JP5051143B2 - 光電子増倍管保持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、種々の分析装置に使用される光電子増倍管用を確実に保持する光電子増倍管用保持装置に関する。
液体クロマトグラフの蛍光検出器、UV検出器、あるいは各種の分光光度計には、光強度を電流に変換する光電子増倍管(以下単にフォトマルと略称する)が広く使用されている。もっとも頻度高く使用されているサイドオン型のフォトマルについて従来一般的に用いられている保持方法を図4に示す。
図4の(a)は、ソケット1が保持された状態を側面より観察した図であり、(b)はソケット1を上方から観察した図である。
ソケット1は円筒形を呈しており、上面には図4の(b)に示すように複数の電極穴7が備えられている。この電極穴7には、フォトマル8の底部から突出している電極10が挿入される。
ソケット1のそれぞれの電極穴7は、ソケット1の底部に備えられた端子9に電気的に接続されており、端子9の先には回路基板3が取り付けられている。回路基板3上には、フォトマル8に供給される電圧を各電極10に分配するための分配抵抗など電気回路が搭載されており、リード線6を介して分析装置の電源あるいは測光系に接続されている。
図4の(b)に示すように、ソケット1の円筒形胴部には、菱形の鍔板4がソケット1と一体的に取り付けられており、鍔板4には、取り付け穴が通常2個備えられている。
図4の(a)に示すように、ソケット1は基板2に開口された穴に下方より挿入され、留めネジ5などの手段で基板2に固定される。基板2の上には、フォトマル8以外のミラー、レンズなどの光学部品が配設されて、分析装置の光学系を構成する。
特開平8−50877号公報
フォトマルは、極めて微弱な光を感度良く検出する手段として有効なものであるが、周囲温度の変動によって出力が不安定になる欠点がある。これを克服して、極めて安定した測定を行うためには、フォトマルおよびこれに接触しているソケットと回路基板を周囲から熱的に遮断する必要がある。しかしながら、図4に示したような従来のソケット保持方法では、フォトマルとソケット・回路基板が基板によって分割された上下の空間にまたがって保持されるため、それぞれの空間で個別に断熱材で囲む必要が生じ、製造コストの増大を招く。また、基板と鍔板との接触面積が大きいため、基板からの熱を効果的に遮断できない欠点もあった。
本発明は上記の従来法の欠点を解決して、周囲からの断熱性を向上させる光電子増倍管保持装置を提供するものであり、第1の発明は、光電子増倍管の電極をソケットに開口した挿入孔に挿入するとともに、ソケットの胴体周囲に鍔板を固設し、この鍔板を支柱に付設した2枚の板で挟持させて支柱に固定保持することを特徴とする。さらに第2の発明は、前記支柱が1個の筐体内に植設され、前記筐体が前記光電子増倍管とソケットを収納することを特徴とする。
フォトマルを周囲から熱的に遮断して、高感度で安定した測定が可能な分析装置用の光電子増倍管保持装置を提供する。
本発明にかかる光電子増倍管保持装置の1実施例を示す図である。 図1のA−A'断面の俯瞰図である。 本発明の実施例の光電子増倍管保持装置の部分拡大図である。 従来の光電子増倍管用ソケット保持装置を示す図である。
フォトマルを熱的に周囲から遮断するために、フォトマルとソケットおよび回路基板を1個の筐体内に収納し、さらに、数本の支柱上に鍔板を固定することによって、基板からの熱伝導を最小限に抑える。
本発明の1実施例を、図1および図2に示す。図1は、本発明の保持具の一つの側面を通して内部を透視した時の図である。また、図2は、図1におけるA−A'断面を上から見た図である。図1および図2の実施例に用いたフォトマル用のソケット1は、従来法における図4に示したソケット1と同一の物である。
図1および図2に示すように、ソケット1はフォトマル8を搭載した状態で、底板11と筐筒15と上板16によって囲まれた一つの部屋の中に保持されている。筐筒15はアルミニウム引抜材を用いた角型パイプを本実施例では用いた。底板11と上板16もアルミニウム板を用いた。さらに、断熱性を持たせるために筐筒15と上板16の外面には、断熱材17の板を張り付けてある。
図1に示すように、底板11には4本の丸棒状の支柱12がネジ等の手段で取り付けられている。各支柱12の上端には留めネジ5用のネジ穴が支柱12の中心に穿設されている。このネジ穴を利用して、4本の支柱12の上にソケット1に付属している鍔板4が、上側挟持板13と下側挟持板14に挟まれた状態で、留めネジ5によって固定されている。
支柱12の長さは、鍔板4から回路基板3の下面までの距離より長く作られているため、回路基板3もまた、フォトマル8とソケット1と同じ空間の中に収容される。図1および図2では省略したが、回路基板3から出るリード線6(図4)は筐筒15あるいは底板11に開けられた穴を介して分析装置の電源部および測光系に接続されている。
図2に示すように、上側挟持板13は円環形をした板で、角度90度置きに留めネジ5のための穴のあいた突起がある。下側挟持板14は図2では隠れているが、その形状は上側挟持板13と同一である。また、鍔板4は、丸みのある菱形をしており、図2に示すように、左右に1個ずつ開けられた穴を用いて留めネジ5が上側挟持板13と共に、支柱12(図2では隠れている)の上に固定されている。
ソケット1の鍔板4は、図2の上下方向では幅が小さくなっている。この部分の支柱12と鍔板4と上側・下側挟持板13、14の取り付け方を、図3に断面図として示した。図3で示すように、ソケット1の胴部から出る鍔板4の外端は留めネジ5のネジ部に接触する。留めネジ5を締めることにより、上側挟持板13と下側挟持板14の内側で鍔板4を挟持している。
図1および図2に示すように筐筒15と断熱材17を通して窓18が開口され、その内部に石英板などを材料とする窓板19が嵌め込まれている。この窓18と窓板19を通して測定される光束がフォトマル8の受光面に入射する。
上記のような構造を有する本発明にかかる光電子増倍管保持具は、共通の空間にフォトマル8とソケット1と回路基板3を収容するため、構造が単純になり製造コストを抑えることができる。また、支柱12によってソケット1を保持するため基板2からの熱伝導を小さく抑えることができる。さらに、上側挟持板13と下側挟持板14の2枚の板でソケット1の鍔板4を保持する方法は、支柱12の位置や本数を比較的自由に選択できる簡便で効率的な方法である。
このような特徴によって、本発明にかかる光電子増倍管保持装置は、低コストでしかも断熱効果の高い保持装置として利用することが可能となる。
本発明における特徴は、上述したとおりであるが、上記ならびに図示例に限定されるものではなく、種々の変形例を含む。たとえば、支柱(図1の12)の本数は4本に限定されず、2本以上であれば同様な効果を得ることができる。
本発明は、種々の分析装置に使用される光電子増倍管用ソケットを確実に保持する光電子増倍管保持装置を提供する。
1 ソケット
2 基板
3 回路基板
4 鍔板
5 留めネジ
6 リード線
7 電極穴
8 フォトマル
9 端子
10 電極
11 底板
12 支柱
13 上側挟持板
14 下側挟持板
15 筐筒
16 上板
17 断熱材
18 窓
19 窓板

Claims (2)

  1. 光電子増倍管の電極をソケットに開口した挿入孔に挿入するとともに、ソケットの胴体周囲に鍔板を固設し、この鍔板を支柱に付設した2枚の板で挟持させて支柱に固定保持することを特徴とする光電子増倍管保持装置。
  2. 前記支柱が1個の筐体内に植設され、前記筐体が前記光電子増倍管とソケットを収納することを特徴とする請求項1記載の光電子増倍管保持装置。
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