JP5040785B2 - 測定治具及び当該測定治具を用いた樹脂の密着強度測定方法 - Google Patents

測定治具及び当該測定治具を用いた樹脂の密着強度測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、樹脂の密着強度を測定するための測定治具及び当該測定治具を用いた樹脂の密着強度測定方法に関するものである。
従来、樹脂と基材との密着性や樹脂と樹脂との密着性を評価する方法として、テストサンプルに対する環境試験を行ったときの経時変化をみて評価する方法や、テストサンプルにおける樹脂と基材の密着面や樹脂と樹脂の密着面に刃物を入れて剥がす際の感覚で評価する方法等がある。しかし、これらの方法では、密着性の数値化ができず、評価に曖昧な部分が生じてしまうという不具合があった。
また、従来、樹脂と基材との密着性や樹脂と樹脂との密着性を評価する方法として、所定の部材にテストサンプル(試験体)を貼り付けて、当該試験体を引張試験機で引っ張ることで密着強度を測定し、密着性を評価する方法がある(例えば、特許文献1参照)。この方法によれば、密着性を密着強度として数値化できるという利点がある。
また、所定の部材に試験体を貼り付けて、当該試験体を引張試験機で引っ張ることで密着強度を測定する方法としては、以下のような方法もある。
この方法では、まず、図14に示すように、対向する平板状の2つの基材320,320とその間に密着固定された樹脂330からなる試験体310を用い、当該試験体310における2つの基材320,320をそれぞれ、図15に示すように、ボルト410,410の頭部411,411に接着剤416,416で接着固定する。それから、試験体310を接着固定したボルト410,410のネジ部414,414にアイボルトアダプタ420,420を螺合し、当該アイボルトアダプタ420,420にアイボルト430,430を螺合する。そして、前記したように試験体310がセットされた状態のアイボルト430,430を引張試験機(図示省略)に取り付けて、図15の矢印E,Eに示すように、アイボルト430,430を反対方向に引っ張り(例えば、どちらか一方の基材320から樹脂330が剥がれるまで引っ張り)、その際の引張試験機の引張荷重の数値を記録していくものである。
特開2005−274423号公報
しかしながら、図14及び図15に示したような構成及び方法で、樹脂の密着強度を測定しようとすると、接着剤416による基材320とボルト410の密着強度が、測定したい樹脂と基材の密着強度より低い場合がある。その場合には、基材320とボルト410との密着面が先に剥がれてしまい、樹脂の正しい密着強度を測定することができず、その結果、樹脂の密着性の適正な評価を行うことができないという問題が生じてしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、樹脂の正しい密着強度を測定することができ、その結果、樹脂の密着性の適正な評価を行うことができる測定治具及び当該測定治具を用いた樹脂の密着強度測定方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明は、対向する平板状の2つの基材(20)とその間に密着固定された樹脂(30)からなる試験体(10)の前記2つの基材を所定の方向に引っ張ることで前記樹脂の密着強度を測定する際に用いる測定治具(100)であって、前記2つの基材の一方を保持する基材保持部材(110)を有しており、当該基材保持部材は、前記基材を収容する基材収容部(112)を有すると共に、当該収容した基材の周囲を保持する引っ掛け爪部(113)が、前記基材収容部の内壁先端部の略全周に当該内壁先端部から内側に向けて形成されており、前記基材の前記樹脂に対する密着面(11)に略直交する割面(115)で、前記基材収容部及び前記引っ掛け爪部を有する複数の分割部(111)に分割可能な構成になっており、前記基材保持部材に対して前記基材を収容した状態で、前記分割部同士を固定する固定部材(120)を有し、前記各分割部は、前記複数の分割部が一体化されたときに雄ネジ部を形成するように構成されるとともに、前記固定部材に雌ネジ部(121)を設け、前記雄ネジ部が前記雌ネジ部に螺合することにより、前記複数の分割部が前記固定部材で一体化されて固定されるように構成されている測定治具としたことを特徴とする。
また、本発明は、前記測定治具(100)を2つ用いて、対向する平板状の2つの基材(20)の間に密着固定された樹脂(30)の密着強度を測定する方法であって、前記試験体(10)における前記2つの基材をそれぞれ、前記基材収容部(112)に収容した後に、前記雄ネジ部を前記雌ネジ部に螺合させることにより、前記分割部(111)同士を固定部材(120)で固定することで保持し、前記2つの基材保持部材(110)をそれぞれ所定の方向に引っ張る密着強度測定方法としたことを特徴とする。
なお、ここでは、本発明をわかりやすく説明するため、実施の形態を表す図面の符号に対応付けて説明したが、本発明が実施の形態に限定されるものではないことは言及するまでもない。
本発明によれば、試験体の基材を測定治具に対して、接着ではなく引っ掛けて保持するようにしたため、測定したい界面より先に測定治具と基材との接着が剥がれてしまうようなことがなく、基材を測定治具に確実に保持することができ、これにより樹脂の正しい密着強度を測定することができ、その結果、樹脂の密着性の適正な評価を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る試験体を示す図で、(a)は上面図、(b)は縦断面図、(c)は下面図である。図2は、同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材の分割状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は縦断面図、(c)は下面図である。図3は、同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材の結合状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は縦断面図、(c)は下面図である。図4は、同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材を固定して互いに反対方向に引っ張る様子を示す縦断面図である。図5は、同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材に基材を保持した状態を示す拡大縦断面図である。図6は、同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材に基材を保持した状態の他の例を示す拡大縦断面図である。図7は、同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材を固定して剪断方向に引っ張る様子を示す縦断面図である。図8は、同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材を固定して斜め剪断方向に引っ張る様子を示す縦断面図である。図9は、本発明の実施の形態2に係る測定治具の分解状態を示す縦断面図である。図10は、同実施の形態2に係る測定治具の基材保持部材を固定して偏心した位置で互いに反対方向に引っ張る様子を示す縦断面図である。図11は、同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材に他の試験体における基材を保持した状態を示す縦断面図である。図12は、同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材にさらに他の試験体における基材を保持した状態を示す縦断面図である。図13は、同実施の形態1の実施例における結果を示すグラフである。
[発明の実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1について説明する。
まず、本実施の形態における試験体(テストサンプル)10について説明する。本実施の形態で使用する試験体10は、図1に示すように、対向する2つの基材20,20とその間に密着固定された樹脂30からなっており、後述する測定治具100及び引張試験機(図示省略)を用いて当該試験体10を所定の異なる2つの方向に引っ張ることで、当該樹脂30と基材20との密着面11における密着強度を測定するようになっている。
試験体10の構成要素のうち、樹脂30は、密着強度を測定したい適宜の種類のものを使用し、その両面が基材20と密着固定されている。本実施の形態では、樹脂30としてUV硬化型樹脂を使用している。
また、基材20は平板状の部材からなっており、少なくとも樹脂30より幅及び奥行の広い部材に形成されている。本実施の形態の基材20は、平面視略円形の薄板状のガラスで構成されている。また、本実施の形態の基材20は、樹脂30との密着面11側(すなわち試験体10における内側)の周囲が面取られて、テーパ部21が形成されており、当該テーパ部21に、後述する測定治具100の基材保持部材110における引っ掛け爪部113が引っ掛けられるようになっている。
なお、テーパ部21は、基材20の樹脂30との密着面11側の周囲における、測定治具100の基材保持部材110の引っ掛け爪部113に対応した箇所に形成されれば良いが、成形のし易さ、基材保持部材110に対する試験体10の保持安定性等を考慮して、周囲の全周に渡って形成されることが好ましい。また、本実施の形態のテーパ部21は45°の角度で面取られているが、これに限るものではなく、適宜の角度で形成されていれば良い。また、成形のし易さ等から基材20の樹脂30との密着面11側の周囲は前記した面取り構造のテーパ部21とすることが好ましいが、テーパ部21の代わりに段差部として、当該段差部に測定治具100の基材保持部材110の引っ掛け爪部113を引っ掛けるようになっていても良い。
次に、本実施の形態における測定治具100について説明する。本実施の形態に用いられる測定治具100は、図2〜図6に示すように、2つの測定治具100,100を対向して配置させて用いるものであり、それぞれ、試験体10における基材20の一方を保持する基材保持部材110及び当該基材保持部材110を固定する固定部材120を有している。
測定治具100を構成する部材のうち、基材保持部材110は、基材20を保持可能な形状及び大きさに形成されており、本実施の形態では、略円柱形状に形成されている。また、基材保持部材110は、保持した際の基材20の樹脂30に対する密着面11に略直交する割面115で、複数の分割部111に分割可能な構成になっている。本実施の形態では、基材保持部材110における密着面11と平行な断面の略中心を通る割面115で、2つの分割部111,111に分割可能な構成になっている。
基材保持部材110における他方の基材保持部材110と対向する側には、試験体10の2つの基材20,20の一方を収容する基材収容部112が形成されており、本実施の形態では、略円柱形状の凹形状に形成されている。また、凹形状に形成された基材収容部112の内壁先端部(側壁の内面における他方の基材保持部材110と対向する側の先端部)からは、収容した基材20の周囲を保持する引っ掛け爪部113が内側に向けて形成されている。
本実施の形態の引っ掛け爪部113は、基材保持部材110における割面115に対する垂直面上の基材保持部材110の内側(基材保持部材110における密着面11と平行な断面の略中心に向けた方向)に向けてフランジ状に形成されており、基材収容部112に試験体10の基材20を保持した状態におけるテーパ部21に当接する大きさ及び形状に形成され、かつ、基材収容部112の内壁先端部の全周に形成されている。なお、引っ掛け爪部113は、基材保持部材110に保持した際の試験体10における基材20のテーパ部21の形成箇所に対応した箇所に形成されていれば良いが、成形のし易さ、基材保持部材110に対する試験体10の保持安定性等を考慮して、内壁先端部の全周に形成されることが好ましい。
また、基材保持部材110には、結合した分割部111,111同士を固定する固定部材120を係合させるための被固定部114が形成されている。本実施の形態では、固定部材120に雌ネジが切られていることに合わせて、被固定部114として雄ネジが切られた突出部が、基材収容部112が形成されている側の反対側(基材保持部材110における他方の基材保持部材110と対向する側の反対側)に形成されている。当該被固定部114においては、全て(ここでは2つ)の分割部111,111の割面115上に、所定の雄ネジが切られた凸部117,117が形成されており、分割部111,111同士を互いに寄せて一体の基材保持部材110に結合させたときに、割面115上の凸部117,117同士が一体となって固定部材120に螺合する被固定部114を構成するようになっている。
また、全て(ここでは2つ)の分割部111,111には、前述した被固定部114を含め、基材収容部112、引っ掛け爪部113が分割して形成されており、分割部111,111同士の割面115を合致させて結合することで、前記した基材収容部112、引っ掛け爪部113及び被固定部114が機能する形に結合した基材保持部材110となるように構成されている。
また、固定部材120は、基材保持部材110のそれぞれの分割部111,111を結合させた状態で、分割部111,111の凸部117,117同士が一体となった被固定部114と係合することで、分割部111,111同士を1つに固定する部材である。本実施の形態では、基材保持部材110の雄ネジが切られて突出形成された被固定部114に螺合する雌ネジ部121を有する構成となっている。また、本実施の形態の固定部材120は、引張試験機(図示省略)の所定箇所に係止させて、基材保持部材110に保持された試験体10の基材20を所定の方向に引っ張る外力が作用するリング状の引張部を兼ねた構成の所謂アイボルトとなっている。
なお、引張部はリング状のものに限らず、引張試験機の仕様に合わせて適宜の形状に形成されていれば良い。また、固定部材120と引張部とは異なる部材で構成されていても良く、その場合には、固定部材120に引張部が固定される構成でも良いし、固定部材120ではなく基材保持部材110に引張部が固定される構成でも良い。
次に、図2〜図6に示す本実施の形態の測定治具100を2つ用いて、図1に示す本実施の形態の試験体10の樹脂30の密着強度を測定する方法について説明する。
まず、図2及び図3に示すように、試験体10における基材20を、分離状態の基材保持部材110における分割部111,111の基材収容部112,112に、割面115側から収容する。
それから、図4に示すように、基材収容部112,112の割面115,115同士を合わせて分割部111,111同士を結合させ、基材20の全周に形成されたテーパ部21を、同じく全周に形成された引っ掛け爪部113に引っ掛けさせて、基材保持部材110の被固定部114を固定部材120で螺合して固定することで、試験体10の基材20を基材保持部材110に保持する。本実施の形態では、固定部材120は引張部を兼ねた構成の所謂アイボルトとなっている。
その際、図5に示すように、基材20の一部が基材保持部材110の引っ掛け爪部113側の先端部(基材保持部材110において対向する基材保持部材110に最も近い箇所)から突出した状態となるように、基材20を基材収容部112に保持する。同様に、当該基材20と対向する他方の基材20についても、もう一方の測定治具100の基材保持部材110に収容して保持する。
そして、このようにセットされた試験体10及び測定治具100,100における2つの引張部を図示しない引張試験機に係止し、2つの基材保持部材110,110をそれぞれ所定の方向、ここでは2つの基材保持部材110,110同士が対向する方向における反対方向A,Aに引っ張ることで、試験体10における樹脂30と基材20とを剥がす方向に引っ張る。この状態で、徐々に引張試験機の引張荷重を上げていき、例えば樹脂30と基材20との密着面11が破断するまで引張荷重を上げていき、その推移を記録する。
なお、本実施の形態では、図5に示すように、基材20は基材保持部材110に対して、基材収容部112に収容されて引っ掛け爪部113によって引っ掛けられて保持されているのみであるが、基材20をより強固に基材保持部材110に保持するために、図6に示すように、基材収容部112と当該基材収容部112に収容された基材20とを接着剤116により接着しても良い。
また、本実施の形態では、図4に示すように、2つの基材保持部材110,110同士が対向する方向における反対方向(基材20の樹脂30との密着面11に略直交する方向)A,Aに、基材保持部材110,110に保持された基材20,20を引っ張るようになっていたが、これに限るものではなく、必要に応じて様々な引張方向に引っ張るようにすれば良い。
例えば、図7に示す測定治具100A,100Aのように、試験体10の基材20,20が保持された基材保持部材110,110の被固定部114,114を、前記したアイボルト(固定部材120)ではなく固定部のみのナット120A,120Aで固定し、被固定部114,114とナット120A,120Aの間に引張部となる所定の引張部材130A,130Aをかませて、当該引張部材130A,130Aを引張試験機で樹脂30と基材20の剪断方向B,Bに引っ張るようにしても良い。
また、例えば、図8に示す測定治具100A,100Aのように、試験体10の基材20,20が保持された基材保持部材110,110の被固定部114,114を、固定部のみのナット120A,120Aで固定し、被固定部114,114とナット120A,120Aの間に引張部となる所定の引張部材130B,130Bをかませて、当該引張部材130B,130Bを引張試験機で樹脂30と基材20の斜め剪断方向(ここでは、45°の斜め剪断方向)C,Cに引っ張るようにしても良い。
[発明の実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について説明する。なお、本実施の形態において、前記した実施の形態1と同様の箇所については、詳しい説明を省略する。
本実施の形態の試験体10は前記した実施の形態1と同じものを用いている。本実施の形態に用いられる測定治具200は、図9及び図10に示すように、2つの測定治具200,200を対向して配置させて用いるものであり、それぞれ、試験体10における基材20の一方を保持する基材保持部材210及び当該基材保持部材210を固定する固定部材220を有している。
基材保持部材210は、基材20を保持可能な形状及び大きさに形成されており、本実施の形態では、略円柱形状に形成されている。また、基材保持部材210は、保持した際の基材20の樹脂30に対する密着面11に略直交する割面215で、複数の分割部211(本実施の形態では基材保持部材210における密着面11と平行な断面の略中心を通る割面215で、2つの分割部211,211)に分割可能な構成になっている。
基材保持部材210における他方の基材保持部材210と対向する側には、試験体10の2つの基材20,20の一方を収容する基材収容部212が形成されており、本実施の形態では、略円柱形状の凹形状に形成されている。また、凹形状に形成された基材収容部212の内壁先端部からは、収容した基材20の周囲を保持する引っ掛け爪部213が内側に向けて形成されている。当該引っ掛け爪部213の構成については、前記した実施の形態1と同様であるので省略する。
また、基材保持部材210には、結合した分割部211,211同士を固定する固定部材220を係合させるための被固定部214が形成されている。本実施の形態では、固定部材220が基材保持部材210の周囲を覆うような大きさ及び形状に形成されており、かつ固定部材220に雌ネジが切られていることから、被固定部214として雄ネジが切られた部位が、基材収容部212が形成されている側の反対側(基材保持部材210における他方の基材保持部材210と対向する側の反対側)付近の基材保持部材210の周囲に形成されている。当該被固定部214においては、全て(ここでは2つ)の分割部211,211の周囲に、所定の雄ネジが切られた部位が形成されており、分割部211,211同士を互いに寄せて一体の基材保持部材210に結合させたときに、一体となって固定部材220に螺合する被固定部214を構成するようになっている。
また、固定部材220は、基材保持部材210のそれぞれの分割部211,211を結合させた状態で一体となった被固定部214と係合することで、分割部211,211同士を1つに固定する部材である。本実施の形態では、基材保持部材210の周囲の雄ネジが切られた被固定部214に螺合する雌ネジ部221を有する構成となっている。
また、本実施の形態の固定部材220は、基材保持部材210の略中心から偏心した位置に引張部固定部222が形成されている。そして、当該引張部固定部222に、引張試験機(図示省略)の所定箇所に係止させて、基材保持部材210に保持された試験体10の基材20を所定の方向D,Dに引っ張る外力が作用するリング状の引張部として作用する所謂アイボルト230を螺合して固定するようになっている。
なお、本実施の形態の固定部材220の引張固定部222は、固定部材220の種々の位置に変更可能であり、引張固定部222の位置が異なる固定部材220を複数用意しておけば、基材保持部材210やアイボルト230はそのまま同じものを使用することができ、測定治具200の作製に当たり、コストを抑えることができる。また、固定部材を実施の形態1と同様な凸部117からなる構成として、アイボルト230を取り付ける引張固定部222を別の偏心した位置に形成するようになっていても良い。
また、前記した実施の形態1及び2では、基材20,20の間に樹脂30が1層のみ形成されたものを使用し、樹脂30と機材20との密着強度を測定するようになっていたが、試験体10を異なるものに変更すれば他の構成における密着強度を測定することも可能である。
例えば、図11に示すように、基材20,20の間に樹脂30と別の種類の樹脂40を積層して密着固定した試験体10Aを基材保持部材110,110に保持して前記したような測定を行えば、異なる種類の樹脂30と樹脂40の密着強度を測定することが可能である。
また、例えば、図12に示すように、基材20,20の間に樹脂30と同種類の樹脂30を積層して密着固定した試験体10Bを基材保持部材110,110に保持して前記したような測定を行えば、同種類の樹脂30と樹脂30の密着強度を測定することが可能である。また、図11に示した実施形態において、樹脂40を樹脂30に置き換えることで、同種類の樹脂30同士の密着強度を測定することも可能である。
次に、実施の形態1における具体的な実施例について説明する。ここでは、図1に示す試験体10において、基材20,20として、外径=30mm、厚さ=2mm、テーパ部21の面取量=1.2mm(半径方向(厚さ方向)の切込長)、テーパ部21の面取角=45°のものを用い、樹脂30として、UV硬化樹脂で外径≒10mm、厚さ=80〜100μmのものを用いた。この試験体10を、図4に示す測定治具100にセットし、引張試験機として島津製作所社製の精密万能試験機オートグラフを用いて樹脂と基材との密着強度の測定を2回行った。その結果を、図13に示す。
すると、No.1の試験体では、徐々に引張荷重を上げていって荷重が505Nとなった際に樹脂と基材が剥離した。これにより、密着強度(試験応力)=6.4N/mm2との数値を割り出すことができた。
また、No.2の試験体では、徐々に引張荷重を上げていって荷重が532Nとなった際に樹脂と基材が剥離した。これにより、密着強度(試験応力)=6.8N/mm2との数値を割り出すことができた。
以上のように、前記した各実施の形態の測定治具100及び樹脂30の密着強度測定方法によれば、試験体10の基材20を測定治具100に対して、接着ではなく引っ掛けて保持するようにしたため、測定したい界面より先に測定治具100と基材20との接着が剥がれてしまうようなことがなく、基材20を測定治具100に確実に保持することができ、これにより樹脂30の正しい密着強度を測定することができ、その結果、樹脂30の密着性の適正な評価を行うことができる。
なお、以上説明した各実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。
本発明の実施の形態1に係る試験体を示す図で、(a)は上面図、(b)は縦断面図、(c)は下面図である。 同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材の分割状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は縦断面図、(c)は下面図である。 同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材の結合状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は縦断面図、(c)は下面図である。 同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材を固定して互いに反対方向に引っ張る様子を示す縦断面図である。 同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材に基材を保持した状態を示す拡大縦断面図である。 同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材に基材を保持した状態の他の例を示す拡大縦断面図である。 同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材を固定して剪断方向に引っ張る様子を示す縦断面図である。 同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材を固定して斜め剪断方向に引っ張る様子を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る測定治具の分解状態を示す縦断面図である。 同実施の形態2に係る測定治具の基材保持部材を固定して偏心した位置で互いに反対方向に引っ張る様子を示す縦断面図である。 同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材に他の試験体における基材を保持した状態を示す縦断面図である。 同実施の形態1に係る測定治具の基材保持部材にさらに他の試験体における基材を保持した状態を示す縦断面図である。 同実施の形態1の実施例における結果を示すグラフである。 従来の試験体を示す図で、(a)は上面図、(b)は縦断面図、(c)は下面図である。 従来の測定治具に試験体の基材を接着固定して互いに反対方向に引っ張る様子を示す縦断面図である。
符号の説明
10,10A,10B 試験体
11 密着面
20 基材
21 テーパ部
30 樹脂
40 樹脂
100,100A,200 測定治具
110,210 基材保持部材
111,211 分割部
112,212 基材収容部
113,213 引っ掛け爪部
114,214 被固定部
115,215 割面
116 接着剤
117 凸部
120,220 固定部材
120A ナット
121,221 雌ネジ部
130A 引張部材
130B 引張部材
222 引張固定部
230 アイボルト

Claims (12)

  1. 対向する平板状の2つの基材とその間に密着固定された樹脂からなる試験体の前記2つの基材を所定の方向に引っ張ることで前記樹脂の密着強度を測定する際に用いる測定治具であって、
    前記2つの基材の一方を保持する基材保持部材を有しており、当該基材保持部材は、前記基材を収容する基材収容部を有すると共に、当該収容した基材の周囲を保持する引っ掛け爪部が、前記基材収容部の内壁先端部の略全周に当該内壁先端部から内側に向けて形成されており、前記基材の前記樹脂に対する密着面に略直交する割面で、前記基材収容部及び前記引っ掛け爪部を有する複数の分割部に分割可能な構成になっており、
    前記基材保持部材に対して前記基材を収容した状態で、前記分割部同士を固定する固定部材を有し
    前記各分割部は、前記複数の分割部が一体化されたときに雄ネジ部を形成するように構成されるとともに、前記固定部材に雌ネジ部を設け、前記雄ネジ部が前記雌ネジ部に螺合することにより、前記複数の分割部が前記固定部材で一体化されて固定されるように構成されていることを特徴とする測定治具。
  2. 前記全ての分割部の割面上に凸部が形成されており、前記分割部同士を互いに寄せて一体の前記基材保持部材としたときに、前記凸部同士が一体となった被固定部に前記雄ネジ部が形成され、
    前記固定部材の内周に前記雌ネジ部を設け、前記雄ネジ部を前記雌ネジ部に螺合させて、前記複数の分割部を前記固定部材で一体化して固定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の測定治具。
  3. 前記固定部材が、前記基材保持部材の外周を覆って前記分割部同士を1つに固定する構成となっており、前記分割部同士が1つに固定されたときに、これらの分割部の外周に前記雄ネジ部が形成され、
    前記固定部材の内周に前記雌ネジ部を設け、前記雄ネジ部を前記雌ネジ部に螺合させて、前記複数の分割部を前記固定部材で一体化して固定するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の測定治具。
  4. 前記固定部材が、前記基材保持部材を所定の方向に引っ張る外力が作用する引張部を兼ねた構成となっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の測定治具。
  5. 請求項1乃至4の何れか一つに記載の測定治具を2つ用いて、対向する平板状の2つの基材の間に密着固定された樹脂の密着強度を測定する方法であって、
    前記試験体における前記2つの基材をそれぞれ、前記基材収容部に収容した後に、前記雄ネジ部を前記雌ネジ部に螺合させることにより、前記分割部同士を固定部材で固定することで保持し、
    前記2つの基材保持部材をそれぞれ所定の方向に引っ張ることを特徴とする樹脂の密着強度測定方法
  6. 前記基材の周囲にテーパ部が形成されており、前記引っ掛け爪部を当該テーパ部に引っ掛けることで、前記基材の一部が前記基材保持部材の前記引っ掛け爪部側の先端部から突出した状態となるように、前記基材を前記基材収容部に保持することを特徴とする請求項5に記載の樹脂の密着強度測定方法。
  7. 前記2つの基材保持部材をそれぞれ、前記2つの基材同士の剪断方向に引っ張ることを特徴とする請求項5又は6に記載の樹脂の密着強度測定方法。
  8. 前記2つの基材保持部材をそれぞれ、前記2つの基材同士の斜め剪断方向に引っ張ることを特徴とする請求項5又は6に記載の樹脂の密着強度測定方法。
  9. 前記基材保持部材を引っ張る外力の作用する位置が当該基材保持部材における偏心した位置に配置された測定治具に前記試験体を保持し、前記基材保持部材を所定の方向に引っ張ることを特徴とする請求項5乃至8の何れか一つに記載の樹脂の密着強度測定方法。
  10. 前記基材保持部材の外周を覆って前記分割部同士を1つに固定する構成の前記固定部材で前記分割部同士を固定し、前記基材保持部材を引っ張る外力の作用する位置が当該固定部材における偏心した位置に配置された測定治具に前記試験体を保持し、前記基材保持部材を所定の方向に引っ張ることを特徴とする請求項5乃至8の何れか一つに記載の樹脂の密着強度測定方法。
  11. 前記試験体における前記樹脂が、同種の樹脂を積層して構成されたものであり、当該同種の樹脂同士の密着強度を測定することを特徴とする請求項5乃至10の何れか一つに記載の樹脂の密着強度測定方法。
  12. 前記試験体における前記樹脂が、異種の樹脂を積層して構成されたものであり、当該異種の樹脂同士の密着強度を測定することを特徴とする請求項5乃至10の何れか一つに記載の樹脂の密着強度測定方法。
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