JP5037894B2 - 化粧料容器 - Google Patents

化粧料容器 Download PDF

Info

Publication number
JP5037894B2
JP5037894B2 JP2006276546A JP2006276546A JP5037894B2 JP 5037894 B2 JP5037894 B2 JP 5037894B2 JP 2006276546 A JP2006276546 A JP 2006276546A JP 2006276546 A JP2006276546 A JP 2006276546A JP 5037894 B2 JP5037894 B2 JP 5037894B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
convex
dish
portions
container
concave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006276546A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008093103A (ja
Inventor
秀司 出雲
圭 久米川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Key Trading Co Ltd
Original Assignee
Key Trading Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Key Trading Co Ltd filed Critical Key Trading Co Ltd
Priority to JP2006276546A priority Critical patent/JP5037894B2/ja
Publication of JP2008093103A publication Critical patent/JP2008093103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5037894B2 publication Critical patent/JP5037894B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、化粧料容器に関するものである。
従来から、ファンデーション等の化粧料を収容するレフィル容器等の各種の化粧料容器として、図20に示すような化粧料容器が出回っている。この化粧料容器は、上面に小物入れ31aと化粧皿収納部31bとが前後に形成された容器本体31と、この容器本体31を開閉する蓋体32と、上記容器本体31の化粧皿収納部31bに収納される化粧皿33とを備えており、この化粧皿33の前後両側面に係合溝33a(図21参照)が形成されている。
また、上記容器本体31の(小物入れ31aと化粧皿収納部31bとを区画する)隔壁34の後側面に左右一対の第1係合突起34aが突設され、後方壁35に、それ自体の下端部に第2係合突起36aが突設された左右一対の板ばね状の爪36が形成されている。そして、上記化粧皿33が容器本体31の化粧皿収納部31bに、その底面上に直接載置された状態で収納されている。また、この収納状態では、上記隔壁34の両第1係合突起34aが化粧皿33の前側の係合溝33aに着脱自在に係合し、上記両爪36の第2係合突起36aが化粧皿33の後側の係合溝33aに着脱自在に係合している。図20において、37は上記化粧皿33に充填される化粧料である(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−177045号公報
しかしながら、上記の化粧料容器では、化粧皿33が化粧皿収納部31bの(水平な)底面上に直接載置されており、かつ、第1係合突起34aの(水平な)下面が前側の係合溝33aの(水平な)下面に当接しているとともに、爪36の第2係合突起36aの(水平な)下面が後側の係合溝33aの(水平な)下面に当接しているため、上記第1および第2係合突起34a,36aにより、化粧皿33は化粧皿収納部31bの底面上を水平方向にしか移動できない状態で、化粧皿収納部31bの底面上に載置されている。しかも、化粧皿33を後側に押して爪36を後側に撓ませようとすると、爪36はその第2係合突起36aの下面で後側の係合溝33aの下面を下側に押圧しながら撓むため、この押圧力に抗するような大きな力で化粧皿33を後側に押さないと、爪36を後側に撓ませることができない構造になっている。
したがって、上記押圧力よりも小さな力で化粧皿33を後側に押しても、これを爪36のばね力に抗して後側に移動させて上記力を和らげることができず、爪36による緩衝作用に劣る。このため、上記の化粧料容器を床上等に落下等させて容器本体31の角部(底壁と前後両側壁との連結部)や前後両側壁を床上等に衝突させてしまうと、この衝突時の衝撃等により、化粧皿33を前後に移動させようとする力が作用するが、この力を爪36で充分に緩衝することができず、第1および第2係合突起34a,36aや爪36等が早期に破損したり、損傷したりするという問題がある。しかも、上記したように、大きな力で化粧皿33を後側に押さないと、爪36を後側に撓ませることができない構造になっているため、化粧皿33を化粧皿収納部31bから取り外す際にも、大きな力で化粧皿33を後側に押さなければならず、この取り外し時に第1および第2係合突起34a,36aや爪36等が破損したり、損傷したりするという問題がある。しかも、化粧皿33が容器本体31の底面上に直接載置されているため、上記の化粧料容器を床上等に落下等させて容器本体31の底壁を床上等に衝突させてしまうと、この衝突時の衝撃等が容器本体31の底壁に作用するとともに、この底壁を介して化粧皿33に直接作用し、化粧皿33やその内部の化粧料37が破損したり、損傷したりするという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、長期間にわたって中皿等が破損したり、損傷したりすることがない化粧料容器の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の化粧料容器は、上面に中皿収容凹部が形成された容器本体と、この容器本体の中皿収容凹部に着脱自在に収容される中皿とを備え、上記容器本体の中皿収容凹部に、相対向する一対の凸部からなる載置部が設けられ、これら凸部の少なくとも一方が可撓部材で形成され、上記凸部に対応する上記中皿の周側壁の外周面の部分に、上記載置部に着脱自在に載置される一対の凹部からなる被載置部が設けられ、上記凸部が、先端側に向かって窄まり状に形成され、上記凹部が、奥端側に向かって窄まり状に形成されているとともに、上記凸部および凹部の上面がそれぞれ、内側に向かって下るテーパー角度5〜40°の上側テーパー面に形成され、上記凸部および凹部の下面がそれぞれ、内側に向かって上る下側テーパー面に形成され、上記凸部の上側テーパー面上に上記凹部の上側テーパー面が載置されており、上記凸部の先端面と上記凹部の奥端面との間に所定の隙間が設けられ、上記載置状態では、上記中皿収容凹部の底壁と中皿の底壁とが離間し空気層が設けられているという構成を第1の要旨とする。
また、上面に中皿収容凹部が形成された容器本体と、この容器本体の中皿収容凹部に着脱自在に収容される中皿とを備え、上記容器本体の中皿収容凹部に、相対向する一対の凹部からなる載置部が設けられ、これら両載置部の少なくとも一方が可撓部材で形成され、上記両載置部に対応する上記中皿の周側壁の外周面の部分に、上記載置部に着脱自在に載置される一対の凸部からなる被載置部が設けられ、上記凸部が先端側に向かって窄まり状に形成され、上記凹部が、奥端側に向かって窄まり状に形成されているとともに、上記凸部および凹部の上面がそれぞれ、側に向かって下るテーパー角度5〜40°の上側テーパー面に形成され、上記凸部および凹部の下面がそれぞれ、側に向かって上る下側テーパー面に形成され、上記凸部の上側テーパー面上に上記凹部の上側テーパー面が載置されており、上記凸部の先端面と上記凹部の奥端面との間に所定の隙間が設けられ、上記載置状態では、上記中皿収容凹部の底壁と中皿の底壁とが離間し空気層が設けられているという構成を第2の要旨とする。

すなわち、本発明の化粧料容器は、容器本体の中皿収容凹部に設けた(相対向する一対の)凸部からなる載置部に、中皿の周側壁の外周面に設けた一対の凹部からなる被載置部が着脱自在に載置されており、この載置状態では、中皿収容凹部の底壁と中皿の底壁とが離間し空気層が設けられている。また、上記凸部が、先端側に向かって窄まり状に形成され、上記凹部が、奥端側に向かって窄まり状に形成されているため、上記載置状態では、載置部および被載置部は、互いに凸部と凹部とにより係合し、凸部の傾斜面と凹部の傾斜面とが当接しながら、どちらか一方が他方を載置することが可能であり、かつ、この載置状態で凸部および凹部の一方が他方に対して離間すると、凸部の外周面と凹部の内側面との間に、凹部の開口側(すなわち、凸部の根元側)に向かって拡がる隙間が生じ(もしくは上記載置状態で生じていた隙間が広くなり)、凸部および凹部の一方が水平方向だけでなく、斜め方向にも移動可能になる。また、上記凸部の先端面と上記凹部の奥端面との間に所定の隙間が設けられており、上記載置状態で凸部および凹部の一方が他方に対して近づく余裕がある。
そして、上記凸部および凹部の上面がそれぞれ、内側に向かって下るテーパー角度5〜40°の上側テーパー面に形成され、上記凸部および凹部の下面がそれぞれ、内側に向かって上る下側テーパー面に形成され、上記凸部の上側テーパー面上に上記凹部の上側テーパー面が載置されているため、中皿を中皿収容凹部に収容する際に、載置部と被載置部とがスムーズに係合し、載置部,被載置部や可撓部材が破損したり、損傷したりすることがない。すなわち、中皿を中皿収容凹部に収容する際に、中皿を中皿収容凹部内に押し込むと、中皿の外周面で、可撓部材で形成された凸部(一方の載置部)を中皿収容凹部の外側に押し拡げながら中皿が下降し、上記凸部が中皿の外周面の凹部(一方の被載置部)内に進入しうる位置まで下降すると、凸部の下側テーパー面が凹部の下側テーパー面に当接しながら凸部が凹部内をスムーズに進入して互いに係合する。また、他方の載置部および他方の被載置部においても、同様にスムーズに係合する。したがって、中皿を中皿収容凹部に収容する際に、載置部と被載置部とがスムーズに係合し、載置部,被載置部や可撓部材が破損したり、損傷したりすることがない。
このような本発明の化粧料容器を床上等に落下等させて容器本体の角部や前後両側壁を床上等に衝突させてしまうと、この衝突時の衝撃等により中皿を横方向に移動させようとする力が作用し、中皿が横方向に移動しようとする。このとき、(移動しようとする)中皿に押圧されて、可撓部材で形成された載置部(一方の載置部)が中皿収容凹部の外側に撓み、上記一方の載置部の移動に追従してこの一方の載置部に当接しながら一方の被載置部も移動し、中皿が中皿収容凹部の外側に移動する。このとき、上記撓みにより中皿はやや斜めに移動する。また、この中皿の移動に伴い、他方の被載置部が他方の載置部に当接しながらこれと離間する側に移動し、この離間により他方の被載置部が斜め方向に移動可能になり、中皿の斜めの移動に追従することができる。一方、この状態から一方の載置部がその復元力により元の状態に戻るときにも、上記と同じようにして中皿が移動する。このように、可撓部材で形成された載置部により、中皿に作用する横方向の力に対し、中皿が横方向に移動しうる(融通性がある)ため、優れた緩衝作用を奏する。
また、中皿を中皿収容凹部から取り出す場合には、中皿を、可撓部材で形成された載置部(一方の載置部)側に小さな力で押圧し、この一方の載置部を中皿収容凹部の外側に撓わませることで中皿を移動させ、これにより、他方の載置部と他方の被載置部との係合を外し、そののち、中皿を持ち上げて一方の載置部と一方の被載置部との係合を外し、中皿収容凹部から取り出すことを行う。
このように、本発明の化粧料容器によれば、これを床上等に落下等させて容器本体の角部や前後両側壁を床上等に衝突させてしまい、この衝突時の衝撃等により中皿を横方向に移動させようとする力が作用しても、この力を、可撓部材で形成された載置部で充分に緩衝することができ、載置部,被載置部や可撓部材が長期間にわたって破損したり、損傷したりすることがない。しかも、中皿を中皿収容凹部から取り出す場合にも、中皿を小さな力で押圧して、可撓部材で形成された載置部を撓ませることで、容易に中皿収容凹部から取り出すことができ、取り外し時に、載置部,被載置部や可撓部材が破損したり、損傷したりすることがない。しかも、本発明の化粧料容器を床上等に落下等させて容器本体の底壁を床上等に衝突させてしまっても、この衝突時の衝撃等が容器本体の底壁に作用したのち、緩衝作用を有する空気層を介して中皿やその内部の化粧料に作用するため、上記空気層の緩衝作用で中皿および化粧料を保護することができ、中皿や化粧料が破損したり、損傷したりすることがない。
また、本発明において、上記載置状態で、上記両下側テーパー面の間に所定の隙間があけられている場合には、上記隙間により中皿が横方向に移動しやすくなり、さらに緩衝効果に優れる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限られるものではない。
図1は本発明の化粧料容器の一実施の形態を示している。図において、1は容器本体であり、その上面に平面視略長方形状の中枠収容凹部1aが形成されている(図2参照)。また、上記容器本体1には、図3に示すように、その周側壁11のうち前側壁11aの前部中央に前側凹部12が形成されており、この前側凹部12の奥面に、後述する蓋体5の係合爪5aに着脱自在に係合する係合凸部12aが突設されている。
また、上記容器本体1には、その周側壁11のうち後側壁11bの後部に後側凹部13が形成されており(図3参照)、この後側凹部13に、上記蓋体5の後端部から垂下するヒンジ連結部(図示せず)がヒンジ連結されている。また、上記容器本体1には、その周側壁11のうち左右両側壁11cに、後述する中枠2の係合凸部2aに着脱自在に係合する前後一対の凹部(図示せず)が形成さている。図2において、14は上記係合凸部12と係合爪5aとの係合を外すためのフックピースで、15は上記容器本体1の底壁に穿設された多数の貫通孔である。
2は上記容器本体1の中枠収容凹部1aに着脱自在に収容される平面視略長方形状の中枠であり、図4および図5に示すように、その左右方向中央部に仕切壁16形成されている。そして、この仕切壁16により中枠2が、後述する中皿3を収容する皿状の中皿収容凹部17と、パフ等の化粧用具(図示せず)を収容する角筒状の化粧用具収容凹部18とに仕切られている。
また、上記中皿収容凹部17には、その一側壁(この実施の形態では、左側壁)に前後一対の弾性板部(可撓部材)21が形成されており、その下端部に一条の凸条(載置部)22が突設されている(図5参照)。より詳しく説明すると、上記両弾性板部21はそれぞれ、図6に示すように、上記左側壁の上端部から下方に向かって延びる平行な2本の溝孔部21aと、これら両溝孔部21aの下端部同士を連結する切欠き孔部21b(この切欠き孔部21bは、この実施の形態では、長方形状で下方に長く延びているが、水平に延びる一条の溝孔部に形成されていてもよい)とで囲まれた部分で形成されており、これにより、その上端部を中心として下端部が左右方向に撓むようにしている。また、この下端部の内側面(すなわち、右側面)に、水平に延びる一条の凸条22が突設されている。これら両凸条22の形状はそれぞれ、その上面が、内側に向かって下向き傾斜に傾斜する上側テーパー面に形成され、その下面が、内側に向かって上向き傾斜に傾斜する下側テーパー面に形成され、中間面が垂直面が形成されている(図8参照)。
また、上記仕切壁16には、その左側面の、上記両凸条22に相対向する部分に、前後一対の凸条23(載置部)が突設されている(図7参照)。これら両凸条23の形状もそれぞれ、その上面が、内側に向かって下向き傾斜に傾斜する上側テーパー面に形成され、その下面が、内側に向かって上向き傾斜に傾斜する下側テーパー面に形成され、中間面が垂直面が形成されている(図8参照)。図2において、16aは上記仕切壁16の上面の前後方向中央部に切欠き形成された手指等の挿入用凹部である。
3は上記中枠2の中皿収容凹部17に着脱自在に収容される平面視略長方形状の中皿であり、その内部に化粧料4(図2参照)が充填されている。この中皿3には、図9に示すように、その外周側面の、上記各凸条22,23に対応する部分に、上記各凸条22,23に着脱自在に係合する環状凹溝(被載置部)25が形成されている(図9では、左側面および後側面に形成された環状凹溝25は、隠れて見えない)。この環状凹溝25の断面形状は、上面が奥側に(すなわち、内側に)向かって下向き傾斜に傾斜する上側テーパー面に形成され、その下面が、奥側に向かって上向き傾斜に延びる下側テーパー面に形成され、中間面が垂直面が形成されている。この実施の形態では、上記各凸条22,23の上面および環状凹溝25の上面のテーパー角度は5〜40°の範囲内に設定され、好適には10〜20°の範囲内に設定される。
このような中皿3の高さは、上記中枠2の中皿収容凹部17の深さより短く形成されており、これにより、上記載置状態では、中枠2の底壁と中皿3の底壁との間に所定の隙間(空気層)が設けられている。また、上記環状凹溝25の溝深さは、上記載置状態において環状凹溝25内に突入する凸条22,23の突入長さより深く形成されており、これにより、上記載置状態では、上記環状凹溝25の中間面(奥端面)と各凸条22,23の中間面(先端面)との間に所定の隙間が設けられている。また、上記載置状態では、上記環状凹溝25の下側テーパー面と各凸条22,23の下側テーパー面との間には、ごく僅かの隙間(製造上の寸法誤差を考慮し、設計時に設けらる両下側テーパー面間の隙間や、実際の製造上の寸法誤差による隙間等の合計)が設けられている。図において、26は上記中皿3の内周側面に形成された2条の溝部(図9では、右側面および前側面に形成された溝部26は、隠れて見えない)で、27は上記中皿3の底面から突設される2つの環状凸部である。この実施の形態では、上記空気層の厚みは0.5mm程度に設定される。
5は上記容器本体1の上面を蓋する蓋体(図2参照)であり、その前端部から、上記容器本体1の係合凸部12aに着脱自在に係合する係合爪5aが垂設されている。また、上記蓋体5の後端部からヒンジ連結部が垂設されており、上記容器本体1の後側凹部13にヒンジ連結されている。図2において、6は上記蓋体5の裏面に固定された鏡である。
上記の構成において、中皿3を中枠2の中皿収容凹部17に収容する場合には、まず、中皿3を中皿収容凹部17上に位置決めし、つぎに、中皿3を降下させながら内側に(中皿3の右側部が下側となるように)傾け、中皿3の環状凹溝25の右側部分を中枠2の仕切壁16の両凸条23に対向させたのち、中皿3の左側部を中皿収容凹部17内に押し込むことを行う。
これにより、中皿3は、その外周面(左側面)の下部で中皿収容凹部17の両弾性板部21の凸条22を中皿収容凹部17の外側(左側)に押し拡げながらに降下したのち(図10参照)、両凸条22の先端面が環状凹溝25の左側部分に対向してこの環状凹溝25内に進入しうる位置まで降下すると(図11参照)、両凸条22の下面が環状凹溝25の下面に当接しながら両凸条22が環状凹溝25内にスムーズに進入して互いに係合する。また、この進入に伴って両弾性板部21が中皿収容凹部17の内側(右側)に移動し、この移動により中皿3が仕切壁16側に押圧され、この仕切壁16の両凸条23の下面に環状凹溝25の右側部分の下面が当接しながら環状凹溝25が両凸条23側にスムーズに移動して互いに係合する。そして、この係合状態は、それ自体の復元力で元の状態に戻った(すなわち、垂下する)両弾性板部21により保持される。
また、上記載置状態では、本発明の化粧料容器を床上等に落下等させて容器本体1の角部(底壁と前後両側壁との連結部)や前後両側壁を床上等に衝突させてしまうと、この衝突時の衝撃等により、中皿3を左右方向に移動させようとする力が作用し、中皿3が左右方向に移動しようとする。このとき、(左側に移動しようとする)中皿3に押圧されて上記両弾性板部21が左側に撓み(図12参照)、この撓みに伴って、中皿3の環状凹溝25の左側部分の上面が上記両弾性板部21の凸条22の上面に当接しながら、これら両凸条23の動きに追従することができ、これにより、中皿3がやや傾きながら左側に移動する。また、この中皿3の移動に伴って、仕切壁16の両凸条23の上面に中皿3の環状凹溝25の右側部分の上面が当接しながら互いに離間し(図13参照)、この離間により、環状凹溝25がやや傾いた状態で左側に移動することができ、中皿3の移動に追従することができる。一方、この状態から、上記両弾性板部21がその復元力により右側に移動して元の状態に戻るときにも、上記と同じようにして中皿3が右側に移動する。このように中皿3を左右方向に移動させようとする力が作用しても、この力で中皿3を左右方向に移動させることで、この力を和らげて緩衝することができる。
また、中皿3を中皿収容凹部17から取り出す場合には、中皿3を両弾性板部21側に小さな力で押圧して左側に撓わませることで中皿3を左側に移動させ、これにより、仕切壁16の両凸条23と中皿3の環状凹溝25の左側部分との係合を外し、そののち、中皿3を持ち上げて上記両弾性板部21の凸条22と環状凹溝25の右側部分との係合を外して中皿収容凹部から取り出すことを行う。
このように、上記実施の形態では、これを床上等に落下等させて容器本体1の角部や前後両側壁を床上等に衝突させてしまい、この衝突時の衝撃等により中皿3を左右方向に移動させようとする力が作用しても、この力を両弾性板部21で充分に緩衝することができるため、上記両凸条22,23、環状凹溝25や両弾性板部21が長期間にわたって破損したり、損傷したりすることがない。しかも、中皿3を中皿収容凹部17から取り出す場合にも、中皿3を小さな力で押圧して両弾性板部21を撓ませることで、容易に中皿収容凹部17から取り出すことができ、取り外し時に、上記両凸条22,23、環状凹溝25や両弾性板部21が破損したり、損傷したりすることがない。しかも、本発明の化粧料容器を床上等に落下等させて容器本体1の底壁を床上等に衝突させてしまっても、この衝突時の衝撃等が容器本体1の底壁に作用したのち、緩衝作用を有する空気層を介して中皿3やその内部の化粧料4に作用するため、上記空気層の緩衝作用で中皿3および化粧料4を保護することができ、中皿3や化粧料4が破損したり、損傷したりすることがない。しかも、中皿3を中皿収容凹部17に収容する際に、上記両凸条22,23と環状凹溝25とがスムーズに係合するため、収容時に上記両凸条22,23、環状凹溝25や両弾性板部21が破損したり、損傷したりすることがない。
図14は本発明の化粧料容器の他の実施の形態を示している。この実施の形態では、上記中皿収容凹部17の底壁から、前後一対の弾性板部(可撓部材)21が突設されている(図15参照)。より詳しく説明すると、上記両弾性板部21はそれぞれ、上記中皿収容凹部17の一側壁(この実施の形態では、左側壁)に、その底面から上方に向かって延びる平行な2本の溝孔部21aと、これら両溝孔部21aの上端部同士を連結する1本の溝孔部21bとで囲まれた部分で形成されており、これにより、その下端部を中心として上端部が左右方向に撓むようにしている。また、この上端部の内側面(すなわち、右側面)に、水平に延びる一条の凸条(載置部)22が突設されている。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
図16は本発明の化粧料容器のさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、上記仕切壁16に前後一対の弾性板部(可撓部材)21が突設されている(図17参照)。より詳しく説明すると、上記両弾性板部21はそれぞれ、上記仕切壁16に、その底面から上面に達する状態で形成された平行な2本の溝孔部21aで囲まれた部分で形成されており、これにより、その下端部を中心として上端部が左右方向に撓むようにしている。また、この上端部の内側面(すなわち、右側面)に、水平に延びる一条の凸条23が突設されている。したがって、この実施の形態では、上記中皿収容凹部17の左側壁に弾性板部が形成されていない。それ以外の部分は、図1〜図13に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図1〜図13に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
図18は本発明の化粧料容器のさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図1〜図13に示す実施の形態において、上記載置状態で、中枠2の各凸条22,23の下面と中皿3の環状凹溝25の下面との間に所定の隙間が設けられている。このため、中皿3が上記隙間により左右方向に移動しやすくなり、さらに緩衝効果に優れる。それ以外の部分は、図1〜図13に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図1〜図13に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
図19は本発明の化粧料容器のさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図1〜図13に示す実施の形態において、上両弾性板部21および仕切壁16に載置部として凹部27が形成されており、これら各凹部27に対応する中皿3の外周面の部分に被載置部として凸部28が突設されている。それ以外の部分は、図1〜図13に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図1〜図13に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
なお、上記各実施の形態では、上記容器本体1の中枠収容凹部1aに中枠2が着脱自在に収容されているが、これに限定するものではなく、上記容器本体1に中枠2が一体成形されていてもよい。
また、上記各実施の形態では、上記中皿収容凹部17の左側壁および仕切壁16の一方にだけ弾性板部21が形成されているが、上記左側壁および仕切壁16の双方に形成されていてもよい。また、上記弾性板部21は中皿収容凹部17の前後両側壁の一方もしくは双方に形成されていてもよく、上記弾性板部21の形状,構造はどのような形状,構造でもよい
本発明の化粧料容器の一実施の形態を示す要部の断面図である。 上記化粧料容器の分解斜視図である。 容器本体の平面図である。 上記化粧料容器の分解斜視図である。 中枠の平面図である。 弾性板部の説明図である。 仕切壁の要部の説明図である。 上記中枠に中皿を収容した状態を示す要部の断面図である。 上記中皿の斜視図である。 上記化粧料容器の作用を示す要部の断面図である。 上記化粧料容器の作用を示す要部の断面図である。 上記化粧料容器の作用を示す要部の断面図である。 上記化粧料容器の作用を示す要部の断面図である。 本発明の化粧料容器の他の実施の形態を示す要部の断面図である。 弾性板部の説明図である。 本発明の化粧料容器のさらに他の実施の形態を示す要部の断面図である。 弾性板部の説明図である。 本発明の化粧料容器のさらに他の実施の形態を示す要部の断面図である。 本発明の化粧料容器のさらに他の実施の形態を示す要部の断面図である。 従来例を示す要部の分解斜視図である。 上記従来例の要部の断面図である。
1 容器本体
3 中皿
17 中皿収容凹部
21 弾性板部

Claims (5)

  1. 上面に中皿収容凹部が形成された容器本体と、この容器本体の中皿収容凹部に着脱自在に収容される中皿とを備え、上記容器本体の中皿収容凹部に、相対向する一対の凸部からなる載置部が設けられ、これら凸部の少なくとも一方が可撓部材で形成され、上記凸部に対応する上記中皿の周側壁の外周面の部分に、上記載置部に着脱自在に載置される一対の凹部からなる被載置部が設けられ、上記凸部が、先端側に向かって窄まり状に形成され、上記凹部が、奥端側に向かって窄まり状に形成されているとともに、上記凸部および凹部の上面がそれぞれ、内側に向かって下るテーパー角度5〜40°の上側テーパー面に形成され、上記凸部および凹部の下面がそれぞれ、内側に向かって上る下側テーパー面に形成され、上記凸部の上側テーパー面上に上記凹部の上側テーパー面が載置されており、上記凸部の先端面と上記凹部の奥端面との間に所定の隙間が設けられ、上記載置状態では、上記中皿収容凹部の底壁と中皿の底壁とが離間し空気層が設けられていることを特徴とする化粧料容器。
  2. 上面に中皿収容凹部が形成された容器本体と、この容器本体の中皿収容凹部に着脱自在に収容される中皿とを備え、上記容器本体の中皿収容凹部に、相対向する一対の凹部からなる載置部が設けられ、これら両載置部の少なくとも一方が可撓部材で形成され、上記両載置部に対応する上記中皿の周側壁の外周面の部分に、上記載置部に着脱自在に載置される一対の凸部からなる被載置部が設けられ、上記凸部が先端側に向かって窄まり状に形成され、上記凹部が、奥端側に向かって窄まり状に形成されているとともに、上記凸部および凹部の上面がそれぞれ、側に向かって下るテーパー角度5〜40°の上側テーパー面に形成され、上記凸部および凹部の下面がそれぞれ、側に向かって上る下側テーパー面に形成され、上記凸部の上側テーパー面上に上記凹部の上側テーパー面が載置されており、上記凸部の先端面と上記凹部の奥端面との間に所定の隙間が設けられ、上記載置状態では、上記中皿収容凹部の底壁と中皿の底壁とが離間し空気層が設けられていることを特徴とする化粧料容器。
  3. 上記載置状態で、上記両下側テーパー面の間に所定の隙間があけられている請求項1または2記載の化粧料容器。
  4. 上記可撓部材が、中皿収容凹部の一側壁の上端部から下方に向かって延びる平行な2本の溝孔部とこれらの溝孔部の下端部同士を連結する切欠き孔部とで囲まれた部分で形成される弾性板部からなり、上記凸部が、弾性板部の下端部の内側面に水平に延びる一条の凸条に突設されている請求項1記載の化粧料容器。
  5. 上記可撓部材が、中皿収容凹部の一側壁の下端部から上方に向かって延びる平行な2本の溝孔部とこれらの溝孔部の上端部同士を連結する1本の溝孔部とで囲まれた部分で形成される弾性板部からなり、上記凸部が、弾性板部の上端部の内側面に水平に延びる一条の突条に突設されている請求項1記載の化粧料容器。
JP2006276546A 2006-10-10 2006-10-10 化粧料容器 Active JP5037894B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006276546A JP5037894B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 化粧料容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006276546A JP5037894B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 化粧料容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008093103A JP2008093103A (ja) 2008-04-24
JP5037894B2 true JP5037894B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=39376600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006276546A Active JP5037894B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 化粧料容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5037894B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5722022B2 (ja) * 2010-12-17 2015-05-20 株式会社コーセー コンパクト容器用中皿
JP5743087B2 (ja) * 2011-07-06 2015-07-01 紀伊産業株式会社 化粧料容器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0355372Y2 (ja) * 1985-05-14 1991-12-10
JPH08164017A (ja) * 1994-12-13 1996-06-25 Yoshida Kogyo Kk <Ykk> 化粧料容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008093103A (ja) 2008-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003503154A5 (ja)
JP5037894B2 (ja) 化粧料容器
JP2005118298A (ja) 中皿装置
JP5424652B2 (ja) 化粧料容器
JP2005218639A (ja) 化粧料容器
JP2005137821A (ja) 中皿装置およびその組み付け方法
JP5322134B2 (ja) 化粧料容器
JP2007185279A (ja) 化粧料容器
JP2005271938A (ja) 折り畳みコンテナー
JP2006305107A (ja) コンパクト容器
JP4498763B2 (ja) 化粧料容器
JP2006288806A (ja) 化粧料容器
JP6730005B2 (ja) コンパクト容器
JP2700199B2 (ja) 遊技機用灰皿の取付構造
JP6677471B2 (ja) 化粧料容器
JP4891611B2 (ja) 化粧料容器
KR101235158B1 (ko) 퍼즐기구
JP4949684B2 (ja) 化粧料容器
JP4659393B2 (ja) 化粧料容器
JP2018104052A (ja) 緩衝部材及び梱包容器
JP2007014742A (ja) 化粧料容器
JP4783597B2 (ja) 化粧料容器用収容箱
JP4535317B2 (ja) コンパクト容器
JP2005211306A (ja) 化粧料容器
JP2006246926A (ja) 容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120321

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5037894

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150