JP5046600B2 - 乗員保護制御装置の展開判断方法及び装置 - Google Patents

乗員保護制御装置の展開判断方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、衝突事故時にエアバッグの展開判断を行い、エアバッグを展開させる乗員保護制御装置の展開判断方法及び装置の技術分野に属する。
従来では、第1衝突検出ユニットを車両前端部に配置し、第2衝突判断ユニットを車室内に配置する。第1衝突検出ユニットから出力される第1衝突判断信号と第2衝突判断ユニットから出力される衝突判断信号のアンド出力で、エアバッグを半展開させる。また、第1衝突検出ユニットから出力される第2衝突判断信号と第4衝突判断ユニットから出力される衝突判断信号のアンド出力で、エアバッグを全展開させている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−10441号公報(第2−5頁、全図)
しかしながら、従来の乗員保護制御装置の展開判断方法にあっては、アンド判断による展開を行うようにして、誤判断の防止を行っているため、衝突時にハーネス断線や各部の破損等によりデータ異常が発生した場合には、一方が正常に判断していても、他方の異常により展開されないことになり、問題であった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、誤判断の可能性を充分に抑制しつつ、必要な状況での展開をより機会多く行わせることができる乗員保護制御装置の展開判断方法及び装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、車両前端部に配置され、衝突による加速度変化を検出する第1加速度センサと、車室内に配置され、衝突による加速度変化を検出する第2加速度センサと、を備えて、前記第1加速度センサの検出値を主とする判断処理により行う第1展開判断と、前記第2加速度センサの検出値を主とする判断処理により行う第2展開判断とが共に展開を許可する判断を行ったときエアバッグ展開させる乗員保護制御装置において、前記第1展開判断は、前記第1加速度センサの検出値が閾値を超えたとき展開を許可する判断を行う閾値判断と、前記第1加速度センサの異常を検出している間は展開を許可する判断を行う異常発生時判断の一方が展開を許可する判断を行っている場合に展開を許可する判断を行い、前記閾値判断は、前記第1加速度センサの検出値が前記閾値を超えた後に前記閾値以下となった時点からの経過時間を所定時間に達するまでの間カウントすると共に、カウント中は展開を許可する判断を維持し、カウント中に前記異常発生時判断が展開を許可する判断を行った場合には当該カウントを一時中断し、その後前記異常発生時判断による展開許可判断が解除されたときにはカウントを再開する
よって、本発明にあっては、誤判断の可能性を充分に抑制しつつ、必要な状況での展開をより機会多く行わせることができる。
以下、本発明の乗員保護制御装置の展開判断方法及び装置を実現する実施の形態を実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の乗員保護制御装置の車両取り付け構造を示す説明図である。図2は実施例1の乗員保護制御装置のブロック構成を示す図である。
実施例1の乗員保護制御装置1における展開判断を行う構成は、衝突検出ユニット2、衝突判断ユニット3、エアバッグ展開装置4を主要な構成としている。
衝突検出ユニット2は、図2に示すように、衝突時に乗員に加わるGを低減させるために、潰れることにより衝突Gを吸収する部分であるクラッシュゾーンに位置するバンパーアーマチュア5又はラジエータ6に設けられ、第1Gセンサ21を内蔵し、検出結果を衝突検出ユニット2へ出力するものである。
衝突検出ユニット2の第1Gセンサ21は、クラッシュゾーンにて衝突によるGを大きくセンシングする。
なお、衝突検出ユニット2から衝突判断ユニット3へは、第1Gセンサ21の検出出力が送られるが、起動時や自己診断時、異常発生時等には、異常の有無等を示す信号がユニット間の情報通信として送られるものとする。
衝突判断ユニット3は、図2に示すように、車室内のコンソールボックス下に設けられ、衝突検出ユニット2の第1Gセンサ21からの検出入力、内蔵する第2Gセンサ31からの検出入力から、エアバッグの展開判断を行い、判断結果をエアバッグ展開装置4へ出力するものである。
衝突判断ユニット3は、第2Gセンサ31、トリガ判断部32、データ異常判断部33、演算制御部34を主要な構成としている。
第2Gセンサ31は、衝突により乗員に加わる減速Gをセンシングする。いわゆるセーフィングセンサとして機能するものである。なお、衝突による衝撃の加速度成分は、バンパーアーマチュア5、サイドメンバ7、車室8の順の経路により伝達される。
トリガ判断部32は、第2Gセンサ31からの加速度信号の最初の所定の動きでONとするトリガ判断を行い、判断に応じてオンとなる信号出力を行う。
データ異常判断部33は、衝突検出ユニット2の第1Gセンサ21の出力を監視し、加速度信号データ(Gデータ)の異常を検出する。異常は、例えば、加速度信号データの途絶や衝突検出ユニット2からの異常信号等から検出できる
演算制御部34は、トリガ判断部32の衝突初期の検出トリガ判断のオンにより演算を開始し、演算によりエアバッグの展開判断を行い、判断結果をエアバッグ展開装置4へ出力するものである。
演算制御部34は、展開判断部341、展開許可判断部342、AND判断部343を主要な構成としている。
展開判断部341は、第2Gセンサ31で検出される減速度Gを積分し、衝突による速度変化量を算出し、速度変化量の値が速度閾値(TH/L)を超えるとエアバッグを展開させると判断し、判断結果を出力する。つまり、衝突が激しいほど速度変化が大きくなることを用いる判断である。
また、展開判断部341は、上記第2Gセンサ31の検出結果に対する処理と別に、第1Gセンサ21の出力値が所定の条件に達すると、エアバッグを展開させると判断し、判断結果を出力する。
展開許可判断部342は、データ異常判断部33からの入力と、第1Gセンサ21からの入力から、エアバッグの展開を許可するかどうかを判断し、判断結果を出力する。
展開許可判断部342は、Gレベル判断部342a、アンメーチャ処理部342b、OR判断部342cを主要な構成としている。
Gレベル判断部342aは、第Gセンサ1の検出値が判断閾値(TH/L)を超えているかどうかを判断し、判断閾値を超えたならば、エアバッグを展開する判断出力を行う。
また、Gレベル判断部342aは、一度、判断閾値を超えるオン判断を行うと、その後に判断閾値を下回ってもすぐにオフ出力にせず、ラッチカウントを行い、GLラッチ時間経過後に、オフにする機能を備える。
もし、ラッチカウント中に、検出値が判断閾値を再度、超えると、オン出力を継続維持する。
アンメーチャ処理部342bは、トリガ判断部32からの出力がオン状態であり、且つデータ異常判断部33が異常を検出したことを出力している場合に、エアバッグの展開を行う判断結果の出力を行う。
OR判断部342cは、Gレベル判断部342aとアンメーチャ処理部342bのどちらかからエアバッグを展開する判断出力があれば、エアバッグを展開する判断出力を行う。
AND判断部343は、展開判断部341がエアバッグ展開を示す信号を出力し、且つ展開許可判断部342がエアバッグの展開を許可する信号を出力している場合に、エアバッグを展開させる制御信号をエアバッグ展開装置4に出力する。
作用を説明する。
[クラッシュゾーンに設けるGセンサの異常時の対応について]
実施例1の乗員保護制御装置1の展開判断方法の背景にある技術について、クラッシュゾーンに設けるGセンサの異常時の対応を含めて以下に説明する。
図3は乗員保護制御装置の展開判断に関するブロック構成を示す図である。
図3には、実施例1の乗員保護制御装置1との違いを説明するために、ほぼ同様の処理を行う部分に同じ符号を示し、説明を省略する。
図4は、図3におけるブロック構成の乗員保護制御装置の展開判断において、衝突検出ユニット2の第1Gセンサ21のハーネスが衝突時に断線した場合の展開判断のタイムチャートである。
図3に示す構成の展開判断では、展開判断部341と、Gレベル判断部342aのAND演算により、エアバッグの展開を判断する。
図4に示す場合では、第1Gセンサ21からの加速度信号が衝突を検出し、トリガ判断部32は、第2Gセンサ31からの加速度信号の初期の動きを検出してオンとなる(図4(a)参照)。しかしながら、第1Gセンサ21または衝突検出ユニット2のハーネスが衝突により断線してしまい、第1Gセンサ21からの加速度信号が途絶してしまったものとする(図4(b)参照)。
すると、図3に示す構成の展開判断において、Gレベル判断部342aは、判断閾値までの加速度信号の大きさを得ることができないため、展開判断がオンとならない(図4(c)参照)。
そのため、AND判断部343の最終的な判断は、エアバッグ展開とはならず、エアバッグは展開されないことになる。
つまり、誤判断を防止するためのAND演算により、本来展開すべきところが展開されなくなっており、問題である。
本実施例1は、このような問題を解決しているのである。
[アンメーチャ処理を備えた展開判断作用]
本実施例1の乗員保護制御装置の展開判断方法について、通常動作と、クラッシュゾーンに設けるGセンサの異常時について以下に説明する。
(a)通常動作時
図5は、実施例1の乗員保護制御装置の展開判断における衝突時通常動作のタイムチャートである。
本実施例1の乗員保護制御装置1において、衝突が発生すると、車両のクラッシュゾーンに設けた第1Gセンサ21が衝突時の衝撃を大きくセンシングし(図5(b)参照)、その加速度信号の初期の動きを第2Gセンサ31のセンシング結果(図示せず)からトリガ判断部32で検出して、トリガ判断部32の出力信号をオンにする(図5(a)参照)。
次に、第1Gセンサ21が大きくセンシングする衝突時の衝撃が、Gレベル判断部342aで判断する判断閾値(TH/L)を超えることにより、Gレベル判断部342aが出力信号をオンにする(図5(c)参照)。この際には、Gレベルが判断閾値(TH/L)を超えた後に、判断閾値(TH/L)を下回っても、ラッチ時間をカウントするようにし、GLラッチ時間以下ならば、Gレベル判断部342aが出力信号のオンを維持し、GLラッチ時間を超えるとオフにする(図5(c)参照)。
これにより、衝撃時の加速度信号の振幅により展開する必要があるのに、展開判断ができないことを防いでいる。
また、この場合には、衝突検出ユニット2及び第1Gセンサ21に異常がないため、アンメーチャ処理部342bの出力は、トリガ信号によりオン信号となる。
OR判断部342cでは、Gレベル判断部342a及び、アンメーチャ処理部342bのどちらかオンであれば、それを展開判断としてオン出力するが、通常動作では、Gレベル判断部342a及び、アンメーチャ処理部342bの両方がオンであるので、展開判断としてオン出力を行う。
次に、展開判断部341では、セーフィングセンサである第2Gセンサ31からの加速度信号により、現速度の積分演算を行い、速度閾値(TH/L)を超えるため、展開と判断しオン出力を行う(図5(d)参照)。
AND判断部343では、展開判断部341及び展開許可判断部342の両方の出力がオンであるので、オン信号をエアバッグ展開装置4へ出力し、エアバッグ展開装置で、展開のための点火信号(スクイズ信号)が出力され(図5(e)参照)、エアバッグが展開する。
このように、本実施例1の乗員保護制御装置に展開判断においても、通常の衝突時では、良好にエアバッグを展開させることができる。
(b)クラッシュゾーンに設けるGセンサの異常時
図6は、本実施例1の乗員保護制御装置に展開判断において、衝突検出ユニット2の第1Gセンサ21のハーネスが衝突時に断線した場合の展開判断のタイムチャートである。
図6に示す場合では、第1Gセンサ21からの加速度信号が衝突を検出し、トリガ判断部32は、第2Gセンサ31からの加速度信号の初期の動きを検出してオンとなる(図6(a)参照)。しかしながら、第1Gセンサ21または衝突検出ユニット2のハーネスが衝突により断線してしまい、第1Gセンサ21からの加速度信号が途絶してしまったものとする(図6(b)参照)。
すると、Gレベル判断部342aは、判断閾値までの加速度信号の大きさを得ることができないため、展開判断がオンとならない。
一方、アンメーチャ処理部342bでは、トリガ判断部32からのトリガ判断信号がオンで、且つ異常が生じたことを衝突検出ユニット2からの信号、あるいは、加速度信号の途絶で、異常と判断した場合に、出力信号をオンにする。
このように実施例1では、加速度信号データの異常を検出した際に、アンメーチャ処理部342bにより、強制的に展開許可判断部342の出力を展開を示すオン出力にする。
OR判断部342cでは、この場合、Gレベル判断部342aからはオフ信号が入力されるが、アンメーチャ処理部342bからはオン信号が入力されるため、OR処理で、展開させる判断結果を出力する(図6(c)参照)。
また、展開判断部341では、セーフィングセンサである第2Gセンサ31からの加速度信号により、速度の積分演算を行い、速度閾値(TH/L)を超えるため、展開と判断しオン出力を行う(図6(d)参照)。

AND判断部343では、展開判断部341の出力がオン(展開)で、且つ展開許可判断部342の出力がオン(展開)であるため、オン信号をエアバッグ展開装置4へ出力し、エアバッグ展開装置で、展開のための点火信号(スクイズ信号)が出力され(図6(e)参照)、エアバッグが展開する。
このように、実施例1の乗員保護制御装置の展開判断によれば、アンメーチャ処理部342bにより、本来正規とするエアバッグの展開判断を行うのではなく、敢えて展開判断の未成立時に展開判断を行う。これにより、クラッシュゾーンの第1Gセンサ21の異常が発生した際に、第2Gセンサ31の判断によってエアバッグの展開を判断させて、実際に展開させ、従来では、異常により展開されない場合でも乗員の保護をより向上させることができる。
また、しかしながら、AND判断部343をそのまま備えることで、従来の誤作動防止のレベルを維持させている。
また、本実施例1の乗員保護制御装置の展開判断によれば、アンメーチャ処理部342bにより、本来正規とするエアバッグの展開判断を行うのではなく、敢えて展開判断の未成立時に展開判断を行うことで、通常走行時に誤判断によるエアバッグ展開とならないかが懸念される。しかし、通常走行時には衝突時と違い、車両が潰れるわけではないため、ハーネス断線、第1Gセンサ21の外れ、第1Gセンサ21の取り付け部位曲がりが発生する確率は、非常に小さく、また万が一発生したとしても、1〜1.2sec間異常状態が継続することにより、故障確定するため、誤展開することがないようにでき問題ない。
[アンメーチャ処理の解除作用]
実施例1の乗員保護制御装置1の展開判断方法では、トリガ判断部32のオン出力中に、衝突検出ユニット2及び第1Gセンサ21からの加速度信号出力が正常に戻った場合には、アンメーチャ状態(本来の展開条件が未成立状態だが強制的に展開判断にしている状態)を解除して、通常の判断状態に戻るようにしている。
この通常の判断状態への復帰では、Gレベル判断動作については、アンメーチャ状態になる前の状態を継続することになるため、アンメーチャ状態前のGレベル判断部342aの判断状態と、解除時の第1Gセンサ21の出力値の状態で、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断結果を変更している。以下にパターン分けして説明する。
(a)第1の解除動作の場合
第1の解除動作の場合は、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部342aの判断がオフで、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部342aの判断がオフの場合である。
図7は実施例1の乗員保護制御装置の展開判断において、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部342aの判断がオフで、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部342aの判断がオフの場合の復帰動作を示すタイムチャートである。
この場合には、衝突検出ユニット2の第1Gセンサ21からのデータ異常発生と同時に、アンメーチャ処理部342bで、本来の展開条件が未成立状態だが強制的に展開判断にしている状態であるアンメーチャ状態に移行する。その際、アンメーチャ状態へ移行時の第1Gセンサ21の加速度信号レベルが判断閾値より小さいため、Gレベル判断部342aの判断がオフとなり(101)、アンメーチャ状態になることで、アンメーチャ処理部342bの出力により強制的にGレベル判断はオンとなる(102)。
その後、正常な衝突検出ユニット2の第1Gセンサ21からのデータにより、アンメーチャ状態を解除するが、アンメーチャ状態の解除時に、第1Gセンサ21の加速度信号レベルが判断閾値より小さいため(103)、Gレベル判断部342aの判断は、そのままオフとなる(104)。
なお、第1の解除動作の場合にも、アンメーチャ状態における第2Gセンサ31の展開判断により、エアバッグを展開させる動作が行われる(図7(e)参照)。
このように、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部342aの判断がオフで、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部342aの判断がオフの場合でも、良好な判断状態を維持しつつ正常な判断状態へアンメーチャ状態から復帰させることができる。
(b)第2の解除動作の場合
第2の解除動作の場合は、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部342aの判断がオンで、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部342aの判断がオフの場合である。
図8は実施例1の乗員保護制御装置の展開判断において、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部342aの判断がオンで、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部342aの判断がオフの場合の復帰動作を示すタイムチャートである。
この場合には、衝突検出ユニット2の第1Gセンサ21からのデータ異常発生と同時に、アンメーチャ処理部342bで、本来の展開条件が未成立状態だが強制的に展開判断にしている状態であるアンメーチャ状態に移行する。その際、アンメーチャ状態へ移行時の第1Gセンサ21の加速度信号レベルが判断閾値を超えているため、Gレベル判断部342aの判断がオンとなり(111)、アンメーチャ状態になることで、アンメーチャ処理部342bの出力により強制的にGレベル判断はオンが継続維持される(112)。
その後、正常な衝突検出ユニット2の第1Gセンサ21からのデータにより、アンメーチャ状態を解除するが、アンメーチャ状態の解除時に、第1Gセンサ21の加速度信号レベルが判断閾値より小さいため(113)、Gレベル判断部342aの判断は、GLラッチ時間のカウントを0から開始し、所定時間のカウント終了で、Gレベル判断部342aの判断はオフとなる(114)。
なお、第2の解除動作の場合にも、アンメーチャ状態における第2Gセンサ31の展開判断により、エアバッグを展開させる動作が行われる(図8(e)参照)。
このように、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部342aの判断がオンで、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部342aの判断がオフの場合でも、良好な判断状態を維持しつつ正常な判断状態へアンメーチャ状態から復帰させることができる。
(c)第3の解除動作の場合
第3の解除動作の場合は、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部342aの判断がラッチカウント中のためオンで、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部342aの判断がオフの場合である。
図9は実施例1の乗員保護制御装置の展開判断において、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部342aの判断がラッチカウント中のためオンで、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部342aの判断がオフの場合の復帰動作を示すタイムチャートである。
この場合には、衝突検出ユニット2の第1Gセンサ21からのデータ異常発生と同時に、アンメーチャ処理部342bで、本来の展開条件が未成立状態だが強制的に展開判断にしている状態であるアンメーチャ状態に移行する。その際、アンメーチャ状態へ移行時の第1Gセンサ21の加速度信号レベルが一度判断閾値を超え、その後判断閾値を下回り、ラッチカウント中であるため、Gレベル判断部342aの出力がオンとなり(121,122)、アンメーチャ状態になることで、アンメーチャ処理部342bの出力により強制的にGレベル判断はオンが継続維持され、GLラッチ時間のカウントは停止する(123)。
その後、正常な衝突検出ユニット2の第1Gセンサ21からのデータにより、アンメーチャ状態を解除するが、アンメーチャ状態の解除時に、第1Gセンサ21の加速度信号レベルが判断閾値より小さいため(124)、Gレベル判断部342aの判断は、GLラッチ時間のカウントを停止したカウントから継続するよう再開する。そのため、アンメーチャ状態移行と解除後のトータル時間がラッチ時間設定値になった時点で、Gレベル判断部342aの判断はオフとなる(125)。
なお、第3の解除動作の場合にも、アンメーチャ状態における第2Gセンサ31の展開判断により、エアバッグを展開させる動作が行われる(図9(e)参照)。
このように、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部342aの判断がラッチカウント中のためオンで、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部342aの判断がオフの場合でも、良好な判断状態を維持しつつ正常な判断状態へアンメーチャ状態から復帰させることができる。
(d)第4の解除動作の場合
第4の解除動作の場合は、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部342aの判断が全ての場合(オン、ラッチ中のオン、オフ)で、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部342aの判断がオンの場合である。
図10は実施例1の乗員保護制御装置の展開判断において、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部342aの判断が全ての場合で、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部342aの判断がオンの場合の復帰動作を示すタイムチャートである。
この場合には、衝突検出ユニット2の第1Gセンサ21からのデータ異常発生と同時に、アンメーチャ処理部342bで、本来の展開条件が未成立状態だが強制的に展開判断にしている状態であるアンメーチャ状態に移行する。
その後、正常な衝突検出ユニット2の第1Gセンサ21からのデータにより、アンメーチャ状態を解除するが、アンメーチャ状態の解除時に、第1Gセンサ21の加速度信号レベルが判断閾値を超えている(131)のであれば、アンメーチャ状態の解除時に、再度Gレベル判断部342aの判断は、オンとなるため、オン出力が継続する(132)。
また、もしアンメーチャ状態への移行時に、第1Gセンサ21の加速度信号レベルが判断閾値より小さく、ラッチカウント中のオン状態であれば(133,134)、アンメーチャ状態の解除時に、第1Gセンサ21の加速度信号レベルが判断閾値を超えている(131)ため、ラッチカウントは解除される(132)。
なお、第4の解除動作の場合にも、アンメーチャ状態における第2Gセンサ31の展開判断により、エアバッグを展開させる動作が行われる(図10(e)参照)。
このように、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部342aの判断が全ての場合で、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部342aの判断がオンの場合でも、良好な判断状態を維持しつつ正常な判断状態へアンメーチャ状態から復帰させることができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の乗員保護制御装置の展開判断方法及び装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)車両前端部に配置され、衝突による加速度変化を検出する第1Gセンサ21と、車室内に配置され、衝突による加速度変化を検出する第2Gセンサ31と、を備えて、前記第1Gセンサ21の検出値を主とする判断処理により行う展開許可判断部342の展開判断と、第2Gセンサ31の検出値を主とする判断処理により行う展開判断部341の展開判断とのAND判断部343によるAND演算によりエアバッグの展開判断を行う乗員保護制御装置1において、第1Gセンサ21の異常をデータ異常判断部33で検出すると、第1展開判断は強制的に展開を許可するものにして、第2展開判断の判断結果によりエアバッグの展開判断を行うようにしたため、誤判断の可能性を充分に抑制しつつ、必要な状況での展開をより機会多く行わせることができる。
本実施例1の作用効果について、言い換えて説明する。
基本的に、第1Gセンサ21の取り付け部位やハーネスの取り回しは、衝突により展開判断するまでの間は壊れない位置にレイアウトされるものである。
しかしながら、衝突の際に、潰れることにより衝突Gを吸収するクラッシュゾーン内であり、予測外の現象により、第1Gセンサ21のデータ途絶が発生することも考えられる。
本実施例1では、AND演算の一方を強制的に許可するだけであり、言い換えると、展開許可側を強制的にオンにするだけであり、展開判断は衝突レベルを第2Gセンサ32で検知した上で行われるため、誤判断を防止しつつ、第1Gセンサ21のデータ途絶等、異常の際に展開を可能にするのである。
構成上も、AND演算や第1Gセンサ21の検出値をなくすのではなく、生かして判断を行うため、従来からの誤判断に対する信頼性を低下させることがない。
(2)第2Gセンサ31の検出値により、衝突の初期の挙動を検出するトリガ判断をトリガ判断部32で行い、トリガ判断結果が衝突初期の挙動を検出すると第1展開判断と第2展開判断を行うようにし、第1展開判断は、第1Gセンサ21の異常を検出し、且つトリガ判断結果が展開判断開始である場合に、第1展開判断は強制的に展開を許可するアンメーチャ状態にして、第2展開判断の判断結果によりエアバッグの展開判断を行うようにしたため、トリガ判断結果が衝突初期の挙動を検出したことにより、確実に展開判断がされている状態で、第1Gセンサ21の異常を検出していることで、誤判断の可能性を充分に抑制し、第1展開判断は強制的に展開を許可するアンメーチャ状態にし、第2展開判断の判断結果によりエアバッグの展開判断を行えるようにしたことで、必要な状況での展開をより機会多く行わせることができる。
(3)第1展開判断は、第1Gセンサ21の検出値のレベルが、所定閾値を超えるかどうかで行うGレベル判断部342aの展開判断と、第1Gセンサ21の異常をデータ異常判断部33で検出すると、強制的に展開を許可するアンメーチャ処理部342bの展開判断のどちらかが、展開を行う判断の場合には、OR判断部342cにより展開を行う判断結果にするため、正常な状態ではGレベル判断部342aの展開判断により判断されるようにし、異常がある場合には、強制的にアンメーチャ状態にするようにして、誤判断の可能性を充分に抑制しつつ、必要な状況での展開をより機会多く行わせることができる。
(4)第1Gセンサ21の異常を検出し、前記第1展開判断は強制的に展開を許可するものにした後、第1Gセンサ21の検出状態が正常になると、強制的な展開許可を解除する図7〜図10のタイムチャートに示す処理を行うため、良好な判断状態を維持しつつ正常な判断状態へアンメーチャ状態から復帰させることができる。
(5)車両前端部に配置され、衝突による加速度変化を検出する第1Gセンサ21と、車室内に配置され、衝突による加速度変化を検出する第2Gセンサ31と、を備えて、第1Gセンサ21の検出値を主とする判断処理により行う展開許可判断部342と、第2Gセンサ31の検出値を主とする判断処理により行う展開判断部341とのAND判断部343によるAND演算によりエアバッグの展開判断を行う乗員保護制御装置1において、第1Gセンサ21の異常を検出するデータ異常判断部33と、第2Gセンサ31の検出値により、衝突の初期の挙動を検出するトリガ判断を行い、展開判断部341と展開許可判断部342を有する演算制御部34の判断処理を開始させるトリガ判断部32を備え、展開許可判断部342は、第1Gセンサ21の検出値が閾値を超えることで展開を判断するGレベル判断部342aと、データ異常判断部33が第1Gセンサ21の異常を検出し、且つトリガ判断部32が判断処理の開始を出力している場合に強制的な展開判断を行うアンメーチャ処理部342bと、Gレベル判断部342aとアンメーチャ処理部342bのどちらかが展開を許可する判断を出力している場合に展開を許可する許可判断手段とを備え、第1Gセンサ21の異常を検出し、且つトリガ判断部32のトリガ判断結果が展開判断開始である場合に、展開許可判断部342は強制的に展開を許可するものにして、展開判断部341の判断結果によりエアバッグの展開判断を行うようにしたため、誤判断の可能性を充分に抑制しつつ、必要な状況での展開をより機会多く行わせることができる。
以上、本発明の乗員保護制御装置の展開判断方法を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1の乗員保護制御装置の車両取り付け構造を示す説明図である。 実施例1の乗員保護制御装置のブロック構成を示す図である。 乗員保護制御装置の展開判断に関するブロック構成を示す図である。 図3におけるブロック構成の乗員保護制御装置の展開判断において、衝突検出ユニットの第1Gセンサのハーネスが衝突時に断線した場合の展開判断のタイムチャートである。 実施例1の乗員保護制御装置の展開判断における衝突時通常動作のタイムチャートである。 本実施例1の乗員保護制御装置に展開判断において、衝突検出ユニットの第1Gセンサのハーネスが衝突時に断線した場合の展開判断のタイムチャートである。 実施例1の乗員保護制御装置の展開判断において、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部の判断がオフで、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部の判断がオフの場合の復帰動作を示すタイムチャートである。 実施例1の乗員保護制御装置の展開判断において、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部の判断がオンで、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部の判断がオフの場合の復帰動作を示すタイムチャートである。 実施例1の乗員保護制御装置の展開判断において、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部の判断がラッチカウント中のためオンで、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部の判断がオフの場合の復帰動作を示すタイムチャートである。 実施例1の乗員保護制御装置の展開判断において、アンメーチャ状態移行時のGレベル判断部の判断が全ての場合で、アンメーチャ状態解除時のGレベル判断部の判断がオンの場合の復帰動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 乗員保護制御装置
2 衝突検出ユニット
21 第1Gセンサ
3 衝突判断ユニット
31 第2Gセンサ
32 トリガ判断部
33 データ異常判断部
34 演算制御部
341 展開判断部
342 展開許可判断部
342a Gレベル判断部
342b アンメーチャ処理部
342c OR判断部
343 AND判断部
4 エアバッグ展開装置
5 バンパーアーマチュア
6 ラジエータ
7 サイドメンバ
8 車室
X 衝突対象

Claims (3)

  1. 車両前端部に配置され、衝突による加速度変化を検出する第1加速度センサと、
    車室内に配置され、衝突による加速度変化を検出する第2加速度センサと、
    を備えて、前記第1加速度センサの検出値を主とする判断処理により行う第1展開判断と、前記第2加速度センサの検出値を主とする判断処理により行う第2展開判断とが共に展開を許可する判断を行ったときエアバッグ展開させる乗員保護制御装置において、
    前記第1展開判断は、前記第1加速度センサの検出値が閾値を超えたとき展開を許可する判断を行う閾値判断と、前記第1加速度センサの異常を検出している間は展開を許可する判断を行う異常発生時判断の一方が展開を許可する判断を行っている場合に展開を許可する判断を行い、
    前記閾値判断は、前記第1加速度センサの検出値が前記閾値を超えた後に前記閾値以下となった時点からの経過時間を所定時間に達するまでの間カウントすると共に、カウント中は展開を許可する判断を維持し、
    カウント中に前記異常発生時判断が展開を許可する判断を行った場合には当該カウントを一時中断し、その後前記異常発生時判断による展開許可判断が解除されたときにはカウントを再開することを特徴とする乗員保護制御装置の展開判断方法。
  2. 請求項1に記載の乗員保護制御装置の展開判断方法において、
    前記第2加速度センサの検出値により、衝突の初期の挙動を検出するトリガ判断を行い、前記トリガ判断結果が衝突初期の挙動を検出すると前記第1展開判断と前記第2展開判断を行うようにし、
    前記第1展開判断は、前記第1加速度センサの異常を検出し、且つ前記トリガ判断結果が展開判断開始である場合に、前記第1展開判断は展開を許可する判断を行うことを特徴とする乗員保護制御装置の展開判断方法。
  3. 車両前端部に配置され、衝突による加速度変化を検出する第1加速度センサと、
    車室内に配置され、衝突による加速度変化を検出する第2加速度センサと、
    を備えて、前記第1加速度センサの検出値を主とする判断処理により行う第1展開判断手段と、前記第2加速度センサの検出値を主とする判断処理により行う第2展開判断手段とが共に展開を許可する判断を行ったときエアバッグを展開させる乗員保護制御装置において、
    第1加速度センサの異常を検出する異常検出手段と、
    第2加速度センサの検出値により、衝突の初期の挙動を検出するトリガ判断を行い、前記第1展開判断手段と前記第2展開判断手段の判断処理を開始させるトリガ判断手段と、
    を備え、
    前記第1展開判断手段は、
    前記第1加速度センサの検出値が閾値を超えたとき展開を許可する判断を行う閾値判断手段と、
    前記異常検出手段が前記第1加速度センサの異常を検出している間は展開を許可する判断を行うアンメーチャ処理手段と、
    前記閾値判断手段と前記アンメーチャ処理手段のどちらかが展開を許可する判断を行っている場合に展開を許可する許可判断手段と、
    を有し、
    前記閾値判断手段は、前記第1加速度センサの検出値が前記閾値を超えた後に前記閾値以下となった時点からの経過時間を所定時間に達するまでの間カウントすると共に、当該カウント中は展開を許可する判断を維持し、
    カウント中に前記アンメーチャ処理手段が展開を許可する判断を行った場合には当該カウントを一時中断し、その後当該展開許可判断による強制的な展開許可がなされた場合には当該カウントを一時中断し、その後前記アンメーチャ処理手段による展開許可判断が解除されたときにはカウントを再開することを特徴とする乗員保護制御装置。
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