JP5045562B2 - Iii族窒化物基板の製造方法、iii族窒化物結晶基板の製造方法、iii族窒化物基板およびiii族窒化物結晶基板 - Google Patents

Iii族窒化物基板の製造方法、iii族窒化物結晶基板の製造方法、iii族窒化物基板およびiii族窒化物結晶基板 Download PDF

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Description

本発明はIII族窒化物基板の製造方法、III族窒化物結晶基板の製造方法、III族窒化物基板およびIII族窒化物結晶基板に関する。
発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)またはレーザダイオード(Laser Diode:LD)などの半導体デバイスの基板として、III族窒化物結晶基板などが用いられている。III族窒化物結晶基板は、その裏面に電極を設けることができるため、半導体デバイスの駆動電圧を低減することができる。しかし、III族窒化物結晶基板は、転位密度が高く、LEDなどにおいて発光の一部が転位密度の高いIII族窒化物結晶基板に吸収され、発光強度を低下させるという問題があった。
特開2004−221480号公報(特許文献1)には、この転位密度が高い領域(転位集結部)は、結晶方位の反転した単結晶であることが開示されている。そこで、特許文献1には、単一の極性の単結晶基板を製造することを目的として、以下の方法が開示されている。すなわち、極性が混在する窒化ガリウム(GaN)基板にドライエッチングを行なって、一方の極性部分(結晶方位の反転した部分)にアスペクト比(高さ/直径)が2以上の空洞部分を作製している。その後、このGaN基板上に、HVPE(Hydride Vapor Phase Epitaxy:ハイドライド気相成長)法によりGaNの再成長を行なっている。
特開2004−221480号公報
上記特許文献1に開示の方法では、GaN基板のある程度の空洞部分は埋め込まれ、単一の極性で構成される平滑面が得られる。しかし、局所的には空洞が完全に埋め込まれず、歩留まりが悪いという問題があった。その理由は以下の通りである。
ドライエッチングを施したGaN基板上にGaNの再成長を行なう場合、縦方向への結晶成長とともに横方向への結晶成長が進行する。GaN基板の表面における空洞近傍部分では、横方向に成長した結晶により埋め込まれる。しかし、GaN基板上に結晶成長させる時に、GaN基板全面で微視的に同一成長条件となる環境を作ることは極めて難しい。このため、横方向へ結晶が部分的に不十分である場合が生じ、空洞を結晶で埋め込むことが実現できない箇所が発生する。
したがって、本発明は、単一の極性の結晶を製造する歩留まりを向上するIII族窒化物基板の製造方法、III族窒化物結晶基板の製造方法、III族窒化物基板およびIII族窒化物結晶基板を提供することである。
本発明のIII族窒化物基板の製造方法は、以下の工程が実施される。まず、主表面と、この主表面と反対側の裏面とを有し、かつ主表面から裏面に貫通する第1の極性からなる第1の領域と、主表面から裏面に貫通するとともに第1の極性と異なる第2の極性からなる第2の領域とを含み、かつIII族窒化物結晶よりなる下地基板が準備される。そして、下地基板の主表面の第1の領域において、第2の領域との境界に向けて、主表面から裏面への方向に傾斜する傾斜面が形成される。傾斜面を形成する工程は、第1の領域の厚さよりも小さい厚さを有する第2の領域を形成する工程を含み、傾斜面を形成する工程において形成された、第2の領域の表面と第1の領域の側壁とで囲まれた空洞のアスペクト比は2以上である。
本発明のIII族窒化物基板は、主表面と、主表面と反対側の裏面とを有するIII族窒化物基板であって、第1の領域と、第2の領域とを備えている。第1の領域は、主表面から裏面に貫通する第1の極性からなる。第2の領域は、主表面から裏面に貫通し、かつ第1の極性と異なる第2の極性からなる。主表面における第1の領域は、第2の領域との境界に向けて主表面から裏面への方向に傾斜する傾斜面を有する。第2の領域の厚さは、第1の領域の厚さよりも小さい。第2の領域の表面と第1の領域の側壁とで囲まれた空洞のアスペクト比は2以上である。
本発明のIII族窒化物基板の製造方法およびIII族窒化物基板によれば、主表面の第1の領域における第2の領域の周囲に傾斜面が形成される。傾斜面をミクロで見ると、主表面と略平行な平坦な面(テラス)と、この平坦な面と略垂直方向のステップとが形成される。本発明のIII族窒化物基板を下地基板として結晶成長させると、ステップでは横方向の結晶成長を促進する。このため、第2の領域上に第1の極性の結晶成長が促進される。したがって、第1の極性の結晶のみからなる結晶、つまり単一の極性の結晶を製造する歩留まりを向上することができる。
さらに、第2の領域上に空洞を設けることができる。このIII族窒化物基板を下地基板として結晶成長させるときに、第2の領域上の空洞により、第2の極性の結晶が縦方向に成長しにくくなる。また、ステップにより横方向の結晶成長が促進されている。このため、第2の領域上の空洞を第1の極性の結晶で埋め込むことができる。したがって、単一の極性の結晶を製造する歩留まりをより向上することができる。
上記III族窒化物基板の製造方法において好ましくは、上記下地基板を準備する工程では、主表面における第1の領域の面積は、主表面における第2の領域の面積よりも大きい下地基板を準備する。
上記III族窒化物基板において好ましくは、主表面における第1の領域の面積は、主表面における第2の領域の面積よりも大きい。
これにより、単一の極性の結晶を成長させるために要する横方向に結晶成長させる領域を低減できる。したがって、単一の極性の結晶を製造する歩留まりを向上することができる。
上記III族窒化物基板の製造方法において好ましくは、上記傾斜面を形成する工程は、下地基板をエッチングする工程を含んでいる。
第1の極性と第2の極性とは異なっているので、第1の領域の化学的性質と第2の領域の化学的性質とは異なる。このため、第1の領域よりも第2の領域のエッチング速度を遅くすることにより、上記傾斜面を容易に形成することができる。
上記III族窒化物基板の製造方法において好ましくは、上記下地基板をエッチングする工程では、塩化水素(HCl)ガスおよび塩素(Cl2)ガスの少なくとも一方のガスを含む雰囲気で、720℃以上850℃以下の温度で下地基板をエッチングする。
本発明者は上記傾斜面を形成するためのエッチングの条件を鋭意研究の結果、エッチングガスとエッチング温度とを上記のような条件にすることを見出した。したがって、エッチングの条件を制御することにより、傾斜面を容易に形成することができる。
本発明のIII族窒化物結晶基板の製造方法は、上記いずれかに記載のIII族窒化物基板の製造方法によりIII族窒化物基板を製造する工程と、このIII族窒化物基板上にIII族窒化物結晶を成長させる工程とを備えている。
本発明のIII族窒化物結晶基板は、上記いずれかに記載のIII族窒化物基板と、このIII族窒化物基板の主表面上に形成されたIII族窒化物結晶とを備えている。
本発明のIII族窒化物結晶基板の製造方法およびIII族窒化物結晶基板によれば、傾斜面が形成された上記III族窒化物基板上にIII族窒化物結晶を成長させている。このため、上述したように、III族窒化物結晶基板上に、第1の極性の結晶のみからなるIII族窒化物結晶、つまり単一の極性のIII族窒化物結晶を、歩留まりを向上して成長することができる。したがって、単一の極性の結晶としてのIII族窒化物結晶を備えたIII族窒化物結晶基板を製造する歩留まりを向上することができる。
上記III族窒化物結晶基板の製造方法において好ましくは、III族窒化物基板を除去する工程をさらに備えている。
これにより、歩留まりを向上して、単一の極性のIII族窒化物結晶のみからなるIII族窒化物結晶基板を製造することができる。
本発明のIII族窒化物基板の製造方法、III族窒化物結晶基板の製造方法、III族窒化物基板およびIII族窒化物結晶基板によれば、第1の領域における第2の領域の周囲に傾斜面が形成されるので、傾斜面のステップにより横方向の結晶成長が促進される。よって、単一の極性の結晶を製造する歩留まりを向上することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には、同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態におけるIII族窒化物基板を概略的に示す断面図である。まず、図1を参照して、本実施の形態におけるIII族窒化物基板10について説明する。
図1に示すように、III族窒化物基板10は、主表面10aと、この主表面10aと反対側の裏面10bと、第1の領域13と、第2の領域15とを備えている。
III族窒化物基板10には、第1の領域13と、第2の領域15とが混在している。第1の領域13および第2の領域15は、主表面10aから裏面10bに貫通している。第1の領域13および第2の領域15は複数形成されている。III族窒化物基板10の主表面10aにおいて、第1の領域13は、たとえばストライプ状、マトリクス状などであり、第2の領域15はたとえばストライプ状、ドット状などである。なお、本実施の形態では、第1の領域13と第2の領域15とからなる。
第1の領域13は第1の極性からなり、第2の領域15は第2の極性からなる。第1の極性と第2の極性とは、略反平行である(ほぼ反転している)。第1の極性は、たとえば(0001)面(c面)であり、第2の極性は、たとえば(000−1)面である。
ここで、極性とは、平面に関し反平行に異なる結晶構造の方向を意味する。つまり、第1および第2の極性は、主表面10aおよび裏面10bに対して反転対称性のない結晶系を有し、結晶方位が平行である。
また、本明細書中においては、個別面を()で示している。また、負の指数については、結晶学上、”−”(バー)を数字の上に付けることになっているが、本明細書中では、数字の前に負の符号を付けている。
第1の領域13は、主表面10a側の表面13aと、裏面10b側の裏面13bとを有している。第2の領域15は、主表面10a側の表面15aと、裏面10b側の裏面15bとを有している。つまり、III族窒化物基板10の主表面10aは、第1の領域13の表面13aと、第2の領域15の表面15aとを有している。III族窒化物基板10の裏面10bは、第1の領域13の裏面13bと、第2の領域15の裏面15bとを有している。
第1の領域13の表面13aは、平坦面13a1と、傾斜面13a2とを有している。傾斜面13a2は、第2の領域15との境界に向けて主表面10aから裏面10bへの方向(図1において下向き)に傾斜している。傾斜面13a2は、第2の領域15の周囲に形成され、かつ第2の領域15の表面15aと連なっている。平坦面13a1は、傾斜面13a2と連なっている。
主表面10aにおける第1の領域13の面積は、主表面10aにおける第2の領域15の面積よりも大きいことが好ましい。すなわち、III族窒化物基板10の主表面10aにおいて、過半を占めるのは、第1の領域13である。
III族窒化物基板10は、主表面10aから見ると、たとえば円形である。なお、円形に限定されず、矩形等であってもよい。
III族窒化物基板10は、たとえばAlxGa(1-x)N(0≦x≦1)よりなり、GaNよりなることが好ましい。
続いて、図2を参照して、本実施の形態におけるIII族窒化物基板の製造方法について説明する。なお、図2は、本実施の形態におけるIII族窒化物基板の製造方法を示すフローチャートである。
図3は、本実施の形態における下地基板を概略的に示す断面図である。図2および図3を参照して、まず、III族窒化物結晶よりなる下地基板20を準備する(ステップS1)。
このステップS1で準備する下地基板20は、主表面20aと、この主表面20aと反対側の裏面20bと、第1の領域13と、第2の領域15とを備えている。第1の領域13は、主表面20aから裏面20bに貫通する第1の極性からなる。第2の領域は、主表面20aから裏面20bに貫通し、かつ第1の極性と異なる第2の極性からなる。
第1の領域13は、主表面20a側の表面13aと、裏面20b側の裏面13bとを有している。第2の領域15は、主表面20a側の表面15aと、裏面20b側の裏面15bとを有している。第1の領域13の表面13aは平坦面のみである。
下地基板20の主表面20aにおける第1の領域13の面積は、下地基板20の主表面20aにおける第2の領域15の面積よりも大きいことが好ましい。また第1の極性と第2の極性とは略反平行であることが好ましい。
次に、図1〜図3に示すように、下地基板20の主表面20aの第1の領域13において、第2の領域15との境界に向けて、主表面10aから裏面10bへの方向(図3において下向き)に傾斜する傾斜面13a2を形成する(ステップS2)。
傾斜面13a2を形成する方法は特に限定されないが、下地基板20をエッチングすることが好ましい。エッチングはドライエッチングおよびウエットエッチングのいずれも適用できるが、塩化水素ガスおよび塩素ガスの少なくとも一方のガスを含む雰囲気で、720℃以上850℃以下の温度で下地基板20をエッチングすることが好ましい。これにより、容易に傾斜面13a2を形成することができる。
以上のステップS1、S2を実施することにより、図1に示すIII族窒化物基板10を製造することができる。
(実施の形態2)
図4は、本実施の形態におけるIII族窒化物基板30を概略的に示す断面図である。図4を参照して、本実施の形態におけるIII族窒化物基板30を説明する。
図4に示すように、本実施の形態におけるIII族窒化物基板30は、基本的には実施の形態1における図1に示すIII族窒化物基板10と同様の構成を備えているが、第2の領域15の厚さは第1の領域13の厚さよりも小さい点において異なる。
なお、上記「第1の領域13の厚さ」とは、第1の領域13の各位置における厚さのうち最小値をいう。また上記「第2の領域15の厚さ」とは、第2の領域15における厚さの最大値をいう。
具体的には、第1の領域13の平坦面13a1と第2の領域15の表面15aとは直接接続されていない。第1の領域13の平坦面13a1と第2の領域15の表面15aとは、第1の領域13の側壁を介して接続されている。言い換えると、第2の領域15の表面15a上には第1の領域13の側壁で囲まれた空洞30cが形成されている。この空洞30cのアスペクト比(高さ/直径)は2以上であることが好ましい。この場合、III族窒化物基板30上に結晶成長すると、空洞30cに第2の極性の結晶が成長することを効果的に抑制することができる。
続いて、本実施の形態におけるIII族窒化物基板30の製造方法について説明する。本実施の形態におけるIII族窒化物基板30の製造方法は、基本的には実施の形態1におけるIII族窒化物基板10の製造方法と同様であるが、傾斜面13a2を形成するステップS2において異なる。
具体的には、傾斜面13a2を形成するステップS2で、第2の領域15の表面15a上に空洞30cが配置されるように加工する。
このステップS2では、たとえば、エッチングを行なう時間、エッチングガスの流量、分圧などを調整することにより、傾斜面13a2および空洞30cを形成することができる。第1の極性と第2の極性とは極性が異なるので、化学的性質が異なる。このため、第1の領域13よりも第2の領域15のエッチング速度を遅くすることにより、空洞30cを容易に形成することができる。
特に、塩化水素ガスおよび塩素ガスの少なくとも一方のガスを含む雰囲気で、720℃以上850℃以下の温度で下地基板20をエッチングすることが好ましい。上記ガスを用いて、かつ上記温度で下地基板20のエッチングを行なうと、第1の領域13よりも第2の領域15のエッチング速度が非常に速くなることを本発明者は見出した。このため、傾斜面13a2および空洞30cを容易に形成することができる。
(実施の形態3)
図5は、本実施の形態におけるIII族窒化物結晶基板を概略的に示す断面図である。図5を参照して、本実施の形態におけるIII族窒化物結晶基板40を説明する。
図5に示すように、本実施の形態におけるIII族窒化物結晶基板40は、実施の形態2における図4に示すIII族窒化物基板30と、このIII族窒化物基板30の主表面30a上に形成されたIII族窒化物結晶41とを備えている。III族窒化物結晶41は単一の極性であり、本実施の形態では第1の極性である。
続いて、図6を参照して、本実施の形態におけるIII族窒化物結晶基板40を説明する。なお、図6は、本実施の形態におけるIII族窒化物結晶基板40の製造方法を示すフローチャートである。
図5および図6に示すように、まず、実施の形態2におけるIII族窒化物基板30の製造方法により、図4に示すIII族窒化物基板30を製造する(ステップS1、S2)。本実施の形態では、このIII族窒化物基板30を下地基板としている。
次に、III族窒化物基板30上にIII族窒化物結晶41を成長させる(ステップS4)。成長させる方法は特に限定されず、HVPE法、MBE(Molecular Beam Epitaxy:分子線エピタキシ)法、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:有機金属化学気相堆積)法、昇華法などの気相成長法、フラックス法、高窒素圧溶液法などの液相法などを採用することができる。
このステップS3では、主表面10aの第1の領域13における第2の領域15の周囲に、傾斜面13a2が形成されているIII族窒化物基板10上に、III族窒化物結晶41を成長させている。傾斜面13a2をミクロで見ると、主表面10aと略平行な平坦な面と、この平坦な面と略垂直方向のステップとが形成されている。このため、傾斜面13a2のステップでは横方向にIII族窒化物結晶41が成長することを促進する。つまり、III族窒化物基板10の主表面10a上に縦方向および横方向のIII族窒化物結晶41が成長するが、本実施の形態では横方向の成長を積極的に促進することを意図している。したがって、第2の領域15上に、第1の極性のIII族窒化物結晶41を成長させることを促進する。その結果、III族窒化物結晶41は第1の極性のみからなるとともに、空洞30cを第1の極性のIII族窒化物結晶41で埋め込むことができる。よって単一の極性のIII族窒化物結晶41を製造する歩留まりを向上することができる。
以上のステップS1〜S3を実施することにより、図5に示すIII族窒化物結晶基板40を製造することができる。
なお、本実施の形態では、実施の形態2のIII族窒化物基板30上にIII族窒化物結晶41を成長させて、III族窒化物結晶基板40を製造したが、特にこれに限定されない。本発明のIII族窒化物結晶基板は、実施の形態1のIII族窒化物基板10上にIII族窒化物結晶を成長させて、III族窒化物基板を製造してもよい。
(実施の形態4)
図7は、本実施の形態におけるIII族窒化物結晶基板を概略的に示す断面図である。図7を参照して、本実施の形態におけるIII族窒化物結晶基板50について説明する。
図7に示すように、本実施の形態におけるIII族窒化物結晶基板50は、基本的には実施の形態3のIII族窒化物結晶基板40と同様の構成を備えているが、少なくともIII族窒化物基板30が除去されている点において異なる。つまり、本実施の形態におけるIII族窒化物結晶基板50は、単一の極性(本実施の形態では第1の極性)からなるIII族窒化物結晶41のみを備えている。
続いて、図8を参照して、本実施の形態におけるIII族窒化物結晶基板50の製造方法について説明する。なお、図8は、本実施の形態におけるIII族窒化物結晶基板50の製造方法を示すフローチャートである。
図8に示すように、本実施の形態におけるIII族窒化物結晶基板50の製造方法は、実施の形態3におけるIII族窒化物結晶基板40の製造方法と基本的には同様の構成を備えているが、III族窒化物基板30を除去するステップS4をさらに備えている点において異なる。
具体的には、まず、実施の形態2におけるIII族窒化物基板30の製造方法により、図4に示すIII族窒化物基板30を製造する(ステップS1、S2)。次に、実施の形態3と同様に、III族窒化物基板30上にIII族窒化物結晶41を成長させる(ステップS3)。
次に、III族窒化物基板30を除去する(ステップS4)。このステップS4では、III族窒化物基板30において最も厚みの大きい面(本実施の形態では第1の領域13の平坦面13a1)よりも厚みの小さい主表面30a(本実施の形態では第1の領域13の傾斜面13a2および第2の領域15の表面30a)上に形成されたIII族窒化物結晶41をさらに除去する。なお、図7に示すように、第1の領域13の平坦面13a1上に形成されたIII族窒化物結晶41の一部をさらに除去してもよい。この場合、III族窒化物結晶41は単結晶であるので、容易に除去できる。
除去する方法は特に限定されず、たとえば切断、研削、へき開など機械的な除去方法を用いることができる。切断とは、電着ダイヤモンドホイールの外周刃を持つスライサーなどで機械的に少なくともIII族窒化物基板30を除去することをいう。研削とは、砥石を回転させながら表面に接触させて、厚み方向に削り取ることをいう。へき開とは、結晶格子面に沿ってIII族窒化物結晶41を分割することで、III族窒化物基板30を除去することをいう。なお、エッチングなど化学的な除去方法を用いてもよい。
その後、III族窒化物結晶41の少なくとも一方の面を研削、研磨などにより平坦化する。なお、平坦化する工程は省略されてもよい。
なお、III族窒化物結晶41を成長させるステップS3で、厚みの大きなIII族窒化物結晶41を成長させた場合、III族窒化物結晶41から複数のIII族窒化物結晶基板50を切り出すことができる。III族窒化物結晶41は単結晶からなるので、容易に分割できる。この場合には、製造コストを低減できる。
以上のステップS1〜S4を実施することにより、図7に示すIII族窒化物結晶基板50を製造することができる。
なお、本実施の形態では、実施の形態2のIII族窒化物基板30を下地基板として用いて製造した場合について説明したが、特にこれに限定されない。本発明のIII族窒化物結晶基板は、実施の形態1のIII族窒化物基板10を下地基板として用いて製造されてもよい。
本実施例では、傾斜面を有する第1の領域を形成することによる効果について調べた。
(実施例1)
実施例1では、実施の形態3におけるIII族窒化物結晶基板の製造方法にしたがって、図5に示すIII族窒化物結晶基板を製造した。
具体的には、まず、下地基板20を準備した(ステップS1)。このステップS1では、2インチの直径を有し、350μmの厚さを有し、ウルツ鉱型のGaN基板を準備した。この下地基板20の主表面20aは、(0001)面である第1の領域13と、(000−1)面である第2の領域15との2つの極性が混在していた。また下地基板20の主表面20aにおいて、(0001)面の占める面積は、(000−1)面の占める面積よりも多かった。
次に、下地基板20の第1の領域13に傾斜面13a2を形成した(ステップS2)。このステップS2では、下地基板20の温度を720℃まで昇温し、HClガスを含む雰囲気中で2時間放置して、下地基板20のエッチングを行なった。
次に、III族窒化物基板30上に、III族窒化物結晶41としてGaN結晶をHVPE法により成長させた(ステップS3)。
(実施例2)
実施例2のIII族窒化物結晶基板の製造方法は、基本的には実施例1と同様の構成を備えていたが、傾斜面13a2を形成するステップS2で、下地基板20をエッチングする温度を780℃にした点においてのみ異なっていた。
(実施例3)
実施例3のIII族窒化物結晶基板の製造方法は、基本的には実施例1と同様の構成を備えていたが、傾斜面13a2を形成するステップS2で、下地基板20をエッチングする温度を850℃にした点においてのみ異なっていた。
(比較例1)
比較例1のIII族窒化物結晶基板の製造方法は、基本的には実施例1と同様の構成を備えていたが、傾斜面13a2を形成するステップS2で、下地基板20をエッチングする温度を700℃にした点においてのみ異なっていた。
(比較例2)
比較例2のIII族窒化物結晶基板の製造方法は、基本的には実施例1と同様の構成を備えていたが、傾斜面13a2を形成するステップS2において、下地基板20をエッチングする温度を700℃にした点およびエッチングする時間を4時間にした点においてのみ異なっていた。
(比較例3)
比較例3のII族窒化物結晶基板の製造方法は、基本的には実施例1と同様の構成を備えていたが、傾斜面13a2を形成するステップS2で、下地基板20をエッチングする温度を875℃にした点およびエッチングする時間を4時間にした点においてのみ異なっていた。
(測定方法)
実施例1〜3および比較例1〜3のエッチング後のIII族窒化物基板について、傾斜面13a2が形成されているか否かをレーザー顕微鏡を用いて表面観察することで確認した。また念のため、2インチの基板の外周に確認用基板小片を複数個配置し、その断面を光学顕微鏡により観察することでも傾斜面13a2の形成を確認した。
また、実施例1〜3および比較例1〜3のIII族窒化物結晶基板について、成長させたIII族窒化物(GaN)結晶41の極性が単一であるか否かを領域15のみがより選択的にエッチングされる条件にてエッチングを行ない、表面にエッチング痕がないことで確認した。
(測定結果)
実施例1〜3のIII族窒化物基板は、第1の領域13における第2の領域15近傍の領域と、第2の領域15とが選択的にエッチングされ、図4に示す実施例1のIII族窒化物基板30が得られた。詳細には、第1の領域13の表面13aにおいて第2の領域15との境界に向けて、主表面10aから裏面10bの方向に傾斜している傾斜面13a2が形成された。つまり、第1の領域13の表面13aは、極性が(0001)面の平坦面13a1と、(0001)面でない傾斜面13a2とを有していた。また、この傾斜面13a2を原子間力顕微鏡を用いて観察した結果、(0001)面に平行な面と、(0001)面に垂直な面であるステップとが形成されていた。また、第2の領域15の表面15aには、アスペクト比が2以上の空洞30cが形成された。
また、実施例1〜3のIII族窒化物結晶基板40では、III族窒化物基板30上に成長させたIII族窒化物結晶41により空洞30cは完全に埋め込まれた。さらに、実施例1〜3のIII族窒化物結晶基板40では、下地基板20およびIII族窒化物基板30と同様の大きさである2インチのIII族窒化物結晶41が成長した。このIII族窒化物結晶41の主表面は、(0001)面のみ(第1の極性のみ)であった。すなわち、実施例1〜3のこのIII族窒化物結晶41は、単一の極性であった。
図9は、比較例1のIII族窒化物基板110を概略的に示す断面図である。図9に示すように、比較例1のIII族窒化物基板110は、第2の領域15のみが選択的にエッチングされ、アスペクト比が2以上の空洞30cが形成された。しかし、第1の領域13の表面13aは(0001)面のみの平坦な面であり、傾斜面13a2は形成されなかった。
図10は、比較例2のIII族窒化物基板120を概略的に示す断面図である。図10に示すように、比較例2のIII族窒化物基板120は、第2の領域15のみが選択的にエッチングされ、空洞30cは裏面まで達した。実施例1〜3でエッチングに要した時間の2倍の時間エッチングを行なったが、第1の領域13の表面13aは(0001)面のみの平坦な面であり、傾斜面13a2は形成されなかった。
比較例1および比較例2のIII族窒化物結晶基板において、比較例1および比較例2のIII族窒化物基板120、130上に成長させたIII族窒化物結晶により空洞30cの90%(つまり、2インチの90%)は埋め込まれたが、空洞30cの10%(つまり、2インチの10%)は埋め込まれなかった。また、III族窒化物結晶により埋め込まれた空洞30c上のIII族窒化物結晶には、ピット等が発生し、III族窒化物結晶の表面は平坦でなかった。つまり、III族窒化物基板120、130上に成長させたIII族窒化物結晶は複数の極性を有していた。
図11は、比較例3のIII族窒化物基板130を概略的に示す断面図である。図11に示すように、比較例3のIII族窒化物基板130は、エッチングの選択性が損なわれ、第1の領域13と第2の領域15とが同様にエッチングされた。その結果、第1の領域13と第2の領域15とは同一平面となった。このため、第1の領域13の表面13aは(0001)面のみの平坦な面であり、傾斜面13a2が形成されなかった。
比較例3のIII族窒化物結晶基板において、III族窒化物基板130上に成長させたIII族窒化物結晶の表面は、第1の領域13および第2の領域15の極性を引き継いでいた。つまり、成長させたIII族窒化物結晶は、2つの極性が混在していた。
以上より、本実施例によれば、傾斜面13a2を有する第1の領域13を備えたIII族窒化物基板30を形成することによって、このIII族窒化物基板30上に成長させたIII族窒化物結晶41の極性を単一にできることが確認できた。さらに、第2の領域15上に空洞30cが形成された場合であっても、この空洞を単一の極性のIII族窒化物結晶41が十分に埋め込むことができることが確認できた。
また、エッチングの温度を720℃以上850℃以下にすることによって、III族窒化物基板30において傾斜面13a2を有する第1の領域を形成することができることが確認できた。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1におけるIII族窒化物基板を概略的に示す断面図である。。 本発明の実施の形態1におけるIII族窒化物基板の製造方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における下地基板を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態2におけるIII族窒化物基板を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態3におけるIII族窒化物結晶基板を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態3におけるIII族窒化物結晶基板の製造方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4におけるIII族窒化物結晶基板を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態4におけるIII族窒化物結晶基板の製造方法を示すフローチャートである。 比較例1のIII族窒化物基板を概略的に示す断面図である。 比較例2のIII族窒化物基板を概略的に示す断面図である。 比較例3のIII族窒化物基板を概略的に示す断面図である。
符号の説明
10,30 III族窒化物基板、10a,20a,30a 主表面、10b,13b,15b,20b,30b 裏面、13 第1の領域、13a,15a 表面、13a1 平坦面、13a2 傾斜面、15 第2の領域、20 下地基板、30c 空洞、40,50 III族窒化物結晶基板、41 III族窒化物結晶。

Claims (9)

  1. 主表面と、前記主表面と反対側の裏面とを有し、かつ前記主表面から前記裏面に貫通する第1の極性からなる第1の領域と、前記主表面から前記裏面に貫通するとともに前記第1の極性と異なる第2の極性からなる第2の領域とを含み、かつIII族窒化物結晶よりなる下地基板を準備する工程と、
    前記下地基板の前記主表面の前記第1の領域において、前記第2の領域との境界に向けて、前記主表面から前記裏面への方向に傾斜する傾斜面を形成する工程とを備え、
    前記傾斜面を形成する工程は、前記第1の領域の厚さよりも小さい厚さを有する前記第2の領域を形成する工程を含み、
    前記傾斜面を形成する工程において形成された、前記第2の領域の表面と前記第1の領域の側壁とで囲まれた空洞のアスペクト比は2以上である、III族窒化物基板の製造方法。
  2. 前記下地基板を準備する工程では、前記主表面における前記第1の領域の面積は、前記主表面における前記第2の領域の面積よりも大きい前記下地基板を準備する、請求項に記載のIII族窒化物基板の製造方法。
  3. 前記傾斜面を形成する工程は、前記下地基板をエッチングする工程を含む、請求項1または請求項2に記載のIII族窒化物基板の製造方法。
  4. 前記下地基板をエッチングする工程では、塩化水素ガスおよび塩素ガスの少なくとも一方のガスを含む雰囲気で、720℃以上850℃以下の温度で前記下地基板をエッチングする、請求項に記載のIII族窒化物基板の製造方法。
  5. 請求項1〜のいずれかに1項に記載のIII族窒化物基板の製造方法によりIII族窒化物基板を製造する工程と、
    前記III族窒化物基板上にIII族窒化物結晶を成長させる工程とを備えた、III族窒化物結晶基板の製造方法。
  6. 前記III族窒化物基板を除去する工程をさらに備えた、請求項に記載のIII族窒化物結晶基板の製造方法。
  7. 主表面と、前記主表面と反対側の裏面とを有するIII族窒化物基板であって、
    前記主表面から前記裏面に貫通する第1の極性からなる第1の領域と、
    前記主表面から前記裏面に貫通し、かつ前記第1の極性と異なる第2の極性からなる第2の領域とを備え、
    前記主表面における前記第1の領域は、前記第2の領域との境界に向けて、前記主表面から前記裏面への方向に傾斜する傾斜面を有
    前記第2の領域の厚さは、前記第1の領域の厚さよりも小さく、
    前記第2の領域の表面と前記第1の領域の側壁とで囲まれた空洞のアスペクト比は2以上である、III族窒化物基板。
  8. 前記主表面における前記第1の領域の面積は、前記主表面における前記第2の領域の面積よりも大きい、請求項に記載のIII族窒化物基板。
  9. 請求項7または請求項8に記載のIII族窒化物基板と、
    前記III族窒化物基板の前記主表面上に形成されたIII族窒化物結晶とを備えた、III族窒化物結晶基板。
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