JPH0531548Y2 - - Google Patents

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JPH0531548Y2
JPH0531548Y2 JP14390684U JP14390684U JPH0531548Y2 JP H0531548 Y2 JPH0531548 Y2 JP H0531548Y2 JP 14390684 U JP14390684 U JP 14390684U JP 14390684 U JP14390684 U JP 14390684U JP H0531548 Y2 JPH0531548 Y2 JP H0531548Y2
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shoulder
pull rod
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sleeve
test
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、特にセラミツクスなどの剛性の高
い試験片に引張荷重を加えるための引張試験治具
に関するものである。
(ロ) 従来技術 セラミツクスなどの剛性の高い試験片を引張試
験するとき、両端に肩部を有する肩付試験片を使
用し、引張試験治具によつて試験片に引張荷重を
加える方式が一般に採用されている。第4図は従
来の引張試験治具を示す。試験片1は上下一対の
肩部2を有し、肩部2は試験片1の両端に形成さ
れている。そして、上下一対のプルロツド3に治
具本体4が形成され、本体4は試験片1の肩部2
およびその近接部5に対応する形状の内孔6,7
を有する。さらに、第5図に示すように、本体4
は内孔6,7と同一の大きさの前割りスリツト
8,9を有する。したがつて、試験片1の肩部2
およびその近接部5を本体4のスリツト8,9に
通し、内孔6,7に挿入すると、内孔6の端面1
0を試験片1の肩部2に係合させることができ
る。したがつて、プルロツド3および本体4によ
つて試験片1に引張荷重を加えることができる。
しかしながら、この治具は試験片1の全周にわ
たつてその肩部2を本体4の端面10に接触させ
ることはできない。内孔7のスリツト9によつて
端面10が大きく切除され、当然のことではある
が、スリツト9の位置に端面10はなく、その位
置で試験片1の肩部2を内孔6の端面10に接触
させることはできない。したがつて、荷重が肩部
2全面に均一に作用しない。このため、セラミツ
クスなどの剛性の高い試験片1の場合、試験片1
に偏心荷重が加えられ、正確に引張試験すること
ができないという問題があつた。また、プルロツ
ド3の本体4に内孔6,7および前割りスリツト
8,9を加工するのは容易ではないという問題も
あつた。
この他、第6図および第7図に示すように、2
つ割りスリーブ11によつて試験片1の肩部2を
包囲するようにしたものもある。スリーブ11は
試験片1の肩部2およびその近接部5に対応する
形状の内孔12,13および一定径のフランジ1
4を有し、軸方向面15に沿つて、分割され、試
験片1の肩部2に嵌め込まれている。そして、プ
ルロツド16の先端に治具本体17が形成され、
本体17はスリーブ11およびフランジ14に対
応する形状の内孔18,19および内孔18,1
9と同一の大きさの前割りスリツト20,21を
有する。したがつて、スリーブ11およびフラン
ジ14を本体17のスリツト20,21に通し、
内孔18,19に挿入すると、内孔19の端面2
2をスリーブ11のフランジ14に係合させるこ
とができる。したがつて、プルロツド16、本体
17およびスリーブ11によつて試験片1に引張
荷重を加えることができる。しかしながら、この
場合はスリーブ11の全周にわたつてそのフラン
ジ14を本体17の端面22に接触させることが
できない。内孔18のスリツト20によつて端面
22が大きく切除され、スリツト20の位置に端
面22はなく、その位置でスリーブ11のフラン
ジ14を本体17の端面22に接触させることは
できない。このため、試験片1に偏心荷重が加え
られ、正確に引張試験することができないのは同
様であつた。また、治具本体17に内孔18,1
9および前割りスリツト20,21を加工するの
は容易ではない。
(ハ) 目的 したがつて、この考案は、この種の引張試験治
具において、試験片に偏心荷重が加えられず、正
確に引張試験されるようにすること、および治具
の加工を容易にすることを目的としてなされたも
のである。
(ニ) 構成 この考案は、プルロツドの先端に肩部を設け、
試験片の肩部とプルロツドの肩部を互いに突合せ
る。そして、2つ割りスリーブによつて試験片の
肩部とプルロツドの肩部を包囲し、2つ割りスリ
ーブを分離しないよう連結するとともに、スリー
ブの内孔に形成した環状端面を試験片の肩部とプ
ルロツドの肩部に係合させたことを特徴とするも
のである。
(ホ) 実施例 以下、この考案の実施例を説明する。第1図、
第2図および第3図はこの考案の一実施例を示
す。この治具は上下一対の2つ割りスリーブ23
を有する。試験片1は第4図および第6図と同様
のもので、上下一対の肩部2を有する。そして、
上下一対のプルロツド24の先端に肩部25が設
けられ、試験片1の肩部2とプルロツド24の肩
部25は互いに突合されている。スリーブ23は
試験片1の肩部2およびその近接部5に対応する
形状の内孔26,27、およびプルロツド24の
肩部25およびその近接部28に対応する形状の
内孔29,30を有し、軸方向面31に沿つて分
割されている。そして、2つ割りスリーブ23が
試験片1の肩部2およびプルロツド24の肩部2
5に嵌め込まれ、スリーブ23によつて試験片1
の肩部2とプルロツド24の肩部25が包囲され
ている。さらに、スリーブ23の内孔26に形成
された環状端面32が試験片1の肩部2に係合さ
れ、内孔29に形成された環状端面33がプルロ
ツド24の肩部25に係合されている。
さらに、上下一対の円筒状ケース34が各スリ
ーブ23の外周面に嵌合され、ケース34のフラ
ンジ35が各スリーブ23の上面に係合されてい
る。これによつて2つ割りスリーブ23が分離し
ないよう連結されている。また、上方のプルロツ
ド24にピン36が設けられ、ケース34のフラ
ンジ35に溝37が形成されている。さらに、下
方のケース34のフランジ35に開孔38が形成
されている。
前記のように構成された引張試験治具におい
て、プルロツド24に引張荷重を与えると、その
荷重がプルロツド24の肩部25からスリーブ2
3の端面33に伝達され、スリーブ23の端面3
2から試験片1の肩部2に伝達される。したがつ
て、プルロツド24およびスリーブ23によつて
試験片1に引張荷重を加えることができる。
また、この治具は試験片1に偏心荷重が加えら
れず、正確に引張試験することができる。試験片
1に引張荷重が加えられるとき、試験片1の肩部
2は試験片1の全周にわたつてスリーブ23の端
面32に接触する。プルロツド24の肩部25に
ついても同様であり、プルロツド24の全周にわ
たつて肩部25がスリーブ23の端面33に接触
する。したがつて、試験片1の肩部2およびプル
ロツド24の肩部25全面に均一に荷重が作用す
る。したがつて、試験片1に的確に引張荷重が加
えられ、偏心荷重は加えられない。したがつて、
正確に引張試験することができる。
試験完了後、試験片1を交換するには、上方の
ケース34をスリーブ23に沿つてスライドさ
せ、所定高さまで持ち上げればよい。これによつ
て上方のスリーブ23をケース34から解放する
ことができる。したがつて、スリーブ23を試験
片1の肩部2およびプルロツド24の肩部25か
ら取り外すことができる。また、上方のプルロツ
ド24のピン36をケース34の溝37に通し、
ケース34のフランジ35をピン36の上方まで
上昇させる。そして、ケース34を回転操作する
と、ピン36とフランジ35によつてケース34
をその位置に保持することもできる。その後、下
方のケース34をスリーブ23に沿つて持ち上げ
ると、下方のスリーブ23をケース34から解放
し、試験片1の肩部2およびプルロツド24の肩
部25から取り外すことができる。したがつて、
試験片1を次の新しい試験片と交換することがで
きる。なお、下方のケース34を昇降操作するに
あたつては、試験片1の肩部2をケース34の開
孔38に通すことができ、支障はない。
また、この治具はプルロツド24の先端に肩部
25を設けるだけでよい。そして、2つ割りスリ
ーブ23の内孔26,27を試験片1の肩部2お
よびその近接部5の形状に対応させ、内孔29,
30をプルロツド24の肩部25およびその近接
部28の形状に対応させればよく、その加工は容
易である。
なお、この実施例では、ケース34によつて2
つ割りスリーブ23を分離しないよう連結したも
のについて説明したが、ケース34以外の他の連
結機構を使用してもよい。
(ヘ) 効果 以上説明したように、この考案によれば、試験
片1の両端に肩部2が設けられ、プルロツド24
の先端に肩部25が設けられ、試験片1の肩部2
とプルロツド24の肩部25が互いに突き合わさ
れ、2つ割りスリーブ23によつて試験片1の肩
部2とプルロツド24の肩部25が包囲され、2
つ割りスリーブ23が分離しないよう連結され
る。さらに、スリーブ23の内孔26,27,2
9,30に端面32,33が形成され、その端面
32,33が試験片1の肩部2とプルロツド24
の肩部25に係合する。端面32,33は環状で
ある。したがつて、試験片1に引張荷重が加えら
れるとき、試験片1の肩部2がその全周にわたつ
てスリーブ23の端面32に接触し、プルロツド
24の肩部25がその全周にわたつてスリーブ2
3の端面33に接触する。したがつて、試験片1
の肩部2全面に均一に荷重が作用し、プルロツド
24の肩部25全面に均一に荷重が作用する。し
たがつて、試験片1に偏心荷重が加えられず、試
験片1を正確に引張試験することができ、所期の
目的を達成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図は第1図の平面図、第3図は第1図の−
線断面図、第4図は従来の引張試験治具の断面
図、第5図は第4図の−線断面図、第6図は
他の従来の引張試験治具の断面図、第7図は第6
図の−線断面図である。 1……試験片、2……試験片の肩部、23……
2つ割りスリーブ、24……プルロツド、25…
…プルロツドの肩部、26,29……スリーブの
内孔、32,33……スリーブの環状端面、34
……ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端に肩部を有する肩付試験片に引張荷重を加
    えるための治具であつて、プルロツドの先端に肩
    部を設け、前記試験片の肩部と前記プルロツドの
    肩部を互いに突合せ、2つ割りスリーブによつて
    前記試験片の肩部と前記プルロツドの肩部を包囲
    し、前記2つ割りスリーブを分離しないよう連結
    するとともに、前記スリーブの内孔に形成した環
    状端面を前記試験片の肩部と前記プルロツドの肩
    部に係合させたことを特徴とする引張試験治具。
JP14390684U 1984-09-21 1984-09-21 Expired - Lifetime JPH0531548Y2 (ja)

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JPS6157836U JPS6157836U (ja) 1986-04-18
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JP5040785B2 (ja) * 2008-04-16 2012-10-03 株式会社ニコン 測定治具及び当該測定治具を用いた樹脂の密着強度測定方法

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