JP5044322B2 - 炭焼用調理器具 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスコンロの五徳の上に載置して容易に炭に着火できるようにした七輪などの炭焼用調理器具に関する。
七輪は、耐熱性と断熱性に優れた調理器具として従来より知られており、現在では、一般家庭などにおいても炭を利用した調理器具としてよく使用されている。
このような従来の七輪の構造を図6に示す。図6において、701は中空状に構成された本体、702は本体701内に炭を収納できるようにした底部、703は外部から空気を取り入れるための空気孔である。このような七輪を製造する場合、一般的には、天然の珪藻土の固体を掘削して外周部や底面部、空気孔を有するように形成し、このように形成された七輪を窯に入れて本焼きして締め固めるようにする。
また、近年では、練り物と呼ばれる七輪も普及している。この七輪は、珪藻土を粉砕したものを金型で押し固めて成型し、焼き上げるようにしたものである。練り物は、職人による加工手間を要しないため、量産に向き、安価で生産することができるというメリットがある。
さらには、従来の七輪をさらに工夫したものとして特許文献1に記載される七輪が提案されている。この特許文献1に記載される七輪は、図7に示すように、壺状をなす本体8を受台80と天蓋81とに分離したものであって、煮物や焼物を調理する場合は、天蓋81を外して受台80のみを使用し、その受台80にコンロ82を収納してその上に置かれた煮物や焼物を調理できるようにしたものである。また、この七輪を薫製や蒸料理用に使用する場合は、天蓋81を取り付けて密閉空間内で調理できるようにしたものである。
ところで、従来の炭を用いた七輪を使用する場合について説明すると、七輪を使用する場合は、まず、底部がメッシュ状に構成された金属製の火起こし器に炭を入れ、これをガスコンロの上に載せて炭に着火する。そして、炭に火が着いたことを確認した後、その火起こし器内の炭を火鋏で挟んで取り出し、七輪に炭を収納していく。そして、その七輪の上に金網を載せ、炭の火力を利用して食材を調理していく。もしくは、別の方法として、着火前の炭を七輪の底面部に収納し、その炭に着火材やガスバーナーなどを利用して火を着ける。このような七輪を用いれば、炭から出力される赤外線と珪藻土から出力される赤外線とがうまく混ざり合い、より一層食材をおいしく仕上げることができるようになる。
実登第3114712号公報
しかしながら、従来の炭を用いた七輪を使用するに際しては、次に示すような問題がある。すなわち、まず、炭を七輪に収納する場合、火起こし器にて炭に火を着け、その火の着いた炭を火鉢を用いて七輪まで運ばなければならないため、その途中で炭や火の着いた炭の破片などを落としてしまう可能性がある。また、炭を運ぶ際には、周囲の安全面にも十分に配慮する必要がある。さらには、火起こし器をガスコンロにかける場合、炭の灰がガスコンロ上に散乱してしまい、ガスコンロの受け皿などを汚してしまう可能性が高い。
また、炭をあらかじめ七輪本体内に収納した状態で上から火を着ける場合、バーナーの炎が上にあがってしまい、炭になかなか火が着かない。
一方、上記特許文献1に示すようなガスコンロを内蔵した七輪では、赤外線による調理をすることができないために食感を落としてしまうばかりでなく、七輪としての伝統的な雰囲気を壊してしまう可能性が高い。
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたもので、炭を用いて食材を調理することのできる炭焼用調理器具において、着火した炭を持ち運ぶ必要がなく、しかも、簡単に炭に火を着けられるようにした炭焼用調理器具を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は上記課題を解決すべく、ガスコンロの五徳上に載置される筒状本体と、当該筒状本体の内側の中空部に炭を載置する炭台とを備えてなり、ガスコンロの火力を利用して筒状本体内の炭台に載置された炭に着火できるようにした炭焼用調理器具であって、前記炭台が、一定の隙間を設けて一体的に連結された複数の下側炭台片と、一定の隙間を設けて一体的に連結された複数の上側炭台片とからなり、隣接する上側炭台片と上側炭台片との間に下側炭台片を上下方向に一定の隙間をあけてオーバーラップさせてそれぞれを着脱可能に設けられるものであり、前記中空部を底面部まで貫通させてガスコンロの火を通すことができるようにするとともに、筒状本体の底面部に、ガスコンロの五徳を退避してガスコンロの火を前記炭台に近づけるための凹部を設けるようにしたものである。
このように構成すれば、筒状本体内に炭を入れた状態でそのままガスコンロの五徳の上に載置してガスコンロに火を着けるだけで簡単に炭に火を着けることができるようになる。これにより、従来のように、火起こし器や火鉢などを用いる必要がなくなり、しかも、着火した炭を持ち運ぶ際の面倒さや危険性などをなくすことができる。しかも、ガスコンロの五徳を退避する凹部を設けているので、ガスコンロの火をより炭に近づけることができ、効率よく炭を着火できるようになる。さらには、炭に着火させた後においては、その凹部から外側からの空気を取入れることができるため、炭を効率よく燃焼させることができるようになる。また、上側炭台片と下側炭台片との間に隙間を設けているので、下からの炎をその隙間から通過させて直接炭を燃焼させることができるようになる。しかも、上下の炭台片がオーバーラップしているので、炭の破片などが落下するようなことがなくなる。
本発明では、ガスコンロの五徳上に載置される筒状本体と、当該筒状本体の内側の中空部に炭を載置する炭台とを備えてなり、ガスコンロの火力を利用して筒状本体内の炭台に載置された炭に着火できるようにした炭焼用調理器具であって、前記炭台が、一定の隙間を設けて一体的に連結された複数の下側炭台片と、一定の隙間を設けて一体的に連結された複数の上側炭台片とからなり、隣接する上側炭台片と上側炭台片との間に下側炭台片を上下方向に一定の隙間をあけてオーバーラップさせてそれぞれを着脱可能に設けられるものであり、前記中空部を底面部まで貫通させてガスコンロの火を通すことができるようにするとともに、筒状本体の底面部に、ガスコンロの五徳を退避してガスコンロの火を前記炭台に近づけるための凹部を設けるようにしたので、筒状本体内に炭を入れた状態でそのままガスコンロの五徳の上に載置してガスコンロに火を着けるだけで簡単に炭に火を着けることができるようになる。これにより、従来のように、火起こし器や火鉢などを用いる必要がなくなり、しかも、着火した炭を持ち運ぶ際の面倒さや危険性などをなくすことができる。しかも、ガスコンロの五徳を退避する凹部を設けているので、ガスコンロの火をより炭に近づけることができ、効率よく炭を着火できるようになる。さらには、炭に着火させた後においては、その凹部から外側からの空気を取入れることができるため、炭を効率よく燃焼させることができるようになる。また、上側炭台片と下側炭台片との間に隙間を設けているので、下からの炎をその隙間から通過させて直接炭を燃焼させることができるようになる。しかも、上下の炭台片がオーバーラップしているので、炭の破片などが落下するようなことがなくなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、本実施の形態における炭焼用調理器具100の概要について説明する。この炭焼用調理器具100は、図1や図2に示すように、ガスコンロ3の火力を利用して炭4に火を着けて調理できるようにしたものであって、ガスコンロ3の五徳31の上に載置する筒状本体1と、その筒状本体1の中空部10に炭4を載置するための炭台2とを備えて構成される。以下、本実施の形態における炭焼用調理器具100の詳細について説明する。
まず、筒状本体1は、図2に示すように、ガスコンロ3の五徳31の上に載置された状態で、このガスコンロ3から出力された火を筒状本体1の内側に通すことができるように構成したものである。そして、その筒状本体1の中空部10内に炭台載置部12と、この炭台載置部12に載置される炭台2とを設けるとともに、筒状本体1の底面部13には、ガスコンロ3の五徳31を退避するための凹部13aを少なくとも備えるようにしている。
この筒状本体1は、好ましくは、珪藻土を用いて中空円筒状に形成されるものであって、固形化された珪藻土を掘削することによって形成される。このような珪藻土を用いれば、珪藻土から出力される赤外線が炭から出力される赤外線とうまく混ざり合い、より一層食材をおいしく焼き上げることができるが、必ずしも珪藻土を用いる必要はなく、他の素材を用いて筒状本体1を形成するようにしてもよい。
この筒状本体1の中空部10内には炭台載置部12が形成される。この炭台載置部12は、炭4を載置するための炭台2を筒状本体1の内部で一定の高さにて保持できるようにしたものであって、この筒状本体1の内壁11を内側に突出させて形成される。この炭台載置部12を形成する場合、まず、中空部10の上側の内径を小さくするとともに、下側の内径を相対的に大きくし、これによって形成された段差121によって炭台載置部12を形成する。このように炭台載置部12を形成すると、炭台2のみを着脱することができるため、食材から炭台2に油などの汚れが滴り落ちて付着した場合であっても、これを容易に取り除くことができるようになる。
一方、この筒状本体1の底面部13には、放射状の凹部13aが形成される。この凹部13aも筒状本体1を掘削して形成されるものであって、ガスコンロ3の五徳を退避できるようにしたものである。一般的にガスコンロ3の五徳31は、放射状に4箇所形成されていることが多いため、これに合わせて、凹部13aについても、中空部10を中心として放射状に4カ所設けるようにしている。この凹部13aを形成する場合、好ましくは、ガスコンロ3の五徳31の高さよりも高い切り込みを有するように形成する。これにより、筒状本体1をガスコンロ3上に載置した際に、ガスコンロ3の火をより炭4に近づけることができるようになる。このとき、中空部10をガスコンロ3の火気出力部32を収納できるような大きさに設定しておくと、火気出力部32から放射状に出力された火を筒状本体1の外側に逃がすことがなくなり、火を完全に筒状本体1の内側に収納することで効率よく炭4に火を付けることができる。これにより、火気出力部32から出力された火が筒状本体1の外側に逃げないため、筒状本体1の外側が熱くなることがなくなり、筒状本体1の外側を持ってガスコンロ3から取り外してテーブル上に運ぶことができる。そして、テーブル上に筒状本体1を置いた後においては、その凹部13aから空気を取り込むことができ、炭台2の下から空気を取り入れて効率よく炭4を燃焼させることができるようになる。
また、この筒状本体1の側面には側孔14が設けられる。この側孔14は、炭4の燃焼を促すための空気孔として機能するものであって、例えば、図1乃至図2に示すように、内壁11を貫通するように数箇所形成される。この側孔14は、好ましくは、炭台2の側方に設けておき、これにより、側孔14から外気を強制的に吹き込むことによって直接炭4に火を着けることができるようになる。
次に、炭台2の構成について説明する。炭台2は、食材を加熱するための炭4を載置するものであり、複数の実施の形態によって筒状本体1の内部に設けられる。
まず、第一の実施の形態について説明すると、炭台2は、図3に示すように、コの字状に形成された長尺状の炭台片を設けて構成されるものであって、上下方向に一定の隙間をあけて複数の下側炭台片21および上側炭台片22を設け、隣接する上側炭台片22の間に下側炭台片21をオーバーラップさせるようにしたものである。このとき、少なくとも下側炭台片21については、上側に凹部の開口部分が位置するようにしておき、この凹部に食材からの油や炭の灰などを受け止められるようにしておく。これらの下側炭台片21と上側炭台片22を形成する場合、好ましくは、下側炭台片21を一定の隙間をあけて連結しておくとともに、上側炭台片22についても、同じ間隔をあけてそれぞれを連結しておく。そして、各連結された下側炭台片21と上側炭台片22の開口部分を対向させた状態でオーバーラップさせ、上下間に一定の隙間をあけた状態で上下方向に着脱可能に連結する。この上下間の連結を行う場合、各下側炭台片21の端部を連結部材21aで一体的に連結しておくとともに、各上側炭台片22についても、それぞれの端部を一体的に連結させ、このように構成された各部材を接合させる。この接合に際しては、板状に構成された連結部材21a・22aを単に上下方向に接触させるだけであってもよく、または、連結部材21a・22aの接合部分に嵌合部分を設けて位置合わせさせておき、これによって位置決めした状態で接合させるようにしてもよい。このとき、一体的に連結された下側炭台片21と上側炭台片22とを同じ構成にしておけば、各炭台片の製造が容易になり、製造コストを低減させることができるようになる。
また、第二の実施の形態における炭台2の構成について説明する。上記第一の実施の形態では、炭台2を別部材で着脱可能に構成するようにしているが、図4に示すように、この炭台2を筒状本体1と一体的に形成するようにしてもよい。例えば、筒状本体1を掘削して中空部10を形成する際に、中空部10内にガスコンロ3の炎を通すための穴やスリットなどを形成し、これによって炭台2を形成する。また、この状態では、食材からの油や炭の灰などがそのまま下方へ落下してしまう可能性があるため、食卓での使用に際しては、筒状本体1の底面部13に図示しない受け皿などを配置させるようにしてもよい。
次に、このように構成された炭焼用調理器具100を用いて食材を調理する場合のこの炭焼用調理器具100の使用法について、図1や図2を参照して説明する。
まず、炭焼用調理器具100を使用する場合、筒状本体1の炭台載置部12に炭台2を載置するとともに、その炭台2の上に炭4を載置し、この状態で、炭焼用調理器具100をガスコンロ3の五徳31の上に載せる。このとき、筒状本体1の底面部13に設けられた凹部13aにガスコンロ3の五徳31が入り込むようにする。このように炭焼用調理器具100を五徳31の上に載置すると、筒状本体1がガスコンロ3上で安定し、また、ガスコンロ3の火を炭4に近づけることができる。加えて、ガスコンロ3の火気出力部32が筒状本体1の内側に収納されるので、この火気出力部32から出力された火が、この筒状本体1の内側に収納され、効率よく炭4に火を着けることができるようになる。このように、この炭焼用調理器具100を用いると、従来のように、火起こし器や火鉢を用いる必要がなくなり、しかも、着火した炭を持ち運ぶ際の面倒さや危険性などもなくすことができる。また、筒状本体1の底面部13に設けられた凹部13a、及び、筒状本体1の側孔14から空気が取り込まれ、炭4の燃焼効率を高めることができる。
そして、このように火気出力部32を用いて炭4に火を着けたことを確認した後、筒状本体1の外側を持ってテーブル上に運び、筒状本体1の上面部15に網などを載せて食材に加熱できるようにする。このとき、炭台2の下方に設けられた凹部13aから外気が取り込まれ、上昇気流を発生させることができることから、炭4の灰が下に落ちることがなくなり、また、仮に灰が下に落ちたとしても下側炭台片21の凹部によってその灰を受け止めることができるために、テーブルを汚すようなことがなくなる。また、炭4の火力が落ちてきた場合は、側孔14から強制的に空気を送り込むことによって炭4に火を着けるようにする。
そして、食事が終わった後、この炭焼用調理器具100を片付ける場合は、中空部10から炭台2を取り外し、また、その炭台2の下側炭台片21と上側炭台片22とを分離して洗浄して片付ける。
このように、本実施の形態によれば、ガスコンロ3の五徳31上に載置される筒状本体1と、当該筒状本体1の内側の中空部10に炭4を載置する炭台2とを備えてなり、ガスコンロ3の火力を利用して筒状本体1内の炭台2に載置された炭4に着火できるようにした炭焼用調理器具100であって、前記炭台2が、一定の隙間を設けて一体的に連結された複数の下側炭台片21と、一定の隙間を設けて一体的に連結された複数の上側炭台片22とからなり、隣接する上側炭台片22と上側炭台片22との間に下側炭台片21を上下方向に一定の隙間をあけてオーバーラップさせてそれぞれを着脱可能に設けられるものであり、前記中空部10を底面部13まで貫通させてガスコンロ3の火を通すことができるようにするとともに、筒状本体1の底面部13に、ガスコンロ3の五徳31を退避してガスコンロ3の火を前記炭台2に近づけるための凹部13aを設けるようにしたので、筒状本体1内に炭4を入れた状態でそのままガスコンロ3の五徳31の上に載置してガスコンロ3に火を着けるだけで簡単に炭4に火を着けることができるようになる。これにより、従来のように、火起こし器や火鉢などを用いる必要がなくなり、しかも、着火した炭を持ち運ぶ際の面倒さや危険性などもなくすことができる。しかも、ガスコンロ3の五徳31を退避する凹部13aを設けているので、ガスコンロ3の火をより炭に近づけることができ、効率よく炭4に火を着けることができるようになる。さらには、炭4に火を着けた後においては、その凹部13aから外気を取り入れることができるため、炭4を効率よく燃焼させることができるようになる。また、炭台2を構成する場合、上下方向に一定の隙間をあけて複数の下側炭台片21および上側炭台片22を設け、隣接する上側炭台片22の間に下側炭台片21をオーバーラップさせるようにしたので、下からの炎を上下の隙間から通過させて直接炭4を燃焼させることができるようになる。しかも、上下の炭台片がオーバーラップしているので、炭4の破片などが落下するようなことがなくなる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、上記実施の形態では、中空円筒状の筒状本体1によって炭焼用調理器具100を形成するようにしたが、図5に示すように、筒状本体1を中空方形状に形成し、炭台2を側方に設けられたスリット16から挿入できるようにしてもよい。なお、図5において使用される炭台2としては、図3に示すような凹部を有する炭台片を用いるようにしてもよい。また、このとき、前述の炭台載置部12をレール状に構成しておけば、炭台2がスムーズにスライドしながら挿入されるようになる。このように構成すると、炭台2の取り外しが容易になって調理後の洗浄の際の手間が省かれ、また、このスリット16から空気も効率的に取り込まれるので、炭4の燃焼もよくすることができる。
また、上記実施の形態では、炭台載置部12について、筒状本体1の内壁11に上下方向の段差121を設ける場合について説明したが、これに限らず、例えば、筒状本体1の内壁11にリング状の突出部を設けて、炭台載置部12とすることもできる。または、筒状本体1の内壁11に突条を三箇所以上設けて、その突条によって炭台2を支えることもできる。また、この炭台載置部12については、筒状本体1とは別部材で構成することもできる。例えば、筒状本体1について、あらかじめ、空気孔とは別に内壁11を貫通する側孔を数箇所形成しておき、その側孔に別部材を差し込むことによって、筒状本体1の内側に突出した部分を炭台載置部12とすることもできる。
また、上記実施の形態では、筒状本体1の凹部13aについて、筒状本体1の凹部13aを、一般的なガスコンロの五徳の形状に合わせて筒状本体1の内側から外側に向かって放射方向に少なくとも4箇所設ける場合を説明したが、4箇所以上形成すれば、より空気が取り込まれて好ましい。また、この凹部13aは、ガスコンロ3の五徳31を退避する形状であれば、上記実施の形態に限られない。例えば、筒状本体1の底面部13に切り込み部を形成して、4本足の構造としてもよい。
また、炭台200の下側炭台片21の凹部の形状については、この凹部によって炭の灰や油脂分などが蓄積されればよいのであるから、四角形や三角形、丸型などが考えられる。なお、上側炭台片22については、下側炭台片21とオーバーラップするように配置されている限り、どのような形状であってもよい。
本発明の一実施の形態における炭焼用調理器具の斜視図 同形態における炭焼用調理器具の断面図 同形態における炭台の概略図 他の実施の形態における炭焼用調理器具の断面図 本発明の他の実施の形態における炭焼用調理器具の斜視図 従来の七輪を示す斜視図 特許文献1に記載する七輪を示す断面図
1 筒状本体
100 炭焼用調理器具
10 中空部
11 内壁
12 炭台載置部
121 段差
13 底面部
13a 凹部
14 側孔
15 上面部
16 スリット
2 炭台
200 炭台
21 下側炭台片
22 上側炭台片
3 ガスコンロ
31 五徳
32 火気出力部
4 炭
5 料理用金網

Claims (1)

  1. ガスコンロの五徳上に載置される筒状本体と、当該筒状本体の内側の中空部に炭を載置する炭台とを備えてなり、ガスコンロの火力を利用して筒状本体内の炭台に載置された炭に着火できるようにした炭焼用調理器具であって、
    前記炭台が、一定の隙間を設けて一体的に連結された複数の下側炭台片と、一定の隙間を設けて一体的に連結された複数の上側炭台片とからなり、隣接する上側炭台片と上側炭台片との間に下側炭台片を上下方向に一定の隙間をあけてオーバーラップさせてそれぞれを着脱可能に設けられるものであり、
    前記中空部を底面部まで貫通させてガスコンロの火を通すことができるようにするとともに、筒状本体の底面部に、ガスコンロの五徳を退避してガスコンロの火を前記炭台に近づけるための凹部を設けたことを特徴とする炭焼用調理器具。
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