JP5050080B2 - 表面実装用水晶振動子の製造方法 - Google Patents

表面実装用水晶振動子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明はガラス封止による表面実装用水晶振動子(以下、表面実装振動子とする)の製造方法を技術分野とし、特に接合強度を高めて均一として生産性に優れた製造方法に関する。
(発明の背景)
水晶振動子は共振先鋭度を示すQ値が格段に高いことから、各種電子機器の発振器やフィルタ等に発振子や共振子として適用される。この中でも、表面実装振動子は小型・軽量であることから、特に携帯機器に採用される。このようなものの一つに、例えばガラス封止による表面実装振動子がある。この場合、ガラス封止は例えば共晶合金による封止とした場合に比較して安価となる。
(従来技術の一例)
第8図は一従来例を説明する図で、同図(a)は表面実装振動子の断面図、同図(b)は同底面図、同図(c)はカバーを除く同平面図である。
表面実装振動子はベース基板1とカバー2との低融点ガラス3を用いた封止による密閉容器内に水晶片4を封入してなる。ベース基板1は底壁1aと枠部壁1bを有する積層セラミックからなり、平面視矩形状として断面を凹状とする。ベース基板1(底壁1a)の内底面には一端部両側に一対の水晶保持端子5を有し、外底面の両端側に表面実装用の外部端子6を有する。水晶保持端子5と外部端子6とは積層面及びスルーホール加工による外側面の図示しない端面電極を経て電気的に接続する。
これらの場合、例えば、先ず、底壁1a及び枠部壁1bの多数が集合したセラミック生シート(グリーンシート)からなる図示しない底壁ウェハ及び枠壁ウェハを形成する。次に、底壁ウェハの各矩形状領域に水晶保持端子5、外部端子6及び端面電極等の回路パターンを印刷する。そして、底壁ウェハに枠壁ウェハを積層して焼成する。
次に、表面上に露出した回路パターンにNi及びAuメッキを施し、シート状ベース基板を形成する。そして、個々のベース基板1に分割する。ここでは、シート状ベース基板の分割前後に低融点ガラス3の元となるガラスペーストが各ベース基板1の開口端面にスクリーンマスクを用いた印刷によって塗布される。そして、ガラスペーストが焼成されてベース基板1の開口端面に仮固着される。なお、セラミック生シートの焼成温度は1600℃で低融点ガラス3の融点400℃よりも格段に高いことから別個に焼成される。
水晶片4は例えばATカットとして両主面に励振電極7aを有し、一端部両側に引出電極7bを延出する。引出電極7bの延出した水晶片4の一端部両側は、例えば導電性接着剤8によって水晶保持端子5に固着される。これにより、水晶片4の一端部両側が水晶保持端子5に電気的・機械的に接続する。
そして、水晶片4の収容されたベース基板1の開口端面(枠部壁1b上面)にカバー2の表面外周を位置決めして当接する。次に、低融点ガラス3の融点よりも高い温度で加熱するとともに約200g程度の加重を加える。これにより、ベース基板1の開口端面に設けた低融点ガラス3にカバー2の表面外周が密着して接合され、水晶片4を密閉封入する。カバー2は例えばセラミックからなり、ベース基板1の平面外形よりも若干小さくする。
特開2000−165180号公報 特開2008−236741号公報
(従来技術の問題点)
しかしながら、上記構成の表面実装振動子では、低融点ガラス3によるベース基板1とカバー2との接合強度が小さくなるとともに不均一になる問題があった。すなわち、ベース基板1の開口端面に対する低融点ガラス3はガラスペーストの印刷及び焼成によって形成される。この場合、例えば第9図に示したように、ガラスペースト3Aは液状なので、特に表面張力によって中央部が突出したかまぼこ状に印刷され、周回する方向で凹凸を有するうねりを生ずる。そして、そのままの状態で焼成されてカバー2の外周に低融点ガラス3が仮固着される。
このため、カバー2の表面外周をベース基板1に当接して焼成すると、かまぼこ状とした低融点ガラス3の先端領域のみがベース基板1の開口端面に接合される。これにより、接合界面の所謂シールパスが短くなって接合強度が小さくなる。このことから、前述のように、低融点ガラス3の溶融直後に矢印Pで示す方向に加圧してかまぼこ状の頂上部を押し潰して平坦部を大きくするとともに、周回する方向でのうねりをなくして平坦にする。また、加圧(加重)によって、加熱時における内雰囲気の膨張によるカバー2の浮き上がりを防止する。
しかし、この場合でも、特に、多数個例えば1000個を図示しない重石を有する冶工具によって一括処理する場合には、それぞれに対する加重力にはバラツキを生ずる。そして、例えば加重力が大きすぎるとガラスのはみ出しを生じて不良となって生産性を悪化させることから、加重力は小さめに抑制される。このため、接触面積は小さくなって接合強度も低下する方向となるとともに不均一になる問題があった。
また、この例では、ベース基板1及びカバー2はそれぞれ個々の状態で接合されるので生産性の悪い問題もあった。この場合、カバー2の突出を抑制するのにベース基板1の平面外形を小さくするものの、位置ズレ等を生じて外観不良とする問題も生ずる。
(発明の目的)
本実施例は低融点ガラスによる接合強度を高めて均一にし、生産性を高めた表面実装振動子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、特許請求の範囲(請求項1)に示したように、
少なくとも水晶片を密閉封入する平面視矩形状とした一組の容器部材を有し、前記一組の容器部材は対向する表面外周が低融点ガラスによって接合した表面実装用水晶振動子の製造方法において、
前記一組の容器部材のそれぞれに相当した矩形状領域を有して集合化した一組のシート状容器部材を形成するとともに、前記一組のシート状容器部材の矩形状領域の対向する少なくともいずれか一方の表面外周に、前記表面外周を周回する溝を形成する第1工程と、
前記溝を含む表面外周にガラスペーストを塗布して焼成し、前記表面外周に低融点ガラスを仮固着する第2工程と、
前記一組の容器部材内に前記水晶片を収容するとともに、前記一組の容器部材を対向して前記矩形状領域の表面外周を位置決めし、前記一組のシート状容器部材の他方の表面外周を、前記一組のシート状容器部材の一方の表面外周に仮固着された低融点ガラスに当接する第3工程と、
前記一組のシート状容器部材の各表面外周間の低融点ガラスを焼成し、前記一組の容器部材の表面外周を接合してシート状容器を形成する第4工程と、
前記シート状容器を縦横に分割して前記水晶片の密閉封入された個々の容器を得る第5工程とからなる構成とする。
このような構成であれば、溝の形成された容器部材の表面外周にガラスペーストを塗布するので、ガラスペーストが溝内に流入して(充填され)、ガラスペーストの表面張力による頂上部(中央部)が平坦化する。したがって、一組の容器部材の表面外周を当接しての加熱溶融時には、加圧力が小さくても接合面積が大きくなって接合強度を高めるとともに均一化する。また、低融点ガラスは溝を含む表面外周に形成されるので、溝を形成された表面外周に対する低融点ガラスとの接合強度を高める。
そして、容器部材の集合化したシート状容器部材の状態で接合した後、水晶片の密閉封入された個々の容器即ち表面実装振動子に分割するので、生産性を高める。この場合、分割された一組の容器部材例えばベース基板とカバーの平面外形は同一寸法となる。したがって、従来例でのカバーのベース基板に対する位置ズレを抑制する。
(請求項1の引用項)
本発明の請求項2では、前記表面外周の溝は隣接する表面外周間では独立した凹状溝とし、前記凹状溝間を分割してなる。同請求項3では、前記表面外周の溝は隣接する表面外周間では連続した凹状溝とし、前記凹状溝内を分割してなる。同請求項4では前記一組の容器部材は、凹状としたベース基板と平板状としたカバーとから、又は、前記一組の容器部材は平板状としたベース基板と凹状としたカバーとからなる。
同請求項5では、前記一組の容器部材は、前記水晶片を取り囲んで連結部によって結合した枠部と、前記枠部の両主面と表面外周が接合して前記水晶片とは離間したベース基板及びカバーとからなる。これらの請求項2乃至5の引用項によって発明の構成をさらに明確にする。
本発明の第1実施形態を説明する図で、同図(a)は表面実装振動子の断面図、同図(b)はベース基板に対するカバー接合時の一部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態の製造例を説明する図で、同図(a)はシート状ベース基板の平面図、同図(b)は同断面図である。 本発明の第1実施形態の製造例を説明するベース基板に対するカバー接合時の断面図である。 本発明の第2実施形態の製造例を説明する図で、同図(a)は第2図(a)の点線枠で示すシート状ベース基板の一部拡大図、同図(b)はシート状ベース基板の断面図である。 本発明の第2実施形態の製造例を説明するベース基板に対するカバー接合時の断面図である。 本発明の第1及び第2実施形態の他例を説明する表面実装振動子の断面図である。 本発明の第3実施形態を説明する図で、同図(a)は表面実装振動子(積層型)の断面図、同図(b)は枠付水晶片の平面図である。 従来例を説明する図で、同図(a)は表面実装振動子の断面図、同図(b)は同底面図、同図(c)はカバーを除く同平面図である。 従来例を説明するベース基板に対するカバー接合時の一部拡大断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態の製造方法を第1図(表面実装振動子の断面図及び一部拡大断面図)、第2図(ベース基板ウェハの平面図及び断面図)及び第3図(接合時の断面図)によって説明する。なお、前従来例と同一部分には同番号を付与してその説明は簡略又は省略する。
表面実装振動子は、前述したように、底壁1aと枠部壁1bとを有して凹状とした積層セラミックからなるベース基板1とカバー2からなる容器内に水晶片4を密閉封入してなる。ベース基板1とカバー2とは低融点ガラス3によって接合される。ベース基板1の内底面には水晶保持端子5を有し、外底面には水晶保持端子5に電気的に接続した実装用の外部端子6を有する。そして、励振電極7aから引出電極7bが延出した水晶片4の一端部両側が導電性接着剤8によって電気的・機械的に接続する。
この実施形態では、ベース基板1の開口端面となる表面外周にはこれを周回する断面凹状とした溝9(凹状溝9とする)を有する。そして、凹状溝9を含んだベース基板1とカバーとの表面外周が低融点ガラス3によって接合する。ここでは、先ず、ベース基板1の凹状溝9含む表面外周にメッシュ状のマスクを用いたスクリーン印刷によってガラスペースト3Aを塗布する。
この場合、ガラスペースト3Aは凹状溝9内に充填されるので、凹状溝9がない場合に比較し、頂上部(中央部)が鈍角になって平坦になる。要するに、表面張力による円弧状の曲率半径が凹状溝9によって大きくなることから頂上部が鈍角になって平坦になる。
次に、低融点ガラス3の融点(400℃)よりも高くベース基板1のセラミックの焼成温度(1600℃)よりも低い温度でガラスペースト3Aを焼成する。これにより、ガラスペースト3A中のバインダを蒸発させ、ベース基板1の表面外周である開口端面に低融点ガラス3を仮固着する。この場合、ガラスペースト3Aがそのままの状態で焼結するので、鈍角を維持して頂上部が平坦になる。
最後に、前述したと同様に、カバー2の表面外周を低融点ガラス3に当接して矢印P方向に加圧しながら、低融点ガラス3を再焼成する。これにより、カバー2の表面外周が低融点ガラス3の平坦部に当接して押圧されるので、従来よりも接触面積が大きくなる。そして、低融点ガラス3が接触面積を大きくしたまま溶融してベース基板1の開口端面にカバー2の外周が接合して封止される。
このような構成であれば、発明の効果の欄でも記載したように、低融点ガラス3は凹状溝9を含む表面外周に有するので、少なくとも一方の容器部材であるベース基板1の表面外周(開口端面)との接合強度を高める。そして、凹状溝9の形成されたベース基板1の表面外周にガラスペースト3Aを塗布するので、ガラスペースト3Aが凹状溝9内に流入して(充填され)、ガラスペースト3Aの表面張力による頂上部(中央部)が平坦化する。したがって、カバー2の表面外周を当接しての加熱溶融時には加圧力が0を含めて小さくなっても、接触面積が大きくなって接合強度を高めるとともに均一化する。
なお、上記例では表面実装振動子単体での製造としたが、具体的には、第2図(ab)に示したように、セラミック生シートの状態で一体的に形成された後、個々の表面実装振動子に分割される。すなわち、先ず、セラミック生シートからなる枠壁ウェハ1Bの状態で押し込み加工によって各枠部壁1bの表面外周に凹状溝9が形成される。次に、水晶保持端子5や外部端子6等の回路パターンの形成された底壁ウェハ1Aに枠壁ウェハ1Bを積層し、焼成及びメッキしてシート状ベース基板1Xを形成する。
次に、シート状ベース基板1Xの各枠部壁上面(開口端面)となる凹状溝9を含む表面外周にガラスペースト3Aをスクリーン印刷によって塗布する。この場合、ガラスペースト3Aは隣接する枠部壁上面間では各枠部壁上面ごとに独立して形成される。すなわち、各ガラスペースト3Aは基本的には相互に離間する。但し、図では便宜的に連続して描かれている。そして、ガラスペースト3Aを焼成して枠部壁上面(表面外周)に低融点ガラス3を仮固着する。
次に、シート状カバー2Xを上側としてシート状ベース基板1Xの上面に位置決し、各カバー2の表面外周を各ベース基板1の枠壁上面(表面外周)の低融点ガラス3に当接する。そして、シート状カバー2Xの上方から全体的に加圧するとともに低融点ガラス3を溶融する。これにより、シート状カバー2Xをシート状ベース基板1Xに接合し、シート状容器を得る。最後に、第3図に示したように、シート状容器を分割線X−X、Y−Yに沿って厚み方向(Z−Z)に分割し、個々の表面実装振動子を得る。
この場合でも、前述と同様に、各低融点ガラス3の頂上部が平坦化してカバー2の表面外周との接触面積が大きくなるので、加圧力が小さくても接合強度を高めて均一化する。そして、シート状ベース基板1X及びシート状カバー2Xの状態で接合後に分割するので生産性を高められる。なお、第2図及び第3図ではベース基板1を便宜的に4個としたが、実際には500個程度となる。
(第2実施形態)
以下、第4図及び第5図によって本発明の第2実施形態の製造例を説明する。但し、第4図(a)は第2図(a)の点線枠で示すシート状ベース基板の一部拡大図、同図(b)はシート状ベース基板の断面図、第5図はベース基板に対するカバー接合時の断面図である。
第2実施形態では、シート状ベース基板1Xの各ベース基板1の隣接する表面外周間では連続した凹状溝9(連続凹状溝9A)を形成する。そして、連続凹状溝9Aを含む表面外周にガラスペースト3Aを塗布し、これを焼成して低融点ガラス3を仮固着する。
次に、シート状ベース基板1Xにシート状カバー2Xを位置決めし、各ベース基板1の連続した枠壁上面の低融点ガラス3に各カバー2の隣接した表面外周を当接する。次に、低融点ガラス3を焼成してシート状ベース基板1の上面にシート状カバー2Xを接合する。最後に、分割線X−X、Y−Y、Z−Z方向に分割して個々の表面実装振動子を得る。
このような構成であっても、第1実施形態と同様に、隣接した表面外周に設けた連続凹状溝9Aを含む表面外周の各低融点ガラスの重畳部が平坦化する。したがって、各ベース基板1の隣接する表面外周となる枠壁上面(開口端面)の低融点ガラス3に対する各カバーの隣接する表面外周との接触面積が大きくなる。これにより、加圧力が小さくても接合強度を高めて均一化する。この場合、シート状容器の分割後でも、ベース基板1の低融点ガラス3とカバー2の表面外周との接合面積が大きいので、接合強度を高めて均一にする。
(第1及び第2実施形態の変形例)
第1及び第2実施形態では、ベース基板1は積層セラミックとし、カバー2はセラミックとしたが、これに限らず、いずれもガラスや水晶としても構成できる。また、カバー2は金属であってもよい。これらの場合、例えば第6図(断面図)に示したように、ベース基板1の凹状溝9はウェットやドライのエッチング等によって形成される。そして、一対の水晶保持端子5は内壁に設けた貫通電極(スルーホール)10によって外部端子6に接続し、例えば金属体の溶融等によって封止される。
また、凹状溝9はベース基板1の表面外周となる開口端面(枠部壁上面)に設けたが、カバー2の表面外周に設けた場合でも同様の効果を奏する。この場合、カバー2の表面外周にガラスペースト3Aを上方から塗布して焼成によって仮固着した後、前述同様にカバー2を反転してベース基板1の開口端面上に位置決めして焼成する。要するに、カバー2を上側としてベース基板1を下側とする。あるいは、カバー2を下側としてベース基板2を上側として位置決めして焼成してもよい。
また、ベース基板1は平板状としてカバー2を凹状としても同様である。そして、凹状溝9は断面四角状としたが、これに限らず、円弧状やV字状であってもよく、低融点ガラス3のガラスペースト3Aが充填される窪みであればよい。さらに、ベース基板1には水晶片4以外に例えば発振回路を形成するICチップ等を収容することもできる。なお、ベース基板1及びカバー2が特許請求の範囲での一組の容器部材に相当する。
(第3実施形態)
第7図は本発明の第3実施形態を説明する図で、同図(a)は表面実装振動子の断面図、同図(b)は枠付水晶片の平面図である。なお、第1実施形態と同一部分の説明は簡略又は省略する。
第3実施形態では、枠付水晶片4Xを用いてベース基板1とカバー2との積層型とする。枠付水晶片4Xは水晶片4及びこれを取り囲む枠部4a、両者を一端側で結合する連結部4bからなる。そして、両主面の励振電極7aから連結部4bを経て外周となる枠部4aの一組の対角部に引出電極7bを延出する。そして、少なくとも一方の引出電極7bは貫通電極11によって反対面に延出し、同一面の対角部に端子部7cを設ける。
ベース基板1及びカバー2は例えばいずれも凹状として水晶やガラスからなる。そして、枠付水晶片4Xの両主面に凹面側を対面し、ベース基板1及びカバー2の表面外周が低融点ガラス3によって枠部4aに接合する。ここでは、外部端子6を有するベース基板1の表面外周及び枠付水晶片4Xの表面外周となる枠部4aの各上面に凹状溝9を有する。
そして、先ず、ベース基板1及び枠付水晶片4Xの凹状溝9を含む表面外周にガラスペースト3Aを塗布して焼成によって仮固着する。次に、ベース基板1、枠付水晶片4X及びカバー2を順次に位置決めして当接した後に焼成し、三者の表面外周を接合(封止)する。これにより、枠付水晶片4Xの水晶片4を密閉封入する。
この場合、枠付水晶片4Xの引出電極7bの端子部7cに対応したベース基板1の一組の対角部には図示しない金属膜を有する。そして、貫通電極12によって外部端子6と電気的に接続する。そして、金属膜上にはAuSn等の共晶合金13が設けられ、ガラスペースト3Aの加熱溶融時に同時に溶融して端子部7cと電気的に接続する。共晶合金13の溶融温度は例えばAuSnでは280℃であり、低融点ガラス3のそれよりも低いことから同時に溶融する。
なお、第3実施形態でも、第1実施形態と同様に、シート状ベース基板、シート状カバー及びシート状枠付水晶片の状態で接合した後、個々の表面実装振動子に分割することができる。また、凹状溝9はベース基板1、枠付水晶片4X及びカバー2の対面する表面外周の少なくともいずれか一方に形成されてあればよい。そして、凹状溝9は前述同様に低融点ガラス3のガラスペースト3Aが充填される窪みであればよい。なお、ベース基板1、カバー2及び枠付水晶片4Xの枠部4aが特許請求の範囲での一組の容器部材に相当する。
1 ベース基板、2 カバー、3 低融点ガラス、3A ガラスペースト、4 水晶片、4X 枠付き水晶板、4a 枠部、4b 連結部、5 水晶保持端子、6 外部端子、7a 励振電極、7b 引出電極、8 導電性接着剤、9 凹状溝、10、11、12 貫通電極、13 共晶合金。

Claims (5)

  1. 少なくとも水晶片を密閉封入する平面視矩形状とした一組の容器部材を有し、前記一組の容器部材は対向する表面外周が低融点ガラスによって接合した表面実装用水晶振動子の製造方法において、
    前記一組の容器部材のそれぞれに相当した矩形状領域を有して集合化した一組のシート状容器部材を形成するとともに、前記一組のシート状容器部材の矩形状領域の対向する少なくともいずれか一方の表面外周に、前記表面外周を周回する溝を形成する第1工程と、
    前記溝を含む表面外周にガラスペーストを塗布して焼成し、前記表面外周に低融点ガラスを仮固着する第2工程と、
    前記一組の容器部材内に前記水晶片を収容するとともに、前記一組の容器部材を対向して前記矩形状領域の表面外周を位置決めし、前記一組のシート状容器部材の他方の表面外周を、前記一組のシート状容器部材の一方の表面外周に仮固着された低融点ガラスに当接する第3工程と、
    前記一組のシート状容器部材の各表面外周間の低融点ガラスを焼成し、前記一組の容器部材の表面外周を接合してシート状容器を形成する第4工程と、
    前記シート状容器を縦横に分割して前記水晶片の密閉封入された個々の容器を得る第5工程とからなることを特徴とする表面実装用水晶振動子の製造方法。
  2. 請求項1において、前記表面外周の溝は隣接する表面外周間では独立した凹状溝とし、前記凹状溝間を分割してなる表面実装用水晶振動子の製造方法。
  3. 請求項1において、前記表面外周の溝は隣接する表面外周間では連続した凹状溝とし、前記凹状溝内を分割してなる表面実装用水晶振動子の製造方法。
  4. 請求項1において、前記一組の容器部材は、凹状としたベース基板と平板状としたカバーとから、又は、前記一組の容器部材は平板状としたベース基板と凹状としたカバーとからなる表面実装用水晶振動子の製造方法。
  5. 請求項1において、前記一組の容器部材は、前記水晶片を取り囲んで連結部によって結合した枠部と、前記枠部の両主面と表面外周が接合して前記水晶片とは離間したベース基板及びカバーとからなる表面実装用水晶振動子の製造方法。
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