JP5042701B2 - 光サンプリング装置および光サンプリング方法 - Google Patents

光サンプリング装置および光サンプリング方法 Download PDF

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Description

この発明は、超高速領域で変調された光信号を観測するのに使用される光サンプリング装置と、この種の装置に用いられるサンプリング方法に関する。
既存の電子デバイスでは追随不可能な、超高速変調された光信号を観測するために光サンプリング装置が用いられる。光信号と局発パルス光との線形な相関を観測することで低パワーかつ高速の繰り返し光信号を観測できるようにした技術が知られており、下記特許文献1〜3、非特許文献1に開示される。
特許文献1、2、非特許文献1は、周期的に繰り返し到来する高速光信号を観測するための技術を開示する。この技術ではローカルに発生させたサンプリングパルス光を光信号と干渉させ、両光が重なる時点での出力をモニタすることで、電気回路の処理速度に依存せず局発パルス光のパルス幅を時間分解能とする光サンプリング動作を可能とする。その際、局発パルス光の周期を光信号の繰り返し周期と僅かに異なるようにし、その光パルス幅を光信号の周波数変動の逆数よりも短くする。その他にも種々の条件があり、これらを厳密に保つことを要求される。
これらの文献においては干渉光を受光するのに、一対のバランス型受光器を使用する。しかしながら誤差の無い観測値を得るためには、バランス型受光器の2つの受光素子を完全にバランスさせることが必要になる。現実にはこのような調整は不可能である。
特許文献3には、多数の測定値を平均化することで素子間のアンバランスによる誤差を打ち消すとした技術が開示される。しかしこの技術が有効であるのは、サンプリングパルス光の平均強度と光信号の平均強度とが安定しているという、極めて限られた条件下においてのみである。装置内ローカルにおけるサンプリングパルス光の強度はともかく、外部から到来する光信号の平均強度については、通常これが一定であるという保証はない。特にバースト信号などでは受信強度が著しく変動する。
特許第3252946号明細書 特許第3808820号明細書 米国特許出願公開第2005/0185255号明細書 Fumihiko Ito, "Demultiplexed Detection of Ultrafast Optical Signal Using Interferometric Cross−Correlation Technique," JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, VOL.15, NO.6, JUNE1997
以上述べたように、既存の技術を用いて正確な測定を行うためには受信系を完全にバランスさせなければならない。このための精密な調整を行うことは事実上不可能であり、観測の精度が頭打ちになることを余儀なくされている。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、超高速の光信号を高い精度で観測することの可能な光サンプリング装置および光サンプリング方法を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一態様によれば、周期的に到来する光信号をこの光信号と共通の中心周波数を持つサンプリングパルス光と干渉させて、前記サンプリングパルス光のパルス周期で一定の測定期間にわたり前記光信号をサンプリングして観測値を得る光サンプリング装置において、前記サンプリングパルス光と前記光信号とを干渉させて第1および第2の干渉光を出射する光90度ハイブリッドを備える干渉部と、前記パルス周期に同期して前記光信号の受信レベルをサンプリングするレベル検出部と、前記第1の干渉光を受光して第1の電流を出力する第1のバランス型受光器と、前記第2の干渉光を受光して第2の電流を出力する第2のバランス型受光器と、前記光信号の繰り返し周期は前記パルス周期と異なり、前記サンプリングパルス光の光パルス幅は前記光信号の周波数変動の逆数よりも短く、前記光信号の強度は前記サンプリングパルス光のパルス幅の期間内で安定的であり、前記光信号の周波数は前記期間内で安定的であるという条件で、前記光信号の受信レベルと、前記第1の電流の値と、前記第2の電流の値とから前記観測データを得る観測処理部とを具備し、この観測処理部は、前記光信号の受信レベルと、前記第1および第2の電流の値と入力され、この第1および第2の電流の値から非干渉成分を除去して第1の補正値および第2の補正値を算出する非干渉成分除去部と、前記第1および第2の補正値から前記観測値を得る演算処理部とを備え、前記非干渉成分除去部は、同じタイミングでサンプリングされた前記第1および第2の電流の値を、これらの値と同時にサンプリングされた前記光信号の受信レベルを基準として複数のグループに組分けし、同じグループに属する複数のサンプリング時点にわたる前記第1の電流の個々の値から、当該グループ内でのその平均値を減算して前記第1の補正値を算出し、同じグループに属する複数のサンプリング時点にわたる前記第2の電流の個々の値から、当該グループ内でのその平均値を減算して前記第2の補正値を算出することを特徴とする光サンプリング装置が提供される。
このような手段を講じることにより、一対のバランス型光受光器において同じタイミングでサンプリングされた電流値I,Qが、これらの値と同時にサンプリングされた光信号の受信レベルGを基準として複数のグループに組分けされる。そして、同じグループに属する複数のサンプリング時点にわたるIの個々の値から当該グループ内でのその平均値<I>を減算して、Iの補正値が算出される。また、同じグループに属する複数のサンプリング時点にわたるQの個々の値から、当該グループ内でのその平均値<Q>を減算して、Qの補正値が算出される。これらの補正値からは非干渉成分が除去されており、従ってこれらの補正値を用いることにより観測の精度を高めることが可能になる。
この発明によれば、超高速の光信号を高い精度で観測することの可能な光サンプリング装置および光サンプリング方法を提供することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。この実施形態では繰り返し入射する高速光信号、とりわけ通常の受光素子や電気回路では観測不可能な速度で変調された光信号を観測可能な光サンプリング装置を開示する。
図1は既存の光サンプリング装置の要部構成を示す図である。図1は、光信号と局発パルス光との線形な相関を観測することにより、高速な繰り返し光信号を低パワーでも観測可能とする光サンプリング装置を示す。
図1において、サンプリングパルス光発生部1は局部発振器2から供給される正弦波電気信号により駆動され、一定周期のサンプリングパルス光を発生する。このサンプリングパルス光のパルス周期が、すなわちサンプリング周期Tとなる。このサンプリング周期Tは通常の電気回路で追随可能なように、光信号の速度とは無関係に十分に遅く設定される。
なおサンプリング周期Tは光信号の繰り返し周期とほぼ等しいが同じではなく、僅かに異なる。つまり、サンプリング周期Tと光信号の繰り返し周期とはほぼ等しいが、いずれも光信号の速度よりは極めて遅いという関係が有る。光信号の繰り返し周期をfとすると、正弦波電気信号の周波数をf+Δfとする。
サンプリングパルス光は、光信号とともに光90度ハイブリッド8に入射される。光90度ハイブリッド8は光カプラ4−1〜4−4をマトリクス接続した素子であり、ハーフミラーによる空間光学系や集積された光回路により実現できることが知られている。サンプリングパルス光は光カプラ4−1に入射され、光信号は光カプラ4−2に入射される。光カプラ4−1と光カプラ4−4との間の光導波路には90度遅延器40が設けられる。
光カプラ4−3から出射される干渉光は2つの受光素子を持つバランス型受光器5−1に光結合される。光カプラ4−4から出射される干渉光はバランス型受光器5−2に光結合される。90度遅延器40の遅延量は、図中のABとCBの光路差がCDとADの光路差よりもλ/4(λは光波長)だけ大きいか、または小さくなるように設定される。よってバランス型受光器5−1および5−2で生じる干渉信号には相互にπ/2の位相差が生じることになる。
バランス型受光器5−1からの干渉信号は低域通過フィルタ10−1に入力され、波形等化される。バランス型受光器5−2からの干渉信号は低域通過フィルタ10−2に入力され、波形等化される。両フィルタの遮断周波数はサンプリング周期Tの逆数程度に設定される。
各フィルタ10−1,10−2の出力はアナログ/ディジタル(A/D)コンバータ9−1,9−2にそれぞれ入力される。A/Dコンバータ9−1、9−2はサンプリング周期Tに同期するクロック信号3に従って、バランス型受光器5−1,5−2に生じる電流を、サンプリングパルスが到着するたびに数値データ化する。この数値データは演算処理部11に入力されて演算処理に用いられる。
以下では、バランス型受光器5−1の2つの受光素子に生じる信号をそれぞれI1,I2とし、バランス型受光器5−2の2つの受光素子に生じる信号をQ1,Q2とする。光信号の電界振幅をs(t)とし、サンプリングパルス光の電界振幅をL(t)とすると、それぞれの受光素子に生じる信号は非特許文献1の式(4)(5)(7)(8)に開示されるように次式(1)〜(4)で表される。
Figure 0005042701
Figure 0005042701
Figure 0005042701
Figure 0005042701
ただし非特許文献1では4つの受光素子が同じ感度を持つと仮定されているが、この実施形態ではこれらのばらつきを議論するので、定数α1,α2,β1,β2は全て異なるとする。
バランス型受光器5−1に生じる信号Iは次式(5)で表される。
Figure 0005042701
第3項の*およびC.C.はいずれも複素共役を示す。式(5)に現れる積分はサンプリング周期Tの範囲で行われるもので、すなわち積分区間は−T/2〜T/2である。
同様にバランス型受光器5−2に生じる信号Qは次式(6)で表される。
Figure 0005042701
式(5)、(6)における第3項は光信号とサンプリングパルス光との干渉成分を示すもので、これらを測定することにより図1の装置は動作する。これらの干渉成分を2乗したのち加算することによりサンプリングパルス光と光信号とが重なる時刻での光信号の強度に比例する出力を得られ、光サンプリング動作が可能となる。
しかしながら式(5)、(6)から明らかなように、信号I,Qには干渉成分以外の成分、すなわち非干渉項が含まれる。つまり式(5)、(6)の第1項、第2項はいずれも非干渉成分である。これらは測定とは無関係な信号であり、測定に対して誤差をもたらす。仮に、受光素子が完全にバランスしていればα1=α2、β1=β2となるのでこれらの項は消滅し、問題にはならない。しかしながら現実の装置ではこれらの項は完全にはゼロにならない。
これに対処すべく以下の手法が知られている。すなわち多数のIおよびQを測定してその平均を個々のIまたはQから差し引くことにより、非干渉項を除去できるとされている。つまり測定された多数の電流IをI(1)、I(2)、…、I(i)、…、I(N)で表し、これらの平均<I>を計算すると次式(7)となる。
Figure 0005042701
ただし、第1項の(∫|S(t)|2dt)(i)などは、∫|S(t)|2dtのi番目の測定値を示す。
式(7)における第3項は干渉成分であるので、平均値をとればゼロになる。従って次式(8)を得る。
Figure 0005042701
式(8)において、(∫|S(t)|2dt)(i)および(∫|L(t)|2dt)(i)が測定によらず一定であれば(すなわちiによらず一定であれば)、式(8)は次式(9)となり<I>は非干渉項に等しくなる。
Figure 0005042701
以上の議論はQについても同じであり、従って多数のIおよびQを測定してその平均<I>または<Q>を個々のIまたはQから差し引くことにより、非干渉項を除去して干渉項のみを得ることができる。
しかしながら上記の議論から明らかなように、以上の手法が有効であるのは、(∫|S(t)|2dt)(i)および(∫|L(t)|2dt)(i)が測定によらず一定である場合に限る。(∫|L(t)|2dt)(i)はサンプリングパルス光の平均強度であるので、サンプリングパルス光発生部1の動作を安定化させることで測定によらずほぼ一定の値を得られる。これに対して(∫|S(t)|2dt)(i)は光信号の平均強度であり、これが一定であることは望むべくも無い。
(第1の実施形態)
図2は、この発明に係わる光サンプリング装置の実施の形態を示す図である。図2において図1と共通する部分には同じ符号を付し、以下では特徴的である点についてのみ説明する。
図2の装置の動作条件は以下のとおりであり、図1の装置と同じである。
(条件1)光信号の強度は、サンプリングパルス光のパルス幅の時間内においてはほとんど変化しないこと。
(条件2)光信号の周波数は、サンプリングパルス光のパルス幅の時間内においてはほとんど変化しないこと。
(条件3)サンプリングパルス光の中心周波数は、光信号の中心周波数とほぼ一致していること。
これに加え、次の条件4、条件5も、前提として図1と同じである。
(条件4)サンプリングパルス光のパルス周期は、光信号の繰り返し周期と僅かに異なる。つまりこれらの2つの周期は、同じではない。
(条件5)サンプリングパルス光のパルス幅は、光信号の周波数変動の逆数よりも短い。
特に(条件4)は、次の理由による。すなわちこれらの2つの周期がまったく同じであると、「信号のサンプリング」という作用を得ることができない。つまり図1、図2の装置は、2つの周期の最小公倍数に相当する時点における干渉ピークを計測することで成り立つものであるからである。
さて、図2において光信号は光カプラ4−5により、光90度ハイブリッド8への入射前にその一部が分岐され、受光素子5−3にて電気信号に変換される。受光素子5−3の応答速度はサンプリング周期程度であり、従って光信号の受信レベルに対応する電気信号の強度は、光信号のサンプリング周期程度の期間にわたる平均強度に比例する。この電気信号は低域通過フィルタ10−3によりサンプリング周期よりも速い信号成分を除去され、A/Dコンバータ9−3により数値データ化される。なお低域通過フィルタ10−3は、受光素子5−3の応答速度が適切であれば省略しても良い。
ここで、受光素子5−3からの出力、すなわち光信号の受信レベルをGと表記する。バランス型受光器5−1の出力はIであり、バランス型受光器5−2の出力はQである。
A/Dコンバータ9−3からの数値データは非干渉成分除去部12に入力される。非干渉成分除去部12はA/Dコンバータ9−1〜9−3からの各数値データを用いる演算処理により、観測データから非干渉成分を除去する。非干渉成分を除去されたデータは演算処理部11に与えられ、既知の処理により観測データが出力される。
上記構成における最大の特徴は非干渉成分除去部12における作用であり、以下に詳しく説明する。
図3は、非干渉成分除去部12の作用を説明するためのフローチャートである。この手順の要点は次のとおりである。つまり従来では「全てのサンプル値の平均を求め、各サンプル値から平均値を減算して非干渉成分を除去する」のに対し、図3の手順では「強度の似通ったサンプル値の群ごとに平均値を求め、その群内で平均値の減算による非干渉成分除去を行う」ようにしており、この思想が本願発明の根幹を成す。
図3のステップS1において、バランス型受光器5−1,5−2、受光素子5−3からの各出力I,Q,Gは、サンプリング周期に同期するクロック信号のもとで同じタイミングで取得される。複数N個のサンプリングパルス光に対してN組のI,Q,Gが取得される。これをiをインデックスとしてベクトル(I(i),Q(i),G(i))と表記する。
式(5)、(6)によれば、I(i),Q(i)は次式(10)、(11)で示される。
Figure 0005042701
Figure 0005042701
(i)は光信号の強度のサンプリング周期あたりの平均に比例するので次式(12)で示される。
Figure 0005042701
式(12)のγは、光カプラ4−5の分岐比と受光素子5−3の感度に依存する定数である。
ステップS2において、非干渉成分除去部12はステップS1で取得したデータ(I(i),Q(i),G(i))を、G(i)の値を基準として複数のグループに組分けする。すなわちG(i)の値に対して任意の数値幅ΔGを設定し、G(i)がΔGの範囲で同じ値をとる(I(i),Q(i),G(i))を、同じグループに分類する。
より一般的に言い換えれば、取得されたG(i)のうち最小値をGmin、最大値をGmaxとすると、Gmin+(m−1)ΔG<G(i)<Gmin+mΔGであるような(I(i),Q(i),G(i))は、第m番目のグループに分類される。
グループの数Mは、M=(Gmax−Gmin)/ΔG 個である。以下、第m番目のグループに分類される(I(i),Q(i),G(i))を、(I#m (i),Q#m (i),G#m (i))と表記する。
式(10)、(11)を用いてI#m (i),Q#m (i)を求めると次式(10−1)、(11−1)を得る。
Figure 0005042701
Figure 0005042701
ここで注目すべきは式(10−1)、(11−1)の非干渉項(第1項、第2項)である。第1項はデータ取得時の光信号の強度を表し、同じ第mグループに属するならばiによらず、ΔGの範囲で一定と見做せる。第2項はサンプリングパルス光の強度を示すが、サンプリングパルス光が十分に安定していればこれもほぼ一定である。従ってこれら2項のiへの依存性はないことになり、次式(10−2)、(11−2)を得る。
Figure 0005042701
Figure 0005042701
特に、光信号強度に比例する第1項について、サンプル値をグループに分類することでiへの依存性を無くせることがポイントである。
ステップS3では、ステップS2で分類した各グループごとに、次式(13)〜(15)を用いてI#m (i),Q#m (i)の平均<I#m (i)>、<Q#m (i)>を求める。
Figure 0005042701
式(13)において、N#mは第m番目に分類されるデータの個数である。
式(13)に式(11−2)、式(12−2)を代入すると、次式(14)、(15)を得る。
Figure 0005042701
Figure 0005042701
式(14)(15)の第3項は干渉項を表し、先に述べたように多数の測定値の平均はゼロになる。従って次式(16)を得る。
Figure 0005042701
ステップS4では各グループごとに、I#m (i),Q#m (i)からステップS3で求めた平均<I#m (i)>、<Q#m (i)>を差し引くことにより、非干渉成分を除去したI,Qの補正値I′(i),Q′(i)を求める。この処理は次式(17)に示される。
Figure 0005042701
この段階で、各サンプル値のM個のグループヘの分類は解除され、よって算出されたI′(i),Q′(i)からは、#mは除かれる。式(17)に式(10)、(11)、(16)を代入すると次式(18)を得る。
Figure 0005042701
以上のようにして求めたI′(i),Q′(i)からは、受光素子のアンバランスなどにより生じる非干渉項が完全に除去されており、必要な干渉項のみを取り出すことができることがわかる。なお、グループ分けの指標となる受信レベルの幅ΔGは任意に設定することができるが、その値を小さくするほど最終的な測定精度は向上する。次に、算出したI′(i),Q′(i)を用いて、光信号の強度変調波形や位相変調波形を求める手法につき説明する。
図2の演算処理部11にてI′(i),Q′(i)の2乗の和を算出することにより、光信号の強度を測定することができる。このことを以下に説明する。
光信号の電界振幅を次式(19)で表す。
Figure 0005042701
a(t)は光信号の振幅であり、ψ(t)は位相である。次に、サンプリングパルス光は、時刻t(i)でのみ強度を持つと仮定して次式(20)のδ関数で近似する。
Figure 0005042701
そうすると式(18)は、次式(21)、(22)となる。
Figure 0005042701
バランス型受光器5−1,5−2の平均感度がほぼ等しい(α1+α2≒β1+β2)と仮定すれば、次式(23)のようにして式(21)、(22)の2乗和をとることにより時刻t(i)における光信号の強度を求めることができる。
Figure 0005042701
以上説明したように第1の実施形態では、同じタイミングでサンプリングされたI(i),Q(i)を、これらの値と同時にサンプリングされた光信号の受信レベルG(i)を基準として複数のグループに組分けする。そして、同じグループに属する複数のサンプリング時点にわたるI(i)の個々の値から、当該グループ内でのその平均値<I>を減算してI′(i)を算出し、同じグループに属する複数のサンプリング時点にわたるQ(i)の個々の値から、当該グループ内でのその平均値<Q>を減算してQ′(i)を算出することで、非干渉成分を除去するようにしている。
干渉成分の2乗和により信号強度を求められることは特許文献1に開示されている。しかし特許文献1の技術では光信号強度が変動する場合には非干渉項による測定誤差を避け得ない。これに対しこの実施形態では、非干渉成分除去部12の演算処理により、光信号強度が一定の場合は勿論のこと、光信号の強度が変動する場合においても正確な観測値を求めることができる。次に、算出したI′(i),Q′(i)を用いて、光信号の位相変調波形を求める手法につき説明する。
(第2の実施形態)
図4は、この発明に係わる光サンプリング装置の実施形態の他の例を示す図である。図4において図2と共通する部分には同じ符号を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
光信号は光カプラ4−5で分岐され、一方は受光素子5−3に至り、他方は光カプラ4−11でさらに分岐されて光90度ハイブリッド8、8−1に入射される。サンプリングパルス光も光カプラ4−10により2分岐され、光90度ハイブリッド8、8−1に入射される。このうち光90度ハイブリッド8−1に至るサンプリングパルス光には遅延部17により時間τだけの遅延を与えられる。
光90度ハイブリッド8、8−1から出射される干渉光はバランス型受光器5−1,5−2,5−4,5−5にそれぞれ光結合される。各受光器からの出力信号をI,Q,J,Kとする。I,Q,J,Kから第1の実施形態で説明した手法により非干渉成分を除去してI′(i),Q′(i),J′(i),K′(i)を得る。これらの値から演算処理部13により光信号の位相変調波形を求める。
光信号の電界振幅とサンプリングパルス光の電界振幅とがそれぞれ式(19)、(20)で表されるとすると、I′(i),Q′(i),J′(i),K′(i)は次式(24)で表される。
Figure 0005042701
バランス型受光器5−1、5−2、5−4、5−5の平均感度がほぼ等しい(α1+α2≒β1+β2)と仮定すると、I′(i)とQ′(i)とを成分とするベクトル(I′(i),Q′(i))の偏角arctan(I′(i)/Q′(i),)から、次式(25)のように時刻t(i)における光信号の位相を求めることができる。
Figure 0005042701
同様に、J′(i)とK′(i)とを成分とするベクトル(J′(i),K′(i))の偏角arctan(J′(i)/K′(i),)から、次式(26)のように時刻t(i)+τにおける光信号の位相を求めることができる。
Figure 0005042701
式(26)と(25)との差
ψ(t(i)+τ)−ψ(t(i)
は、時間τの間に変化した光信号の位相変化量を表し、これが光信号の位相変調成分に対応する。
以上の原理は特許文献2に開示されるが光信号強度のばらつきの影響が大きい。これに対しこの実施形態では非干渉成分除去部12により得られたI′(i),Q′(i),J′(i),K′(i)を用いて、光信号強度が一定の場合は勿論のこと、光信号の強度が変動する場合においても正確な観測値を求めることができる。
(第3の実施形態)
図5は、この発明に係わる光サンプリング装置の実施形態の他の例を示す図である。図5において図2と共通する部分には同じ符号を付す。図5の構成によれば、受光器の平均感度、すなわち(α1+α2)および(β1+β2)の不均一を補正して観測精度をさらに高めることができる。以下にこのことを説明する。
図5において、非干渉成分除去部12からのI′(i),Q′(i)は平均感度補正部14に与えられる。平均感度補正部14は、非干渉成分除去部12によって得られた(I′(i),Q′(i))を用いて以下の演算を実行し、修正値(I′′(i),Q′′(i))を得る。
まず、I′(i),Q′(i)の2乗の平均値<(I′(i)2>、<(Q′(i)2>を次式(27)により求める。
Figure 0005042701
次に、次式(28)により(I′′(i),Q′′(i))を求める。
Figure 0005042701
(I′′(i),Q′′(i)の2乗和を求めることにより、平均感度(α1+α2)、(β1+β2)の不均一を補正したうえで光信号の強度を求めることができる。このことを以下に詳しく説明する。
式(21)、(22)を式(27)に代入すると、式(29)を得る。
Figure 0005042701
なお式(29)の算出にあたり、α2(t(i))とψ(t(i))とが統計的に独立であることを用い、また光信号の位相ψ(t(i))は0〜2πで一様に分布するので
<sin2(ψ(t(i)))>=<cos2(ψ(t(i)))>=π/2
であることを用いている。
式(29)、(21)、(22)を式(28)に代入すると、次式(30)の修正値を得る。
Figure 0005042701
I′′(i),Q′′(i)の2乗和は次式(31)となる。
Figure 0005042701
式(31)は平均感度(α1+α2)、(β1+β2)を含まない。従って第3の実施形態によれば、素子特性による平均感度の不均一の影響を受けることなく光信号の強度を求めることができることがわかる。
類似の手法は特許文献3に開示されるが光信号強度のばらつきの影響が大きい。これに対しこの実施形態では非干渉成分除去部12により得られるI′(i),Q′(i)を用いて、光信号強度が一定の場合は勿論のこと、光信号の強度が変動する場合においても正確な観測値を求めることができる。
(第4の実施形態)
図6は、この発明に係わる光サンプリング装置の実施形態の他の例を示す図である。この実施形態では光90度ハイブリッド5−1、5−2の状態をモニタして、これらを望ましい状態で動作させることが可能になる。図6において、平均感度補正部にモニタリング部15を接続する。
モニタリング部15は、非干渉成分除去部12および平均感度補正部14の処理により得られる出力を用いて、次式(32)で与えられるモニタリング信号を算出することで光90度ハイブリッド8の動作を監視する。
Figure 0005042701
このモニタリング信号は非干渉成分除去部12の処理によって初めて得られるものであり、特許文献3で開示される信号とは異なる。
光90度ハイブリッド8は、その理想的な動作状態においては2つの干渉出力信号に対してπ/2の位相差を与えるが、この位相差のπ/2からのずれをΔψとすると、I′′(i),Q′′(i)は次式(33)のようになる。
Figure 0005042701
式(33)を式(32)に代入すると、次式(34)を得る。
Figure 0005042701
式(34)から、Δψがゼロであればモニタリング信号はゼロとなり、光90度ハイブリッドの位相差がπ/2に設定されていることを確認することができる。
以上説明したように本発明によれば、平均強度が時間的に変動するような光信号に対しても、複雑な受信系のバランスの調整を必要とせず、精度のよい観測を行うことが可能になる。これにより、バースト性が強く平均強度が時間的に顕著に変動するような光信号などに対しても、高精度の観測値を簡易に得ることができる。以上のことから、超高速の光信号を高い精度で観測することの可能な光サンプリング装置および光サンプリング方法を提供することが可能になる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
既存の光サンプリング装置の要部構成を示す図。 この発明に係わる光サンプリング装置の実施の形態を示す図。 非干渉成分除去部12の作用を説明するためのフローチャート。 この発明に係わる光サンプリング装置の実施形態の他の例を示す図。 この発明に係わる光サンプリング装置の実施形態の他の例を示す図。 この発明に係わる光サンプリング装置の実施形態の他の例を示す図。
符号の説明
1…サンプリングパルス光発生部、2…局部発振器、3…クロック信号、4−1〜4−11…光カプラ、40…90度遅延器、5−1,5−2,5−4,5−5…バランス型受光器、5−3…受光素子、8,8−1…光90度ハイブリッド、9−1〜9−5…アナログ/ディジタル(A/D)コンバータ、10−1〜10−5…低域通過フィルタ、11…演算処理部、12…非干渉成分除去部、13…演算処理部、14…平均感度補正部、15…モニタリング部、17…遅延部

Claims (10)

  1. 周期的に到来する光信号をこの光信号と共通の中心周波数を持つサンプリングパルス光と干渉させて、前記サンプリングパルス光のパルス周期で一定の測定期間にわたり前記光信号をサンプリングして観測値を得る光サンプリング装置において、
    前記サンプリングパルス光と前記光信号とを干渉させて第1および第2の干渉光を出射する光90度ハイブリッドを備える干渉部と、
    前記パルス周期に同期して前記光信号の受信レベルをサンプリングするレベル検出部と、
    前記第1の干渉光を受光して第1の電流を出力する第1のバランス型受光器と、
    前記第2の干渉光を受光して第2の電流を出力する第2のバランス型受光器と、
    前記光信号の繰り返し周期は前記パルス周期と異なり、前記サンプリングパルス光の光パルス幅は前記光信号の周波数変動の逆数よりも短く、前記光信号の強度は前記サンプリングパルス光のパルス幅の期間内で安定的であり、前記光信号の周波数は前記期間内で安定的であるという条件で、前記光信号の受信レベルと、前記第1の電流の値と、前記第2の電流の値とから前記観測データを得る観測処理部とを具備し、
    この観測処理部は、
    前記光信号の受信レベルと、前記第1および第2の電流の値と入力され、この第1および第2の電流の値から非干渉成分を除去して第1の補正値および第2の補正値を算出する非干渉成分除去部と、
    前記第1および第2の補正値から前記観測値を得る演算処理部とを備え、
    前記非干渉成分除去部は、
    同じタイミングでサンプリングされた前記第1および第2の電流の値を、これらの値と同時にサンプリングされた前記光信号の受信レベルを基準として複数のグループに組分けし、
    同じグループに属する複数のサンプリング時点にわたる前記第1の電流の個々の値から、当該グループ内でのその平均値を減算して前記第1の補正値を算出し、
    同じグループに属する複数のサンプリング時点にわたる前記第2の電流の個々の値から、当該グループ内でのその平均値を減算して前記第2の補正値を算出することを特徴とする光サンプリング装置。
  2. 前記演算処理部は、
    前記第1の補正値の2乗と前記第2の補正値の2乗との和から前記光信号の強度を得ることを特徴とする請求項1に記載の光サンプリング装置。
  3. 前記干渉部は、
    前記サンプリングパルス光と前記光信号とを干渉させて第3および第4の干渉光を出射するサブ光90度ハイブリッドと、
    このサブ光90度ハイブリッドに入射されるサンプリングパルス光を遅延する遅延器とを備え、
    さらに、
    前記第3の干渉光を受光して第3の電流を出力する第3のバランス型受光器と、
    前記第4の干渉光を受光して第4の電流を出力する第4のバランス型受光器とを備え、
    前記非干渉成分除去部は、
    同じタイミングでサンプリングされた前記第3および第4の電流の値を、これらの値と同時にサンプリングされた前記光信号の受信レベルを基準として複数のグループに組分けし、
    同じグループに属する複数のサンプリング時点にわたる前記第3の電流の個々の値から、当該グループ内でのその平均値を減算して前記第3の補正値を算出し、
    同じグループに属する複数のサンプリング時点にわたる前記第4の電流の個々の値から、当該グループ内でのその平均値を減算して前記第4の補正値を算出し、
    前記演算処理部は、前記第1乃至第4の補正値から前記観測値を得ることを特徴とする請求項1に記載の光サンプリング装置。
  4. 前記演算処理部は、
    前記第1および第2の補正値を成分とするベクトルから算出される第1の偏角値と、前記第3および第4の補正値を成分とするベクトルから算出される第2の偏角値との差から、前記光信号の位相変調成分を得ることを特徴とする請求項3に記載の光サンプリング装置。
  5. さらに、前記第1および第2の補正値から第1の修正値および第2の修正値を得る修正処理部を具備し、
    この修正処理部は、
    前記第1の補正値の2乗の前記測定期間における平均値の平方根で当該第1の補正値を割ることにより、前記第1の修正値を算出し、
    前記第2の補正値の2乗の前記測定期間における平均値の平方根で当該第2の補正値を割ることにより、前記第2の修正値を算出し、
    前記演算処理部は、前記第1および第2の修正値から前記観測値を得ることを特徴とする請求項1に記載の光サンプリング装置。
  6. さらに、前記第1および第2の修正値から前記干渉部の動作状態をモニタするモニタリング部を具備することを特徴とする請求項5に記載の光サンプリング装置。
  7. 周期的に到来する光信号をこの光信号と共通の中心周波数を持つサンプリングパルス光と干渉させて、前記サンプリングパルス光のパルス周期で一定の測定期間にわたり前記光信号をサンプリングして観測値を得る光サンプリング方法において、
    光90度ハイブリッドを備える干渉部に前記サンプリングパルス光と前記光信号とを入射して互いに干渉させ、第1および第2の干渉光を出射する干渉ステップと、
    前記パルス周期に同期して前記光信号の受信レベルをサンプリングするレベル検出ステップと、
    第1のバランス型受光器に前記第1の干渉光を入射して第1の電流を出力するステップと、
    第2のバランス型受光器に前記第2の干渉光を入射して第2の電流を出力するステップと、
    前記光信号の繰り返し周期は前記パルス周期と異なり、前記サンプリングパルス光の光パルス幅は前記光信号の周波数変動の逆数よりも短く、前記光信号の強度は前記サンプリングパルス光のパルス幅の期間内で安定的であり、前記光信号の周波数は前記期間内で安定的であるという条件で、前記光信号の受信レベルと、前記第1の電流の値と、前記第2の電流の値とから前記観測データを得る観測ステップとを具備し、
    この観測ステップは、
    前記第1および第2の電流の値から非干渉成分を除去して第1の補正値および第2の補正値を算出する非干渉成分除去ステップと、
    前記第1および第2の補正値から前記観測値を得る演算ステップとを備え、
    前記非干渉成分除去ステップは、
    同じタイミングでサンプリングされた前記第1および第2の電流の値を、これらの値と同時にサンプリングされた前記光信号の受信レベルを基準として複数のグループに組分けし、
    同じグループに属する複数のサンプリング時点にわたる前記第1の電流の個々の値から、当該グループ内でのその平均値を減算して前記第1の補正値を算出し、
    同じグループに属する複数のサンプリング時点にわたる前記第2の電流の個々の値から、当該グループ内でのその平均値を減算して前記第2の補正値を算出するステップであることを特徴とする光サンプリング方法。
  8. 前記演算ステップは、
    前記第1の補正値の2乗と前記第2の補正値の2乗との和から前記光信号の強度を得るステップであることを特徴とする請求項7に記載の光サンプリング方法。
  9. 前記干渉ステップは、
    前記光90度ハイブリッドとは別のサブ光90度ハイブリッドに前記サンプリングパルス光と前記光信号とを入射して互いに干渉させ、第3および第4の干渉光を出射するステップと、
    前記サブ光90度ハイブリッドに入射されるサンプリングパルス光を遅延するステップとを含み、
    さらに、
    第3のバランス型受光器に前記第3の干渉光を入射して第3の電流を出力するステップと、
    第4のバランス型受光器に前記第4の干渉光を入射して第4の電流を出力するステップとを備え、
    前記非干渉成分除去ステップは、
    前記第3および第4の電流の値から非干渉成分を除去して第3の補正値および第4の補正値を算出し、
    同じタイミングでサンプリングされた前記第3および第4の電流の値を、これらの値と同時にサンプリングされた前記光信号の受信レベルを基準として複数のグループに組分けし、
    同じグループに属する複数のサンプリング時点にわたる前記第3の電流の個々の値から、当該グループ内でのその平均値を減算して前記第3の補正値を算出し、
    同じグループに属する複数のサンプリング時点にわたる前記第4の電流の個々の値から、当該グループ内でのその平均値を減算して前記第4の補正値を算出し、
    前記演算ステップは、前記第1乃至第4の補正値から前記観測値を得るステップであることを特徴とする請求項7に記載の光サンプリング方法。
  10. 前記演算ステップは、
    前記第1および第2の補正値を成分とするベクトルから算出される第1の偏角値と、前記第3および第4の補正値を成分とするベクトルから算出される第2の偏角値との差から、前記光信号の位相変調成分を得るステップであることを特徴とする請求項9に記載の光サンプリング方法。
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