JP3496878B2 - 波長分散及び損失波長依存性測定装置 - Google Patents
波長分散及び損失波長依存性測定装置Info
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Description
性、特に波長分散及び損失波長依存性を、高精度、高確
度かつ高速に測定する装置に関する。
ロック構成を示す。図13に示す波長分散測定装置は位
相シフト法を用いたものであり、波長可変光源30から
出力される光に光変調器12によって強度変調(IM)
を印加し、被測定素子(DeviceUnder Test:以下、 DU
Tと呼ぶ)13に通過させた後、光検出器16に入力し
て電気信号に変換する(以下、この電気信号を「光電気
信号」と呼ぶ)。一方、光変調器12を駆動する変調信
号の一部を分岐装置15により分岐する。分岐された変
調信号は、光検出器16により検出された光電気信号と
共に位相差測定装置31に入力される。位相差測定装置
31は、光電気信号の変調信号に対する位相差を検出す
る。変調信号発生器14は変調信号を発生する。処理装
置32は位相差測定装置31の測定結果から波長分散特
性を求めるのに必要な演算処理を行う。
検出された位相差をΔφ[rad] とすると、変調信号に対
する光電気信号の時間遅延Δt[s]は次式(1) で表され
る。 Δt =Δφ/ωm …式(1)
的に変化させ、幾つかの波長において時間遅延Δtを測
定し、横軸を波長、縦軸を時間遅延Δtとしてプロット
すると、時間遅延の波長依存性が得られる。このプロッ
トの微分(一次微分)をとることにより、DUT13の
波長分散を算出することができる。更に、波長計を用い
て光源波長を測定することにより、波長の確度を高くす
ることができる。
長分散測定装置においては、波長可変光源30の発振波
長を動的に変化させる。そのため、一般に、波長可変光
源30では、その発振波長を一つの波長から別の波長に
変化させると、波長が安定するまでに比較的長い時間を
要する。更に、波長の高確度化のために波長計を用いる
場合は、波長測定にもまた長い時間を要する。よって、
波長のステップ間隔を狭めて高精度な分散測定を行う場
合に、測定時間が非常に長くなるという問題がある。
隔を狭めて高精度に損失波長依存性を測定する場合に
も、測定時間が非常に長くなるという問題がある。
の問題点を解決し、高精度かつ高波長確度な波長分散測
定を高速に行うことができる装置を提供することにあ
る。また、本発明の他の課題は、高精度かつ高波長確度
な損失波長依存性測定を高速に行うことができる装置を
提供することにある。
記課題を解決する波長分散及び損失波長依存性測定装置
であり、連続光を発する基準光源と、前記基準光源から
の連続光を光パルスに変換する光パルス変調手段と、前
記光パルス変調手段の入力光または出力光に強度変調を
印加する光変調手段と、光周回路上に光遅延線、光増幅
手段、自然放出光雑音除去手段、光周波数シフト手段及
び光スイッチを備える光共振器と、前記光共振器中に前
記光パルス変調手段及び前記光変調手段により光パルス
に変換され且つ強度変調が印加された光を入力する光入
力手段と、前記光共振器中を周回する光パルスのエネル
ギーの一部を外部に出力する光出力手段と、前記光パル
ス変調手段と前記光スイッチとを同期制御する同期制御
手段とを含む光周波数掃引装置に加え、変調信号を発生
する変調信号発生手段と、入力された信号を2分岐して
出力する信号分岐手段と、光路に被測定素子を挿入する
ための挿入手段と、入力された光信号を電気信号に変換
する光電変換手段と、入力された2つの電気信号の振幅
及び位相差を検出する振幅/位相差測定手段とを具える
こと、前記光周波数掃引装置により出力される光は前記
挿入手段に入力され、前記挿入手段より出力される光は
前記光電変換手段に入力され、前記光電変換手段より出
力される電気信号は前記振幅/位相差測定手段に入力さ
れ、前記信号分岐手段により出力された変調信号の一方
は前記光変調手段に入力され、他方は前記振幅/位相差
測定手段に入力されること、更に、前記被測定素子を前
記挿入手段により光路に挿入する場合と挿入しない場合
について、前記振幅/位相差測定手段で検出された振幅
及び位相差を元に前記被測定素子の波長分散及び損失波
長依存性を求める処理装置を具えることを特徴とする波
長分散及び損失波長依存性測定装置である。
基準光源と、前記基準光源からの連続光を光パルスに変
換する光パルス変調手段と、前記光パルス変調手段の入
力光または出力光に強度変調を印加する光変調手段と、
光周回路上に光遅延線、光増幅手段、自然放出光雑音除
去手段、光周波数シフト手段及び光スイッチを備える光
共振器と、前記光共振器中に前記光パルス変調手段及び
前記光変調手段により光パルスに変換され且つ強度変調
が印加された光を入力する光入力手段と、前記光共振器
中を周回する光パルスのエネルギーの一部を外部に出力
する光出力手段と、前記光パルス変調手段と前記光スイ
ッチとを同期制御する同期制御手段とを含む光周波数掃
引装置に加え、前記光周波数掃引装置から出力されるス
テップ的に周波数掃引され且つ強度変調を印加された出
力光パルス列を2分岐する光分岐手段と、変調信号を発
生する変調信号発生手段と、光路に被測定素子を挿入す
るための挿入手段と、入力された信号を2分岐して出力
する2つの信号分岐手段と、入力された光信号を電気信
号に変換する2つの光電変換手段と、入力された2つの
電気信号の振幅及び位相差を検出する2つの振幅/位相
差測定手段とを具えること、前記変調信号発生手段より
出力される変調信号は一方の信号分岐手段に入力され、
該一方の信号分岐手段の出力信号の一方は前記光変調手
段に入力され、他方の出力信号は他方の信号分岐手段に
入力され、前記光分岐手段の2つの出力光の一方は前記
挿入手段に入力され、該挿入手段から出力される光は一
方の光電変換手段に入力され、前記光分岐手段の出力光
の他方は他方の光電変換手段に入力され、前記他方の信
号分岐手段から出力される2つの電気信号の一方と前記
一方の光電変換手段から出力される電気信号は一方の振
幅/位相差測定手段に入力され、前記他方の信号分岐手
段から出力される2つの電気信号の他方と前記他方の光
電変換手段から出力される電気信号は前記他方の振幅/
位相差測定手段に入力されること、更に、前記被測定素
子を前記挿入手段により光路に挿入した場合について、
前記2つの振幅/位相差測定手段で検出された振幅及び
位相差を元に前記被測定素子の波長分散及び損失波長依
存性を求める処理装置を具えることを特徴とする波長分
散及び損失波長依存性測定装置である。
基準光源と、前記基準光源からの連続光を光パルスに変
換する光パルス変調手段と、前記光パルス変調手段の入
力光または出力光に強度変調を印加する光変調手段と、
光周回路上に光遅延線、光増幅手段、自然放出光雑音除
去手段、光周波数シフト手段及び光スイッチを備える光
共振器と、前記光共振器中に前記光パルス変調手段及び
前記光変調手段により光パルスに変換され且つ強度変調
が印加された光を入力する光入力手段と、前記光共振器
中を周回する光パルスのエネルギーの一部を外部に出力
する光出力手段と、前記光パルス変調手段と前記光スイ
ッチとを同期制御する同期制御手段とを含む光周波数掃
引装置に加え、変調信号を発生する変調信号発生手段
と、前記光周波数掃引装置から出力されるステップ的に
周波数掃引され且つ強度変調を印加された出力光パルス
列を2分岐する光分岐手段と、光路に被測定素子を挿入
するための挿入手段と、入力された光信号を電気信号に
変換する2つの光電変換手段と、前記2つの光電変換手
段から出力される電気信号のうち、少なくとも一方に時
間遅延を与える電気的遅延制御手段と、入力された2つ
の電気信号の振幅及び位相差を検出する振幅/位相差測
定手段を具えること、前記変調信号発生手段より出力さ
れる変調信号は前記光変調手段に入力され、前記光分岐
手段の2つの出力光の一方は前記挿入手段に入力され、
該挿入手段から出力される光は一方の光電変換手段に入
力され、前記光分岐手段の出力光の他方は他方の光電変
換手段に入力され、前記電気的遅延制御手段により遅延
制御された後の前記2つの光電変換手段からの出力信号
は前記振幅/位相差測定手段に入力されること、更に、
前記被測定素子を前記挿入手段により光路に挿入した場
合について、前記振幅/位相差測定手段で検出された振
幅及び位相差を元に前記被測定素子の波長分散及び損失
波長依存性を求める処理装置を具えることを特徴とする
波長分散及び損失波長依存性測定装置である。
の波長分散及び損失波長依存性測定装置において、前記
電気的遅延制御手段に代えて、前記光分岐手段により分
岐された光出力のうち、少なくとも一方に時間遅延を与
える光遅延制御手段を具えることを特徴とする。
いずれかに記載の波長分散及び損失波長依存性測定装置
において、前記振幅/位相差測定手段として、それぞれ
電気信号を入力し、2分岐して出力する2つの信号分岐
手段と、前記2つの信号分岐手段の各一方の出力からの
電気信号を入力し、それぞれの振幅を測定する2つの信
号振幅測定手段と、前記2つの信号分岐手段の各他方の
出力から合計2つの電気信号を入力し、両信号を電気的
に積算した信号を出力する掛け算手段と、前記掛け算手
段からの電気信号を入力して低周波成分のみを透過し、
入力した2つの電気信号の位相差に比例する信号を出力
する低域通過フィルタを具えることを特徴とする。
2に記載の波長分散及び損失波長依存性測定装置におい
て、前記振幅/位相差測定手段として、電気信号を入力
し、信号位相が互いにπ/2異なる2つの信号に分岐す
るπ/2位相シフト型分岐手段と、電気信号を入力し、
信号位相が同じ2つの信号に分岐する同相分岐手段と、
前記π/2位相シフト型分岐手段の一方の出力信号と前
記同相分岐手段の一方の出力信号とを入力し、両信号を
電気的に積算した信号を出力する第1の掛け算手段と、
前記π/2位相シフト型分岐手段の他方の出力信号と前
記同相分岐手段の他方の出力信号とを入力し、両信号を
電気的に積算した信号を出力する第2の掛け算手段と、
前記第1の掛け算手段の出力信号を入力して低周波成分
のみを透過し、入力した2つの電気信号の位相差に相当
する信号を出力する第1の低域通過フィルタと、前記第
2の掛け算手段の出力信号を入力して低周波成分のみを
透過し、入力した2つの電気信号の位相差に相当する信
号を出力する第2の低域通過フィルタを具えることを特
徴とする。
本発明の実施形態例を説明する。図1は光周波数掃引装
置の構成例を示し、図2は本発明の第1の実施例を示
し、図3は振幅/位相差測定装置の第1の構成例を示
す。図4は本発明の第2の実施例を示し、図5は本発明
の第3の実施例を示し、図6は本発明の第4の実施例を
示し、図7は第3及び第4の実施例における第2の問題
点を示す。図8は振幅/位相差測定装置の第2の構成例
(位相ダイバシティ型)を示し、図9は位相差を−πか
らπの間で定義するための判定手法例を示す。図10は
本発明の第5の実施例を示し、図11は本発明の第6の
実施例を示す。図12は光振幅/位相差測定装置の構成
例を示す。
施形態例では、図1に例示する光周波数掃引装置を共通
に用いることとしている。この例の光周波数掃引装置
は、光周波数基準光源1、光パルス変調器2、光パルス
周回部3及び同期制御装置33を含むものであり、光周
波数基準光源1は安定した光周波数を持つ連続光を発生
し、光パルス変調器2は光周波数基準光源1から出力さ
れる連続光を光パルスに変換する。連続光から変換され
た光パルスは光パルス周回部3に入力される。
あり、この光共振器4はその内部の周回路上に、光カプ
ラ5、光遅延線6、光増幅器7、光バンドパスフィルタ
(BPF)8、光周波数シフタ9及び光スイッチ10を
含んでいる。光カプラ5は、光共振器4中に光パルス変
調器2からの光パルスを入力する光入力手段と、光共振
器4中を周回する光パルスのエネルギーの一部を外部に
出力する光出力手段を兼ねる。光遅延線6は光パルスが
光共振器4内を1周するに要する時間を設定するために
用いられている。光バンドパスフィルタ8は光増幅器7
の自然放出光雑音を除去するために用いられている。同
期制御装置33は、通常1個の光パルスを光共振器4内
に入力し、ある一定時間の後に光スイッチ10をOFF
にするという動作を周期的に行うよう、光パルス変調器
2と光スイッチ10を同期制御する。
ート5aからリング型光共振器4に入力された光パルス
は、同光共振器4を1周する毎に、光周波数シフタ9に
よりΔfの周波数シフトを受ける。その際、光パルスが
光共振器4において被る損失は光増幅器7によって補償
され、また、光増幅器7から放出される自然放出光(Amp
lified Spontaneous Emission:以下、ASE)雑音は光
バンドパスフィルタ8によって大幅に低減されるため、
光パルスは光共振器4内部を多数回周回できる。その結
果、光カプラ5の出力ポート5bからは、Δfのステッ
プで周波数掃引された光パルス列fo ,fo +Δf,f
o +2Δf,…,fo +nΔf(但し、f0 は入力パル
ス光の周波数)が出力される。
幅の揺らぎは一般に光周波数基準光源1の周波数揺らぎ
に比べて十分小さい。従って、出力光パルス列中のそれ
ぞれの光パルスは、光周波数基準光源1の出力とほぼ同
等の周波数確度を持つ光周波数基準として用いることが
できる。
いると、MHzオーダの周波数確度を持つ光周波数基準
を、広い光周波数帯域にわたり、例えば数ms〜100
ms程度の周期で高速に発生することができる。
本発明の第1の実施例を説明する。本例の波長依存特性
測定装置はDUT(被測定素子)13の波長分散特性及
び損失波長依存性を測定するために、光周波数掃引装置
11と、光変調器12と、変調信号発生器14と、信号
分岐装置15と、光検出器16と、振幅/位相差測定装
置17と、処理装置18と、光コネクタ34a、34b
を備える。光周波数掃引装置11は図1に示した構成の
ものである。
出力されるステップ的に周波数掃引された出力光パルス
列を入力し、変調するものである。変調信号発生器14
は変調信号を発生するものである。信号分岐装置15は
変調信号発生器14から出力される変調信号を入力して
これを2分岐し、一方は光変調器12に出力し、他方は
振幅/位相差測定手段17に出力する。光コネクタ34
a、34bは、光路にDUT13を挿入するための手段
であり、光変調器12により出力された光は光コネクタ
34aを介してDUT13に入力され、DUT13を通
過した光は光コネクタ34bを介して光検出器16に入
力される。光検出器16は入力された光信号を電気信号
(光電気信号)に変換するものであり、光検出器16よ
り出力される光電気信号は振幅/位相差測定装置17に
入力される。振幅/位相差測定装置17は、入力された
光電気信号の変調周波数成分の振幅と、変調信号自身の
振幅と、両信号間の位相差を検出するものである。処理
装置18は振幅/位相差測定装置17の測定結果から波
長分散特性及び損失波長依存性を求めるものである。
置11から出力される光パルス列は光変調器12に入力
され、変調信号発生器14から出力された変調信号を用
いてIM(強度変調)を印加された後、DUT13に入
力される。DUT13を通過した光パルスは光検出器1
6により受信され、光電気信号に変換される。変調信号
発生器14から出力される変調信号の一部は分岐され、
光電気信号と共に振幅/位相差測定装置17に入力され
る。
ここで、振幅/位相差測定装置17の構成例を図3を参
照して説明する。図3に示す振幅/位相差測定装置は、
2つの信号分岐装置35a、35bと、2つの信号振幅
測定器19a、19bと、掛け算装置20と、低域通過
フィルタ21を含むものである。一方の信号分岐装置3
5aは光電気信号を入力してこれを2分岐し、一方を信
号振幅測定器19aに出力し、他方を掛け算装置20に
出力する。他方の信号分岐装置35bは変調信号を入力
してこれを2分岐し、一方を信号振幅測定器19bに出
力し、他方を掛け算装置20に出力する。各信号振幅測
定器19a、19bはそれぞれが測定した振幅結果(光
電気信号の振幅と変調信号の振幅)を処理装置18に出
力する。掛け算装置20は光電気信号と変調信号を入力
し、両信号を電気的に積算した信号を出力する。低域通
過フィルタ21は掛け算装置20からの電気信号を入力
して低周波成分のみを透過し、入力した2つの電気信号
(光電気信号と変調信号)の位相差に相当する信号を処
理装置18に出力する。
て、DUT13を光回路に挿入した場合における光電気
信号(以下、測定信号と呼ぶ)のうち、n番目の光パル
スに相当する測定信号の変調周波数ωm 成分Ip (n)
は、次式(2) で表される。 Ip (n)=Ansin(ωmt+ωmτCD(n)+α) …式(2) ここで、An はn番目の光パルスにおける測定信号の角
周波数ωm 成分の振幅、τCD(n)はn番目の光パルスの
光周波数における群遅延時間[s]、αは初期位相差[ra
d]である。
変調信号Im は次式(3) で表される。 Im=Rcos(ωmt) …式(3)
た測定信号と変調信号は、それぞれ2分岐され、測定信
号の一方は信号振幅測定器19aに入力され、変調信号
の一方は信号振幅測定器19bに入力される。各信号振
幅測定器19a、19bはそれぞれ入力信号の角周波数
ωm 成分の振幅(An とR)を測定する。測定信号の他
方と変調信号の他方は掛け算装置20に入力される。そ
の結果、掛け算装置20の出力は次式(4) に比例した電
気信号となる。 AnRsin(2ωmt+ωmτCD(n)+α)+AnRsin(ωmτCD(n)+α) …式(4)
中の角周波数2ωm 成分を除去する低域通過フィルタ2
1に通してやることにより、次式(5) で表される出力I
out. DUT を得る。この出力Iout.DUT は検出した測定信
号と変調信号との位相差に相当する信号である。 Iout.DUT =AnRsin(ωmτCD(n)+α) …式(5)
信号との位相差ΔφDUT は、振幅/位相差測定装置17
により得られる物理パラメータAn、R及びIout.DUT
を用いて、次式(6) で算出できる。 ΔφDUT (n) =sin-1(Iout.DUT /AnR) =ωmτCD(n)+α …式(6)
合(この時の光電気信号を「参照信号」と呼ぶ)は、振
幅/位相差測定装置17により得られる物理パラメータ
A’ n、R及びIout.ref を用いて、上記測定信号と同
様の計算により、参照信号と変調信号の位相差Δφref
は次式(7) のようになる。 Δφref (n) =sin-1(Iout.ref /A’nR)=α …式(7) 但し、A’nはn番目の光パルスに相当する参照信号の
角周波数ωm 成分の振幅である。また、Iout.ref は検
出した参照信号と変調信号との位相差に相当する信号で
あり、前式(5) に準じるとIout.ref =A’nRsin
(α)で表される。
ルスの光周波数における群遅延時間τCD(n) は、次式
(8) で求められる。 τCD(n) =(ΔφDUT (n)−Δφref (n))/ωm …式(8)
の光周波数における群遅延時間が得られたことになる。
これにより、出力光パルス列中のそれぞれの光パルスの
光周波数に対する相対的な群遅延時間が測定でき、その
結果から波長分散の特定が可能となる。
り測定された振幅を表す物理パラメータAn、A’nを用
いて、次式(9) により、DUT13の損失の波長依存性
Lnを求めることができる。 Ln=An/A’n …式(9) ここで、Lnはn番目の光パルスがDUT13により被
る損失である。即ち、当該光パルスの光周波数における
DUT13の損失が測定可能である。
定装置17により得られる物理パラメータAn、R、I
out.DUT 、A’n及びIout.ref を用い、上式(6) 〜(8)
により出力光パルス列中のそれぞれの光パルスの光周
波数に対する相対的な群遅延時間を求め、その結果から
DUT13の波長分散を特定する演算処理を行う。ま
た、処理装置18は、上式(9) によりDUT13の損失
の波長依存性を特定する演算処理を行う。
2に示す構成の装置を用いると、光周波数掃引装置11
による2回の光周波数掃引(測定信号と参照信号の発生
のための計2回)により、DUT13の波長分散特性と
損失波長依存性を得るのに必要な情報を得ることができ
る。
タ34a、34bを用いて光回路に挿入する場合と挿入
しない場合について振幅/位相差測定装置17により振
幅及び位相差を検出し、検出した2つの場合の振幅及び
位相差を元にDUT13の波長分散特性と損失波長依存
性を特定することができる。
本発明の第2の実施例を説明する。本例の波長依存特性
測定装置の構成と、先に説明した第1の実施例の装置構
成との違いは、光変調器12の出力光を光分岐装置22
により2分岐し、それぞれの光出力に対して、2つの光
検出器16a、16b及び2つの振幅/位相差測定装置
17a、17bを用いる点である。これにより、DUT
13を光コネクタ34a、34bによって光回路に挿入
したまま、光周波数掃引装置11による1回の光周波数
掃引で、波長分散特性及び損失波長依存性を測定でき
る。
と、光変調器12と、変調信号発生器14と、2つの信
号分岐装置15a、15bと、2つの光検出器16a、
16bと、2つの振幅/位相差測定装置17a、17b
と、処理装置18と、光分岐装置22と、光コネクタ3
4a、34bを備えている。光周波数掃引装置11は図
1に示した構成のものである。また、各振幅/位相差測
定装置17a、17bの構成は、例えば図3に示したも
のである。
出力されるステップ的に周波数掃引された出力光パルス
列を入力し、変調する。変調信号発生器14は変調信号
を発生する。一方の信号分岐装置15aは変調信号発生
器14から出力される変調信号を入力してこれを2分岐
し、一方は光変調器12に出力し、他方は信号分岐装置
15bに出力する。この信号分岐装置15bは変調信号
を更に2分岐し、それぞれ振幅/位相差測定手段17
a、17bに出力する。光分岐装置22は光変調器12
により出力された光を2分岐する。光コネクタ34a、
34bは光路にDUT13を挿入するための挿入手段で
あり、光分岐装置22で2分岐された光の一方は光コネ
クタ34aを介してDUT13に入力され、DUT13
より出力される光は光コネクタ34bを介して光検出器
16aに入力される。この光検出器16aは入力された
光信号を光電気信号に変換し、測定信号として、一方の
振幅/位相差測定装置17aに出力する。この振幅/位
相差測定装置17aは入力された2つの電気信号(測定
信号と変調信号)の振幅及び位相差を検出する。光分岐
装置22で2分岐された光の他方はそのまま、光検出器
16bに入力される。この光検出器16bは入力された
光信号を光電気信号に変換し、参照信号として、他方の
振幅/位相差測定装置17bに出力する。この振幅/位
相差測定装置17bは入力された2つの電気信号(参照
信号と変調信号)の振幅及び位相差を検出する。処理装
置18は2つの振幅/位相差測定装置17a、17bの
測定結果から波長分散特性及び損失波長依存性を求め
る。
の振幅/位相差測定装置17a、17bにより前式(6)
の位相差ΔφDUT (n)と前記式(7) の位相差Δφ
ref (n)に相当する値が同時に測定でき、更に、n番目
の光パルスにおける測定信号の角周波数ωm 成分の振幅
An と、同n番目の光パルスに相当する参照信号の角周
波数ωm 成分の振幅A’nも同時に測定できる。そのた
め、DUT13を光回路に挿入したまま、光周波数掃引
装置11による1回の光周波数掃引で、波長分散特性及
び損失波長依存性を測定できる。
おいては、光周波数掃引装置11の出力光パルス列中の
各々の光パルスが単一スペクトルの光周波数成分を持つ
と見なせるとき、前式(8) は或る光周波数におけるDU
T13の群遅延時間を正確に表す。
いては、光増幅器7として例えばEDFA(Erbium Dope
d Fiber Amplifier :エルビウム添加ファイバ増幅器)
を用いた場合など、EDFA等の光増幅器7から出力さ
れるASE(自然放出光)雑音の蓄積が生じ、出力光パ
ルスは厳密には単一スペクトルとはいえない状況が生じ
得る。
れた光パルス列に光変調器12で強度変調を行っている
第1、第2の実施例では、光周波数基準光源1の出力光
を周波数シフトして得られる信号光成分だけでなく、A
SE雑音成分にも強度変調がかけられる。そのため、A
SE雑音のスペクトルが、前に説明した測定信号及び参
照信号の位相差測定の出力に寄与することになり、群遅
延時間の誤差の要因となる。以下、この問題点を解決す
るための手法として、第3、第4の実施例を示す。
の第3の実施例を説明する。本例の波長依存特性測定装
置の構成と、先に説明した第1の実施例の装置構成とを
比べると、光変調器12を、光周波数掃引装置11内に
て、光周波数基準光源1と光パルス変調器2との間に配
置した点が異なる。従って、図5中で図2と同一機能部
分には同一符号を付し、説明の重複を省く。
幅器7としてエルビウム添加ファイバ増幅器(EDF
A)を用いた場合、増幅媒質の反転分布の緩和時間がm
sのオーダと大変長いため、強度変調(IM)の周波数
を十分大きくとれば、周回する光パルスのIM成分によ
るEDFAの利得変調の効果は無視できる。即ち、光変
調器12を光パルス周回部3の前段に配置したことか
ら、EDFAから出力されるASE雑音には入力した光
パルスに印加されたIM成分に同期する成分はないた
め、光パルス周回部3から得られる出力光パルス列に
は、信号光成分のみにIMが印加されている。
法、即ち、光電気信号(測定信号または参照信号)と変
調信号との電気的な積算を行い、その出力を低域濾過処
理することにより得られる信号においては、もはや、A
SE雑音の効果は除去されている。よって、上記のAS
E雑音のスペクトルに起因する誤差を回避することがで
きる。
ルス変調器2との順序を逆にしても、つまり、光周波数
掃引装置11内において、光パルス変調器2と光パルス
周回部3との間に光変調器12を配置しても、ASE雑
音のスペクトルに起因する誤差を同様に回避することが
できる。
の第4の実施例を説明する。本例の波長依存特性測定装
置の構成と、先に説明した第2の実施例の装置構成とを
比べると、第3の実施例と同様、光変調器12を光周波
数基準光源1と光パルス変調器2との間に配置した点が
異なる。従って、図6中で図4と同一機能部分には同一
符号を付し、説明の重複を省く。
光パルス周回部3(光共振器4)中の光増幅器7として
エルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA)を用いた場
合、増幅媒質の反転分布の緩和時間がmsのオーダと大
変長いため、強度変調(IM)の周波数を十分大きくと
れば、周回する光パルスのIM成分によるEDFAの利
得変調の効果は無視できる。即ち、光変調器12を光パ
ルス周回部3の前段に配置したことから、EDFAから
出力されるASE雑音には入力した光パルスに印加され
たIM成分に同期した成分はないため、光パルス周回部
3から得られる出力光パルス列には、信号光成分のみに
IMが印加されている。
法、即ち、光電気信号(測定信号または参照信号)と変
調信号との電気的な積算を行い、その出力を低域濾過処
理するとにより得られる信号においては、もはや、AS
E雑音の効果は除去されている。よって、上記のASE
雑音のスペクトルに起因する誤差を回避することができ
る。
変調器2との順序を逆にし、つまり、光周波数掃引装置
11内において、光パルス変調器2と光パルス周回部3
との間に光変調器12を配置しても、ASE雑音のスペ
クトルに起因する誤差を同様に回避することができる。
おいては、第1、第2の各実施例と同様、振幅/位相差
測定装置17、17a、17bとして図3に示す構成の
ものを使用することができる。しかし、以下に示す問題
点がある。 (1) 図3に示す振幅/位相差測定装置中の低域通過フィ
ルタ21の出力には、光電気信号のうち、変調信号と一
定の位相関係にある成分のみが寄与する。しかし、図3
の振幅/位相差測定装置では光電気信号中の角周波数ω
m 成分のパワー測定により振幅An やA’n を得るの
で、光パルスパワー中におけるASE雑音パワーの割合
が増加すると、An やA’n は実際よりも大きく測定さ
れる。その結果、各実施例における振幅/位相差測定装
置17、17a、17bとして図3に示す構成のものを
使用すると、振幅An 、A’n の測定誤差が検出される
光電気信号と変調信号の位相差の誤差要因となる。 (2) また、各実施例においては、光周波数掃引装置11
からの出力光パルス列中のそれぞれの光パルスのIM
(強度変調)パターンは全て、光パルス周回部3への入
力光パルスのIMパターンのコピーとなる。よって、測
定信号または参照信号と変調信号との位相差ΔφDUT 、
Δφref を検出すると、図7に示すように、DUT13
の波長分散による位相差項に加え、光パルス毎にωmτ
c なる位相差が相加される。ここで、τc は光共振器4
の1周時間である。以上のことから、第3、第4の各実
施例においては位相差の値は光パルス毎に変動し、2π
以上になる場合がある。一方、図3に示す振幅/位相差
測定装置のような1つの掛け算装置20を用いた位相比
較では、位相差の正弦成分または余弦成分のどちらか一
方しか得られない。そのため、位相差は−π/2から+
π/2の間でしか定義できない。従って、位相差が2π
以上になる場合に、前式(8) を用いて群速度分散に起因
する位相差を算出する際には、複雑な判別ソフトウェア
が必要となる。
相ダイバシティ型振幅/位相差測定装置を使用すること
ができる。
位相ダイバシティ型]図8を参照して、振幅/位相差測
定装置17、17a、17bの他の構成例として、位相
ダイバシティ型振幅/位相差測定装置を説明する。この
振幅/位相差測定装置は、図8に示すように、2つの掛
け算装置20a、20bと、2つの低域通過フィルタ2
1a、21bと、2つの同相分岐装置24a、24b
と、1つのπ/2位相シフタ25を含むものである。
後の電気信号の位相が正確に同じとなるように、入力し
た電気信号を2分岐する素子である。
aまたは16b)から入力された光電気信号(測定信号
または参照信号)は一方の同相分岐装置24aにより同
じ位相の2出力に分岐され、2つの掛け算装置20a、
20bに入力される。また、信号分岐装置(15または
15b)から入力される変調信号は他方の同相分岐装置
24bにより同じ位相の2出力に分岐される。同相分岐
装置24bから出力される変調信号の一方にはπ/2位
相シフタ25によりπ/2[rad]の位相シフトが施され
る。同相分岐装置24aにより2分岐された光電気信号
の一方は変調信号と共に掛け算装置20aに入力され、
他方はπ/2位相シフトした変調信号と共に掛け算装置
20bに入力される。両掛け算装置20a、20bの出
力は共に、低域通過フィルタ21a、21bを通過し
て、処理装置18に入力される。
定装置の構成においては、2つの同相分岐装置24a、
24bと2つの掛け算装置20a、20bを結ぶ4本の
電気線路のうち、π/2位相シフタ25を含む電気線路
以外の3本の遅延時間は正確に同じである。また、π/
2位相シフタ25を含む電気線路の遅延時間は、π/2
位相シフタ25自体の遅延時間を含めて、変調信号がπ
/2位相変化する時間だけ、他の3本よりも長くなって
いる。
測定装置の構成における変調信号側の同相分岐装置24
bとπ/2位相シフタ25との組み合わせと同じ機能
は、π/2位相シフト型分岐器(π/2ハイブリッド)
と呼ばれる素子で実現可能である。π/2位相シフト型
分岐器は、電気信号を入力し2つに分岐して出力する素
子であるが、2出力の信号位相は互いにπ/2異なって
いるものである。
置の動作説明]以下、図8に示した位相ダイバシティ型
振幅/位相差測定装置の動作を、数式を使って説明す
る。以下の説明においては、簡単のため、光電気信号及
び変調信号の分岐による振幅の減少は無視している。
p (n)は前出の式(2) で表される。まず、分岐された変
調信号のうち、π/2位相シフタ25がない側の出力に
着目する。掛け算装置20aにおいて、測定信号のn番
目の光パルスの時間スロットにおける変調信号Im.sin
(n)は次式(10)で表される(図7参照)。 Im.sin (n)=Rsin(ωm(t+nτc)) …式(10)
け算装置20bにおいて、測定信号のn番目の光パルス
の時間スロットにおける変調信号Im.cos (n)は次式(1
1)で表される。 Im.cos (n)=Rcos(ωm(t+nτc)) …式(11)
信号Ip (n)と式(10)で表される変調信号Im.sin (n)
との積算信号を出力し、掛け算装置20bは式(2) で表
される測定信号Ip (n)と式(11) で表される変調信号
Im.cos (n)との積算信号を出力する。
ルタ21a、21bに入力される。各低域通過フィルタ
21a、21bは入力した積算信号から角周波数2ωm
成分を除去して出力する。このとき、低域通過フィルタ
21aの出力IC(n)は次式(12)となり、低域通過フィ
ルタ21bの出力IS(n)は次式(13)となる。 IC(n)=RAncos(ωm(τCD(f1)−nτc)+α) …式(12) IS(n)=RAnsin(ωm(τCD(f1)−nτc)+α) …式(13)
号の振幅Rと測定信号の振幅An の積は次式(14)で求め
られる。 RAn=(IC(n)2+IS(n)2)1/2 …式(14)
て、測定信号と変調信号との位相差ΔφDUT は次式(15)
または式(15') で算出できる。 ΔφDUT =ωm(τCD(f1)−nτc)+α =sin-1(IS(n)/(IC(n)2+IS(n)2)1/2 )…式(15) =cos-1(IC(n)/(IC(n)2+IS(n)2)1/2 )…式(15')
記同様の計算を行う。その結果、参照信号が入力された
場合の低域通過フィルタ21aの出力ICref(n)は次式
(16)となり、低域通過フィルタ21aの出力ISref(n)
は次式(17)となる。 ICref(n)=RA'ncos(−ωmnτc+α) …式(16) ISref(n)=RA'nsin(−ωmnτc+α) …式(17)
関係が成り立つから、参照信号と変調信号との位相差Δ
φref は次式(18)または式(18') を用いて算出できる。 Δφref =−ωmnτc+α =sin-1(ISref(n)/(ICref(n)2+ISref(n)2)1/2 )…式(18) =cos-1(ICref(n)/(ICref(n)2+ISref(n)2)1/2 )…式(18')
いては、位相差Δφは−π/2からπ/2の範囲でしか
定義されない。しかし、本位相ダイバシティ型振幅/位
相差測定装置では位相差の正弦成分(IS(n)、I
Sref(n))と余弦成分(IC(n)、ICref(n))の両方
の情報を同時に得ているため、Δφの値を、例えばI
S(n)とIC(n)の値の符号を用いて、あるいは、ISref
(n)とICref(n)の値の符号を用いて、−πからπの範
囲で再定義することができる。そのための判別ソフトウ
ェアのブロック図の一例を図9に示す。
か否か判定する(ステップS1)。ICの値がゼロ以上
であれば位相差Δφは−π/2からπ/2の範囲である
から、Δφ=sin-1ISとして求める(ステップS2)。
ICの値がマイナスの場合は、位相差Δφは−π/2未
満かπ/2超であるから、更に、ISの値がゼロ以上か
否か判定する(ステップS3)。ISの値がゼロ以上で
あれば位相差Δφはゼロ以上(π以下)であり、Δφ=
π−sin-1ISとして求める(ステップS4)。ISの値
がマイナスであれば位相差Δφはマイナス(−π以上)
であり、Δφ=−π−sin-1ISとして求める(ステップ
S5)。
bとして、位相ダイバシティ型振幅/位相差測定装置を
用いる場合は、上記のような簡単な判定操作により、次
に示す群遅延の算出を容易に行うことができる。
DUT 、Δφref を用いて,n番目の光パルスの光周波数
における群遅延τCD(n) は、前出の式(8) と同じ次式(1
9)で算出できる。 τCD(n) =(ΔφDUT −Δφref )/ωm …式(19)
は次式(20)で算出できる。 Ln=(IS(n)2+IC(n)2)1/2/(ISref(n)2+ICref(n)2)1/2 …式(20)
17aまたは17bとして図8に示した構成の位相ダイ
バシティ型振幅/位相差測定装置を用いる場合は、処理
装置18は、上式(12)〜(19)により出力光パルス列中の
それぞれの光パルスの光周波数に対する相対的な群遅延
時間を求め、その結果からDUT13の波長分散を特定
する演算処理を行い、また、上式(20)によりDUT13
の損失の波長依存性を特定する演算処理を行う。
幅/位相差測定装置17として、また、第4の実施例に
おける各振幅/位相差測定装置17a、17bとして、
図8に示した位相ダイバシティ型振幅/位相差測定装置
を用いた構成においては、振幅測定及び位相差測定の両
方において光パルス周回部3において相加されるASE
雑音の影響を除去できるため、光周波数掃引装置11が
持つ高い周波数分解能及び周波数確度を損なうことな
く、波長分散及び損失波長依存性を測定することができ
る。
て、本発明の第5の実施例を説明する。本例の波長依存
特性測定装置の構成と、先に説明した第4の実施例の装
置構成とを比べると、振幅/位相差測定において測定信
号と参照信号を直接比較する点が異なる。従って、図1
0中で図6と同一機能部分には同一符号を付す。
T(被測定素子)13の波長分散特性及び損失波長依存
性を測定するために、光周波数掃引装置11と、光変調
器12と、変調信号発生器14と、2つの光検出器16
a、16bと、処理装置18と、光分岐装置22と、振
幅/位相差測定装置23と、光コネクタ34a、34b
を備える。
のものであるが、光変調器12は光周波数掃引装置11
内にて、光周波数基準光源1と光パルス変調器2との間
に配置されている。従って、光基準光源1からの連続光
に変調信号発生器14からの変調信号を用いて光変調器
12によりIM(強度変調)を印加し、その後、IMを
印加した連続光を光パルス変調器12により光パルスに
変換し、光パルス周回部3に導入することにより、IM
が印加され且つステップ的に周波数掃引された出力光パ
ルス列を得る。
てこれを2分岐し、一方は光コネクタ34aを通してD
UT13に出力し、他方はそのまま光検出器16bに出
力する。光コネクタ34a、34bは、光路にDUT1
3を挿入するための手段であり、光分岐装置22により
出力された光の一方は光コネクタ34aを介してDUT
13に入力され、DUT13を通過した光は光コネクタ
34bを介して光検出器16aに入力される。光検出器
16a、16bはともに入力された光信号を光電気信号
に変換するものである。光検出器16aから出力される
光電気信号は測定信号として振幅/位相差測定装置23
に入力され、光検出器16bから出力される光電気信号
は参照信号として振幅/位相差測定装置23に入力され
る。
ける変調周波数成分の振幅と、参照信号における変調周
波数成分の振幅と、測定信号と参照信号間の位相差を検
出するものである。位相差検出としては、それぞれ同じ
周回数の光パルス間において、測定信号と参照信号間の
位相差を直接測定することにより、n番目の光パルスの
光周波数における群遅延時間を測定する。処理装置18
は振幅/位相差測定装置23の測定結果から波長分散特
性及び損失波長依存性を求めるものである。
接位相比較するため、DUT13の通過による光パルス
の遅延が大きいと、測定信号と参照信号間に時間ずれが
生じる。これは、最悪の場合、互いに異なる光周波数を
持つ光パルスに相当する測定信号と参照信号との間で位
相比較が行われることとなるので、問題である。そこ
で、図10中の点A(光検出器16a、16bの前段)
に光学的な遅延制御装置を配置するか、あるいは、B点
(光検出器16a、16bの後段)に電気的な遅延制御
装置を配置して、測定信号と参照信号の遅延時間を合わ
せることにより、上記の問題を解決できる。
示した構成のものを用いることができる。この場合、図
3中の信号分岐装置35aに光検出器16aからの測定
信号が入力され、信号分岐装置35bに光検出器16b
からの参照信号が入力され、信号振幅測定器19aによ
って測定信号の振幅が測定され、信号振幅測定器19b
によって参照信号の振幅が測定される。また、掛け算装
置20と低域通過フィルタ21によって、測定信号を参
照信号が直接位相比較される。
して図3に示した構成のものを用いた場合、n番目の光
パルスに相当する測定信号Ip (n)は前記の式(2) でI
p (n)=Ansin(ωmt+ωmτCD(n)+α) と表され、
また、参照信号は同式(2) において振幅AnをA’nと
し、群遅延τCD(n)を0としたものとなる。つまり、参
照信号Ip ’(n)はIp ’(n)=A’nsin(ωmt+α)
で表される。これらを掛け算装置20に入力し、低周波
成分を取り出す低域通過フィルタ21に通過させると、
その出力Iout は次式(21)で得られる。 Iout =AnA’ncos(ωmτCD(n)) …式(21)
器19a、19bにより検出されるから、群遅延τ
CD(n)は次式(22)により算出できる。処理装置18は群
遅延τCD(n)から波長分散を特定する。 τCD(n)=(1/ωm)cos-1(Iout /AnA’n) …式(22)
DUT13の損失波長依存性もLn=An/A’n と算
出することができる。処理装置18はLnから損失波長
依存性を特定する。
に比べて比較的簡単な構成により、波長分散測定及び損
失波長依存性測定が可能であるという利点がある。
測定装置23として図3に示す構成のものを使用した場
合、振幅測定の原理から、第3及び第4の実施例にて図
3の振幅/位相差測定装置を用いた場合と同様の問題
(第2の問題点の(1))が生じ、光パルス周回部3におい
てASE雑音の蓄積が測定誤差の要因となる。
1及び第2の実施例と同様に光周波数掃引装置11と光
分岐装置22の間に配置することによっても、上記説明
と同じ測定及び手続により波長分散が測定可能である。
しかし、この場合は、第1、第2の各実施例における第
1の問題点と同様に、光パルス周回部3(光共振器4)
において生成するASE雑音にも強度変調が印加される
ため、これが誤差の要因となる。
分散を測定するための手法として、以下に説明する第6
の実施例がある。
を説明する。本例の波長依存特性測定装置の構成と、先
に説明した第5の実施例の装置構成とを比べると、光変
調器12、変調信号発生器14及び光検出器16a、1
6bがなく、光分岐装置22により2分岐された信号光
の光位相差を光振幅/位相差測定装置27で直接測定す
る点が異なる。図11中で図10と同一機能部分には同
一符号を付し、説明の重複を省く。
T(被測定素子)13の波長分散及び損失波長依存性を
測定するために、光周波数掃引装置11と、光分岐装置
22と、光遅延制御器26と、光振幅/位相差測定装置
27と、光コネクタ34a、34bと、処理装置18を
備える。
のものであり、ステップ的に周波数掃引された出力光パ
ルス列を出力する。
てこれを2分岐し、一方は光コネクタ34aを通してD
UT13に出力し、他方はそのまま光遅延制御器26に
出力する。光コネクタ34a、34bは、光路にDUT
13を挿入するための手段であり、光分岐装置22によ
り出力された光の一方は光コネクタ34aを介してDU
T13に入力され、DUT13を通過した光(以下、信
号光と呼ぶ)は光コネクタ34bを介して光振幅/位相
差測定装置27に入力される。また、光遅延制御器26
から出力される光(以下、参照光と呼ぶ)も光振幅/位
相差測定装置27に入力される。光遅延制御器26は、
信号光と参照光に関してそれぞれn番目の光パルスの時
間的位置が正確に同じになるように、参照光に時間遅延
を与える。
幅、参照光の振幅、並びに、信号光と参照光の位相差を
検出するものである。位相差検出としては、それぞれ同
じ周回数の光パルス間において、光信号と参照光間の位
相差を直接測定することにより、n番目の光パルスの光
周波数における群遅延時間を測定する。処理装置18は
光振幅/位相差測定装置27の測定結果から波長分散及
び損失波長依存性を求めるものである。
2に光振幅/位相差測定装置27の構成例を示す。この
光振幅/位相差測定装置2つの光カプラ36a、36b
と、2つの光電界振幅測定装置28a、28bと、光バ
ランスドホモダイン検出器(光ホモダイン受信機)29
から構成されている。DUT13から入力された信号光
はそのパワーの一部を光カプラ36aにより分岐された
後、一方は光電界振幅測定装置28aに入力され、他方
は光バランスドホモダイン検出器29に入力される。ま
た、光遅延制御器26から入力された参照光はそのパワ
ーの一部を光カプラ36bにより分岐された後、一方は
光電界振幅測定装置28bに入力され、他方は光バラン
スドホモダイン検出器29に入力される。光電界振幅測
定装置28a、28bはそれぞれ信号光及び参照光を観
測し、それぞれの光の振幅情報を特定する。光バランス
ドホモダイン検出器29は、入力された信号光の振幅及
び参照光の振幅、並びに信号光と参照光間の位相差の正
弦あるいは余弦に比例する電流を出力する。従って、光
バランスドホモダイン検出器29の出力を光電界振幅測
定装置28a、28bで得られた光の振幅情報を用いて
規格化することにより、入力された信号光と参照光間の
位相差の正弦成分あるいは余弦成分が検出できる。
の出力光パルス列のうち,n番目の光パルスの光周波数
をνn とする。また、第1〜第5の実施例と同様に、n
番目の光パルスがDUT13により被る群遅延時間をτ
CD(n) とする。参照光のn番目の光パルスの光位相がφ
rn=2πνnt である場合、信号光のn番目の光パルス
の光位相はφsn=2πνn(t+τCD(n))となる。そし
て、光位相差検出器27の出力Ipcは、次式(23)で表さ
れる。 Ipc=EnE'n sin(φsn−φrn) =EnE'n sin(2πνnτCD(n)) …式(23) ここで、Enは信号光の光電界振幅の絶対値、E'n は参
照光の光電界振幅の絶対値であり、それぞれ光電界振幅
測定装置28a、28bにより測定される。
4)を用いて求めることができる。 τCD(n)=(1/2πνn)sin-1(Ipc/EnE’n) …式(24)
(25)により特定できる。 Ln=En 2/E’n 2 …式(25)
測定装置27により得られる測定結果から、上式(23)〜
(24)により出力光パルス列中のそれぞれの光パルスの光
周波数に対する相対的な群遅延時間を求め、その結果か
らDUT13の波長分散を特定する演算処理を行う。ま
た、処理装置18は、上式(25)によりDUT13の損失
の波長依存性を特定する演算処理を行う。
調信号の角周波数ωmに比べ式(23)における光周波数2
πνnが非常に大きいため、群遅延時間τCD(n)が小さ
い場合においても大きな位相差が生じることから、特
に、非常に小さな波長分散を検出する場合に適してい
る。
高精度且つ高波長確度な波長分散測定及び損失波長依存
性を、高速に行うことができる。これにより、例えば、
WDM(波長分割多重)ネットワーク用の光素子の検査
時間を大幅に短縮し、ひいては、そのような素子の実用
化に大きく貢献するという効果がある。
す図。
構成例を示す図。
示す図。
イバシティ型)を示す図。
手法例を示す図。
成例を示す図。
Claims (6)
- 【請求項1】 連続光を発する基準光源と、前記基準光
源からの連続光を光パルスに変換する光パルス変調手段
と、前記光パルス変調手段の入力光または出力光に強度
変調を印加する光変調手段と、光周回路上に光遅延線、
光増幅手段、自然放出光雑音除去手段、光周波数シフト
手段及び光スイッチを備える光共振器と、前記光共振器
中に前記光パルス変調手段及び前記光変調手段により光
パルスに変換され且つ強度変調が印加された光を入力す
る光入力手段と、前記光共振器中を周回する光パルスの
エネルギーの一部を外部に出力する光出力手段と、前記
光パルス変調手段と前記光スイッチとを同期制御する同
期制御手段とを含む光周波数掃引装置に加え、 変調信号を発生する変調信号発生手段と、入力された信
号を2分岐して出力する信号分岐手段と、光路に被測定
素子を挿入するための挿入手段と、入力された光信号を
電気信号に変換する光電変換手段と、入力された2つの
電気信号の振幅及び位相差を検出する振幅/位相差測定
手段とを具えること、 前記光周波数掃引装置により出力される光は前記挿入手
段に入力され、前記挿入手段より出力される光は前記光
電変換手段に入力され、前記光電変換手段より出力され
る電気信号は前記振幅/位相差測定手段に入力され、前
記信号分岐手段により出力された変調信号の一方は前記
光変調手段に入力され、他方は前記振幅/位相差測定手
段に入力されること、 更に、前記被測定素子を前記挿入手段により光路に挿入
する場合と挿入しない場合について、前記振幅/位相差
測定手段で検出された振幅及び位相差を元に前記被測定
素子の波長分散及び損失波長依存性を求める処理装置を
具えることを特徴とする波長分散及び損失波長依存性測
定装置。 - 【請求項2】 連続光を発する基準光源と、前記基準光
源からの連続光を光パルスに変換する光パルス変調手段
と、前記光パルス変調手段の入力光または出力光に強度
変調を印加する光変調手段と、光周回路上に光遅延線、
光増幅手段、自然放出光雑音除去手段、光周波数シフト
手段及び光スイッチを備える光共振器と、前記光共振器
中に前記光パルス変調手段及び前記光変調手段により光
パルスに変換され且つ強度変調が印加された光を入力す
る光入力手段と、前記光共振器中を周回する光パルスの
エネルギーの一部を外部に出力する光出力手段と、前記
光パルス変調手段と前記光スイッチとを同期制御する同
期制御手段とを含む光周波数掃引装置に加え、 前記光周波数掃引装置から出力されるステップ的に周波
数掃引され且つ強度変調を印加された出力光パルス列を
2分岐する光分岐手段と、変調信号を発生する変調信号
発生手段と、光路に被測定素子を挿入するための挿入手
段と、入力された信号を2分岐して出力する2つの信号
分岐手段と、入力された光信号を電気信号に変換する2
つの光電変換手段と、入力された2つの電気信号の振幅
及び位相差を検出する2つの振幅/位相差測定手段とを
具えること、 前記変調信号発生手段より出力される変調信号は一方の
信号分岐手段に入力され、該一方の信号分岐手段の出力
信号の一方は前記光変調手段に入力され、他方の出力信
号は他方の信号分岐手段に入力され、前記光分岐手段の
2つの出力光の一方は前記挿入手段に入力され、該挿入
手段から出力される光は一方の光電変換手段に入力さ
れ、前記光分岐手段の出力光の他方は他方の光電変換手
段に入力され、前記他方の信号分岐手段から出力される
2つの電気信号の一方と前記一方の光電変換手段から出
力される電気信号は一方の振幅/位相差測定手段に入力
され、前記他方の信号分岐手段から出力される2つの電
気信号の他方と前記他方の光電変換手段から出力される
電気信号は前記他方の振幅/位相差測定手段に入力され
ること、 更に、前記被測定素子を前記挿入手段により光路に挿入
した場合について、前記2つの振幅/位相差測定手段で
検出された振幅及び位相差を元に前記被測定素子の波長
分散及び損失波長依存性を求める処理装置を具えること
を特徴とする波長分散及び損失波長依存性測定装置。 - 【請求項3】 連続光を発する基準光源と、前記基準光
源からの連続光を光パルスに変換する光パルス変調手段
と、前記光パルス変調手段の入力光または出力光に強度
変調を印加する光変調手段と、光周回路上に光遅延線、
光増幅手段、自然放出光雑音除去手段、光周波数シフト
手段及び光スイッチを備える光共振器と、前記光共振器
中に前記光パルス変調手段及び前記光変調手段により光
パルスに変換され且つ強度変調が印加された光を入力す
る光入力手段と、前記光共振器中を周回する光パルスの
エネルギーの一部を外部に出力する光出力手段と、前記
光パルス変調手段と前記光スイッチとを同期制御する同
期制御手段とを含む光周波数掃引装置に加え、 変調信号を発生する変調信号発生手段と、前記光周波数
掃引装置から出力されるステップ的に周波数掃引され且
つ強度変調を印加された出力光パルス列を2分岐する光
分岐手段と、光路に被測定素子を挿入するための挿入手
段と、入力された光信号を電気信号に変換する2つの光
電変換手段と、前記2つの光電変換手段から出力される
電気信号のうち、少なくとも一方に時間遅延を与える電
気的遅延制御手段と、入力された2つの電気信号の振幅
及び位相差を検出する振幅/位相差測定手段を具えるこ
と、 前記変調信号発生手段より出力される変調信号は前記光
変調手段に入力され、前記光分岐手段の2つの出力光の
一方は前記挿入手段に入力され、該挿入手段から出力さ
れる光は一方の光電変換手段に入力され、前記光分岐手
段の出力光の他方は他方の光電変換手段に入力され、前
記電気的遅延制御手段により遅延制御された後の前記2
つの光電変換手段からの出力信号は前記振幅/位相差測
定手段に入力されること、 更に、前記被測定素子を前記挿入手段により光路に挿入
した場合について、前記振幅/位相差測定手段で検出さ
れた振幅及び位相差を元に前記被測定素子の波長分散及
び損失波長依存性を求める処理装置を具えることを特徴
とする波長分散及び損失波長依存性測定装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の波長分散及び損失波長
依存性測定装置において、前記電気的遅延制御手段に代
えて、前記光分岐手段により分岐された光出力のうち、
少なくとも一方に時間遅延を与える光遅延制御手段を具
えることを特徴とする波長分散及び損失波長依存性測定
装置。 - 【請求項5】 請求項1から4いずれかに記載の波長分
散及び損失波長依存性測定装置において、前記振幅/位
相差測定手段として、それぞれ電気信号を入力し、2分
岐して出力する2つの信号分岐手段と、前記2つの信号
分岐手段の各一方の出力からの電気信号を入力し、それ
ぞれの振幅を測定する2つの信号振幅測定手段と、前記
2つの信号分岐手段の各他方の出力から合計2つの電気
信号を入力し、両信号を電気的に積算した信号を出力す
る掛け算手段と、前記掛け算手段からの電気信号を入力
して低周波成分のみを透過し、入力した2つの電気信号
の位相差に比例する信号を出力する低域通過フィルタを
具えることを特徴とする波長分散及び損失波長依存性測
定装置。 - 【請求項6】 請求項1または2に記載の波長分散及び
損失波長依存性測定装置において、前記振幅/位相差測
定手段として、電気信号を入力し、信号位相が互いにπ
/2異なる2つの信号に分岐するπ/2位相シフト型分
岐手段と、電気信号を入力し、信号位相が同じ2つの信
号に分岐する同相分岐手段と、前記π/2位相シフト型
分岐手段の一方の出力信号と前記同相分岐手段の一方の
出力信号とを入力し、両信号を電気的に積算した信号を
出力する第1の掛け算手段と、前記π/2位相シフト型
分岐手段の他方の出力信号と前記同相分岐手段の他方の
出力信号とを入力し、両信号を電気的に積算した信号を
出力する第2の掛け算手段と、前記第1の掛け算手段の
出力信号を入力して低周波成分のみを透過し、入力した
2つの電気信号の位相差に相当する信号を出力する第1
の低域通過フィルタと、前記第2の掛け算手段の出力信
号を入力して低周波成分のみを透過し、入力した2つの
電気信号の位相差に相当する信号を出力する第2の低域
通過フィルタを具えることを特徴とする波長分散及び損
失波長依存性測定装置。
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2000年電子情報通信学会総合大会講演論文集,日本,電子情報通信学会,2000年 3月 7日,エレクトロニクス[1],268 |
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