JP6413672B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、交換が必要となる部品をカートリッジ化しておき、装置本体から引き出して交換可能とした構造の画像形成装置が開示されている。
特開2009−258279号公報
像保持体を含んだ第1組立体を支持体から取外す際に、像保持体の軸方向の一方側が他方側よりも先行して取り外されると、像保持体が現像剤保持体に対して斜めに位置するようになり、例えば、像保持体と現像剤保持体とが接触して像保持体と現像剤保持体のどちらか一方あるいは双方に傷が付くなどの不具合があった。
本発明は、像保持体を含んだ第1組立体を支持体から取り外す際に、像保持体の軸方向の一方側が他方側よりも先に取り外されることが抑制された画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1は、
回転しながら静電潜像が形成され、形成された当該静電潜像を保持する像保持体を含んだ第1組立体と、
前記第1組立体が着脱自在に装着され、装着された当該第1組立体を支持する支持体と、
前記像保持体上の静電潜像を現像する現像剤保持体を含み、前記支持体に支持された状態の前記第1組立体の前記像保持体に対し該現像剤保持体を接離させる向きに移動可能に該支持体に支持された第2組立体とを備え、
前記支持体が、前記現像剤保持体を前記像保持体に近づける向きに付勢する付勢部材を備え、
前記第1組立体が、前記像保持体の回転軸方向両側に、該第1組立体の着脱の際に前記現像剤保持体の被接触部に接触し装着状態において該像保持体と該現像剤保持体との間隔を規制する間隔規制部材を備え、
前記間隔規制部材それぞれが、装着状態にある前記第1組立体を取外しの向きに途中まで移動させた状態において該第1組立体の取外しの向きへの操作力に対する抵抗力を非連続的に増加させる段部を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2は、前記現像剤保持体が、前記第1組立体が装着された状態にあるときの前記像保持体の斜め上に位置し、
前記支持体が、前記第1組立体の取外しの際に、該第1組立体を、前記像保持体が前記現像保持体から離れる向きに斜め上に案内する案内部を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3は、前記第1組立体の取り外しの際に、該第1組立体を案内する案内部を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項は、前記段部が、前記像保持体の回転軸を通って取外しの際の前記案内部による案内方向に延びる線分に対し前記現像剤保持体の回転軸がほぼ90°の位置にあるときに、前記抵抗力を非連続的に増加させる位置に設けられていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置である。
請求項1の画像形成装置によれば、像保持体を含んだ第1組立体を支持体から取り外す際に、像保持体の軸方向の一方側が他方側よりも先に取り外されることが抑制される。
請求項2および請求項3の画像形成装置によれば、第1組立体と第2組立体との間の干渉を避けることができる。
請求項の画像形成装置によれば、像保持体の回転軸方向の一方側が他方側よりも先に取り外された際に、先に取り外された一方側を適切な位置で待機させることができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの概略構成図である。 プリンタ本体から枠体が引き出された状態を示した斜視図である。 4台の画像形成エンジンを搭載した枠体の外観斜視図である。 1台の感光体モジュールの斜視図である。 1台の感光体モジュールを図4とは別の角度から見て示した斜視図である。 1台の現像器モジュールの斜視図である。 1台の現像器モジュールを図6とは別の角度から見て示した斜視図である。 画像形成エンジンの横断面図である。 枠体に設けられている前側のガイド溝を示した斜視図である。 枠体に設けられている後ろ側のガイド溝を示した斜視図である。 枠体に設けられている前側の押圧部材を示した斜視図である。 画像形成エンジンの、前側の押圧部材を横切る部分の横断面図である。 枠体の後ろ側に設けられている押圧部材を示した斜視図である。 画像形成エンジンの、後ろ側の押圧部材を横切る部分の横断面図である。 感光体モジュールに設けられている間隔規制部材と現像器モジュールに設けられている間隔規制コロとの位置関係を示した図である。 感光体モジュールを取り出す際に作用する抵抗力の変化を示した図である。 抵抗力の実験値を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの概略構成図である。
このプリンタ1は、いわゆる電子写真方式により画像をプリント出力するプリンタである。
このプリンタ1の下部には、2台の用紙トレイ2a,2bが配置されている。これら2台の用紙トレイ2a,2bは引出し式となっており、それらの用紙トレイ2a,2bには、用紙Pが積み重なるように収容されている。用紙トレイ2a,2b内の用紙Pは、プリントにあたり1枚ずつ取り出され、矢印Aで示す搬送路上を搬送される。
また、このプリンタ1の上部には、4台の画像形成エンジン3Y,3M,3C,3Kが設けられている。これら4台の画像形成エンジン3Y,3M,3C,3Kは、それぞれイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および黒(K)の各色トナーによるトナー像を形成するエンジンである。以下では、各画像形成エンジン3Y,3M,3C,3Kについての共通の説明は、色を表わすY,M,C,Kの符号は省略し、画像形成エンジン3と表記する。後述する図面においても色を表わすY,M,C,Kの符号を省略することがある。画像形成エンジン以外の他の構成要素についても同様である。
各画像形成エンジン3は、矢印B方向に回転する感光体21と、その感光体21の周りに配置された不図示の帯電器、現像器、クリーナを備えている。ここで、感光体21は像保持体の一例である。また、これらの画像形成エンジン3の上方には露光器4が備えられている。このプリンタ1には、不図示のパーソナルコンピュータ等から画像データが入力され、露光器4は、その画像データに応じて変調された露光光4aで像保持体21を露光する。
各像保持体21は、帯電器により帯電され、露光器4による露光により静電潜像が形成される。その静電潜像は現像器で現像されて、像保持体21上にトナー像が形成される。さらにそのトナー像は、1次転写器5の作用により、中間転写ベルト6上に順次重なるように転写される。中間転写ベルト6は矢印C方向に循環移動しており、中間転写ベルト6上のトナー像は、2次転写器7の作用により、その位置に搬送されてきた用紙P上に転写される。トナー像の転写を受けた用紙Pは、さらに搬送され、定着器8による加熱および加圧により定着され、排紙トレイ9上に排出される。
ここで、4台の画像形成エンジン3は、引出し式の1つの枠体10に組み込まれていて、プリンタ本体1Aに対し一体的に引き出され、収納される構造となっている。
図2は、プリンタ本体から枠体が引き出された状態を示した斜視図である。
プリンタ本体1Aの前面には、矢印x1−y1,x2−y2の向きに開閉する扉1B,1Cが設けられており、これらの扉1B,1Cを開き、枠体10がX方向に引き出され、また、Y方向に収納される。上記の通り、この枠体10には、4台の画像形成エンジン3Y,3M,3C,3Kが組み込まれている。
図3は、4台の画像形成エンジンを搭載した枠体の外観斜視図である。
枠体10には、4台の画像形成エンジン3が搭載されている。各画像形成エンジン3は、感光体モジュール20と現像器モジュール30とを有する。感光体モジュール20および現像器モジュール30は、それぞれ第1組立体および第2組立体の各一例である。この図3における、矢印F側が前側、矢印R側が後ろ側である(図2の矢印F−Rを参照)。以下に説明する図4以降に示す矢印F−Rも、矢印F側が前側、矢印R側が後ろ側であることを表わしている。
図4,図5は、1台の感光体モジュールを互いに別々の角度から見て示した斜視図である。
この感光体モジュール20には、感光体21と、帯電器22と、クリーナ23が組み込まれている。感光体21は、プリンタ1(図1参照)の動作にあたり、矢印Bの向きに回転する(図1を合わせて参照)。この感光体モジュール20は、プリンタ1(図1参照)を長期間使用している間の感光体21の摩耗等により交換する必要があるモジュールであって、プリンタ1(図1参照)のユーザによって交換することが可能な構造となっている。
この感光体モジュール20の、感光体21の回転軸方向両側には、間隔規制部材24F,24Rが設けられている。これらの間隔規制部材24F,24Rは、その感光体モジュール20に備えられている感光体21と、現像器モジュール30に組み込まれている現像ロール31(図7参照)との間の間隔が一定となるように規制する部材である。本実施形態は、この間隔規制部材24F,24Rの形状に特徴がある。間隔規制部材24F,24Rの詳細については後述する。
また、この感光体モジュール20には、両端上部に、リング状の把っ手25F,25Rが設けられている。これらの把っ手25F,25Rは、回転させてリングを立てた状態にすることができ、リングに指を入れて持ち上げることで、感光体モジュール20を、図3に示す枠体10から上方に引き抜くことができる。
また、この感光体モジュール20の両端面には、ガイド部26F,26Rが設けられている。これらのガイド部26F,26Rが、枠体10に設けられているガイド溝11F,11R(図9,図10参照)に嵌り込むように案内されて、感光体モジュール20が枠体10に装着される。
図6,図7は、1台の現像器モジュールを互いに別々の角度から見て示した斜視図である。
この現像器モジュール30は、容易には交換できないように、枠体10に固定されている。この現像器モジュール30には現像ロール31(図7参照)が組み込まれている。この現像ロール31は、枠体10に搭載された状態の感光体モジュール20に組み込まれている感光体21に近接した状態に置かれ、感光体21と対面した部分が感光体21と同一の向きに進むように、後述する図8に示す矢印Dの向きに回転する。この現像器モジュール30は、現像ロール31の両側に、現像ロール31と同軸に、自由回転する間隔規制コロ32F,32Rが設けられている。この間隔規制コロ32F,32Rが、感光体モジュール20に設けられている間隔規制部材24F,24R(図4,図5参照)に接触することで、感光体21と現像ロール31との間の間隔が常に一定に保たれる構造となっている。この現像器モジュール30には、図示しないトナーボトルからトナーの供給を受けるトナー供給口33が設けられている。このトナー供給口33から供給されたトナーは、現像ロール31により感光体21に近接した位置に運ばれ、感光体21上に形成された静電潜像がトナーで現像されて感光体21上にトナー像が形成される。ここで感光体21と現像ロール31との隙間からトナーが漏れ出してしまわないように、現像器モジュール30にはフイルム状のシール部材34(図7参照)が設けられている。さらにこの現像器モジュール30には、その前端側に、横長の2つの長穴35が設けられている。また、後端には、図6に示すように支持ロッド26が設けられていて、支持ロッド26は横に2本並んでいるが、図6には一本のみあらわれている。さらに、この現像器モジュール30の前端側の、2つの長穴35の近傍には、突出した1本のピン37が設けられている。現像器モジュール30は、これらの長穴3および支持ロッド36が設けられていることで感光体モジュール20に接離する方向に移動可能となっていて、枠体10に取り付けられている押圧部材12F,12R(図11〜図14参照)により、感光体モジュール20側に押されている。ここで、前側(図3に示す矢印F側)の押圧部材12Fは、感光体モジュール20に向けて現像器モジュール30のピン37を押圧し(図12参照)、後ろ側(図3に示す矢印R側)の押圧部材12Rは、感光体モジュール20に向けて、現像器モジュール30の、2本の支持ロッド36のうちの1本を押圧している(図14参照)。このようにして、現像器モジュール30の間隔規制コロ32F,32Rが感光体モジュール20の間隔規制部材24F,24Rに押し当てられている。
図8は、画像形成エンジンの横断面図である。
この画像形成エンジン3は、上述の通り、感光体モジュール20と現像器モジュール30とを有する。そして、感光体モジュール20に組み込まれている感光体21と現像器モジュール30に組み込まれている現像ロール31は、互いに一定の間隔を保ったまま、それぞれ矢印B,Dの向きに回転する。現像器モジュール30には、フィルム状のシール部材34が備えられている。この図8では、シール部材34は、他と干渉しないときの本来の形状が示されているため、感光体21に食い込むように描かれているが、実際は感光体21の矢印Bの向きへの回転により感光体21の表面に沿うように撓って感光体21と現像ロール31との間の隙間を塞ぎ、それらの間からトナーが漏れ出るのを防止している。
図9,図10は、枠体に設けられている、それぞれ前側および後ろ側のガイド溝を示した斜視図である。
これら図9,図10には、枠体10に装着される4台の画像形成エンジン3(図3参照)のうちの1台の画像形成エンジン3Kを構成する感光体モジュール20Kが取り外された状態の枠体10が示されている。その枠体10には、前側のガイド溝11F(図9)および後ろ側のガイド溝11R(図10)が設けられている。感光体モジュール20は、前端面のガイド部26F(図4)および後端面のガイド部26R(図5)が、これらのガイド溝11F,11Rに嵌まり込んだ状態に枠体10に装着される。本実施形態では、この枠体10に設けられているガイド溝11F,11Rが、案内部の一例に相当する。
ここでは、4台の画像形成エンジン3のうちの1台の画像形成エンジン3Kについての、感光体モジュール20を案内するガイド溝11F,11Rについて説明したが、4台の画像形成エンジン3のいずれについても同様の構成となっている。
図11は、枠体に設けられている前側の押圧部材を示した斜視図である。
図11には、枠体10に装着される4台の画像形成エンジンのうちの1台の画像形成エンジン3Kを構成する感光体モジュール20Kと現像器モジュール30Kの双方が取り外された状態の枠体10の一部が示されている。
また、図12は、画像形成エンジンの、前側の押圧部材を横切る部分の横断面図である。
図12に示すように、画像形成エンジン3を構成している感光体モジュール20は、その前端面に設けられたガイド部26Fが枠体10に設けられたガイド溝11Fに嵌まり込んでいる。そして、図11に示すように、枠体10の、ガイド溝11Fに隣接した位置に押圧部材12Fが配置されている。この押圧部材12Fは、押圧バネ13F(図12)により押されて、現像器モジュール30を感光体モジュール20に向けて押圧する役割を担っている。また、この枠体10には、図11に示すように、押圧部材12Fを挟んだ両側に支持ロッド14が設けられている。これらの支持ロッドは、図12に示すように、現像器モジュール30の長穴35(図5,図6を合わせて参照)に入り込み、現像器モジュール30を支持している。また、現像器モジュール30の、長穴35に隣接した位置に設けられているピン37は、押圧部材12Fにより押圧される位置に入り込んでいる。
この押圧部材12Fによる現像器モジュール30の押圧により、現像ロール31と同軸に備えられている間隔規制コロ32Fが感光体モジュール20の間隔規制部材24Fに押し当てられ、現像ロール31と感光体21(図4,図5参照)との間隔が一定に保たれている。
これと同様な構造は、後ろ側(図3に示す矢印R側)にも設けられている。
図13は、枠体の後ろ側に設けられている押圧部材を示した斜視図である。この図13も、図11と同様、枠体10に装着される4台の画像形成エンジン3のうちの1台の画像形成エンジン3Kを構成する感光体モジュール20Kと現像器モジュール30Kの双方が取り外された状態の枠体10の一部が示されている。
また、図14は、画像形成エンジンの、後ろ側の押圧部材を横切る部分の横断面図である。
図14に示すように、画像形成エンジン3を構成している感光体モジュール20は、その後端面に設けられたガイド部26Rが、枠体10に設けられたガイド溝11Rに嵌り込んでいる。そして、図13に示すように、枠体10に設けられたガイド溝11Rに隣接した位置に押圧部材12Rが配置されている。この後ろ側の押圧部材12Rは、感光体モジュール20を向く側に開いた長溝15内に配置されており、また、その長溝15に隣接した位置に横長の長穴16が形成されている。現像器モジュール30の後端面には2本の支持ロッド36が突出しており(図6参照。ただし、図6には1本のみあらわれている)、それら2本の支持ロッド36のうちの1本は長溝15内に差し込まれた状態に配置され、もう1本は長孔16内に差し込まれた状態に配置される。これにより、現像器モジュール30は、後端側も、感光体モジュール20に接離する方向に移動可能に枠体10に支持されている。押圧部材12Rは、図14に示す押圧バネ13Rにより押されて、2本の支持ロッド36のうちの1本を感光体モジュール20に向かって押圧する。この押圧部材12Rによる現像器モジュール30の押圧により、図14には不図示であるが、現像ロール31と同軸に設けられている間隔規制コロ32R(図7参照)が、感光体モジュール20に設けられている間隔規制部材24Rに押し当てられている。これにより、前側と同様、現像ロール31(図7)と感光体21(図4,図5)との間隔が一定に保たれている。
ここで、ガイド溝11F,11Rはやや斜めに延び、ガイド部26F,26Rを上方やや斜めに案内する構造となっている。これにより、感光体21が現像ロール31の斜め下に回り込む配置となり、その分、4台の画像形成ユニット3が密に配列され、小型化に寄与している。
図15は、感光体モジュールに設けられている間隔規制部材と現像器モジュールに設けられている間隔規制コロとの位置関係を示した図である。
この図15では、現像器モジュール側の部材としては、現像ロール31と間隔規制コロ32、および現像ロール31の回転軸311が示されている。また、この図15において、感光体モジュール20については、間隔規制部材24と感光体の回転軸211が示されている。なお、間隔規制部材24と間隔規制コロ32の関係は、回転軸方向前側と後ろ側で同一なので、ここでは、前側の部材と後ろ側の部材を区別することなく、前側、後ろ側を区別する符号F,Rを省き、間隔規制部材24および間隔規制コロ32と表記している。
前述した通り、感光体モジュール20は、上に持ち上げることにより枠体10(図3参照)から取り外される。このとき、図12,図14に示すように、前後のガイド部26F,26Rが枠体10のガイド溝11F,11Rに嵌まり込んでいるため、感光体モジュール20は、そのガイド溝11F,11Rの形状に沿って、やや斜め上向きの案内方向(図15に示す矢印Z方向)に持ち上げられる。
この図15において、間隔規制コロ32は、実線と破線との双方で示されている。実線で示されている間隔規制コロ32は、感光体モジュール20が枠体10内の正規の位置に配置されているときの、感光体モジュール20に対する間隔規制コロ32の相対位置を表わしている。一方、破線で示されている間隔規制コロ32は、感光体モジュール20が矢印Zの向きに少し持ち上げられた状態における、感光体モジュール20に対する間隔規制コロ32の相対位置を示している。
間隔規制部材24の、実線で示す間隔規制コロ32が接触している部分が、動作時における感光体21と現像ロール31との間隔を規制している間隔規制部241である。
この間隔規制部材24は、間隔規制部241の下方に隣接した位置に小さな段部242が設けられている。また、この間隔規制部材24には、その段部242よりもさらに下方に大きな段部243が設けられている。この大きな方の段部243が、本実施形態に特徴的な段部である。
感光体モジュール20を矢印Zの向きに持ち上げ始めると、小さい段部242を境にして、間隔規制コロ32が間隔規制部材24に押されて現像ロール31と感光体21との間隔が押し広げられる。
感光体モジュール20をさらに持ち上げると、間隔規制コロ32は、感光体モジュール20に対し相対的に、破線で示した位置に達し、大きな段部243に接触し、さらに持ち上げようと操作する操作力に対し、それまでの抵抗力とは非連続的な大きな抵抗力として作用する。このときの間隔規制コロ32は、感光体の回転軸211を通って案内方向に延びる直線(図15に示す矢印Zで示す直線)に対し90°の位置にある。すなわち、この大きな方の段部243は、感光体の回転軸211を通り、感光体モジュール20を枠体10から取り外す際の、ガイド溝11F,11Rによる案内方向に延びる線分(矢印Zで示した線分)に対し現像ロール31の回転軸311がほぼ90°の位置にあるときに、感光体モジュール20をさらに持ち上げる操作に対し、そこまで持ち上げてきた操作に対する抵抗力と比べ非連続的に大きな抵抗力を生じさせる段部である。
ここで、間隔規制部材24に、この大きな方の段部243が設けられていない場合について考察する。この間隔規制部材24と、その間隔規制部材24に突き当てられる間隔規制コロ32は、回転軸方向前側と後ろ側の2箇所に設けられている。この感光体モジュール20は、取外しの際ユーザが人手で操作するため、この感光体モジュール20の前側あるいは後ろ側の一方がもう一方よりも先に持ち上げられることがある。このため、この段部243が存在しない場合、感光体モジュール20が回転軸方向に斜めになったまま枠体10から取り外されるという事態が生じ得る。そうすると、間隔規制部材24と間隔規制コロ32とによる、感光体21と現像ロール31との間の、取外しの間の間隔規制がうまく働かず、感光体21と現像ロール31が接触し、それらのうちの一方あるいは双方に傷が付くおそれがある。
また、感光体21には、現像器モジュール30に備えられているフィルム状のシール部材34(図7,図8参照)が接触した状態にあり、感光体モジュール20を持ち上げる際に、シール部材34は、下向きの端縁が持ち上げられる向きの力を受ける。このため、感光体モジュール20の前側あるいは後ろ側の一方のみが先に持ち上げられることにより間隔規制がうまく働かない状態が生じると、感光体21や現像ロール31に傷が付かない場合であっても、シール部材34がめくれ上がることがある。シール部材34がめくれ上がると、そのシール部材34の内側の面(現像ロール31側の面)に付着しているトナーが外側の面にまわり込んでしまい、感光体モジュール20を次に装着したときに、そのまわり込んだトナーが感光体21とシール部材34との間に挟まってそれらの間に隙間が生じ、次に動作させた際にトナーが漏れ出て感光体21やその周囲を汚すという問題が発生する。
これに対し、本実施形態の場合、間隔規制部材24に大きな段部243が形成されている。このため、前側あるいは後ろ側の一方が先に持ち上げられても、その先に持ち上げられた一方の段部243に間隔規制コロ32が突き当たり、大きな抵抗力となる。
このため、その先に持ち上げられた一方は、この段部243の位置でとどまって、もう一方が持ち上げられるのを待つことになる。こうして、前側と後ろ側の双方が段部243まで持ち上げられた後、前後双方が同時にさらに持ち上げられる。このようにして、この段部243の存在により、上記の傷の発生やシール部材34のシール不良の発生が防止される。
図16は、感光体モジュールを取り出す際に作用する抵抗力の変化を示した図である。
縦軸は、図15に示す矢印Z方向の引上げ距離a[mm]である。また、横軸は、感光体モジュール20を取り出す際の、押圧部材12F,12Rを押している押圧バネ13F,13R(図12,図14参照)の縮み量b[mm]を表わしている。この横軸の縮み量bは、感光体モジュール20を取り出す際にユーザが受ける抵抗力とほぼ比例関係にある。
この図16に示すグラフのうちの実線のグラフは、本実施形態に対応したグラフであり、破線のグラフは、段部243(図15参照)をなくした形状の間隔規制部材を用いたときのグラフである。
実線で示す本実施形態の場合、感光体モジュール20を矢印Zの向き(図15参照)に約10mm持ち上げたときに、間隔規制コロ32が間隔規制部材24の段部243に突き当たり、その後、感光体モジュール20をさらに持ち上げると、非連続的に急激に抵抗力(押圧バネの縮み量b)が増加している。
図17は、抵抗力の実験値を示した図である。
ここでは、前側と後ろ側のそれぞれについてばね秤を介して持ち上げ、間隔規制コロ32が段部243に到達する前の引上げ力の最大値と、段部243を超えてさらに持ち上げたときの最大値を5回ずつ測定したものである。「平均値」の欄に示すように、段部243を超えて持ち上げるときは、段部243に到達する前よりも大きな力を必要とする。これにより、上述の通り、前側と後ろ側の一方が先に持ち上げられても、間隔規制コロ32が段部243に突き当たってその位置に一旦留まって、もう一方が持ち上げられるのを待ち、段部243を超えて持ち上げるときは、前後が同時に持ち上げられることになる。
抵抗力が図16に実線で示した通りに変化する間隔規制部材(実施例)と、図16に破線で示した通りに変化する間隔規制部材(比較例)を使い、その他の条件は同一にして実験を行った。ここでは6人に2回ずつ、感光体モジュール20を引き上げさせ、シール部材34の外面にトナーが回り込む現象が発生したか否かを評価した。
その結果、比較例の場合、6人×2回=12回のうち、トナーの回り込みが2回発生した。これに対し、実施例の場合は、12回のうち、トナーの回り込みの発生は1回も生じなかった。
なお、ここでは、4台の画像形成エンジン3を備えたいわゆるタンデム機のプリンタを例に挙げて説明したが、本発明は画像形成エンジン3の数を問うものではなく、画像形成エンジンが1台のみのモノクロ機であってもよく、画像形成エンジンを5台以上備えたプリンタであっても本発明を適用することができる。
1 プリンタ
1B,1C 扉
2a,2b 用紙トレイ
3 画像形成エンジン
4 露光器
5 1次転写器
6 中間転写ベルト
7 2次転写器
8 定着器
9 排紙トレイ
10 枠体
11,11F,11R ガイド溝
12F,12R 押圧部材
13F,13R 押圧バネ
15 長溝
16 長穴
20 感光体モジュール
21 感光体
22 帯電器
23 クリーナ
24,24F,24R 間隔規制部材
25 把っ手
26,26F,26R ガイド部
30 現像器モジュール
31 現像ロール
32,32F,32R 間隔規制コロ
33 トナー供給口
34 シール部材
35 長穴
36 支持ロッド
37 ピン
211,311 回転軸
241 間隔規制部
242,243 段部

Claims (4)

  1. 回転しながら静電潜像が形成され、形成された当該静電潜像を保持する像保持体を含んだ第1組立体と、
    前記第1組立体が着脱自在に装着され、装着された当該第1組立体を支持する支持体と、
    前記像保持体上の静電潜像を現像する現像剤保持体を含み、前記支持体に支持された状態の前記第1組立体の前記像保持体に対し該現像剤保持体を接離させる向きに移動可能に該支持体に支持された第2組立体とを備え、
    前記支持体が、前記現像剤保持体を前記像保持体に近づける向きに付勢する付勢部材を備え、
    前記第1組立体が、前記像保持体の回転軸方向両側に、該第1組立体の着脱の際に前記現像剤保持体の被接触部に接触し装着状態において該像保持体と該現像剤保持体との間隔を規制する間隔規制部材を備え、
    前記間隔規制部材それぞれが、装着状態にある前記第1組立体を取外しの向きに途中ま
    で移動させた状態において該第1組立体の取外しの向きへの操作力に対する抵抗力を非連
    続的に増加させる段部を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像剤保持体が、前記第1組立体が装着された状態にあるときの前記像保持体の斜め上に位置し、
    前記支持体が、前記第1組立体の取外しの際に、該第1組立体を、前記像保持体が前記現像保持体から離れる向きに斜め上に案内する案内部を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1組立体の取り外しの際に、該第1組立体を案内する案内部を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記段部が、前記像保持体の回転軸を通って取外しの際の前記案内部による案内方向に延びる線分に対し前記現像剤保持体の回転軸がほぼ90°の位置にあるときに、前記抵抗力を非連続的に増加させる位置に設けられていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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