JP5039404B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、原稿の画像を読み取る機能と、シート等の記録媒体(記録材)上に画像を形成する機能とを備えた画像形成装置に関するものである。
ファクシミリ・複写機、又はファクシミリ・複写機・プリンタとしての機能を併せ持つ複合機(MFP)において、設置面積の省スペース化及び、画像読取装置と画像形成装置との突き当てを保証する技術が知られている(特許文献1参照)。
この従来の技術によれば、図8に示すように、原稿を読取る為の画像読取装置(画像読取部)201を画像形成装置(画像形成部)202の上部に設けている。そして、画像読取装置201と画像形成装置202の間の排出積載空間部203に画像形成装置202から記録材を排出積載される空間を設けることによって、省スペース化を達成している。
上述した構成の場合には、図9に示すように、画像形成装置202のメンテナンス或いは、排出積載された記録材Pを取り出し易くするために、画像読取装置201と画像形成装置202を開閉自在に連結する必要がある。
そこで、画像読取装置201と画像形成装置202とを開閉自在に連結する為に、回転支持部材215,216を設けている。そして、画像形成装置202に対して画像読取装置201をロックする凹部233を右側一端部のみに設け、その凹部233の引っ掛けであるロック部材231も画像形成装置202の右側一端部のみに設ける。
また、画像形成装置202のロックレバー240の設けられた右側にはポップアップバネとして圧縮バネ251が設けられ、画像読取装置201の右側底面には圧縮バネ251を受ける座面250が設けられている。
これにより、ロック解除ボタン部240aを押すと画像読取装置201は所定の量まで開く構成となっている。
上記構成において、画像読取装置201が閉じた状態においては、ロックレバー240は画像形成装置202の右側のみに設けられている。このことで、画像読取装置201の単体の上方向への反りにより、画像読取装置201の左側が画像形成装置202から浮く状態が発生する。
そこで、上述したように画像形成装置202の右側のみ圧縮バネ251を設け、画像読取装置201の筐体を右側底面から押し上げて、画像形成装置202の左側に押し付ける力を作用させる。このことで画像読取装置201と画像形成装置202との突き当てを保証している。
特開2005−301154号公報
しかしながら、上述した従来の技術においては、以下に述べるような課題があった。
近年の複合機(MFP)は、サポート記録材サイズの拡大と、また、画像読取時のユーザビリティを向上させる為に、製品の高さを低く抑える事が必要とされている。
そのためには、画像読取装置の幅と奥行きを広げ、また、画像読取装置の厚さを薄くする必要がある。その結果、画像読取装置は反りやすくなる。
画像読取装置に上方向(開放方向)の反りがある場合には、画像形成装置に対して、画像読取装置1の左側が突き当たらず、画像読取装置のフレームが歪んだままとなり、画像読取誤差が発生する可能性があるという課題があった。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、画像読取部が画像形成部に対して開放する方向に反っていても、画像読取部の画像形成部に対する開放方向位置を矯正して反りによる影響を軽減させ、画像読取部の画像読取誤差を減少させることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
記録材に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部の上部に配置され、原稿を読取る画像読取部と、
前記画像読取部を前記画像形成部に対して回転可能に支持することにより、前記画像読取部を前記画像形成部に対して開閉可能とする複数の回転支持部と、
前記画像読取部を前記画像形成部に対して閉じ位置でロックする1つのロック手段と、
前記閉じ位置にある前記画像読取部を前記画像形成部に対して開く方向に付勢する付勢手段と、
前記閉じ位置において前記画像形成部に対する前記画像読取部の開閉方向の位置決めを行う位置決め手段と、
を備えた画像形成装置において、
前記付勢手段は、鉛直方向上方から見て、前記複数の回転支持部の回転軸方向において前記複数の回転支持部のうち両端に位置する2つの回転支持部の各々の前記回転軸方向外側の端部と前記ロック手段との3箇所を結んで形成される仮想領域内にのみ配置され、
前記閉じ位置にある前記画像読取部の重心は、鉛直方向上方から見て、前記仮想領域外
に位置し、
前記位置決め手段は、鉛直方向上方から見て、前記回転支持部の回転軸に直交し前記ロック手段を通る仮想線に対して、前記閉じ位置にある前記画像読取部の重心が位置する側であって、前記仮想領域外に位置するように設けられていることを特徴とする。

また、記録材に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部の上部に配置され、原稿を読取る画像読取部と、
前記画像読取部を前記画像形成部に対して回転可能に支持することにより、前記画像読取部を前記画像形成部に対して開閉可能とする回転支持部と、
前記画像読取部を前記画像形成部に対して閉じ位置でロックする1つのロック手段と、
前記閉じ位置にある前記画像読取部を前記画像形成部に対して開く方向に付勢する付勢手段と、
前記閉じ位置において前記画像形成部に対する前記画像読取部の開閉方向の位置決めを行う位置決め手段と、
を備えた画像形成装置において、
前記付勢手段は、鉛直方向上方から見て、前記回転支持部の回転軸方向における前記回転支持部の両端部と前記ロック手段との3箇所を結んで形成される仮想領域内にのみ配置され、
前記閉じ位置にある前記画像読取部の重心は、鉛直方向上方から見て、前記仮想領域外に位置し、
前記位置決め手段は、鉛直方向上方から見て、前記回転支持部の回転軸に直交し前記ロック手段を通る仮想線に対して、前記閉じ位置にある前記画像読取部の重心が位置する側であって、前記仮想領域外に位置するように設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、画像読取部が画像形成部に対して開放する方向に反っていても、画像読取部の画像形成部に対する開放方向位置を矯正して反りによる影響を軽減させ、画像読取部の画像読取誤差を減少させることが可能となる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
以下、図1〜図6に基づいて実施例1を説明する。
図1は、本発明を適用できる画像形成装置(MFP)の正面方向断面図である。画像形成装置(MFP)は、画像読取装置(画像読取部)1と画像形成装置(画像形成部)2とを備えている。
まず、画像読取装置1と画像形成装置2の連結に関する説明をする。
図1に示すように、画像形成装置2の上部(上方)に画像読取装置1を配置している。
画像読取装置1は、フラットベット式の画像読取装置であり、原稿読取面を上面に有し画像読取手段101が格納されたベース部1aに対して開閉自在に原稿圧板1bを設けたものである。原稿圧板1bには原稿給送装置102や原稿積載部103が設けられている。
原稿圧板1bとベース部1aの間の静止した原稿に対して、画像読取手段101は図示しないレール(移動機構)に沿って動く事で原稿の読取を行う。
そのため、レールの位置を決めているベース部1aの平面度を保証することによって、読取精度を向上させることができる。
また、後ほど詳しく述べるが、画像読取装置1の下面、すなわちベース部1aの下面は、画像形成装置2で画像を形成された記録材の両面スイッチバック時の反転搬送路104となっている。
また、画像形成装置2と画像読取装置1の隙間が狭いので、反転搬送路104及び、排出部106までの中間搬送路105の間で記録材がジャムした場合にジャムした記録材Sを取り除くことができない。よって、画像読取装置1を画像形成装置2に対して、開閉可能な構成としている。
図2は画像読取装置1を開いたときの斜視図を示している。
図2に示すように、画像読取装置1は、画像形成装置2の上部後端に配置された回転支持部としてのヒンジ部107,108を中心として、画像形成装置2に対して回転(回動)可能に支持されている。画像読取装置1が回転することで、画像形成装置2の上部が開閉される。
画像読取装置1の開動作を行う機構(開放手段)として、第一のシザースリンクユニット109及び第二のシザースリンクユニット110が、画像読取装置1と画像形成装置2
の間に設けられている。
次に、第一のシザースリンクユニット109について詳しく説明する。なお、第二のシザースリンクユニット110は、第一のシザースリンクユニット109と比べて大きさとバネの力が異なるだけで構成としては同じなので、説明は割愛する。
図3はシザースリンクユニット109の拡大図である。
図3に示すように、シザースリンクユニット109は、第一の腕111と第二の腕112をリンク軸113で所定の角度内で回転自在に連結して形成されている。
リンク軸113には、画像読取装置1を上方向に付勢する(画像形成装置2に対して画像読取装置1を開放させる)手段である捩じりコイルバネ114が設けられており、第一の腕111と第二の腕112を開く方向に付勢している。
第一の腕111は、端部に回転軸115を形成しており、回転軸115がベース部1aに回転可能に嵌め込まれている。
第二の腕112は、端部に回転軸116を形成しており、回転軸116が画像形成装置2側に設けたシザースリンク台117に回転可能に嵌め込まれている。これにより、第一の腕111は画像読取装置1に対して回転可能になっており、第二の腕112は画像形成装置2に対して回転可能になっている。
上記のように構成することで、画像読取装置1の開閉に合わせて第一の腕111と第二の腕112は回転可能になる。
また、第一の腕111が、第二の腕112の壁面で構成された図示しないストッパーに突き当たる事で画像読取装置1の開き角度が規制される。
本実施例では、シザースリンクユニット109,110から付勢される画像読取装置1を上方向(開放する方向)へ押上げる力の総和を、各捩じりコイルバネのバネ力を調整し、画像読取装置1の荷重による閉じる力よりも大きくしている。そのように構成することで、後述するロック機構を解除した場合に、ユーザが画像読取装置1を持ち上げること無く、所定の開き角度まで自動で開く構成になっている。
次に、図4を用いてロック機構(ロック手段)10について説明する。
図4は、画像読取装置1が画像形成装置2に対して閉められた閉じ位置に位置する状態において、画像読取装置1の底面に設けられたフック部118にロックレバー119が当接し、画像読取装置1の開く動作がロックされた状態の断面図である。ここで、フック部118及びロックレバー119は、ロック手段を構成している。
ロックレバー119は、図示しないコイルバネによって図4において右側から左側に向かって付勢されている。
また、ロックレバー119の上面にはなだらかな斜面119aが設けられている。そして、画像読取装置1を閉じる動作を行った場合に、フック部118がロックレバー119の上面のなだらかな斜面119aに当たることで、フック部118を誘い込むように構成されている。
また、フック部118と当接しているロックレバー119の下面にも斜面119bが形成されている。ユーザが画像読取装置1を無理に押し上げた場合には、この下面に設けられた斜面119bによって、ロックレバー119は図4において右側へ退避してロックが解除され、ロックレバー119が破損しないように構成されている。
また、画像形成装置2には、ロックレバー119の突き当て120が設けられており、突き当て120によって、ロックレバー119の水平方向位置が決まる。このことで、ロックレバー119と当接しているフック部118の上下方向の位置も決まり、閉じ位置における画像読取装置1の画像形成装置2に対する位置も決まる。画像読取装置1が閉じてロックされた状態で、ロックレバー119を図4において右側に移動させロックを解除すると、上述したようにシザースリンクユニット109,110の付勢力によって、画像読取装置1は所定角度まで開く。
なお、画像読取装置1が開いた場合、画像読取装置1の図示しないオープン検知センサによって開状態を検知後、画像読取動作を停止させるので、開いた状態で画像読取装置1の平面度を保証する必要は無い。
以上が、画像読取装置1と画像形成装置2の連結に関する説明である。
次に、画像形成装置2及び画像形成工程について説明する。
図1において、レーザビーム画像形成等の画像形成装置2は、記録材を収納したカセット121を有している。また、このカセット121は図1において前方から画像形成装置2本体に出し入れ自在に装着されている。
上記カセット121の右端部には、ピックアップローラ122が内蔵されていて、プリント信号にあわせて、カセット121から、記録材を搬送させる。その下流側には、リタードローラ対123が設けられている。そして、記録材がリタードローラ対123にニップした状態で、リタードローラ対123の回転速度を変えることで、ピックアップローラ122から送られた記録材のうち一枚のみを取り出して、レジストローラ対124まで給送させる。この時点では、レジストローラ対124は停止している。
次に、画像を書き出すタイミングに合わせてレジストローラ対124を回転させる事により、記録材は画像形成領域へと搬送される。
画像形成領域は、中間転写ベルト125と、駆動ローラ126と、従動ローラ127と、感光ドラム3a〜3dと、一次転写ローラ4a〜4dと、レーザスキャナユニット128と、中間転写ベルトクリーナ129と、二次転写ローラ130とによって形成される。ここで、駆動ローラ126は、中間転写ベルト125を駆動するためのローラである。また、二次転写ローラ130は、記録材に画像を転写する為のローラである。
次に、画像形成工程について説明する。
レーザスキャナユニット128によって感光ドラム3上に電気的な潜像が書かれた後に、現像ローラによってそれぞれの感光ドラム上の潜像にトナーを付着させる事で潜像を現像する。そして、一次転写ローラ4によって、順次中間転写ベルト125上に4色の画像を乗せてゆく。
以上のようにして、中間転写ベルト125上に作成されたトナー画像を、二次転写ローラ130と中間転写ベルト駆動ローラ126のニップによって、記録材上に転写していく
中間転写ベルト125上に残った余分なトナーは中間転写ベルトクリーナ129によって清掃され、次の画像形成工程に備える。以上が画像形成工程である。
その後、記録材は定着ユニットに搬送され、定着器140において、熱と圧力が加えられ、記録材にトナー像が定着される。記録材が片面印字(画像形成)の場合には、フラッパ131が図1に示す位置に位置するので、記録材は中間搬送路を通って印字面を下側にして排出トレイ106上に排出される。
以上が片面印字における画像形成装置2本体の動作である。
次に、両面連続印字時における画像形成装置2本体の動作及び各部の名称について説明する。なお、片面印字にて説明した部分と重複する場合には説明を割愛する。
記録材に両面印字を行うときには、フラッパ131が図1に示す位置から時計方向に回転した状態にあり、定着器140によりトナー像を定着された記録材は、スイッチバックローラ132へ送られる。1面目に画像を形成された記録材はスイッチバックローラ132により画像読取装置下面に形成された反転搬送路104へ一旦出される。この時、記録材が画像読取装置1の下面に引っかからないように位置精度を保証する必要がある。記録材の後端が定着器140から抜けた後に、スイッチバックローラ132が逆転して、記録材は2面目印字のための再給送搬送路104aへ搬送される。
上記、再給送搬送路104a内へ搬送された記録材は、再給送ローラ対133にニップしたのち一旦停止して、先端レジストの補正が行われる。その後、記録材はその位置で2面目印字のためのプリント信号がくるのを待つ。
その後、2面目印字の為のプリント信号を画像形成装置2本体が受けると、再給送ローラ対133を回転させて、再給送搬送路104aに待機中の記録材をレジストローラ対124へ送る。記録材はレジストローラ対124を介して画像形成装置2へ送られ2面目印字が行われる。そして、フラッパ131の位置を図1に示す位置に戻すことで、記録材は中間搬送路105を通って、排出部106上に排出される。
以上が、画像形成装置2及び画像形成工程についての説明である。
次に、上述した画像形成装置2において、画像読取装置1の重心134、シザースリンクユニット109,110、ロック機構10、画像読取装置突き当て部材135のそれぞれの配置について図5を用いて説明する。ここで、画像読取装置突き当て部材135は、閉じ位置において画像形成装置2に対する画像読取装置1の開閉方向の位置決めを行う位置決め手段を構成している。
図5は本発明を適用できる画像形成装置の上面図である。なお、各部の構成及び機能は上記に説明したので、各ユニットの配置図のみ示す。
シザースリンクユニット109,110は、ヒンジ部107,108の両端とロック機構10に囲まれた三角の仮想領域内(図5において鎖線aの範囲内)Aに設ける。ここで、ヒンジ部107,108の両端とは、図5に示すように、それぞれのヒンジ部107,108における軸方向外側の端部である。また、ヒンジ部107,108間にさらにヒンジ部が設けられている場合、すなわち、ヒンジ部が3箇所以上設けられている場合の両端とは、複数のヒンジ部のうちヒンジの回転軸方向において両端に位置する2つのヒンジ部
における回転軸方向外側の端部ということもできる。
また、閉じ位置にある画像読取装置1の重心134が、上記した三角の仮想領域外(図5において鎖線aの範囲外)に位置するように設けられる。
そして、画像読取装置突き当て部材135を、上記した三角の仮想領域外であって、ロック機構10に対して画像読取装置1の重心134がある側(図5において二点鎖線bよりも左側)に設ける。これは、ヒンジ部の回転軸(又は、両端のヒンジ部を結んだ仮想線)に直交しロック機構10を通る仮想線に対して、閉じ位置にある画像読取装置1の重心134が位置する側であって、上記した仮想領域外に位置するように設けるということもできる。
上記のように構成する事によって、画像読取装置1に上方向(画像形成装置2に対して開放する方向)の反りがある場合においても、画像読取装置1の重心位置と自重によるたわみによって画像読取装置1の反りが矯正される。このことで、画像読取装置1は画像形成装置2に配置された画像読取装置突き当て部材135に突き当たる。よって、画像読取装置1のベース部1a四隅の平面度を保証する事ができる。
画像読取装置1のベース部1aの平面度を保証することで、画像読取手段101のレールの位置精度も保証されるので、原稿の読取精度を向上させることができる。
ここで、本実施例では、画像読取装置1の下面、すなわちベース部1aの下面は、上述のように画像形成装置2で画像形成された記録材の両面スイッチバック時の反転搬送路104となっている。
従来では、画像読取装置の下面によって記録材の搬送路が形成され、画像読取装置と画像形成装置との間で記録材の搬送が行われる場合、画像読取装置の下面が反った状態では、記録材が引っかかる等の不具合が発生し、ジャムが発生する可能性があった。
これに対して、本実施例では、画像読取装置1のベース部1aの平面度が保証されるので、反転搬送路の画像形成装置2に対する位置精度も保証され、ジャムの発生率を減少させることができる。
なお、上記は両面印字構成を持つ画像形成装置2について説明したが、片面印字構成の画像形成装置において、画像読取装置1の下面が中間搬送路105を形成する場合においても上述した構成と同じ効果を得ることができる。
なお、図6に示すように、一ヶ所のヒンジ部138で構成される場合には、ヒンジ部138の両端部とロック機構10に囲まれた範囲は図6に示す範囲となる。この場合においても、上述した構成と同じ位置に各ユニット(画像読取装置の重心134、シザースリンクユニット109,110、ロック機構10、画像読取装置突き当て部材135)を配置することで、上記同様な効果を得ることができる。
次に、実施例2について説明する。なお、実施例1に説明した構成と重複する場合には、説明を割愛する。
図7は、本実施例における回転支持部として、右側のヒンジ部147を拡大した側面図である。
ヒンジ部147は画像読取装置1に配置された軸受け部材としての回転中心受け137と、画像形成装置2に設けられた軸部材としてのヒンジ中心軸136とによって形成される。
回転中心受け137には、画像形成装置2に対して画像読取装置1に反りが生じた場合に、ヒンジ中心軸136が移動できるようにクリアランスが設けられており、画像読取装置1が画像形成装置2に対して回転可能なように構成されている。すなわち、回転中心受け137には、移動部として長丸穴形状(長穴形状)の穴137aが設けられている。本実施例では、穴137aを有する回転中心受け137により、画像形成装置が設置された状態で、画像形成装置前後方向(水平方向)の位置決めがなされ、回転中心受け137が上下方向(鉛直方向)に移動可能に設けられている。
実施例1の構成(画像読取装置の重心134、シザースリンクユニット109,110、ロック機構10、画像読取装置突き当て部材135の配置)であれば、クリアランスを大きくすることで、画像読取装置1は画像読取装置突き当て部材135に当接する。
画像読取装置1が画像形成装置2に当接するために必要なクリアランスの大きさは画像読取装置1の反りの大きさによって変わるので、反りの大きさに影響する使用温度を考慮し、十分にあけておく事が望ましい。
しかし、クリアランス量を0より大きくする事によって、画像読取装置1は画像読取装置突き当て部材135に突き当たらないが、画像読取装置1は画像形成装置2に近づく。したがって、反転搬送路104の位置精度を向上させ、画像読取装置下面の記録材ジャムの発生率を抑えることができる。
なお、本実施例においては、ヒンジ部147のみにクリアランスを持たせる構成としたが、これに限るものではない。すなわち、右側のヒンジ部147又は左側に配置されたヒンジ部のうち少なくともどちらか一方にクリアランスを持たせればよく、ヒンジ部が複数設けられている場合には、少なくとも1つのヒンジ部にクリアランスを持たせることにより、同様の効果が得られる。
また、本実施例では、回転中心受け137は画像読取装置1に設けられ、ヒンジ中心軸136は画像形成装置2に設けられているものであるが、これに限るものではない。すなわち、回転中心受け137が画像形成装置2に設けられ、ヒンジ中心軸136が画像読取装置1に設けられることによって、ヒンジ部147を構成するものであってもよい。すなわち、ヒンジ中心軸136が画像形成装置2及び画像読取装置1のうちいずれか一方に設けられ、回転中心受け137が画像形成装置2及び画像読取装置1のうちいずれか他方に設けられるものであればよい。このように、ヒンジ部を構成する軸部材(ヒンジ中心軸136)と軸受け部材(回転中心受け137)において、画像形成装置2に対して画像読取装置1に反りが生じた場合に、軸受け部材に対して軸部材が相対的に移動することができるものであればよい。
次に、実施例3について説明する。
図2において、オペレーションパネル139は画像読取装置1の正面に配置されている。
ユーザが帯電した状態でオペレーションパネルを操作した場合、ユーザが持つ静電気によって、画像読取装置1が誤動作する可能性がある。
そのため、画像読取装置1はオペレーションパネル139の両端の近くで電気接点を取ることが望ましい。画像読取装置1の右側は、フック部118が配置されており、画像形成装置2と画像読取装置1との間の位置精度が確保できるので確実な接点を取ることができる。しかし、画像読取装置1の左側において、画像読取装置1が上方向に反っている状態では、確実な接点を取る事は難しく、アースが不十分になることが懸念される。
図10は、アース接点部を説明するための拡大図である。実施例1及び、2で説明した構成に加えて、画像読取装置突き当て部材135の近傍にアース接点用の接点端子151を配置している。ここで、接点端子151は、金属バネ150を介して画像形成装置2の金属フレーム部に導通している。また、接点端子151を突き当て部材135の近傍に設け、かつ、突き当て部材135より画像読取装置1側に突出させて画像読取装置1と点接触させている。このように構成する事によって、接点端子151を画像読取装置1に確実に突き当てることができるので、画像形成装置2に対する画像読取装置1のアース接点の信頼性をあげる事ができる。
本発明を適用できる画像形成装置の正面方向断面図である。 本発明を適用できる画像読取装置開放時の斜視図である。 実施例1においてシザースリンクユニットを説明するための拡大図である。 実施例1においてロック機構を説明するための拡大図である。 本発明を適用できる画像形成装置の上面図である。 実施例1において、ヒンジ部が1ヶ所の場合における上面図である。 実施例2において、ヒンジ部を説明するための拡大図である。 従来例を説明するための図である。 従来例を説明するための図である。 実施例3において、アース接点部を説明するための拡大図である。
符号の説明
1 画像読取装置
2 画像形成装置
10 ロック機構
107,108 ヒンジ部
109,110 シザースリンクユニット
118 フック部
119 ロックレバー
134 画像読取装置の重心
135 画像読取装置突き当て部材
138 ヒンジ部
A 仮想領域内
b 仮想線

Claims (6)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部の上部に配置され、原稿を読取る画像読取部と、
    前記画像読取部を前記画像形成部に対して回転可能に支持することにより、前記画像読取部を前記画像形成部に対して開閉可能とする複数の回転支持部と、
    前記画像読取部を前記画像形成部に対して閉じ位置でロックする1つのロック手段と、
    前記閉じ位置にある前記画像読取部を前記画像形成部に対して開く方向に付勢する付勢手段と、
    前記閉じ位置において前記画像形成部に対する前記画像読取部の開閉方向の位置決めを行う位置決め手段と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記付勢手段は、鉛直方向上方から見て、前記複数の回転支持部の回転軸方向において前記複数の回転支持部のうち両端に位置する2つの回転支持部の各々の前記回転軸方向外側の端部と前記ロック手段との3箇所を結んで形成される仮想領域内にのみ配置され、
    前記閉じ位置にある前記画像読取部の重心は、鉛直方向上方から見て、前記仮想領域外に位置し、
    前記位置決め手段は、鉛直方向上方から見て、前記回転支持部の回転軸に直交し前記ロック手段を通る仮想線に対して、前記閉じ位置にある前記画像読取部の重心が位置する側であって、前記仮想領域外に位置するように設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部の上部に配置され、原稿を読取る画像読取部と、
    前記画像読取部を前記画像形成部に対して回転可能に支持することにより、前記画像読取部を前記画像形成部に対して開閉可能とする回転支持部と、
    前記画像読取部を前記画像形成部に対して閉じ位置でロックする1つのロック手段と、
    前記閉じ位置にある前記画像読取部を前記画像形成部に対して開く方向に付勢する付勢手段と、
    前記閉じ位置において前記画像形成部に対する前記画像読取部の開閉方向の位置決めを行う位置決め手段と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記付勢手段は、鉛直方向上方から見て、前記回転支持部の回転軸方向における前記回転支持部の両端部と前記ロック手段との3箇所を結んで形成される仮想領域内にのみ配置され、
    前記閉じ位置にある前記画像読取部の重心は、鉛直方向上方から見て、前記仮想領域外に位置し、
    前記位置決め手段は、鉛直方向上方から見て、前記回転支持部の回転軸に直交し前記ロック手段を通る仮想線に対して、前記閉じ位置にある前記画像読取部の重心が位置する側であって、前記仮想領域外に位置するように設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記回転支持部は、前記画像形成部及び前記画像読取部のうちいずれか一方に設けられた軸部材と、前記画像形成部及び前記画像読取部のうちいずれか他方に設けられ前記軸部材を回転可能に支持する軸受け部材とを有し、
    前記複数の回転支持部のうち少なくとも1つの回転支持部における軸受け部材には、前記画像形成部に対して前記画像読取部に反りが生じた場合に、前記軸受け部材に対して軸部材が相対的に移動することができる移動部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記移動部は、画像形成装置が設置された場合の水平方向の位置決めを行い、画像形成装置が設置された場合の鉛直方向において前記軸受け部材に対して前記軸部材の相対的な移動を可能とする長穴形状の穴であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像読取部の下面は、記録材の搬送路を構成していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記位置決め手段の近傍には、前記画像読取部のアースをとるための接点が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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