JP5042193B2 - パレット洗浄脱水乾燥設備 - Google Patents

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Description

本発明は、パレット洗浄脱水乾燥設備に関し、特に、設置面積が小さくて各種パレットを効率良く洗浄脱水乾燥できるようにしたものである。
従来、パレット洗浄脱水乾燥設備として、パレット搬送経路が一直線状に延ばされ、その経路の途中に、パレットを洗浄する洗浄部と、その洗浄したパレットを回転させて脱水する脱水部と、その脱水したパレットを加熱して乾燥するための乾燥部とを設けてたものがある。
また、前記脱水部の技術として特許文献1に記載したものがある。これは、図11(a)の正面図及び図11(b)の概略平面図に示すように、パレット1を搬送する2台の搬送コンベア2,3の間に、垂直軸心O1回りで回転可能な上下2つの回転体4,5が設けられ、その下部回転体5は駆動モータ(図示せず)によりプーリ・ベルト6を介して回転駆動可能に形成され、前記上部回転体4は、昇降用シリンダ7により昇降可能に形成され、その上部回転体4の下面には、寸法が異なる複数種類(この例では3種類)のパレット1を保持するための複数組(この例では3組)のホルダ8a〜8cが設けられ、各搬送コンベア2,3が昇降可能に形成されている。
脱水手順を説明すると、洗浄したパレット1を水平姿勢(仮想線状態)の搬送コンベア2で下部回転体5上に搬入した後、該搬送コンベア2を下降(実線状態)させ、昇降用シリンダ7により上部回転体4を下降させてホルダ8aをパレット1の上部に嵌合させ、そのパレット1を両回転体4,5で挟持し、駆動モータ(図示せず)によりプーリ・ベルト6及び両回転体4,5を介してパレット1を高速旋回させることにより、遠心脱水処理を行う。その後、上部回転体4を上昇さ、搬送コンベア2,3を水平姿勢(仮想線状態)にして、下部回転体5上の脱水処理したパレット1を搬出させる共に、その下部回転体5上に洗浄したパレット1を搬入させ、上記と同様の脱水操作を行う。
特開2008−45848号公報
上記従来の構成では、脱水部においてパレット1を垂直軸心O1回りで高速旋回させるようになっており、その垂直軸心O1を中心にしてパレット1の旋回範囲Mが水平方向に広がっているから、その脱水部の横幅H1が大きくなり、その一方で、洗浄部、脱水部及び乾燥部を備えたパレット搬送経路が一直線状に延ばされていることから、その経路が長大なものになっており、パレット洗浄脱水乾燥設備の設置面積が大きくなっている。
また、寸法が異なる複数種類のパレット1を保持するために、その種類分の複数組のホルダ8a〜8cが必要であるから、部品点数が多くなり、製作費が高くつく。
更に、ホルダ8a〜8cに合わない寸法のパレット1は両回転体4,5で挟持して脱水することができない。
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、設置面積が小さくて各種パレットを効率良く洗浄脱水乾燥できるようにしたパレット洗浄脱水乾燥設備を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための構成を実施の形態に対応する図面に基づいて説明すると、請求項1に記載の発明は、パレット搬送経路10の途中に、パレット1を洗浄する洗浄部12と、その洗浄したパレット1を回転させて脱水する脱水部14と、その脱水したパレット1を加熱して乾燥するための乾燥部15とを設けたパレット洗浄脱水乾燥装置において、図1に示すように、前記パレット搬送経路10が、洗浄部12を設けた往路10Aと、脱水部14及び乾燥部15を設けた復路10Bとに二つ折り状に形成され、往路10Aの終端にパレット送り出し部13が設けられ、且つ図2、図3に示すように、パレット搬送経路10の全経路にわたってパレット1を起立状態で搬送支持するパレット支持部19が設けられており、図12に示すように、起立状態のパレット1を往路10Aに沿って搬送して洗浄部12で洗浄し、図14に示すように、その洗浄した起立状態のパレット1をパレット送り出し部13により復路10Bの脱水部14まで送り出し、その脱水部14で起立状態のパレット1を水平軸心O2回りで回転させることにより脱水し、その脱水した起立状態のパレット1を復路10Bに沿って搬送して乾燥部15で加熱するようにしてなる構成を採用するものである。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、図5〜図7に示すように、前記パレット送り出し部13が、往路10Aの終端から復路10Bの始端まで往復移動可能な台車34を有し、該台車34に互いに接近離間可能な一対のアーム36が設けられており、該両アーム36によりパレット1の両側面を挟持するようにしてなる構成を採用するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、図6に示すように、前記台車34に、往路10Aに沿って搬送されてきたパレット1を持ち上げるパレット持ち上げ装置37が設けられてなる構成を採用するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、図4、図9に示すように、前記脱水部14が、水平軸心O2回りで回転可能な水平軸59を有し、該水平軸59の先端から直径方向に沿って延びるガイド枠60が設けられ、該ガイド枠60に一対のクランプ片61が移動可能に設けられており、両クランプ片61によりパレット1の上下面を挟持し、パレット1を水平軸心O2回りで回転させるようにしてなる構成を採用するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、図9に示すように、前記脱水部14内の復路10Bの搬送面が昇降可能に形成されており、その搬送面を上昇させてパレット1の下面を支えるようにしてなる構成を採用するものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、図1に示すように、前記乾燥部15が、復路10Bを取り囲むケーシング73を有し、該ケーシング73の入口73a及び出口73bに開閉扉74が設けられており、そのケーシング73内に起立状態のパレット1を搬入させ、開閉扉74によりケーシング73の入口73aと出口73bとを閉鎖し、ケーシング73内に熱風を吹き込んで加熱するようにしてなる構成を採用するものである。
請求項1に記載の発明によれば、パレット1をパレット搬送経路10に沿って起立状態で搬送するようになっており、しかも、脱水部14においてパレット1を水平軸心O2回りで高速旋回させることにより、そのパレット1の旋回範囲が水平軸心O2を中心にして垂直方向に広がっており、その脱水部14の横幅H2が小さくなっているから、パレット搬送経路10の横幅も小さくすることができる。その一方で、パレット搬送経路10が、洗浄部12を設けた往路10Aと、脱水部14及び乾燥部15を設けた復路10Bとに二つ折りされており、その経路10の長さが従来のほぼ半分になって短いから、パレット1を起立状態に搬送するようになっていることと相まってパレット洗浄脱水乾燥設備の設置面積を小さくすることができる。
また、パレット搬送経路10を二つ折り状に形成することにより、その往路10Aのパレット搬入部11と復路10Bのパレット搬出部16とが接近しているから、パレット1の搬入及び搬出の作業を1台の搬入出装置で行うことができ、経済的である。
請求項2に記載の発明によれば、寸法が異なる複数種類のパレット1であっても、該各パレット1の両側面を一対のアーム36で挟持し、該両アーム36を支持する台車34を移動させることにより、その各パレット1を脱水部14まで送り出すことができ、この場合、従来のようにパレット1の種類ごとの複数のホルダ8a〜8c(図11参照)が不要であるから、部品点数が増加せず、製作費を安くすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、往路10Aの終端まで搬送されてきたパレット1をパレット持ち上げ装置37で持ち上げることにより、該パレット1を往路10Aから確実に縁切りして、そのパレット1の両アーム36による挟持操作を円滑に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、寸法が異なる複数種類のパレット1であっても、該各パレット1の上下面を一対のクランプ片61で挟持し、該両クランプ片61を支持する水平軸59を水平軸心O2回りで回転させることにより、遠心脱水処理することができ、この場合、従来のようにパレット1の種類ごとの複数のホルダ8a〜8c(図11参照)が不要であるから、部品点数が増加せず、製作費を安くすることができる。
前記パレット送り出し部13の両アーム36によりパレット1の両側面を挟持することにより、該パレット1の中心に位置する重心G〔図8(c)参照〕を脱水部14の水平軸心O2に水平方向に沿って一致させると共に、脱水部14の両クランプ片61によりパレット1の上下面を挟持することにより、該パレット1の重心Gを水平軸心O2に垂直方向に沿って一致させるようになっており、要するに、パレット1の重心Gが水平軸心O2に水平方向にも垂直方向にも一致しているから、そのパレット1を横揺れさせることなく水平軸心O2を中心に円滑に高速旋回させて脱水することができる。
請求項5によれば、脱水後、搬送面を上昇させてパレット1の下面を支えることにより、該パレット1の脱水部14から乾燥部15への搬出を円滑に行うことができる。
請求項6によれば、パレット1を乾燥部15のケーシング73内に搬入した後、該ケーシング73内に熱風を吹き込んで加熱する際に、そのケーシング73の入口73aと出口73bとを閉鎖しているので、効率良く加熱することができ、その加熱による蓄熱でケーシング73から搬出させたパレット1に付着している水分を確実に飛ばして乾燥することができる。
図1〜図10は本発明の実施の一形態であるパレット洗浄脱水乾燥設備を示すものであって、図1は同概略平面図、図2は同概略側面図、図3は同洗浄部の縦断面図、図4はパレット送り出し部及び脱水部の横断面図、図5は同パレット送り出し部の要部拡大横断面図、図6は同パレット送り出し部の要部拡大側面図、図7は同パレット送り出し部の要部拡大平面図、図8(a)〜(c)は同パレット送り出し部のパレット挟持手順を説明する概略説明図、図9は同脱水部の要部縦断面図、図10は同脱水部の脱水手順を説明する概略説明図である。
図1及び図2に示すように、パレット搬送経路10が往路10Aと復路10Bとに二つ折り状に形成され、その往路10Aの始端から終端にかけてパレット搬入部11、洗浄部12及びパレット送り出し部13が設けられ、その復路10Bに始端から終端にかけて脱水部14、乾燥部15及びパレット搬出部16が設けられ、パレット搬入部11及びパレット搬出部16に対向する位置Wにパレット搬入出装置(図示せず)が設けられている。
図1及び図2に示すように、前記パレット搬入部11は、往路10Aを形成するローラコンベア18と、該ローラコンベア18の奥側の側部の上方に配置したガイド杆(パレット支持部)19とを有しており、保管位置(図示せず)に保管されているパレット1をW位置(二点鎖線で示す)のパレット搬入出装置で把持し、該パレット1を起立状態にしてパレット搬入部11内に搬入し、その搬入したパレット1をガイド杆19に沿ってローラコンベア18上に起立状態で載置し、該ローラコンベア18を駆動することにより、その起立状態のパレット1を洗浄部12に搬入する。
図1〜図3に示すように、前記洗浄部12は、往路10Aを形成するチェンコンベア21を有し、該チェンコンベア21のチェン間に多数の横桁22が所定間隔をおいて架設されており、起立状態のパレット1が横桁22上に載置されて両ガイド杆19間をパレット送り出し部13に向けて搬送される。
洗浄部12の中央部にチェンコンベア21を間に挟んで対向する一対二組の配管23が所定間隔をおいて配置され、該各配管23にチェンコンベア21上のパレット1に向けて洗浄水を噴射するための多数のノズル23aが設けられ、且つチェンコンベア21上のパレット1の表裏両面をブラッシングするための一対の縦ブラシ24がチェンコンベア21の両側で配管23間に配置され、さらにチェンコンベア21上のパレット1の両端面をブラッシングするための一対の横ブラシ25,26が洗浄部12内の上部とチェンコンベア21内に配置され、なお、その上側の横ブラシ25がパレット1の高さに応じて上下動可能に形成されている。
上記構成において、給水ポンプ27により各配管23を通って各ノズル23aから洗浄水をパレット1に向けて噴射し、縦ブラシ24及び横ブラシ25,26を回転させてパレット1をブラッシングすることにより、そのパレット1に付着する塵埃を除去し、洗浄済み水を受皿28から排水管29に集めて排出する。
図1、図2及び図4に示すように、前記パレット送り出し部13は、基台31上に配置された往路10Aを形成するローラコンベア32と、該ローラコンベア32の下方で基台31上に後述の倍速機構33を介して配置されて往路10Aの終端から復路10Bの始端まで矢印a,b方向に往復移動可能な台車34とを有し、該台車34上の後側に立設した支持枠35に互いに接近離間可能な一対のアーム36が設けられ、その台車34上の前側に後述の一対のパレット持ち上げ装置37が設けられている。
図5〜図7に示すように、前記台車34は、ローラコンベア32のローラ32a間の隙間に対向して一対設けられ、そのローラ32a間の隙間に差し込んだ支持枠35の門型基端部35aを各台車34に固着することにより、両台車34が一体的に連結されている。また、各台車34の下方に矢印a,b方向に沿って一対の移動杆38が配置され、該各移動杆38の上下面に固着した上下一対のガイドレール39が各台車34の下面及び基台31の上面に固着したガイド枠40に移動可能に係合されている。
図5〜図7に示すように、前記倍速機構33は、各移動杆38の両端に回転可能に配置したスプロケットホイール41と、各スプロケットホイール41にそれぞれ巻回されたチェン42とを有し、その各チェン42の両端を基台31と台車34とに連結片43を介して連結され、両移動杆38の先端面で両者を連結する連結板44と基台31との間にシリンダ装置45が設けられており、図5及び図7に実線で示す状態からシリンダ装置45を伸長駆動することにより、連結板44を介して両移動杆38を矢印a方向に移動させることにより、スプロケットホイール41及びチェン42を介して台車34を矢印a方向に倍速で移動させ(図5及び図7の仮想線参照)、その逆に、シリンダ装置45を縮小駆動することにより、台車34を矢印b方向に倍速で移動させる(図5及び図7の実線参照)。
図5〜図7に示すように、前記一対のアーム36は、平面視略L字状に形成され、その各アーム36の基端部が支持枠35の両側面上部に軸受47を介して回動可能に配置した一対の垂直軸48にそれぞれ固着され、その各垂直軸48の上端が連結機構49により一体的に連結され、一方の垂直軸48の下端に突設した突起片50と支持枠35の中央部との間にシリンダ装置51が設けられており、図7に仮想線で示すように、両アーム36を互いに離間させた状態からシリンダ装置51を伸長駆動することにより、各垂直軸48及び連結機構49を介して両アーム36を接近させ、該各アーム36の先端に設けた挟持片36aによりパレットの両側面を挟持する。
図5〜図7に示すように、前記各パレット持ち上げ装置37は、各台車34上の前側に固着したシリンダ装置53と、該各シリンダ装置53により昇降される持ち上げ台54とを有しており、その各シリンダ装置53を伸縮駆動することにより、各持ち上げ台54を上昇させてパレット1を持ち上げる(図5実線状態)。なお、図6中、55はガイド杆19に沿ってパレット送り出し部13まで搬入されたパレット1を停止させるためのストッパである。
パレット1の送り出し手順を説明すると、図8(a)に示すように、各パレット持ち上げ装置37の各持ち上げ台54の上面をローラコンベア32の搬送面よりも所定間隔αをおいて下げ、両アーム36を互いに離間(図7仮想線参照)させた状態で、洗浄部12から起立状態のパレット1をガイド杆19に沿ってローラコンベア32によりパレット送り出し部13まで搬入させ、そのパレット1をストッパ55に当接させて停止させ、図8(b)に示すように、各パレット持ち上げ装置37のシリンダ装置53を伸長駆動することにより、各持ち上げ台54を上昇させてパレット1をローラコンベア32の搬送面よりも所定間隔βをおいて持ち上げ、図8(c)に示すように、両アーム36を互いに接近させて両挟持片36aによりパレット1の両側面を挟持する(図7実線参照)。続いて、倍速機構33を駆動して台車34を矢印a方向に移動させることにより、パレット1を脱水部14まで送り出す(図4、図5仮想線参照)。
上記構成によれば、寸法が異なる複数種類のパレット1であっても、該各パレット1の両側面を一対のアーム36で挟持し、該両アーム36を支持する台車34を矢印a方向に移動させることにより、その各パレット1を脱水部14まで送り出すことができ、この場合、従来のようにパレット1の種類ごとの複数のホルダ8a〜8c(図11参照)が不要であるから、部品点数が増加せず、製作費を安くすることができる。
また、往路10Aの終端まで搬送されてきたパレット1をパレット持ち上げ装置37で持ち上げることにより、該パレット1を往路10Aから確実に縁切りして、そのパレット1の両アーム36による挟持操作を円滑に行うことができる。
図4及び図9に示すように、前記脱水部14は、基台57上の軸受58に支持されて水平軸心O2回りで回転可能な水平軸59を有し、該水平軸59の先端から直径方向に沿って延びる互いに所定間隔をおいて平行する一対の縦杆60aと該両縦杆60aの両端間に架設した横杆60bとからなるガイド枠(パレット支持部)60が設けられ、該ガイド枠60両縦杆60a間に一対のクランプ片61が移動可能に設けられ、該各クランプ片61を互いに接近させるためのシリンダ装置62が ガイド枠60に設けられると共に、その各クランプ片61を離間する方向に付勢するばね63が設けられ、水平軸59をプーリ・ベルト64を介して回転させる駆動モータ65が設けられている。
図4及び図9に示すように、脱水部14内の復路10Bを形成するチェンコンベア66がガイド枠60の下方に配置され、該チェンコンベア66の基枠66aの下面両端から垂下させた一対のガイドロッド67が基台57のガイド筒68に昇降可能に嵌入され、基枠66aの下面中央と基台57との間にシリンダ装置69が配置されており、図9に実線で示すよう、チェンコンベア66を下降させた状態からシリンダ装置69を伸長駆動することにより、チェンコンベア66を所定間隔hだけ上昇させ、そのチェンコンベア66によりパレット1の下面を支える(図9仮想線参照)。なお、図9中、70はチェンコンベア66の基枠66aに形成した凹部であって、上昇させたチェンコンベア66がガイド枠60に接触しないようにするものである。
脱水手順を説明すると、図10(a)に示すように、チェンコンベア66を下降させ、両クランプ片61を互いに離間させた状態で、パレット送り出し部13により挟持したパレット1を脱水部14まで送り出し、図10(b)に示すように、シリンダ装置62を縮小駆動して両クランプ片61によりパレット1の上下面を挟持し、パレット送り出し部13を脱水部14から離間させ、駆動モータ65によりプーリ・ベルト64及び水平軸59を介してパレット1を高速回転(例えば250rpm)させ、該パレット1に付着する水分を遠心脱水処理し、図10(c)に示すように、パレット1の回転を停止させ、シリンダ装置69によりチェンコンベア66を上昇させてパレット1の下面を支持し(図9仮想線参照)、シリンダ装置62の縮小駆動を解消することによりばね63で両クランプ片61を互いに離間させ、チェンコンベア66を回転駆動することによりパレット1を乾燥部15に搬出する。
上記構成によれば、寸法が異なる複数種類のパレット1であっても、該各パレット1の上下面を一対のクランプ片61で挟持し、該両クランプ片61を水平軸心O2回りで垂直面域で回転させることにより、遠心脱水処理することができ、この場合、従来のようにパレット1の種類ごとの複数のホルダ8a〜8c(図11参照)が不要であるから、部品点数が増加せず、製作費を安くすることができる。しかもパレット1は垂直面域を回転するから遠心脱水処理のための処理面積が小さく取ることができ、装置のコンパクト化に貢献することができる。
図8(c)に示すように、パレット送り出し部13の両アーム36(36a)によりパレット1の両側面を挟持することにより、該パレット1の中心に位置する重心Gを脱水部14の水平軸心O2に水平方向に沿って一致させると共に、図10(b)に示すように、脱水部14の両クランプ片61によりパレット1の上下面を挟持することにより、該パレット1の重心Gを水平軸心O2に垂直方向に沿って一致させるようになっており、要するに、パレット1の重心Gが水平軸心O2に水平方向にも垂直方向にも一致しているから、そのパレット1を横揺れさせることなく水平軸心O2を中心に円滑に高速旋回させて脱水することができる。
図9の仮想線に示すように、脱水後、チェンコンベア66を上昇させてパレット1の下面を支えることにより、該パレット1の脱水部14から乾燥部15への搬出を円滑に行うことができる。
図1に示すように、前記乾燥部15は、復路10Bを形成するチェンコンベア72を取り囲むケーシング73を有し、該ケーシング73の入口73a及び出口73bに開閉扉74が設けられ、チェンコンベア72の両側部上方にガイド杆19(図示せず)が設けられている。
乾燥手順を説明すると、脱水部14からチェンコンベア72によりケーシング73内に起立状態のパレット1を搬入させ、開閉扉74によりケーシング73の入口73aと出口73bとを閉鎖することにより、ケーシング73内を密閉状態とし、ブロワ(図示せず)によりケーシング73内に熱風を吹き込んで加熱し、所定時間経過後、開閉扉74を開放して、ケーシング73から加熱したパレット1をパレット搬出部16に搬出する。
上記構成によれば、パレット1を乾燥部15のケーシング73内に搬入した後、該ケーシング73内に熱風を吹き込んで加熱する際に、そのケーシング73の入口73aと出口73bとを閉鎖しているので、効率良く加熱することができ、その加熱による蓄熱でケーシング73から搬出させたパレット1に付着している水分を確実に飛ばして乾燥することができる。
図1に示すように、前記パレット搬出部16は、パレット搬入部11とほぼ同一構造であって、復路10Bを形成するローラコンベア76と、該ローラコンベア76の奥側の側部の上方に配置したガイド杆19(図示せず)とを有しており、乾燥部15から搬出されたパレット1を起立状態で受け取って待機させるものであって、その待機しているパレット1はW位置のパレット搬入出装置により保管場所まで搬出される。
上記構成によれば、図1及び図2に示すように、パレット1をパレット搬送経路10に沿って起立状態で搬送するようになっており、しかも、図4及び図9に示すように、脱水部14においてパレット1を水平軸心O2回りで高速旋回させることにより、そのパレット1の旋回範囲M(図9参照)が水平軸心O2を中心にして垂直方向に広がっており、その脱水部14の横幅H2(図4参照)が小さくなっているから、パレット搬送経路10の横幅も小さくすることができる。その一方で、図1に示すように、パレット搬送経路10が、パレット搬入部11、洗浄部12及びパレット送り出し部13を設けた往路10Aと、脱水部14、乾燥部15及びパレット搬出部16を設けた復路10Bとに二つ折り状に形成されており、その経路10の長さが従来のほぼ半分になって短いから、パレット洗浄脱水乾燥設備の設置面積を小さくすることができる。
図1に示すように、パレット搬送経路10を二つ折り状に形成することにより、その往路10Aのパレット搬入部11と復路10Bのパレット搬出部16とが接近しているから、パレット1の搬入及び搬出の作業をW位置に設けた1台の搬入出装置で行うことができ、経済的である。
本発明の実施の一形態であるパレット洗浄脱水乾燥設備を示す概略平面図である。 同概略側面図である。 同洗浄部の縦断面図である。 同パレット送り出し部及び脱水部の横断面図である。 同パレット送り出し部の要部拡大横断面図である。 同パレット送り出し部の要部拡大側面図である。 同パレット送り出し部の要部拡大平面図である。 (a)〜(c)は同パレット送り出し部のパレット挟持手順を説明する概略説明図である。 同脱水部の要部縦断面図である。 同脱水部の脱水手順を説明する概略説明図である。 (a)は従来例の正面図、(b)は同概略平面図である。
符号の説明
1 パレット
10 パレット搬送経路
10A パレット搬送経路の往路
10B パレット搬送経路の復路
12 洗浄部
13 パレット送り出し部
14 脱水部
15 乾燥部
19 ガイド杆(パレット支持部)
34 台車
36 アーム
37 パレット持ち上げ装置
59 水平軸
60 ガイド枠(パレット支持部)
61 クランプ片
66 チェンコンベア
73 ケーシング
73a ケーシングの入口
73b ケーシングの出口
O2 水平軸心

Claims (6)

  1. パレット搬送経路の途中に、パレットを洗浄する洗浄部と、その洗浄したパレットを回転させて脱水する脱水部と、その脱水したパレットを加熱して乾燥するための乾燥部とを設けたパレット洗浄脱水乾燥装置において、前記パレット搬送経路が、洗浄部を設けた往路と、脱水部及び乾燥部を設けた復路とに二つ折り状に形成され、往路の終端にパレット送り出し部が設けられ、且つパレット搬送経路の全経路にわたってパレットを起立状態で搬送支持するパレット支持部が設けられており、起立状態のパレットを往路に沿って搬送して洗浄部で洗浄し、その洗浄した起立状態のパレットをパレット送り出し部により復路の脱水部まで送り出し、その脱水部で起立状態のパレットを水平軸心回りで回転させることにより脱水し、その脱水した起立状態のパレットを復路に沿って搬送して乾燥部で加熱するようにしてなるパレット洗浄脱水乾燥設備。
  2. 前記パレット送り出し部が、往路の終端から復路の始端まで往復移動可能な台車を有し、該台車に互いに接近離間可能な一対のアームが設けられており、該両アームによりパレットの両側面を挟持するようにしてなる請求項1に記載のパレット洗浄脱水乾燥設備。
  3. 前記台車に、往路に沿って搬送されてきたパレットを持ち上げるパレット持ち上げ装置が設けられてなる請求項2に記載のパレット洗浄脱水乾燥設備。
  4. 前記脱水部が、水平軸心回りで回転可能な水平軸を有し、該水平軸の先端から直径方向に沿って延びるガイド枠が設けられ、該ガイド枠に一対のクランプ片が移動可能に設けられており、両クランプ片によりパレットの上下面を挟持し、パレットを水平軸心回りで回転させるようにしてなる請求項1〜3のいずれかに記載のパレット洗浄脱水乾燥設備。
  5. 前記脱水部内の復路の搬送面が昇降可能に形成されており、その搬送面を上昇させてパレットの下面を支えるようにしてなる請求項4に記載のパレット洗浄脱水乾燥設備。
  6. 前記乾燥部が、復路を取り囲むケーシングを有し、該ケーシングの入口及び出口に開閉扉が設けられており、そのケーシング内に起立状態のパレットを搬入させ、開閉扉によりケーシングの入口と出口とを閉鎖し、ケーシング内に熱風を吹き込んで加熱するようにしてなる請求項1〜5のいずれかに記載のパレット洗浄脱水乾燥設備。
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