JP2018104052A - 緩衝部材及び梱包容器 - Google Patents
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Abstract
Description
このような緩衝部材として、例えば、底板部分と、底板部分の縁側から上方に突出する外壁部分を有し、外壁部分の内側に物品の一部を嵌め込むための凹部を備えた構造のものがある。このような緩衝部材は、箱体の底部分に載置し、外壁部分を箱体内壁に接触させて使用するものとなっている。
特許文献1のコンテナ用インナーは、ベース板に対して複数のボックス構成体を取り付けることで形成され、これらを組み合わせた全体形状が、上面部分に複数の凹部を有する略直方体状となるものである。すなわち、コンテナ(箱体)に収納し、それぞれの凹部に物品(電気機器)を嵌め込んで使用する。
すなわち、緩衝部材の凹部に物品が強固に嵌め込まれていることから、アームロボットが物品のみを把持して上方へ移動させようとしても、物品が緩衝部材から外れず、物品と共に緩衝部材までもが箱外へ移動してしまうという問題である。
このような方法によると、緩衝部材を箱体に押し込むことで、緩衝部材が変形して箱体に強固に嵌り込むので、緩衝部材が箱体から抜けにくくなる。しかしながら、その反面、そもそも最初に箱体へ押し込む際、緩衝部材を箱体に挿入することが困難となるという問題が生じてしまう。また、箱体で別の物品を運搬する場合のように、箱体から緩衝部材を取り外す必要が生じたとき、緩衝部材が非常に取り外し難いという問題もある。
さらに、本発明の緩衝部材は、外箱に挿入され、少なくとも一つの短辺側側壁の一部が外箱の内壁と接触した状態で、物品配置空間の近傍となる部分に引き抜き方向へ力を受けたとき、2つの短辺側側壁の開放側が広がるように撓む構造となっている。すなわち、緩衝部材が物品と共に箱外へ引き抜かれようとしたときには、撓むことで引き抜かれ難い形状へ変形する。このことから、外箱に対して挿入しやすく、誤って箱外へ取り出され難くすることが可能となる。
このような構造は、上記した外箱に対して容易に挿入可能とするという観点と、意図しない箱外へ取り出しを防止するという観点から特に好ましい。
かかる構成によると、意図しない箱外へ取り出しを防止するという観点から特に好ましい。
なお、長手方向とは、プラスチックコンテナ2に緩衝部材1を収納した状態で平面視した際における、緩衝部材1及びプラスチックコンテナ2の長辺の延び方向と同方向とする。すなわち、図1における一方の外箱短辺側壁部55(詳しくは後述する)から他方の外箱短辺側壁部55へ向かう方向とする。また、短手方向とは、緩衝部材1を収納した状態で平面視した際における、緩衝部材1及びプラスチックコンテナ2の短辺の延び方向と同方向とする。すなわち、図1における一方の外箱長辺側壁部56(詳しくは後述する)から他方の外箱長辺側壁部56へ向かう方向とする。
なお、特に限定されるものではないが、緩衝部材1の原料となる発泡樹脂としては、ポリスチレン、スチレン改質ポリオレフィン、ポリプロピレン、ポリエチレン等を用いることができる。また、緩衝部材1を撓み易くするという観点から、ポリプロピレン、ポリエチレンを採用することが好ましい。
また、発泡倍率(発泡させていない樹脂に対する倍率)は、5倍以上70倍以下であることが好ましい。より具体的には、ポリプロピレンを原料とした場合には15倍以上50倍以下が好ましく、ポリエチレンを原料とした場合には15倍以上70倍以下が好ましい。
本実施形態では、ポリプロピレンを原料としており、底板部10(底壁であり、詳しくは後述する)等の比較的薄肉となる板状の部分が可撓性を有した構造となっている。
なお、特に限定されるものではないが、本実施形態の緩衝部材1は、自動車に積載するリチウム電池等の精巧で運搬時に破損しやすい物品を好適に収納可能となっている。
なお、ここでいう「実質的に面一となる平面」とは、上記したように、成形時に形成されるイジェクトピンの跡のような微細な凹凸(2mm以下となる凹凸、図示しない)を許容し、このような凹凸を含めた部分が全面の90パーセント以上となる面とする。
また、本実施形態の底板部10では、平面視における底面部分の縁端部と、その縁端部近傍(縁端部の内側に隣接する部分)とが、上記した微細な凹凸のない構造となっている。つまり、底面部分を下方側から平面視したとき、その縁端近傍に、縁端に沿って四角環状に連続する段差のない平面が形成されている。
なお、底板部10の厚さ方向は、上下方向と同方向である。
また、それぞれの立壁部分11の最大厚さ(最も厚い部分の厚さ)は、15mm以上45mm以下であることが好ましく、20mm以上30mm以下であることがさらに好ましい。かかる構成によると、それぞれの立壁部分11に十分な強度を発揮させつつ、撓み易いものとするという点で好ましい。
なお、短辺側立壁部15の厚さ方向は緩衝部材1の長手方向と同方向であり、長辺側立壁部16の厚さ方向は緩衝部材1の短手方向と同方向である。
なお、本実施形態では、第1短辺側立壁部15a、第2短辺側立壁部15bは、同形の部材であるので、第1短辺側立壁部15aのみを詳細に説明し、第2短辺側立壁部15bの詳細な説明を省略する。
言い換えると、第1短辺側立壁部15aは、略長方形板状の部材から端部側高壁部21の上側部分と、低壁部23の上側部分とを欠落させた形状であるといえる。すなわち、低壁部23の上側に位置する部分が、第1短辺側立壁部15aの欠落部であるともいえる。
このとき、一方の側面は、下端側から天面側へ向かうにつれて徐々に高さが高くなる傾斜面となっている。そして、他方の側面は、下側部分が下端側から天面側へ向かうにつれて徐々に高さが高くなる傾斜面となっており、上側部分が水平面に対して略垂直となる面となっている。さらに、2つの側面のそれぞれと天面の境界となる角部分が丸みを帯びた形状となっている。つまり、天面と2つの側面が山なりに連続する面となっている。
さらに、この中心側高壁部20の天面は、長辺側立壁部16(図2等参照)の上端部分よりも高位置に配されている。つまり、短辺側立壁部15は、長辺側立壁部16よりも最大高さが高い壁状部分となっている。
なお、この端部側高壁部21の上端部分は、長辺側立壁部16(図2等参照)の上端部分と略同一の高さとなっている。
また、この低壁部23aのうちで比較的高さの低い部分は、もう一方の低壁部23bよりも高さが低くなっている。
さらに、底板部10の長辺の長手方向で片側端部よりに位置する一の小壁部28bと、底板部10の長手方向における片側端部の間と、他方側端部よりに位置する一の小壁部28cと、他方側端部の間にもまた壁面欠落部29が形成されている。
なお、それぞれの壁面欠落部29は、緩衝部材1をプラスチックコンテナ2に挿入するとき、長辺側立壁部16の外側面とプラスチックコンテナ2の内壁面の間から空気が抜けるための孔としても機能する。このことにおいても、本実施形態の緩衝部材1は、プラスチックコンテナ2に挿入し易い構造となっている。
すなわち、この第2長辺側立壁部16bは、底板部10の長辺近傍となる縁部分において、底板部10の長手方向における片側端部側から他方側端部までの間で延びる壁状部分となっており、上側部分を厚さ方向からみた形状が櫛歯状となっている。
なお、これらの壁面欠落部30もまた、緩衝部材1をプラスチックコンテナ2に挿入するとき、長辺側立壁部16の外側面とプラスチックコンテナ2の内壁面の間から空気が抜けるための孔として機能する。
段差部33は、図6で示されるように、丸みを帯びた曲面を有しており、この曲面が下方側に向かうにつれて徐々に内側へ向かう曲面となっている。
つまり、それぞれの立壁部分11では、上側部分の外側面が下側部分の外側面よりも外側に位置した状態となっている。換言すると、上側部分が下側部分よりも外側に張り出した状態となっている。
なお、特に限定されるものではないが、立壁部分11の外側面の最も外側に位置する部分から段差部33の最も内側となる部分までの水平方向の長さLαは、1mm以上10mm以下であることが好ましく、3mm以上5mm以下程度であることがさらに好ましい。
また、特に限定されるものでないが、段差部33における下端部分の高さは、立壁部分11の上下方向における最大高さの20パーセント以上40パーセント以下であることが好ましく、30パーセント程度であることが好ましい。本実施形態では、この高さを30パーセント程度とし、立壁部分11の下端から段差部33の下端までの上下方向の長さLβを40mmとしている。
ここでいう「程度」とは、数パーセントの誤差を許容するものとし、以下の「程度」についても同様である。
対して、図2等で示されるように、第1長辺側立壁部16aは、短辺側立壁部15と隣接する位置が欠落した壁状部分、すなわち、短辺側立壁部15と隣接する位置に小壁部28が形成されていない壁状部分となっている。このため、第1長辺側立壁部16aは、他の立壁部分11とは不連続な立壁部分11となっている。
したがって、第2長辺側立壁部16bの外画面と短辺側立壁部15の外側面の上側部分同士、下側部分同士は、角部分の曲面を介して連続した状態となっている。そして、第2長辺側立壁部16bと短辺側立壁部15のそれぞれの段差部33もまた、角部分に形成された段差部33を経て連続している。すなわち、この角部分に形成された段差部33は、平面視したとき(上方からみたとき)に円弧状に延びている。つまり、上記した段差部33の曲面(下方側に向かうにつれて内側へ向かう曲面であり、図6参照)は、角部分にも形成されており、この角部分では平面視で円弧を描くように延びている。
さらに、底板部10は、図7で示されるように、平面視したときに四隅に位置する角部分が丸みを帯びた形状となっている。
このことから、上記した底板部10の曲面(底面と側面の間に位置する曲面)もまた、角部分において、平面視で円弧を描くように延びている。
この一の仕切り壁部12aは、他の仕切り壁部12よりも厚さの厚い(底板部10の長手方向における長さが長い)壁状部分となっている。
つまり、物品配置空間13は、短辺側立壁部15と仕切り壁部12の間であって2つの長辺側立壁部16の間に位置する空間、又は、2つの仕切り壁部12の間であって2つの長辺側立壁部16の間に位置する空間である。このことから、それぞれの物品配置空間13は、底板部10の短手方向に延びる略直方体状の空間であるといえる。
この隆起部38は、畝状に盛り上がった部分であり、短辺側立壁部15及び仕切り壁部12の延び方向(底板部10の短手方向)と同方向に延びている。そして、その上端部分が仕切り壁部12、短辺側立壁部15、長辺側立壁部16の上端部分よりも低位置に位置している。
より具体的には、隆起部38は、天面と、天面の縁端から下方側に垂下される側壁部分とを有する形状となっており、隆起部38の天面と周囲の部分とが段差を介して連続している。
本実施形態では、それぞれの物品配置空間13に一つずつ隆起部38が設けられている。
つまり、2つの壁面欠落部29,30を底板部10の短手方向と直交する仮想面に投影すると、一方の壁面欠落部29を投影した領域と、他方の壁面欠落部30を投影した領域とが重なる重複部分である連通領域40が形成される。
言い換えると、緩衝部材1には、底板部10の短手方向の両端側で少なくとも一部同士が離間対向する欠落部分(壁面欠落部29,30)を有する構造となっている。
このプラスチックコンテナ2及びその外箱底板部50は、平面視した形状が略長方形状であって、2つの長辺と2つの短辺とを備えた構造となっている。
より詳細には、4つの外箱立壁部51のうち、2つの外箱短辺側壁部55が外箱底板部50の長手方向で離間対向しており、2つの外箱長辺側壁部56が外箱底板部50の短手方向で離間対向している。そして、4つの外箱立壁部51と外箱底板部50で囲まれた略直方体状となる空間が、緩衝部材1を収納するための内部空間58(収容空間)となっている。この内部空間58は、上側部分に開口面を有する空間となっている。
したがって、図10(a)で示されるように、緩衝部材1の最も下端側における長手方向の長さは、最も上端側における同方向の長さよりも短くなっている。さらに、図10(b)で示されるように、緩衝部材1の最も下端側における短手方向の長さもまた、最も上端側における同方向の長さよりも短くなっている。そして、これらの下端側の長さは、プラスチックコンテナ2の内部空間58の同方向の長さよりも短くなっている。
なお、特に限定されるものではないが、空隙60のうち、短辺側立壁部15の上側部分における外側面と、外箱短辺側壁部55の内側面の間に形成される隙間は、水平方向の長さが0mm以上2mm以下であることが好ましい。より好ましくは1mm程度である。
対して、短辺側立壁部15の下側部分における外側面と、外箱短辺側壁部55の内側面の間に形成される隙間は、水平方向の長さが1.3mm以上5mm以下であることが好ましく、より好ましくは2mm程度である。
対して、長辺側立壁部16の下側部分における外側面と、外箱長辺側壁部56の内側面の間に形成される隙間は、水平方向の長さが1mm以上4mm以下であることが好ましく、より好ましくは1.5mm程度である。
ここで、緩衝部材1を内部空間58に収納し、緩衝部材1の長手方向の中心となる部分であって短手方向の中心となる部分と、内部空間58の長手方向の中心となる部分であって短手方向の中心となる部分とを上下方向で重ねて配置した状態とする。このとき、2つの短辺側立壁部15の外側部分の全域と、外箱短辺側壁部55の内側面の間に空隙60が形成された状態となる。また、2つの長辺側立壁部16の外側部分の全域と外箱長辺側壁部56の間に空隙60が形成された状態となる。すなわち、平面視において、緩衝部材1の外側を取り囲むように一連の空隙60が形成された状態となる。
すなわち、底板部10と外箱底板部50とが上下方向で離間対向した状態において、底板部10と外箱底板部50の間に形成される空間から、プラスチックコンテナ2の上側まで連なる一連の流路が形成される。そして、このような流路が緩衝部材1の外側の広範囲に亘って形成されることにより、緩衝部材1の内部空間58への挿入が容易となる。
すなわち、空隙60と隣接する位置にこれら壁面欠落部29、壁面欠落部30が位置しており、空隙60と連なる流路を形成する。つまり、空隙60から壁面欠落部29、壁面欠落部30を通過し、物品配置空間13を経てプラスチックコンテナ2の上側まで連なる流路(分岐流路)が形成されることとなる。同様に、中心側高壁部20と隣接する位置に形成される欠落部もまた、空気が抜けるための孔として機能する。
このことから、壁面欠落部29、壁面欠落部30、中心側高壁部20と隣接する欠落部を形成しない構成に比べ、より空気が抜けやすくなるため、好ましい。
しかしながら、このような構造では、内部空間58に溜まった塵や埃等が形成した貫通孔から物品配置空間13に侵入し、緩衝部材1に嵌め込まれる物品(図示しない)に付着してしまうおそれがある。したがって、本実施形態では、底板部10にこのような貫通孔を形成しない構造としている。
なお、ここでいう緩衝部材1の角部分とは、緩衝部材1を底板部10の縁端部分の延び方向と垂直となる面で切断した断面において、底板部10の下側に形成される曲面の中点とする。すなわち、底板部10の側面と底面の間に形成される曲面の上端側(側面との境界となる部分)を始点とし、曲面の下端側(底面との境界となる部分)を終点としたときの中点とする。また、プラスチックコンテナ2の角部分とは、外箱立壁部51と外箱底板部50の境界となる部分とする。そして、角部分同士の間の長さとは、一方の角部分における一点と、この点と最も近接する他方の角部分における一点の間の距離とする。
さらに詳細には、緩衝部材1の短手方向における下側端部での角部分同士の間の長さをLγ1とし、長手方向における下側端部での角部分同士の間の長さをLγ2としたとき、Lγ1≦Lγ2であることが好ましく、Lγ1<Lγ2であることがさらに好ましい。
このことから、緩衝部材1は、プラスチックコンテナ2の内部空間58から不意に引き抜かれ難い構造となっている。
以下、緩衝部材1が内部空間58に通常に挿入された状態から、緩衝部材1に引き抜き方向の力が加わり、変形していく様子について詳細に説明する。
ここで、緩衝部材1の底面を形成する底板部10の下面は、上記したように、実質的に面一となる平面を形成しているので、外箱底板部50の上面と広範囲に亘って面接触した状態となっている。
このような構造とすると、緩衝部材1の内部空間58への挿入時に、緩衝部材1を強く押し込むことで、底板部10と外箱底板部50の間の空気が押し出され、これらが広範囲で密着し、互いに離れにくい状態となる。この点においても、本実施形態の緩衝部材1は、プラスチックコンテナ2から不意に外れにくい構造となっている。
ここで、短辺側立壁部15の上側部分は、下側部分よりも外箱立壁部51の内壁に近接する位置に配され、微細な隙間を空けて近接している。したがって、緩衝部材1が傾くことで、いずれかの短辺側立壁部15の上側部分が外箱立壁部51の内壁と接触する。
このことから、緩衝部材1の縁端側よりも、縁端側からより内側へ離れた位置が高位置へと移動し易い状態となり、緩衝部材1が変形し、撓んだ状態となる。
つまり、本実施形態の緩衝部材1は、ロボットアームによる物品取り出し時等に誤って箱外へ取り出され難く、取り出しが必要となる場合には、手作業で簡単に取り外しが可能なものとなっている。
例えば、図13で示されるように、立壁部分111の上側部分及び下側部分の外側面を水平面に対して略垂直な面とし、且つ、これらが段差なく広がりをもって連続する面とした上で、上側部分にのみ複数の突起部118を形成した緩衝部材101としてもよい。
この他、上側部分の外側面に対し、上下方向や、上下方向及び立壁部分111の延び方向と交差する方向に延びる長尺状の突起(図示しない)を形成してもよい。また、長尺状の突起ではなく、半球状や略直方体状となる小片状の突起を複数設け(図示しない)、これらを行列状に配してもよい。また、このような複数の小突起を形成する場合には、行列状ではなく、所定の範囲内に所定の数だけ不規則に配置してもよい。
すなわち、立壁部分111の外側面を外箱短辺側壁部55の内側面に対して内側から押し付け、そのまま引き抜き方向へ力を加えたとき、立壁部分111の外側面における所定領域(上側部分)と他の領域(下側部分)で引き抜き抵抗力が異なる構造であればよい。
この突起群218に属するそれぞれの小突起は、いずれも断面形状が略三角形状であり、立壁部分211の延び方向に沿って延びている。このとき、それぞれの小突起では、上端側が最も外側まで突出しており、下面が下方に向かうに従って内側へ向かう傾斜面となっている。そして、上側に位置する小突起の下方に隣接する位置に、他の小突起が位置しており、上側に位置する小突起の下端部分(傾斜面の下端部分)と、その下方に位置する小突起の上面における内側端部とが連続した状態となっている。
このような構造の緩衝部材301においても、立壁部分311の外側面を外箱短辺側壁部55の内側面に対して内側から押し付け、引き抜き方向へ力を加えたとき、立壁部分311の外側面における上側部分と下側部分とで引き抜き抵抗力が異なる構造となる。
例えば、図16で示されるように、立壁部分11の一部(図16では上端近傍となる部分)と外箱立壁部51の内側面とが接触し、他部と外箱立壁部51の内側面の間に空隙60が形成される梱包容器403であってもよい。この場合、壁面欠落部29、壁面欠落部30や中心側高壁部20と隣接する欠落部が、緩衝部材401の挿入時に空気が抜けるための孔として機能するため、緩衝部材401の挿入が容易となる。
すなわち、上記の実施形態のように緩衝部材401の中心部分と、プラスチックコンテナ2の中心部分とを重ねて配置した状態としたとき、少なくとも一つ(図16では4つ)の立壁部分11の一部が、外箱立壁部51の内側面と接触する構造であってもよい。
しかしながら、緩衝部材1の挿入時により空気を抜けやすくするという観点から、1以上の立壁部分11の全域と外箱立壁部51の内側面の間に空隙60が形成されることが好ましい。そして、上記した実施形態のように、全ての立壁部分11の全域と外箱立壁部51の間に空隙60が形成されることがさらに好ましい。
例えば、図17で示されるように、上側に位置する垂直面(水平面に対して垂直となる面)と、その下側に隣接する傾斜面の境に位置する屈曲部533を境界部としてもよい。この屈曲部533は、上側の面の下端側の一辺となる部分であり、下側の面の上端側の一辺となる部分である。
なお、この張り出し長さL5は、図17で示されるように、緩衝部材501の下面を含んで広がる水平面のうち、屈曲部533の直下に位置する部分から、屈曲部533の下側に隣接する傾斜面を含んで広がる仮想面と交わる部分までの水平方向における距離である。
また、屈曲部533の高さL6(立壁部分11の下端から屈曲部533までの上下方向の長さ)は、立壁部分511の上下方向における最大高さの50パーセント以上90パーセント以下であることが好ましく、80パーセント程度であることが好ましい。
このように、屈曲部533の上側に隣接する面と下側に隣接する面の双方を傾斜面した場合には、屈曲部533の高さL7が下記の条件を満たすように形成することが好ましい。すなわち、屈曲部533の高さL7は、立壁部分511の上下方向における最大高さの20パーセント以上40パーセント以下であることが好ましく、30パーセント程度であることが好ましい。
また、図19で示されるように、段差部633(境界部、段部)の上側に隣接する面と、下側に隣接する面の双方が垂直面であってもかまわない。このとき、2面の間に位置する段差部633が形成する面は、水平面と平行な面であってもよい。すなわち、上記した段差部33のように曲面でなくてもよい。
段差部が形成する面もまた、傾斜面等の平面や、曲面(湾曲面)のいずれでもよく、例えば、内側に窪んだ窪み部分であってもかまわない。
さらに具体的には、緩衝部材の立壁部分に形成される境界部の高さ(複数形成される場合は最も低位置に形成される境界部の高さ)は、この境界部が形成される立壁部分の上下方向における最大高さの15パーセント以上となっている。なお、より好ましくは、この境界部の高さが、境界部が形成される立壁部分の上下方向における最大高さの30パーセント以上となっている。
2 プラスチックコンテナ(外箱)
3,403 梱包容器
10 底板部(底壁)
12 仕切り壁部(仕切り壁)
13 物品配置空間
15 短辺側立壁部(短辺側側壁)
16 長辺側立壁部(長辺側側壁)
33,633,733b 段差部(境界部、段部)
38 隆起部(隆起)
50 外箱底板部
51 外箱立壁部
58 内部空間(収容空間)
533,733a 屈曲部(境界部)
Claims (14)
- 底面と側面を有する外箱に挿入され、物品を保護する緩衝部材であって、
発泡樹脂で成形されたものであり、
平面視が略長方形であり、少なくとも底壁と2つの短辺側側壁を有し、上面側が開放された形状であって、前記底壁と前記短辺側側壁で囲まれる領域に一又は複数の物品配置空間が形成されており、
前記短辺側側壁は、前記外箱に挿入された状態において、前記短辺側側壁から前記外箱へ向かう方向に力を加えて前記短辺側側壁と前記外箱の内壁を接触させたとき、前記短辺側側壁の一の領域と、他の領域とで引き抜きに抗する力が異なるものであり、
前記外箱に挿入され、少なくとも一つの前記短辺側側壁の一部が前記外箱の内壁と接触した状態で、前記物品配置空間の近傍となる部分に引き抜き方向へ力を受けた際、2つの前記短辺側側壁の開放側が広がるように撓むことを特徴とする緩衝部材。 - 前記短辺側側壁の外側面は、一又は複数の境界部によって複数面に区画されるものであり、
前記境界部は、前記短辺側側壁の外側面の少なくとも一部を前記境界部の上側に位置する面と、前記境界部の下側に位置する面とに区画するものであり、
前記境界部は、2面の境に位置する屈曲部、2面の間に位置して段差を形成する段部、又は、2面の間に位置して前記短辺側側壁の外側部分の一部を形成する部分のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の緩衝部材。 - 前記境界部は、前記短辺側側壁の外周部に位置して段差を形成する段部であり、前記段部よりも上方側は前記段部よりも下方側に比べて外側に張出しており、前記接触時における引き抜きに抗する力が下方側に比べて強いことを特徴とする請求項2に記載の緩衝部材。
- 前記底壁の下面が実質的に面一となっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の緩衝部材。
- 前記短辺側側壁には欠落部があり、前記短辺側側壁の一部が他の部位に対して片持ち状であって自由端側が撓むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の緩衝部材。
- 前記底壁の少なくとも一方の長辺から長辺側側壁が立設され、当該長辺側側壁の少なくとも一方は、長辺の長手方向で不連続であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の緩衝部材。
- 前記底壁の少なくとも一方の長辺から長辺側側壁が立設され、当該長辺側側壁の少なくとも一方は、前記短辺側側壁と不連続であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の緩衝部材。
- 前記底壁の少なくとも一方の長辺から長辺側側壁が立設され、当該長辺側側壁の高さは、前記短辺側側壁よりも低いことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の緩衝部材。
- 前記底壁と前記短辺側側壁で囲まれる領域に一又は複数の仕切り壁が設けられ、当該仕切り壁は、前記短辺側側壁に対して平行に延びていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の緩衝部材。
- 前記底壁と前記短辺側側壁で囲まれる領域に複数の仕切り壁を有し、前記底壁の中心近傍に設けられた前記仕切り壁は他の前記仕切り壁よりも厚さが厚いことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の緩衝部材。
- 前記底壁と前記短辺側側壁で囲まれる領域に複数の仕切り壁を有し、前記底壁のうち、前記仕切り壁と前記短辺側側壁の間及び前記仕切り壁同士の間に位置する部分には、畝状の隆起が形成され、
当該隆起は仕切り壁に対して平行に延びていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の緩衝部材。 - 外箱と、請求項1乃至11に記載の緩衝部材とを有し、
前記外箱は、前記底面を形成する外箱底板部と、当該外箱底板部から立設されて前記側面を形成する外箱立壁部とを有し、前記外箱立壁部によって囲まれた空間である収容空間が形成されるものであり、
前記収容空間と前記緩衝部材はいずれも平面視形状が略長方形状であり、
前記収容空間の平面視における長手方向の長さは、前記緩衝部材の平面視における長手方向の長さよりも長いものであって、
前記収容空間の平面視における長手方向の中心位置と、前記緩衝部材の平面視における長手方向の中心位置とを重ねて配置したとき、前記短辺側側壁のうちの少なくとも一方の外側面と、前記外箱立壁部の内側面のとの間に空隙が形成されることを特徴とする梱包容器。 - 前記緩衝部材は、前記底壁の2つの長辺のそれぞれから長辺側側壁が立設されており、
前記収容空間の平面視における長手方向及び短手方向の中心位置と、前記緩衝部材の平面視における長手方向及び短手方向の中心位置とを重ねて配置したとき、前記短辺側側壁のそれぞれの外側面と、前記外箱立壁部の内側面のとの間に空隙が形成され、さらに前記長辺側側壁のそれぞれの外側面と、前記外箱立壁部の内側面のとの間に空隙が形成されることを特徴とする請求項12に記載の梱包容器。 - 前記短辺側側壁又は前記長辺側側壁の外側面と前記外箱立壁部の内側面との間に形成される空隙は、前記短辺側側壁又は前記長辺側側壁の外側面の全域と前記外箱立壁部の内側面との間に形成されるものであることを特徴とする請求項13に記載の梱包容器。
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