JP4747855B2 - スラグの流出検知方法 - Google Patents

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本発明は、転炉及び取鍋などの溶融金属容器に設置される流出孔を介して該溶融金属容器から、取鍋やタンディッシュなどの他の溶融金属容器に溶銑及び溶鋼などの溶融金属を排出する際に、溶融金属の排出の末期、溶融金属に巻き込まれて流出するスラグを検知する方法に関するものである。
転炉を用いた溶銑の脱炭精錬工程においては、精錬剤として生石灰(CaO)などの造滓剤を添加したり、副原料としてマンガン鉱石を添加したり、除去された溶銑中の不純物自体がスラグになったりし、更には、酸化精錬であることに起因して鉄の酸化物が不可避的に発生することから、スラグをなくすることは不可能であり、脱炭精錬終了後の溶鋼上にはスラグが形成される。形成されたスラグは、転炉から取鍋などへの出鋼過程の末期、転炉内の溶鋼が少なくなってくると溶鋼に巻き込まれ、溶鋼とともに取鍋内に排出される。このスラグは鉄酸化物及びマンガン酸化物などの酸素ポテンシャルの高い、所謂「低級酸化物」を含んでいるので、大量のスラグが取鍋内に流出した場合には、脱酸のために添加した溶鋼中のAlとスラグ中の低級酸化物とが反応して溶鋼中にアルミナが形成され、清浄性の高い鋼を得ることができなくなるという問題が発生する。また、取鍋の耐火物がスラグによって溶損し、取鍋耐火物の寿命が低下するという問題も発生する。
同様に、連続鋳造工程においては、取鍋からタンディッシュへ溶鋼を注入する際、取鍋内の溶鋼量が少なくなった注入過程の末期に、取鍋内のスラグが溶鋼に巻き込まれ、溶鋼とともにタンディッシュに流出する。この場合のスラグは、一般的にはすでに低級酸化物は還元されており、酸化度の低いスラグであるので、巻き込まれたスラグがタンディッシュ内で全て浮上して溶鋼と分離してしまえば問題にはならないが、タンディッシュで浮上しきれずに鋳型内まで持ち来たされる場合には、スラグは鋳片に捕捉され、鋳片の清浄性が低下するといった問題が発生する。
従って、スラグの流出を防止するために多数の提案がなされている。例えば、特許文献1には、転炉から出鋼口を介して取鍋へ溶鋼を出鋼する際に、転炉からの出鋼流を比較高温計で監視し、比較高温計で検知される流体が溶鋼からスラグに変わった時点で前記出鋼口に蓋体を挿入し、スラグの流出を防止する方法が開示されている。また、特許文献2には、取鍋からタンディッシュへの溶鋼の注入流の幅方向放射エネルギー分布を2次元CCDカメラで測定し、測定結果のうちの連続する最大幅部分を溶鋼注入流の径として検出し、溶鋼注入流の径の幅及びその積分値が増大したときにスラグ流出と判定して、取鍋からタンディッシュへの溶鋼の注入を終了する方法が開示されている。
特公昭55−47311号公報 特開平2−251362号公報
特許文献1及び特許文献2ともに、溶鋼よりもスラグの方が、放射エネルギーが大きいことを利用して溶鋼とスラグとを判別しているが、これらの従来技術には、次のような問題点がある。即ち、特許文献1及び特許文献2ともに、出鋼流或いは注入流の放射エネルギー全体が増大したときにスラグが流出したと判定しており、このような判定方法では、スラグが出鋼流或いは注入流の一部分にしか混在しない状態が長時間連続した場合には、放射エネルギーの増加量が少ないためにスラグ流出の検知時期が遅れてしまい、検知した時点ではすでに大量のスラグが流出しまうことが発生する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、転炉から取鍋への出鋼時及び取鍋からタンディッシュへの溶鋼注入時などのように、溶融金属容器から他の溶融金属容器に流出孔を介して溶融金属を排出する際に、溶融金属の排出の末期、溶融金属流に混入して流出するスラグの検知を的確に判定し、スラグの流出量をばらつきなく所定量に制御することのできるスラグの流出検知方法を提供することである。
上記課題を解決するための第1の発明に係るスラグの流出検知方法は、溶融金属容器の流出孔を流下する溶融金属流に混入して前記溶融金属容器から流出するスラグの検知方法であって、前記溶融金属流を赤外線カメラで撮影し、撮影した画像の各画素を、溶融金属及びスラグの輝度エネルギー差を利用して溶融金属とスラグとに判別し、スラグと判別された画素の数を撮影毎に積算するとともに、1画像のうちで溶融金属の画素数とスラグの画素数との合計値に対するスラグの画素数の百分率[スラグと判定された画素数×100/(溶融金属と判定された画素数+スラグと判定された画素数)]を前記溶融金属流におけるスラグ面積率として撮影毎に求め、スラグと判定された画素の数の積算値が閾値を越える時点か、或いは、前記スラグ面積率が閾値を越える時点か、どちらか早い方をスラグの流出時点と判定することを特徴とするものである。
第2の発明に係るスラグの流出検知方法は、第1の発明において、前記溶融金属容器が転炉であり、且つ前記溶融金属が溶鋼であることを特徴とするものである。
本発明によれば、転炉や取鍋などの溶融金属容器から流下する溶融金属流を赤外線カメラにより周期的に撮影し、撮影した画像の各画素を溶融金属とスラグとに判別し、スラグと判別された画素数を撮影毎に積算して、この画素数の積算値に基づいてスラグ流出を判定するので、スラグが溶融金属流の一部分にしか混在しない状態が長時間継続しても、スラグ流出の検知時期を的確に把握することができ、スラグの流出量をばらつきなく所定量に制御することが可能となる。その結果、溶鋼清浄性の向上、脱酸剤原単位の削減などが達成されて工業上有益な効果がもたらされる。
以下、添付図面を参照して本発明を具体的に説明する。図1は、本発明の実施の形態例を示す図であって、転炉から取鍋に溶鋼を出鋼する際に本発明を実施した例を示す概略断面図、図2は、図1に示すスラグストッパーの概略拡大図である。
図1に示すように、外殻を鉄皮10とし、鉄皮10の内側に耐火物11が施工された転炉3の側壁には、溶鋼1を取鍋4に排出するための流出孔である出鋼口12が設置されている。この転炉3の出鋼口12の近傍には、スラグストッパー9が設置されており、スラグストッパー9は、転炉3とは距離を隔てた位置に設置されるスラグストッパー制御装置8によって制御されている。また、転炉3から取鍋4への出鋼流1Aに混合して流出するスラグ2を検知するために、赤外線カメラ6及び検知部7からなるスラグ検知装置5が設置されている。
赤外線カメラ6は、出鋼流1A及びその背景を二次元で撮影し、被写体の放射エネルギーに基づいて、溶鋼1、スラグ2及び背景に分別して表示する装置である。また、赤外線カメラ6は、撮影した画像中における溶鋼1、スラグ2及び背景の占める各画素の数を計測する機能を有している。赤外線カメラ6により撮影された二次元の画像、並びに、赤外線カメラ6により計測された溶鋼1、スラグ2及び背景の占める各画素数は検知部7に送られる。検知部7は、送られた画像及び各画素数に基づいてスラグ流出の検知並びにスラグ流出の判定を行う装置である。赤外線カメラ6でなくても例えばCCDカメラなどでも被写体の放射エネルギーを計測することは可能であるが、検出感度が高いことから本発明では赤外線カメラ6を使用している。但し、赤外線カメラ6の代わりにCCDカメラを使用しても、本発明を実施することはできる。検知部7の信号は、スラグストッパー制御装置8に入力されている。
スラグストッパー9は、図2に示すように、転炉3の鉄皮10に固定されるアーム支持台18に軸受19を介して回転自在に支持されたアーム13と、アーム13の先端部に取り付けられた鋳鉄製のストッパー14と、アーム13のストッパー14の側とは反対側の先端部にシリンダーロッド16を介して連結される油圧シリンダー15と、から構成されている。この油圧シリンダー15は、鉄皮10に固定されるシリンダー支持台20に軸受21を介して回転自在に支持されている。アーム13とシリンダーロッド16との連結部は固定されておらず、連結したまま互いに自在に動くようになっている。また、ストッパー14の中心部を貫通してガス供給管17が設けられ、ガス供給管17を介して供給される窒素ガスが、ストッパー14を出鋼口12に嵌合したときに、出鋼口12の流路内に噴射されるようになっている。また更に、油圧シリンダー15には2本の油圧配管22,23が設置され、油圧配管22,23を介して供給・排出される作動油によって油圧シリンダー15が作動するようになっている。尚、図2では、ガス供給管17及び油圧配管22,23は、その一部分のみを表示し、全体の表示は省略している。
シリンダーロッド16の突出部が短縮するように油圧シリンダー15が作動することで、アーム13は、ストッパー14が出鋼口12に近づくように軸受19を回転軸として回転し、図2に破線で示すように、シリンダーロッド16の突出部が最も短縮した時点で、ストッパー14が出鋼口12に嵌合するようになっている。ガス供給管17を介して流れる窒素ガス流量及び油圧配管22,23における作動油の流れの方向は、スラグストッパー制御装置8によって制御されている。
このような構成の転炉3及びスラグ検知装置5を用いて、次のようにして本発明を実施する。
転炉3に溶銑を装入し、更に生石灰などの造滓剤を装入して、上吹きランス(図示せず)または底吹き羽口(図示せず)若しくは双方から酸素ガスを溶銑に供給して脱炭精錬を実施する。溶銑は脱炭精錬されて溶鋼1が溶製され、造滓剤は溶融してスラグ2が生成される。溶製した溶鋼1を取鍋4に出鋼するに当たり、出鋼口12が下面側に位置するように転炉3を傾動させる。転炉3の傾動により、溶鋼1は出鋼口12を通って取鍋4に流下する。溶鋼1の出鋼が進み、転炉3に滞留する溶鋼1が少なくなると、溶鋼1の上に浮遊するスラグ2が溶鋼1に巻き込まれ、出鋼流1Aに混入して取鍋4に流出する。
この出鋼流1Aを赤外線カメラ6で連続して監視し、一定周期で出鋼流1Aの二次元画像を撮影する。そして、被写体の放射エネルギーに基づき、撮影した二次元画像を溶鋼1、スラグ2及び背景に分別処理するとともに、撮影した画像中における溶鋼1、スラグ2及び背景として分別した各画素数を計測する。分別処理された画像並びに溶鋼1、スラグ2及び背景として分別された各画素数は検知部7に送られる。
図3に、或る時刻において赤外線カメラ6により撮影された出鋼流1Aの二次元画像を示す。図3において、「Z」として示す放射エネルギーの極めて低い部分(以下、「範囲(Z)」と記す)は出鋼流1Aの背景であり、「X」として示す放射エネルギーレベルの高い部分(以下、「範囲(X)」と記す)が出鋼流1Aつまり溶鋼1である。また、出鋼流1Aのなかに放射エネルギーレベルの高い「Y」として示す部分(以下、「範囲(Y)」と記す)が存在し、範囲(Y)の部分がスラグ2である。
撮影した二次元画像を、範囲(X)、範囲(Y)及び範囲(Z)の3つの範囲に判別する方法を、図4を用いて説明する。図4は、図3に示すA−A’線上の放射エネルギー分布を示す概略図である。背景つまり範囲(Z)の部分は、放射エネルギーが極めて低く、出鋼流1Aの部分、つまり範囲(X)及び範囲(Y)とは明確に判別することができる。出鋼流1Aの部分で、溶鋼1の放射エネルギーはEm であり、スラグ2の放射エネルギーは溶鋼1の放射エネルギー(Em )よりも高いEs であるので、溶鋼1とスラグ2とを判別することができる。具体的には、図4に示すように、Em よりも大きく且つEs よりも小さい所定のエネルギー閾値Ec を設定しておき、計測される放射エネルギーレベルがエネルギー閾値Ec を越えた範囲をスラグ2つまり範囲(Y)とし、それ以外を溶鋼1つまり範囲(X)として判別する。
赤外線波長領域におけるスラグ2の放射率は、溶鋼1の放射率の1.2〜1.5倍であり、これによって計測される放射エネルギーレベルに差が発生するので、赤外線カメラ6を使用することによって、出鋼流1Aにおける溶鋼1とスラグ2とを明確に区別することが可能となる。図4は、出鋼流1Aにスラグ2が混入した状態を示しており、スラグ2が混入していない場合には、画像は範囲(X)と範囲(Z)とで構成され、出鋼流1Aが全てスラグ2の場合には、画像は範囲(Y)と範囲(Z)とで構成される。
赤外線カメラ6は、図4に示す画像処理を画像全体で行い、1画像のうちで範囲(X)、範囲(Y)、範囲(Z)の各範囲の占める画素数を計測する。範囲(X)、範囲(Y)、範囲(Z)の各画素数を合計した画素数は1画像の画素数と一致することになる。尚、範囲(X)の画素数と範囲(Y)の画素数との合計値に対する範囲(Y)の画素数の百分率[範囲(Y)の画素数×100/(範囲(X)の画素数+範囲(Y)の画素数)]は、出鋼流1Aにおけるスラグ2の面積率(%)となる。
検知部7には、撮影の毎に赤外線カメラ6から、溶鋼1、スラグ2及び背景に分別処理された画像、及び、溶鋼1、スラグ2及び背景として分別した各画素数が入力される。検知部7は、入力されたデータを記憶するとともに各画素数を積算する。そして、これらのデータのうちでスラグ2の画素数の積算値に基づいてスラグ流出を判定する。つまり、予め閾値を定めておき、スラグ2の画素数の積算値が閾値を超えた時点を「スラグ2が流出した時点」と判定して、その判定信号をスラグストッパー制御装置8に出力する。閾値は赤外線カメラ6の仕様(画素数)によって変化するが、操業条件などに応じて適宜設定変更することもできる。この場合、前述した、出鋼流1Aにおけるスラグ2の面積率を併用して、スラグ流出を判定してもよい。つまり、スラグ2の画素数の積算値が閾値を越える時点か、或いは、出鋼流1Aにおけるスラグ2の面積率が所定の閾値(例えば40%)を越える時点のどちらか早い方を、スラグ2の流出時点と判定する。このようにすることで、より精度良く、スラグ流出を検知することができる。
検知部7からスラグ流出の判定信号を受けたスラグストッパー制御装置8は、アーム13の先端に設置したストッパー14によって出鋼口12が閉塞されるように油圧シリンダー15を作動させると同時に、ガス供給管17から窒素ガスが流れるように電磁弁(図示せず)を制御する。出鋼流1Aはストッパー14によって止められるのみならず、出鋼口12の内部に噴射される窒素ガスによって、出鋼口12の内部の溶鋼1及びスラグ2は転炉3の内部に押し戻される。これにより、出鋼口12の溶鋼1による閉塞は防止される。転炉3は、スラグストッパー9の作動と同時にまたは作動直後に、炉口が上となるように傾動し、その後、出鋼口12が上になるように更に傾動し、スラグ2は炉口からスラグポット(図示せず)に排出される。
図5及び図6に、スラグ2の画素数の積算値の推移とスラグストッパー9の作動時期との関係を示す。図5は、出鋼流1Aにスラグ2の混入が急激に起こった場合を、一方、図6は、スラグ2の混入が徐々に起こった場合を例示しており、図5に示すスラグ2の画素数の積算値S1 と、図6に示すスラグ2の画素数の積算値S2 とは同等であり、取鍋4にはほぼ同程度のスラグ2が流出した時点で、出鋼口12が閉鎖される。
このように、本発明によれば、転炉3からの出鋼流1Aを画像処理して、撮影した画像の各画素を溶鋼1、スラグ2及び背景に判別し、スラグ2と判別された画素数を撮影毎に積算し、スラグ2と判別された画素数の積算値に基づいてスラグ流出を判定するので、スラグ2が出鋼流1Aの一部分にしか混在しない状態が長時間継続しても、スラグ流出の検知時期を的確に把握することができ、スラグ2の流出量をばらつきなく所定の範囲に制御することが可能となる。
尚、本発明は上記説明に限るものではなく種々の変更が可能である。例えば、上記説明では、溶銑を脱炭精錬して得た溶鋼1の転炉3からの出鋼時に適用しているが、溶銑を予備脱燐処理して得た脱燐溶銑を転炉3から溶銑鍋などへ出湯する際にも適用することができる。また、転炉3からの出鋼流1Aに代えて、取鍋4からタンディッシュへの溶鋼の注入流に対しても同様に適用することができる。更に、スラグストッパー9の構造も上記に限るものではなく、出鋼口12を閉塞することができる限り、どのような構造であってもよい。また更に、スラグストッパー9を使用することなく、検知部7がスラグ流出を判定した時点で、転炉3を傾動させて出鋼口12からの流出を停止するようにしてもよい。
転炉から取鍋に溶鋼を出鋼する際に本発明を実施した例を示す概略断面図である。 図1に示すスラグストッパーの概略拡大図である。 赤外線カメラにより撮影された出鋼流1Aの二次元画像の概略図である。 図3に示す、A−A’線上の放射エネルギー分布を示す概略図である。 スラグ画素数の積算値の推移とスラグストッパーの作動時期との関係を示す図である。 スラグ画素数の積算値の推移とスラグストッパーの作動時期との関係を示す図である。
符号の説明
1 溶鋼
1A 出鋼流
2 スラグ
3 転炉
4 取鍋
5 スラグ検知装置
6 赤外線カメラ
7 検知部
8 スラグストッパー制御装置
9 スラグストッパー
10 鉄皮
11 耐火物
12 出鋼口
13 アーム
14 ストッパー
15 油圧シリンダー
16 シリンダーロッド
17 ガス供給管
18 アーム支持台
19 軸受
20 シリンダー支持台
21 軸受
22 油圧配管
23 油圧配管

Claims (2)

  1. 溶融金属容器の流出孔を流下する溶融金属流に混入して前記溶融金属容器から流出するスラグの検知方法であって、前記溶融金属流を赤外線カメラで撮影し、撮影した画像の各画素を、溶融金属及びスラグの輝度エネルギー差を利用して溶融金属とスラグとに判別し、スラグと判別された画素の数を撮影毎に積算するとともに、1画像のうちで溶融金属の画素数とスラグの画素数との合計値に対するスラグの画素数の百分率[スラグと判定された画素数×100/(溶融金属と判定された画素数+スラグと判定された画素数)]を前記溶融金属流におけるスラグ面積率として撮影毎に求め、スラグと判定された画素の数の積算値が閾値を越える時点か、或いは、前記スラグ面積率が閾値を越える時点か、どちらか早い方をスラグの流出時点と判定することを特徴とする、スラグの流出検知方法。
  2. 前記溶融金属容器が転炉であり、且つ前記溶融金属が溶鋼であることを特徴とする、請求項1に記載のスラグの流出検知方法。
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