

  1. 規格寸法の柱材を使用して建築する木造住宅において、通常、基礎上に横設された土台
    の上に渡された根太の上に床材を配設して形成されている床面を、リビング等一部の部屋
    に限って前記根太を、基礎の一部を窪ませて設けた欠け込みの上に渡し、その上に床材を
    配設して床面を形成することにより、前記リビング等一部の部屋の床面を、当該木造住宅
    の標準床面から15〜20cm下げて敷設可能にし、該リビング等一部の部屋の有効天井
    高を他の部屋より15〜20cm高めてなることを特徴とする木造住宅。
  2. 前記リビング等一部部屋の床面の下げ寸法が、当該住宅の階段の段差の寸法に採られて
    なることを特徴とする請求項1に記載の木造住宅。
  3. 当該住宅の階段の段数を17段と通常の木造住宅の階段の段数15段より増やして段差
    を縮め、老齢者や幼児の安全に配慮してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の木
    造住宅。
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