JP6305713B2 - 電子部品収納用パッケージの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、小型化されたセラミックパッケージのキャビティ部に半導体素子や、圧電振動片等の電子部品を搭載し、金属製蓋体を接合して電子部品を中空状態で気密に封止して収納するための電子部品収納用パッケージに関する。
近年、電子部品収納用パッケージは、電子部品を搭載させた装置、例えば、携帯電話や、パソコン等の小型化、高信頼性化等の要求に伴い、ますます小型化で気密信頼性の高いパッケージの対応が求められている。これに対応するために、電子部品収納用パッケージには、アルミナ(Al)や、窒化アルミニウム(AlN)等のセラミック基体からなるパッケージが用いられている。そして、電子部品収納用パッケージは、セラミック基体の上面外周囲に設けるタングステン(W)や、モリブデン(Mo)等の高融点金属からなる環状のろう付け用メタライズ膜の表面にNiめっき被膜を形成した後、間にAgCuろう材を介して加熱してろう付け接合する環状の金属枠体を設けている。
金属枠体は、通常、下面にAgCuろう材が貼り付けられ(通称、クラッドされ)ており、このろう材面を、表面にNiめっき被膜が施された環状のろう付け用メタライズ膜の上面に当接させ加熱してろう付け接合されるようになっている。これによって、金属枠体は、下面がNiめっき被膜の施された環状ろう付け用メタライズ膜の上面に接合されると共に、環状ろう付け用メタライズ膜の上面と金属枠体の壁面との間にAgCuろうメニスカスを形成して接合強度を向上させている。そして、上記の電子部品収納用パッケージは、セラミック基体と、金属枠体の内周側壁面で形成されるキャビティ部に、電子部品が搭載された後、金属枠体の上面にシーム溶接で金属製の蓋体を接合させるパッケージとして用いている。このような電子部品収納用パッケージは、安価にすることが求められているので、従来から、個片体の電子部品収納用パッケージが縦横方向に隣接して配列するようにして母基板内に多数個を形成して作業の合理化を図っている。そして、母基板には、通常、焼成前の複数枚の大型のセラミックグリーンシートの積層体に多数個の個片体が縦横方向に配列する押圧溝を押圧刃で押圧して設け、焼成した後に個片体に分割できる分割溝とし、金属枠体をろう付け接合させた後、この分割溝で分割することでそれぞれが所定の大きさの安価な個片体の電子部品収納用パッケージになるようにしている。
しかしながら、従来の電子部品収納用パッケージは、電子部品を収納するためのキャビティ部の大きさを確保しながら蓋体をシーム溶接させてキャビティ部に電子部品を中空状態で気密に封止のに必要な金属枠体を接合させるための環状のろう付け用メタライズ膜のシールパス幅が狭くなっている。そして、これによって、電子部品収納用パッケージは、環状のろう付け用メタライズ膜と金属枠体を接合させるろう付け接合面積が狭くなり、ろう材溜まり量が少なくなっている。また、電子部品収納用パッケージは、ろう付け接合面積を増やすために、ろう付け用メタライズ膜の枠幅に金属枠体の枠幅を近似させると、金属枠体の外形となる部分にろう付け用メタライズ膜の引き下がり部分を設けることが難しくなって、充分なメニスカス形状を形成することが難しくなっている。従って、従来の電子部品収納用パッケージは、金属枠体のろう付け用メタライズ膜への接合強度が低くなって、蓋体を接合させたパッケージの気密信頼性の低下をきたしている。
そこで、従来の電子部品収納用パッケージには、セラミックパッケージの封止構造という発明の名称のもとに、セラミックパッケージのキャビティ部の外周囲にろう付け用メタライズパターンを形成し、このろう付け用メタライズパターンにろう材で接合された金属枠体に金属製の蓋体を溶着することで、セラミックパッケージのキャビティ部を蓋体で気密に封止するセラミックパッケージの封止構造において、ろう付け用メタライズパターンの形成領域を部分的に盛り上がらせる凸部を厚膜法で形成することで、ろう付け用メタライズパターンと金属枠体とを接合するろう材のろう材溜まりを拡大したセラミックパッケージの封止構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の電子部品収納用パッケージには、絶縁基体の表面に高融点金属粉末の金属ペーストを焼成することによって形成した枠状のメタライズ金属層に金属枠体をろう材を加熱溶融することによってろう付けし、金属枠体に金属製蓋体を溶接して成る容器内部に電子部品を気密に収納する電子部品収納用パッケージであって、枠状のメタライズ金属層が、第一メタライズ金属層と、第一メタライズ金属層上に積層された、第一メタライズ層および金属枠体よりも幅の狭い第二メタライズ金属層とから成り、第一メタライズ金属層の厚みが10乃至20μmであり、第二メタライズ金属層の厚みが10乃至50μmであるものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記特許文献1や、特許文献2で開示されるような電子部品収納用パッケージは、セラミック基体の金属枠体をろう付け接合させる側のメタライズ膜のメタライズ量が多い構造となると共に、メタライズの焼成収縮がセラミックの焼成収縮より大きいので、焼成前のメタライズと、セラミックの同時焼成によって焼成後のセラミック基体の第1、第2のろう付け用メタライズ膜側が凹状となる反りを発生させている。このような電子部品収納用パッケージは、例え、第1のろう付け用メタライズ膜の上面に、連続的、あるいは断続的な第2のろう付け用メタライズ膜を設けたとしても、金属枠体をろう付け接合させるセラミック基体の第1、第2のろう付け用メタライズ膜に凹状となる反りを発生させており、この第1、第2のろう付け用メタライズ膜に当接する金属枠体のろう材部分からろう材が順次濡れ広がって行くようになっている。そして、この電子部品収納用パッケージは、第1、第2のろう付け用メタライズ膜の凹状の反り形状に追随して金属枠体が接合されるので、金属枠体の上面側に凹状となる反りを発生させている。従って、このような電子部品収納用パッケージは、上面側が凹状の反りとなった金属枠体に平板状の金属製蓋体を溶着させたときの気密信頼性の低下を発生させることとなっている。
そこで、金属枠体の変形の抑制が可能であるとする従来の電子部品収納用パッケージには、上面に四角形状の凹部を有する絶縁基体と、凹部の内側から外面にかけて形成された配線導体と、絶縁基体の上面に被着されたメタライズ層と、メタライズ層にろう付けされた、蓋体が接合される金属枠体とを備え、メタライズ層は、凹部を囲んで絶縁基体の上面に被着された四角枠状の第1のメタライズ層と、第1のメタライズ層の辺部分のみにおいて第1のメタライズ層の上面に被着された、第1のメタライズ層よりも幅が狭い第2のメタライズ層とからなるものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
また、金属枠体を平坦に接合できるとする従来の電子部品収納用パッケージには、平面視が矩形の表面および裏面を有し、表面に開口するキャビティを有するセラミック製のパッケージ本体と、平面視が枠状の表面に形成された第1メタライズ層、および第1メタライズ層の表面に枠状に形成され且つパッケージ本体の内外方向に沿った幅が第1メタライズ層の幅より狭い第2メタライズ層と、を備えたセラミックパッケージであって、平面視で表面の各コーナー部における第2メタライズ層の内外方向に沿った幅は、平面視でコーナー部を除いた領域における第2メタライズ層の内外方向に沿った幅よりも狭いものが提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開平9−139439号公報 特開平10−242319号公報 特開2010−135711号公報 特開2013−138070号公報
しかしながら、前述したような従来の電子部品収納用パッケージには、次のような問題がある。
特許文献3で開示されるような電子部品収納用パッケージは、セラミック基体のコーナー部に第2のろう付け用メタライズ膜が設けられてなく、金属枠体をろう付け用メタライズ膜上に載置したときに、金属枠体に予め貼り付けて設けられているろう材が第2のろう付け用メタライズ膜で支持され、コーナー部の第1のろう付け用メタライズ膜にはろう材が当接しない形態となる場合がある。このような形態の電子部品収納用パッケージは、金属枠体に予め貼り付けて設けられているろう材が加熱されて溶融状態となった段階で、ろう材がコーナー部にできる空洞を第2のろう付け用メタライズ膜に当接している部分側からコーナー部の第1のろう付け用メタライズ膜の表面先端側に濡れ広がることで、コーナー部に空洞を残したり、コーナー部でのなだらかなろう材のメニスカス形状ができなくなっている。従って、この電子部品収納用パッケージでは、金属製の蓋体を溶着させるときに発生するコーナー部の応力集中をメニスカスで分散させることができないので、第1のろう付け用メタライズ膜のセラミック基体からの剥がれを発生させることがあり、キャビティ部の気密信頼性を低下させることとなっている。
特許文献4で開示されるような電子部品収納用パッケージは、セラミック基体のコーナー部に第2のろう付け用メタライズ膜を設けると共に、コーナー部に設ける第2のろう付け用メタライズ膜の幅を他の部分より小さくしているので、コーナー部において金属枠体に予め貼り付けて設けられているろう材が第2のろう付け用メタライズ膜に当接している部分側からコーナー部の第1のろう付け用メタライズ膜の表面先端側に濡れ広がることで、コーナー部になだらかなメニスカス形状を作成することができるようになっている。しかしながら、セラミック基体の第1、第2のろう付け用メタライズ膜側が凹状となる反りを発生させた電子部品収納用パッケージは、金属枠体をろう付け接合させるときに、セラミック基体の第1、第2のろう付け用メタライズ膜に当接するろう材部分からろう材が順次濡れ広がって行くようになっているので、第1、第2のろう付け用メタライズ膜の凹状の反り形状に追随して金属枠体が接合されるようになっており、金属枠体の上面側に凹状となる反りを発生させている。従って、このような電子部品収納用パッケージは、上面側が凹状の反りとなった金属枠体に平板状の金属製蓋体を溶着させたときのキャビティ部の気密信頼性の低下を発生させることとなっている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、セラミック基体のコーナー部における金属枠体のろう付け用メタライズ膜へのろう付けメニスカス形状がなだらかで小型であっても金属枠体の接合強度が高く、ろう付け接合される金属枠体の上面が平坦で蓋体接合後の気密信頼性に優れる電子部品収納用パッケージを提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る電子部品収納用パッケージは、長方形状のセラミック基体の上面外周囲に高融点金属からなるろう付け用メタライズ膜と、ろう付け用メタライズ膜に予め金属枠体に貼り付けられたろう材を介して接合される金属枠体を有し、セラミック基体と、金属枠体の内周側壁面で形成されるキャビティ部に電子部品を搭載した後、金属枠体の上面に金属製蓋体を溶着させて電子部品を気密に封止する電子部品収納用パッケージにおいて、ろう付け用メタライズ膜が、セラミック基体の上面外周囲に金属枠体の枠幅より若干大きめの幅からなる環状で、略均一の厚みからなる第1のろう付け用メタライズ膜と、第1のろう付け用メタライズ膜の上面に第1のろう付け用メタライズ膜の幅より狭くて全周囲で連続する山なり、又は少なくとも第1のろう付け用メタライズ膜のコーナー部に設けて全周囲で断続する山なりからなる第2のろう付け用メタライズ膜と、を備え、第1のろう付け用メタライズ膜のコーナー部の屈曲部における第2のろう付け用メタライズ膜の厚みhと、第1のろう付け用メタライズ膜の短手方向中央部における第2のろう付け用メタライズ膜の厚みhと、第1のろう付け用メタライズ膜の長手方向中央部における第2のろう付け用メタライズ膜の厚みhとが、h<h≦hからなる。
上記の電子部品収納用パッケージは、ろう付け用メタライズ膜が、セラミック基体の上面外周囲に金属枠体の枠幅より若干大きめの幅からなる環状で、略均一の厚みからなる第1のろう付け用メタライズ膜と、第1のろう付け用メタライズ膜の上面に第1のろう付け用メタライズ膜の幅より狭くて全周囲で連続する山なり、又は少なくとも第1のろう付け用メタライズ膜のコーナー部に設けて全周囲で断続する山なりからなる第2のろう付け用メタライズ膜と、を備え、第1のろう付け用メタライズ膜のコーナー部の屈曲部における第2のろう付け用メタライズ膜の厚みhと、第1のろう付け用メタライズ膜の短手方向中央部における第2のろう付け用メタライズ膜の厚みhと、第1のろう付け用メタライズ膜の長手方向中央部における第2のろう付け用メタライズ膜の厚みhとが、h<h≦hからなるので、ろう付け用メタライズ膜上に載置される金属枠体の予め金属枠体に貼り付けられたろう材が金属枠体の4辺全てにおいて第2のろう付け用メタライズ膜に略当接するように載置でき、セラミック基体のコーナー部のろう付け用メタライズ膜の屈曲部上に金属枠体のコーナー部をなだらかなろう付けメニスカスを設けてろう付け接合でき、金属製の蓋体を溶着させるときのセラミック基体のコーナー部に集中する応力があってもメタライズ剥がれを防止できる小型で、金属枠体の接合強度を高くできる電子部品収納用パッケージを提供できる。また、上記の電子部品収納用パッケージは、第1のろう付け用メタライズ膜のコーナー部である屈曲部における第2のろう付け用メタライズ膜の突出厚みhと、第1のろう付け用メタライズ膜の短手方向中央部における第2のろう付け用メタライズ膜の突出厚みhと、第1のろう付け用メタライズ膜の長手方向中央部における第2のろう付け用メタライズ膜の突出厚みhが、h<h≦hからなることで、凹状の反りが発生したセラミック基体の第1、第2のろう付け用メタライズ膜の第2のろう付け用メタライズ膜の各辺の頂点部間で略平坦とすることができ、このろう付け用メタライズ膜上に金属枠体の上面を平坦にしてろう付け接合でき、平坦な上面の金属枠体に溶着させる金属製の蓋体を気密信頼性を高くして接合できる電子部品収納用パッケージを提供できる。
(A)、(B)はそれぞれ本発明の一実施の形態に係る電子部品収納用パッケージに電子部品を収納する断面視した説明図、他の電子部品収納用パッケージに電子部品を収納する断面視した説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ同電子部品収納用パッケージ、他の電子部品収納用パッケージのろう付け用メタライズの平面図、変形例のろう付け用メタライズ膜の平面図である。 (A)、(B)はそれぞれ同電子部品収納用パッケージのろう付け用メタライズ膜形成時の反り状態を説明する斜視図、これに金属枠体をろう付け接合する時の状態を説明する断面図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施するための形態について説明し、本発明の理解に供する。
図1(A)に示すように、本発明の一実施の形態に係る電子部品収納用パッケージ10には、平面視して長方形状の1枚、又は複数枚からなるセラミック平板11と、平面視して長方形窓枠形状の1枚、又は複数枚からなるセラミック枠板12の積層体からなるセラミック基体13を用いている。また、図1(B)に示すように、本発明の一実施の形態に係る他の電子部品収納用パッケージ10aは、平面視して長方形状の1枚、又は複数枚からなるセラミック平板11からなるセラミック基体13aを用いている。これらのセラミック基体13、13aは、特に、その材料を限定するものではないが、アルミナ(Al)や、窒化アルミニウム(AlN)等の絶縁性や、電気的特性に優れ、気密信頼性の高いセラミックからなっている。
電子部品収納用パッケージ10は、セラミック基体13の上面外周囲であるセラミック枠板12の上面に、導体金属からなる長方形窓枠形状のろう付け用メタライズ膜14を有している。また、電子部品収納用パッケージ10aは、セラミック平板11であるセラミック基体13aの上面外周囲に、導体金属からなる長方形窓枠形状のろう付け用メタライズ膜14を有している。電子部品収納用パッケージ10、10aのろう付け用メタライズ膜14は、焼成前のセラミック基板であるセラミックグリーンシートに、セラミックグリーンシートと還元性雰囲気中で同時焼成が可能なタングステン(W)、又はモリブデン(Mo)等の高融点金属粉末からなるメタライズペーストを用いてスクリーン印刷でメタライズ印刷膜を形成した後、セラミックグリーンシートと同時焼成することで形成されるようになっている。
なお、電子部品収納用パッケージ10、10aには、上記の部位に設けるろう付け用メタライズ膜14以外に、上記と同じ高融点金属からなる、例えば、セラミック基体13、13aの下面側に外部と電気的に導通状態とするための外部端子接続用パッド15用、セラミック基体13、13aの上面中央部に電子部品16を搭載させて電気的に導通状態とするための電子部品接続用パッド17用等のメタライズ膜が設けられている。更には、電子部品収納用パッケージ10、10aには、図示しないが、同じ高融点金属からなる、パッド間を電気的に導通状態とするための導体回路配線用、外部に露出する金属部分にめっき被膜を電解めっき手法で形成するためのめっき被膜形成用導体配線等のメタライズ膜が設けられている。
上記の電子部品収納用パッケージ10、10aは、セラミック基体13、13aの上面外周部に、セラミックと熱膨張係数が近似するKV(Fe−Ni−Co系合金、商品名「Kover(コバール)」)や、42アロイ(Fe−Ni系合金)等の金属板からなる金属枠体18がろう付け接合されるようになっている。この金属枠体18には、予め、箔状のAgCuろう等のろう材19(図3(B)参照)が貼り付けられて(クラッドされて)おり、打ち抜き加工等で窓枠状に形成したものを用いている。そして、金属枠体18は、このろう材19を介して表面にNiや、NiCo等からなるNiめっき被膜が形成されたろう付け用メタライズ膜14に加熱してろう付け接合されている。金属枠体18がろう付け接合された電子部品収納用パッケージ10、10aは、外部に露出する金属部分にNiめっき被膜、及びその上面にAuめっき被膜を形成した後、セラミック基体13、13aと、金属枠体18の内周側壁面で形成されるキャビティ部20に、半導体素子や、圧電振動片等の電子部品16を搭載させるようになっている。更に、電子部品収納用パッケージ10、10aは、キャビティ部20に電子部品16を搭載した後、金属枠体18の上面にKVや、42アロイ等からなる金属製蓋体21をシーム溶接等で溶着させてキャビティ部20内に電子部品16を中空状態に気密に封止するようになっている。
次に、図2(A)、(B)を参照しながら、上記の電子部品収納用パッケージ10、10aのセラミック基体13、13aに設けられるろう付け用メタライズ膜14について説明する。
電子部品収納用パッケージ10、10aのセラミック基体13、13aは、ろう付け用メタライズ膜14が、セラミック基体13、13aの上面外周囲に金属枠体18の枠幅より若干大きめの幅寸法からなる第1のろう付け用メタライズ膜14aを備えている。この第1のろう付け用メタライズ膜14aは、平面視する環状の金属枠体18のろう付け接合面の全てを受け止めることができるような環状からなっている。また、この第1のろう付け用メタライズ膜14aは、全周が略均一な厚みからなっている。なお、第1のろう付け用メタライズ膜14aの内周側の位置は、特にその位置を限定するものではないが、金属枠体18の内周側の位置と略同一の位置になるようにして、キャビティ部20の大きさをできるだけ広くできるようにするのがよい。そして、第1のろう付け用メタライズ膜14aの外周側の位置は、金属枠体18の外周側の位置より大きくなるようにして、ろう付け接合後の接合強度を確保するためのできるだけなだらかなメニスカス22を形成できるようにするのがよい。
図2(A)に示すように、上記の電子部品収納用パッケージ10、10aのセラミック基体13、13aは、ろう付け用メタライズ膜14が、第1のろう付け用メタライズ膜14aの上面に第1のろう付け用メタライズ膜14aの幅寸法より狭くて全周囲の方向で連続する山なり形状からなる第2のろう付け用メタライズ膜14bを備えている。あるいは、図2(B)に示すように、上記の電子部品収納用パッケージ10、10aのセラミック基体13、13aは、ろう付け用メタライズ膜14が、第1のろう付け用メタライズ膜14aの幅寸法より狭く、少なくとも第1のろう付け用メタライズ膜14aのコーナー部23に設けて全周囲の方向で断続する山なり形状からなる第2のろう付け用メタライズ膜14bを備えている。
上記の第2のろう付け用メタライズ膜14bは、第1のろう付け用メタライズ膜14a上の全周囲の方向で連続、あるいは断続する山なり形状の形態を限定するものではなく、例えば、直線状に連続、あるいは断続する山なり形状であってもよく、蛇行状に連続、あるいは断続する山なり形状であってもよい。また、直線状に断続する山なり形状においては、第1のろう付け用メタライズ膜14a上の全周囲の方向の断続部分で直線位置をずらすようにして設けることもできる。更に、第2のろう付け用メタライズ膜14bは、全周囲の方向における幅寸法を限定するものではなく、全周囲の方向の何れの位置における幅寸法を部分的に変更させることもできる。なお、第2のろう付け用メタライズ膜14bは、スクリーン印刷によるメタライズ印刷膜厚が幅寸法を0.10mmとした場合で30μm程度である。
次に、図3(A)、(B)を参照しながら、セラミック基体13、13aの上面に設けるろう付け用メタライズ膜14の第1、第2のろう付け用メタライズ膜14a、14bの厚みについて説明する。
上記の電子部品収納用パッケージ10、10aのセラミック基体13、13aの上面に設けるろう付け用メタライズ膜14の厚みは、第1のろう付け用メタライズ膜14aの厚みを全周で略均一な厚みとし、第2のろう付け用メタライズ膜14bの厚みを第1のろう付け用メタライズ膜14aのコーナー部23である屈曲部における厚みhと、第1のろう付け用メタライズ膜14aの短手方向中央部における厚みhと、第1のろう付け用メタライズ膜14aの長手方向中央部における厚みhの間で差を持たせるようにしている。そして、電子部品収納用パッケージ10、10aは、セラミック基体13、13aのそれぞれの第2のろう付け用メタライズ膜14bの厚みの間に、h<h≦hの関係がとれるようにしている。
上記のようなセラミック基体13、13aは、セラミック基体13、13aとなるセラミックグリーンシートの上面側に設けるメタライズ印刷膜のメタライズ量と、下面側に設けるメタライズ印刷膜のメタライズ量の量比を軽減するするようにしているが、上面側に第2のろう付け用メタライズ膜14b用のメタライズ印刷膜を設けることで、上面側のメタライズ量が増加している。また、メタライズ印刷膜の焼成収縮は、セラミックグリーンシートの焼成収縮より大きくなっている。
これによって、図3(A)に示すように、セラミック基体13、13aは、上面側にろう付け用メタライズ膜14や、電子部品接続パッド17等を設ける焼成後のセラミック基体13、13aの上面側が凹状となる反りを発生させている。この凹状の反りは、第1のろう付け用メタライズ膜14aと、第2のろう付け用メタライズ膜14bからなるろう付け用メタライズ膜14上にも凹状が発現することとなっている。
しかしながら、図3(B)に示すように、上記の電子部品収納用パッケージ10、10aの上面が凹状となったセラミック基体13、13aは、ろう付け用メタライズ膜14の厚みのそれぞれの第2のろう付け用メタライズ膜14bの厚みのコーナー部23の厚みh、短手方向中央部の厚みh、長手方向中央部の厚みhの間には、h<h≦hの関係がとれるようにしているので、ろう付け用メタライズ膜14にろう付け接合させるために、AgCuろう等のろう材19が予めクラッドされている金属枠体18のろう材19面を第2のろう付け用メタライズ膜14bのh、h、hのそれぞれの頂部上に当接させて略水平にして載置させることができる。
そして、金属枠体18は、表面にNiや、NiCo等からなるNiめっき被膜が形成されたろう付け用メタライズ膜14上に略平行にして載置させた状態で加熱して溶融したろう材19で、セラミック基体13、13aの上面側の凹状に倣うことがないと共に、ろう付け用メタライズ膜14の全周囲との間、特にコーナー部においてもAgCuろう等のろう材の空洞を設けることなく充分なろう材溜まりを設けてろう付け用メタライズ膜14上に強固に接合できる。更には、金属枠体18は、金属枠体18の外周囲、特にコーナー部においてもなだらかなろう材のメニスカス22を設けてろう付け用メタライズ膜14上に強固にろう付け接合できるようになっている。従って、この電子部品収納用パッケージ10、10aは、セラミック基体13、13aが小型であっても金属枠体18の接合強度が高く、ろう付け接合される金属枠体18の上面が平坦で金属製蓋体21接合後の気密信頼性に優れるパッケージを提供するすることができる。
上記の第2のろう付け用メタライズ膜14bのコーナー部23の厚みh、短手方向中央部の厚みh、長手方向中央部の厚みhの形成は、様々なパターンからなるスクリーン印刷用のパターンマスクを作成し、それぞれの部位に合わせてパターンマスクを変化させながらスクリーン印刷の積み上げ印刷を行うことで形成することができる。
また、第2のろう付け用メタライズ膜14bの幅寸法が0.06mm〜0.15mmの場合には、幅寸法が小さい部分に薄いメタライズ印刷膜、幅寸法が大きい部分に厚いメタライズ印刷膜が形成できるので、第2のろう付け用メタライズ膜14bのコーナー部23の厚みh、短手方向中央部の厚みh、長手方向中央部の厚みhの形成には、コーナー部23の幅寸法w、短手方向中央部の幅寸法w、長手方向中央部の幅寸法wの間に、w=0.06mm<w≦w=0.15mmの関係を持たせるスクリーン印刷用のパターンマスクを作成し、1度のスクリーン印刷で形成することもできる。なお、この第2のろう付け用メタライズ膜14bは、幅寸法が0.06mmを下まわる場合には、スクリーン印刷による安定したメタライズ印刷膜の形成が難しくなる。また、第2のろう付け用メタライズ膜14bは、幅寸法が0.15mmを超える場合には、スクリーン印刷によるメタライズ印刷膜厚が逆に薄くなる。
ここで、本発明者は、第2のろう付け用メタライズ膜14bの幅寸法に対する厚みの関係を調査するために、スクリーン印刷用のパターンマスクの幅寸法を変化させてメタライズ印刷膜を1度で印刷し、焼成した後のメタライズ膜の厚みを確認した。このスクリーン印刷では、スクリーン印刷用のパターンマスクに400メッシュ網、乳剤厚み20μmを使用し、メタライズペーストにタングステンペーストを使用した。そして、それそれの幅寸法に対するメタライズ膜厚みは、表面粗さ計でメタライズ膜幅を横断させるようにして測定することで確認した。測定結果を表1に示す。
Figure 0006305713
第2のろう付け用メタライズ膜14bは、幅寸法が0.06mmから0.15mmまでの間で15〜25μm程度のメタライズ印刷膜厚の増加が発生することが確認できた。
本発明の電子部品収納用パッケージは、半導体素子や、水晶振動子や、圧電素子等の電子部品を実装させて、小型で、高信頼性が要求される、例えば、携帯電話や、ノートブック型のパソコン等の電子装置に組み込まれて用いることができる。
10、10a:電子部品収納用パッケージ、11:セラミック平板、12:セラミック枠板、13、13a:セラミック基体、14:ろう付け用メタライズ膜、14a:第1のろう付け用メタライズ膜、14b:第2のろう付け用メタライズ膜、15:外部端子接続用パッド、16:電子部品、17:電子部品接続用パッド、18:金属枠体、19:ろう材、20:キャビティ部、21:金属製蓋体、22:メニスカス、23:コーナー部

Claims (1)

  1. 長方形状のセラミック基体と、高融点金属からなり前記セラミック基体の上面外周囲に設けられるろう付け用メタライズ膜と、前記ろう付け用メタライズ膜にろう材を介して接合される金属枠体とを備え、前記セラミック基体と前記金属枠体の内周側壁面で形成されるキャビティ部に電子部品を搭載して、前記金属枠体の上面に金属製蓋体を溶着して前記電子部品を気密に封止する電子部品収納用パッケージの製造方法において、
    未焼成の前記セラミック基体の上面外周囲に、環状をなし、かつ焼成後に前記金属枠体の枠幅より若干大きめの幅を有し、かつ略均一の厚みを有する第1のろう付け用メタライズ膜になる第1のメタライズペーストをスクリーン印刷法により塗布する工程と、
    前記第1のメタライズペースト上に形成され、かつその幅が0.06−0.15mmの範囲内であって前記第1のメタライズペーストの幅よりも狭く、かつ少なくとも前記第1のメタライズペーストのコーナー部及び短手部及び長手部にそれぞれ独立して設けられ、かつ前記第1のメタライズペーストの前記短手部及び前記長手部において断続し、かつ山なり状をなし、かつ焼成後に第2のろう付け用メタライズ膜となる第2のメタライズペーストをスクリーン印刷法により塗布する工程と、を備え、
    前記第1のメタライズペーストの前記コーナー部の屈曲部における前記第2のメタライズペーストの厚みh´と、前記第1のメタライズペーストの短手方向中央部における前記第2のメタライズペーストの厚みh´と、前記第1のメタライズペーストの長手方向中央部における前記第2のメタライズペーストの厚みh´とが、h´<h´≦h´を満たしていることを特徴とする電子部品収納用パッケージの製造方法。
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