JP5035856B2 - コンテンツ遠隔視聴システム、コンテンツ遠隔視聴用サーバ装置、コンテンツ遠隔視聴用記録再生装置、及びコンテンツ遠隔視聴方法、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

コンテンツ遠隔視聴システム、コンテンツ遠隔視聴用サーバ装置、コンテンツ遠隔視聴用記録再生装置、及びコンテンツ遠隔視聴方法、並びにコンピュータプログラム Download PDF

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本発明は、例えば、DVDやHD(Hard Disk)などの記録媒体に記録したコンテンツを視聴するためのコンテンツ遠隔視聴システム、コンテンツ遠隔視聴用サーバ装置、コンテンツ遠隔視聴用記録再生装置、及びコンテンツ遠隔視聴方法、並びに、コンピュータプログラムの技術分野に関する。
この種のシステムとしては、例えば、特許文献1に開示されたコンテンツ提供システム(以下、「従来の技術」と称する)がある。
従来の技術は、サーバと端末装置から構成されており、このサーバには番組を録画する録画処理部、及び電子ネットワークを介して端末装置との通信を可能とする制御部が設けられている。端末装置からサーバに対し番組の録画予約がなされると、サーバ装置は然るべき時刻に番組の録画を開始する。更にこのサーバは、端末装置のユーザ毎に録画した番組の管理をおこなっている。
従って、ユーザは所望するタイミングで電子ネットワークを介してこのサーバに接続し、サーバに録画された番組を視聴することが可能であるとされている。
特開2003−339041号公報
従来の技術によれば、ある程度は場所を選ばずに録画番組の視聴が可能であるが、サーバが録画可能な番組は、主としてテレビ番組である。従って、視聴可能なコンテンツは限定的であり、ユーザの立場から見た場合、このようなコンテンツ提供システムと使用契約を交わすだけの価値があるとは言い難い。係る問題点に鑑み、サーバ側で、ある程度ユーザ毎の嗜好を反映するようにコンテンツを用意することは可能であるが、それはあくまでサーバ側で用意されたコンテンツであり、根本的な問題解決とはならない。
一方、ユーザが自宅などに所有する録画装置などと、端末を介して直接的に通信を行い、任意の場所で自身が録画したコンテンツを視聴する技術も提案されている。この場合、例えば、記録媒体が可換性であれば、単にテレビ番組に限定されないコンテンツを提供することも可能である。しかしながら、この場合、端末と録画装置との間の通信状況によっては、品質を保ったコンテンツの再生は望めない。更には、録画装置と端末との間には、ユーザにとって好適なインターフェイスが介在している訳ではなく、端的に言えば、録画装置に今何が録画されているかを直感的に理解することは容易ではない。或いは、録画装置にアクセスした際に、逐次録画装置内で読み込み処理など比較的に時間を要する処理が行われる場合には、快適な操作性など望むべくもない。
即ち、従来の技術、或いは既に知られた技術では、ユーザが自分の嗜好に合致したコンテンツを、時間や場所を選ばずに快適に視聴することが極めて困難であるという技術的な問題点がある。
本発明は、例えば、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザの嗜好に合致したコンテンツを遠隔地で快適に視聴することが可能なコンテンツ遠隔視聴システム、コンテンツ遠隔視聴用サーバ装置、コンテンツ遠隔視聴用記録再生装置、及びコンテンツ遠隔視聴方法、並びにコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
上述した課題を解決するため、請求項1のコンテンツ遠隔視聴システムは、ネットワークに収容され、ユーザにより所望された任意のコンテンツの記録及び再生が可能な記録再生装置、及び前記ユーザに所有されると共に可搬性を有する通信端末の各々を含み、該各々が前記ネットワークを介して相互に通信可能に構成されるコンテンツ遠隔視聴システムであって、前記記録再生装置は、記録媒体に対し前記任意のコンテンツを記録する記録手段、前記記録されたコンテンツを再生する第1再生手段、前記記録媒体の記録内容を表すコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成手段、及び前記ネットワークを介して前記コンテンツ情報を送信する第1通信手段を具備し、前記通信端末は、前記送信されたコンテンツ情報に基づいて前記ネットワーク上に構築された、前記ユーザに対応するウェブサイトにアクセスするアクセス手段、前記アクセスしたウェブサイトを表示する表示手段、前記表示されたウェブサイト上で、前記記録されたコンテンツのうち再生すべきコンテンツを指定するための情報を入力することが可能な入力手段、前記指定されたコンテンツの再生指示を含む第1制御情報を生成する第1制御情報生成手段、前ウェブサイトに対し、前記ネットワークを介して前記第1制御情報を送信する第通信手段及びコンテンツを再生可能な第2再生手段を具備し、前記第1再生手段は、前記第1制御情報の送信を受けたウェブサイトを経由して取得される前記再生指示に応じて前記指定されたコンテンツを前記第2再生手段で再生するための再生用情報を生成し、前記第1通信手段は、前記通信端末に対し、前記ネットワークを介して前記ウェブサイトを経由することなく前記再生用情報を送信し、前記第2再生手段は、前記送信された再生用情報に基づいて前記指定されたコンテンツを再生し、前記表示手段は、前記第2再生手段により再生されたコンテンツを表示することを特徴とする。
上述した課題を解決するため、請求項のコンテンツ遠隔視聴用サーバ装置は、録媒体に対しユーザにより所望された任意のコンテンツを記録する記録手段、ネットワークを介して送信される、記記録媒体に記録されたコンテンツのうち指定されたコンテンツの再生を指示する再生指示に応じて、前記指定されたコンテンツを再生するための再生用情報を生成する装置側再生手段、前記記録媒体の記録内容を表すコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成手段、及びネットワークを介して前記コンテンツ情報及び前記再生用情報を送信する装置側通信手段を具備する記録再生装置と、前記ユーザに所有されると共に可搬性を有する、前記ネットワーク上に構築された前記ユーザに対応するウェブサイトにアクセスするアクセス手段、前記アクセスしたウェブサイトを表示する表示手段、前記表示されたウェブサイト上で、前記記録されたコンテンツのうち再生すべきコンテンツを指定するための情報を入力することが可能な入力手段、前記指定されたコンテンツに対応する前記再生指示を含む端末側制御情報を生成する端末側制御情報生成手段、前記ウェブサイトに対し前記ネットワークを介して前記端末側制御情報を送信する端末側通信手段、及び前記送信された再生用情報に基づいて前記指定されたコンテンツを再生する端末側再生手段を具備する通信端末との間で、前記ネットワークを介して相互に通信可能に構成されたサーバ装置であって、前記送信されたコンテンツ情報に基づいて前記ウェブサイトを構築する構築手段、前記送信された端末側制御情報に応じて、前記再生指示を含むサーバ側制御情報を生成するサーバ側制御情報生成手段と、前記録再生装置に対し、前記ネットワークを介して前記サーバ側制御情報を送信するサーバ側通信手段とを具備し、前記装置側再生手段は、前記送信されたサーバ側制御情報に含まれる前記再生指示に応じて前記再生用情報を生成し、前記装置側通信手段は、前記通信端末に対し前記ウェブサイトを経由することなく前記生成された再生用情報を送信することを特徴とする。
上述した課題を解決するため、請求項のコンテンツ遠隔視聴用記録再生装置は、搬性を有し且つユーザに所有され、コンテンツを記録した記録媒体の記録内容を示すコンテンツ情報に基づいて前記ネットワーク上に構築された、前記ユーザに対応するウェブサイトにアクセスするアクセス手段、前記アクセスしたウェブサイトを表示する表示手段、前記表示されたウェブサイト上で、前記記録されたコンテンツのうち再生すべきコンテンツを指定するための情報を入力することが可能な入力手段、前指定されたコンテンツに対応する再生指示を含む端末側制御情報を生成する端末側制御情報生成手段、前ウェブサイトに対し、前記ネットワークを介して前記端末側制御情報を送信する端末側通信手段、及び前記ネットワークを介して送信される再生用情報に基づいて前記指定されたコンテンツを再生する端末側再生手段を具備する通信端末との間で、前記ネットワークを介して相互に通信が可能なコンテンツ遠隔視聴用記録再生装置であって、前記記録媒体に対し前記コンテンツを記録する記録手段と、前記記録されたコンテンツを再生する装置側再生手段と、前記コンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成手段と、前記ネットワークを介して前記コンテンツ情報を送信する装置側通信手段とを具備し、前記装置側再生手段は、前記端末側制御情報の送信を受けたウェブサイトを経由して取得される前記再生指示に応じて、前記指定されたコンテンツを前記端末側再生手段で再生するための前記再生用情報を生成し、前記装置側通信手段は更に、前記通信端末に対し、前記ネットワークを介して前記ウェブサイトを経由することなく前記再生用情報を送信することを特徴とする。
上述した課題を解決するため、請求項のコンテンツ遠隔視聴方法は、ネットワークに収容され、ユーザにより所望された任意のコンテンツの記録及び再生が可能な記録再生装置及び記ユーザに所有されると共に可搬性を有する通信端末を含んでなるシステムにおいて行われるコンテンツ遠隔視聴方法であって、前記記録再生装置において、記録媒体に対し前記任意のコンテンツを記録する記録工程、前記記録されたコンテンツを再生する第1再生工程、前記記録媒体の記録内容を表すコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成工程、及び前記ネットワークを介して前記コンテンツ情報を送信する第1送信工程と、前記通信端末において、前記送信されたコンテンツ情報に基づいて前記ネットワーク上に構築された、前記ユーザに対応するウェブサイトにアクセスするアクセス工程、前記アクセスしたウェブサイトを表示する表示工程、前記表示されたウェブサイト上で、前記記録されたコンテンツのうち再生すべきコンテンツを指定するための情報を入力する入力工程、前記指定されたコンテンツの再生指示を含む第1制御情報を生成する第1制御情報生成工程、及び前ウェブサイトに対し、前記ネットワークを介して前記第1制御情報を送信する第送信工程とを具備し、前記第1再生工程は更に、前記第1制御情報の送信を受けたウェブサイトを経由して取得される前記再生指示に応じて前記指定されたコンテンツを再生するための再生用情報を生成し、前記記録再生装置において、前記通信端末に対し、前記ネットワークを介して前記ウェブサイトを経由することなく前記再生用情報を送信する第送信工程と、前記通信端末において、前記送信された再生用情報に基づいて前記指定されたコンテンツを再生する第2再生工程とを更に具備し、前記表示工程は更に、前記第2再生工程により再生されたコンテンツを表示することを特徴とする。
上述した課題を解決するため、請求項7のコンピュータプログラムは、コンピュータシステムを、請求項4に記載のコンテンツ遠隔視聴用サーバ装置の少なくとも前記構築手段、前記サーバ側制御情報生成手段及び前記サーバ側通信手段として機能させることを特徴とする。
上述した課題を解決するため、請求項8のコンピュータプログラムは、コンピュータシステムを、請求項1から3のいずれか一項に記載の通信端末の少なくとも前記アクセス手段、前記表示手段、前記入力手段、前記第1制御情報生成手段、前記第2通信手段及び前記第2再生手段として機能させることを特徴とする。
上述した課題を解決するため、請求項9のコンピュータプログラムは、コンピュータシステムを、請求項1から3のいずれか一項に記載の記録再生装置の少なくとも前記記録手段、前記第1再生手段、前記コンテンツ情報生成手段及び前記第1通信手段として機能させることを特徴とする。
本発明の実施例に係るコンテンツ遠隔視聴システムの概念図である。 図1のシステムにおけるPVRのブロック図である。 図1のシステムにおけるサーバのブロック図である。 図1のシステムにおける携帯電話のブロック図である。 図1のシステムの動作の大略を説明するタイミングチャートである。 図5の動作の大略において、携帯電話に表示される画面の模式図である。 PVRにおけるコンテンツ情報送信処理のフローチャートである。 サーバにおけるコンテンツ情報受信処理のフローチャートである。 サーバにおけるユーザインターフェイス処理のフローチャートである。 PVRにおけるコンテンツ再生処理のフローチャートである。 携帯電話における処理のフローチャートである。
<コンテンツ遠隔視聴システムの実施形態>
本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態は、ネットワークに収容され、ユーザにより所望された任意のコンテンツの記録及び再生が可能な記録再生装置、及び前記ユーザに所有されると共に可搬性を有する通信端末の各々を含み、該各々が前記ネットワークを介して相互に通信可能に構成されるコンテンツ遠隔視聴システムであって、前記記録再生装置は、記録媒体に対し前記任意のコンテンツを記録する記録手段、前記記録されたコンテンツを再生する第1再生手段、前記記録媒体の記録内容を表すコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成手段、及び前記ネットワークを介して前記コンテンツ情報を送信する第1通信手段を具備し、前記通信端末は、前記送信されたコンテンツ情報に基づいて前記ネットワーク上に構築された、前記ユーザに対応するウェブサイトにアクセスするアクセス手段、前記アクセスしたウェブサイトを表示する表示手段、前記表示されたウェブサイト上で、前記記録されたコンテンツのうち再生すべきコンテンツを指定するための情報を入力することが可能な入力手段、前記指定されたコンテンツの再生指示を含む第1制御情報を生成する第1制御情報生成手段、前ウェブサイトに対し、前記ネットワークを介して前記第1制御情報を送信する第通信手段及びコンテンツを再生可能な第2再生手段を具備し、前記第1再生手段は、前記第1制御情報の送信を受けたウェブサイトを経由して取得される前記再生指示に応じて前記指定されたコンテンツを前記第2再生手段で再生するための再生用情報を生成し、前記第1通信手段は、前記通信端末に対し、前記ネットワークを介して前記ウェブサイトを経由することなく前記再生用情報を送信し、前記第2再生手段は、前記送信された再生用情報に基づいて前記指定されたコンテンツを再生し、前記表示手段は、前記第2再生手段により再生されたコンテンツを表示する。
本発明において「ネットワーク」とは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、又はWAN(Wide Area Network)などの有線或いは無線通信ネットワークを指す。更に、これら有線或いは無線通信ネットワークを実現するための、電話回線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線、光ケーブル回線、及びアクセスポイント、基地局などを含んだ概念である。
本発明において、「コンテンツ」とは、例えば、地上波放送、衛星放送、及びケーブルテレビ放送などの各種放送番組、並びに、ユーザが独自に撮影したプライベート映像、或いは市販されている映像ソフトウェアなど、記録媒体に記録された映像、或いは音声を伴った映像の一部又は全体を指す概念である。
本発明において、「記録再生装置」とは、このようなコンテンツの記録及び再生が可能な装置を指す。例えば、ユーザが自宅などに所有するPVR(Personal Video Recorder)を指す。このようなPVRとしては、例えば、DVD録画再生装置、又はHDD録画再生装置など、コンテンツをディジタルデータとして記録媒体に記録すると共に、再生することが可能な装置がある。この場合、例えば、本発明に係る「記録媒体」とは、DVD又はHDなどの光情報記録媒体或いは光磁気記録媒体などを指す。或いは、本発明に係る記録再生装置とは、これら記録媒体にユーザ各々が撮影する映像を記録可能な、例えばディジタルビデオカメラの類であってもよい。
また、本発明における記録再生装置は、記録手段及び第1再生手段を具備する。ここで、「記録手段」とは、上述したコンテンツの記録を行う手段を指すが、単にこれら記録媒体に直接データを書き込む手段、例えば、光ピックアップなどを指すのみではなく、これら光ピックアップを制御するコントロールユニット、或いは、データ処理ユニットを含んで規定されるものである。或いは記録手段とは、HDDなど、記録媒体と一体となった構成を有していてもよい。
また、本発明における「第1再生手段」とは、コンテンツの再生を行う手段を指すが、記録手段と同様の趣旨として、「再生」とは、単に記録媒体上から然るべき情報(データ)を読み出すのみならず、最終的にコンテンツを表示するための何らかの表示手段に表示させるに適した形式、或いはサイズなどに情報(データ)を処理するための手段を含んで規定される。
本発明において、「通信端末」とは、例えば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)及びそれらに準じる可搬性を有する通信可能な装置を指す。尚、「可搬性を有する」とは、ユーザが、常識の範囲で携帯、又は日常的な搬送を行えることを指す概念であり、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ又はサブノート型のコンピュータであってもよい。
本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態によれば、その動作時には、記録再生装置において、コンテンツ情報生成手段によって、記録媒体の記録内容を表すコンテンツ情報が生成され、第1通信手段を介して送信される。
ここで、「コンテンツ情報」とは、記録媒体の記録内容を表す情報であるが、その態様は係る趣旨に反さない限りにおいて自由であってよい。例えば、単に記録媒体に記録されたコンテンツの名称のみが含まれた情報であってもよいし、記録されたコンテンツの一部などが含まれた情報であってもよい。また、このようなコンテンツ情報とは、記録再生装置が通常有している情報であってもよい。例えば、記録再生装置が自宅などでテレビなどに接続されている環境では、テレビ画面に記録媒体に記録されているコンテンツのリストを表示することは容易に可能であり、そのような場合には、このリストを表示させるための情報が転用される形でコンテンツ情報とされてもよい。
本発明のコンテンツ遠隔視聴システムによれば、その動作時には、通信端末に備わるアクセス手段により、記録再生装置において生成され送信された記録媒体の記録内容を表すコンテンツ情報に基づいてネットワーク上にユーザに対応付けられて構築されてなるウェブサイトへのアクセスがなされ、表示手段に係るアクセスがなされたウェブサイトが表示される。この際、例えば、係るウェブサイトを表示するためのHTML(Hyper Text Markup Language)形式のデータがダウンロードされる。尚、通信端末における「表示手段」とは、例えば、液晶ディスプレイパネルなどの、比較的省スペース性の高い表示パネルを含むと共に、これら表示パネルに対し、送信された表示用情報を表示させるための処理ユニットなどを含んでもよい趣旨である
通信端末には入力手段が備わる。ここで、「入力手段」は、例えば、キーボード、マウス、タッチパッド、スクロールボタン、ソフトキーボタン、操作ダイアル、或いはタッチパネル装置などの各種情報入力機器の形態を採ることが可能であり、ウェブサイト上で、再生すべきコンテンツを指定するための情報を入力可能に構成されている。
尚、「再生すべきコンテンツを指定するための情報」とは、例えば、コンテンツの名称、識別番号、又はコンテンツの属するジャンルなどでもよいし、例えばリスト内の一項目をウェブサイト上で直接選択可能である場合には、選択したことそのものを表す情報であってもよい。
入力手段を介して、表示されたウェブサイト上で、再生すべきコンテンツを指定するための情報の入力がなされると、この指定されたコンテンツの再生指示を含む第1制御情報が、制御情報生成手段によって生成される。この第1制御情報は、例えば、ウェブサイトがインターネット上のホームページである場合には、当該ホームページ上で適宜選択枝選択された際に、係る選択にリンクして自動的に生成される情報であってもよい。この第1制御情報は、第通信手段によりウェブサイトに送信される。
、第1制御情報は、ウェブサイト上でその他展開されるサービス又は機能があり、それらが夫々選択された場合に、該夫々に対応する動作指示が含まれてもよい。
一方、このように第1制御情報の送信がなされると、記録再生装置の第1再生手段は、係る第1制御情報の送信を受けたウェブサイトを経由して取得される上記再生指示に応じて、指定されたコンテンツを通信端末の第2再生手段で再生するための再生用情報を生成する。この生成された再生用情報は、第1通信手段により、ウェブサイトを経由することなく通信端末に送信される。
そして、通信端末では、第2再生手段が係る再生用情報に基づいて指定されたコンテンツを再生する。この再生されたコンテンツは表示手段に表示される。
このように、本発明のコンテンツ遠隔視聴システムによれば、コンテンツを記録するのはユーザ自身が所有する記録再生装置であるから、記録されるコンテンツはユーザ自身の嗜好を反映したものとなる上、記録されるコンテンツは放送番組に限定されず、ユーザ自身が撮影又は編集したコンテンツであってもよい。更には、例えば、レンタル中のコンテンツであってもよい。即ち、ユーザが視聴可能なコンテンツの選択肢は著しく高い自由度を有している。
また、ユーザが記録再生装置に記録されたコンテンツを再生する際には、直接記録再生装置にアクセスする必要はなく、ネットワーク上にユーザ毎に構築されたウェブサイトにアクセスし、記録再生装置に対し、当該ウェブサイトを経由する形で、所望のコンテンツの再生を指示することが可能である。このように、本発明のコンテンツ遠隔視聴システムによれば、言わばエージェントとしてのウェブサイトが介在することによって、ユーザ側では、煩雑且つ不明確な操作感、或いは不快な待ち時間などといった、快適性を損ねる要素を一切憂慮することなく、自身が所有する記録再生装置が記録したコンテンツを、何時でも視聴することが可能となる。従って、ユーザの嗜好に合致したコンテンツを遠隔地で快適に視聴することが可能となるのである。
尚、本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形において、記録再生装置は、記録媒体を更に具備してもよい
この場合、記録再生装置が記録媒体を備えるので、コンテンツ情報の生成を比較的容易に実行することが可能である。
本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態の一の態様では、前記ウェブサイトは、前記ユーザに固有のホームページである。
この態様によれば、ウェブサイトが、ユーザ毎に構築されたホームページの体をなす。この場合、ホームページがユーザ毎に割り当てられている関係上、視覚上採り得る態様の自由度が大きく、ユーザ側に与える満足感は高くなる上、例えば、ログインなどの認証を介してアクセス可能な、即ち、他人からは秘匿されたホームページとすることも可能となるため好適である。
尚、この態様において、前記ホームページは、前記コンテンツ情報に基づいて構築された、少なくとも前記コンテンツのリストを含む視覚情報であってもよい。
この場合、ホームページが、少なくとも記録媒体に記録されているコンテンツのリストを含む視覚情報として構築される。このため、所望のコンテンツを指定するにあたってより好適な操作感が提供され得る。尚、「リスト」とは、単にテキストデータが何らかの法則に従って整列しているもののみならず、例えば、コンテンツの一部が視覚的に表示されてなるサムネール形式の態様を有していてもよい。即ち、本発明において、「リスト」とは、記録媒体に現在何が記録されているかが判別可能に構成された、何らかの規則に従って生成された情報を全て含む概念であり、従って、記録再生装置から送信されるコンテンツ情報そのものであってもよい。
尚、本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態において、前記ウェブサイトは、前記記録されたコンテンツの少なくとも一部を含んでもよい
この態様によれば、ウェブサイトが、記録されたコンテンツの少なくとも一部を含むように構築されるので、ユーザが視聴すべきコンテンツを指定する際の利便性が高まる。尚、コンテンツの少なくとも一部とは、コンテンツの内容をユーザに示唆するためのものであり、例えば、コンテンツの導入部分の映像やハイライト映像であってもよい。更に、このような、コンテンツの少なくとも一部に関する映像又は画像が含まれる場合には、ユーザに割り当てられたウェブサイトの容量などに応じて、データサイズや画質が決定されてもよい。
尚、本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態において、ウェブサイトは、通信端末に対し、ウェブサイトの表示を許可するための認証を行うように構築され、表示が許可された通信端末のみにウェブサイトへのアクセスが許可されてもよい。
のような認証を介することによって、ユーザに対応するウェブサイトを他人から秘匿することが比較的容易にして可能である。また、コンテンツが放送番組などある種公共のコンテンツである場合、基本的に一のユーザが記録したコンテンツを第三者が視聴することは好ましくない。そのような観点からも本態様は有利である。尚、このようにウェブサイト自身が、またはウェブサイトを構築するサーバ装置等が行う認証の態様は、コンテンツ又はユーザのプライバシーを夫々保護することがその効果によらず可能である限りにおいて自由に設定されてよい。例えば、ウェブサイト、認証専用のログイン画面を表示させ、例えば、ログイン名やパスワードなどの識別情報の入力を介して、アクセスが許可されたユーザが否かを判別するような態様を有していてもよい
尚、本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態において、前記記録再生装置は、前記通信端末に対し前記指定されたコンテンツの再生を許可するための認証を行う手段を具備し、前記第1通信手段は、前記再生を許可された通信端末に対して、前記再生用情報を送信してもよい
この態様によれば、認証された通信端末に対してのみ指定されたコンテンツに関する再生用情報が送信されるので、コンテンツ再生に関するセキュリティ性が一層向上する。
尚、このような認証は、記録再生装置と通信端末との間で行われる認証であり、例えば、予めユーザが記録再生装置のID番号を保持し、記録再生装置に対し送信することなどを指す。記録再生装置はユーザが所有するものであり、記録再生装置のID番号を送信することなどによって、記録再生装置側では、係るユーザを正規なユーザ(コンテンツの視聴を許可されたユーザ)と認証することが可能である。また、この際、記録再生装置が予め通信端末のID番号などを保持していてもよいし、両者が相互に相手のID番号を保持していてもよい
本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態において、前記記録再生装置は、前記再生用情報を暗号化するための暗号化手段を更に具備し、前記通信端末は、前記暗号化された再生用情報を復号化する復号化手段を更に具備し、前記第1通信手段は、前記暗号化された再生用情報を送信し、前記第2再生手段は、前記復号化された再生用情報に基づいて前記指定されたコンテンツを再生してもよい
この態様によれば、ユーザにより指定されたコンテンツの秘匿性を十分に担保することが可能である。
尚、このような「暗号化」及び「復号化」は、その効果の大小によらず、再生用情報を他人から秘匿することが可能である限りにおいて、その態様は自由であってよい。例えば、公知である各種暗号化モード、例えば、CBC暗号化モードなどが使用されてもよい。
尚、本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態においてウェブサイトは、記録媒体の記録内容の変更に関する記録内容変更処理の実行を促す記録内容変更処理情報を含んで構築されてもよい。この場合、入力手段は更に、当該ウェブサイト上で、前記記録内容変更処理の実行を指示するための情報を入力することが可能に構成されていてもよい。同時に、前記記録再生装置は、前記送信された第1制御情報に応じて前記記録内容変更処理を行う記録内容変更処理実行手段を更に具備してもよい
この場合、ユーザは、適宜入力手段を介してこの記録内容変更処理の実行を指示することが可能である。ここで、「記録内容変更処理」とは、記録媒体の記録内容の変更に関する処理である限りにおいて、何らその内容は限定されないが、例えば、記録媒体上から、任意のコンテンツを削除するような処理を指す。或いは、記録再生装置に対し、放送番組の記録予約を行うことを指す。
この記録内容変更処理の実行に係る実行示はウェブサイトを経由して上記再生指示と共に記録再生装置に取得され、記録内容変更処理実行手段によって、係る記録内容変更処理が実行される。この際、記録内容変更処理の内容が、前述したコンテンツの削除であれば、指定されたコンテンツの削除が行われる。或いは、放送番組の記録予約であれば、指定された時刻に然るべき番組の記録が実行される。尚、この記録予約に関して、例えば、係る予約を行うための番組表情報が、ユーザによって選択可能にウェブサイト構築されてもよい。このような、記録媒体の記録内容の変更に間接的に関わる処理(ここでは、番組表の表示)も、記録内容変更処理の範疇である。尚、このような番組表は、ネットワーク上に展開される他のウェブサイトから取得されてもよいし、ウェブサイトがインターネット上のホームページとして提供される場合には、「番組表の表示」といったような画面上のボタンを選択することによって、リンク先にジャンプするように設定されていてもよい。
この態様によれば、操作性、及び快適性を損なうことなく、更に付加価値の高いサービスをユーザに提供することが可能となる。また、このような記録内容変更処理或いは記録内容変更処理情報は、ウェブサイト側において随時拡充することが容易にして可能であり、そのような拡充が行われた際には、ユーザの快適性は一層向上する。
尚、本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態において、ウェブサイトは更に、当該ウェブサイトの内容の変更を促す情報を含むように構築され、前記入力手段は更に、このウェブサイト上で、このウェブサイトの変更を指示するための情報を入力することが可能に構成され、ウェブサイトは、送信された第1制御情報に応じて、その内容変更されてもよい
この態様によれば、ユーザは、適宜入力手段を介してウェブサイトの変更を指示することが可能である。ここで、「ウェブサイトの変更」とは、例えば、リスト内の各コンテンツの名称変更、及び表示手段に表示されるウェブサイトの意匠変更などの各種態様を有する
このようなウェブサイトの変更がユーザ側において可能に構成されている場合には、ユーザが自分の感性に整合するようにウェブサイトを構成することが容易にして可能となり、ユーザの快適性を一層向上させ得る。
尚、本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態において、前記コンテンツ情報生成手段は、前記記録媒体の記録内容が変化した場合に、前記コンテンツ情報を生成し、前記第1通信手段は、前記コンテンツ情報が生成される毎に前記コンテンツ情報を送信してもよい
この場合、コンテンツ情報生成手段が、記録媒体の記録内容が変化した場合にコンテンツ情報を生成すると共に、第1通信手段を介して送信するので、コンテンツ情報に基づいて構築されるウェブサイトもその変更が反映される。従って、ウェブサイトの利便性が一層向上する。
尚、本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態において、前記第1再生手段は、前記第2再生手段及び前記表示手段のうち少なくとも一方における前記指定されたコンテンツの再生条件に応じて前記再生用情報を生成してもよい
この態様によれば、第1再生手段が、第2再生手段及び表示手段のうち少なくとも一方における再生条件に応じて再生用情報を生成するので、通信端末において快適にコンテンツの再生を行うことが可能となる。
ここで、「第2再生手段及び表示手段のうち少なくとも一方における再生条件」とは、即ち、第2再生手段のデータ処理能力、表示手段の表示領域の大きさ、又は表示手段の解像度(画素数)など、指定されたコンテンツを再生する際の条件となり得るもの全てを含む概念である。この場合、例えば、第1再生手段は、第2再生手段のデータ処理能力に合わせて、適宜コンテンツの画質を落とした再生用情報を生成してもよい。
尚、本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態において、前記記録再生装置は、前記指定されたコンテンツを圧縮する圧縮手段を更に具備し、前記第1再生手段は、前記圧縮されたコンテンツに関する前記再生用情報を生成してもよい
この態様によれば、圧縮手段によってコンテンツが圧縮され、第1再生手段は、この圧縮されたコンテンツに関して再生用情報を生成するので、通信端末における表示処理負荷を著しく軽減することが可能である。尚、このようなコンテンツ圧縮の態様は自由であるが、例えば、MPEG2などの公知のデータ圧縮規格に基づいて行われてもよい。
尚、圧縮手段は、コンテンツを記録する際に係る圧縮を行ってもよい。即ち、記録媒体には、圧縮されたコンテンツが記録されていてもよい。この場合も、「指定されたコンテンツ」は圧縮されているのであり、本態様の範疇である。
<コンテンツ遠隔視聴用サーバ装置の実施形態>
本発明のコンテンツ遠隔視聴用サーバに係る実施形態は、録媒体に対しユーザにより所望された任意のコンテンツを記録する記録手段、ネットワークを介して送信される、記記録媒体に記録されたコンテンツのうち指定されたコンテンツの再生を指示する再生指示に応じて、前記指定されたコンテンツを再生するための再生用情報を生成する装置側再生手段、前記記録媒体の記録内容を表すコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成手段、及びネットワークを介して前記コンテンツ情報及び前記再生用情報を送信する装置側通信手段を具備する記録再生装置と、前記ユーザに所有されると共に可搬性を有する、前記ネットワーク上に構築された前記ユーザに対応するウェブサイトにアクセスするアクセス手段、前記アクセスしたウェブサイトを表示する表示手段、前記表示されたウェブサイト上で、前記記録されたコンテンツのうち再生すべきコンテンツを指定するための情報を入力することが可能な入力手段、前記指定されたコンテンツに対応する前記再生指示を含む端末側制御情報を生成する端末側制御情報生成手段、前記ウェブサイトに対し前記ネットワークを介して前記端末側制御情報を送信する端末側通信手段、及び前記送信された再生用情報に基づいて前記指定されたコンテンツを再生する端末側再生手段を具備する通信端末との間で、前記ネットワークを介して相互に通信可能に構成されたサーバ装置であって、前記送信されたコンテンツ情報に基づいて前記ウェブサイトを構築する構築手段、前記送信された端末側制御情報に応じて、前記再生指示を含むサーバ側制御情報を生成するサーバ側制御情報生成手段と、前記録再生装置に対し、前記ネットワークを介して前記サーバ側制御情報を送信するサーバ側通信手段とを具備し、前記装置側再生手段は、前記送信されたサーバ側制御情報に含まれる前記再生指示に応じて前記再生用情報を生成し、前記装置側通信手段は、前記通信端末に対し前記ウェブサイトを経由することなく前記生成された再生用情報を送信する
本発明のコンテンツ遠隔視聴用サーバ装置に係る実施形態によれば、その動作時には、上述した本発明のコンテンツ遠隔視聴システムの各態様におけるウェブサイトが好適に実現される。従って、ユーザの嗜好に合致したコンテンツを遠隔地で快適に視聴することが可能である。
尚、「サーバ装置」とは、汎用コンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC)、又はワークステーションなどの各種コンピュータシステムを指す。また、本発明に係るサーバ装置とは、例えば、インターネット環境下で特定の事業者により運営されるサーバ装置であってもよいし、特定のエリアに限定で運用される、例えばLANのサーバ装置であってもよい。
また、本発明に係るコンテンツ遠隔視聴用サーバ装置は、送信されたコンテンツ情報及び構築したウェブサイトのうち少なくとも一方をユーザに対応付けて記憶する記憶手段を更に具備してもよい。この場合、サーバ装置において、記憶手段により、コンテンツ情報及び視覚情報のうち少なくとも一方が記憶されるので、ユーザに対して快適な操作感を提供することが可能である。例えば、コンテンツ情報が記憶された場合には、ウェブサイトを比較的速やかに生成することが可能である。また、ウェブサイトが記憶される場合には、ウェブサイトの内容を充実させることも容易にして可能である。尚、この際、ユーザの各々に割り当てられる記憶手段の記憶容量は、サーバ装置側で自由に決定されてよいが、その割り当て容量が大きい程、視覚情報の内容を拡充することが可能であり、一層快適なサービスがユーザに対して提供され得る。
更には、本発明に係るコンテンツ遠隔視聴用サーバ装置は、記録再生装置に代えて、或いは加えて、先に述べた暗号化手段を備えていてもよい。これら両方に暗号化手段が備わる場合、例えば、暗号化手段が暗号鍵を使用して再生用情報を暗号化する態様を有する場合に、サーバ装置側で暗号鍵を生成し、記録再生装置側でその暗号鍵を受け取って暗号化を行うことが可能となる。このように、暗号鍵の生成についてサーバ装置側で行われる際には、記録再生装置側の処理を軽減することが可能である。無論、記録再生装置側で暗号鍵の生成が行われてもよく、その場合は、暗号化手段は、予めROM(Read Only Memory)などに格納された暗号化プログラムなどを逐次読み出して実行することが可能な、CPU(Central Processing Unit)などを含んで構成されていてもよい。尚、復号化手段も、暗号化手段の態様に応じて各種態様を採ることが可能である。
尚、本発明に係るコンテンツ遠隔視聴用サーバ装置は、前記記録再生装置に対し、前記コンテンツ情報の送信を指示する手段を更に具備し、記録再生装置に対し、所定のタイミング毎に係る指示を実行してもよい。この場合、コンテンツ情報生成手段は、係る指示に応じてコンテンツ情報を生成し、前記第1通信手段は、コンテンツ情報が生成される毎にコンテンツ情報を送信してもよい。ここで、所定のタイミングとは、予めサーバ装置側で設定されているタイミングであり、例えば、数時間程度の間隔として設定されている。但し、このようなタイミングは、サーバ装置が、前述した、視覚情報の内容の変更を促す情報の一部として、このようなタイミングの設定に関する情報を通信端末に送信することにより、ユーザ側で設定可能となっていてもよい。
<コンテンツ遠隔視聴用記録再生装置の実施形態>
本発明のコンテンツ遠隔視聴用記録再生装置に係る実施形態は、搬性を有し且つユーザに所有され、コンテンツを記録した記録媒体の記録内容を示すコンテンツ情報に基づいて前記ネットワーク上に構築された、前記ユーザに対応するウェブサイトにアクセスするアクセス手段、前記アクセスしたウェブサイトを表示する表示手段、前記表示されたウェブサイト上で、前記記録されたコンテンツのうち再生すべきコンテンツを指定するための情報を入力することが可能な入力手段、前指定されたコンテンツに対応する再生指示を含む端末側制御情報を生成する端末側制御情報生成手段、前ウェブサイトに対し、前記ネットワークを介して前記端末側制御情報を送信する端末側通信手段、及び前記ネットワークを介して送信される再生用情報に基づいて前記指定されたコンテンツを再生する端末側再生手段を具備する通信端末との間で、前記ネットワークを介して相互に通信が可能なコンテンツ遠隔視聴用記録再生装置であって、前記記録媒体に対し前記コンテンツを記録する記録手段と、前記記録されたコンテンツを再生する装置側再生手段と、前記コンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成手段と、前記ネットワークを介して前記コンテンツ情報を送信する装置側通信手段とを具備し、前記装置側再生手段は、前記端末側制御情報の送信を受けたウェブサイトを経由して取得される前記再生指示に応じて、前記指定されたコンテンツを前記端末側再生手段で再生するための前記再生用情報を生成し、前記装置側通信手段は更に、前記通信端末に対し、前記ネットワークを介して前記ウェブサイトを経由することなく前記再生用情報を送信する。
コンテンツ遠隔視聴用記録再生装置に係る実施形態によれば、その動作時には、上述した本発明のコンテンツ遠隔視聴システムの各態様における記録再生装置として機能する。従って、ユーザの嗜好に合致したコンテンツを遠隔地で快適に視聴することが可能である。
<コンテンツ遠隔視聴方法の実施形態>
本発明のコンテンツ遠隔視聴方法に係る実施形態は、ネットワークに収容され、ユーザにより所望された任意のコンテンツの記録及び再生が可能な記録再生装置及び記ユーザに所有されると共に可搬性を有する通信端末を含んでなるシステムにおいて行われるコンテンツ遠隔視聴方法であって、前記記録再生装置において、記録媒体に対し前記任意のコンテンツを記録する記録工程、前記記録されたコンテンツを再生する第1再生工程、前記記録媒体の記録内容を表すコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成工程、及び前記ネットワークを介して前記コンテンツ情報を送信する第1送信工程と、前記通信端末において、前記送信されたコンテンツ情報に基づいて前記ネットワーク上に構築された、前記ユーザに対応するウェブサイトにアクセスするアクセス工程、前記アクセスしたウェブサイトを表示する表示工程、前記表示されたウェブサイト上で、前記記録されたコンテンツのうち再生すべきコンテンツを指定するための情報を入力する入力工程、前記指定されたコンテンツの再生指示を含む第1制御情報を生成する第1制御情報生成工程、及び前ウェブサイトに対し、前記ネットワークを介して前記第1制御情報を送信する第送信工程とを具備し、前記第1再生工程は更に、前記第1制御情報の送信を受けたウェブサイトを経由して取得される前記再生指示に応じて前記指定されたコンテンツを再生するための再生用情報を生成し、前記記録再生装置において、前記通信端末に対し、前記ネットワークを介して前記ウェブサイトを経由することなく前記再生用情報を送信する第送信工程と、前記通信端末において、前記送信された再生用情報に基づいて前記指定されたコンテンツを再生する第2再生工程とを更に具備し、前記表示工程は更に、前記第2再生工程により再生されたコンテンツを表示する。
本発明のコンテンツ遠隔視聴方法に係る実施形態によれば、その動作時には、上述した本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態における各手段が実現される。従って、ユーザの嗜好に合致したコンテンツを遠隔地で快適に視聴することが可能となる。
尚、本実施形態において、ウェブサイトは、何らかの事業者によって運営されていてもよい。また、通信端末が携帯電話である場合には、係る事業者とは、係る携帯電話のキャリアと同一或いは同一とみなせる事業者であってもよい。
尚、本発明のコンテンツ遠隔視聴方法に係る実施形態では、前記記録再生装置において、前記再生用情報を暗号化する暗号化工程と、前記通信端末において、前記暗号化された再生用情報を復号化する復号化工程とを更に具備し、前記第1送信工程は、前記暗号化された再生用情報を送信し、前記第2再生工程は、前記復号化された再生用情報に基づいて前記指定されたコンテンツを再生してもよい。
この態様によれば、暗号化工程及び復号化工程によって、コンテンツの秘匿性が向上するので、コンテンツの著作権などが侵害される可能性が著しく低減されて好適である。
尚、本発明のコンテンツ遠隔視聴方法に係る実施形態では、前記ウェブサイトの使用状況に応じて前記ユーザに対して課金を行う課金工程を更に具備してもよい
この態様によれば、課金工程によって、ウェブサイトの使用状況に応じてユーザが課金される。ここで、「ウェブサイトの使用状況に応じて」とは、ウェブサイトを運用する何らかの事業者との間で、一括契約などの形で最初に然るべき使用料が課金されてもよいし、コンテンツの再生毎に課金が行われてもよいし、何らかのサービスの追加(例えば、ウェブサイトの拡充など)に応じて課金が行われてもよい趣旨である。尚、係る事業者が電話会社(通信キャリア)であり、通信端末が携帯電話である場合には、電話料金に含まれる形で係る課金が行われてもよい。
この態様によれば、新たなビジネスの一形態として普及する可能性を高め得る。
<コンピュータプログラムの第1実施形態>
本発明のコンピュータプログラムに係る第1実施形態は、コンピュータシステムを、上
記コンテンツ遠隔視聴用サーバ装置の少なくとも前記構築手段、前記サーバ側制御情報生成手段及び前記サーバ側通信手段として機能させる。
本発明のコンピュータプログラムに係る第1実施形態によれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータシステムに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、例えば、通信手段等を介してコンピュータシステムにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明のコンテンツ遠隔視聴サーバ装置を比較的簡単に実現可能である。
尚、上述した本発明のコンテンツ遠隔視聴用サーバ装置の採り得る各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラムに係る第1実施形態も各種態様を採ることが可能である。
<コンピュータプログラムの第2実施形態>
本発明のコンピュータプログラムに係る第2実施形態は、コンピュータシステムを、上
記いずれかの通信端末の少なくとも前記アクセス手段、前記表示手段、前記入力手段、前記第1制御情報生成手段、前記第2通信手段及び前記第2再生手段として機能させる。
本発明のコンピュータプログラムに係る第2実施形態によれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータシステムに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、例えば、通信手段等を介してコンピュータシステムにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態における通信端末を比較的簡単に実現可能である。
尚、上述した本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態における通信端末の各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラムに係る第2実施形態も各種態様を採ることが可能である。
<コンピュータプログラムの第3実施形態>
本発明のコンピュータプログラムに係る第3実施形態は、コンピュータシステムを、上記いずれかの記録再生装置の少なくとも前記記録手段、前記第1再生手段、前記コンテンツ情報生成手段及び前記第1通信手段として機能させる。
本発明のコンピュータプログラムに係る第3実施形態によれば、当該コンピュータプロ
グラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体
から、当該コンピュータプログラムをコンピュータシステムに読み込んで実行させれば、
或いは、当該コンピュータプログラムを、例えば、通信手段等を介してコンピュータシス
テムにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明のコンテンツ遠隔視聴シス
テムに係る実施形態における記録再生装置を比較的簡単に実現可能である。
尚、上述した本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態における記録再生装置の各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラムに係る第3実施形態も各種態様を採ることが可能である。
以上説明したように、本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態は、記録再生装置及び通信端末を備えるので、ユーザの嗜好に合致したコンテンツを遠隔地で快適に視聴することが可能である。本発明のコンテンツ遠隔視聴用サーバ装置に係る実施形態は、構築手段、サーバ側通信手段、及びサーバ側制御情報生成手段を具備するので、ユーザの嗜好に合致したコンテンツを遠隔地で快適に視聴することが可能である。本発明のコンテンツ遠隔視聴用記録再生装置の実施形態は、記録手段、装置側再生手段、コンテンツ情報生成手段、及び装置側通信手段を具備するので、ユーザの嗜好に合致したコンテンツを遠隔地で快適に視聴することが可能である。本発明のコンテンツ遠隔視聴方法に係る実施形態は、上述したコンテンツ遠隔視聴システムの実施形態における各手段の動作を実現する各工程により、ユーザの嗜好に合致したコンテンツを遠隔地で快適に視聴することが可能である。本発明のコンピュータプログラムに係る第1実施形態は、コンピュータシステムを上述したコンテンツ遠隔視聴用サーバ装置の少なくとも前記構築手段、前記サーバ側制御情報生成手段及び前記サーバ側通信手段として機能させるので、上述した本発明のコンテンツ遠隔視聴用サーバ装置を比較的簡単に実現可能である。本発明のコンピュータプログラムに係る第2実施形態は、コンピュータシステムを上述した通信端末の少なくとも前記アクセス手段、前記表示手段、前記入力手段、前記第1制御情報生成手段、前記第2通信手段及び前記第2再生手段として機能させるので、上述した本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態における通信端末を比較的簡単に実現可能である。本発明のコンピュータプログラムに係る第3実施形態は、コンピュータシステムを上述した記録再生装置の少なくとも前記記録手段、前記第1再生手段、前記コンテンツ情報生成手段及び前記第1通信手段として機能させるので、上述した本発明のコンテンツ遠隔視聴システムに係る実施形態における記録再生装置を比較的簡単に実現可能である。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施例について説明する。
<実施例の構成>
始めに、図1を参照して、本発明の実施例の概念について、その動作の概要と併せて説明する。ここに、図1は、コンテンツ遠隔視聴システム10の概念図である。
コンテンツ遠隔視聴システム10(以下、適宜「システム10」と略称する)は、PVR(Personal Video Recorder)100、サーバ200、及び携帯電話300が、相互にネットワーク20に収容されてなるシステムである。
ネットワーク20は、インターネット及び当該インターネットに接続するための、例えば、有線又は無線通信ネットワークからなる。
PVR100は、記録媒体としてHD及びDVDなどを備え、コンテンツの記録及び再生が可能に構成された、本発明に係る「記録再生装置」の一例である。尚、PVR100の詳細な構成については後述する。
サーバ200は、通信事業者30(以下、適宜「事業者30」と称する)によって運営されており、ネットワーク20を介してPVR100及び携帯電話300と相互に通信が可能に構成された、本発明に係る「コンテンツ遠隔視聴用サーバ装置」の一例である。尚、サーバ200の詳細な構成については後述する。
携帯電話300は、ユーザ40に所有されると共に携帯され、ネットワーク20を介してPVR100及びサーバ200と相互に通信可能に構成された、本発明に係る「通信端末」の一例である。尚、ユーザ40は、例えば、自宅などにPVR100を所有するものとする。尚、携帯電話300の詳細な構成については後述する。
このような構成において、システム10は、先ずPVR100がコンテンツの記録を行い、その内容情報であるコンテンツ情報をサーバ200に送信する(矢線A)。
サーバ200は、このコンテンツ情報に基づいてネットワーク20上のウェブサイトであるマイ・ホームページ(以下、適宜「マイHP」と称することとする)を生成し、ユーザ40に携帯電話300に送信する(矢線B)。ユーザ40は、係るマイHPを視覚的に確認し、再生を所望するコンテンツを選択し、携帯電話300からサーバ200に対し指定する(矢線C)。サーバ200は、指定されたコンテンツの再生をPVR100に指示し(矢線D)、PVR100が携帯電話300に対し、リアルタイムにコンテンツを配信する(矢線E)。配信されたコンテンツは、携帯電話300に表示され、ユーザ40により視聴される。このように、システム10は、ユーザ40がPVR100を使用して記録したコンテンツを、遠隔地にある携帯電話300を介して視聴することが可能に構成されている。
尚、システム10において、事業者30は、携帯電話300による通信を管理する通信キャリアであり、マイHPの使用を所望するユーザと個別に使用契約を締結している。事業者30は、従って、携帯電話300の通信に係る費用(パケット通信費、又は基本料金など)と、このマイHPの使用料金とを併せて徴収することが可能となっている。本実施例に係るユーザ40とは、このような使用契約を締結したユーザであり、少なくとも一人存在するものとする。以下の説明においては「ユーザ40」なる単語を、適宜、係る契約を締結したユーザの全体、又はその中の一人を指すものとして使用することとする。事業者30は、ユーザ40に対して固有のログイン名とパスワードを付与しており、このログイン名とパスワードを使用することによって、ユーザ40はマイHPへのログインが可能となっている。
尚、システム10において、事業者30は携帯電話300の通信キャリアであるが、本発明において、事業者30は通信キャリアに限定されない。通信キャリア以外の事業者がマイHPを運営するような場合には、事業者は携帯電話300の通信費用とは別個に使用料金の徴収を行ってもよい。
<コンテンツ遠隔視聴システム10の詳細構成>
<PVR100の構成>
次に、図2を参照して、PVR100の詳細な構成について説明する。ここに、図2は、PVR100のブロック図である。
図1において、PVR100は、制御部110、暗号化処理部120、ストリーミング処理部130、通信部140、圧縮伸張部150、信号処理部160、インターフェイス170、記録再生部180、及び記録媒体190を備える。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM112、及びRAM(Random Access Memory)113を備える。
CPU111は、PVR100の動作を制御する制御ユニットである。ROM112は、不揮発性の記憶媒体であり、PVR100に固有のID番号が格納されている。RAM113は、揮発性の記憶媒体であり、PVR100の動作過程で生じるデータを一時的に格納するためのバッファとして機能するように構成されている。
暗号化処理部120は、CPU111による制御に従ってコンテンツの暗号化処理を行うと共に、係る暗号化に必要な暗号鍵を生成することが可能に構成されている
ストリーミング処理部130は、コンテンツを携帯電話300に送信する際のストリーミングデータを生成することが可能に構成されている。
通信部140は、PVR100を、ネットワーク20を介してサーバ200及び携帯電話300と通信させるための、例えば、モデムなどと称される通信手段である。
圧縮伸張部150は、コンテンツが記録される際に当該コンテンツに関するデータを圧縮して記録再生部180に供給すると共に、コンテンツが記録再生部180により読み出された際には圧縮されたデータを伸張することが可能に構成されている。
信号処理部160は、コンテンツを記録するためのデータ処理部であり、例えば、チューナ、並びに映像信号及び音声信号の分離回路などを含んで構成される。
インターフェイス170は、記録再生部160とPVR100内の各構成要素とのインターフェイスであり、例えば、ATAインターフェイスを含んでなる。
記録再生部180は、記録媒体190に対し、コンテンツに関するデータの書き込み及び読み出しを行うことが可能に構成されている。記録再生部180は、記録媒体190の態様に応じた構成を有する光ピックアップ、磁気ヘッド等を含んでいてもよい。
記録媒体190は、例えば、DVDなどの光情報記録媒体、又はHDなどの磁気記録媒体である。尚、記録媒体190は、記録再生部180と予め一体に構成されていてもよいし、別体に構成されていてもよい。本実施例において、記録媒体190には、ユーザ40の操作によって、或いは予約記録などの諸機能によって、各種コンテンツが記録されているものとする。
<サーバ200の構成>
次に、図3を参照して、サーバ200の詳細な構成について説明する。ここに、図3は、サーバ200のブロック図である。
図3において、サーバ200は、制御部210、通信部220、ホームページ生成部230、データベース240、及び認証部250を備える。
制御部210は、CPU211、及びRAM212を備える。
CPU211は、サーバ200の動作を制御する制御ユニットである。RAM212は、サーバ200の動作過程で生じるデータを一時的に格納するためのバッファとして機能するように構成されている。
通信部220は、サーバ200を、ネットワーク20を介してPVR100、及び携帯電話300と通信させるための、例えば、モデムなどと称される通信手段である。
ホームページ生成部230は、サーバ200上で事業者30により運営されるウェブサイトである「ハローPVR」に関するホームページを生成すると共に、ハローPVR上でユーザ40毎に割り当てられるマイHPを生成することが可能に構成された、本発明に係る「構築手段」の一例である。
データベース240は、ユーザ40毎に、マイHP、コンテンツ情報、及びユーザ40の接続設定情報などを格納することが可能に構成された、本発明に係る「記憶手段」の一例である。尚、接続設定情報とは、ユーザ40のログイン名、パスワード、PVR100のID番号、又は後述する携帯電話300のID番号などを含む情報を指す。
認証部250は、CPU211に上位制御され、ユーザ40がマイHPへアクセスする際の認証を行うことが可能に構成されている
次に、図4を参照して、携帯電話300の詳細な構成について説明する。ここに、図4は、携帯電話300のブロック図である。
図4において、携帯電話300は、制御部310、通信部320、信号処理部330、復号化処理部340、表示部350、及び入力部360を備える。
制御部310は、CPU311、ROM312、及びRAM313を備える。
CPU311は、携帯電話300の動作を制御する制御ユニットである。ROM312は、不揮発性の記憶媒体であり、携帯電話300に固有のID番号が格納されている。RAM313は、揮発性の記憶媒体であり、携帯電話300の動作過程で生じるデータを一時的に格納するためのバッファとして機能するように構成されている。
通信部320は、携帯電話300を、ネットワーク20を介してPVR100、及びサーバ200と通信させるための通信手段である。
信号処理部330は、通信部320を介して取得された高周波信号を処理するRF処理部、RF処理された信号から音声信号を取得するアナログベースバンド処理部、及びアナログ信号をディジタル化するためのディジタルベースバンド処理部など(いずれも不図示)を備える信号処理ユニットである。
復号化処理部340は、PVR100から暗号化されて送信されるコンテンツのストリーミングデータを復号化することが可能に構成されている。
表示部350は、例えば、液晶ディスプレイ装置で構成され、マイHPに関する画面をユーザ40に対し表示することが可能に構成された、本発明に係る「表示手段」の一例である。
入力部360は、携帯電話300に対して諸情報を入力するための入力デバイスであり、例えば、ソフトキーボタン、操作ダイアル、又は操作レバーなどの諸態様を採ることが可能な、本発明に係る「入力手段」の一例である。
<実施例の動作>
<コンテンツ遠隔視聴システム10の基本動作>
次に、図5及び図6を参照して、システム10の基本的な動作について説明する。ここに、図5は、システム10全体の動作に関するタイミングチャートであり、図6は、携帯電話300の表示部350の画面状態を示す模式図である。尚、図5では、上から下へ向かう方向に時間が流れているものとする。また、図5には動作の大略が示されており、各構成要素の詳細な動作については後述することとする。
図5において、最初に、PVR100が起動する(A1)。PVR100の起動は、ユーザ40によって最初に投入されてもよいし、サーバ200がPVR100を起動させられるように構成されている場合には、サーバ200によって起動されてもよい。
起動すると、PVR100は、サーバ200に対して常時接続を行うための接続申請を送信する(矢線A2)。接続申請を受信したサーバ200は、PVR100が、予め登録済みの装置であるか否かを判定し、正規の装置であると判定した場合に、コンテンツ情報の要求を行う(矢線A3)。コンテンツ情報を要求されたPVR100は、サーバ200に対してコンテンツ情報を送信する(矢線A4)。コンテンツ情報を受信したサーバ200では、データベース240を更新する(A5)。
一方、ここで、ユーザ40がマイHPへログインしたとする(A6)。
図6(a)及び図6(b)にはこの過程が示される。最初に、ユーザ40は、インターネットのいずれのウェブサイトに接続するかを、例えば、お気に入りメニューの中から選択している。ここで、事業者30が運営するサーバ200上で展開される「ハローPVR」が選択されると(図6(a))、会員専用のログイン画面が表示される(図6(b))。ここで、ユーザ40は自身に付与されたログイン名及びパスワードを入力してログインを行う。ログインが完了すると、マイHPが表示される(図6(c))。
尚、例えば、図6(a)において「ハローPVR」が選択された際に、ユーザ間で共通のホームページ(メイン画面)が現れ、係るメイン画面上で各ユーザがマイHPへのログイン画面を呼び出してもよい。
図5に戻り、ユーザ40は、コンテンツリストをサーバ200に対し要求する(矢線A7)。この要求に対し、サーバ200はコンテンツリストを送信する(矢線A8)。コンテンツリストは、ユーザ40がPVR40に記録してある様々なコンテンツがリストされたものであり、この中からユーザ40が視聴を所望するコンテンツを選択することが可能である(図6(d))。何らかのコンテンツが選択されると、この選択動作に応じてコンテンツ再生要求がサーバ200に送信される(矢線A9)。この時点で、携帯電話300の表示部350には、再生要求中を示すメッセージが表示される(図6(e))。
サーバ200は、PVR100に対して、ユーザ40が指定したコンテンツの再生指示を送信する(矢線A10)。PVR100は、この再生指示を受信すると、ユーザ40を認証する処理を実行する(矢線A11)。認証が成功すると(A12)、PVR100から携帯電話300に対し、暗号鍵が送信される(矢線A13)。そして、暗号鍵を使用したコンテンツの暗号化が行われ、携帯電話300に対する送信が開始される(A14)。そして順次暗号化されたコンテンツの送信が実行される(矢線A15)。この時点で、携帯電話300の表示部350にはユーザ40が選択したコンテンツが表示される(図6(f))。
システム10においては、概ね以上の流れでユーザ40にコンテンツが送信され、ユーザ40により視聴される。
<各構成要素の詳細動作>
次に、各構成要素の詳細動作について説明する。
<PVR100からのコンテンツ情報送信処理>
最初に、図7を参照して、PVR100からサーバ200へのコンテンツ情報の詳細について説明する。ここに、図7は、コンテンツ情報送信処理のフローチャートである。
図7において、PVR100が起動する(ステップA10)。この起動は、電源が切断された状態からの起動を表し、ユーザ40による電源投入、サーバ200からの遠隔操作による電源投入、或いはコンテンツの予約録画(記録)などのタイマによる起動などを総称する動作である。尚、電源が投入されている限りにおいて、例えば、節電のためのスリープ機能などが働いて、見かけ上PVR100が停止している場合は、後述する待機状態として扱われる。
PVR100が起動すると、CPU111は、サーバ200に対し、接続申請を送信する(ステップA11)。接続申請を送信する際、CPU111はROM112に格納されている自身のID番号を含めた情報を生成し、通信部140を介して送信を行う。
CPU111は、係る接続申請が許可されたか否かを判別する(ステップA12)。接続が許可された場合、通信部140を介して接続許可情報が受信され、RAM113上に一旦格納される。尚、通信部140を介して授受されるデータ類は、一旦RAM113上に格納されるが、これ以降の説明においては、適宜RAM113に関する記述を省略することとする。
接続が許可されない場合(ステップA12:NO)、更に、異常判定を行う(ステップA18)。ここで、「異常判定」とは、PVR100がサーバ200に対して現時点で接続可能か否かの判定を行う処理を指す。例えば、回線(ネットワーク20)の異常などにより通信エラーが生じた場合には、幾度かのトライアルの後に通信が確立することも多い。反対に、送信したID番号が、サーバ200側で有効期限切れであると判定されれば、接続は不可能であり、その場合には、サーバ200から送信される接続拒否通知などを参照して、異常であると判定される。ステップA18において、異常であると判定された場合(ステップA18:YES)には、処理は強制的に終了し、サーバ200との通信回線は確立されない。一方、異常ではないと判定された場合(ステップA18:NO)、CPU111は処理をステップA11に戻し、再び接続申請を送信する。ここで、通信エラーが予め定められた回数連続して発生した場合、ステップA18に係る判定は「NO」となり、処理は強制的に終了する。
サーバ200によって接続が許可されると(ステップA12:YES)、CPU111はコンテンツ情報の送信要求が受信されたか否かを判別する(ステップA13)。コンテンツ情報の送信要求が受信されない場合、ステップA13に係る処理がループ処理され、継続する。一方、コンテンツ情報の送信要求が受信された場合(ステップA13:YES)、CPU111は、コンテンツ情報を生成する(ステップA14)。ここで、CPU111は、インターフェイス170を介して記憶再生部180にアクセスし、現在記録媒体190に如何なるコンテンツが記録されているかをサーバ200に伝達するための情報としてコンテンツ情報を生成する。
生成されたコンテンツ情報はサーバ200に送信される(ステップA15)。こうして、起動後における最初のコンテンツ情報の送信が終了すると、PVR100は待機状態となる。待機状態とは、サーバ200との通信回線が確立しているだけの状態を指す。例えば、この待機状態のままで定められた時間が経過した場合、CPU111は、PVR100をスリープさせてもよい。このスリープ状態も待機状態の一である。
待機状態において、CPU111は一定のタイミング毎にコンテンツ情報の送信要求の有無を判別する(ステップA16)。コンテンツ情報の送信要求が受信された場合には(ステップ16:YES)、CPU111は、処理をステップA14に戻し、再びコンテンツ情報を生成してサーバ200に対し送信する。一方、コンテンツ情報の送信要求が無い場合(ステップA16:NO)、CPU111は更に、記録媒体190の記録内容に変更が生じたか否かを判別する(ステップA17)。記録内容に変更がない場合(ステップA17:NO)、PVR100は待機状態に復帰し、CPU111によって、ステップA16及びA17に係る処理が繰り返される。一方、記録媒体190の記録内容に変更が有った場合には(ステップA17:YES)、CPU111は、処理をステップA14に戻し、コンテンツ情報を生成してサーバ200に送信する。
<サーバ200におけるコンテンツ情報受信処理>
次に、図8を参照して、サーバ200におけるコンテンツ情報受信処理の詳細について説明する。ここに、図8は、コンテンツ情報受信処理のフローチャートである。
図8において、サーバ装置200は待機状態にあるものとする。ここに、待機状態とは、PVR100又は携帯電話300からの何らかのアクセスを待ち受けている状態を指す。
図8において、最初にCPU211は、PVR100からの接続申請の有無を判別する(ステップB10)。
既に述べたように、PVR100からは、PVR100の起動時に接続申請が送信される。PVR100から接続申請が送信され、通信部220により受信された場合、接続申請は一旦RAM212に格納される。RAM212に接続申請が格納されていない場合(ステップB10:NO)、接続申請が格納されるまで係るステップは継続される。尚、係る接続申請に限らず、ネットワーク20を介して授受されるデータ類は、一旦RAM212に一旦格納されるが、これ以降の説明においてはRAM212への格納に関する記述は適宜省略することとする。
接続申請が受信されると、CPU211は、PVR100が正規のユーザに該当するか否かを判別する(ステップB11)。この判別は、例えば、データベース240に格納されるユーザ40毎の接続設定情報の中に、接続申請に含まれるID番号が存在するかを判別することなどによって行われる。該当するID番号が存在する場合には、該当するユーザ40のPVR100であるとして、PVR100に対し、接続申請を許可する(ステップB12)。接続が許可された場合には、通信部220から接続許可情報が送信され、前述した図7におけるステップA12に係る判別が「YES」となる。
一方、データベース240の中に該当するID番号が存在しない場合、或いは、登録されたPVR100の登録期限が切れていた場合などには、接続不可能なPVRであるとして、接続拒否通知がPVR100に対して送信され(ステップB17)、サーバ200は待機状態に復帰する。尚、この場合には、図7におけるステップA18が「YES」となる。
接続を許可すると、CPU211は、コンテンツ情報の送信要求をPVR100に対して送信する(ステップB13)。CPU211は、所定のクロックに同期して、PVR100から送信されたコンテンツ情報の有無を判別する(ステップB14)。
コンテンツ情報が未だ受信されない場合(ステップB14:NO)には、コンテンツ情報が受信されるまで係る判別を繰り返すと共に、コンテンツ情報が受信された場合(ステップB14:YES)、受信されたコンテンツ情報が正常なコンテンツ情報であるか否かが判別される(ステップB15)。
コンテンツ情報が正常ではなかった場合(ステップB15:NO)、更に、CPU211は、その理由が通信エラーであるか否かを判別する(ステップB18)。通信エラーが原因で正常なコンテンツ情報が得られなかった(例えば、コンテンツ情報の一部が壊れていたり、消失していたりした)場合(ステップB18:YES)、CPU211は、処理をステップB13に戻し、再度コンテンツ情報の送信をPVR100に要求する。一方、通信エラーが原因ではない場合(ステップB18:NO)、異常なコンテンツ情報であるとして、PVR100に係る異常をPVR100に通知し(ステップB19)、処理をステップB13に戻す。
一方で、受信したコンテンツ情報が正常なコンテンツ情報であった場合(ステップB15:YES)、CPU211は、係るコンテンツ情報に基づいて、データベース240のうち、ユーザ40に関するデータを、適宜ホームページ生成部220などを制御して更新し(ステップB16)、サーバ200を一時待機モードに制御する(ステップB20)。一時待機モードにおいて、CPU211は、予め定められた時間が経過したか否かを判別する(ステップB21)。予め定められた時間が未だ経過しない場合(ステップB21:NO)、CPU211は係る時間経過までステップB21を繰り返すと共に、係る時間が経過した場合(ステップB21:YES)、処理をステップB13に戻し、PVR100に対してコンテンツ情報の送信要求を送信する。
この他にも、例えば、PVR100から記録媒体190の記録内容の変更などに伴ってコンテンツ情報が送信されてくると、適宜ステップB14に関する処理が実行され、データベース240の内容に反映される。尚、ステップB19に係る処理において、コンテンツ情報が異常であると判別された場合には、コンテンツ情報の再送付を要求しないような制御が行われているが、PVR100に対し、再度コンテンツ情報の送付を要求してもよい。
<サーバ200のユーザインターフェイス処理>
次に、図9を参照して、サーバ200におけるユーザインターフェイス処理について説明する。ここに、図9は、ユーザインターフェイス処理に係るフローチャートである。尚、ユーザインターフェイス処理とは、サーバ200において、ユーザ40によるマイHPへのアクセス、或いはマイHP上での各種操作などに対する応答処理を指す。
図9において、最初に、CPU211は、ユーザ40からの接続申請の有無を判別する(ステップC10)。ユーザ40からの接続申請が無い場合(ステップC10:NO)、CPU211はサーバ200を待機状態に維持すると共に、接続申請が受信された場合(ステップC10:YES)、接続申請を送信してきたユーザが正規のユーザであるか、即ちユーザ40であるか否かを判別する(ステップC11)。
ステップC11による判別は、CPU211に上位制御された認証部250を介して行われる。ユーザ40からの接続申請には、ユーザ40のログイン名及びパスワードが含まれており、認証部250は、データベース240から、該当するユーザを検索する。検索した結果、該等するユーザが存在する場合には、認証部250は、接続申請を送信してきたユーザを、係る該当するユーザであるとして接続を許可する(ステップC11:YES)。一方、認証部250によって認証されなかった場合(ステップC11:NO)、CPU211は、理由を含む接続拒否通知を携帯電話300に対し送信して(ステップC20)、サーバ200を待機状態に戻す。
正規のユーザであると判別された場合、CPU211は、データベース240に格納されるユーザ40のマイHPに関するデータを、通信部220を介して携帯電話300に送信し(ステップC12)、サーバ200をユーザ40からの指示待ち状態に設定する(ステップC13)。尚、この時点で、携帯電話300における表示部350にマイHPが表示される。また、係る指示待ち状態とは、即ち、待機状態と同様な状態である。
この状態において、CPU211は、ユーザ40からの再生要求の有無を判別する(ステップC14)。再生要求が受信された場合(ステップC14:YES)、CPU211は、PVR100に対し、指定されたコンテンツの再生指示を送信する(ステップC15)。
一方、再生要求が受信されない場合、付加処理要求が受信されたか否かが判別される(ステップC21)。ここで、付加処理とは、例えば、記録媒体190からのコンテンツの削除、マイHP上の表示内容変更、テレビ番組表の閲覧、番組の録画(記録)予約など、コンテンツの視聴以外の付加的な処理を指し、先に述べた「記録内容変更処理」、及び「ウェブサイトの内容の変更する」処理を包含する処理である。
付加処理指示が受信された場合(ステップC21:YES)、CPU211はユーザ40によって選択された付加処理を実行するか、或いは実行の指示をPVR100に対して送信する(ステップC22)。例えば、マイHPの内容変更であれば、ホームページ生成部230が相当の内容を実行し、番組表の閲覧であれば、例えば、CPU211が、ネットワーク20上から然るべき番組表のダウンロードを行い、ホームページ生成部230を制御して、マイHP上に表示させてもよい。或いは、マイHP上でリンクを張るなどして、番組表閲覧に関する箇所が選択されたら、リンク先の表示データマイHP上でダウンロードされて表示されるようにしてもよい。
付加処理要求が受信されない場合(ステップC21:NO)、CPU211は、ユーザ40からの要求が操作中断要求であるか否かを判別する(ステップC23)。操作中断要求であった場合には(ステップC23:YES)、CPU211はログアウト処理を実行して、サーバ200と携帯電話300(ユーザ40)との相互通信を終了する。操作中断要求ではない場合には(ステップC23:NO)、CPU211は、現時点でユーザ40からは何の要求も無いものとして、一旦処理をステップC13に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
コンテンツの再生をPVR100に対して指示すると、CPU211は、PVR100からのユーザ認証結果を、通信部220を介して取得し、ユーザ40がPVR100に認証されたか否かを判別する(ステップC16)。ユーザ40がPVR100に認証されなかった場合(ステップC16:NO)、CPU211は、ユーザ40に対し、拒絶通知を送信して(ステップC18)、ログアウト処理を実行し、サーバ200と携帯電話300と相互通信を終了する。
ユーザ40がPVR100に認証されると(ステップC16:YES)、CPU211は、PVR100から送信されるコンテンツ終了通知の有無を判別する(ステップC17)。コンテンツ終了通知が無い場合(ステップC17:NO)、係る通知が受信されるまでステップC17が継続されると共に、コンテンツ終了通知が受信された場合には(ステップC17:YES)、CPU211は、ユーザ40に対して再生終了通知を送信する(ステップC19)。
<PVR100におけるコンテンツ再生処理>
次に、図10を参照して、PVR100におけるコンテンツ再生処理の詳細について説明する。ここに、図10は、コンテンツ再生処理のフローチャートである。尚、ここで説明するコンテンツ再生処理とは、携帯電話300及びマイHPを介したユーザ40からの指示に従って行われる処理を指す。また、係る処理とは別個に或いは並行して、既に述べたコンテンツ情報送信処理は実行されている。
図10において、最初に、サーバ200からのコンテンツ再生指示の有無が判別される(ステップD10)。コンテンツ再生指示が無い場合(ステップD10:NO)、CPU111は、付加処理指示の有無を判別する(ステップD22)。付加処理指示も無い場合には(ステップD22:NO)、CPU111は、処理をステップD10に戻し、再びサーバ200からの指示を判別する。付加処理指示が有った場合には(ステップD22:YES)、CPU111は該当する付加処理を実行する(ステップD23)。ここで、PVR100における付加処理とは、前述したように、記録媒体190の記録内容の削除、録画予約(記録)などを指す。記録内容の削除であれば、CPU111は記録再生部180を制御して、記録媒体190から指定されたコンテンツを削除する。録画予約であれば、指定された時刻に指定されたコンテンツを。信号処理部160を介して取得し、インターフェイス170及び圧縮伸張部150などを介して記録再生部180により記録媒体190に記録する。付加処理が実行されると、CPU111は処理をステップD10に戻す。
一方、サーバ200からの指示がコンテンツの再生指示であった場合(ステップD10:YES)、CPU111はユーザ40の認証処理を実行する(ステップD11)。ここで、ユーザ40は、既にログイン処理を介してサーバ200との間の認証は成功しているから、係るPVR100での認証処理はなくともよいが、コンテンツ保護の観点から、本実施例においては、PVR100と携帯電話300との認証が行われるように設定されている。
係る認証は、携帯電話300が、サーバ200のデータベース240からPVR100のID番号を取得すると共に、自身のID番号をROM312から取得し、両者を含む認証情報としてPVR100に対して送信することにより行われる。この認証情報を取得したPVR100では、送信されたPVR100のID番号が正しいものかを検証すると共に、サーバ200から携帯電話300のID番号を取得して受信されたID番号と比較することによって、通信相手が携帯電話300であると認証する。
認証の結果、ユーザ40ではないと判別された場合(ステップD12:NO)、CPU111は、サーバ200に対し、拒絶通知を送信して(ステップD24)、処理をステップD10に戻す。
一方、認証が成功した場合(ステップD12:YES)、CPU111は、暗号化処理部120を介して暗号鍵を生成し、携帯電話300に対して送信する(ステップD13)。この暗号鍵は、現時点の処理に関してテンポラリに且つランダムに生成されるものである。
暗号鍵が送信されると、CPU111は、指定されたコンテンツに関するストリーミングデータの生成を開始する(ステップD14)。この際、記録再生部180を介して記録媒体190から順次読み出されたコンテンツのデータが、圧縮伸張部150により伸張され、更に、ストリーミング処理部130によってストリーミングデータが生成される。
ストリーミングデータの再生に伴い、暗号化処理部120による暗号化処理が行われる(ステップD15)。その結果として、暗号化されたストリーミングデータが、携帯電話300に送信される(ステップD16)。CPU111は、係る暗号化されたストリーミングデータを順次携帯電話300に送信する。
尚、PVR100における暗号化処理は、暗号化処理部120により行われているが、例えば、このような処理は、別途アプリケーションプログラム(即ち、本発明に係る「コンピュータプログラム」の一例)を使用してCPU111が実行してもよい。
ストリーミングデータの送信が開始されると、CPU111は、同時に携帯電話300から送信される再生エラーの有無を判別する(ステップD17)。再生エラーが受信された場合(ステップD17:YES)、即ち、携帯電話300で何らかの再生エラーが発生した場合には、コンテンツの再生処理は終了する。即ち、PVR100は待機状態に復帰する。
一方、再生エラーが受信されない場合には、再生に関する操作要求の有無が判別される(ステップD18)。ここで、再生に関する操作要求とは、例えば、早送り、巻き戻し、或いは一時停止など、停止以外の何らかの操作を指す。このような要求があった場合には(ステップD18:YES)、CPU111は、係る要求に該当する操作を行い(ステップD19)、処理をステップD20に移行する。一方、このような操作要求が何ら無い場合には(ステップD18:NO)、ステップD20に処理が移行する。
ステップD20においては、コンテンツの再生が終了したか、又はユーザ40から停止指示が送信されたか否かが判別される。この判別の結果、ユーザ40から停止の指示がなく、コンテンツの再生も終了していない場合(ステップD20:NO)、処理はステップD16に復帰して、引き続き暗号化されたストリーミングデータの送信が継続される。
ユーザ40から停止の指示があったか、或いはコンテンツの再生が終了した場合(ステップD20:YES)、コンテンツの再生終了を伝える再生終了通知がサーバ200に対して送信され(ステップD21)、コンテンツ再生処理が終了する。
<携帯電話300における処理>
次に、図11を参照して、携帯電話300におけるマイHPにログイン後の処理について説明する。ここに、図11は、係る処理のフローチャートである。
図11において、始めに、CPU311は、入力部360を介して、コンテンツの再生要求が入力されたか否かを判別する(ステップE10)。尚、係る再生要求とは、例えば、表示部350上で、コンテンツ選択に関する画面を開いたり、リストの中からコンテンツを選択したりする操作の過程を経て入力されたものである。図11においてこれら過程に属する部分の処理は省略されている。再生要求が入力された場合(ステップE10:YES)、CPU311は、サーバ200に対しコンテンツの再生要求を送信する(ステップE11)。
一方、再生要求が無い場合(ステップE10:NO)、付加処理要求が入力されたか否かが判別される(ステップE20)。例えば、リストの名称変更や、マイHPの壁紙変更、或いは記録媒体190に関するコンテンツの削除など、付加処理が要求された場合には(ステップE20:YES)、CPU311は、該当する付加処理に対応する付加処理要求をサーバ200に対して送信する(ステップE21)。
また、付加処理要求が無い場合(ステップE20:NO)、操作終了要求が入力されたか否かが判別される(ステップE22)。操作終了要求が無い場合、何らの入力もなされていないものとして、CPU311は、処理をステップE10に戻し、ユーザ40から何らかの入力があるまで係るループを繰り返す。一方、ユーザ40が、マイHPに関する操作を終了するべく操作終了要求を入力した場合(ステップE22:YES)、操作終了通知がサーバ200に対し送信され(ステップE23)、ログアウト処理が実行される。
コンテンツの再生要求を送信すると、CPU311は、PVR100から送信されてくる認証情報送信要求に基づいて、認証情報をPVR100に送信する(ステップE12)。認証情報を送信すると、CPU311は、サーバ200を介したPVR100からの拒絶通知の有無を判別する(ステップE13)。拒絶通知が受信された場合(ステップE13:YES)、コンテンツの再生要求は無視され、CPU311は、表示部350を制御し、ユーザ40に対して拒絶通知を受信されたことを伝える表示を行い、強制的にログアウト処理を実行する。
拒絶通知が無い場合(ステップE13:NO)、CPU311は、通信部320を介して、PVR100から送信される暗号鍵及び暗号化されたストリーミングデータを受信する(ステップE14)。この際、暗号鍵は一旦RAM313に格納される。暗号化されたストリーミングデータは、信号処理部330を介して復号化処理部340に供給され、復号化処理される(ステップE15)。この際、RAM313に格納された暗号鍵を使用して復号化がなされる。
尚、係る復号化処理は、復号化処理部340ではなく、CPU311が然るべきアプリケーションプログラム(即ち、本発明に係る「コンピュータプログラム」の他の一例)を実行することによって実現されてもよい。
CPU311は、復号化手段による復号化が成功したか否かを判別する(ステップE16)。復号化が成功した場合には(ステップE16:YES)、更に、コンテンツの再生が終了したか否かが判別され(ステップE17)、再生が終了していない場合には(ステップE17:NO)、CPU311は、処理をステップE14に戻し、暗号化されたストリーミングデータを受信して復号化を続行する。尚、復号化が成功したストリーミングデータは表示部350に供給され、表示部350によってユーザ40が指定したコンテンツとして表示される。再生が終了した場合(ステップE17:YES)、携帯電話300は再びユーザ40からの指示待ち状態となる。尚、ステップE17に係る判別処理では、サーバ200から送信される再生終了通知が受信されることにより、コンテンツの再生が終了したと判別される。
一方、コンテンツの復号化に際し、何らかのエラーが発生した際(ステップE16:NO)、復号化の失敗がユーザに通知される(ステップE18)。この通知は、例えば、CPU311が表示部350に「コンテンツの再生に失敗しました」などの情報を表示させることにより行われる。その後、CPU311は、PVR100に対し、再生エラーを送信して(ステップE19)、処理をステップE10に戻し、携帯電話300をユーザ40からの入力待ち状態に設定する。
以上、説明したように、コンテンツ遠隔視聴システム10によれば、コンテンツの選択はマイ・ホームページを介して行うことが可能であるため、ユーザ40は、いちいちPVR100と通信することによって生じる不快感や時間のロスが生じない、極めて快適な操作感を得ることが可能である。また、PVR100はユーザ40の所有物であり、記録媒体190に記録されたコンテンツはユーザの嗜好が反映されたものとなる。更に、例えばDVDなどを適宜差し替えることによって、選択可能なコンテンツの種類は飛躍的に増加する上、自身がビデオカメラなどで撮影した映像をそれらコンテンツの一として加えることも容易にして可能に構成されている。従って、ユーザの嗜好に合致したコンテンツを遠隔地で快適に視聴することが可能なのである。
尚、本実施例においては、コンテンツはストリーミング再生されるが、例えば、記録媒体190に記録されるコンテンツに関するデータファイルが、圧縮伸張部150を介して圧縮されたまま、携帯電話300に対して送信されてもよい。この送信されたデータファイルはRAM313などに格納され、適宜解凍され、再生されてもよい。この場合、現時点でサーバ200及びPVR100と通信が不可能な場所にユーザ40が居たとしても、予めPVR100からコンテンツを取得しておくことによって、場所を選ばずコンテンツの視聴が可能である。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うコンテンツ遠隔視聴システム、コンテンツ遠隔視聴用サーバ装置、コンテンツ遠隔視聴用記録再生装置、及びコンテンツ遠隔視聴方法、並びにコンピュータプログラムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係るコンテンツ遠隔視聴システム、コンテンツ遠隔視聴用サーバ装置、コンテンツ遠隔視聴用記録再生装置、及びコンテンツ遠隔視聴方法、並びにコンピュータプログラムは、例えば記録媒体に記録されたコンテンツを視聴するための、コンテンツ遠隔視聴システム、コンテンツ遠隔視聴用サーバ装置、コンテンツ遠隔視聴用記録再生装置及びコンテンツ遠隔視聴方法に利用可能である。また、例えば民生用或いは業務用の各種コンピュータ機器に搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能なコンテンツ遠隔視聴システム、コンテンツ遠隔視聴用サーバ装置及びコンテンツ遠隔視聴用記録再生装置等にも利用可能である。
10…コンテンツ遠隔視聴システム、20…ネットワーク、30…事業者、40…ユーザ、100…PVR、110…制御部、120…暗号化処理部、130…ストリーミング処理部、140…通信部、150…圧縮部、160…信号処理部、170…インターフェイス、180…記録再生部、190…記録媒体、200…サーバ、210…制御部、220…通信部、230…ホームページ生成部、240…データベース、250…認証部、300…携帯電話、310…制御部、320…通信部、330…信号処理部、340…復号化処理部、350…表示部、360…入力部。

Claims (9)

  1. ネットワークに収容され、ユーザにより所望された任意のコンテンツの記録及び再生が可能な記録再生装置、及び前記ユーザに所有されると共に可搬性を有する通信端末の各々を含み、該各々が前記ネットワークを介して相互に通信可能に構成されるコンテンツ遠隔視聴システムであって、
    前記記録再生装置は、記録媒体に対し前記任意のコンテンツを記録する記録手段、前記記録されたコンテンツを再生する第1再生手段、前記記録媒体の記録内容を表すコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成手段、及び前記ネットワークを介して前記コンテンツ情報を送信する第1通信手段を具備し、
    前記通信端末は、前記送信されたコンテンツ情報に基づいて前記ネットワーク上に構築された、前記ユーザに対応するウェブサイトにアクセスするアクセス手段、前記アクセスしたウェブサイトを表示する表示手段、前記表示されたウェブサイト上で、前記記録されたコンテンツのうち再生すべきコンテンツを指定するための情報を入力することが可能な入力手段、前記指定されたコンテンツの再生指示を含む第1制御情報を生成する第1制御情報生成手段、前記ウェブサイトに対し、前記ネットワークを介して前記第1制御情報を送信する第2通信手段及びコンテンツを再生可能な第2再生手段を具備し、
    前記第1再生手段は、前記第1制御情報の送信を受けたウェブサイトを経由して取得される前記再生指示に応じて前記指定されたコンテンツを前記第2再生手段で再生するための再生用情報を生成し、
    前記第1通信手段は、前記通信端末に対し、前記ネットワークを介して前記ウェブサイトを経由することなく前記再生用情報を送信し、
    前記第2再生手段は、前記送信された再生用情報に基づいて前記指定されたコンテンツを再生し、
    前記表示手段は、前記第2再生手段により再生されたコンテンツを表示する
    ことを特徴とするコンテンツ遠隔視聴システム。
  2. 前記ウェブサイトは、前記ユーザに固有のホームページである
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ遠隔視聴システム。
  3. 前記ホームページは、前記コンテンツ情報に基づいて構築された、少なくとも前記コンテンツのリストを含む視覚情報である
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ遠隔視聴システム。
  4. 記録媒体に対しユーザにより所望された任意のコンテンツを記録する記録手段、ネットワークを介して送信される、前記記録媒体に記録されたコンテンツのうち指定されたコンテンツの再生を指示する再生指示に応じて、前記指定されたコンテンツを再生するための再生用情報を生成する装置側再生手段、前記記録媒体の記録内容を表すコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成手段、及びネットワークを介して前記コンテンツ情報及び前記再生用情報を送信する装置側通信手段を具備する記録再生装置と、前記ユーザに所有されると共に可搬性を有する、前記ネットワーク上に構築された前記ユーザに対応するウェブサイトにアクセスするアクセス手段、前記アクセスしたウェブサイトを表示する表示手段、前記表示されたウェブサイト上で、前記記録されたコンテンツのうち再生すべきコンテンツを指定するための情報を入力することが可能な入力手段、前記指定されたコンテンツに対応する前記再生指示を含む端末側制御情報を生成する端末側制御情報生成手段、前記ウェブサイトに対し前記ネットワークを介して前記端末側制御情報を送信する端末側通信手段、及び前記送信された再生用情報に基づいて前記指定されたコンテンツを再生する端末側再生手段を具備する通信端末との間で、前記ネットワークを介して相互に通信可能に構成されたサーバ装置であって、
    前記送信されたコンテンツ情報に基づいて前記ウェブサイトを構築する構築手段と、
    前記送信された端末側制御情報に応じて、前記再生指示を含むサーバ側制御情報を生成するサーバ側制御情報生成手段と、
    前記記録再生装置に対し、前記ネットワークを介して前記サーバ側制御情報を送信するサーバ側通信手段と
    を具備し、
    前記装置側再生手段は、前記送信されたサーバ側制御情報に含まれる前記再生指示に応じて前記再生用情報を生成し、
    前記装置側通信手段は、前記通信端末に対し前記ウェブサイトを経由することなく前記生成された再生用情報を送信する
    ことを特徴とするコンテンツ遠隔視聴用サーバ装置。
  5. 可搬性を有し且つユーザに所有され、コンテンツを記録した記録媒体の記録内容を示すコンテンツ情報に基づいて前記ネットワーク上に構築された、前記ユーザに対応するウェブサイトにアクセスするアクセス手段、前記アクセスしたウェブサイトを表示する表示手段、前記表示されたウェブサイト上で、前記記録されたコンテンツのうち再生すべきコンテンツを指定するための情報を入力することが可能な入力手段、前記指定されたコンテンツに対応する再生指示を含む端末側制御情報を生成する端末側制御情報生成手段、前記ウェブサイトに対し、前記ネットワークを介して前記端末側制御情報を送信する端末側通信手段、及び前記ネットワークを介して送信される再生用情報に基づいて前記指定されたコンテンツを再生する端末側再生手段を具備する通信端末との間で、前記ネットワークを介して相互に通信が可能なコンテンツ遠隔視聴用記録再生装置であって、
    前記記録媒体に対し前記コンテンツを記録する記録手段と、
    前記記録されたコンテンツを再生する装置側再生手段と、
    前記コンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成手段と、
    前記ネットワークを介して前記コンテンツ情報を送信する装置側通信手段と
    を具備し、
    前記装置側再生手段は、前記端末側制御情報の送信を受けたウェブサイトを経由して取得される前記再生指示に応じて、前記指定されたコンテンツを前記端末側再生手段で再生するための前記再生用情報を生成し、
    前記装置側通信手段は更に、前記通信端末に対し、前記ネットワークを介して前記ウェブサイトを経由することなく前記再生用情報を送信する
    ことを特徴とするコンテンツ遠隔視聴用記録再生装置。
  6. ネットワークに収容され、ユーザにより所望された任意のコンテンツの記録及び再生が可能な記録再生装置及び前記ユーザに所有されると共に可搬性を有する通信端末を含んでなるシステムにおいて行われるコンテンツ遠隔視聴方法であって、
    前記記録再生装置において、記録媒体に対し前記任意のコンテンツを記録する記録工程、前記記録されたコンテンツを再生する第1再生工程、前記記録媒体の記録内容を表すコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成工程、及び前記ネットワークを介して前記コンテンツ情報を送信する第1送信工程と、
    前記通信端末において、前記送信されたコンテンツ情報に基づいて前記ネットワーク上に構築された、前記ユーザに対応するウェブサイトにアクセスするアクセス工程、前記アクセスしたウェブサイトを表示する表示工程、前記表示されたウェブサイト上で、前記記録されたコンテンツのうち再生すべきコンテンツを指定するための情報を入力する入力工程、前記指定されたコンテンツの再生指示を含む第1制御情報を生成する第1制御情報生成工程、及び前記ウェブサイトに対し、前記ネットワークを介して前記第1制御情報を送信する第2送信工程と
    を具備し、
    前記第1再生工程は更に、前記第1制御情報の送信を受けたウェブサイトを経由して取得される前記再生指示に応じて前記指定されたコンテンツを再生するための再生用情報を生成し、
    前記記録再生装置において、前記通信端末に対し、前記ネットワークを介して前記ウェブサイトを経由することなく前記再生用情報を送信する第3送信工程と、
    前記通信端末において、前記送信された再生用情報に基づいて前記指定されたコンテンツを再生する第2再生工程と
    を更に具備し、
    前記表示工程は更に、前記第2再生工程により再生されたコンテンツを表示する
    ことを特徴とするコンテンツ遠隔視聴方法。
  7. コンピュータシステムを、請求項4に記載のコンテンツ遠隔視聴用サーバ装置の少なくとも前記構築手段、前記サーバ側制御情報生成手段及び前記サーバ側通信手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. コンピュータシステムを、請求項1から3のいずれか一項に記載の通信端末の少なくとも前記アクセス手段、前記表示手段、前記入力手段、前記第1制御情報生成手段、前記第2通信手段及び前記第2再生手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. コンピュータシステムを、請求項1から3のいずれか一項に記載の記録再生装置の少なくとも前記記録手段、前記第1再生手段、前記コンテンツ情報生成手段及び前記第1通信手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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