JP5047855B2 - スライディングノズル装置の停止制御方法及びそれに使用されるプレート - Google Patents
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Description
また、「溶鋼湯面レベルの変化率」は、(時刻t2における溶鋼湯面レベル−時刻t1における溶鋼湯面レベル)/(t2−t1)の絶対値である。一方、「予め設定した値」としては、ゼロ若しくはゼロに近い値が設定される。
ここで、「溶鋼重量の変化率」は、(時刻t2における溶鋼重量−時刻t1における溶鋼重量)/(t2−t1)の絶対値である。
ここで、「磁束密度の変化率」は、(時刻t2における磁束密度−時刻t1における磁束密度)/(t2−t1)の絶対値である。
また、プレートのストローク長をノズル孔径の1.5倍以上2倍未満とすることで、プレートのサイズを小さくすることが可能となる。
図1に、本発明の第1の実施の形態に係るスライディングノズル装置の停止制御方法を説明するための模式図を示す。以下では、スライディングノズル用プレートが上プレートと下プレートの2枚からなる場合について説明するが、上プレート(上部固定プレート)、中プレート(摺動プレート)、下プレート(下部固定プレート)の3枚からなる場合も基本的に同様である。
スライディングノズル用プレート11は、上ノズル16のノズル孔(注湯口)と連通するノズル孔12uが形成された上プレート11u(固定プレート)と、下ノズル17のノズル孔と連通するノズル孔12dが形成され、上プレート11uの下面に密着して摺動する下プレート11d(摺動プレート)とから構成される。上プレート11uは、取鍋20の底部に固定された固定金枠13に保持され、下プレート11dは、固定金枠13に対して開閉可能に設けられた開閉金枠15の内側に配置されたスライド金枠14に保持される。また、飛び跳ねた溶鋼がスライディングノズル装置10に付着しないように、開閉金枠15の下面には、スプラッシュ防止板21が装着されている。
半導体レーザー26から放射されたレーザー光Bは、投光レンズ27を透過して溶鋼湯面SLで拡散反射する。その反射光の一部が受光レンズ29で集光され、CCD28上に結像される。溶鋼湯面SLのレベルが変化すると、反射光の角度が変化し、CCD28上の結像位置が移動する。その差を検出することにより、溶鋼湯面SLのレベル変位量が測定できる。
(1)取鍋20からタンディッシュへの溶鋼注入が末期に近づいた段階で、遠隔自動操作により非接触型変位計22を空冷ボックスごと取鍋20の上方へ移動させ、溶鋼湯面レベルの測定を開始する。
(2)磁束密度検出センサー25が上ノズル16から流出するスラグを検出すると、制御装置24は駆動装置23を駆動してスライディングノズル装置10を閉方向に作動させる。
(3)制御装置24は、非接触型変位計22により測定された溶鋼湯面レベルの変化率を逐次算出し、溶鋼湯面レベルの変化率が予め設定した値以下になった時点で、駆動装置23に指示してスライディングノズル装置10を停止させる。
図3に、本発明の第2の実施の形態に係るスライディングノズル装置の停止制御方法を説明するための模式図を示す。なお、以下では、第1の実施の形態と同じ構成要素については同じ符号を付して説明を省略する。
(1)磁束密度検出センサー25が上ノズル16から流出するスラグを検出すると、制御装置24は駆動装置23を駆動してスライディングノズル装置10を閉方向に作動させる。
(2)制御装置24は、ロードセル32により測定された取鍋20内の溶鋼重量の変化率を逐次算出し、溶鋼重量の変化率が予め設定した値以下になった時点で、駆動装置23に指示してスライディングノズル装置10を停止させる。
本発明の第3の実施の形態に係るスライディングノズル装置の停止制御方法では、非接触型変位計22やロードセル32を設置せず、磁束密度検出センサー25によりスライディングノズル装置10の停止制御を行う。
(1)制御装置24は、磁束密度検出センサー25により測定された磁束密度に基づいて磁束密度の変化率を逐次算出する。
(2)磁束密度の変化率の値が減少し始めると(図5のA点、スラグの流出検知点)、制御装置24は駆動装置23を駆動してスライディングノズル装置10を閉方向に作動させる。
(3)磁束密度の変化率が一定値に収束すると(図5のB点)、制御装置24は駆動装置23に指示してスライディングノズル装置10を停止させる。
第1の実施の形態で示したスライディングノズル装置の停止制御方法においてスライディングノズル装置の設定変更によりプレートのストローク長のみを変えてテストを行った。使用したプレートは、長さ600mm、幅260mm、厚さ50mm、ノズル孔径85mm、Al2O3含有率80%以上のアルミナカーボン材質でタールを含浸したタイプを使用した。なお、試験時の面圧は100kN、鋳造時間は1チャージが45〜55分、取鍋容量は300tonであった。
Claims (5)
- 取鍋からタンディッシュへの溶鋼注入作業の終了に伴うスライディングノズル装置の停止制御方法であって、
前記取鍋の底部に形成された注湯口に近接して磁束密度検出センサーを設置すると共に、前記取鍋内の溶鋼湯面レベルを測定するための非接触型変位計を溶鋼湯面の上方に設置し、
前記磁束密度検出センサーが前記注湯口から流出するスラグを検出した時点から前記スライディングノズル装置を閉方向に作動させ、前記非接触型変位計により測定された溶鋼湯面レベルの変化率が予め設定した値以下になった時点で前記スライディングノズル装置を停止させることを特徴とするスライディングノズル装置の停止制御方法。 - 取鍋からタンディッシュへの溶鋼注入作業の終了に伴うスライディングノズル装置の停止制御方法であって、
前記取鍋の底部に形成された注湯口に近接して磁束密度検出センサーを設置すると共に、前記取鍋内の溶鋼重量を測定するためのロードセルを前記取鍋に設置し、
前記磁束密度検出センサーが前記注湯口から流出するスラグを検出した時点から前記スライディングノズル装置を閉方向に作動させ、前記ロードセルにより測定された溶鋼重量の変化率が予め設定した値以下になった時点で前記スライディングノズル装置を停止させることを特徴とするスライディングノズル装置の停止制御方法。 - 取鍋からタンディッシュへの溶鋼注入作業の終了に伴うスライディングノズル装置の停止制御方法であって、
前記取鍋の底部に形成された注湯口に近接して磁束密度検出センサーを設置し、
前記磁束密度検出センサーが前記注湯口から流出するスラグを検出した時点から前記スライディングノズル装置を閉方向に作動させ、前記磁束密度検出センサーにより測定された磁束密度に基づいて算出された磁束密度の変化率が一定値に収束した時点で前記スライディングノズル装置を停止させることを特徴とするスライディングノズル装置の停止制御方法。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライディングノズル装置の停止制御方法において、プレートのストローク長が該プレートに形成されたノズル孔径の1.5倍以上2倍未満であるスライディングノズル装置の停止制御方法。
- 請求項4記載のスライディングノズル装置の停止制御方法において使用されるプレートであって、ストローク長がノズル孔径の1.5倍以上2倍未満であるプレート。
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