JP5050421B2 - 電動パワーステアリング装置の制御装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5050421B2
JP5050421B2 JP2006172446A JP2006172446A JP5050421B2 JP 5050421 B2 JP5050421 B2 JP 5050421B2 JP 2006172446 A JP2006172446 A JP 2006172446A JP 2006172446 A JP2006172446 A JP 2006172446A JP 5050421 B2 JP5050421 B2 JP 5050421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
motor
electric power
command value
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006172446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007045394A (ja
Inventor
幹彦 角田
要 末広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2006172446A priority Critical patent/JP5050421B2/ja
Publication of JP2007045394A publication Critical patent/JP2007045394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5050421B2 publication Critical patent/JP5050421B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

本発明は、車両のステアリング系にモータによる操舵補助力を付与するようにした電動パワーステアリング装置の制御装置に関し、特にラックエンド近傍若しくは操舵限界位置に達したときに電磁ブレーキによって操舵アシストを制限し、衝撃力の最大値を低減した電動パワーステアリング装置の制御装置に関する。
車両のステアリング装置をモータの回転力で補助負荷付勢(アシスト)する電動パワーステアリング装置は、モータの駆動力を減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に補助負荷をアシストするようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置は、アシストトルクを正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、電流指令値とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般にPWM(パルス幅変調)制御のデュ−ティ比の調整で行っている。
ここで、電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図13に示して説明すると、操向ハンドル1のコラム軸2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4A及び4B、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に連結されている。コラム軸2には、操向ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられており、操向ハンドル1の操舵力をアシストするモータ20が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット30には、バッテリ14から電力が供給されると共に、イグニションキー11からイグニションキー信号が入力され、コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルク値Tと車速センサ12で検出された車速Vとに基づいて、アシストマップ等を用いてアシスト指令の操舵補助指令値Iの演算を行い、演算された操舵補助指令値Iに基づいてモータ20に供給する電流を制御する。
コントロールユニット30は主としてCPU(MPU(Micro Processor Unit)やMCU(Micro Controller Unit)も含む)で構成されるが、そのCPU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと図14のようになる。
図14を参照してコントロールユニット30の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10で検出された操舵トルク値T及び車速センサ12で検出された車速Vは、電流指令値Irefを演算する電流指令値演算部31に入力される。電流指令値演算部31は、入力された操舵トルク値T及び車速Vに基づいてアシストマップ等を用いて、モータ20に供給する電流の制御目標値である電流指令値Irefを決定する。電流指令値Irefは減算部32に入力され、フィードバックされているモータ電流値Imとの偏差I(=Iref−Im)が演算され、その偏差が操舵動作の特性改善のためのPI制御部35に入力される。PI制御部35で特性改善された操舵補助指令値VrefがPWM制御とモータ駆動部としてのモータ駆動回路50に入力され、モータ駆動回路50を介してモータ20がPWM駆動される。モータ20の電流値Imはモータ電流検出器38で検出され、減算部32にフィードバックされる。モータ駆動回路50は駆動素子としてFETが用いられ、FETのブリッジ回路(モータ20が2相の場合はHブリッジ、モータ20が3相の場合は3相ブリッジ)で構成されている。
上述のような一般的な電動パワーステアリング装置では、操向ハンドル1の一定以上の転舵を阻止するためのラックエンド機構が設けられており、操向ハンドルを中立位置から左右にそれぞれ所定のラックエンド角まで操舵して、操向ハンドル1の転舵角が最大転舵角に達すると、それ以上は同方向に操向ハンドル1を転舵できないようになっている。このため、操向ハンドル1がラックエンド角近傍まで操舵されているにも拘わらず、操向ハンドル1に大きな操舵トルクが加えられたことに応答して、モータからステアリング機構に大きな操舵アシストが与えられると、ラックエンド機構のストッパに当たったときにラックエンド機構に大きな衝撃力が加わって、大きな衝撃音を発生したり、ラックエンド機構の構成部品や減速ギア3、ユニバーサルジョイント4A及び4B、ピニオンラック機構5等のトルク伝達系の破損や変形などを生じたりする恐れがある。
このような問題を回避する装置として、例えば特開平10−315987号公報(特許文献1)に開示されているものがある。特許文献1に記載の装置では、操向ハンドルの操舵角がラックエンド角近傍の所定角度に達した後、目標電流値を転舵角の増加に伴って減少させて行き、転舵角がラックエンド角に達したときに目標電流値を零にすることにより、ラックエンド機構に大きな衝撃が加わることを防止するようにしている。しかしながら、上記特許文献1に記載の装置では、操舵ハンドルがラックエンド角近傍で反対方向へ切り返された場合に、転舵角が所定角度以下になるまでの間、目標電流値に制限が加えられるため、操舵トルクに応じた十分な操舵アシストをステアリング機構に与えることができず、操向ハンドルが重くなってしまう問題がある。
また、特開2000−335431号公報(特許文献2)によれば、操向ハンドルがステアリングエンドに達した時に操向ハンドルの操舵動作が急激に拘束され、大きな衝撃力が発生する状況であっても、トルクリミッタの存在によってモータによるトルクの増加を制限することができ、衝撃力を軽減することが可能となる。従って、ドライバに不快感を与える振動の発生や電動パワーステアリング装置の構成部材の破損等を防止することができる。しかしながら、特許文献2に記載の装置では、部品数が増加してしまうのでコストがかかり、また機械的な対策になっているため、電動パワーステアリング装置の信頼性が高いものではない。
また、特開2001−30933号公報(特許文献3)によれば、操向ハンドルが最大舵角に達した際の衝撃を効果的に低減することができ、ドライバに不快感を与える振動の発生や電動パワーステアリング装置の構成部材の破損等を防止ないしは緩和することができる。しかしながら、特許文献3に記載の装置では、モータからの操舵アシストはデューティ比の制限によって制限されるが、アシスト制限がドライバに衝撃として伝わり、操舵フィーリングが損なわれる問題がある。
さらに、特開2004−175196号公報(特許文献4)によれば、舵角検出によって所定角度以上の舵角が検出されているときに、モータの駆動目標値を制限する制限手段(図10における電流制限部33)を設け、この制限手段による駆動目標値の制限が行われているときに、操舵トルク検出手段によって操向ハンドルを中立位置に戻す方向の所定トルク値以上の操舵トルクが検出されたことに応答して、制限手段による駆動目標値の制限を解除するようにしている。しかしながら、特許文献4に記載の装置では、ラックエンドへ当てた前後ではトルクが大きく変化し、適切な所定値を設定することが極めて困難であるといった問題がある。
特開平10−315987号公報 特開2000−335431号公報 特開2001−30933号公報 特開2004−175196号公報
最近は電動パワーステアリング装置搭載の車両が大型化してきており、電動パワーステアリング装置の大型化に伴い大きな操舵アシストを伝達するようになってきていると共に、ラックエンド機構のストッパ(以下、「ラックエンドストッパ」若しくは単に「ストッパ」とする)や減速ギア3、ユニバーサルジョイント4A及び4B、ピニオンラック機構5等のトルク伝達系も大型化し、レイアウト性への影響も出てきている。
上述の従来装置では、機構としての対策は特許文献1及び2が実施しており、特許文献1及び2の機構対策ではコストがかかり、また部品数が増加して装置の信頼性が低下してしまう問題がある。また、特許文献3で示されるようなデューティ制限による対策や、特許文献4で示されるような電流指令値制限による対策は、次のような問題がある。即ち、モータは電流が流れなくなっても慣性で回り続けるので、ストッパに当たるときにもアシストが発生してしまい、それを避けるには早めに制限を加える必要がある一方、本来、ストッパに当たる瞬間までは通常通りのアシストができることが理想であるので、制限をかけるのはできるだけ遅くしたいという要請があり、互いに矛盾する要求を同時に満足できない問題がある。
さらに、タイヤが縁石等に当たりストッパに当たる前に操舵限界位置となった場合、或いは大きな操舵トルクや速い操舵角速度でストッパに当てた場合などは、当たった後もモータの慣性によるアシストが発生しないよう保護制御を実施しなければならない要請がある。
本発明は上述のような事情からなされたものであり、本発明の目的は、機構を使用することなく、ラック移動量、ラック移動速度(操舵角速度)、モータ電流を考慮した操舵限界判定部によりラックエンド(操舵限界位置)に近づいたことを検出し、ラックエンドに近づいたときにモータからのアシストトルクを下げる制限を加え、制限を加えた指令値が零になるタイミングに合わせてモータ端子間を短絡させて電磁ブレーキを発生させることにより、ストッパや減速ギア、ユニバーサルジョイント、ピニオンラック機構等のトルク伝達系への衝撃力を緩和させるようにした電動パワーステアリング装置の制御装置を提供することにある。
本発明は、操舵トルク値及び車速に基づいて電流指令値を演算する電流指令値演算部と、前記電流指令値に基づいてステアリング機構に操舵補助力を付与するモータをパルス幅変調制御するモータ駆動制御部とを具備した電動パワーステアリング装置の制御装置に関し、本発明の上記目的は、ラック移動量及びラック移動速度を考慮してラックエンドに近づいたことを判定するラックエンド判定部を具備し、前記ラックエンドに近づいたときに前記電流指令値を制限し、前記制限した電流指令値が零となるタイミングで前記モータの前記パルス幅変調制御のデューティ比を所定時間だけ所定値に固定することにより達成され、前記電流指令値の制限を徐々に行うことにより、或いは前記パルス幅変調制御のデューティ比を所定値に固定する場合、前記モータに電磁ブレーキをかけるようにモータ駆動回路の上アーム又は下アームを短絡することにより、或いは前記ラックエンド判定部は舵角及び操舵角速度を入力して前記ラックエンドに近づいたことを判定することにより、より効果的に達成される。
また、本発明は、操舵トルク値及び車速に基づいて電流指令値を演算する電流指令値演算部と、モータ電流を検出するモータ電流検出器と、前記電流指令値及び前記モータ電流に基づいてステアリング機構に操舵補助力を付与するモータをパルス幅変調制御するモータ駆動制御部とを具備した電動パワーステアリング装置の制御装置に関し、本発明の上記目的は、前記モータ電流又は操舵角速度に基づいて操舵限界位置に達したことを判定する操舵限界判定部を具備し、前記操舵限界に達したときに前記パルス幅変調制御のデューティ比を所定時間だけ所定値1に固定することにより達成され、前記操舵限界判定部は前記モータ電流の変化率が所定値2以上で、かつ前記操舵角速度が所定値3以上のとき、前記操舵限界位置に達したと判定することにより、或いは前記操舵限界判定部は前記操舵角速度の変化率が所定値4以上のとき、前記操舵限界位置に達したと判定することにより、或いは前記パルス幅変調制御のデューティ比を前記所定値1に固定する場合、前記モータへ出力されるデューティ比を前記所定値1で制限した値に切替えることにより、或いは前記パルス幅変調制御のデューティ比を所定値1に固定してから所定時間が経過したときに、前記デューティ比の前記所定値1への固定を解除することにより、より効果的に達成される。
本発明に係る電動パワーステアリング装置の制御装置によれば、機構を使用することなくラックエンドに近づいたことを電気的に判定し、ラックエンドに近づいたことを判定した時に電流指令値を徐々に制限すると共に、制限した電流指令値が零となるタイミングでモータ端子間を短絡することにより電磁ブレーキ力を発生させているので、運転者に衝撃が伝わることもなく、操舵感を向上させることができる。
ラックエンドストッパ手前の領域より電磁ブレーキをかけるようにしているので、ストッパへの衝撃力を著しく低減させる効果があり、コストアップもなく、運転者の操舵感を損なうこともない。
また、ストッパに当たる瞬間まで通常通りのアシストができることが理想であるので、制限をかけるのはできるだけ遅くしたいという要請があるが、本発明においては、電流が流れなくなるときのタイミングで電磁ブレーキをかけるので、通常アシストを実施できる範囲を広くすることができる。
更に、ストッパに当たった後も操舵角速度等に基づいて操舵限界位置に達したことを判定して、モータの慣性によるアシストが発生しないようデューティ比を所定値に固定して保護制御を実施しているので、ストッパや減速ギア、ユニバーサルジョイント、ピニオンラック機構等のトルク伝達系に発生する衝撃カの最大値を低減させることができる。
本発明の電動パワーステアリング装置の制御装置では、ラック移動量と比例関係にある舵角(ハンドル回転角)を検出する舵角センサと、舵角からラック移動速度と比例関係にある操舵角速度(ハンドル回転速度)を算出する角速度算出部と、舵角及び操舵角速度に基づいてラックエンドに近づいたことを判定するラックエンド判定部とを設け、ラックエンドに近づいたときに電流指令値を徐々に減衰させる制限を加え、制限を加えた電流指令値が零になるタイミングに合わせ、ラックエンドストッパの手前の領域よりモータ端子間を短絡させ、電磁ブレーキをかけることによって衝撃を低減させる。
モータ電流と操舵角速度に基づいて操舵限界位置に達したことを判定する操舵限界判定部を設け、ストッパに当たった後もモータの慣性によるアシストが発生しないようにデューティ比を所定値に固定してストッパや減速ギア、ユニバーサルジョイント、ピニオンラック機構等のトルク伝達系に発生する衝撃カの最大値を低減させる。
また、その際、操舵角速度に対応させて電流指令値の減衰のさせ方や電磁ブレーキ力を変化させるように制御することも可能である。
以下に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1実施例を図14に対応させて示しており、舵角センサ41により検出された舵角θはラックエンド判定部40に入力されると共に、角速度算出部42に入力される。角速度算出部42で算出された操舵角速度ω(ω=dθ/dt)はラックエンド判定部40に入力される。
ラックエンド判定部40は、舵角センサ41により検出された舵角θと角速度算出部42で検出された操舵角速度ωとに応じてラックエンドに近づいたことを判定し、ラックエンドに近づいたことが判定されたときに判定信号CD1を出力する。電流制限部33はラックエンド判定部40から判定信号CD1が入力されると、電流指令値Irefを零になるまで徐々に低減させる。また、ラックエンド判定部40は、電流指令値Irefが零になるタイミングに合わせ、判定信号CD2を出力する。モータ駆動回路50はラックエンド判定部40から判定信号CD2が入力されると、モータ端子間の短絡(回生制動)によってモータ20に電磁ブレーキをかける。
モータ駆動回路50の詳細を図2に示して説明する。モータ駆動回路50は駆動素子であるFET1〜FET4から成るHブリッジ回路部と、FET1〜FET4の各ゲートを制御するゲート制御部とから構成されている。Hブリッジ回路部はFET1及びFET2による上段アームと、FET3及びFET4による下段アームとで構成されている。ゲート制御部では、操舵補助指令値Vrefが変換部51に入力され、変換部51で各FET1〜FET4に対するタイミング信号D1〜D4が生成され、タイミング信号D1〜D4がゲート駆動回路54a、55a、54b、55bへ入力され、FETの駆動が可能なゲート信号が生成される。しかし、変換部51で作成されたタイミング信号D3及びD4は直接ゲート駆動回路55a及び55bに入力されず、それぞれデッドバンド補償のためのデッドタイム回路52及び53に入力され、デッドタイムΔtを補償するようになっている。
Hブリッジ回路部を構成するFET1及びFET3は交互にオン・オフを繰り返し、同じようにFET2及びFET4は交互にオン・オフを繰り返す。しかし、FETは理想スイッチではなく、ゲート信号の指示通りに瞬時にオン又はオフせず、ターンオンタイムやターンオフタイムを要する。このため、FET1へのオンの指示とFET3へのオフの指示が同時になされると、FET1及びFET3が同時にオンになって上下段アームが短絡する問題がある。そこで、通常アシスト時にFET1及びFET3が同時にオンすることのないように、ゲート駆動回路54aへオフ信号を与えた場合、ゲート駆動回路55aに直ちにオン信号を与えず、デッドタイム回路52でデッドタイムΔtの間をおいてオン信号をゲート駆動回路55aに与えることにより、FET1及びFET3の上下段短絡を防止している。FET2及びFET4も同様である。
次に、舵角θと判定信号CD1,CD2の関係について説明する。
ラックエンド判定部40には舵角θと操舵角速度ωが入力され、舵角θはラック移動量と正比例の関係にあり、ハンドル中立(直進状態)位置の舵角を零とし、ラックエンドストッパに当りそれ以上ハンドルが切れない最大舵角をθeとする。中立位置からハンドルを切り続け、所定の舵角θjに達するとラックエンド判定部40は操舵角速度ωの値に基づいて、電流指令値Irefを減衰させ始める減衰開始舵角θsと、電流指令値Irefが減衰して零になるブレーキ舵角θbとを決定する。
ハンドルを切り続け減衰開始舵角θsに達すると、ラックエンド判定部40は舵角θに応じた判定信号CD1を出力して電流制限部33に入力する。電流制限部33は判定信号CD1の値に従って電流指令値Irefを減衰させ、更に舵角θがブレーキ舵角θbに達したときに電流指令値Irefは零となる。舵角θがブレーキ舵角θbに達すると、ラックエンド判定部40は舵角θに応じた判定信号CD2を出力してモータ駆動回路50に入力する。モータ駆動回路50は、判定信号CD2の値に従ってモータ20に電磁ブレーキをかける。この時、電流制限部33で制限された電流指令値Irefmは零となっているので、モータ20は駆動されていない。従って、モータ20に電磁ブレーキをかけても、モータ駆動の急変により運転者に違和感を与える心配はない。
ここで、ラックエンド判定部40がどのように各舵角を決定するかを、図3に各舵角θの関係を示して説明する。
最大舵角θeはラックエンドストッパに当るまでの角度であるので、ストッパの設定位置により決まっている。右切り時の減衰開始舵角θsと左切り時の減衰開始舵角θsの幅である舵角範囲θwは、電流指令値Irefに制限をかけていない通常のアシスト制御が行われる舵角範囲である。従って、可能な限り舵角範囲θwを広くとることが望ましい。即ち、減衰開始舵角θsをできるだけ大きくし、減衰開始舵角θsからストッパまでの操舵角度Δθをできるだけ小さくすることが望ましい。
一方、本発明の目的であるストッパへの衝撃を小さくするためには、できるだけ早めに電流指令値Irefに制限を加え、早めに電磁ブレーキをかけることが望ましい。即ち、ストッパへの衝撃を小さくするためには、減衰開始舵角θsからストッパまでの操舵角度Δθをできるだけ大きくすることが望ましい。そこで、次に各舵角θの最適値を求める方法について説明する。
電流指令値Irefを減衰させ、零にするまでに要する時間は、操舵角速度ωが大きいほど長く、操舵角速度ωが小さいほど短くすることにより、運転者に違和感を与えないスムーズな減衰を行うことができる。本発明では、舵角θがスレッショルド舵角θjに達したときに、操舵角速度ωから電流指令値Irefの減衰に要する最適な時間を算出し、この減衰に要する時間から、その間に変位するであろう舵角θを推定することにより、減衰開始舵角θsと電流指令値Irefが零になるブレーキ舵角θbの間隔を決定する。
電流指令値Irefを減衰させる方法の一例として、図4に示すように減衰開始舵角θsの判定信号CD1を「1」とし、舵角θが減衰開始舵角θsから進むに従って徐々に判定信号CD1を小さくし、ブレーキ舵角θbで零となるような特性を設定する。電流制限部33では電流指令値Irefと判定信号CD1とを乗算し、制限された電流指令値Irefmとして出力する。他の方法を採用することも可能である。
同様に、舵角θがスレッショルド舵角θjに達したときに、操舵角速度ωから、舵角θがブレーキ舵角θbに達してから電磁ブレーキをかけはじめ、最大舵角θeで適切な衝突力(理想的には零)となるような時間を算出し、その間に変位するであろう舵角θを推定することにより、ブレーキ舵角θbと最大舵角θeとの間隔を決定する。図5に示すようにHブリッジ回路の上段のFET1及びFET2をオフすると共に、下段FETの一方(本例ではFET3)をデューティ比100%でオンし、他方(本例ではFET4)をPWM制御で徐々に電磁ブレーキをかける。電磁ブレーキのかけ方(PWM制御によるデューティ比の与え方)の一例として、図6のように舵角θに応じた判定信号CD2を決めると良い。即ち、ブレーキ舵角θbから最大舵角θeまで、舵角θに比例して判定信号CD2(デューティ比)を大きくする。他の方法で判定信号CD2を決めることも可能である。
電流指令値Irefの減衰のさせ方、電磁ブレーキのかけ方(PWM制御によるデューティ比の与え方)は、運転者に違和感を与えないように操舵角速度ωに応じて決定され、それに応じた減衰開始舵角θs及びブレーキ舵角θbが決定される。これらの舵角θs及びθbは、舵角θがスレッショルド舵角θjに達したときに演算される。スレッショルド舵角θjの値は、舵角θを推定する際の誤差を小さくするためにもできるだけ大きな値が望ましい。そこで、搭載する車両データから推定されるストッパまでの操舵角度Δθが最も大きくなる場合を想定し、その時の減衰開始舵角θsの値をスレッショルド舵角θjとすることが望ましい。
ここで、ラックエンド判定部40の動作を図7のフローチャ−トに従って説明する。
ラックエンド判定部40は、先ず操舵トルク値Tを0とし(ステップS10)、舵角センサ41から舵角θを入力し(ステップS11)、舵角θがスレッショルド舵角θj以上であるか否かを判定する(ステップS12)。そして、舵角θがスレッショルド舵角θjよりも小さければ操舵トルク値Tを零とし(ステップS13)、通常アシストを実行し(ステップS206)、上記ステップS11にリターンする。
上記ステップS12で、入力された舵角θがスレッショルド舵角θj以上と判定された場合には、操舵トルク値Tが零であるか否かを判定し(ステップS14)、操舵トルク値Tが零である場合には操舵角速度ωに応じたブレーキ舵角θb及び減衰開始舵角θsを決定する(ステップS15)。そして、操舵トルク値Tを「1」とし(ステップS16)、舵角θが減衰開始舵角θs以上であるか否かを判定する(ステップS30)。また、上記ステップS14で操舵トルク値Tが零でないと判定された場合も、ステップS30に進む。
ステップS30で舵角θが減衰開始舵角θsよりも小さいと判定された場合には、通常アシストを実行し(ステップS20)、上記ステップS11にリターンする。また、上記ステップS30で舵角θが減衰開始舵角θs以上と判定された場合には、判定信号CD1による電流指令値Irefを減衰させ(ステップS31)、その後に舵角θが減衰開始舵角θb以上であるか否かを判定する(ステップS32)。そして、舵角θが減衰開始舵角θb以上であれば上記ステップS11にリターンし、舵角θが減衰開始舵角θbよりも小さければ判定信号CD2の出力によって電磁ブレーキをかけ(ステップS33)、上記ステップS11にリターンする。
上記第1実施例では、操舵角θと操舵角速度ωに基づいてラックエンドに近づいたことを検出し、衝撃に対する保護制御を実施している。タイヤが縁石等に当たりストッパに当たる前に操舵限界位置となった場合、或いは大きな操舵トルクや速い操舵角速度でストッパに当てた場合(電磁ブレーキのかけ方が不足した場合)など、当たった後に発生する衝撃カの最大値を低減させることを目的とする第2実施例を、以下に説明する。
第1実施例1の保護制御を実施しない状態で、操舵限界位置に達した場合のモータ電流Imは図8(A)のようになり、操舵角速度ωは図8(B)のようになる。ラックの移動が急停止され、ピニオンラック機構、ユニバーサルジョイント、減速ギアを介してモータの回転が停止されるので、大きなモータ電流Imが流れると共に操舵角速度ωは減少し、モータの慣性モーメントによるトルクがトルク伝達系に加わる。特にモータ電流Imの時間変化率が大きく、通常の操舵では発生しないような大きな傾きである。この図8(A)の例では4000A/sec程度であり、機械的な操舵限界に当たった場合にしか生じない電流変化率である。
この特性より、モータ電流Imの時間変化率を演算し、電流変化率が所定値(例えば3500A/sec)以上の場合、操舵角速度ωの時間変化率が所定値以上の場合、モータ20へ出力されるデューティを所定値(例えば3%)に固定してモータ20から発生するトルクを低減すれば良いことが分かる。
このようなことより本実施例では図9に示すように、モータ電流Im、操舵角速度ωに基づいて操舵限界位置を判定する操舵限界判定部60を設け、操舵限界判定部60からの操舵限界フラグFlgによってモータ駆動回路50Aにおけるデューティ指令値を切替えるようにしている。
モータ駆動回路50Aの詳細構成は図10に示すようになっており、操舵補助指令値Vrefはデューティ演算部50A1に入力されてデューティ演算され、デューティ演算された操舵補助指令値Vrefaはリミッタ50A2に入力されて最大値(又は最小値)を制限されると共に、切替部50A3の接点bに入力される。リミッタ50A2で最大値(又は最小値)を制限された操舵補助指令値Vreflは切替部50A3の接点aに入力され、切替部50A3の出力信号が変換部51に入力され、操舵限界フラグFlgがオンのときに切替部50A3の接点は“b”となっており、オフのときに接点“a”となっている。即ち、操舵限界フラグFlgがオンのときは、リミッタ50A2で最大値(又は最小値)を制限された操舵補助指令値Vreflが接点aを経て変換部51に入力されてタイミング信号D1〜D4が生成され、操舵限界フラグFlgがオフのときは、操舵補助指令値Vrefaが接点bを経て変換部51に入力されてタイミング信号D1〜D4が生成される。
このような構成において、操舵限界判定部60の動作を図11のフローチャートを参照して説明する。
先ずモータ電流Imを読込み(ステップS30)、操舵角速度ωを読込み(ステップS31)、電流変化率ΔImを演算する(ステップS32)。そして、電流変化率ΔImが所定値Ithより大きく、かつ操舵角速度ωの時間変化率が所定値ωthより大きいか否かを判定し(ステップS33)、電流変化率ΔImが所定値Ithより大きく、かつ操舵角速度ωが所定値ωthより大きい場合には操舵限界フラグFlgをオンし(ステップS34)、そうでなければ操舵限界フラグFlgをオフし(ステップS35)、リターンとなる。
また、操舵角速度ωの時間変化率Δωを操舵限界判定に用いた例を図12に示して説明する。
先ず操舵角速度ωを読込み(ステップS40)、角速度変化率Δωを演算する(ステップS41)。そして、角速度変化率Δωが所定値ωthより大きいか否かを判定し(ステップS42)、角速度変化率Δωが所定値ωthより大きい場合には操舵限界フラグFlgをオンし(ステップS43)、そうでなければ操舵限界フラグFlgをオフし(ステップS44)、リターンとなる。図8(A)、(B)のような特性であるため、電流変化率ΔImと角速度変化率Δωの向きが逆の場合に、操舵限界フラグFlgをオンにするようにして誤検出を防止するようにしても良い。
このように操舵限界判定部60ではモータ電流Imの時間変化率ΔImを演算し、電流変化率ΔImが所定値Ithよりも大きく、かつ操舵角速度ωが所定値ωthよりも大きい場合に、或いは角速度変化率Δωが所定値ωthよりも大きい場合に操舵限界フラグFlgをオンに設定し、リミッタ50A2で制限されたデューティを操舵補助指令値Vreflとするように切替える。操舵補助指令値Vreflは、モータ駆動回路50の変換部51で各FETへのパルス幅変調信号に変換され、ブリッジ回路のFETへ出力される。
本実施例の目的は、ストッパやユニバーサルジョイント等のトルク伝達系に発生する衝撃カの低減である。従って、操舵限界へ達した場合でも大きなトルクが発生しない場合は保護制御を実施する必要がない。また、通常操舵中においても、ベルジアン路等でブレーキを踏んだ場合には、タイヤから大きな振動荷重が入力される。大きな振動荷重はモータ電流Imの傾きが大きくなるため、不要な保護制御を実施してしまう恐れもある。そこで、操舵限界位置を確実に検出するために判定条件を追加して、モータ電流Imの絶対値が所定値(例えば40A)以上の状態が所定時間(例えば10ms)継続したとき、保護制御を実施するようにしても良い。
タイヤからの振動荷重の場合、モータ電流Imの傾きは大きいが、継続して大きなモータ電流Imが流れることがないため、操舵限界と区別することができる。また、操舵角速度ωが所定値ωthよりも大きい場合は大きな衝撃荷重が発生するため、保護制御を実施する。判定に使用する操舵角速度ωは操舵限界に達した後に急速に減少するため、端当て検出時間(10ms)より十分過去の操舵角速度ωを使用する(例えば20ms過去)。
操舵限界検出後、所定時間(例えば20ms) デューティを固定し続け、発生する衝撃力のピークを低減する。そして、所定時間(例えば20ms)経過後にデューティ固定を解除し、通常操舵に戻す。余り長い時間デューティを固定すると、ドライバに違和感として伝わってしまうため、衝撃力のピークを低減する最も短い時間を設定する。
操舵角速度ωが大きい場合は大きな衝撃荷重が発生するため、デューティ固定解除時間を長く設定しても良い。
デューティの固定方法は前述のように、リミッタ50A2によって制限されたデューティの操舵補助指令値Vreflと切替えてもよいし、第1実施例のように上アーム又は下アームのFETを短絡させ、電磁ブレーキモードを発生させるようにしてモータからトルク伝達系に伝わるトルクを低減させても良い。
デューティ固定や電磁ブレーキ処理の実施中はモータ電流Imが激しく変動するため、第1実施例と第2実施例を同時に実施する場合は、操舵角速度ωの時間変化率Δωを演算し、時間変化率Δωが所定値以上のとき保護制御を実施するようにしても良い。
本発明の実施例の説明は以上の通りであるが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば上記実施例では、モータの駆動目標値は目標電流値であるが、目標電圧値や目標トルク値であってもよい。また、上記実施例ではモータ駆動力を徐々に減衰するようにしているが、急峻にデューティ比を減じてもよい。また、上記実施例では、モータ20に対する駆動電流のデューティ比を減じることでモータ駆動力を減衰させているが、電圧を減じる等、他の手段により駆動電力を低減してモータ駆動力を減衰するようにしても良い。
更に、上述では2相モータについて説明したが、3相モータについても同様に適用可能である。判定に用いるモータ駆動電流Imは3/2相変換したq軸電流検出値を使用すればよいし、インバータの上アーム又は下アームのFETを全てオンするようにデューティ比を固定すれば電磁ブレーキを発生できる。舵角センサとして、コラム軸に取り付けられた既存の舵角センサを用いると良い。また、演算によりラックの移動量を得られるデータであれば、舵角以外のデータを利用しても良いし、直接ラックの移動量を測定しても良い。モータ回転角検出器が備わっている場合、操舵角速度の代わりにモータ回転速度を用いても良い。
本発明の第1実施例を示すブロック構成図である。 電動パワーステアリング装置におけるモータ駆動部の一実施例である。 各舵角の関係を示す図である。 判定信号CD1の求め方の一例を示す図である。 Hブリッジ回路の下段FETを一方の側をデューティ比100%で、他方の側をPWMにて徐々に電磁ブレーキをかける場合の回路結線図である。 判定信号CD2の求め方の一例を示す図である。 ラックエンド判定部の動作例を示すフローチャートである。 操舵限界位置に達した場合のモータ電流と操舵角速度の一例を示す特性である。 本発明の第2実施例を示すブロック構成図である。 モータ駆動回路の例を示すブロック図である。 第2実施例の動作例(角速度、電流変化率)を示すフローチャートである。 第2実施例の動作例(角速度変化率)を示すフローチャートである。 一般的な電動パワーステアリング装置の構成例を示す図である。 コントロールユニットの一例を示すブロック構成図である。
符号の説明
1 操向ハンドル
2 コラム軸
3 減速ギア
10 トルクセンサ
11 イグニションキー
12 車速センサ
14 バッテリ
20 モータ
30 コントロールユニット
31 電流指令値演算部
33 電流制限部
38 電流検出部
40 ラックエンド判定部
41 舵角センサ
42 角速度算出部
50、50A モータ駆動回路
50A1 デューティ演算部
50A2 リミッタ
50A3 切替部
51 変換部
52、53 デッドタイム回路
60 操舵限界判定部

Claims (9)

  1. 操舵トルク値及び車速に基づいて電流指令値を演算する電流指令値演算部と、前記電流指令値に基づいてステアリング機構に操舵補助力を付与するモータをパルス幅変調制御するモータ駆動制御部とを具備した電動パワーステアリング装置の制御装置において、
    ラック移動量及びラック移動速度を考慮してラックエンドに近づいたことを判定するラックエンド判定部を具備し、前記ラックエンドに近づいたときに前記電流指令値を制限し、前記制限した電流指令値が零となるタイミングで前記モータの前記パルス幅変調制御のデューティ比を所定時間だけ所定値に固定することを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。
  2. 前記電流指令値の制限を徐々に行うようになっている請求項1に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  3. 前記パルス幅変調制御のデューティ比を所定値に固定する場合、前記モータに電磁ブレーキをかけるようにモータ駆動回路の上アーム又は下アームを短絡するようになっている請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  4. 前記ラックエンド判定部は舵角及び操舵角速度を入力して前記ラックエンドに近づいたことを判定するようになっている請求項1乃至3のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  5. 操舵トルク値及び車速に基づいて電流指令値を演算する電流指令値演算部と、モータ電流を検出するモータ電流検出器と、前記電流指令値及び前記モータ電流に基づいてステアリング機構に操舵補助力を付与するモータをパルス幅変調制御するモータ駆動制御部とを具備した電動パワーステアリング装置の制御装置において、
    前記モータ電流又は操舵角速度に基づいて操舵限界位置に達したことを判定する操舵限界判定部を具備し、前記操舵限界に達したときに前記パルス幅変調制御のデューティ比を所定時間だけ所定値1に固定することを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。
  6. 前記操舵限界判定部は前記モータ電流の変化率が所定値2以上で、かつ前記操舵角速度が所定値3以上のとき、前記操舵限界位置に達したと判定するようになっている請求項5に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  7. 前記操舵限界判定部は前記操舵角速度の変化率が所定値4以上のとき、前記操舵限界位置に達したと判定するようになっている請求項5に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  8. 前記パルス幅変調制御のデューティ比を前記所定値1に固定する場合、前記モータへ出力されるデューティ比を前記所定値1で制限した値に切替えるようになっている請求項5乃至7のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  9. 前記パルス幅変調制御のデューティ比を所定値1に固定してから所定時間が経過したときに、前記デューティ比の前記所定値1への固定を解除するようになっている請求項5乃至8のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
JP2006172446A 2005-07-12 2006-06-22 電動パワーステアリング装置の制御装置 Active JP5050421B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006172446A JP5050421B2 (ja) 2005-07-12 2006-06-22 電動パワーステアリング装置の制御装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005202383 2005-07-12
JP2005202383 2005-07-12
JP2006172446A JP5050421B2 (ja) 2005-07-12 2006-06-22 電動パワーステアリング装置の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007045394A JP2007045394A (ja) 2007-02-22
JP5050421B2 true JP5050421B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=37848587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006172446A Active JP5050421B2 (ja) 2005-07-12 2006-06-22 電動パワーステアリング装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5050421B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9650067B2 (en) 2014-12-24 2017-05-16 Jtekt Corporation Steering control apparatus

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5011875B2 (ja) * 2006-06-07 2012-08-29 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置
JP5083661B2 (ja) * 2007-07-18 2012-11-28 株式会社ジェイテクト 電気式動力舵取装置
JP5401801B2 (ja) * 2008-02-18 2014-01-29 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置
JP5772210B2 (ja) * 2011-05-18 2015-09-02 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
JP2013001369A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Nippon Soken Inc 操舵制御装置
JP2013001370A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Nippon Soken Inc 操舵制御装置
JP5338946B2 (ja) * 2012-06-11 2013-11-13 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置
JP6209444B2 (ja) * 2013-12-25 2017-10-04 株式会社ショーワ 電動パワーステアリング装置
KR102160118B1 (ko) * 2014-06-18 2020-09-25 주식회사 만도 후륜 조향 시스템의 오버 스트로크 방지 방법
KR102153981B1 (ko) * 2014-08-25 2020-09-10 현대모비스 주식회사 능동전륜 조향장치 및 그 제어방법
JP6343240B2 (ja) * 2015-01-30 2018-06-13 株式会社ショーワ 電動パワーステアリング装置
JP6492319B2 (ja) * 2015-02-26 2019-04-03 日立オートモティブシステムズ株式会社 パワーステアリング装置の制御装置
JP6258887B2 (ja) * 2015-03-05 2018-01-10 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両用駆動機構の制御装置及び制御方法
US10597071B2 (en) 2016-08-24 2020-03-24 Nsk Ltd. Electric power steering apparatus
JP6492153B2 (ja) * 2017-12-07 2019-03-27 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両用駆動機構の制御装置及び制御方法
JP2019189149A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 株式会社デンソー ステアリング制御装置
CN111086553B (zh) * 2018-10-24 2022-03-11 蜂巢智能转向系统(江苏)有限公司 齿条末端保护方法、装置及电动助力转向系统
JP7234777B2 (ja) 2019-04-26 2023-03-08 株式会社ジェイテクト 転舵制御装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3399226B2 (ja) * 1996-04-26 2003-04-21 日産自動車株式会社 電動パワーステアリング装置
JP3422235B2 (ja) * 1997-10-31 2003-06-30 日産自動車株式会社 電動式パワーステアリング装置
JP3484968B2 (ja) * 1998-02-24 2004-01-06 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP4132439B2 (ja) * 1999-07-16 2008-08-13 株式会社豊田自動織機 電気式パワーステアリング装置
JP2001260926A (ja) * 2000-03-24 2001-09-26 Toyota Autom Loom Works Ltd パワーステアリング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9650067B2 (en) 2014-12-24 2017-05-16 Jtekt Corporation Steering control apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007045394A (ja) 2007-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5050421B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP5971426B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5050520B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4899662B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
EP2279927B1 (en) Electric power steering system
US9718492B2 (en) Electric power steering apparatus
JP2008143200A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2008213643A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2005193751A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
EP1714852A2 (en) Electric power steering apparatus
JP2008230580A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2005082119A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4978095B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5233083B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4238582B2 (ja) 車両用操舵制御装置
JP2000185660A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JPH08142886A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP4857991B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5011875B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5401801B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2011093442A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP3536487B2 (ja) 電動式パワ−ステアリング装置の制御装置
JP2015071345A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2008308002A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2008201338A (ja) 電動パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5050421

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803

Year of fee payment: 3