JPH0452674Y2 - - Google Patents

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JPH0452674Y2
JPH0452674Y2 JP1984181697U JP18169784U JPH0452674Y2 JP H0452674 Y2 JPH0452674 Y2 JP H0452674Y2 JP 1984181697 U JP1984181697 U JP 1984181697U JP 18169784 U JP18169784 U JP 18169784U JP H0452674 Y2 JPH0452674 Y2 JP H0452674Y2
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JP
Japan
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chuck
test piece
gripping
spline
air cylinder
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JP1984181697U
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JPS6196356U (ja
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、50〜100ミクロン(μm)またはそ
れよりも薄く、伸びの小さい箔材料の耐力、最大
荷重、応力、伸び等を測定するに適した引張試験
装置に関するものである。
(従来技術) 上下のチヤツクで箔材料の試験片をつかみ引張
試験を行なう引張試験装置があるが、従来のこの
種の箔材料用引張試験装置では、平面形のつかみ
歯をねじで締め付けるねじ式平面形チヤツクが使
用されていたので、試験片を押圧固定する平面歯
が締付け力によつて回転運動し、試験片のつかみ
部の押圧力が不均一となつていわゆる片吊り状態
となることが多かつた。また、上下のチヤツクの
開口部に前後、左右の位置ずれやよじれが生じや
すく、チヤツキング時に試験片に不必要な力が加
わることが多かつた。さらに、引張試験開始後に
おける下方チヤツクの揺れに起因する垂直方向以
外の荷重や、伸び計の揺れ、傾き等によつて正確
な伸びの測定が困難であつた。従来の引張試験装
置には上記のような種々の問題点があつたので、
チヤツク切れの発生率が高く、作業者のテクニツ
クのみでは、正常なチヤツク間破断を得るうえで
限界があつた。
(考案の目的) 本考案は上記従来の箔材料用引張試験装置の欠
点を改良し、チヤツク間における破断の確率を大
幅に向上して、高精度の伸び測定を行なうことの
できる引張試験装置を提供することを目的として
いる。
(考案の構成) 本考案にかかる箔材料用引張試験装置は、試験
片である箔材料を上下のチヤツクで挾持し引張試
験を行なう箔材料用の引張試験装置において、前
記チヤツクとして、エアシリンダで試験片を押さ
え付けて固定する水平片締付装置と、試験片に対
し平行に設けられたスプライン軸にボールを介し
て軸方向に移動自在に嵌合するガイド筒を有する
スプライン式の移動案内装置とを備えたチヤツク
が設けられているとともに、移動側のチヤツク
は、自在継手を介してクロスヘツドに取り付けら
れていることを特徴としている。
(実施例) 図は本考案の1実施例をあらわすもので、この
引張試験装置1は、上部の固定側のクロスヨーク
2と下部の移動側のクロスヘツド3との間に上下
のチヤツク5,6が設けられている。クロスヨー
ク2の下面部には基板7がボルト止めされ、これ
に荷重検出用のロードセル10が取り付けられて
いる。ロードセル10の下端部には、ピンジヨイ
ント11が螺着され、このピンジヨイント11に
上方チヤツク5が取り付けられている。上方チヤ
ツク5のチヤツク本体50前面部には、水平片締
付装置12を構成する水平方向に伸縮するエアシ
リンダ51が設けられている。このエアシリンダ
51は、一方の端部をチヤツク本体50の側部に
固着したチヤツクガイド板27の他端部に固着し
たエアシリンダ固定板28に取り付けられてお
り、該固定板28を貫通するピストンロツドの先
端部に平板状のつかみ歯52が取り付けられると
ともに、チヤツク本体50の前記つかみ歯52と
対向する部分に平坦なつかみ部53が形成されて
いる。つかみ歯52は、前記チヤツクガイド板2
7と、これに対向させてエアシリンダ固定板28
の反対側の側部に設けられた第2ガイド板27′
の間で、これらに案内されつつ前後に摺動して前
記つかみ部53との間で試験片を挟持する。チヤ
ツク本体50の後部には、移動案内装置14を構
成するスプライン孔をそなえたガイド筒55がボ
ルトで固着され、このガイド筒55に、スプライ
ン軸13が嵌合している。なお、ガイド筒55と
嵌合するスプライン軸13のスプライン13aの
両側位置には軸受け用のボール15が配置されて
おり、ガイド筒55が軸まわりに回転することな
く上下に滑らかに移動することができるようにな
つている。
下方チヤツク6も上方チヤツク5と同様に、チ
ヤツク本体60の前面部にエアシリンダ61が、
また後部にはスプライン孔をそなえたガイド筒6
5がそれぞれ設けられ、ガイド筒65は同様にボ
ール15を介してスプライン軸13と嵌合してい
る。エアシリンダ61のピストンロツド先端部に
は上記と同様なつかみ歯62が取り付けられ、該
つかみ歯62と対向するチヤツク本体60の前面
部にはつかみ部63が形成されている。下方チヤ
ツク6の下端部は、自在継手17を介してクロス
ヘツド3に連結されている。
上下のチヤツクには差動トランス式の伸び計2
0が取り付けられている。21は上チヤツク5に
取り付けられた鉄芯、22は下チヤツク6に取り
付けられたコイル、23はキヤリブレーシヨン用
のマイクロメータヘツドである。また、上下のチ
ヤツク5,6には、試験片の幅方向の位置決めを
行なう当金具25が設けられている。当金具25
は、エアシリンダ固定板28に固着された基材3
0と該基材30の通孔に挿入されたねじつきのロ
ツド29、ロツド29のねじ部29aに螺着され
たナツト28、ロツド29の中間部に取り付けら
れたストツパ31、およびストツパ31と一方の
基材30の間に介装された押圧バネ33からな
り、前記ロツド20の先端部はエアシリンダガイ
ド板27に穿設した通孔に回転自在かつ軸方向に
移動自在に嵌合している。また、このロツド29
に固着されたストツパ31の先端部は、チヤツク
本体側のつかみ部53,63の表面に形成された
横溝53a,63aに摺動自在に嵌合している。
ナツト26を回わせば、ロツド29が左右に移動
するので、これに固定されているストツパ31が
横溝53a,63aに沿つて移動する。このた
め、ストツパの左右方向の位置を自在に調節する
ことができる。図中、35はピン、36はエアホ
ース、40は箔材料の短冊状試験片である。
この引張試験装置1の使用に際しては、先ず試
験片40の上下つかみ部を上方チヤツク5と下方
チヤツク6で固定する。すなわち、試験片40が
つかみ歯52,62とつかみ部53,63による
挟持範囲の左右中央部に位置するように、該試験
片の幅に応じてストツパ31を適切な位置に横移
動させたのち、第6図に示すように該ストツパに
試験片40の側縁が当接するように該試験片をつ
かみ歯52,62とつかみ部53,63の間に挿
入し、水平片締付装置12のエアシリンダ51,
61を伸長させてつかみ歯52,62を閉じ、該
つかみ歯52,62とつかみ部53,63とで試
験片49を挾持する。このとき、つかみ歯面の前
後左右のずれやねじれは、チヤツク本体に取り付
けられているボールスプラインガイドすなわちガ
イド筒55,65とスプライン軸13からなる前
後左右および軸回りのガタの無い移動案内装置1
4によつて防止されるので、試験片40に不必要
な力は加わらない。また、試験片40の幅方向の
垂直度は、上下のつかみ位置で幅方向の位置決め
を行う当金具25によつてほぼ正確に保たれる。
引張試験を開始すると、下チヤツク6が上チヤ
ツク5に対し、ボールスプライン軸13に沿つて
正確に平行移動する。クロスヘツド3の揺れは、
下チヤツク6の下方の自在継手17によつて吸収
されるので、試験片40に悪影響を及ぼさない。
このため、上下チヤツク5,6間で測定される試
験片の伸びも正確に検出することができる。あ
お、上チヤツク5の移動はロードセル10等のた
わみによる微細なもので、ボールスプラインガイ
ドのふれの影響も無視できる程度のものである。
下チヤツク6は、前述の如く自在継手17を介し
てクロスヘツド3に接続されているので、フリク
シヨンの影響は無視することができる。本願考案
におけるようなボールスプライン式の移動案内装
置を設ける代わりに、複数の平行なガイドロツド
を設け、これら複数のガイドロツドに沿つてつか
み具を摺動させるようにしてもよいが、この方法
では、複数のガイドロツドが必要であるため、構
造的に複雑となり、しかもこれらの相対的な位置
関係の調節が難しく、円滑な動作を得ることがき
わめて困難であるので好ましくない。
(考案の効果) 以上に説明した如く、本考案にかかる箔材料用
引張試験装置は、試験片に不必要な力が加わらな
いので、チヤツク間破断の確率が大幅に向上し、
高精度の伸び測定を行なうことのできるすぐれた
ものとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案にかかる引張試験装
置の1例をあらわす正面図、側面図および背面
図、第4図および第5図は第2図におけるA−B
断面図およびC−D断面図、第6図はチヤツク状
態を表わす模式図である。 1……引張試験装置、2……クロスヨーク、3
……クロスヘツド、5,6……チヤツク、10…
…ロードセル、11……ピンジヨイント、12…
…水平片締付装置、13……スプライン軸、14
……移動案内装置、17……自在継手、20……
伸び計、51,61……エアシリンダ、52,6
2……つかみ歯、55,65……ガイド筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 試験片である箔材料を移動側と固定側のチヤツ
    クで挟持し引張試験を行う箔材料用の引張試験装
    置において、前記チヤツクとして、エアシリンダ
    で試験片を押さえ付けて固定する水平片締付装置
    と、試験片に対し平行に設けられたスプライン軸
    にボールを介して軸方向に移動自在に嵌合するガ
    イド筒を有するスプライン式の移動案内装置とを
    備えたチヤツクが設けられているとともに、移動
    側のチヤツクは、自在継手を介してクロスヘツド
    に取り付けられていることを特徴とする箔材料用
    引張試験装置。
JP1984181697U 1984-11-29 1984-11-29 Expired JPH0452674Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984181697U JPH0452674Y2 (ja) 1984-11-29 1984-11-29

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JP1984181697U JPH0452674Y2 (ja) 1984-11-29 1984-11-29

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Publication Number Publication Date
JPS6196356U JPS6196356U (ja) 1986-06-20
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5819978A (ja) * 1981-07-30 1983-02-05 Fujitsu Ltd 自動取引装置
JPS5877475A (ja) * 1981-10-31 1983-05-10 株式会社島津製作所 空気作動式つかみ具

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5819978A (ja) * 1981-07-30 1983-02-05 Fujitsu Ltd 自動取引装置
JPS5877475A (ja) * 1981-10-31 1983-05-10 株式会社島津製作所 空気作動式つかみ具

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JPS6196356U (ja) 1986-06-20

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