JP5037737B2 - スペースユニットの取り付け方法及びスペースユニットの取り付け構造 - Google Patents
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また、スペースユニットを取り付けたる場所としては、部屋の場所や大きさに応じて取付け方や大きさの調整(使用する板の切断)等種々の要因があるが、これらに対応して正確で容易に早く組み立てる必要がある。
さらに、スペースユニットに棚を付け加えたい場合が生じるが、棚が構成部品として増えることにより、スペースユニットの組み立てに時間がかかったり、スペースユニットの長さに影響を与えたり、スペースユニットの形が崩れる等の問題を生じることがあった。
台所の壁に対して、対向する一方辺と他方辺、及びこれらを連結する中央連結部分から成る断面がコ字状のスペーサを、高さ方向と幅方向に複数並べた状態で、かつ、中央連結部分が外側にくるように一方辺を壁に接して取り付けた後、
スペースユニットの側面板を、前記高さ方向に並べたスペーサの中央連結部分と接するように取り付けると共に、スペースユニットの天板を、前記幅方向に並べたスペーサの中央連結部分と接するように取り付け、更にスペースユニットの正面板については、その側縁部と上縁部を前記高さ方向と幅方向に並べたコ字状スペーサの他方辺に取り付けてスペースユニットを組み立てることを特徴とする(段落番号[0028]〜[0037]、図1〜11の記載を参照)。
スペースユニットの側面板を、前記高さ方向に並べたスペーサの一辺と接するように取り付けると共に、スペースユニットの天板を、前記幅方向に並べたスペーサの一辺と接するように取り付け、更にスペースユニットの正面板については、その側縁部と上縁部を前記高さ方向と幅方向に並べたL字状スペーサの一辺の端面に取り付けてスペースユニットを組み立てることもできる(段落番号[0030]、図22の記載を参照)。
前記高さ方向に並べたスペーサの中央連結部分と接するように取り付けられる側面板、および前記幅方向に並べたスペーサの中央連結部分と接するように取り付けられる天板、および前記高さ方向と幅方向に並べたコ字状スペーサの他方辺に側縁部と上縁部が取り付けられる正面板から成るスペースユニットとから構成し、
前記コ字状スペーサの配置を基準にスペースユニットを台所の壁に取り付けた構造を特徴とする(段落番号[0028]〜[0037]、図1〜11の記載を参照)。
前記高さ方向に並べたスペーサの一辺と接するように取り付けられる側面板、および前記幅方向に並べたスペーサの一辺と接するように取り付けられる天板、および前記高さ方向と幅方向に並べたL字状スペーサの一辺の端面に側縁部と上縁部が取り付けられる正面板から成るスペースユニットとから構成し、
前記L字状スペーサの配置を基準にスペースユニットが台所の壁に取り付けた構造にも特徴がある(段落番号[0030]、図22の記載を参照)。
台所の壁等に対して、対向する一方辺と他方辺、及びこれらを連結する中央連結部分から成る断面がコ字状のスペーサを、高さ方向に複数並べた状態で、かつ、中央連結部分が壁に接するように取り付け、更にこれらのスペーサの一方辺に、スペースユニットの二枚ある正面板の内の一枚を取り付ける一方、
正面板の反対側の側縁部にも、コ字状のスペーサを高さ方向に並べた状態で、かつ、中央連結部分が外側にくるように取着して、これらのスペーサの中央連結部分に接するようにスペースユニットの側面板を取り付け、
更に前記正面板の上縁部に対しても、コ字状のスペーサを中央連結部分が上側にくるように取着して、これらのスペーサの中央連結部分と接するようにスペースユニットの天板を取り付け、
そして、前記正面板の側縁部および上縁部に取着したコ字状スペーサの他方辺に、スペースユニットのもう一枚の正面板を取り付けてスペースユニットを組み立てることを特徴とする(段落番号[0038]〜[0043]、図12〜19の記載を参照)。
前記コ字状スペーサの配置を基準にスペースユニットを台所の壁に取り付けた構造に特徴がある(段落番号[0038]〜[0043]、図12〜19の記載を参照)。
前記中間天板の上側には、ガイド溝に沿って移動する複数の棚台を載置し、更にこれらの棚台の上側にもう一枚、天板を取り付けてスペースユニットを構成した点を特徴とする(段落番号[0041]、図17〜19の記載を参照)。
しても良い。
本実施の形態は、一戸建て住宅の壁付型キッチン(クローズドキッチン)のリフォームに際して本発明を適用したものであり、図1は、上から見た台所の配置を模式的に示す背面図である。また、図2は、矢印Va方向から台所を見た斜視図である。本実施の形態では、断面がコ字状又はL字状のスペーサP1,P2と、天板St1、側面板Sr、正面板Ss1等のスペースユニットをセットして現場に持ち込んで行うものである(図6)。
まず、元の台所ユニットKnを除去すると(図2)、元のガス配管Gm、水道配管Wmや排水管Hm等の配管類は、台所の壁Dに埋め込まれていることが多い。通常、新たなキッチンユニットSnを取り付けるに際しては、この新たなキッチンユニットSnとの配管類Gm,Wm,Hmの接続のために、台所の壁Dに埋め込まれているガス配管Gmや水道配管Hm等も新たに取り付け直す必要がある。しかし、これでは水道業者やガス事業、更には大工の手も必要になり、作業が大掛かりとなる。そこで、新たなキッチンユニットSnを取り付けるに際して(図7参照)、元の配管類Gm,Wm,Hmが配されている箇所に、スペースユニットSs,St,Srを取り付けてから新しいキッチンユニットSnを取り付ける。
本実施の形態は、壁付型キッチン(クローズドキッチン)から対面式キッチン(オープンキッチン)へのリフォームに際して本発明を適用したものであり、図8は、上から見た台所の配置を模式的に示す図である。また、図9は、矢印Va方向から台所を見た斜視図である。元の台所ユニットKnを除去して(図9)、露出した元の水道管Wm、排水管Hm,ガス管Gm等の配管類Wm,Hm,Gmには、連結管Rを取り付ける(図10)。連結管Rの他方側は、床下Fbを介して新しいキッチンユニットSnの水道管Wn、排水管Hn,ガス管Gnと連結させる(図10)。なお、新しいキッチンユニットSnがガスを使用しない場合には、元のガス配管Gmを閉栓すれば足りる。
本実施の形態は、上記第2の実施の形態の第2のスペースユニットSt2,Sr2,Ss2に対して棚Tを加えたものである。図16は、新しいキッチンユニット(対面式)Snを所定位置に備え付けるに際して、第2のスペースユニットの正面板Ss2と側面板Sr2等を組み立てて、管類を取り付けた状態の図である。図18と図19は、棚を加えた第2のスペースユニットの取り付け方を説明する図である。
棚Tは、左右一組の棚台T1,T1と、第2の天板(中間天板)St22と奥板Taとにより構成されている(図23、図17)。また、必要に応じて調整用背板Tbを使用する。左右一組の棚台T1,T1は、奥板Taを有する断面コ字状のもので、奥板Taの先端部Ta1が突出して、第2の天板(中間天板)St22に形成されたガイド溝Stwに沿って移動する構成である。中間天板St22には、左右一組の棚台T1,T1が、それぞれ棚台T1から下方向に突出した奥板Taを介してガイド溝Stwに移動自在に取り付けられ、左右一組の棚台T1,T1の間には、調整用背板Tbが同じくガイド溝Stwに取り付けられている(図16)。調整用背板Tbは、第2のスペースユニットの天板St3の長さに合わせて、現場で適宜調整用背板Tbの長さを加工する。左右一組の棚台T1とT1を合わせた長さが、天板St3の長さに対応していれば、調整用背板Tbは、なくしてもよい。このようにして、棚Tの長さを決定してから、これに合わせて2枚の正面板Ss2,Ss3や第1と第2の天板St22,St3の長さを決定して、短くなる場合はこれらを切断する。したがって、台所や居間の部分をリフォームする際に、これらの部屋の実情に合わせて第2のスペースユニットSt22,Ss2,Ss3等の大きさを調節することができる。そして、天板St3を取り付ければ、第2のスペースユニットとなる(図19)。なお、上述した第1の実施の形態にも、上記棚Tを加え、この棚Tの長さを調節するとともに、これに合わせて天板St1や正面板Ss1の長さを調節することもできるものである。
Kn 古い台所ユニット(キッチンユニット)
Sn 新しい台所ユニット(キッチンユニット)
St 天板(スペースユニット)
Sr 側面板(スペースユニット)
Ss 正面板(スペースユニット)
St1 天板(第1のスペースユニット)
Sr1 側面板(第1のスペースユニット)
Ss1 正面板(第1のスペースユニット)
St2,St3,St22,St23 天板(第2のスペースユニット)
St22 第2の天板(中間天板)
Sr2,Sr22 側面板(第2のスペースユニット)
Ss2,Ss3,Ss22,Ss23 正面板(第2のスペースユニット)
P1,P1A,P1B,P1C コ字状のスペーサ
P2 L字状のスペーサ
Pa コ字状のスペーサの一方辺
Pb コ字状のスペーサの他方辺
Pe コ字状のスペーサのコ字状の中央連結部分
Pn L字状のスペーサの短辺側の一辺
Pn L字状のスペーサの長辺側の一辺
R 連結管
Gm,Wm,Hm 配管類
Wm 水道管
Gm ガス管
Hm 排水管
T 棚
T1 棚台
Ta 奥板
Ta1 奥板の先端
Stw ガイド溝、
Claims (9)
- 台所に壁付型のキッチンユニットを取り付ける際、キッチンユニットの背面側に配管スペースを形成するためのスペースユニットを台所の壁に取り付ける方法、或いは、壁付型キッチンから対面式キッチンにリフォームする際、元のキッチンユニットを除去して露出した配管類を覆い隠すためのスペースユニットを台所の壁に取り付ける方法において、
台所の壁に対して、対向する一方辺と他方辺、及びこれらを連結する中央連結部分から成る断面がコ字状のスペーサを、高さ方向と幅方向に複数並べた状態で、かつ、中央連結部分が外側にくるように一方辺を壁に接して取り付けた後、
スペースユニットの側面板を、前記高さ方向に並べたスペーサの中央連結部分と接するように取り付けると共に、スペースユニットの天板を、前記幅方向に並べたスペーサの中央連結部分と接するように取り付け、更にスペースユニットの正面板については、その側縁部と上縁部を前記高さ方向と幅方向に並べたコ字状スペーサの他方辺に取り付けてスペースユニットを組み立てることを特徴とするスペースユニットの取り付け方法。 - 台所の壁に取り付ける一方辺が他方辺よりも長く形成されているスペーサを使用することを特徴とする請求項1記載のスペースユニットの取り付け方法。
- スペースユニットの側面板と天板と正面板、及びスペーサの材質を木製に合わせることを特徴とする請求項1または2に記載のスペースユニットの取り付け方法。
- 台所に壁付型のキッチンユニットを取り付ける際、キッチンユニットの背面側に配管スペースを形成するためのスペースユニットを台所の壁に取り付ける方法、或いは、壁付型キッチンから対面式キッチンにリフォームする際、元のキッチンユニットを除去して露出した配管類を覆い隠すためのスペースユニットを台所の壁に取り付ける方法において、
台所の壁に対して、直角を成す二辺を有する断面がL字状のスペーサを、高さ方向と幅方向に複数並べた状態で、かつ、一辺が外側にくるようにもう一辺を壁に接して取り付けた後、
スペースユニットの側面板を、前記高さ方向に並べたスペーサの一辺と接するように取り付けると共に、スペースユニットの天板を、前記幅方向に並べたスペーサの一辺と接するように取り付け、更にスペースユニットの正面板については、その側縁部と上縁部を前記高さ方向と幅方向に並べたL字状スペーサの一辺の端面に取り付けてスペースユニットを組み立てることを特徴とするスペースユニットの取り付け方法。 - 台所に対面式のキッチンユニットを取り付ける際、キッチンユニットの背面側に配管スペースを形成するためのスペースユニットを台所の壁や柱等に取り付ける方法において、
台所の壁等に対して、対向する一方辺と他方辺、及びこれらを連結する中央連結部分から成る断面がコ字状のスペーサを、高さ方向に複数並べた状態で、かつ、中央連結部分が壁等に接するように取り付け、更にこれらのスペーサの一方辺に、スペースユニットの二枚ある正面板の内の一枚を取り付ける一方、
正面板の反対側の側縁部にも、コ字状のスペーサを高さ方向に並べた状態で、かつ、中央連結部分が外側にくるように取着して、これらのスペーサの中央連結部分に接するようにスペースユニットの側面板を取り付け、
更に前記正面板の上縁部に対しても、コ字状のスペーサを中央連結部分が上側にくるように取着して、これらのスペーサの中央連結部分と接するようにスペースユニットの天板を取り付け、
そして、前記正面板の側縁部および上縁部に取着したコ字状スペーサの他方辺に、スペースユニットのもう一枚の正面板を取り付けてスペースユニットを組み立てることを特徴とするスペースユニットの取り付け方法。 - 台所に壁付型のキッチンユニットを取り付ける際、キッチンユニットの背面側に配管スペースを形成するために台所の壁に取り付けられるスペースユニットの取り付け構造、或いは、壁付型キッチンから対面式キッチンにリフォームする際、元のキッチンユニットを除去して露出した配管類を覆い隠すために台所の壁に取り付けられるスペースユニットの取り付け構造であって、
対向する一方辺と他方辺、及びこれらを連結する中央連結部分から成り、かつ、台所の壁に対して高さ方向と幅方向に複数並べた状態で、中央連結部分が外側にくるように一方辺を壁に接して取り付けられる断面コ字状のスペーサと;
前記高さ方向に並べたスペーサの中央連結部分と接するように取り付けられる側面板、および前記幅方向に並べたスペーサの中央連結部分と接するように取り付けられる天板、および前記高さ方向と幅方向に並べたコ字状スペーサの他方辺に側縁部と上縁部が取り付けられる正面板から成るスペースユニットとを含んで成り、
前記コ字状スペーサの配置を基準にスペースユニットが台所の壁に取り付けられていることを特徴とするスペースユニットの取り付け構造。 - 台所に壁付型のキッチンユニットを取り付ける際、キッチンユニットの背面側に配管スペースを形成するために台所の壁に取り付けられるスペースユニットの取り付け構造、或いは、壁付型キッチンから対面式キッチンにリフォームする際、元のキッチンユニットを除去して露出した配管類を覆い隠すために台所の壁に取り付けられるスペースユニットの取り付け構造であって、
直角を成す二辺を有し、かつ、台所の壁に対して高さ方向と幅方向に複数並べた状態で、一辺が外側にくるようにもう一辺を壁に接して取り付けられる断面L字状のスペーサと;
前記高さ方向に並べたスペーサの一辺と接するように取り付けられる側面板、および前記幅方向に並べたスペーサの一辺と接するように取り付けられる天板、および前記高さ方向と幅方向に並べたL字状スペーサの一辺の端面に側縁部と上縁部が取り付けられる正面板から成るスペースユニットとを含んで成り、
前記L字状スペーサの配置を基準にスペースユニットが台所の壁に取り付けられていることを特徴とするスペースユニットの取り付け構造。 - 台所に対面式のキッチンユニットを取り付ける際、キッチンユニットの背面側に配管スペースを形成するために台所の壁や柱等に取り付けられるスペースユニットの取り付け構造であって、
対向する一方辺と他方辺、及びこれらを連結する中央連結部分から成り、かつ、高さ方向に複数並べた状態で、中央連結部分が壁に接するように取り付けられる断面コ字状のスペーサと;これらのスペーサの一方辺に取り付けられるスペースユニットの正面板と;この正面板の反対側の側縁部に、高さ方向に並べた状態で、かつ、中央連結部分が外側にくるように取着されるコ字状のスペーサと;これらのスペーサの中央連結部分に接するように取り付けられるスペースユニットの側面板と;前記正面板の上縁部に対して、中央連結部分が上側にくるように取着されるコ字状のスペーサと;これらのスペーサの中央連結部分と接するように取り付けられるスペースユニットの天板と;前記正面板の側縁部および上縁部に取着されたスペーサの他方辺に取り付けられるもう一枚の正面板とを含んで構成され、
前記コ字状スペーサの配置を基準にスペースユニットが台所の壁に取り付けられていることを特徴とするスペースユニットの取り付け構造。 - スペースユニットに、上面にガイド溝が形成された中間天板を使用して、この中間天板を幅方向に並べたスペーサ上に取り付ける一方、
前記中間天板の上側には、ガイド溝に沿って移動する複数の棚台を載置し、更にこれらの棚台の上側にもう一枚、天板を取り付けてスペースユニットを構成したことを特徴とする請求項6〜8の何れか一つに記載のスペースユニットの取り付け構造。
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