JP5037268B2 - プロセスカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

プロセスカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、プロセスカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法に関するものである。
画像形成装置においては、経時的に良好な画像形成を行うために、帯電装置、現像装置等のプロセス手段たる各プロセス装置や潜像担持体たる感光体が、寿命を迎えたときや寿命を迎える少し前などの所定の時期を感光体や各プロセス装置の交換時期として定めている。そして、この交換時期を迎えた感光体や各プロセス装置は、交換される。また、感光体と各プロセス装置とを一体的に支持し、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジとすることで、当該交換作業はプロセスカートリッジそのものを交換するだけでよく、当該交換作業を容易に行うことができる。すなわち、感光体と各プロセス装置とを一体で交換できるので、交換作業を容易に行うことができるのである。しかし、プロセスカートリッジに設けられた各プロセス装置と感光体との交換時期はそれぞれ異なるので、交換時期が最短のプロセス装置に合わせてプロセスカートリッジを交換することになる。そのため、まだ交換時期に達していない継続使用可能な感光体までもが交換され、資源が無駄になってしまう。
特許文献1には、帯電装置やクリーニング装置をプロセスカートリッジから着脱可能に構成したプロセスカートリッジが記載されている。これにより、プロセス装置が交換時期に達した場合、プロセスカートリッジからプロセス装置のみを取り外し交換することができる。
特開2005−242301号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロセスカートリッジは、画像形成装置本体からプロセスカートリッジを取り外してから、交換時期に達したプロセス装置をプロセスカートリッジから取り外すよう構成されている。
感光体は、感光体上に形成されたトナー画像を用紙や中間転写ベルトなどに転写するため、感光体の一部が外部へ露出している。このため、プロセスカートリッジを画像形成装置本体から取り外して交換時期に達したプロセス装置を交換するときに、感光体が傷ついてしまい、交換作業後の画像品質に支障をきたすおそれがあった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、交換作業を容易に行うことができ、資源の無駄も防止でき、さらに、潜像担持体が傷つくのを抑制することのできるプロセスカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、潜像担持体と、該潜像担持体に作用する1つ以上のプロセス手段とを備え、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、前記潜像担持体を備えずに前記プロセス手段を少なくとも1つ以上備えるユニットを有し、前記ユニットが、画像形成装置本体に前記潜像担持体を残して画像形成装置本体から取り外し可能となるように構成し、前記ユニットが備えるプロセス手段は、帯電ブラシローラを備えた帯電手段であって、前記ユニットは、鉛直方向下方に前記帯電ブラシローラが露出する開口部を有し、前記ユニットを、鉛直方向に移動することで、画像形成装置本体から脱着される構成であって、前記ユニットを画像形成装置本体から取り外すときに前記開口部を覆って前記帯電ブラシローラに付着したトナーが前記開口部から落下するのを防止するためのカバー部材を前記ユニットに設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1のプロセスカートリッジにおいて、当該プロセスカートリッジが装置本体に装着された状態で、前記ユニットの前記潜像担持体に対する固定と、前記ユニットの前記潜像担持体に対する固定の解除とが行うことのできるロック機構を備えることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2のプロセスカートリッジにおいて前記ロック機構は、前記ユニットの前記潜像担持体に対する固定を手動で解除するための固定解除手段と、前記ユニットの画像形成装置本体への装着の動作に連動して、前記ユニットと前記潜像担持体との固定が自動的に行われる固定手段とを備えることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかのプロセスカートリッジにおいて、画像形成装置本体に残された前記潜像担持体は、前記潜像担持体の軸によって画像形成装置本体に対して位置決め・支持されることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至いずれかのプロセスカートリッジにおいて、前記潜像担持体を保護する保護ケースを設けたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至いずれかのプロセスカートリッジにおいて、前記ユニットと前記潜像担持体とは、それぞれ独立して画像形成装置本体に対して位置決めされることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至いずれかのプロセスカートリッジにおいて、当該プロセスカートリッジおよび前記ユニットは、画像形成装置本体に対して着脱するとき、画像形成装置本体に設けられたガイドに案内されることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至いずれかのプロセスカートリッジにおいて、当該プロセスカートリッジは、トナーが収容されたトナー収容器を備えており、前記トナー収容器は、前記ユニットおよび前記潜像担持体を残して画像形成装置本体に対して脱着可能となるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至8いずれかのプロセスカートリッジにおいて、前記帯電手段は、前記潜像担持体をクリーニングするクリーニング手段を兼用するよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項のプロセスカートリッジにおいて、前記帯電手段は、前記帯電部材に付着したトナーを現像手段に回収させるべく前記帯電部材から前記潜像担持体へトナーを吐き出させる吐き出し手段を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1乃至10いずれかのプロセスカートリッジにおいて、前記潜像担持体の表面硬度は、ユニバーサル硬度で200[N/mm]以上であることを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1乃至11いずれかのプロセスカートリッジにおいて、前記潜像担持体の表面には、保護層が形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項12のプロセスカートリッジにおいて、前記保護層に電荷輸送材料を含有したことを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項12または13のプロセスカートリッジにおいて、前記保護層の膜厚が、1[μm]以上10[μm]以下としたことを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項1乃至14いずれかのプロセスカートリッジを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項1乃至15いずれかのプロセスカートリッジを用いて、画像を形成する画像形成方法。
本発明によれば、潜像担持体を画像形成装置本体に残して、プロセス手段を少なくとも1つ以上備えるユニットが装置本体から着脱可能であるので、潜像担持体を装置本体から取り出さずに交換時期に達したプロセス手段を交換することができる。これにより、潜像担持体を傷つけることなく、交換時期に達したプロセス手段を交換することが可能となる。
また、交換時期に達したプロセス手段のみを交換することができ、まだ交換時期に達していない潜像担持体は、交換時期に達したプロセス手段とともに交換されないため、資源の無駄を防止することができる。
また、プロセスカートリッジとして、潜像担持体とユニットとが一体で交換もできるので、潜像担持体とプロセス手段とが同時に交換時期に達した時に、複雑な作業手順を必要とせずに容易に交換作業を行うことができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)の一実施形態について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本プリンタを示す概略構成図である。同図において、このプリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を形成するための4つのプロセスカートリッジ1Y,M,C,Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Kトナー像を形成するためのプロセスカートリッジ1Kを例にすると、図2に示すように、潜像担持体たるドラム状の感光体2K、プロセス手段としての帯電装置4K、現像装置5K等を備えている。画像形成ユニットたるプロセスカートリッジ1Kは、プリンタ本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。また、プロセスカートリッジ1Kは、装着された場合に、少なくとも装置本体側からの駆動力を受領可能となるようにカップリング部材などを介して連結されているとともに装置本体からの電力供給を受領可能に、かつ双方向に信号伝達可能にその図示しないコネクタ、電気接点などの接続端子を介して電気的に接続される。
帯電手段たる帯電装置4Kは、プレ帯電ブレード8Kと帯電ブラシローラ3Kとを有している。帯電ブラシローラ3Kは、図示しない軸受けによって回転自在に支持される金属製の回転軸部材と、これの周面に立設せしめられた導電性の複数の起毛からなるブラシとを有する帯電ブラシローラ3Kを有している。例えば、ブラシ繊維をパイル地にしたテープを金属製の回転軸部材にスパイラル状に巻き付けて帯電ブラシローラを形成する。帯電ブラシローラ3Kには、帯電電源71Kが接続されており、これによって交流電圧とマイナス極性の直流電圧との重畳による帯電バイアスが印加される。帯電ブラシローラ3Kのブラシは、それぞれ所定の長さにカットされたものであり、素材としては、ナイロン、アクリル、テフロン(登録商標)などの樹脂材料を例示することができる。ブラシ繊維は繊維径10〜500[μm]程度、ブラシの繊維の長さは1〜15[mm]、ブラシ密度は1平方インチ当たり1万〜30万本(1平方メートル当たり1.5×10〜4.5×108本)のものが好ましく用いられる。そして、回転軸部材を中心にして図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動されながら感光体2Kに接触している。プレ帯電ブレード8Kは、帯電ブラシローラ3Kよりも感光体2Kの表面移動方向に配置されている。プレ帯電ブレード8Kは、金属等の導電性材料からなり感光体に当接している。プレ帯電ブレード8Kには、プレ帯電電源72Kによってトナーと同極であるマイナス極性の直流電圧からなるプレ帯電バイアスが印加されている。帯電電源71Kおよびプレ帯電電源72Kは制御部100によって制御されている。
帯電ブラシローラ3Kには、帯電電源71Kが接続されており、これによって交流電圧とマイナス極性の直流電圧との重畳による帯電バイアスが印加される。この印加により、帯電ブラシローラ3Kと感光体2Kとの接触部では、ブラシの各起毛と感光体2Kとの間に放電が発生して、感光体2Kがマイナス500[V]に一様帯電せしめられる。
一様帯電せしめられた感光体2Kの表面は、レーザ光Lによって露光走査されてK用の静電潜像を担持する。このK用の静電潜像は、図示しないKトナーを用いる現像装置5KによってKトナー像に現像される。そして、後述する中間転写ベルト16上に中間転写される。
中間転写工程を経た後、帯電ブラシローラ3Kとの接触位置に進入する前の感光体2Kの表面の転写残トナーは、プレ帯電ブレード8Kとの当接部やその前後でマイナス極性に帯電せしめられる。このとき、転写残トナー中に含まれる若干量の逆帯電トナー(プラス極性トナー)は、プレ帯電ブレード8Kからの電荷注入によって正規のマイナス極性に帯電せしめられる。
上述のプレ帯電バイアスは、帯電ブラシローラ3Kに印加される帯電バイアスの直流成分よりもマイナス側に大きな値になっており、プレ帯電後の感光体2Kの表面電位は、帯電バイアスの直流成分よりもマイナス側に大きな値となる。プレ帯電後の感光体2Kの表面移動に伴って帯電ブラシローラ3Kとの接触位置の入口まで移動すると、感光体2Kに付着していた転写残トナーが感光体2Kとブラシとの電位差によってブラシ内に取り込まれる。その後、感光体2Kの表面が帯電ブラシローラ3Kによって一様帯電せしめられると、その電位はブラシの電位よりも小さくなるが、転写残トナーは感光体2Kの表面に転移せずにブラシ内に留まる。ブラシの起毛に付着したトナーに対し、感光体2Kとブラシとの電位差による静電気力よりも、ファンデルワールス力や鏡像力による起毛との付着力の方が大きく働くからである。このようにして一時捕捉処理が行われる。
このように、本実施形態の帯電装置4Kは、感光体表面の転写残トナーを除去するクリーニング手段を兼ねている。このように、帯電装置4Kで感光体表面の転写残トナーを除去するので、別途、クリーニング手段を設ける必要がなくなり、部品点数などを削減することができ、装置のコストダウンを図ることができる。また、電気的に感光体表面の転写残トナーを除去するので、クリーニングブレードなどで機械的に転写残トナーを除去するものに比べて感光体のダメージを低減することができ、感光体の長寿命化を図ることができる。また、電気的に感光体表面の転写残トナーを除去するので、小粒径で球形度の高い重合トナーでも良好にクリーニングすることができる。
トナーが長期間に渡って帯電ブラシローラ3Kに蓄積していくことで、帯電不良を発生させる場合があるため、本実施形態においては、帯電ブラシローラ3Kに付着したトナーを吐き出して、現像ローラに回収させるようにしている。
例えばプリントジョブ後や、連続プリントモードにおける紙間対応期間など、感光体2Kの表面におけるトナー像を担持していなかった非画像領域が帯電ブラシローラ3Kとの接触位置を通過する期間に吐き出し処理(清掃モード)を実施する。具体的には、吐き出し手段たる制御部100は、プレ帯電ブレード8Kに印加するプレ帯電バイアスを、プラスの直流電圧に切り替える。そして、感光体2Kの表面がプラス極性に帯電せしめられる。このとき、帯電ブラシローラ3Kに印加されるバイアスの直流成分が、マイナス極性ではあるものの一時捕捉処理のときよりも小さな値のものに切り替えられる。プレ帯電ブレード8Kによってプラス極性に帯電せしめられた感光体2Kの表面が帯電ブラシローラ3Kとの接触位置の入口まで移動すると、ブラシ内のトナーがプラス極性に引かれて感光体2Kの表面に転移する。その後、感光体2Kの表面が帯電ブラシローラ3Kによって0[V]程度に一様帯電せしめられても、感光体2Kの表面上のトナーは、ブラシの直流成分のマイナス極性と反発して、感光体2Kの表面に留まる。
なお、吐き出し処理においては、帯電ブラシローラ3Kに印加するバイアスとして、交流電圧又は直流電圧を重畳した交流電圧を採用することが望ましい。これは、交流によるバイアス極性の切り替わりでトナー粒子を振動させることで、ブラシからの離脱を促してトナー粒子をよりスムーズに感光体2Kの表面に転移させることができるからである。また、この戻し処理における交流電圧の周波数は、効率良く帯電ブラシローラ3Kからトナーを吐き出せるように、画像形成の帯電時における交流電圧の周波数から帯電ブラシローラ3Kの清掃条件に最適化された周波数に変更されるのが望ましい。
ブラシ内から叩き落されたトナーは、感光体2Kの表面を介して現像装置で回収され、再利用される。
上述では、帯電ブラシローラに付着したトナーを電気的に吐き出させているが、機械的に吐き出させてもよい。具体的に説明すると、機械的に帯電ブラシローラに付着したトナーを吐き出させる吐き出し手段を、振動を付与する振動付与手段である超音波振動子と、超音波振動子から振動を付与されることで帯電ブラシローラ3Kのブラシを叩くブラシ叩き部材であるシートとで構成する。非画像領域が帯電ブラシローラ3Kとの接触位置を通過する期間に超音波振動子を振動させてシートに振動を付与することで、帯電ブラシローラ3Kのブラシ内に蓄積されたトナーをシート6による機械的な叩き出しよってブラシ内から感光体表面へ叩き落すことで、帯電ブラシローラに付着したトナーが吐き出される。
上記現像装置5Kは、図示しないKトナーを収容する縦長のホッパ部6Kと、現像部7Kとを有している。ホッパ部6K内には、図示しない駆動手段によって回転駆動されるアジテータ61K、これの鉛直方向下方で図示しない駆動手段によって回転駆動される撹拌パドル62K、これの鉛直方向下方で図示しない駆動手段によって回転駆動されるトナー供給ローラ68Kなどが配設されている。ホッパ部6K内のKトナーは、アジテータ61Kや撹拌パドル62Kの回転駆動によって撹拌されながら、自重によってトナー供給ローラ68Kに向けて移動する。トナー供給ローラ68Kは、金属製の芯金と、これの表面に被覆された発泡樹脂等からなるローラ部とを有しており、ホッパ部6K内のKトナーをローラ部の表面に付着させながら回転する。
現像装置5Kの現像部7K内には、感光体2K及びトナー供給ローラ68Kに当接しながら回転する現像ローラ67Kや、これの表面に先端を当接させる薄層化ブレード64Kなどが配設されている。ホッパ部6K内のトナー供給ローラ68Kに付着したKトナーは、現像ローラ67Kとトナー供給ローラ68Kとの当接部で現像ローラ67Kの表面に供給される。供給されたKトナーは、現像ローラ67Kの回転に伴ってローラと薄層化ブレード64Kとの当接位置を通過する際に、ローラ表面上での層厚が規制される。そして、層厚規制後のKトナーは、現像ローラ67Kと感光体2Kとの当接部である現像領域において、感光体2K表面のK用の静電潜像に付着する。この付着により、K用の静電潜像がKトナー像に現像される。
図2を用いてK用のプロセスカートリッジについて説明したが、他色用のプロセスカートリッジ1Y,M,CはK用のプロセスカートリッジ1Kと同様の構成になっており、同様のプロセスにより、感光体2Y,M,C表面にY,M,Cトナー像が形成されるので説明を省略する。
先に示した図1において、プロセスカートリッジ1Y,M,C,Kの鉛直方向上方には、光書込ユニット70が配設されている。潜像書込装置たる光書込ユニット70は、画像情報に基づいてレーザーダイオードから発したレーザ光Lにより、プロセスカートリッジ1Y,M,C,Kにおける感光体2Y,M,C,Kを光走査する。この光走査により、感光体2Y,M,C,K上にY,M,C,K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット70は、光源から発したレーザ光(L)を、図示しないポリゴンモータによって回転駆動したポリゴンミラーで主走査方向に偏光せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。LEDアレイの複数のLEDから発したLED光によって光書込を行うものを採用してもよい。
プロセスカートリッジ1Y,M,C,Kの鉛直方向下方には、無端状の中間転写ベルト16を張架しながら図中反時計回り方向に無端移動せしめる転写ユニット15が配設されている。転写手段たる転写ユニット15は、中間転写ベルト16の他に、駆動ローラ17、従動ローラ18、4つの1次転写ローラ19Y,M,C,K、2次転写ローラ20、ベルトクリーニング装置21、クリーニングバックアップローラ22などを備えている。
中間転写ベルト16は、そのループ内側に配設された駆動ローラ17、従動ローラ18、クリーニングバックアップローラ22及び4つの1次転写ローラ19Y,M,C,Kによって張架されている。そして、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ17の回転力により、同方向に無端移動せしめられる。
4つの1次転写ローラ19Y,M,C,Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト16を感光体2Y,M,C,Kとの間に挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト16のおもて面と、感光体2Y,M,C,Kとが当接するY,M,C,K用の1次転写ニップが形成されている。
1次転写ローラ19Y,M,C,Kには、図示しない転写バイアス電源によってそれぞれ1次転写バイアスが印加されており、これにより、感光体2Y,M,C,Kの静電潜像と、1次転写ローラ19Y,M,C,Kとの間に転写電界が形成される。なお、1次転写ローラ19Y,M,C,Kに代えて、転写チャージャーや転写ブラシなどを採用してもよい。
Y用のプロセスカートリッジ1Yの感光体2Y表面に形成されたYトナーは、感光体2Yの回転に伴って上述のY用の1次転写ニップに進入すると、転写電界やニップ圧の作用により、感光体2Y上から中間転写ベルト16上に1次転写される。このようにしてYトナー像が1次転写せしめられた中間転写ベルト16は、その無端移動に伴ってM,C,K用の1次転写ニップを通過する際に、感光体2M,C,K上のM,C,Kトナー像が、Yトナー像上に順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト16上には4色トナー像が形成される。
転写ユニット15の2次転写ローラ20は、中間転写ベルト16のループ外側に配設されて、ループ内側の従動ローラ18との間に中間転写ベルト16を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト16のおもて面と、2次転写ローラ20とが当接する2次転写ニップが形成されている。2次転写ローラ20には、図示しない転写バイアス電源によって2次転写バイアスが印加される。この印加により、2次転写ローラ20と、アース接続されている従動ローラとの間には、2次転写電界が形成される。
転写ユニット15の鉛直方向下方には、記録紙Pを複数枚重ねた紙束の状態で収容している給紙カセット30がプリンタの筐体に対してスライド着脱可能に配設されている。この給紙カセット30は、紙束の一番上の記録紙Pに給紙ローラ30aを当接させており、これを所定のタイミングで図中反時計回り方向に回転させることで、その記録紙Pを給紙路31に向けて送り出す。
給紙路31の末端付近には、レジストローラ対32が配設されている。このレジストローラ対32は、給紙カセット30から送り出された記録紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに両ローラの回転を停止させる。そして、挟み込んだ記録紙Pを上述の2次転写ニップ内で中間転写ベルト16上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで回転駆動を再開して、記録紙Pを2次転写ニップに向けて送り出す。
2次転写ニップで記録紙Pに密着せしめられた中間転写ベルト16上の4色トナー像は、2次転写電界やニップ圧の影響を受けて記録紙P上に一括2次転写され、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。このようにして表面にフルカラートナー像が形成された記録紙Pは、2次転写ニップを通過すると、2次転写ローラ20や中間転写ベルト16から曲率分離する。そして、転写後搬送路33を経由して、後述する定着装置34に送り込まれる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト16には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、中間転写ベルト16のおもて面に当接しているベルトクリーニング装置21によってベルト表面からクリーニングされる。中間転写ベルト16のループ内側に配設されたクリーニングバックアップローラ22は、ベルトクリーニング装置21によるベルトのクリーニングをループ内側からバックアップする。
定着装置34は、図示しないハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ34aと、これに所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ34bとによって定着ニップを形成している。定着装置34内に送り込まれた記録紙Pは、その未定着トナー像担持面を定着ローラ34aに密着させるようにして、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧の影響によってトナー像中のトナーが軟化さしめられて、フルカラー画像が定着せしめられる。
定着装置34内から排出された記録紙Pは、定着後搬送路35を経由した後、排紙路36と反転前搬送路41との分岐点にさしかかる。定着後搬送路35の側方には、回動軸42aを中心にして回動駆動される切替爪42が配設されており、その回動によって定着後搬送路35の末端付近を閉鎖したり開放したりする。定着装置34から記録紙Pが送り出されるタイミングでは、切替爪42が図中実線で示す回動位置で停止して、定着後搬送路35の末端付近を開放している。よって、記録紙Pが定着後搬送路35から排紙路36内に進入して、排紙ローラ対37のローラ間に挟み込まれる。
図示しないテンキー等からなる操作部に対する入力操作や、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる制御信号などにより、片面プリントモードが設定されている場合には、排紙ローラ対37に挟み込まれた記録紙Pがそのまま機外へと排出される。そして、筐体の上カバー50の上面であるスタック部にスタックされる。
一方、両面プリントモードに設定されている場合には、先端側を排紙ローラ対37に挟み込まれながら排紙路36内を搬送される記録紙Pの後端側が定着後搬送路35を通り抜けると、切替爪42が図中一点鎖線の位置まで回動して、定着後搬送路35の末端付近が閉鎖される。これとほぼ同時に、排紙ローラ対37が逆回転を開始する。すると、記録紙Pは、今度は後端側を先頭に向けながら搬送されて、反転前搬送路41内に進入する。
図1は、本プリンタを正面側から示している。図紙面に直交する方向の手前側がプリンタの前面であり、奥側が後面である。また、本プリンタの図中右側が右側面、左側が左側面である。本プリンタの右端部は、回動軸40aを中心に回動することで筐体本体に対して開閉可能な反転ユニット40になっている。排紙ローラ対37が逆回転すると記録紙Pがこの反転ユニット40の反転前搬送路41内に進入して、鉛直方向上側から下側に向けて搬送される。そして、反転搬送ローラ対43のローラ間を経由した後、半円状に湾曲している反転搬送路44内に進入する。更に、その湾曲形状に沿って搬送されるのに伴って上下面が反転せしめられながら、鉛直方向上側から下側に向けての進行方向も反転して、鉛直方向下側から上側に向けて搬送される。その後、上述した給紙路31内を経て、2次転写ニップに再進入する。そして、もう一方の面にもフルカラー画像が一括2次転写された後、転写後搬送路33、定着装置34、定着後搬送路35、排紙路36、排紙ローラ対37を順次経由して、機外へと排出される。
上述の反転ユニット40は、外部カバー45と揺動体46とを有している。具体的には、反転ユニット40の外部カバー45は、プリンタ本体の筺体に設けられた回動軸40aを中心にして回動するように支持されている。この回動により、外部カバー45は、その内部に保持している揺動体46とともに筺体に対して開閉する。図中点線で示すように、外部カバー45がその内部の揺動体46とともに開かれると、反転ユニット40とプリンタ本体側との間に形成されていた給紙路31、2次転写ニップ、転写後搬送路33、定着ニップ、定着後搬送路35、排紙路36が縦に2分されて、外部に露出する。これにより、給紙路31、2次転写ニップ、転写後搬送路33、定着ニップ、定着後搬送路35、排紙路36内のジャム紙を容易に取り除くことができる。
また、揺動体46は、外部カバー45が開かれた状態で、外部カバー45に設けられた図示しない揺動軸を中心にして回動するように外部カバー45に支持されている。この回動により、揺動体46が外部カバー45に対して開かれると、反転前搬送路41や反転搬送路44が縦に2分されて外部に露出する。これにより、反転前搬送路41内や反転搬送路44内のジャム紙を容易に取り除くことができる。
プリンタの筺体の上カバー50は、図中矢印で示すように、軸部材51を中心にして回動自在に支持されており、図中反時計回り方向に回転することで、筺体に対して開いた状態になる。そして、筺体の上部開口を大きく露出させる。
プロセスカートリッジ1Y,M,C,Kは、上カバーを開放して着脱が行われる。着脱頻度高いプロセスカートリッジを上カバーを開放して行うことで、しゃがんだり、腰を曲げたり、かがんだりなどといった無理な姿勢をとることなく、筺体内を上側から眺めながら着脱操作を確認することができる。よって、作業負担を軽減したり、操作ミスの発生を抑えたりすることができる。
従来においては、現像装置内のトナーが無くなった時点でプロセスカートリッジが交換されるため、交換時期に達していない継続使用可能な感光体までもが交換され、資源が無駄になってしまう。本実施形態の帯電装置4Kは、帯電ブラシローラ3Kに転写残トナーを保持するため、感光体よりも早く交換時期に達してしまう。これは、ブラシ内に取り込まれた後、ブラシの挙動の影響などを受けてトナーがブラシの奥深くに入り込んでしまうことがある。このようなトナーは、吐き出し処理において感光体の表面に吐き出されずに留まってしまう。そして、このようなトナーが長期に亘って蓄積していくため、感光体よりも早期に交換時期がきてしまうのである。
このように、本実施形態においては、感光体に比べて現像装置や帯電装置の交換時期が早期にくるため、プロセスカートリッジとして現像装置や帯電装置とともに交換時期に達していない感光体までも交換すると、資源が無駄になってしまう。そこで、本実施形態のプロセスカートリッジにおいては、潜像担持体たる感光体を画像形成装置本体に残してプロセス手段である現像装置と帯電装置とを備えたサブユニットが画像形成装置本体から着脱できるように構成した。以下に、具体的に説明する。なお、Y,M,C,Kのプロセスカートリッジの構成は、同じであるので、以下の説明では、色符号を省略して説明する。
図3は、プロセスカートリッジ1の斜視図である。
図4は、感光体ユニット80の斜視図であり、図5は、サブユニット90の断面図である。図3に示すように、プロセスカートリッジ1は、感光体ユニット80とサブユニット90とを有している。感光体ユニット80は、図4に示すように、保護ケース81内に感光体2が支持されている。保護ケース81の上面は、帯電ブラシローラ3K、プレ帯電ブレード8K、現像ローラ67が感光体2と接触するためのおよび光書込ユニット70の光源から発したレーザ光(L)の光路を確保するための開口部が形成されている。感光体2の両端に圧入されたフランジ82の一方の外周面には駆動ギヤ82aが形成されている。感光体ユニット80が装着本体に装着された状態において、感光体ユニット80よりも下方に設けられた不図示の本体駆動ギアと噛合い感光体に回転駆動力が伝達されるようになっている。保護ケース81の手前側面81aおよび不図示の奥側側面には、穴81bが設けられており、穴81bを貫通する感光体軸2aが不図示の軸受を介して保護ケース81の側面に回転自在に支持されている。上述では、感光体2の保護ケース81に対する支持に感光体軸2aを用いたが、感光体2の両端に圧入されているフランジ82を用いて支持してもよい。
サブユニット90は、図5に示すように、プロセス手段として、帯電装置4と現像装置5とを有している。図3に示すようにサブユニット90の両側面には、位置決め突起91が設けられている。また、サブユニット90が、鉛直方向に着脱可能となるように、サブユニット90が備えるプロセス手段たる帯電装置および現像装置の感光体に当接する部材(現像ローラ67、帯電ブラシローラ3、プレ帯電ブレード8)の感光体との当接箇所を感光体の軸中心よりも上方となるように、帯電装置4および現像装置5を配置している。
図3に示すように、プロセスカートリッジ1は、プロセスカートリッジ1が装置本体に装着された状態で、サブユニット90の感光体2に対する固定と、サブユニット90の感光体2に対する固定の解除とが行うことのできるロック機構110を備えている。ロック機構110は、サブユニット90の感光体2に対する固定を手動で解除するための固定解除手段たるレバー111と、サブユニット90の装置本体への装着の動作に連動して、サブユニット90と感光体2との固定が自動的になされる固定手段とを有している。固定手段は、感光体ユニット80に設けられた被係合部たる受け部113と、固定解除手段たるレバー111に設けられた係合部たるカギ部111aと、サブユニット90と感光体2との固定を維持するために係合部たるカギ部111aを付勢する付勢手段たるバネ112と、サブユニット90の装置本体への装着の動作に連動して、カギ部111aが受け部113に対して相対的にサブユニット90の装着方向と直交する方向に移動させて、受け部113を乗り越える乗り越え手段とを有している。
レバー111は、サブユニット90の手前側側面と奥側側面とにそれぞれ設けられており、それぞれピン111dを介して回転自在に固定されている。レバー111の上端は、サブユニット90の上面よりも上部にあり、奥側側面に設けられたレバー111の上端と手前側側面に設けられたレバー111の上端とが連結部111bによって連結されている。レバー111の下端には、係合部たるカギ部111aが設けられており、カギ部111aの下面は、テーパ面となっている。レバー111は、バネ112によって図中左側(感光体ユニット側)に付勢されている。
感光体ユニット80の保護ケース81の両側面にはそれぞれレバー111のカギ部111aと係合する被係合部たる受け部113が設けられている。この受け部113の上面は、カギ部下面のテーパ面と同じ傾斜角度で傾斜するテーパ面が設けられている。また、受け部113は、水平方向に移動可能に保護ケース81の側面に固定されており、バネなどの付勢手段(不図示)により図中右側(現像装置側)に付勢されている。
感光体ユニット80を装置本体に残して、サブユニット90のみを装置本体から取り出すときは、上カバー50を開放し光書込ユニット70を回動させてプロセスカートリッジ1の上面を露出させて、連結部111bを図中左側へ移動させる。すると、レバー111がピン111dを中心にして回動して、カギ部111aと受け部113との係合が解除される。そして、この状態を維持して、サブユニット90を上側に引き上げることで、感光体ユニット80を装置本体に残して、サブユニット90のみを装置本体から取り出すことができる。
サブユニット90を装置本体に取り出すとき、帯電ブラシローラに付着したトナーがサブユニット90の開口部から落下することがある。本実施形態においては、サブユニット90を上下方向に着脱するので、サブユニット90の開口部から落下したトナーは、全て感光体へ落下する。よって、サブユニット90の開口部から落下したトナーによって装置本体が汚れるのを抑制することができる。感光体上に落下したトナーは、サブユニット90が交換されて、新品のサブユニット90が装着されたときに、リフレッシュモードなどを設けて、帯電ブラシローラで除去したり、現像ローラで回収したりする。
一方、サブユニット90を交換して、新品のサブユニット90を装置本体に装着するときは、サブユニット90の両側面に設けられた位置決め突起91を装置本体の手前側側面と奥側側面とにそれぞれ設けられたサブユニットガイド54に挿入して、サブユニット90を押し下げる。すると、カギ部111a下面のテーパ面と受け部113上面のテーパ面とが接触する。この状態でサブユニット90を押し下げていくと、受け部113が不図示のバネの付勢力に抗って、帯電ユニット側へ移動し、レバー111がバネ112の抗力に抗って反時計回りに回動する。これによって、カギ部111aが受け部113に対して相対的にサブユニット90の装着方向と直交する方向に移動し、受け部113を乗り越える。すなわち、本実施形態においては、乗り越え手段は、サブユニット90が装着される際にカギ部111aにおける受け部113と対向する面であるカギ部111a下面のテーパ面と、サブユニット90が装着される際に受け部113におけるカギ部111aと対向する面である受け部上面のテーパ面とで構成されている。なお、本実施形態においては、カギ部111a下面と受け部上面の両方をテーパ面としているが、どちらか一方のみでもよい。
そして、このようにして、レバー111のカギ部111aが、受け部113を乗り越えると、カギ部111aが受け部113の下面と係合して、サブユニット90が感光体ユニット80に固定される。
また、感光体ユニット80とサブユニット90とが一体のプロセスカートリッジ1として、装置本体から取り出すときは、連結部111bを操作せずに、引き出すことで、プロセスカートリッジ1として、装置本体から取り出すことができる。そして、新品のプロセスカートリッジ1に取り替えたり、プロセスカートリッジ1から感光体ユニット80を取り外して、感光体2のみ新品に取り替えたりする。本実施形態においては、感光体2を保護ケース81で保護しているので、感光体2のみの交換に際して、感光体2を直接手で触れるのを抑制し、感光体表面の傷つきを抑制することができる。
新品の感光体が取り付けられたプロセスカートリッジ1または、新品のプロセスカートリッジ1を装置本体に装着するときは、感光体軸2aを装置本体の手前側側板と奥側側板とにそれぞれ設けられた感光体ユニットガイド53に挿入し、サブユニット90に設けられた位置決め突起91をサブユニットガイド54に挿入して、プロセスカートリッジ1を装置本体に装着する。そして、サブユニット90の位置決め突起91がサブユニットガイド54の底部に突き当たる。また、感光体ユニット80の感光体軸2aが感光体ユニットガイド53の底部に突き当たる。
このように、サブユニットガイド54の底部に突き当たることで、サブユニット90が装置本体に対して位置決めされ、感光体軸2aが感光体ユニットガイド53の底部に突き当たることで感光体ユニット80が装置本体に対して位置決めされる。このように、感光体ユニット80とサブユニット90とがそれぞれ独立に位置決めされるので、電気接点不良や接触不良を防止することができる。
このようにして、感光体ユニット80、サブユニット90がそれぞれ独立して位置決めされたら、上カバー50と光書込ユニット70とをそれぞれ回動させて、上カバー50を閉じる。図6に示すように、光書込ユニット70を保持して、光書込ユニット70を回動させる保持ケース52の手前側の側面板の下面と奥側の側面板の下面にはそれぞれ、互いに距離をおいて並ぶY,M,C,K用の4つのプロセスカートリッジ付勢バネ55Y,M,C,Kが固定されている。これらプロセスカートリッジ付勢バネ55Y,M,C,Kが、それぞれ、プロセスカートリッジ1Y,M,C,Kの上面に当接して、それらを鉛直方向下方に向けて付勢する。この付勢により、サブユニット90の位置決め突起91がサブユニットガイド54の底部に押し付けられ、感光体ユニット80の感光体軸2aがサブユニット90を介して感光体ユニットガイド53の底部に押し付けられることで、プロセスカートリッジ1が装置本体に対して固定される。
また、感光体ユニット80を装置本体に残した状態で、サブユニット90を装置本体に装着するときにサブユニット90を勢いよく装置本体に装着してしまうと、帯電ブラシローラ3や現像ローラ67が感光体2と突き当たって、感光体2が傷ついたり、現像ローラ67が傷ついたりするおそれがある。よって、サブユニットガイド54の底部に緩衝手段を設けて、帯電ブラシローラ3や現像ローラ67が感光体2と突き当たらないようにするのが好ましい。緩衝手段としては、油圧式のダンパー、バネやゴムなどの弾性部材などが挙げられる。このように、サブユニットガイド54の底部に緩衝手段を設けることで、サブユニット90の位置決め突起91が緩衝手段と突き当たると、装着の勢いが吸収される。これにより、帯電ブラシローラ3や現像ローラ67が感光体2と勢いよく突き当たって、感光体2が傷ついたり、現像ローラ67が傷ついたりするのを抑制することができる。
次に、本実施形態の変形例について、説明する。
[変形例1]
図7は、変形例1のプロセスカートリッジ1の概略構成図である。図7の(a)は、プロセスカートリッジ1が装置本体内に装着されているときの図であり、図7の(b)は、サブユニット90のみを装置本体から取り出すときの図である。
この変形例1のプロセスカートリッジ1は、サブユニット90の開口部を覆うカバー部材120を設けたものである。カバー部材120は、カバー部121と、カバー部121の両側面の一端から延びるアーム部122と、アーム部122から延びる係合部124とを有している。アーム部122と係合部124との接合部分は、係合ピン123によってサブユニット90の側面に回転自在に固定されている。
図7(a)に示すように、プロセスカートリッジ1が装置本体内に装着されているときは、係合部124が、装置本体の側面板に設けられた係合突起と係合して、カバー部121が持ち上げられている。
図7(b)に示すように、サブユニット90の感光体ユニット80に対する固定を解除して、サブユニット90のみを装置本体から取り外すと、サブユニット90が係合突起125に対して相対的に上方へ移動する。その結果、カバー部材120が係合ピン123を中心にして図中時計回りに回転する。そして、係合部124が係合突起125から離間すると、カバー部121がサブユニット90の開口部分を覆う。これにより、サブユニット90のみを装置本体から取り出すときに、帯電ブラシローラ3などに付着したトナーが、開口部から装置本体内に落下するのを抑制することができ、装置の汚れを抑制することができる。
サブユニット90を装置本体に装着するときは、係合部124が係合突起125と当接する。その状態からさらにサブユニット90を装置本体内に押し下げると、係合突起125によってカバー部材120が持ち上げられて、サブユニット90の開口部を開口させる。
サブユニット90と感光体ユニット80とを一体としたプロセスカートリッジとして装置本体から取り外すときは、カバー部材120の係合部124が係合突起125から離間すると、カバー部121が感光体ユニット80の保護ケースの側壁に突き当り、カバー部が感光体に突き当たることはない。
また、図8に示すように、アーム部122を延設させて、カバー部121を図7に示すものよりもサブユニット90から離して、プロセスカートリッジ1として取り外すとき、感光体ユニット80下面の開口部を覆うようにしてもよい。このようにすることで、プロセスカートリッジ1として装置本体から取り外すときに、感光体ユニット80の開口部からトナーなどが落下するのを抑制することができる。また、装置本体から取り外された状態においても、カバー部121が感光体ユニット80の下面の開口部を覆うので、感光体2が外部に露出しなくなり、感光体2が外部の部材と接触して傷つくのを抑制することができる。
[変形例2]
次に、変形例2について説明する。
図9は、変形例2のプロセスカートリッジ1を示す概略構成図であり、図10は、変形例2のプロセスカートリッジ1におけるサブユニット90の断面図である。
図10に示すように、変形例2のプロセスカートリッジ1は、帯電装置4を連結部材92で現像装置5に揺動自在に取り付けたものである。図9に示すように、帯電装置4には、装置本体内で帯電装置を位置決めするための帯電用位置決め突起93が設けられている。この帯電用位置決め突起93は、帯電用ガイド56に挿入されて、帯電用ガイド56の底部に突き当たることで、位置決めされる。
図11は、新品のサブユニット90の様子を示す図である。図に示すように、新品のサブユニット90は、帯電装置4が現像装置5に近接した位置にあり、サブユニットの開口部を狭くしている。これにより、帯電ブラシローラ3や現像ローラ67が他の部材と接触するのを抑制することができ、傷つきを抑制することができる。
図12は、装置本体の側面板130の概略構成図である。
図に示すように、側面板には、互いに距離をおいて並ぶサブユニット90Y,M,C,Kの位置決め突起91をガイドするためのサブユニットガイド54Y,M,C,Kが設けられている。各サブユニットガイド54Y,M,C,Kの隣には、感光体軸2aをガイドするための感光体ユニットガイド53Y,M,C,Kが設けられている。さらに、感光体ユニットガイド53Y,M,C,Kの隣には、帯電用位置決め突起93をガイドする帯電用ガイド56Y,M,C,Kが設けられている。帯電用ガイド56Y,M,C,Kは、サブユニットガイド54から離間する方向に傾斜する傾斜部を有している。また、図示してないが、傾斜部には、上方に真直ぐ伸び、プロセスガイドとして着脱するときに帯電用位置決め突起93をガイドする第2帯電用ガイドが設けられている。傾斜部と図示しない第2帯電ガイドとの接合部分は、樹脂などの弾性変形可能な突起部が形成されている。
図11に示すように、帯電装置4が現像装置に近接した状態のサブユニットを装置本体に取り付けるときは、サブユニット90の位置決め突起91を図12に示す装置本体の側面板130に設けられたサブユニットガイド54に挿入し、帯電用位置決め突起93を帯電用ガイド56に挿入して、サブユニット90を押し下げる。帯電用ガイド56は、サブユニットガイド54から離間する方向へ傾斜しているため、サブユニット90を押し下げて行くと、帯電用位置決め突起93が、帯電用ガイド56によってサブユニットガイド54から離間する方向へ案内される。その結果、帯電装置4が、連結部材92を中心にして、現像装置から離間する方向へ回転して、サブユニット90の開口部が開かれる。そして、帯電用位置決め突起93が帯電用ガイド56の底部に突き当たり、帯電装置4が位置決めされ、サブユニット90の位置決め突起91がサブユニットガイド54の底部に突き当たることで、現像装置5が位置決めされる。
感光体ユニット80を装置本体に残して、サブユニット90のみを装置本体から取り外すとき、帯電用位置決め突起93が、帯電用ガイドの傾斜部分と図示しない第2帯電ガイドとの接合部分に設けた図示しない突起部と突き当たるが、突起部が弾性せずに、帯電用ガイド56の傾斜部に案内されながら帯電装置が現像装置側へ案内される。その結果、帯電装置4が、連結部材92を中心にして、現像装置5へ近接する方向へ回転して、サブユニット90の開口部を狭める。このようにして、サブユニット90の開口部が狭められるので、サブユニット90取り外し時に、帯電ブラシローラ3などに付着したトナーがサブユニット90開口部から落下するのを抑制することができる。
一方、プロセスカートリッジ1として装置本体から取り外すときは、感光体ユニット80によって、帯電装置4が、現像装置側へ移動できないため、帯電用ガイドの傾斜部分と図示しない第2帯電ガイドとの接合部分に設けた図示しない突起部に帯電用位置決め突起93を介して大きな力がかかり、突起部が弾性変形する。これにより、帯電用位置決め突起93が、図示しない第2帯電ガイドに案内されて、プロセスカートリッジが装置本体から取り出される。プロセスカートリッジを装置本体に取り付ける場合は、サブユニット90の位置決め突起91を図12に示す装置本体の側面板130に設けられたサブユニットガイド54に挿入し、感光体ユニット80の感光体軸2aを感光体ユニットガイド53に挿入し、帯電用位置決め突起93を図示しない第2帯電ガイドに挿入して、プロセスカートリッジ90を押し下げる。プロセスカートリッジを押し下げていくと、帯電用位置決め突起93が、図示じない第2帯電ガイドと傾斜部との接合部に設けた突起部と突き当たり、突起部を弾性変形させて、帯電用位置決め突起93が帯電用ガイド56の底部に突き当たり、帯電装置4が位置決めされる。また、このとき、サブユニット90の位置決め突起91がサブユニットガイド54の底部に突き当たり、現像装置5が位置決めされ、感光体ユニット80の感光体軸2aが感光体ユニットガイド53の底部に突き当たり、感光体が位置決めされる。
また、現像装置5において、トナーを収容するトナー収容部を分離可能に構成し、トナー収容部のみ、装置本体から着脱可能なように構成してもよい。このように構成することで、現像装置5内のトナーが無くなったときは、トナー収容部のみを装置本体から取り外して、新品のトナー収容部を装置本体に取り付けばよいので、現像装置内のトナーがなくなる度にサブユニットを交換するものに比べて、メンテナンス性を向上することができる。
次に、感光体2について詳しく説明する。
本実施形態に係る画像形成装置に用いられる感光体2は、感光層を有するものである。感光層は単層構成であっても、電荷発生層と電荷輸送層との積層構成であっても良い。
電荷発生層は、電荷発生物質又は電荷発生物質と結着樹脂から構成され、膜厚は0.05〜3[μm]の範囲が好ましい。
電荷発生物質としては、例えばシーアイピグメントブルー25(カラーインデックスCI 21180)、シーアイピグメントレッド41(CI 21200)、シーアイシッドレッド52(CI 45100)、シーアイベーシックレッド3(CI 45210)、カルバゾール骨格を有するアゾ顔料、ジスチリルベンゼン骨格を有するアゾ顔料、トリフェニルアミン骨格を有するアゾ顔料、ジベンゾチオフェン骨格を有するアゾ顔料、オキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料、フルオレノン骨格を有するアゾ顔料、ビススチルベン骨格を有するアゾ顔料、ジスチリルオキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料、ジスチリルカルバゾール骨格を有するアゾ顔料などのアゾ顔料;例えばシーアイピグメントブルー16(CI 74100)などのフタロシアニン系顔料;例えばシーアイバットブラウンCI 73410)、シーアイバットダイ(CI 73030)などのインジゴ系顔料;アルゴールスカーレット5(バイエル社製)、インダスレンスカーレットR(バイエル社製)などのペリレン系顔料、スクエリック染料、六方晶Se粉末などが挙げられる。
これらの電荷発生物質をテトラヒドロフラン、シクロヘキサノン、ジオキサン、ジクロルエタンなどの溶媒と共に、ボールミル、アトライター、サンドミルなどの方法で粉砕、分散する。この時、例えば、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリケトン、ポリカーボネート、シリコン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルケトン、ポリスチレン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリアクリルアミドなどの樹脂を結着剤として加えてもよい。
電荷輸送物質としては、主鎖又は側鎖にアントラセン、ピレン、フェナントレン、コロネンなどの多環芳香族化合物又はインドール、カルバゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イミダゾール、ピラゾール、オキサジアゾール、ピラゾリン、チアジアゾール、トリアゾールなどの含窒素環式化合物を有する化合物、トリフェニルアミン化合物、ヒドラゾン化合物、α−フェニルスチルベン化合物などが使用される。これら電荷輸送物質をポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアリレート多環芳香族化合物又はインドール、カルバゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イミダゾール、ピラゾール、オキサジアゾール、ピラゾリン、チアジアゾール、トリアゾールなどの含窒素環式化合物を有する化合物、トリフェニルアミン化合物、ヒドラゾン化合物、α−フェニルスチルベン化合物などが使用される。これら電荷輸送物質をポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアリレートジオキサン、ジクロルエタンなどの溶剤に溶解して電荷輸送層形成液を調製、塗工し、予備乾燥を経た後本乾燥して電荷輸送層を形成する。
これまでは有機電子写真感光層が電荷発生層と電荷輸送層との積層タイプとしたもので説明してきたが、有機電子写真感光層はもちろん単層のものであってもよい。また、必要に応じて導電性支持体とそれに隣接する電荷輸送層又は電荷発生層の間に下引き層を設けることもできる。その場合、電荷発生層の結着樹脂として挙げた樹脂の中から選ばれた材料を用いることができ、更に酸化チタン等の白色顔料やスルホン酸又はスルホン酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩等のアニオン系導電性ポリマーを添加することもできる。この時下引き層の上に積層される層の形成液に使用される溶剤に溶解しない材料を選択することが好ましい。
また、感光体の耐久性を高くするためには、感光層上に更に耐摩耗性を有する保護層を形成することが望ましい。電荷輸送層を電荷輸送材料とするのは積層される層間に残留電位の要因となる障壁を形成しない様にするためである。障壁が低いほど、電子又は正孔がスムーズに移動できるために、良好な電子写真特性が維持される。耐摩耗性を有する材料には無機、有機を問わず多くある。感光体に使用するために積層される層の電気抵抗は1×1012〜1014[Ωcm]程度に調整する事が望ましいが、単に電気抵抗を規定しただけでは正孔又は電子に対する障壁が出来る為、繰り返し使用に伴って、どうしても残留電位の蓄積を生じ、良好な画像品質が得られなくなる。感光層(正孔移動型の電荷輸送層)として構成する事によって、前記した障壁を低くする事が出来るため、残留電位の蓄積を大幅に改善することが可能になる。耐摩耗性の感光層として、本例では熱硬化樹脂を電荷輸送層材料として使用する。熱硬化性樹脂を使用した例としては、たとえば、特開平05−181299号公報、特開平05−053357号公報、特開平05−150461号公報等の開示例に見られる。
本実施形態では、熱硬化樹脂を使用するが、その際に感光体の摩擦係数を低減化する手段として、架橋樹脂として反応性水酸基を有するフッ素系界面活性剤を架橋反応させて得られる樹脂を用いる。すなわち、本例の感光体は、反応性水酸基を含有する架橋性電荷輸送物質と、熱硬化性樹脂単量体と、熱硬化性界面活性剤との架橋反応によって得られる樹脂を使用した感光層を最表層に有する電子写真感光体である。架橋性電荷輸送物質の含有量は、感光体最表面層中の7.5wt%以上である事が望ましい。
熱硬化性樹脂は加熱する温度が高いほど硬化が進行し硬さが増すが、単に熱を加えただけでは十分に硬度が十分に達成しない場合が多い。このため、架橋樹脂材料をDSC(示差熱分析法)で測定したとき、分解温度まで吸熱ピークを持たない材料を選択して使用することによって、硬化不良を排除し耐摩耗性を向上させる事が出来る事が実験によって確認された。また、架橋樹脂を用いた感光体最表面層を形成したものは一般的に、温湿度変化による環境変動により、画像流れが起こりやすく、特にシロキサン架橋樹脂ではその現象が顕著である。しかし、画像流れ等の不具合はIR(遠赤外分析法)での3200〜3800(cm−1)での透過率が95%以上となる架橋樹脂を選択する事によって改善することが出来る事も確認された。
画像流れや解像度劣化などの環境条件に依存して起こる不具合は、成膜条件によっても改善可能であるが、メラミン樹脂、熱硬化性アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、フェノール樹脂の何れか1つを選択するか、または組み合わせを行う事により不具合が起こりにくくする事が可能となる。これらの材料はいずれも入手可能である。
本画像形成装置では感光体を帯電する際にオゾンや窒素酸化物などのコロナ生成物が感光体に作用して、摩擦係数を上昇させ、解像度劣化、クリーニング不良、感光体劣化など様々な不具合を起こす。したがって、これらの不具合を起こさないようにするために、摩擦係数の上昇を抑制し、且つ電荷輸送層の架橋を促進させて耐摩耗性の向上を狙いとして、フッ素系界面活性剤を使用している。本例におけるフッ素系界面活性剤には公知の材料を用いることができる。例えば、特開平07−068398号公報に記載されるフルオロアルキル基を有する(メタ)アクリレートを含む共重合体として、例えば特開昭60−221410号公報および特開昭60−228588号公報に記載のフッ素を含まないビニル型モノマーと含フッ素ビニル型モノマーとからなるブロック共重合体、フッ素系グラフトポリマーとして、例えば特開昭60−187921号公報に記載のポリメチルメタクリレートを側鎖にもつメタクリレートマクロモノマーとフルオロアルキル基を有する(メタ)アクリレートを共重合した櫛型グラフトポリマーが挙げられる。これらのフッ素系樹脂は、塗料添加剤として市販されており、例えば、含フッ素ランダム共重合体としては旭硝子株式会社から樹脂表面改質剤SC−101、SC−105として市販されている。含フッ素ブロック共重合体として、フッ化アルキル基含有重合体セグメントとアクリル系重合体セグメントからなるブロック共重合体として日本油脂株式会社から市販されているモディパーFシリーズ(例えば、F100、F110、F200、F210、F2020)がある。フッ素系グラフトポリマーとしては、東亜合成株式会社よりアロンGF−150、GF−300の名前で市販されている。これらの界面活性剤は、架橋樹脂成分として用いる。特に、メタクリル酸エステルとアクリル酸フッ化アルキルとの共重合体が有効である。
架橋性樹脂を用いる際には、保護層中を光誘起電荷キャリアが移動できる程度に電荷輸送性の官能基を架橋樹脂中に結合させるか、高分子電荷輸送物質を配合する必要がある。低分子型の電荷輸送物質と架橋樹脂とを混合することが可能で有れば、低分子型の電荷輸送物質を混合しても良いが、保護層内に固定できず、低分子成分が表面に析出することがある。このようなケースに対して前述の高分子電荷輸送物質を用いることで析出を防ぎ、感度特性の向上を図ることができる。
電荷輸送層中には、必要により適当な酸化防止剤、可塑剤、滑剤、紫外線吸収剤などの低分子化合物およびレベリング剤を添加することも出来る。これらの化合物は単独または2種以上の混合物として用いることが出来る。低分子化合物の使用量は、樹脂成分100重量部に対して0.1〜50重量部、好ましくは、0.1〜20重量部、レベリング剤の使用量は、樹脂成分100重量部に対して0.001〜5重量部程度が適当である。
感光体最表面層の形成方法として、浸漬法、スプレー塗工法、リングコート法、ロールコータ法、グラビア塗工法、ノズルコート法、スクリーン印刷法等が採用される。特にスプレー塗工法とリングコート法は生産上、品質の安定性を確保し易い方法であり好適である。
保護層の膜厚は1〜10[μm]程度の膜厚に形成される。また、電荷輸送層と保護層を合わせた全電荷輸送層の膜厚は12〜50[μm]が望ましく、好適には12〜35[μm]の間である。画像形成時には感光体はほぼ−400〜−800[V]帯電されるが、感光層の膜厚が厚くなるにしたがい、静電容量が小さくなるため、帯電電位に対する余裕が生じる。しかし、帯電電位が低くなるにしたがい電荷の移動が遅くなるため、感光層内部に正孔又は電子の蓄積が起こり、感光体が十分に機能しなくなる。したがって、必要以上に膜厚を上げることは好ましくなく、厚くしても50[μm]が限度で、実際には使用する帯電電位に応じた膜厚に設定するのが好ましい。通常は35[μm]以下で使用するのが好ましく、薄くした場合でも12[μm]程度で使用するのが好ましい。
またユニバーサル硬度についてはダイヤモンド圧子を用いた微小表面硬度計の負荷−除荷試験により測定される。圧子の最大荷重での変位から求めることができ、耐摩耗性の観点から200[N/mm2]以上である架橋表面層が好ましい。
なお、上述においては、帯電装置と現像装置とが一体となったサブユニットが、感光体を装置本体に残して着脱されるよう構成したプロセスカートリッジについて説明したが、例えば、帯電装置のみが、感光体を装置本体に残して着脱されるようプロセスカートリッジを構成してもよい。また、帯電装置、現像装置それぞれが感光体を装置本体に残して着脱されるようプロセスカートリッジを構成してもよい。また、上述では、帯電装置がクリーニング手段を兼用した構成のプロセスカートリッジについて説明したが、もちろん、帯電装置とは、別にクリーニング装置を備えたプロセスカートリッジにも本発明を適用することができる。
以上、本実施形態のプロセスカートリッジによれば、潜像担持体たる感光体2と感光体に作用するプロセス手段たる帯電装置4と現像装置5とを備え、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されている。そして、現像装置5帯電装置4と備えるユニットたるサブユニット90が、感光体2を画像形成装置本体に残して画像形成装置本体に対して脱着可能となるように構成されている。このように構成することで、まだ交換時期に達していない感光体2を装置本体から取り出さずに交換時期に達した帯電装置や現像装置を交換することができる。これにより、感光体2を傷つけることなく、交換時期に達した帯電装置や現像装置を交換することが可能となる。また、交換時期に達した帯電装置や現像装置のみを交換することができ、まだ交換時期に達していない感光体は、交換時期に達した帯電装置や現像装置とともに交換されないため、資源の無駄を防止することができる。さらに、プロセスカートリッジとして、感光体とサブユニットとが一体で交換もできるので、感光体と帯電装置や現像装置とが同時に交換時期に達した時に、複雑な作業手順を必要とせずに容易に交換作業を行うことができる。
また、プロセスカートリッジが装置本体に装着された状態で、サブユニットの感光体ユニットに対する固定と、サブユニットの感光体に対する固定の解除とが行うことのできるロック機構を有する。これにより、感光体を装置本体に残してサブユニット90を、画像形成装置本体に対して脱着することができる。
また、ロック機構110は、サブユニットの感光体に対する固定を手動で解除するための固定解除手段たるレバー111と、サブユニットの画像形成装置本体への装着の動作に連動して、サブユニットと感光体との固定が自動的に行われる固定手段とを備える。これにより、プロセスカートリッジが装置本体に装着されている状態においては、ロック機構は、常にサブユニット90を感光体2に固定している。よって、サブユニット90のみを装置本体から取り外すときは、必ず手動でロック機構を解除する必要が生じる。一方、プロセスカートリッジとして装置本体から取り外すときは、ロック機構を操作せずに行われる。その結果、サブユニットを装置本体から取り外すときの手順と、プロセスカートリッジとして装置本体から取り外すときの手順が決まり、取り出し間違いを抑制することができる。
また、画像形成装置本体に残された感光体は、感光体軸2aによって画像形成装置本体に対して位置決め支持する。これにより、装置本体の両側面板にスリット状の感光体ユニットガイド53を儲け、その底部に感光体軸を突き当たるような簡便な構成で感光体の位置決めと支持を行うことができる。
また、サブユニットは、鉛直方向に移動することで、画像形成装置本体から脱着されるよう構成することで、サブユニットの開口部から落下するトナーは、感光体に落下するので、落下するトナーによって、装置内の他の部材が汚れるのを抑制することができる。
また、変形例1のプロセスカートリッジによれば、サブユニット90を画像形成装置本体から取り外すときにサブユニットからトナーが落下するのを防止するためのカバー部材120を設けたので、サブユニット90取り外し時のトナー落下を抑制することができる。これにより、サブユニット交換後に、感光体表面をクリーニングするリフレッシュモードなどを設ける必要がなくなり、サブユニット交換時における装置のダウンタイムを削減することができる。
また、変形例2のプロセスカートリッジのように、帯電装置を現像装置に対して、揺動可能に取り付け、サブユニットを画像形成装置本体から取り外すときは、サブユニットの開口部が狭まる方向に帯電装置を揺動させることでも、サブユニット90取り外し時のトナー落下を抑制することもできる。
また、感光体2を保護する保護ケース81を設けることで、感光体が保護ケースによって保護され、感光体表面が傷つくのを抑制することができる。
また、サブユニットと感光体とは、それぞれ独立して画像形成装置本体に対して位置決めされるので、サブユニットの帯電装置や現像装置に電気を供給するためのコネクタ、電気接点などの接続端子との接点不良や接触不良を抑制することができる。
また、プロセスカートリッジおよびサブユニットは、画像形成装置本体に対して着脱するとき、画像形成装置本体に設けられたガイドに案内されるので、装置本体に対する着脱時に装置本体の他の部品にぶつかって、装置本体内の部品を破損させたり傷つけたりするのを抑制することができる。また、ユーザもガイドに沿ってプロセスカートリッジまたはサブユニットを着脱すればよいため、画像形成装置本体に対する着脱も容易に行うことができる。
また、トナー収容器をサブユニットおよび感光体を残して画像形成装置本体に対して脱着可能となるように構成することで、現像装置5内のトナーが無くなったときは、トナー収容器のみを装置本体から取り外して、新品のトナー収容器を装置本体に取り付けばよいので、現像装置内のトナーがなくなる度にサブユニットを交換するものに比べて、メンテナンス性を向上することができる。
また、帯電手段たる帯電装置が備える帯電部材をブラシ部材たる帯電ブラシローラとすることで、帯電部材にトナーが付着して汚れたとしてもエアーを吹き付けたり、吸引したりすることで、容易に帯電部材からトナーを除去することができる。よって、再利用しやすく、メンテナンスコストを削減できる。
また、帯電装置がクリーニング手段を兼用するので、別途、クリーニング手段を設ける必要がなくなり、部品点数などを削減することができ、装置のコストダウンを図ることができる。また、帯電装置で電気的に感光体表面の転写残トナーを除去するので、クリーニングブレードなどで機械的に転写残トナーを除去するものに比べて感光体のダメージを低減することができ、感光体の長寿命化を図ることができる。また、電気的に感光体表面の転写残トナーを除去するので、小粒径で球形度の高い重合トナーでも良好にクリーニングすることができる。
また、帯電ブラシローラ3に付着したトナーを現像装置に回収させるべく帯電ブラシローラから感光体へトナーを吐き出させる吐き出し手段を備えることで、帯電ブラシローラのトナーによる汚染を抑制し、長期にわたり帯電性能を維持することができ、メンテナンス回数を削減することができる。
また、感光体の表面硬度を、ユニバーサル硬度で200[N/mm]以上にすることで、感光体の耐摩耗性が向上し、感光体を長寿命化することができ、メンテナンス回数を削減することができる。
また、感光体表面に保護層を形成することで、感光体の耐摩耗性を向上させることができ、感光体を長寿命化することができ、メンテナンス回数を削減することができる。
また、保護層に電荷輸送材料を含有することで、感光体2の電気的安定性を高めることができる。
また、保護層の膜厚を、1[μm]以上10[μm]以下とすることで、感光体2の電気的安定性を高めることができる。
また、本実施形態の画像形成装置によれば、上述のプロセスカートリッジを備えることで、資源の無駄を防止することができる。
また、本実施形態の画像形成方法によれば、上述のプロセスカートリッジを用いることで、資源の無駄を防止することができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタのプロセスカートリッジを示す拡大構成図。 同プロセスカートリッジの斜視図。 感光体ユニットの斜視図。 サブユニットの断面図。 光書込ユニットをカバーフレーム及び4つのプロセスカートリッジとともに示す正面図。 変形例1のプロセスカートリッジを示す概略構成図。 変形例1のプロセスカートリッジの他の態様を示す概略構成図。 変形例2のプロセスカートリッジを示す概略構成図。 変形例2のプロセスカートリッジの断面図。 変形例2のプロセスカートリッジの装置に装着される前の状態を示す図。 変形例2のプロセスカートリッジが装着される装置本体の側面板の概略構成図。
符号の説明
1:プロセスカートリッジ
2:感光体
3:帯電ブラシローラ
4:帯電装置
5:現像装置
8:プレ帯電ブレード
50:上カバー
52:保持ケース
53:感光体ユニットガイド
54:サブユニットガイド
55:プロセスカートリッジ付勢バネ
56:帯電用ガイド
67:現像ローラ
70:光書込ユニット
71:帯電電源
72:プレ帯電電源
80:感光体ユニット
81:保護ケース
82:フランジ
90:サブユニット
91:位置決め突起
92:連結部材
93:帯電用位置決め突起
100:制御部
110:ロック機構
111:レバー
112:バネ
113:受け部
120:カバー部材
121:カバー部
122:アーム部
123:係合ピン
124:係合部
125:係合突起
130:側面板

Claims (16)

  1. 潜像担持体と、
    該潜像担持体に作用する1つ以上のプロセス手段とを備え、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    前記潜像担持体を備えずに前記プロセス手段を少なくとも1つ以上備えるユニットを有し、前記ユニットが、画像形成装置本体に前記潜像担持体を残して画像形成装置本体から取り外し可能となるように構成し、
    前記ユニットが備えるプロセス手段は、帯電ブラシローラを備えた帯電手段であって、
    前記ユニットは、鉛直方向下方に前記帯電ブラシローラが露出する開口部を有し、前記ユニットを、鉛直方向に移動することで、画像形成装置本体から脱着される構成であって、
    前記ユニットを画像形成装置本体から取り外すときに前記開口部を覆って前記帯電ブラシローラに付着したトナーが前記開口部から落下するのを防止するためのカバー部材を前記ユニットに設けたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 請求項1のプロセスカートリッジにおいて、
    当該プロセスカートリッジが装置本体に装着された状態で、前記ユニットの前記潜像担持体に対する固定と、前記ユニットの前記潜像担持体に対する固定の解除とが行うことのできるロック機構を備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  3. 請求項2のプロセスカートリッジにおいて
    前記ロック機構は、前記ユニットの前記潜像担持体に対する固定を手動で解除するための固定解除手段と、前記ユニットの画像形成装置本体への装着の動作に連動して、前記ユニットと前記潜像担持体との固定が自動的に行われる固定手段とを備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  4. 請求項1乃至3いずれかのプロセスカートリッジにおいて、
    画像形成装置本体に残された前記潜像担持体は、前記潜像担持体の軸によって画像形成装置本体に対して位置決め・支持されることを特徴とするプロセスカートリッジ
  5. 求項1乃至いずれかのプロセスカートリッジにおいて、
    前記潜像担持体を保護する保護ケースを設けたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 請求項1乃至いずれかのプロセスカートリッジにおいて、
    前記ユニットと前記潜像担持体とは、それぞれ独立して画像形成装置本体に対して位置決めされることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 請求項1乃至いずれかのプロセスカートリッジにおいて、
    当該プロセスカートリッジおよび前記ユニットは、画像形成装置本体に対して着脱するとき、画像形成装置本体に設けられたガイドに案内されることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 請求項1乃至いずれかのプロセスカートリッジにおいて、
    当該プロセスカートリッジは、トナーが収容されたトナー収容器を備えており、
    前記トナー収容器は、前記ユニットおよび前記潜像担持体を残して画像形成装置本体に対して脱着可能となるように構成したことを特徴とするプロセスカートリッジ
  9. 求項1乃至8いずれかのプロセスカートリッジにおいて、
    前記帯電手段は、前記潜像担持体をクリーニングするクリーニング手段を兼用するよう構成したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 請求項のプロセスカートリッジにおいて、
    前記帯電手段は、前記帯電部材に付着したトナーを現像手段に回収させるべく前記帯電部材から前記潜像担持体へトナーを吐き出させる吐き出し手段を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 請求項1乃至10いずれかのプロセスカートリッジにおいて、
    前記潜像担持体の表面硬度は、ユニバーサル硬度で200[N/mm]以上であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 請求項1乃至11いずれかのプロセスカートリッジにおいて、
    前記潜像担持体の表面には、保護層が形成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  13. 請求項12のプロセスカートリッジにおいて、
    前記保護層に電荷輸送材料を含有したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  14. 請求項12または13のプロセスカートリッジにおいて、
    前記保護層の膜厚が、1[μm]以上10[μm]以下としたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  15. 請求項1乃至14いずれかのプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項1乃至15いずれかのプロセスカートリッジを用いて、画像を形成する画像形成方法。
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