JP5044868B2 - 半導体装置およびマルチチップモジュール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の半導体装置を混載したMCM(マルチチップモジュール)、およびMCMに使用される半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器の小型化・高性能化に伴い、電子機器に搭載される半導体装置の小型化・高性能化が求められている。このため、1チップでシステムを構成できるシステムLSIおよびLSIパッケージ中に複数のベアチップを搭載したMCMが開発されている。最近では、LSIチップ上に別のLSIチップを積層するチップ・オン・チップと称するMCMが開発されている。
【0003】
例えば、ロジックチップおよびメモリチップを混載してMCMを製造する場合、ロジックチップおよびメモリチップは、それぞれ別のウエハプロセス工程を経て完成する。完成したロジックチップおよびメモリチップは、ウエハからチップを切り出す前にそれぞれプローブ試験が実行され、良品が選別される。そして、良品チップのみを使用してMCMが組み立てられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、MCMに搭載されるロジックチップは、メモリチップを制御する制御回路およびメモリチップとのインタフェース回路を有している。しかし、ロジックチップのプローブ試験を実行する際にメモリチップは接続されていない。このため、プローブ試験では、上記制御回路およびインタフェース回路の動作試験を実行できないという問題があった。
【0005】
例えば、ロジックチップ内の機能ブロックで処理するデータが、一時的にメモリチップ内に保持される場合(すなわち、メモリチップをバッファとして使用する場合)、機能ブロックとメモリチップとの間、および機能ブロック間でのデータの受け渡し等の評価ができない。
従来、上記動作試験および評価は、ロジックチップとメモリチップをMCMに組み立てた後でなければ行うことができなかった。このため、万一制御回路またはインタフェース回路に不具合がある場合、組み立てたMCMは、良品のメモリチップを含むのにもかかわらず不良品として廃棄しなくてはならなかった。
【0006】
本発明の目的は、MCMに使用される半導体装置において、MCMに組み立てる前の単体での試験を確実に実行することにある。
本発明の別の目的は、MCMの組み立て歩留を向上することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体装置および本発明のマルチチップモジュールでは、半導体装置のインタフェース部に別途製造された半導体メモリ装置が接続される。半導体装置に形成される内蔵メモリは、インタフェース部の少なくとも一部に接続される。メモリ選択回路は、第1動作モード時に内蔵メモリをアクセス可能にし、第2動作モード時に内蔵メモリをアクセス不能にする。このため、例えば、半導体装置を第1動作モードにし、内蔵メモリをアクセスすることで、半導体メモリ装置がインタフェース部に接続されないときにも、半導体装置を所定のシステムとして動作できる。内蔵メモリを半導体メモリ装置の代わりに使用することで、半導体装置単体でインタフェース部およびそれに関連する回路を試験できる。この結果、マルチチップモジュールの組み立て歩留を向上できる。内蔵メモリを試験に使用する場合、内蔵メモリの記憶容量は、半導体メモリ装置の記憶容量より小さくてよい。
【0008】
インタフェース部を介して半導体装置と半導体メモリ装置とが接続された後(マルチチップモジュールとして組み立てられた後)に、半導体装置により、第1動作モード時に内蔵メモリをアクセスし、第2動作モード時に半導体メモリ装置をアクセスすることで、使用できるメモリ容量を増やすことができる。例えば、半導体メモリ装置に第1動作モードまたは第2動作モードであることを伝達する端子を形成することで、内蔵メモリと半導体メモリ装置とのアクセスの切り替えを容易にできる。
【0009】
本発明の半導体装置および本発明のマルチチップモジュールでは、インタフェース部の少なくとも一部は、内蔵メモリおよび半導体メモリ装置で共用される。このため、半導体装置は、インタフェース部の回路規模を最小限にして、内蔵メモリおよび半導体メモリ装置をアクセスできる。第2動作モード時に半導体メモリ装置をアクセスすれば、データバス等が競合することはない。
【0010】
本発明の半導体装置および本発明のマルチチップモジュールでは、インタフェース部は、第1インタフェース部と第2インタフェース部とを備えている。第1インタフェース部は、内蔵メモリに接続され、第1動作モード時に制御信号を出力する。このとき、半導体装置は内蔵メモリをアクセスできる。第2インタフェース部は、半導体メモリ装置に接続され、第2動作モード時に制御信号を出力する。このとき、半導体装置は、半導体メモリ装置をアクセスできる。半導体装置は、動作モードに応じて、第1および第2インタフェース部を制御することで、内蔵メモリおよび半導体メモリ装置を容易にアクセスできる。
【0011】
本発明の半導体装置では、第1インタフェース部は、内蔵メモリをアクセスするときに活性化される第1選択信号を内蔵メモリに出力する。第2インタフェース回路は、半導体メモリ装置をアクセスするときに活性化される第2選択信号を半導体メモリ装置に出力する。メモリ選択回路は、第1動作モード時に第1インタフェース部を活性化し、内蔵メモリを動作させ、第2動作モード時に第2インタフェース部を活性化し、半導体メモリ装置を動作させる。このため、半導体装置は、動作モードに応じて、第1および第2インタフェース部を活性化することで、内蔵メモリおよび半導体メモリ装置を容易にアクセスできる。
【0012】
本発明の半導体装置および本発明のマルチチップモジュールでは、半導体装置は、試験を実行するときに第1動作モード(試験モード)になり、半導体メモリ装置を動作させるときに第2動作モード(通常動作モード)になる。内蔵メモリを使用して動作試験を実行することで、不良の原因が半導体装置にあるのか、半導体メモリ装置にあるのかを容易に判断できる。また、内蔵メモリを半導体メモリ装置の代わりに使用することで、半導体メモリ装置をインタフェース部に接続する前に、半導体装置単体でインタフェース部およびそれに関連する回路を試験できる。
【0013】
本発明の半導体装置では、内蔵メモリの記憶素子は、半導体メモリの記憶素子と異なっている。内蔵メモリの変換回路は、インタフェース部が出力する半導体メモリ装置の制御信号のタイミングを、内蔵メモリを動作させるタイミングに変換する。変換回路により、内蔵メモリは、あたかも半導体メモリ装置のように動作する。すなわち、内蔵メモリは、擬似的に半導体メモリ装置と同一に動作する。内蔵メモリを、製造プロセスの簡単なメモリセルで構成することで、半導体装置のチップサイズを低減できる。例えば、半導体メモリ装置がDRAMで構成される場合、内蔵メモリをSRAMで構成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1および図2は、本発明の半導体装置およびマルチチップモジュールの第1の実施形態を示している。
【0015】
図1は、MCMに使用される半導体装置であるロジックチップ10を示している。図に示したロジックチップ10は、ウエハプロセス工程を完了したものであり、単体で動作可能である。実際には、複数のロジックチップ10が、ウエハ上に連結されている。
ロジックチップ10は、内部回路12、インタフェース部14、メモリ選択回路16、および内蔵メモリ18(例えばSRAM)を有している。
【0016】
インタフェース部14は、内部回路12に接続されており、制御信号発生部14a、アドレス信号発生部14b、データ入出力部14cを有している。制御信号発生部14aは、内蔵メモリ18および後述するメモリチップ32(図2)を制御する制御信号を出力する。アドレス信号発生部14bは、内蔵メモリ18およびメモリチップ32を動作する際に、そのメモリセルを特定するためのアドレス信号を出力する。データ入出力部14cは、内蔵メモリ18およびメモリチップ32に対してデータを入出力する。
【0017】
インタフェース部14と内蔵メモリ18を接続する信号線の途中には、それぞれインタコネクト配線用のコンタクト20が形成されている。インタコネクト配線については、後述する図2で説明する。
メモリ選択回路16は、信号線22を介して内蔵メモリ18に接続された試験用のパッド24と、信号線22と接地線との間に配置された高抵抗26とを有している。信号線22の論理レベルは、イネーブル信号ENとして内蔵メモリ18に伝達される。すなわち、イネーブル信号ENは、パッド24に高電圧を印加することで高レベルになり、パッド24がオープンのとき低レベルになる。内蔵メモリ18は、高レベルのイネーブル信号ENを受け、動作可能な状態になる(第1動作モード)。内蔵メモリ18は、低レベルのイネーブル信号ENを受け、非活性化される(第2動作モード)。
【0018】
図2は、図1に示したロジックチップ10上にインタコネクト配線28およびバンプ30を形成した状態を示している。
インタコネクト配線28は、コンタクト20とバンプ30とを接続している。この後の製造工程において、半導体メモリ装置であるメモリチップ32(例えばSRAM)が、バンプ30を介してロジックチップ10に接続され、チップ・オン・チップ構造のマルチチップモジュールが形成される。内蔵メモリ18の記憶容量は、メモリチップ32の記憶容量に比べて小さくされている。図2に示したように、この実施形態では、インタフェース部14が入出力する信号は、内蔵メモリ18およびメモリチップ32で共有されている。
【0019】
図3は、図2に示したロジックチップ10の断面を示している。
ロジックチップ10は、例えばシリコン基板10aを使用して形成されている。シリコン基板10aには、図示しないトランジスタが形成されている。シリコン基板10a上には、トランジスタを互いに接続し回路を構成する配線10bが形成されている。これ等配線10bは、絶縁膜10cにより互いに分離されてている。絶縁膜10c上には、ポリイミド等からなる絶縁膜10dが形成されている。絶縁膜10c、10dには開口部が形成され、配線10bのコンタクト20が形成されている。コンタクト20には、アルミニウムあるいは銅等からなるインタコネクト配線28が形成されている。インタコネクト配線28は、樹脂のカバー膜10eにより覆われている。カバー膜10eにはインタコネクト配線28を露出する開口部が形成されており、この開口部に、はんだあるいは金等からなるバンプ30が形成されている。バンプ30は、メモリチップ32に形成される場合もある。
【0020】
次に、ロジックチップ10のプローブ試験について説明する。プローブ試験は、ウエハ状態で実行される。
まず、所定のテストパターンがロジックチップ10に供給され、ロジックチップ10から出力されるデータと期待値とが比較され、内部回路12が機能試験が実行される。このとき、メモリチップ32を制御する制御回路およびメモリチップ32にデータを入出力する機能ブロックは、試験されない。
【0021】
内部回路12のうち所定の回路が正常に動作することが確認された後、メモリ選択回路16のパッド24に高電圧が印加される。内蔵メモリ18は、動作可能になる。そして、メモリチップ32の代わりに内蔵メモリ18を使用して、上記制御回路、機能ブロック、およびインタフェース部14の試験が実行される。すなわち、従来、ロジックチップ10のプローブ試験では確認できなかった回路動作を試験できる。このプローブ試験により、従来と異なり、良品のロジックチップ10を確実に選別できる。内蔵メモリ18の記憶容量は、制御回路および機能ブロックを試験に必要な最小の容量でよい。
【0022】
メモリチップ32は、別途プローブ試験が実行される。そして、プローブ試験の後、良品のロジックチップ10と良品のメモリチップ32とがバンプ30を介して接続され、MCMとして組み立てられる。プローブ試験以後、パッド24はオープンにされるため、イネーブル信号ENは、常に低レベルになる。すなわち、MCMに組み立て後、内蔵メモリ18が活性化されることはない。プローブ試験後、パッド24はオープンにされるため、パッド24は、プローブ針を接触できる最小限の大きさに形成すればよい。
【0023】
以上、本実施形態では、ロジックチップ10にメモリチップ32を代用する内蔵メモリ18を形成した。ロジックチップ10は、試験を実行するときに第1動作モード(試験モード)になり、半導体メモリ装置を動作させるときに第2動作モード(通常動作モード)になる。このため、メモリチップ32をロジックチップ10に接続する前に(すなわち、ロジックチップ10単体で)、内部回路12およびインタフェース部14の試験を実行できる。この結果、良品のロジックチップ10と良品のメモリチップ32とを使用してMCMを組み立てることができ、MCMの組み立て歩留を向上できる。
【0024】
内蔵メモリ18の記憶容量をメモリチップ32の記憶容量より小さくし、内部回路12およびインタフェース部14を試験可能な最小限の容量にしたので、ロジックチップ10のチップサイズが大幅に増大することはない。
図4は、本発明の半導体装置およびマルチチップモジュールの第2の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0025】
この実施形態では、ロジックチップ34は、イネーブル信号ENの論理を反転するインバータ34aを有している。イネーブル信号ENの反転信号は、コンタクト20およびインタコネクト配線28を介してバンプ30に接続されている。メモリチップ36は、バンプ30を介してイネーブル信号ENの反転信号を受ける専用の端子36aを有している。その他の構成は、第1の実施形態と同一である。
【0026】
この実施形態では、イネーブル信号ENを高レベルにすることで内蔵メモリ18が動作可能になり、イネーブル信号ENを低レベルにすることでメモリチップ36が動作可能になる。このため、ロジックチップ34とメモリチップ36とをMCMに組み立てた後でも、パッド24に高電圧を印加することで、メモリチップ36を非活性化し、内蔵メモリ18を活性化でき、内部回路12およびインタフェース部14の試験を実行できる。パッド24は、MCMの組み立て時に、例えば、ボンディングワイヤでMCMのリードフレーム(外部端子)に接続される。この結果、例えば、MCMの出荷後に不良が発生した場合にも、不良の原因がロジックチップ34にあるのか、メモリチップ36にあるのかが容易に判断される。また、不良品をテスタ解析する前に、ロジックチップ34とメモリチップ36とを切り離す必要がないため、不良解析を円滑に行うことができる。従来は、両チップ34、36をテスタ解析できる状態に分離することが困難であった。
【0027】
この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、イネーブル信号ENの切り替えにより、内蔵メモリ18またはメモリチップ36を動作させたので、不良の原因がロジックチップ34にあるのか、メモリチップ36にあるのかを容易に判断できる。
インタフェース部14を介してロジックチップ34とメモリチップ36とが接続された後(マルチチップモジュールとして組み立てられた後)、内蔵メモリ18を動作できる。このため、内蔵メモリをワークメモリまたはバッファメモリとして使用することで、MCMが使用できるメモリ容量を増やすことができる。
【0028】
メモリチップ36に第1動作モードまたは第2動作モードであることを伝達する端子36aを形成したので、内蔵メモリ18とメモリチップ36とのアクセスの切り替えを容易にできる。この際、データバス等が競合することはない。
図5は、本発明の半導体装置およびマルチチップモジュールの第3の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0029】
この実施形態では、ロジックチップ38におけるインタフェース部14の制御信号発生部14dが、第1の実施形態の制御信号発生部14aと相違している。メモリ選択回路16は、制御信号発生部14dにイネーブル信号ENを出力している。その他の構成は、第1の実施形態と同一である。
制御信号発生部14dは、内蔵メモリ18のチップセレクト端子にチップセレクト信号CS1を出力する第1インタフェース部(図示せず)と、メモリチップ32のチップセレクト端子にチップセレクト信号CS2を出力する第2インタフェース部(図示せず)とを有している。第1インタフェース部は、メモリ選択回路16から高レベルのイネーブル信号ENを受けたときに、チップセレクト信号CS1を活性化する(第1動作モード)。第2インタフェース部は、メモリ選択回路16から低レベルのイネーブル信号ENを受けたときに、チップセレクト信号CS2を活性化する(第1動作モード)。チップセレクト信号CS1の活性化により、内蔵メモリ18は、読み出し動作または書き込み動作を開始する。チップセレクト信号CS2の活性化により、メモリチップ32は、読み出し動作または書き込み動作を開始する。チップセレクト信号CS1、CS2は、従来から内蔵メモリ18およびメモリチップ32に形成されていた信号である。
【0030】
この実施形態では、ロジックチップ10を試験するときに、チップセレクト信号CS1が活性化され、メモリチップ32を使用して通常の動作を実行するときにチップセレクト信号CS2が活性化される。すなわち、メモリチップ32は、第2の実施形態のメモリチップ36のように、チップを活性化する専用の端子36aを必要としない。
【0031】
この実施形態においても、上述した第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらにこの実施形態では、内蔵メモリ18およびメモリチップ32に従来から形成されていたチップセレクト信号CS1、CS2を使用して、活性化される内蔵メモリ18およびメモリチップ32を切り替えることができる。このため、内蔵メモリ18およびメモリチップ32を容易にアクセスできる。特別なテスト端子が不要なため、汎用のメモリチップ32を使用できる。この結果、MCMの製造コストを低くできる。
【0032】
チップセレクト信号CS1、CS2のみを制御することで、内蔵メモリ18およびメモリチップ32のアクセスの切り替えができるため、インタフェース部14の回路規模を最小限にできる。
図6および図7は、本発明の半導体装置およびマルチチップモジュールの第4の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0033】
この実施形態では、ロジックチップ40のインタフェース部42は、第1インタフェース部42aと第2インタフェース部42aとを有している。第1インタフェース部42aの信号線は、内蔵メモリ18に接続されている。第2インタフェース部42bの信号線は、コンタクト20に接続されている。メモリ選択回路16は、イネーブル信号ENを第1インタフェース部42aに出力し、インバータを介してイネーブル信号ENの反転信号を第2インタフェース部42bに出力している。
【0034】
図7は、ロジックチップ40上にメモリチップ32を積層した状態を示している。
第1インタフェース部42aは、高レベルのイネーブル信号ENを受けたときに活性化され、内蔵メモリ18との間で信号を入出力する。第2インタフェース部42bは、インバータを介して低レベルのイネーブル信号ENを受けたときに活性化され、メモリチップ32との間で信号を入出力する。内蔵メモリ18およびメモリチップ32には、それぞれ独立した信号線が接続されている。
【0035】
この実施形態においても、上述した第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、第1および第2インタフェース部42a、42bを介して内蔵メモリ18およびメモリチップ32にそれぞれ独立した信号線が接続されているため、上述した実施形態に比べ、これ等信号線の寄生容量を小さくできる。また、第1インタフェース部42aは、内蔵メモリ18の端子容量のみ接続され、第2インタフェース部42bは、メモリチップ32の端子容量のみ接続されている。この結果、内蔵メモリ18およびメモリチップ32を高速動作できる。
【0036】
第1および第2インタフェース部42a、42bに余分な配線が接続されないため、ノイズを低減できる。
図8は、本発明の半導体装置およびマルチチップモジュールの第5の実施形態の要部を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0037】
この実施形態は、ロジックチップ44に形成される内蔵メモリ46が第1の実施形態の内蔵メモリ18と相違している。ロジックチップ44にバンプを介して接続されるメモリチップ(図示せず)は、DRAMのメモリセルを有している。その他の構成は、第1の実施形態と同一である。
内蔵メモリ46は、コマンド変換部48、リフレッシュ試験部50、データ入出力部52、およびSRAMのメモリコア54を有している。
【0038】
コマンド変換部48は、インタフェース部14の制御信号発生部14aが出力するDRAM用のコマンド信号をSRAMを動作させるための制御信号に変換する。例えば、コマンド変換部48は、DRAMの行アドレスに対応する回路を動作させるRASコマンドを受け、さらにDRAMの列アドレスに対応する回路を動作させるCASコマンドを受けたときに、メモリコア54を動作させる制御信号を出力する。また、RASコマンドの受け付け後、プリチャージコマンドを受けるまでは、次のRASコマンドを受け付けない。コマンド変換部48により、内蔵メモリ44は、あたかもDRAMのように動作する。
【0039】
DRAMのメモリコアは、メモリセルにキャパシタを使用しているため、製造工程が複雑である。一方、SRAMのメモリコアは、ロジックLSIに多用されるフリップフロップで構成できる。このため、ロジックチップ44にDRAMではなくSRAMを形成することで、ロジックチップ44の製造工程が複雑になることが防止される。
リフレッシュ試験部50は、カウンタ50a、タイマ50b、および判定部50cを有している。カウンタ50aは、コマンド変換部48が出力するリフレッシュコマンドREFCMDをカウントし、そのカウント値CNTを判定部50cに出力する。リフレッシュコマンドREFCMDは、図示しないメモリチップのメモリセルをリフレッシュするときに制御信号発生部14aが出力するコマンド信号に対応して生成される。カウンタ50aは、タイマ50bからタイミング信号TIMの活性化に応じてリセットされる。
【0040】
タイマ50bは、リングオシレータ等でを有し、DRAM(メモリチップ)のメモリセルにデータを保持しておくために必要なリフレッシュ間隔と同じ間隔でタイミング信号TIMを活性化する。判定部50cは、タイミング信号TIMの活性化時に、カウント値CNTが所定の範囲にない場合、不良検出信号FAILを活性化する。すなわち、リフレッシュ試験部50は、インタフェース部14が所定の期間に所定の回数のリフレッシュコマンドを発生しなかったとき、不良検出信号FAILを活性化する。
【0041】
データ入出力部52は、読み書きデータを入出力するとともに、不良検出信号FAILの活性化に応じて所定のパターンのデータをインタフェース部14に出力する。
この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、ロジックチップ44にDRAMではなくSRAMを形成したので、ロジックチップ44の製造工程が複雑になることを防止できる。内蔵メモリ44を、製造プロセスの簡単なメモリセルで構成したので、ロジックチップ44のチップサイズを低減できる。したがって、ロジックチップ44の製造コストが増大することはない。
【0042】
内蔵メモリ46にDRAMのコマンドを、SRAMを動作させる制御信号に変換するコマンド変換部48を形成したので、内蔵メモリ46をあたかもDRAMのように動作できる。この結果、メモリチップの代わりに内蔵メモリ46を使用して、インタフェース部14等の試験を実行できる。
内蔵メモリ46にリフレッシュ試験部50を形成したので、内蔵メモリ46がDRAMの記憶素子を有しない場合にも、リフレッシュコマンドREFCMDが正しく発生しているかどうかを判定することができる。すなわち、ロジックチップ44におけるリフレッシュコマンドREFCMを生成する制御回路およびインタフェース部14の機能試験を、ロジックチップ44単体で実行できる。
【0043】
リフレッシュ試験部50にリフレッシュコマンドREFCMをカウントするカウンタ50aおよびカウンタ50aのカウント期間を設定するタイマ50bを形成したので、リフレッシュ動作の機能試験を容易に実行できる。
図9は、本発明の半導体装置およびマルチチップモジュールの第6の実施形態の要部を示している。第3の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
【0044】
この実施形態では、メモリ選択回路16が出力するイネーブル信号ENが、制御信号発生部14dだけでなく、内蔵メモリ18にも供給されている。その他の構成は、第3の実施形態と同一である。
内蔵メモリ18は、イネーブル信号ENの非活性化時に外部からの電源の供給を遮断し、パワーダウン状態になる。この時、内蔵メモリ18の消費電力は、ほぼゼロになる。メモリチップ32の動作時に、内蔵メモリ18は、パワーダウン状態になる。
【0045】
この実施形態においても、上述した第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、メモリチップ32が動作するときに、内蔵メモリ18の消費電力がほぼゼロになるため、このときのMCMの消費電力を削減できる。
【0046】
なお、上述した第1の実施形態では、パッド24に印加する電圧に応じてイネーブル信号ENを活性化した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、パッド24の代わりに電源線に接続されたヒューズを形成し、ヒューズの溶断前にイネーブル信号ENを活性化し、ヒューズの溶断後にイネーブル信号ENを非活性化してもよい。
【0047】
上述した第2の実施形態では、パッド24に印加する電圧に応じて、内蔵メモリ18またはメモリチップ36を活性化した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、ロジックチップ34にイネーブル信号ENを活性化するレジスタを形成し、外部からのコマンド入力等に応じてレジスタの値を変更することでイネーブル信号ENを活性化してもよい。
【0048】
上述した第2の実施形態では、内蔵メモリ18をロジックチップ34のプローブ試験時のメモリとして使用した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、内蔵メモリ18をメモリチップ36と同様に、バッファメモリ等として使用してもよい。この場合、MCMが扱えるメモリ容量を増大できる。また、内蔵メモリ18をロジックチップ34単体でシステムを構成するときのバッファメモリとし、メモリチップ36を拡張メモリ(増設メモリ)としてもよい。
【0049】
上述した第3の実施形態では、内蔵メモリ18およびメモリチップ32の読み出し動作または書き込み動作を開始するチップセレクト信号CS1、CS2を制御した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、内蔵メモリおよびメモリチップの読み出し可能または書き込み可能な状態にするチップ活性化信号を制御してもよい。クロック同期のメモリを使用する場合、クロック信号のメモリ内部への供給を制御するクロックイネーブル信号を制御してもよい。クロックイネーブル信号が非活性化されると、メモリの消費電力は、大幅に下がる。
【0050】
上述した第4の実施形態では、内蔵メモリ18を制御する第1インタフェース部42aと、メモリチップ32を制御する第2インタフェース部42bを形成した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、データ入出力部14cのみに対応して第1および第2インタフェース部42a、42bを形成してもよい。高速動作が必要なデータ入出力部14cの信号線を独立させ、その寄生容量を減らすことで、インタフェース部42の回路規模を最小限にして内蔵メモリ18およびメモリチップ32を高速動作できる。
【0051】
上述した第5の実施形態では、リフレッシュ試験部50を内蔵メモリ46内に形成した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、リフレッシュ試験部50を内蔵メモリ46とは独立してロジックチップ46内に形成してもよい。
上述した第5の実施形態では、タイマ50bをリングオシレータで構成した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、タイマを外部から供給されるクロックをカウントするカウンタで構成してもよい。
【0052】
以上の実施形態において説明した発明を整理して、付記として開示する。
(付記1) 別途製造された半導体メモリ装置を接続するインタフェース部と、
前記インタフェース部の少なくとも一部に接続された内蔵メモリと、
前記内蔵メモリを第1動作モード時にアクセス可能にし、第2動作モード時にアクセス不能にするメモリ選択回路とを備えていることを特徴とする半導体装置。
【0053】
(付記2) 付記1記載の半導体装置において、
前記インタフェース部の少なくとも一部は、前記内蔵メモリおよび前記半導体メモリ装置で共用されることを特徴とする半導体装置。
(付記3) 付記1記載の半導体装置において、
前記インタフェース部は、前記内蔵メモリに接続され、前記第1動作モード時に制御信号を出力する第1インタフェース部と、前記半導体メモリ装置に接続され、前記第2動作モード時に制御信号を出力する第2インタフェース部とを備えていることを特徴とする半導体装置。
【0054】
(付記4) 付記3記載の半導体装置において、
前記第1インタフェース部は、前記内蔵メモリをアクセスするときに活性化される第1選択信号を該内蔵メモリに出力し、
前記第2インタフェース部は、前記半導体メモリ装置をアクセスするときに活性化される第2選択信号を該半導体メモリ装置に出力し、
前記メモリ選択回路は、前記第1動作モード時に前記第1インタフェース部を活性化し、前記内蔵メモリを動作させ、前記第2動作モード時に前記第2インタフェース部を活性化し、前記半導体メモリ装置を動作させることを特徴とする半導体装置。
【0055】
(付記5) 付記3記載の半導体装置において、
前記第1インタフェース部は、前記内蔵メモリをアクセス可能にするときに活性化される第1活性化信号を該内蔵メモリに出力し、
前記第2インタフェース部は、前記半導体メモリ装置をアクセス可能にするときに活性化される第2活性化信号を該半導体メモリ装置に出力し、
前記メモリ選択回路は、前記第1動作モード時に前記第1インタフェース部を活性化し、前記内蔵メモリを動作可能にし、前記第2動作モード時に前記第2インタフェース部を活性化し、前記半導体メモリ装置を動作可能にすることを特徴とする半導体装置。
【0056】
(付記6) 付記1記載の半導体装置において、
前記第1動作モードまたは前記第2動作モードであることを前記半導体メモリ装置に伝達するための端子を備えていることを特徴とする半導体装置。
(付記7) 付記1記載の半導体装置において、
前記第1動作モードは、試験モードであり、
前記第2動作モードは、前記半導体メモリ装置を動作させる通常動作モードであることを特徴とする半導体装置。
【0057】
(付記8) 付記1記載の半導体装置において、
前記内蔵メモリの記憶容量は、前記半導体メモリ装置の記憶容量に比べて小さいことを特徴とする半導体装置。
(付記9) 付記1記載の半導体装置において、
前記内蔵メモリの記憶素子は、前記半導体メモリの記憶素子と異種であり、
前記内蔵メモリは、前記インタフェース部が出力する前記半導体メモリ装置の制御信号のタイミングを、該内蔵メモリを動作させるタイミングに変換する変換回路を備えていることを特徴とする半導体装置。
【0058】
(付記10) 付記9記載の半導体装置において、
前記変換回路は、前記内蔵メモリが擬似的に前記半導体メモリ装置と同一に動作するように前記制御信号を変換することを特徴とする半導体装置。
(付記11) 付記9記載の半導体装置において、
前記半導体メモリ装置は、データを保持するために該データの再書き込みが必要なダイナミック記憶素子を有し、
前記内蔵メモリは、データを保持するために該データの前記再書き込みが不要なスタティック記憶素子を有していることを特徴とする半導体装置。
【0059】
(付記12) 付記11記載の半導体装置において、
前記インタフェース部は、前記再書き込みをするためのリフレッシュ制御信号を前記半導体メモリ装置および前記内蔵メモリに伝達し、
前記内蔵メモリは、前記リフレッシュ制御信号が正しく伝達されたことを判定する機能試験部を備えたことを特徴とする半導体装置。
【0060】
(付記13) 付記12記載の半導体装置において、
前記機能試験部は、前記リフレッシュ制御信号が活性化された回数を所定の期間カウントし、そのカウント値に応じて判定結果を出力することを特徴とする半導体装置。
(付記14) 半導体装置と半導体メモリ装置とを含むマルチチップモジュールであって、
前記半導体装置は、
別途製造された半導体メモリ装置を接続するインタフェース部と、
前記インタフェース部の少なくとも一部に接続された内蔵メモリと、
前記内蔵メモリを第1動作モード時にアクセス可能にし、第2動作モード時にアクセス不能にするメモリ選択回路とを備えていることを特徴とするマルチチップモジュール。
【0061】
(付記15) 付記14記載のマルチチップモジュールにおいて、
前記インタフェース部の少なくとも一部は、前記内蔵メモリおよび前記半導体メモリ装置で共用されることを特徴とするマルチチップモジュール。
(付記16) 付記14記載のマルチチップモジュールにおいて、
前記インタフェース部は、前記内蔵メモリに接続され、前記第1動作モード時に制御信号を出力する第1インタフェース部と、前記半導体メモリ装置に接続され、前記第2動作モード時に制御信号を出力する第2インタフェース部とを備えていることを特徴とするマルチチップモジュール。
【0062】
(付記17) 付記14記載のマルチチップモジュールにおいて、
前記第1動作モードは、試験モードであり、
前記第2動作モードは、前記半導体メモリ装置を動作させる通常動作モードであることを特徴とするマルチチップモジュール。
付記12、13の半導体装置では、インタフェース部は、スタティック記憶素子で構成される内蔵メモリにおいても、リフレッシュ制御信号が正しく伝達されたことを判定することができる。すなわち、半導体装置におけるリフレッシュ制御信号を生成する制御回路およびインタフェース部の機能試験を、半導体装置単体で実行できる。
【0063】
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
【0064】
【発明の効果】
本発明の半導体装置および本発明のマルチチップモジュールでは、半導体メモリ装置がインタフェース部に接続されないときにも、半導体装置を所定のシステムとして動作できる。内蔵メモリを半導体メモリ装置の代わりに使用することで、半導体装置単体でインタフェース部およびそれに関連する回路を試験できる。この結果、マルチチップモジュールの組み立て歩留を向上できる。
【0065】
マルチチップモジュールとして組み立てられた後、内蔵メモリと半導体メモリ装置とを使用することで、半導体装置がアクセス可能なメモリ容量を増やすことができる。
本発明の半導体装置および本発明のマルチチップモジュールでは、半導体装置は、インタフェース部の回路規模を最小限にして、内蔵メモリおよび半導体メモリ装置をアクセスできる。
【0066】
本発明の半導体装置および本発明のマルチチップモジュールでは、半導体装置は、動作モードに応じて、第1および第2インタフェース部を制御することで、内蔵メモリおよび半導体メモリ装置を容易にアクセスできる。
本発明の半導体装置では、半導体装置は、動作モードに応じて、第1および第2インタフェース部を活性化することで、内蔵メモリおよび半導体メモリ装置を容易にアクセスできる。
【0067】
本発明の半導体装置および本発明のマルチチップモジュールでは、内蔵メモリを使用して動作試験を実行することで、不良の原因が半導体装置にあるのか、半導体メモリ装置にあるのかを容易に判断できる。また、内蔵メモリを半導体メモリ装置の代わりに使用することで、半導体メモリ装置をインタフェース部に接続する前に、半導体装置単体でインタフェース部およびそれに関連する回路を試験できる。
【0068】
本発明の半導体装置では、内蔵メモリは、あたかも半導体メモリ装置のように動作するため、内蔵メモリを、製造プロセスの簡単なメモリセルで構成することで、半導体装置のチップサイズを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のロジックチップを示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態のマルチチップモジュールを示すブロック図である。
【図3】図2の要部を示す断面図である。
【図4】第2の実施形態のマルチチップモジュールを示すブロック図である。
【図5】第3の実施形態のマルチチップモジュールを示すブロック図である。
【図6】第4の実施形態のロジックチップを示すブロック図である。
【図7】第4の実施形態のマルチチップモジュールを示すブロック図である。
【図8】第5の実施形態のロジックチップを示すブロック図である。
【図9】第6の実施形態のマルチチップモジュールを示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ロジックチップ
12 内部回路
14 インタフェース部
14a 制御信号発生部
14b アドレス信号発生部
14c データ入出力部
16 メモリ選択回路
18 内蔵メモリ
20 コンタクト
22 信号線
24 パッド
26 高抵抗
28 インタコネクト配線
30 バンプ
32 メモリチップ
34 ロジックチップ
36 メモリチップ
38、40 ロジックチップ
42 インタフェース部
42a 第1インタフェース部
42b 第2インタフェース部
44 ロジックチップ
46 内蔵メモリ
48 コマンド変換部
50 リフレッシュ試験部
50a カウンタ
50b タイマ
50c 判定部
52 データ入出力部
54 メモリコア
CNT カウント値
EN イネーブル信号
FAIL 不良検出信号
REFCMD リフレッシュコマンド
TIM タイミング信号
Claims (8)
- 別途製造された半導体メモリ装置を接続するインタフェース部と、
前記インタフェース部の少なくとも一部に接続された内蔵メモリと、
前記内蔵メモリを第1動作モード時にアクセス可能にし、第2動作モード時にアクセス不能にするメモリ選択回路とを備え、
前記内蔵メモリの記憶素子にアクセスするコマンド体系は、前記半導体メモリ装置の記憶素子にアクセスするコマンド体系と相違し、
前記内蔵メモリは、前記インタフェース部が出力する前記半導体メモリ装置のコマンドを、該内蔵メモリを動作させる制御信号に変換するコマンド変換回路を備え、
前記半導体メモリ装置は、データを保持するために該データの再書き込みが必要なダイナミック記憶素子を有し、
前記内蔵メモリは、データを保持するために該データの前記再書き込みが不要なスタティック記憶素子を有し、
前記インタフェース部は、前記再書き込みをするためのリフレッシュ制御信号を前記半導体メモリ装置および前記内蔵メモリに伝達し、
前記内蔵メモリは、前記リフレッシュ制御信号が正しく伝達されたことを判定する機能試験部をさらに備えたことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1記載の半導体装置において、
前記インタフェース部の少なくとも一部は、前記内蔵メモリおよび前記半導体メモリ装置で共用されることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1記載の半導体装置において、
前記第1動作モードは、試験モードであり、
前記第2動作モードは、前記半導体メモリ装置を動作させる通常動作モードであることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1記載の半導体装置において、
前記コマンド変換回路は、前記内蔵メモリが擬似的に前記半導体メモリ装置と同一に動作するように前記コマンドを前記制御信号に変換することを特徴とする半導体装置。 - 請求項1記載の半導体装置において、
前記機能試験部は、前記リフレッシュ制御信号が活性化された回数を所定の期間カウントし、そのカウント値に応じて判定結果を出力することを特徴とする半導体装置。 - 半導体装置と半導体メモリ装置とを含むマルチチップモジュールであって、
前記半導体装置は、
別途製造された前記半導体メモリ装置を接続するインタフェース部と、
前記インタフェース部の少なくとも一部に接続された内蔵メモリと、
前記内蔵メモリを第1動作モード時にアクセス可能にし、第2動作モード時にアクセス不能にするメモリ選択回路とを備え、
前記内蔵メモリの記憶素子にアクセスするコマンド体系は、前記半導体メモリの記憶素子にアクセスするコマンド体系と相違し、
前記内蔵メモリは、前記インタフェース部が出力する前記半導体メモリ装置のコマンドを、該内蔵メモリを動作させる制御信号に変換するコマンド変換回路を備え、
前記半導体メモリ装置は、データを保持するために該データの再書き込みが必要なダイナミック記憶素子を有し、
前記内蔵メモリは、データを保持するために該データの前記再書き込みが不要なスタティック記憶素子を有し、
前記インタフェース部は、前記再書き込みをするためのリフレッシュ制御信号を前記半導体メモリ装置および前記内蔵メモリに伝達し、
前記内蔵メモリは、前記リフレッシュ制御信号が正しく伝達されたことを判定する機能試験部をさらに備えたことを特徴とするマルチチップモジュール。 - 請求項6記載のマルチチップモジュールにおいて、
前記インタフェース部の少なくとも一部は、前記内蔵メモリおよび前記半導体メモリ装置で共用されることを特徴とするマルチチップモジュール。 - 請求項6記載のマルチチップモジュールにおいて、
前記第1動作モードは、試験モードであり、
前記第2動作モードは、前記半導体メモリ装置を動作させる通常動作モードであることを特徴とするマルチチップモジュール。
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