JP5050581B2 - 非接触icチップに記憶された電子クーポンを利用する方法、サーバおよびコンピュータプログラム - Google Patents

非接触icチップに記憶された電子クーポンを利用する方法、サーバおよびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、携帯電話に搭載される非接触ICチップに記憶された電子クーポンを利用するための技術に関する。
モバイルFeliCa(FeliCaは登録商標)のような、近接型の非接触通信を行うためのインターフェースと、電気回路と通信するためのインターフェースとを備えた非接触ICチップが開発され、この非接触ICチップが携帯電話に搭載されたことによって、ユーザは、携帯電話に搭載された非接触ICチップにクーポン情報を記憶させ、携帯電話を利用してクーポンサービスを利用できるようになった。
例えば、実際に実在する実在店舗で配布された電子クーポンを携帯電話に記憶して利用する発明として、特許文献1では、実在店舗に設置された広告端末装置が、表示している広告に関する電子クーポンを携帯電話に書込むクーポン券発行手段を備え、広告主の店舗に設置された端末装置が、携帯電話に記録された電子クーポンを読み取ることで、携帯電話に記憶された電子クーポンを実在店舗で利用するシステムが開示されている
また、ネットワーク上のサーバで配布された電子クーポンを実在店舗で利用する発明として、特許文献2では、ネットワーク上に存在する仮想店舗などのサーバからクーポン券管理プログラムを携帯電話にダウンロードすることにより、そのとき利用可能な電子クーポンが携帯電話に表示され、携帯電話に表示された電子クーポンをファーストフードなどの実在店舗で提示することで、携帯電話に記憶した電子クーポンを利用できるシステムが開示されている。
特開2002−298025号公報 特開2003−157401号公報
上述している発明を実施することで、実在店舗の端末装置で携帯電話に書き込まれた電子クーポンを実在店舗で利用したり、ネットワーク上の仮想店舗から携帯電話にダウンロードした電子クーポンを実在店舗で利用したりすることは可能になるが、携帯電話に記憶した電子クーポンを実在店舗と仮想店舗で相互運用するはできなかった。
詳しくは、従来の技術を用いて、実在店舗と仮想店舗における電子クーポンの相互運用を実現すると、実在店舗のユーザを仮想店舗へ誘導したり、仮想店舗のユーザを実在店舗へ誘導したりできるメリットが生じるが、携帯電話に記憶した電子クーポンを仮想店舗で利用するときにネットワークの切断が生じてしまうと、実際に仮想店舗で電子クーポンが利用されたか携帯電話側で判断することができず、携帯電話に記憶した電子クーポンが2重利用されてしまう危険がある。
そこで、本発明は、携帯電話に記憶した電子クーポンが2重利用されてしまうことなく、携帯電話に記憶した電子クーポンを実在店舗と仮想店舗で相互運用できる方法を提供することを目的とし、更に、この方法を実現するために必要となるサーバ、および、携帯電話に代表される携帯無線端末に実装されるコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は、携帯無線端末に搭載される非接触ICチップに記憶された電子クーポンを利用する方法であって、前記非接触ICチップは、端末装置と非接触で通信するためのインターフェースと、携帯無線端末内部の電気回路と通信するためのインターフェースとを備え、前記方法は、前記携帯無線端末或いは前記端末装置が、前記電子クーポンの利用可能/利用不可能を示すフラグを前記非接触ICチップから読出す工程aと、前記工程aで読み出した前記フラグが前記電子クーポンの利用可能を示す場合に実行される工程bと、前記工程aで読み出した前記フラグが前記電子クーポンの利用不可能を示す場合に実行される工程cと、前記携帯無線端末が前記非接触ICチップから前記フラグを読出したときに実行され、前記工程cの後に実行される工程dを含み、前記工程bは、前記携帯無線端末或いは前記端末装置が、前記非接触ICチップから前記電子クーポンを読み出し、前記フラグを前記電子クーポンの利用不可能を示す値に設定した後、読み出した前記電子クーポンを利用する処理を実行する工程で、前記工程cは、前記携帯無線端末或いは前記端末装置が、前記非接触ICチップに記憶された前記電子クーポンを利用する処理の実行を中断する工程で、前記工程dでは、前記携帯無線端末を所持するユーザが、ネットワーク上の仮想店舗で利用した前記電子クーポンの電子クーポン識別情報を、ユーザ識別情報に関連付けて記憶する前記ネットワーク上のサーバに、前記携帯無線端末が前記ユーザ識別情報を送信し、前記ユーザが前記仮想店舗で利用した前記電子クーポンを問合せるステップd1、前記サーバが、前記ユーザ識別情報に関連付けて記憶している前記電子クーポン識別情報を検索し、前記携帯無線端末に検索した前記電子クーポン識別情報を通知するステップd2、前記携帯無線端末が、前記サーバから通知された前記電子クーポン識別情報に対応する前記電子クーポンを前記非接触ICチップから削除すると共に、前記電子クーポンの利用可能を示す値に前記フラグを設定するステップd3、前記携帯無線端末が、前記非接触ICチップから削除した前記電子クーポンの前記電子クーポン識別情報と前記ユーザ識別情報とを前記サーバに通知するステップd4、前記サーバが、受信した前記ユーザ識別情報に関連付けて記憶している前記電子クーポン識別情報を削除するステップd5が実行されることを特徴とする方法である。
上述した第1の発明によれば、前記非接触ICチップから前記電子クーポンを読み出したときに、前記電子クーポンの利用不可能を示す値に前記フラグを設定することで、前記電子クーポンが読み出されたことが前記フラグに反映される。よって、前記電子クーポンを利用する前に前記フラグを確認することで、前記非接触ICチップに記憶された前記電子クーポンの2重利用を防止することができる。
なお、前記携帯無線端末は、無線通信機能を備え、携帯可能な情報端末を意味し、本発明では前記携帯無線端末として携帯電話が好適であるが、無線通信モジュールを実装したPDAなどのコンピュータ機器でも構わない。
また、上述した第の発明によれば、ネットワーク上の仮想店舗で利用された前記電子クーポンを、前記携帯無線端末のユーザを特定するために利用されるユーザ識別情報に関連付けて記憶するサーバを前記ネットワーク上に設置することで、前記携帯無線端末は、前記サーバを利用して、前記ユーザが利用した前記電子クーポンを把握することができ、前記ユーザが利用した前記電子クーポンを前記非接触ICチップから削除することができる。
更に、第の発明は、前記ステップd3において、前記サーバから通知された前記電子クーポン識別情報が無かった場合、或いは、前記サーバから通知された前記電子クーポン識別情報に対応する前記電子クーポンが前記非接触ICチップに記憶されていなかった場合、前記携帯無線端末は、前記電子クーポンの利用可能を示す値に前記フラグを設定した後に、前記工程dを終了することを特徴とする方法である。
前記サーバから通知される前記電子クーポン識別情報が無かった場合、或いは、前記サーバから通知された前記電子クーポン識別情報に対応する前記電子クーポンが前記非接触ICチップに記憶されていなかった場合、前記非接触ICチップから読み出された前記電子クーポンが利用されなかったことを意味し、前記第の発明によれば、前記非接触ICチップから読み出された前記電子クーポンが利用されなかった場合でも速やかに前記電子クーポンを利用することが可能になる。
更に、第の発明は、第の発明または第の発明に記載の方法であって、前記方法は、前記端末装置が前記非接触ICチップから前記フラグを読出したときに実行され、前記工程cの後に実行される工程eを含み、前記工程eは、前記端末装置が、前記携帯電話に前記ステップd1からステップd5までの各ステップを実行させる工程であることを特徴とする方法である。
前記第の発明によれば、前記端末装置においても、前記ユーザが前記仮想店舗で利用した前記電子クーポンを前記非接触ICチップから削除できる。
更に、第の発明は、携帯無線端末に搭載される非接触ICチップに記憶された電子クーポンを利用するために、前記携帯無線端末に実装されるコンピュータプログラムであって、前記電子クーポンの利用可能/利用不可能を示すフラグを前記非接触ICチップから読出す工程aと、前記工程aで読み出した前記フラグが前記電子クーポンの利用可能な状態を示す場合に実行され、前記電子クーポンを読み出すと共に、前記電子クーポンの利用不可能を示す値に前記フラグを設定した後に、読み出した前記電子クーポンを利用する処理を実行する工程bと、前記工程aで読み出した前記フラグが前記電子クーポンの利用不可能を示す場合に実行され、前記非接触ICチップに記憶された前記電子クーポンを利用する処理の実行を中断する工程cと、前記工程cの後に、前記携帯無線端末が接続するネットワーク上に設置された仮想店舗で利用された前記電子クーポンの電子クーポン識別情報をユーザ識別情報に関連付けて記憶しているサーバに、前記ユーザ識別情報を送信することで、前記ユーザが前記仮想店舗で利用した前記電子クーポンを問合せるステップ、前記サーバから通知された前記電子クーポン識別情報を前記非接触ICチップから削除すると共に、前記電子クーポンの利用可能を示す値に前記フラグを設定するステップ、前記非接触ICチップから削除した前記電子クーポンの前記電子クーポン識別情報を前記サーバに通知するステップが実行される工程dとしての手順を、前記携帯無線端末に実行させるためのコンピュータプログラムである。
更に、第の発明は、第の発明に記載のコンピュータプログラムであって、前記工程dにおいて、前記サーバから通知される前記電子クーポン識別情報が無かった場合、或いは、前記サーバから通知された前記電子クーポン識別情報に対応する前記電子クーポンが前記非接触ICチップに記憶されていなかった場合、前記携帯無線端末は、前記電子クーポンの利用可能を示す値に前記フラグを設定した後に、前記工程dを終了する手順を、前記携帯無線端末に実行させるためのコンピュータプログラムである。
上述した第の発明またはの発明は、第1の発明またはの発明を実現するために必要なコンピュータプログラムである。
更に、第の発明は、携帯無線端末に搭載される非接触ICチップに記憶された電子クーポンの利用を管理するために、前記携帯無線端末が接続するネットワーク上に配置されるサーバであって、前記ネットワーク上の仮想店舗から、前記仮想店舗を利用したユーザのユーザ識別情報と、前記仮想店舗で利用した前記電子クーポンの電子クーポン識別情報とが送信されたとき、前記ユーザ識別情報に関連付けて前記電子クーポン識別情報を記憶する第1のデータベースと、前記ユーザが前記仮想店舗で利用した前記電子クーポンの問合せ要求として、前記ユーザ識別情報が、前記携帯無線端末から送信されたとき、前記ユーザ識別情報に関連付けて、前記第1のデータベースに記憶している前記電子クーポン識別情報を前記携帯無線端末に通知し、前記非接触ICチップから削除した前記電子クーポンの前記電子クーポン識別情報と前記ユーザ識別情報とが前記携帯無線端末から通知されたとき、前記ユーザ識別情報に関連付けて前記第1のデータベースに記憶している前記電子クーポンの前記電子クーポン識別情報を削除することを特徴とするサーバである。
上述した第の発明は、第1の発明を実現するために必要なサーバである。
上述した本発明によれば、携帯電話に記憶した電子クーポンが2重利用されてしまうことなく、携帯電話に記憶した電子クーポンを実在店舗と仮想店舗で相互運用できる方法を提供でき、更に、この方法を実現するために必要となるサーバ、および、携帯電話に代表される携帯無線端末に実装されるコンピュータプログラムを提供できる。
ここから、本発明に係わる電子クーポン利用方法、及び、電子クーポン利用方法で用いられる携帯電話及びクーポン管理サーバについて、図を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる電子クーポン利用方法で用いられる装置を説明する図である。図1に図示したように、本発明に係わる電子クーポン利用方法では、装置として、ユーザが所持する携帯電話1と、実在する店舗である実在店舗に設置される店舗端末4と、ネットワーク5上で店舗を開いているウェブサーバである仮想店舗3と、電子クーポンの利用状況を管理するクーポン管理サーバ2が用いられ、携帯電話1、クーポン管理サーバ2、仮想店舗3および店舗端末4は、無線通信回線網などの複数の回線網から構成されるネットワーク5に接続されている。
図2は、本発明に係わる電子クーポン利用方法で用いられる携帯電話1のブロック図である。携帯電話1には、無線基地局と無線で通信する無線通信機能に加え、ネットワーク5上で公開されているウェブページを閲覧するためのプログラムであるブラウザ11が備えられ、更に、非接触インターフェースとシリアル通信インターフェースの2つの通信インターフェースを備えた非接触ICチップ6に記憶された電子クーポンを、携帯電話1本体で管理/制御するためのアプリケーションである電子クーポンアプリケーション10が、携帯電話1にダウンロードされている。
ブラウザ11は、無線基地局と無線通信する機能を利用して、ネットワーク5上で公開されているウェブページを携帯電話1のディスプレイに表示させる機能を備え、携帯電話1のCPU(図示していない)を動作させるためのコンピュータプログラムで実現される。電子クーポンアプリケーション10は、本発明に係わるコンピュータプログラムで、携帯電話1のCPUを基盤としたプラットフォーム(図示していない)で動作するコンピュータプログラムである。
ブラウザ11と電子クーポンアプリケーション10は連携して動作することが可能で、電子クーポンアプリケーション10からパラメータを引渡してブラウザ11を起動させたり、ブラウザ11からパラメータを引渡して電子クーポンアプリケーション10を起動させることができる。
電子クーポンアプリケーション10からブラウザ11に引渡されるパラメータには、アクセスするサーバ(ここでは、仮想店舗3)のURLや、アクセスするサーバに送信するクーポンIDなどの情報を含ませることができる。また、ブラウザ11から電子クーポンアプリケーション10に引渡されるパラメータには、電子クーポンアプリケーション10の起動パラメータや、クーポンIDなどの情報を含ませることができ、起動パラメータによって、電子クーポンアプリケーション10が実行する処理を指定することができる。
携帯電話1に搭載された非接触ICチップ6は、例えば、モバイルFeliCa(登録商標)のICチップに代表されるようなICチップで、アンテナコイル12を利用して外部端末(ここでは、店舗端末4)と近接型の非接触通信するための非接触インターフェース62と、携帯電話1に内蔵された電子回路と通信するためのシリアル通信インターフェース60とを備えている。
非接触ICチップ6の非接触インターフェース62は、近接型の非接触通信で店舗端末4と通信し、非接触ICチップ6に記憶された電子クーポン632を店舗端末4で利用するときに用いられる。なお、非接触ICチップ6は、非接触インターフェース62で動作するとき、携帯電話1の本体と独立して動作できる。
また、非接触ICチップ6のシリアルインターフェース60は、携帯電話1の本体の機能を利用し、非接触ICチップ6に記憶された電子クーポン632を利用するときに用いられる。携帯電話1の本体の機能を利用し、非接触ICチップ6に記憶された電子クーポン632を利用するとき、必ず電子クーポンアプリケーション10が起動する。
更に、非接触ICチップ6は、ファイルシステムなどの機能を備えたオペレーティングシステム61と、オペレーティングシステム61が利用する情報を記憶するメモリ63を備え、本実施の形態において、メモリ63には、ユーザ識別子630、利用フラグ631、および複数の電子クーポン632が記憶される。
電子クーポン632とは、紙媒体のクーポン券の内容が電子化された情報で、電子クーポン632には、テキストや画像など電子クーポン632を表示されるための表示情報632dに加え、電子クーポン632を識別するための情報であるクーポンID632aと、電子クーポン632の有効期限632bと、電子クーポン632が利用できる仮想店舗3のURL632cが含まれる。
ユーザ識別子630とは、携帯電話1を所持するユーザを識別するために利用される情報で、電子クーポン632に含まれる利用フラグ631とは、電子クーポン632の2重利用を防止するために設けられるフラグで、利用フラグ631が“DISABLE”の場合、電子クーポン632が利用不可能な状態であることを示され、利用フラグ631が“ENABLE”の場合、電子クーポン632が利用可能な状態であることを示される。
電子クーポン632が、電子クーポンアプリケーション10或いは端末装置4のいずれかによって非接触ICチップ6から読取られたとき、利用フラグ631は“ENABLE” から“DISABLE”に書き換えられ、非接触ICチップ6に記憶された電子クーポン632の利用は禁じられる。
また、然るべき処理の後、電子クーポンアプリケーション10或いは店舗端末4からの指示によって、利用フラグ631が“DISABLE”から“ENABLE”に書き換えられると、非接触ICチップ6に記憶された電子クーポン632の利用ができるようになる。
電子クーポンアプリケーション10や店舗端末4は、この利用フラグ631を参照すれば、非接触ICチップ6から電子クーポン632が利用された可能性があるか判別することができ、非接触ICチップ6に記憶された電子クーポン632の2重利用を防止することができる。
携帯電話1に備えられた電子クーポンアプリケーション10は、電子クーポン632の読取り・削除などのコマンドメッセージを非接触ICチップ6に送信する機能、電子クーポン632の表示情報632dを携帯電話1のディスプレイに表示する機能、ブラウザ11にユーザ識別子630や仮想店舗のURL643cなどの情報を引渡して起動させる機能、ブラウザ11を介することなくクーポン管理サーバ2と通信するHTTP通信機能などに加え、電子クーポン632を利用するときに、利用フラグ631を確認し、利用フラグ631が“DISABLE”に設定されているとき、電子クーポン632の利用を中断する機能を備え、クーポン管理サーバ2のURL100を記憶している。
仮想店舗3とは、様々な商品を販売しているウェブサイトで、仮想店舗3で販売されている商品に付加された特典である電子クーポンは、クーポン管理サーバ2で一括管理されている。
図3は、クーポン管理サーバのブロック図である。図3(a)に図示したように、クーポン管理サーバ2は、電子クーポン632を管理する機能を備えたウェブサーバで、様々な電子クーポン632に関する情報を記憶する電子クーポンデータベース21と、ユーザが利用した電子クーポン632に関する情報を記憶するユーザデータベース22と、電子クーポンデータベース21及びユーザデータベース22を利用して電子クーポン632を管理する電子クーポン管理手段20と、を備えている。
図3(b)は、ユーザデータベース22に記憶されるレコード220を説明する図である。図3(b)に図示したように、ユーザデータベース22の各レコード220には、仮想店舗3から送信されたユーザ識別子630に関連付けて、ユーザが利用した電子クーポン632のクーポンID632aと、このレコードを論理的に削除したことを示す削除フラグと、このレコードの更新日時が記憶される。
クーポン管理サーバは、ユーザが利用した電子クーポン632のクーポンID632aが仮想店舗3から送信されると、ユーザデータベース22に新規に対応するレコード220を作成する。レコードが作成されたときの削除フラグは“Null”を示す値で、携帯電話1から電子クーポン632が削除されたことが通知されたとき、対応するレコードの削除フラグを、削除済みの値に更新することで、ユーザが利用した電子クーポン632に対応するレコードを論理的に削除する。
クーポン管理サーバ2が電子クーポン632を管理する機能は、大きく分けて二つの機能がある。一つ目の機能は、仮想店舗3で利用された電子クーポン632の利用状況を管理する機能である。携帯電話1のブラウザ11を利用して仮想店舗3にアクセスし、電子クーポン632を利用し商品を購入する処理の途中で、携帯電話1と仮想店舗3の通信が切断してしまうと、携帯電話1側では、電子クーポン632が実際に利用されたか否かを判断することはできず、携帯電話1に記憶した電子クーポン632が2重利用されてしまう危険がある。
そこで、クーポン管理サーバ2は、携帯電話1から仮想店舗3に送信された電子クーポン632のクーポンID632a、すなわち、仮想店舗3でユーザが利用した電子クーポン632のクーポンID632aを少なくとも記憶し、携帯電話1からの問合せに対し、利用された電子クーポン632のクーポンID632aを携帯電話1に送信することで、利用された電子クーポン632の削除を携帯電話1に指示する。
仮想店舗3でユーザが利用した電子クーポン632のクーポンID632aを記憶するとき、電子クーポン632が利用された仮想店舗3や時間などを同時に記憶すれば、記憶されたこれらの情報を販促情報として活用することが可能になる。
二つ目の機能は、仮想店舗3の問い合わせに対し、ユーザが購入する商品で利用できる電子クーポン632を検索する機能である。電子クーポン632は商品に付与されていることが多く、様々な商品を取り扱うことが容易に可能な仮想店舗3で、電子クーポン632を商品ごとに管理するのは大変面倒である。
クーポン管理サーバ2は、電子クーポン632を一括して管理し、仮想店舗3からの問い合わせに対し、ユーザが購入する商品で利用できる電子クーポン632を検索し、検索した電子クーポン632を仮想店舗3に送信する。
電子クーポン632を管理する一つ目の機能を実現するために、クーポン管理サーバ2に備えられたクーポン管理手段は、仮想店舗3から、商品を購入したユーザのユーザ識別子630と利用した電子クーポン632のクーポンID632aを取得し、利用された電子クーポン632のクーポンID632aをユーザ識別子630に関連付けてユーザデータベース22に記憶する。
そして、携帯電話1から電子クーポン632の利用状況の問い合わせがあると、ユーザデータベース22を参照し、携帯電話1を所持するユーザのユーザ識別子630に関連付けて記憶されている電子クーポン632のクーポンID632aを携帯電話1に通知することで、利用済みの電子クーポン632の削除を携帯電話1に指示する。
更に、電子クーポン632を管理する二つ目の機能を実現するために、クーポン管理サーバ2は、商品を特定するための情報である商品IDに関連付けて、商品を購入するときに利用できる電子クーポン632のクーポンID632aを記憶した電子クーポンデータベース21を備え、クーポン管理手段は、仮想店舗3から商品IDが送信されると、電子クーポンデータベース21の中から利用可能な電子クーポン632のクーポンID632aを検索し、検索したクーポンID632aを仮想店舗3に通知する。
ここから、上述した携帯電話1やクーポン管理サーバ2を用いる電子クーポン利用方法の手順について説明する。図4は、電子クーポン632を携帯電話1に記憶する手順を示したフロー図で、図5から図9は、携帯電話1に記憶された電子クーポン632を仮想店舗3で利用する手順を示したフロー図で、図10は、携帯電話1が電子クーポン632の利用状況を確認する利用フラグ確認処理の手順を示したフロー図である。
まず、図4を参照しながら、電子クーポン632を携帯電話1に記憶する手順について説明する。携帯電話1を所持するユーザは店舗端末4から電子クーポン632を取得するとき、ユーザが携帯電話1を店舗端末4にかざすと、携帯電話1に搭載された非接触ICチップ6はアンテナを利用して店舗端末4と電気的に結合し、非接触通信インターフェース62による通信を開始する(ステップS1)。
店舗端末4と携帯電話1と間で通信が開始されると、店舗端末4は、携帯電話1に対して、店舗端末4で提供している電子クーポン632を書込むためのコマンドメッセージを送信し(ステップS2)、携帯電話1の非接触ICチップ6は、店舗端末4から受信したメッセージに含まれる電子クーポン632をメモリ63に書込み(ステップS3)、この手順は終了する。
なお、ネットワーク5上のサーバから電子クーポン632を取得する場合は、ユーザはブラウザ11を操作して、電子クーポン632を提供しているサーバにアクセスし、サーバで提供している電子クーポン632を携帯電話1に表示する。そして、ブラウザ11から電子クーポンアプリケーション10が呼出され、電子クーポン632を携帯電話1にダウンロードし、電子クーポンアプリケーション10によって非接触ICチップ6のメモリ63に書込まれる。
次に、図5から図9を参照し、携帯電話1の非接触ICチップ6に記憶された電子クーポン632を仮想店舗3で利用する手順について説明する。まず、図5の内容について説明する。非接触ICチップ6に記憶された電子クーポン632をユーザが利用するとき、ユーザは電子クーポンアプリケーション10を起動し(ステップS10)、電子クーポンアプリケーション10は起動すると、利用フラグ631を確認する利用フラグ確認処理を実行する(ステップS11)。この利用フラグ確認処理の詳細な内容については後述する。
利用フラグ確認処理が終了すると、電子クーポンアプリケーション10は非接触ICチップ6に対して、ユーザ識別子630および電子クーポン632を読み出すためのコマンドメッセージを送信し(ステップS12)、非接触ICチップ6は、ユーザ識別子630および電子クーポン632を電子クーポンアプリケーション10に返信する(ステップS13)。
そして、電子クーポンアプリケーション10は、非接触ICチップ6から電子クーポン632を受信すると、受信した電子クーポン632の表示情報632dを携帯電話1のディスプレイに表示させる(ステップS14)。
図11は、携帯電話1のディスプレイに表示される電子クーポン632の一例である。図11に示したように、携帯電話1のディスプレイには、電子クーポン632の内容を示すテキスト情報に加えて、電子クーポン632に含まれる仮想店舗3のURL643cへのリンクが貼られたハイパーテキスト7aが表示される。
ユーザは、携帯電話1のディスプレイに表示された電子クーポン632の中から、利用する電子クーポン632のハイパーテキスト7aを選択すると(ステップS15)、電子クーポンアプリケーション10は、選択した電子クーポン632に含まれる仮想店舗3のURL643cをメモリ63に保持すると共に、仮想店舗3のURL643cを引渡してブラウザ11を起動させ、ブラウザ11は、電子クーポンアプリケーション10から引渡された仮想店舗3のURL643cにアクセスする(ステップS16)。
仮想店舗3は携帯電話1からアクセスがあると、仮想店舗3で販売している商品情報を表示するためのウェブページをアクセスした携帯電話1に送信し(ステップS17)、携帯電話1のブラウザ11は仮想店舗3から送信されたこのウェブページをディスプレイに表示する(ステップS18)。
ここから、図6の内容について説明する。携帯電話1のブラウザ11を操作し、仮想店舗3で販売している商品の中から、ある商品を購入する手続きをユーザが開始すると(ステップS19)、仮想店舗3は、電子クーポンアプリケーション10を起動させるためボタンを表示するウェブページを送信(ステップS20)する。
図12は、ユーザが購入する商品を選択したときに表示されるウェブページの一例である。このウェブページには、電子クーポン632を利用して購入するときに選択するボタン7cと、電子クーポン632を利用せずに購入するときに選択するボタン7bが表示される。
携帯電話1のブラウザ11が、仮想店舗3から送信されたウェブページを携帯電話1のディスプレイに表示し、電子クーポン632を利用して購入するときに選択するボタン7cが選択されると(ステップS21)、電子クーポンアプリケーション10を起動させるためのボタンが携帯電話1のディスプレイに表示される。
図13は、電子クーポンアプリケーション10を起動させるためボタンを表示するウェブページの一例である。図13のボタン7dは、電子クーポンアプリケーション10に、電子クーポン632を送信する処理を実行させるためのボタンで、このボタン7dが選択されることで、電子クーポン632を利用処理するための起動パラメータが引渡されて電子クーポンアプリケーション10が起動する。
電子クーポンアプリケーション10は起動すると、利用フラグ確認処理を実行する(ステップS22)。利用フラグ確認処理が終了すると、電子クーポンアプリケーション10は非接触ICチップ6に対して、ユーザ識別子630および電子クーポン632を読み出すためのコマンドメッセージを要求し(ステップS23)、非接触ICチップ6は、ユーザ識別子630および電子クーポン632を電子クーポンアプリケーション10に返信する(ステップS24)。
電子クーポンアプリケーション10は、非接触ICチップ6から電子クーポン632を受信すると、電子クーポンアプリケーション10は、利用フラグ631を“DISABLE”にセットするコマンドメッセージを非接触ICチップ6に送信し(ステップS25)、非接触ICチップ6は利用フラグ631を“DISABLE”にセットする(ステップS26)。
電子クーポンアプリケーション10は利用フラグ631を“DISABLE”にセットすると、非接触ICチップ6から読み出した電子クーポン632を仮想店舗3に送信するために、仮想店舗3へのリンクが貼られたハイパーリンクを表示し(ステップS27)、このリンクが選択されると、電子クーポンアプリケーション10は、非接触ICチップ6から取得した電子クーポン632のクーポンID632aとユーザ識別子630を引渡してブラウザ11を起動させ、ブラウザ11は仮想店舗3へ電子クーポン632のクーポンID632aとユーザ識別子630を送信する(ステップS28)。
ここから、図7の内容について説明する。仮想店舗3は、携帯電話1から電子クーポン632のクーポンID632aとユーザ識別子630を受信すると、仮想店舗3は、ユーザが商品を購入するときに利用可能な電子クーポン632をクーポン管理サーバ2に問合せる(ステップS29)。仮想店舗3が、利用可能な電子クーポン632をクーポン管理サーバ2に問合せるとき、仮想店舗3からクーポン管理サーバ2に、ユーザが購入する商品の商品IDが少なくとも送信される。
クーポン管理サーバ2の電子クーポン管理手段20は、上述している二つ目の機能を実行し、仮想店舗3から利用可能な電子クーポン632の問合せがあると、電子クーポンデータベース21を参照し、受信した商品IDに関連付けられているクーポンID632aを検索し(ステップS30)、検索したクーポンID632aを仮想店舗3に返信する。
仮想店舗3は、携帯電話1から受信したクーポンID632aの中から、クーポン管理サーバ2から受信したクーポンID632aと一致するクーポンID632aを検索し、検索したクーポンID632aで特定される電子クーポン632を、ユーザが利用可能な電子クーポン632として表示するウェブページを携帯電話1に送信する(ステップS31)。
図14は、利用可能な電子クーポン632を表示するウェブページの一例である。図14では、利用する電子クーポン632を指定するためのチェックボックス7eと、次の処理に進むためのボタン7fが表示される。抽出した電子クーポン632として、購入金額から1000円減額する電子クーポン632と、サンプルを提供する電子クーポン632が表示され、ここでは、購入金額から1000円減額する電子クーポン632が選択されたものとする。
利用可能な電子クーポン632が表示されるウェブページが携帯電話1のブラウザ11に表示され、ユーザによって利用する電子クーポン632が指定されると、指定された電子クーポン632のクーポンID632aが携帯電話1のブラウザ11から仮想店舗3に送信され(ステップS32)、仮想店舗3は、ユーザが選択した電子クーポン632の処理(ここでは、減額処理)を実行して、商品の決済処理を行う(ステップS33)。
図15は、商品の決済処理をするときに仮想店舗3から送信されるウェブページの一例である。図15においては、図14で図示した、購入金額から1000円減額する電子クーポン632を利用することで、購入金額から1000円減額する内容が示され、ボタン7gが選択されることで次の処理に進む。
ここから、図8の内容について説明する。仮想店舗3が商品の決済処理を実行すると、仮想店舗3は、決済に利用した電子クーポン632のクーポンID632a、商品を購入したユーザのユーザ識別子630及び決済の完了を示す情報をクーポン管理サーバ2に送信する(ステップS34)。
クーポン管理サーバ2の電子クーポン管理手段20は、上述している一つ目の機能を実行し、受信したユーザ識別子630に関連付けて、送信されたクーポンID632aを記憶するレコードをユーザデータベース22に生成し、決済に利用された電子クーポン632を記憶したことを仮想店舗3に通知する(ステップS35)。
仮想店舗3は、決済に利用された電子クーポン632を記憶したことがクーポン管理サーバ2から通知されると、決済が完了したことを示すウェブページを携帯電話1に送信し(ステップS36)、このウェブページは携帯電話1のブラウザ11上で表示される。
決済が完了したことを示すウェブページには、電子クーポン632を削除するモードで電子クーポンアプリケーション10を起動させるためのボタンが含まれ、更に、ウェブページには、削除する電子クーポン632のクーポンID632aがウェブページの表示されないパラメータとして含まれている。ウェブページに含まれるボタンが選択されると、ブラウザ11は、ウェブページに含まれるクーポンID632aと、電子クーポン632の削除処理を示す起動パラメータを引渡して電子クーポンアプリケーション10を起動させる(ステップS37)。
図16は、決済が完了したことを示すウェブページの一例である。このウェブページには、電子クーポン632を削除するモードで電子クーポンアプリケーション10を起動させるためのボタン7hが表示され、ボタン7hが選択されることで電子クーポンアプリケーション10が起動する。
電子クーポン632の削除処理を示す起動パラメータが引渡されて電子クーポンアプリケーション10が起動すると(ステップS37)、電子クーポンアプリケーション10は、ブラウザ11から引渡されたクーポンID632aで特定される電子クーポン632を削除するためのコマンドメッセージを非接触ICチップ6に送信し(ステップS38)、非接触ICチップ6は、電子クーポンアプリケーション10から送信されたクーポンID632aで特定される電子クーポン632を削除する(ステップS39)。
電子クーポン632の削除が完了し、非接触ICチップ6から、ユーザ識別子630と、削除した電子クーポン632のクーポンID632aが返信されると、電子クーポンアプリケーション10は、利用フラグ631を“ENABLE”にセットするためのコマンドメッセージを非接触ICチップ6に通知し(ステップS40)、非接触ICチップ6は利用フラグ631を“DISABLE”から“ENABLE”にセットする(ステップS41)。
ここから、図9の内容について説明する。利用フラグ631を“DISABLE”から“ENABLE”にセットが完了したことを非接触ICチップ6から電子クーポンアプリケーション10が受信すると、電子クーポンアプリケーション10は、HTTP通信機能を利用し、保持しているクーポン管理サーバ2のURL100にアクセスし、削除した電子クーポン632のクーポンID632a及びユーザ識別子630をクーポン管理サーバ2に送信する(ステップS42)。
クーポン管理サーバ2の電子クーポン管理手段20は、削除した電子クーポン632のクーポンID632a及びユーザ識別子630を受信すると、ユーザデータベース22を参照し、携帯電話1から受信した電子クーポン632のクーポンID632aが記憶されているレコードを論理的に削除し(ステップS43)、このステップをもって携帯電話1に記憶された電子クーポン632を仮想店舗3で利用する手順を終了する。
ここから、電子クーポンアプリケーション10が電子クーポン632の2重利用を防止するために実施する利用フラグ確認処理について詳細に説明する。図10は、利用フラグ確認処理の詳細な手順を示したフロー図である。利用フラグ確認処理では、まず、電子クーポンアプリケーション10は、非接触ICチップ6に対して、ユーザ識別子630、利用フラグ631及び電子クーポン632を読取るコマンドメッセージを送信し(ステップS50)、非接触ICチップ6は、電子クーポン632、利用フラグ631及びユーザ識別子630を電子クーポンアプリケーション10に返信する(ステップS51)。
電子クーポンアプリケーション10は、非接触ICチップ6から利用フラグ631を受信すると、受信した利用フラグ631を確認する(ステップS52)。利用フラグ631が“DISABLE”にセットされている場合、電子クーポンアプリケーション10は、ユーザ識別子630をクーポン管理サーバ2に送信し、電子クーポン632の利用状況をクーポン管理サーバ2に問合せ、利用フラグ631が“ENABLE”にセットされている場合、この手順を終了する。
ステップS52でクーポン管理サーバ2の電子クーポン管理手段20は、携帯電話1から電子クーポン632の利用状況の問合せがあると、携帯電話1から送信されたユーザ識別子630に対応するレコードをユーザデータベース22の中から検索し、検索したレコードに記憶されたクーポンID632aを、利用された可能性のある電子クーポン632のクーポンID632aとして携帯電話1に返信する(ステップS53)。
携帯電話1は、クーポン管理サーバ2からクーポンID632aを受信すると、非接触ICチップ6から読取った電子クーポン632の中に、クーポン管理サーバ2から受信したクーポンID632aと一致する電子クーポン632があるか確認することで、非接触ICチップ6から削除すべき電子クーポン632があるか確認する(ステップS54)。
クーポン管理サーバ2から通知された情報がNULL、すなわち、クーポン管理サーバ2からクーポンID632aが送信されなかった場合、或いは、非接触ICチップ6で保持している電子クーポン632の中に、クーポン管理サーバ2から送信されたクーポンID632aに対応する電子クーポン632が記憶されていなかった場合、後述するステップS57、S58のステップを実行し、利用フラグを“ENABLE”にセットしてからこの手順を終了し、削除すべき電子クーポン632があれば、クーポン管理サーバ2から受信したクーポンID632aを含み、電子クーポン632を削除するためのコマンドメッセージを非接触ICチップ6に送信する(ステップS55)。
非接触ICチップ6は、電子クーポン632の削除を受けると指示された電子クーポン632を削除し、電子クーポン632を削除したことを電子クーポンアプリケーション10に通知する(ステップS56)。
電子クーポン632を削除したことが非接触ICチップ6から通知されると、電子クーポンアプリケーション10は、利用フラグ631を「ENABLE」にセットするコマンドメッセージを非接触ICチップ6に送信し(ステップS57)、非接触ICチップ6は利用フラグ631を「ENABLE」にセットし、利用フラグ631を「ENABLE」にセットしたことを電子クーポンアプリケーション10に通知する(ステップS58)。
電子クーポンアプリケーション10は、利用フラグ631を「ENABLE」にセットしたことが非接触ICチップ6から通知されると、HTTP通信機能を利用して、電子クーポン632の削除が完了したことをクーポン管理サーバ2に通知し(ステップS59)、クーポン管理サーバ2は、ユーザ識別子630に関連付けて記憶している電子クーポン632のクーポンID632aを記憶しているレコードを論理的に削除し、ユーザデータベース22を更新し、この手順は終了する。
このように図10に示された利用フラグの確認処理を行うことで、仮想店舗3上で電子クーポン632を利用する手順の途中で携帯電話のネットワークが途絶するなどして処理が中断した場合でも、利用フラグ631及びユーザデータベース22を照合することで、クーポンが利用された場合正しく削除することが出来る。更に、また、この利用フラグの確認処理はアプリ起動時に自動で行うようにすることで、利用者には意識せず、整合性が保たれた状態を維持させることが出来る。
図17は、携帯電話1に記憶された電子クーポン632を店舗端末4で利用する手順を示したフロー図である。携帯電話1を所持するユーザが携帯電話1を店舗端末4にかざすと、携帯電話1に搭載された非接触ICチップ6はアンテナコイル12を利用して店舗端末4と電気的に結合し、非接触通信インターフェース62による通信を開始する(ステップS60)。
店舗端末4と携帯電話1と間で通信が開始されると、店舗端末4は利用フラグ631を確認し(ステップS61)、 "DISABLE" にセットされている場合、電子クーポンアプリケーション10を起動させ、図10で説明した利用フラグ確認処理を実行し(ステップS62)、過去に利用されているにも係わらず非接触ICチップ6に保持されている電子クーポン632を削除する。
利用フラグ確認処理が終了した後、店舗端末4は、非接触ICチップ6に電子クーポン632を読取るためのコマンドメッセージを送信し(ステップS63)、非接触ICチップ6は、店舗端末4に電子クーポン632を送信し(ステップS64)、店舗端末4は、非接触ICチップ6の利用フラグ631を「DISABLE」にセットした後、送信された電子クーポン632に対応するサービス処理を実行し、このとき利用した電子クーポン632を非接触ICチップ6から削除する(ステップS65)。
利用した電子クーポン632を非接触ICチップ6から削除すると、店舗端末4は、利用フラグ631を「ENABLE」にセットするコマンドメッセージを非接触ICチップ6に送信し(ステップS66)、非接触ICチップ6は利用フラグ631を「ENABLE」にセットし、利用フラグ631を「ENABLE」にセットしたことを店舗端末4に通知し(ステップS67)、この手順は終了する。
なお、本発明は、これまで説明した実施の形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲に含まれる。例えば、携帯電話1の電子クーポンアプリケーション10および店舗端末4は、非接触ICチップ6から読み出した電子クーポン632に含まれる有効期限632dを確認し、電子クーポン632の利用の許可/不許可を判断することもできる。
更に、ユーザはコンピュータを操作して仮想店舗3にアクセスし、携帯電話1に記憶された電子クーポン632を利用することもできる。このとき、電子クーポンアプリケーション10は、図5のステップS14で電子クーポン632が利用できる仮想店舗4のURLをディスプレイに表示させ、ユーザはコンピュータを操作して仮想店舗4にアクセスする。
電子クーポン利用方法で用いられる装置を説明する図。 携帯電話のブロック図。 クーポン管理サーバのブロック図。 電子クーポンを携帯電話に記憶する手順を示したフロー図。 電子クーポンを仮想店舗で利用する手順を示したフローの第1図。 電子クーポンを仮想店舗で利用する手順を示したフローの第2図。 電子クーポンを仮想店舗で利用する手順を示したフローの第3図。 電子クーポンを仮想店舗で利用する手順を示したフローの第4図。 電子クーポンを仮想店舗で利用する手順を示したフローの第5図。 利用フラグ確認処理の手順を示したフロー図。 携帯電話に表示される電子クーポンの一例を示した図。 商品を選択したときに表示されるウェブページの一例を示した図。 電子クーポンアプリケーションを起動させるウェブページの一例を示した図。 利用可能な電子クーポンを表示するウェブページの一例を示した図。 決済処理をするときに送信されるウェブページの一例を示した図。 決済が完了したことを示すウェブページの一例を示した図。 電子クーポンを店舗端末で利用する手順を示したフロー図
1 携帯電話
10 電子クーポンアプリケーション
11 ブラウザ
12 アンテナコイル
2 クーポン管理サーバ
20 電子クーポン管理手段
21 電子クーポンデータベース
22 ユーザデータベース
3 仮想店舗
4 店舗端末
5 ネットワーク
6 非接触ICチップ
60 シリアルインターフェース
61 オペレーティングシステム
62 非接触インターフェース
63 メモリ
630 ユーザ識別子
631 利用フラグ
632 電子クーポン

Claims (6)

  1. 携帯無線端末に搭載される非接触ICチップに記憶された電子クーポンを利用する方法であって、前記非接触ICチップは、端末装置と非接触で通信するためのインターフェースと、携帯無線端末内部の電気回路と通信するためのインターフェースとを備え、前記方法は、前記携帯無線端末或いは前記端末装置が、前記電子クーポンの利用可能/利用不可能を示すフラグを前記非接触ICチップから読出す工程aと、前記工程aで読み出した前記フラグが前記電子クーポンの利用可能を示す場合に実行される工程bと、前記工程aで読み出した前記フラグが前記電子クーポンの利用不可能を示す場合に実行される工程cと、前記携帯無線端末が前記非接触ICチップから前記フラグを読出したときに実行され、前記工程cの後に実行される工程dを含み、前記工程bは、前記携帯無線端末或いは前記端末装置が、前記非接触ICチップから前記電子クーポンを読み出し、前記フラグを前記電子クーポンの利用不可能を示す値に設定した後、読み出した前記電子クーポンを利用する処理を実行する工程で、前記工程cは、前記携帯無線端末或いは前記端末装置が、前記非接触ICチップに記憶された前記電子クーポンを利用する処理の実行を中断する工程で、前記工程dでは、前記携帯無線端末を所持するユーザが、ネットワーク上の仮想店舗で利用した前記電子クーポンの電子クーポン識別情報を、ユーザ識別情報に関連付けて記憶する前記ネットワーク上のサーバに、前記携帯無線端末が前記ユーザ識別情報を送信し、前記ユーザが前記仮想店舗で利用した前記電子クーポンを問合せるステップd1、前記サーバが、前記ユーザ識別情報に関連付けて記憶している前記電子クーポン識別情報を検索し、前記携帯無線端末に検索した前記電子クーポン識別情報を通知するステップd2、前記携帯無線端末が、前記サーバから通知された前記電子クーポン識別情報に対応する前記電子クーポンを前記非接触ICチップから削除すると共に、前記電子クーポンの利用可能を示す値に前記フラグを設定するステップd3、前記携帯無線端末が、前記非接触ICチップから削除した前記電子クーポンの前記電子クーポン識別情報と前記ユーザ識別情報とを前記サーバに通知するステップd4、前記サーバが、受信した前記ユーザ識別情報に関連付けて記憶している前記電子クーポン識別情報を削除するステップd5が実行されることを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記ステップd3において、前記サーバから通知された前記電子クーポン識別情報が無かった場合、或いは、前記サーバから通知された前記電子クーポン識別情報に対応する前記電子クーポンが前記非接触ICチップに記憶されていなかった場合、前記携帯無線端末は、前記電子クーポンの利用可能を示す値に前記フラグを設定した後に、前記工程dを終了することを特徴とする方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の方法であって、前記方法は、前記端末装置が前記非接触ICチップから前記フラグを読出したときに実行され、前記工程cの後に実行される工程eを含み、前記工程eは、前記端末装置が、前記携帯電話に前記ステップd1からステップd5までの各ステップを実行させる工程であることを特徴とする方法。
  4. 携帯無線端末に搭載される非接触ICチップに記憶された電子クーポンを利用するために、前記携帯無線端末に実装されるコンピュータプログラムであって、前記電子クーポンの利用可能/利用不可能を示すフラグを前記非接触ICチップから読出す工程aと、前記工程aで読み出した前記フラグが前記電子クーポンの利用可能な状態を示す場合に実行され、前記電子クーポンを読み出すと共に、前記電子クーポンの利用不可能を示す値に前記フラグを設定した後に、読み出した前記電子クーポンを利用する処理を実行する工程bと、前記工程aで読み出した前記フラグが前記電子クーポンの利用不可能を示す場合に実行され、前記非接触ICチップに記憶された前記電子クーポンを利用する処理の実行を中断する工程cと、前記工程cの後に、前記携帯無線端末が接続するネットワーク上に設置された仮想店舗で利用された前記電子クーポンの電子クーポン識別情報をユーザ識別情報に関連付けて記憶しているサーバに、前記ユーザ識別情報を送信することで、前記ユーザが前記仮想店舗で利用した前記電子クーポンを問合せるステップ、前記サーバから通知された前記電子クーポン識別情報を前記非接触ICチップから削除すると共に、前記電子クーポンの利用可能を示す値に前記フラグを設定するステップ、前記非接触ICチップから削除した前記電子クーポンの前記電子クーポン識別情報を前記サーバに通知するステップが実行される工程dとしての手順を、前記携帯無線端末に実行させるためのコンピュータプログラム。
  5. 請求項に記載のコンピュータプログラムであって、前記工程dにおいて、前記サーバから通知される前記電子クーポン識別情報が無かった場合、或いは、前記サーバから通知された前記電子クーポン識別情報に対応する前記電子クーポンが前記非接触ICチップに記憶されていなかった場合、前記携帯無線端末は、前記電子クーポンの利用可能を示す値に前記フラグを設定した後に、前記工程dを終了する手順を、前記携帯無線端末に実行させるためのコンピュータプログラム。
  6. 携帯無線端末に搭載される非接触ICチップに記憶された電子クーポンの利用を管理するために、前記携帯無線端末が接続するネットワーク上に配置されるサーバであって、前記ネットワーク上の仮想店舗から、前記仮想店舗を利用したユーザのユーザ識別情報と、前記仮想店舗で利用した前記電子クーポンの電子クーポン識別情報とが送信されたとき、前記ユーザ識別情報に関連付けて前記電子クーポン識別情報を記憶する第1のデータベースと、前記ユーザが前記仮想店舗で利用した前記電子クーポンの問合せ要求として、前記ユーザ識別情報が、前記携帯無線端末から送信されたとき、前記ユーザ識別情報に関連付けて、前記第1のデータベースに記憶している前記電子クーポン識別情報を前記携帯無線端末に通知し、前記非接触ICチップから削除した前記電子クーポンの前記電子クーポン識別情報と前記ユーザ識別情報とが前記携帯無線端末から通知されたとき、前記ユーザ識別情報に関連付けて前記第1のデータベースに記憶している前記電子クーポンの前記電子クーポン識別情報を削除することを特徴とするサーバ。
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