JP5047855B2 - スライディングノズル装置の停止制御方法及びそれに使用されるプレート - Google Patents

スライディングノズル装置の停止制御方法及びそれに使用されるプレート Download PDF

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Description

本発明は、取鍋からタンディッシュへの溶鋼注入作業の終了に伴うスライディングノズル装置の停止制御方法及びそれに使用されるプレートに関する。
取鍋からタンディッシュへ注入される溶鋼流量は、取鍋の底部に設置されたスライディングノズル装置により制御される。スライディングノズル装置は、ノズル孔が形成されたスライディングノズル用プレートを摺動させることで、ノズル孔の開閉度を制御している。
取鍋内の溶鋼表面には、酸化物を主成分とするスラグが浮遊しており、取鍋内の溶鋼量が少なくなると、スライディングノズル装置のノズル孔からスラグが流出する。タンディッシュへ注入される溶鋼中にスラグが混入し、鋳片に捕捉された場合、圧延以降の工程並びに製品において疵・割れ等が発生する原因となる。
そこで、溶鋼注入に伴うスラグの流出を抑えるため、電磁誘導を利用したスラグ検知装置を用いてスラグ流出開始時点を判断し、スライディングノズルを閉止する方法が広く普及している(例えば特許文献1参照)。
一方、近年、作業者のハンドリング負荷の軽減やコストダウンの要請からスライディングノズル用プレート(以下では、「スライディングノズル用プレート」を単に「プレート」と呼ぶこともある。)の小型化に対するニーズが高まっている。例えば特許文献2には、プレートのノズル孔の縁からプレートの端までの距離を規定することで溶鋼漏れを起こさない範囲で経済的なプレート形状とすることが記載されている。
特開平5−277686号公報 特開平11−138243号公報
図4は、上プレート11uと下プレート11dからなるスライディングノズル用プレートの側断面図である。図4(A)は、上プレート11uのノズル孔12uと下プレート11dのノズル孔12dが連通していた状態から、下プレート11dを摺動させて上プレート11uのノズル孔12uを下プレート11dで塞いだ後の状態を示したものである。スライディングノズル用プレートに損傷がなければ、図4(A)に示すように、ノズル孔12uの直径分だけ下プレート11dを摺動させれば、ノズル孔12uを閉塞することができる。
ところで、スライディングノズル用プレートに発生する損傷は、絞り注入時にノズル孔のエッジ部が溶損するエッジ溶損、スライディングノズル用プレートの摺動動作によって該プレートの摺動面が損傷するストローク損傷、さらには、酸化による組織劣化、プレート摺動過多、プレート間への地金引き込み等から起こる摺動面の面荒れがあり、これらの損傷は、スライディングノズル用プレートが再使用されるたびに進行する。
図4(B)は、スライディングノズル用プレートのノズル孔12u、12dにエッジ溶損Qがある場合において、図4(A)と同じ距離だけ下プレート11dを摺動させた時の状態を示したものである。この場合、同図より明らかなように、エッジ溶損Q箇所から溶鋼漏れが発生し、ノズル孔12uは閉塞されない。このため、ノズル孔12uを閉塞する場合は、通常、図4(C)に示すように、スライディングノズル用プレートが損傷していても溶鋼漏れが起きないように、全ストローク摺動させる。
しかしながら、スライディングノズル用プレートを全ストローク摺動させた場合、ストローク損傷や地金引き込み等から起こる摺動面の面荒れが促進され、スライディングノズル用プレートの寿命が低下するという問題がある。
また、これらのプレートの損耗が大きくなると、溶鋼漏れが発生するおそれがあるため、特許文献2で開示されているように、プレートのストローク長はノズル孔の内径の2倍以上を確保しなければならなかった。このため、従来はプレートの全長を小さくすることには限界があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、溶鋼注入作業の終了に伴うスライディングノズル用プレートの摺動量を必要最小限として、スライディングノズル用プレートの損傷を抑え、以てスライディングノズル用プレートの寿命延長を図ることが可能なスライディングノズル装置の停止制御方法及びそれに使用されるプレートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るスライディングノズル装置の停止制御方法は、取鍋からタンディッシュへの溶鋼注入作業の終了に伴うスライディングノズル装置の停止制御方法であって、前記取鍋の底部に形成された注湯口に近接して磁束密度検出センサーを設置すると共に、前記取鍋内の溶鋼湯面レベルを測定するための非接触型変位計を溶鋼湯面の上方に設置し、前記磁束密度検出センサーが前記注湯口から流出するスラグを検出した時点から前記スライディングノズル装置を閉方向に作動させ、前記非接触型変位計により測定された溶鋼湯面レベルの変化率が予め設定した値以下になった時点で前記スライディングノズル装置を停止させることを特徴としている。
ここで、「スライディングノズル装置を閉方向に作動」とは、固定プレート(スライディングノズル用プレート)に形成されたノズル孔と摺動プレート(スライディングノズル用プレート)に形成されたノズル孔が連通している状態から、固定プレートのノズル孔を摺動プレートで閉塞するため、摺動プレートを固定プレートに沿って摺動させることをいう。
また、「溶鋼湯面レベルの変化率」は、(時刻t2における溶鋼湯面レベル−時刻t1における溶鋼湯面レベル)/(t2−t1)の絶対値である。一方、「予め設定した値」としては、ゼロ若しくはゼロに近い値が設定される。
本発明では、非接触型変位計により測定された溶鋼湯面レベルの変化率が予め設定した値以下になった時点でスライディングノズル装置を停止させるので、溶鋼注入作業の終了に伴うスライディングノズル用プレートの摺動量を、溶鋼漏れが起きない必要最小量に留めることができる。その結果、スライディングノズル用プレートの損傷度が低下し、スライディングノズル用プレートの寿命を延長させることができる。
また、本発明に係るスライディングノズル装置の停止制御方法では、取鍋内の溶鋼湯面レベルを測定するための非接触型変位計に替えて、取鍋内の溶鋼重量を測定するためのロードセルを前記取鍋に設置し、ロードセルにより測定された溶鋼重量の変化率が予め設定した値以下になった時点で前記スライディングノズル装置を停止させるようにしてもよい。
ここで、「溶鋼重量の変化率」は、(時刻t2における溶鋼重量−時刻t1における溶鋼重量)/(t2−t1)の絶対値である。
また、本発明に係るスライディングノズル装置の停止制御方法では、前記非接触型変位計及び前記ロードセルを設置せず、前記磁束密度検出センサーにより測定された磁束密度に基づいて算出された磁束密度の変化率が一定値に収束した時点で前記スライディングノズル装置を停止させてもよい。
ここで、「磁束密度の変化率」は、(時刻t2における磁束密度−時刻t1における磁束密度)/(t2−t1)の絶対値である。
本発明では、非接触型変位計やロードセルを設置せず、磁束密度検出センサーのみでスライディングノズル装置の停止制御を行うので、既存の連続鋳造設備にも容易に適用することができる。
また、本発明に係るスライディングノズル装置の停止制御方法では、プレートのストローク長が該プレートに形成されたノズル孔径の1.5倍以上2倍未満であることを好適とする。
プレートのストローク長がノズル孔径の1.5倍未満の場合には、プレートの損耗代が不十分となり、寿命が短くなる。一方、2倍以上になると、寿命の差はほとんど無くなるが、プレートの全長が長くなってしまう。
ここで、プレートのストローク長とは、当該プレートが使用されるスライディングノズル装置において、当該プレートのノズル孔中心と当該プレートと接する相手プレートのノズル孔中心との間の距離が最大となる位置における、当該プレートのノズル孔中心と、相手プレートのノズル孔中心を当該プレート上に仮想した仮想点との間の距離をいう。図6は、プレートが使用されるスライディングノズル装置において、ノズル孔間の距離が最大の位置を示しており、上プレートのストローク長は、上プレートのノズル孔中心Aと、下プレートのノズル孔中心に対応する上プレートの仮想点Bとの間の距離Sとなる。
また、本発明では、上記スライディングノズル装置の停止制御方法において使用されるプレートは、ストローク長がノズル孔径の1.5倍以上2倍未満であることを好適とする。
本発明に係るスライディングノズル装置の停止制御方法では、センサーにより測定された溶鋼量の変化率が予め設定した値以下になった時点でスライディングノズル装置を停止させるので、溶鋼注入作業の終了に伴うスライディングノズル用プレートの摺動量を必要最小限に留めて、スライディングノズル用プレートの損傷を抑え、スライディングノズル用プレートの寿命延長を図ることができる。
また、プレートのストローク長をノズル孔径の1.5倍以上2倍未満とすることで、プレートのサイズを小さくすることが可能となる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
[第1の実施の形態]
図1に、本発明の第1の実施の形態に係るスライディングノズル装置の停止制御方法を説明するための模式図を示す。以下では、スライディングノズル用プレートが上プレートと下プレートの2枚からなる場合について説明するが、上プレート(上部固定プレート)、中プレート(摺動プレート)、下プレート(下部固定プレート)の3枚からなる場合も基本的に同様である。
スライディングノズル装置10は、スライディングノズル用プレート11と、スライディングノズル用プレート11を摺動させる摺動手段とから構成される。
スライディングノズル用プレート11は、上ノズル16のノズル孔(注湯口)と連通するノズル孔12uが形成された上プレート11u(固定プレート)と、下ノズル17のノズル孔と連通するノズル孔12dが形成され、上プレート11uの下面に密着して摺動する下プレート11d(摺動プレート)とから構成される。上プレート11uは、取鍋20の底部に固定された固定金枠13に保持され、下プレート11dは、固定金枠13に対して開閉可能に設けられた開閉金枠15の内側に配置されたスライド金枠14に保持される。また、飛び跳ねた溶鋼がスライディングノズル装置10に付着しないように、開閉金枠15の下面には、スプラッシュ防止板21が装着されている。
スライド金枠14の一端は、中央部が取鍋20に回動自在に軸支された「く」の字形状のアーム18の一端に連結されている。一方、アーム18の他端には、駆動装置23により作動する油圧シリンダ19が連結されている。
また、取鍋20の底面に設置された上ノズル16の外周部には、磁束密度検出センサー25(いわゆるスラグ検出センサー)が設置されると共に、取鍋20内の溶鋼湯面SLの上方には、非接触型変位計22が設置され、磁束密度検出センサー25及び非接触型変位計22の出力は、駆動装置23の制御を行う制御装置24に入力される。
磁束密度検出センサー25は、スラグと溶鋼の導電率が大きく異なることを利用してスラグの流出を検出する。磁界を誘起するための一次コイルと、誘導電流が流れる二次コイルとを有し、溶鋼中に混入したスラグによって変化する誘導磁場を、二次コイルに発生する誘導電流の変化として検知することで、スラグの流出を検知する。
一方、非接触型変位計22は、取鍋20内の溶鋼湯面SLのレベルを測定するために設置され、レーザー式変位計や超音波式変位計などが利用できる。レーザー式変位計や超音波式変位計は、対象物の材質に依らず使用が可能であり、対象物の表面状態による影響も殆ど受けない。また、レーザー式変位計は高精度の測定が可能であり、超音波式変位計は測定レンジが大きく、耐環境性にも優れているという特徴がある。
本実施の形態では、非接触型変位計22としてレーザー式変位計を使用する。レーザー式変位計には、共焦点測定方式と三角測距方式の2方式があり、共焦点測定方式は、測定スポット及び測定範囲が小さく、三角測距方式は、測定スポットは標準的で、測定範囲が大きいという特徴がある。本実施の形態では、三角測距方式のレーザー式変位計を使用するものとし、図2を用いて三角測距方式の原理について説明する。
レーザー式変位計内には、半導体レーザー26とCCD28が内蔵されており、半導体レーザー26の前方には投光レンズ27が、CCD28の前方には受光レンズ29がそれぞれ配置されている。
半導体レーザー26から放射されたレーザー光Bは、投光レンズ27を透過して溶鋼湯面SLで拡散反射する。その反射光の一部が受光レンズ29で集光され、CCD28上に結像される。溶鋼湯面SLのレベルが変化すると、反射光の角度が変化し、CCD28上の結像位置が移動する。その差を検出することにより、溶鋼湯面SLのレベル変位量が測定できる。
なお、溶鋼湯面SLの上方に設置される非接触型変位計22は、耐熱ガラスが装着された空冷ボックス(図示省略)内に収納されており、溶鋼注入末期のみ、遠隔自動操作で空冷ボックスごと取鍋20の上方へ移動するようになっている。また、スプラッシュや粉塵が付着しないように、空冷ボックスの表面からエアーを噴射してスプラッシュや粉塵を吹き飛ばすようにしている。
次に上記構成を有するスライディングノズル装置10の停止制御方法について説明する。
(1)取鍋20からタンディッシュへの溶鋼注入が末期に近づいた段階で、遠隔自動操作により非接触型変位計22を空冷ボックスごと取鍋20の上方へ移動させ、溶鋼湯面レベルの測定を開始する。
(2)磁束密度検出センサー25が上ノズル16から流出するスラグを検出すると、制御装置24は駆動装置23を駆動してスライディングノズル装置10を閉方向に作動させる。
(3)制御装置24は、非接触型変位計22により測定された溶鋼湯面レベルの変化率を逐次算出し、溶鋼湯面レベルの変化率が予め設定した値以下になった時点で、駆動装置23に指示してスライディングノズル装置10を停止させる。
因みに、ノズル孔径を80mm、スライディングノズル用プレート11の摺動速度を約20mm/secとすると、制御装置24の停止信号が仮に0.2〜0.3sec遅れた場合のスライディングノズル用プレート11のオーバーシュートは4〜6mm程度である。また、スライディングノズル用プレート11の摺動速度を調節することも可能であり、スライディングノズル装置10の停止遅れは問題とならない。
[第2の実施の形態]
図3に、本発明の第2の実施の形態に係るスライディングノズル装置の停止制御方法を説明するための模式図を示す。なお、以下では、第1の実施の形態と同じ構成要素については同じ符号を付して説明を省略する。
取鍋20の側面には、取鍋20を支持する張り出し部20aが設けられている。張り出し部20aの直下には、取鍋20内の溶鋼重量を測定するためのロードセル32が設置されており、ロードセル32の出力は、駆動装置23の制御を行う制御装置24に入力される。
スライディングノズル装置10の停止制御は以下のように行う。
(1)磁束密度検出センサー25が上ノズル16から流出するスラグを検出すると、制御装置24は駆動装置23を駆動してスライディングノズル装置10を閉方向に作動させる。
(2)制御装置24は、ロードセル32により測定された取鍋20内の溶鋼重量の変化率を逐次算出し、溶鋼重量の変化率が予め設定した値以下になった時点で、駆動装置23に指示してスライディングノズル装置10を停止させる。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態に係るスライディングノズル装置の停止制御方法では、非接触型変位計22やロードセル32を設置せず、磁束密度検出センサー25によりスライディングノズル装置10の停止制御を行う。
図5は、磁束密度検出センサーにより測定された磁束密度に基づいて算出された磁束密度の変化率の時刻歴変化を示したグラフであり、ノズル孔径80mm、摺動プレートの摺動速度が20mm/secのときの結果を示している。以下、図5を用いてスライディングノズル装置10の停止制御方法について説明する。
(1)制御装置24は、磁束密度検出センサー25により測定された磁束密度に基づいて磁束密度の変化率を逐次算出する。
(2)磁束密度の変化率の値が減少し始めると(図5のA点、スラグの流出検知点)、制御装置24は駆動装置23を駆動してスライディングノズル装置10を閉方向に作動させる。
(3)磁束密度の変化率が一定値に収束すると(図5のB点)、制御装置24は駆動装置23に指示してスライディングノズル装置10を停止させる。
次に、プレートの寿命とストローク長との関係について図7に示す。
第1の実施の形態で示したスライディングノズル装置の停止制御方法においてスライディングノズル装置の設定変更によりプレートのストローク長のみを変えてテストを行った。使用したプレートは、長さ600mm、幅260mm、厚さ50mm、ノズル孔径85mm、Al含有率80%以上のアルミナカーボン材質でタールを含浸したタイプを使用した。なお、試験時の面圧は100kN、鋳造時間は1チャージが45〜55分、取鍋容量は300tonであった。
各ストローク長のプレートについて3個のプレートを使用してテストを行い、プレート寿命の平均値で評価した。テストの結果、ストローク長がノズル孔径の1.5倍未満になると、プレートの寿命が急激に低下するが、ストローク長が2倍以上になってもプレートの寿命に大きな変化は無いことがわかった。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
本発明の第1の実施の形態に係るスライディングノズル装置の停止制御方法を説明するための模式図である。 レーザー式変位計の原理を説明するための模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスライディングノズル装置の停止制御方法を説明するための模式図である。 スライディングノズル用プレートの側断面図であり、(A)は、閉方向へ下プレートを摺動させて上プレートのノズル孔を閉塞させた場合、(B)は、エッジ損傷がある場合、(C)は、下プレートを全ストローク閉方向へ摺動させて上プレートのノズル孔を閉塞させた場合をそれぞれ示す。 磁束密度検出センサーにより測定された磁束密度に基づいて算出された磁束密度の変化率の時刻歴変化を示したグラフである。 プレートの側断面図である。 プレートの寿命とストローク長との関係を示したグラフである。
符号の説明
10:スライディングノズル装置、11:スライディングノズル用プレート、11u:上プレート(固定プレート)、11d:下プレート(摺動プレート)、12u、12d:ノズル孔、13:固定金枠、14:スライド金枠、15:開閉金枠、16:上ノズル、17:下ノズル、18:アーム、19:油圧シリンダ、20:取鍋、20a:張り出し部、21:スプラッシュ防止板、22:非接触型変位計、23:駆動装置、24:制御装置、25:磁束密度検出センサー、26:半導体レーザー、27:投光レンズ、28:CCD、29:受光レンズ、32:ロードセル

Claims (5)

  1. 取鍋からタンディッシュへの溶鋼注入作業の終了に伴うスライディングノズル装置の停止制御方法であって、
    前記取鍋の底部に形成された注湯口に近接して磁束密度検出センサーを設置すると共に、前記取鍋内の溶鋼湯面レベルを測定するための非接触型変位計を溶鋼湯面の上方に設置し、
    前記磁束密度検出センサーが前記注湯口から流出するスラグを検出した時点から前記スライディングノズル装置を閉方向に作動させ、前記非接触型変位計により測定された溶鋼湯面レベルの変化率が予め設定した値以下になった時点で前記スライディングノズル装置を停止させることを特徴とするスライディングノズル装置の停止制御方法。
  2. 取鍋からタンディッシュへの溶鋼注入作業の終了に伴うスライディングノズル装置の停止制御方法であって、
    前記取鍋の底部に形成された注湯口に近接して磁束密度検出センサーを設置すると共に、前記取鍋内の溶鋼重量を測定するためのロードセルを前記取鍋に設置し、
    前記磁束密度検出センサーが前記注湯口から流出するスラグを検出した時点から前記スライディングノズル装置を閉方向に作動させ、前記ロードセルにより測定された溶鋼重量の変化率が予め設定した値以下になった時点で前記スライディングノズル装置を停止させることを特徴とするスライディングノズル装置の停止制御方法。
  3. 取鍋からタンディッシュへの溶鋼注入作業の終了に伴うスライディングノズル装置の停止制御方法であって、
    前記取鍋の底部に形成された注湯口に近接して磁束密度検出センサーを設置し、
    前記磁束密度検出センサーが前記注湯口から流出するスラグを検出した時点から前記スライディングノズル装置を閉方向に作動させ、前記磁束密度検出センサーにより測定された磁束密度に基づいて算出された磁束密度の変化率が一定値に収束した時点で前記スライディングノズル装置を停止させることを特徴とするスライディングノズル装置の停止制御方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライディングノズル装置の停止制御方法において、プレートのストローク長が該プレートに形成されたノズル孔径の1.5倍以上2倍未満であるスライディングノズル装置の停止制御方法。
  5. 請求項4記載のスライディングノズル装置の停止制御方法において使用されるプレートであって、ストローク長がノズル孔径の1.5倍以上2倍未満であるプレート。
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