JP2003271530A - 通信システム,システム間関連装置,プログラム,及び,記録媒体 - Google Patents

通信システム,システム間関連装置,プログラム,及び,記録媒体

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JP2003271530A
JP2003271530A JP2002074946A JP2002074946A JP2003271530A JP 2003271530 A JP2003271530 A JP 2003271530A JP 2002074946 A JP2002074946 A JP 2002074946A JP 2002074946 A JP2002074946 A JP 2002074946A JP 2003271530 A JP2003271530 A JP 2003271530A
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Junichi Yoshiki
順一 吉識
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の利便性を向上させること,同期
型システムと非同期型システムの各システムへの機能追
加を最小限に抑えること,同期型システムと非同期型
システムとをシームレスに統合すること主目的とする通
信システムを提供する。 【解決手段】 通信システム10において,同期型シス
テム100と非同期型システム200との間にネットワ
ークを介して接続されるシステム間関連装置300は,
同期型システムにおいて利用可能な形式のメッセージ
と,非同期型システムにおいて利用可能な形式のメッセ
ージとを相互に変換する機能を有し,同期型システムの
会議端末装置として機能するとともに,非同期型システ
ムからコンテンツを受信する機能またはコンテンツを作
成して非同期型システムに送信する機能のうち少なくと
も1の機能を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,音声・動画データ
をネットワークを介して相互配信するマルチメディア通
信システム(以下,単に通信システムという。)に係
り,特に,同期型システムと非同期型システムとを統合
した通信システム及びその関連技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,MPEG(Moving Pic
ture Expert Group)などのデータ圧
縮技術によって動画や音声等の巨大なデータを適切なデ
ータサイズに変換することが可能になっている。また,
ネットワーク環境の整備にともない,圧縮されたマルチ
メディアデータをネットワーク内で送受信する新たな通
信システムサービスへの期待が高まっている。このよう
な通信システムの形態としては,テレビ会議などのよう
にシステム内の装置間におけるデータ送受信タイミング
の同期が要求されるシステム(以下,同期型システムと
称する)と,ビデオオンデマンド(Video on
Demand)システムなどのようにシステム内の装置
間におけるデータ送受信タイミングの同期が要求されな
いシステム(以下,非同期システムと称する。)に大別
される。
【0003】同期型システムと非同期型システムは,各
個単独のシステムとして研究開発が行われ,発展を続け
ている。同期型システムには,H.320やH.323
等の国際標準規格が存在し,その手順や装置の構成はほ
ぼ統一されている。一方,非同期型のシステムは,利用
者の操作こそ類似しているものの,装置の構成や通信手
順等はシステム毎に異なっている。このような事情か
ら,双方のシステムを利用する者は,同期型/非同期型
の各方式ごとにシステムを使い分けなければならなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,利用者が同
期型/非同期型の各方式ごとにシステムを使い分ける場
合,以下のような問題が生じる。 (1)非同期型のシステムではクライアントと蓄積装置
のみとが通信し,双方にあるマルチメディアデータのみ
を単一方向に伝送する。そのため,多地点からの映像等
を蓄積しコンテンツとして扱う場合,事前に単一コンテ
ンツとして編集する等の作業が必要となる。 (2)多地点にいる複数の利用者が情報の共有を目的と
して同期型システム上の任意のコンテンツを共同視聴す
る場合,各地点の利用者は個別にコンテンツ受信/表示
端末装置を操作し,個別にコンテンツ視聴しなければな
らない。またそのコンテンツに対して意見交換を行う場
合,別個のシステムを利用して各地点を同期的に連結す
るか,各利用者が物理的に一地点へ集合したりする必要
がある。 (3)同期型のシステムは,リアルタイムに生成したデ
ータを送受信することが第一義で,これを記録したり再
利用するためには,システムから独立した外部装置が必
要となる。
【0005】以上説明したように,従来のマルチメディ
ア通信システムには,以下のような問題点があった。
同期型/非同期型の各システムは,利用者への提供情報
は同等(音声/映像等)であるにも関わらず,利用形態
は別個のものであり,機能も単一的である。同期型/
非同期型システム双方で他方のシステム固有の機能を実
現する場合,各システム個別に大幅な機能追加が必要で
あり,かつ利用手順も増大する。
【0006】本発明は,従来のマルチメディア通信シス
テムが有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,
本発明の主な目的は,利用者の利便性を向上させるこ
と,同期型システムと非同期型システムの各システム
への機能追加を最小限に抑えること,同期型システム
と非同期型システムとをシームレスに統合することの可
能な,新規かつ改良された通信システム及びその関連発
明を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め,本発明の第1の観点によれば,同期型システム(1
00)と非同期型システム(200)とシステム間関連
装置(300)とを含んで成る通信システムが提供され
る。
【0008】同期型システム(100)は,マルチメデ
ィアデータをリアルタイムに生成する1または2以上の
クライアント装置(120)と,前記各クライアント装
置とネットワークを介して通信し前記各クライアント装
置が生成するマルチメディアデータを前記各クライアン
ト装置間で同期して送受信するためのサーバ装置(11
0)とを含んで成る。
【0009】非同期型システム(200)は,コンテン
ツを作成する1または2以上のコンテンツ作成装置(2
10)と,前記コンテンツ作成装置が作成したコンテン
ツを蓄積し,要求に応じて配信するコンテンツ蓄積/配
信装置(220)と,前記コンテンツ蓄積/配信装置に
要求を出して前記コンテンツ蓄積/配信装置に蓄積され
たコンテンツを受信する1または2以上のコンテンツ受
信装置(230)とを含んで成る。
【0010】本発明は,特に,前記同期型システムと前
記非同期型システムとの間にネットワークを介して接続
されるシステム間関連装置(300)を含んで成ること
を特徴とする。システム間関連装置は,以下の機能を有
する。 (a)前記同期型システムと前記非同期型システムとの
間にネットワークを介して接続されて,前記同期型シス
テムにおいて利用可能な形式のメッセージと,前記非同
期型システムにおいて利用可能な形式のメッセージとを
相互に変換する機能。 (b)前記同期型システムの前記クライアント装置とし
ての機能。 (c)前記非同期型システムの前記データ受信装置また
は前記データ作成装置のうち少なくとも1の装置として
の機能。
【0011】本発明のシステム間関連装置は,同期型シ
ステムのクライアント装置として機能するとともに,非
同期型システムの,(c1)データ受信装置,または,
(c2)データ作成装置として機能する。以下に,(c
1),(c2)に場合を分けて説明する。
【0012】(c1)システム間関連装置が,同期型シ
ステムのクライアント装置として機能するとともに,非
同期型システムのデータ受信装置して機能する場合 まず,システム間関連装置が非同期型システムのデータ
受信装置として機能することによって,非同期型システ
ムから非同期型システム内のコンテンツを受信すること
ができる。そして,システム間関連装置が同期型システ
ムのクライアント装置して機能することによって,非同
期型システムから受信したコンテンツを,同期型システ
ムにおいて,送受信することができる。
【0013】(c2)システム間関連装置が,同期型シ
ステムのクライアント装置として機能するとともに,非
同期型システムのデータ作成装置として機能する場合 システム間関連装置が同期型システムのクライアント装
置として機能することによって,同期型システムのサー
バ装置から同期型システム内のマルチメディアデータ
(例えば,テレビ会議における会議映像)を受信するこ
とができる。そして,システム間関連装置が非同期型シ
ステムのデータ作成装置として機能することによって,
同期型システム内で受信したマルチメディアデータか
ら,非同期型システムにおいて蓄積可能なコンテンツを
作成して非同期型システムに送信し,非同期型システム
内に蓄積することができる。このようにして,同期型シ
ステムで作成されたマルチメディアデータを,非同期型
システム内にコンテンツとして蓄積することができる。
そして,この蓄積されたコンテンツを非同期型システム
の通常のコンテンツとして,任意の時に利用することが
できる。さらに,上記(c1)の場合を考慮すれば,こ
のコンテンツを同期型システム内で再利用することもで
きる。
【0014】このようなシステム間関連装置をシステム
構成に含めることによって,同期型システムと非同期型
システムとを統合したシステムを構築するにあたり,同
期型システムあるいは非同期型システムへの機能追加を
最小限に抑えることができる。このようにして,利用者
の利便性やシステム変更時におけるシステム開発者の利
便性を向上させることが可能である。
【0015】前記同期型システムの前記クライアント装
置のうち,任意に選択された一の前記クライアント装置
のみが,前記同期型システムの前記サーバ装置に対して
要求のメッセージを送信し,その応答のメッセージを受
信できるようにシステムを構築することも可能である。
【0016】ここで,選択された一のクライアント装置
がサーバ装置に対して送信できる要求メッセージには,
同期型システム内の要求と,非同期型システムに対
する要求とがある。同期型システム内の要求として
は,例えば,他のクライアント装置への同期型システム
への参加/退場や,特定の権限(例えば,テレビ会議の
場合における発言権など)の付与/剥奪,システムの強
制終了,この一のクライアント装置のみが持つ権限を他
のクライアント装置に開放する旨の要求などがある。ま
た,非同期型システムに対する要求としては,例え
ば,コンテンツ蓄積/配信装置へのアクセス認証,非同
期型システムからのコンテンツの受信開始/停止,非同
期型システムへのコンテンツの送信開始/停止などがあ
る。
【0017】前記選択された一のクライアント装置との
関連で,前記同期型システムの前記サーバ装置は,以下
の機能を有するようにシステムを構築することが可能で
ある。 前記選択された一のクライアント装置と前記システム
間連携装置との間の双方向のメッセージの転送を行う。 前記選択された一のクライアント装置が前記非同期型
システムへのアクセスを開始する際に,前記システム間
連携装置を前記同期型システムの前記クライアント装置
として機能させる。
【0018】さらに,前記同期型システムの前記サーバ
装置は,前記クライアント装置が生成するマルチメディ
アデータと,前記コンテンツ蓄積/配信装置に蓄積され
たコンテンツとを合成した後に,前記クライアント端末
に送信する機能を有するようにシステムを構築すること
が可能である。
【0019】かかるシステムによれば,同期型システム
のマルチメディアデータと非同期型システムのコンテン
ツとが合成された状態で提供されるので,より融合的に
両システムに存在する情報を共有することができる。ま
た,それぞれデータの復号や表示を選択的に行ったり,
複数同時に行ったりする必要がなくなるため,クライア
ント端末における処理が簡素化される。
【0020】上記課題を解決するため,本発明の第2の
観点によれば,同期型システム(100)とシステム間
関連装置(300)とを含んで成る通信システムが提供
される。
【0021】同期型システム(100)は,マルチメデ
ィアデータをリアルタイムに生成する1または2以上の
クライアント装置と,前記各クライアント装置とネット
ワークを介して通信し前記クライアント装置が生成する
マルチメディアデータを前記各クライアント装置間で同
期して送受信するためのサーバ装置とを含んで成る。
【0022】システム間関連装置(300)は,以下の
機能を有する。 (a)コンテンツを蓄積し及び/または要求に応じて配
信する非同期型システムと前記同期型システムとの間に
ネットワークを介して接続されて,前記同期型システム
において利用可能な形式のメッセージと,前記非同期型
システムにおいて利用可能な形式のメッセージとを相互
に変換する機能。 (b)前記同期型システムの前記クライアント装置とし
ての機能。 (c)前記非同期型システムからコンテンツを受信する
機能またはコンテンツを作成して前記非同期型システム
に送信する機能のうち少なくともいずれかの機能。
【0023】かかるシステムによれば,非同期型システ
ムの仕様は特に限定されない。例えば,非同期型システ
ムは,一般に,コンテンツを蓄積し,要求に応じて配信
するコンテンツ蓄積/配信装置を含んで構成されるが,
コンテンツの蓄積機能のみを有する非同期型システムで
あってもよい。この場合,システム間関連装置は,少な
くとも,コンテンツを作成してその非同期型システムに
送信する機能を有すれば足りる。一方,非同期型システ
ムがコンテンツの配信機能のみを有する場合,システム
間関連装置は,少なくとも,コンテンツを受信する機能
を有すれば足りる。このようにして,システム間関連装
置が接続可能な非同期型システムに幅を持たせることが
可能である。
【0024】また,本発明の第3の観点によれば,非同
期型システム(200)とシステム間関連装置(30
0)とを含んで成る通信システムが提供される。
【0025】非同期型システム(200)は,コンテン
ツを作成する1または2以上のコンテンツ作成装置(2
10)と,前記コンテンツ作成装置が作成したコンテン
ツを蓄積し,要求に応じて配信するコンテンツ蓄積/配
信装置(220)と,前記コンテンツ蓄積/配信装置に
要求を出して前記コンテンツ蓄積/配信装置に蓄積され
たコンテンツを受信する1または2以上のコンテンツ受
信装置(230)とを含んで成る。
【0026】システム間関連装置(300)は,以下の
機能を有する。 (a)各クライアント装置によりマルチメディアデータ
がリアルタイムに生成されてその各クライアント装置間
で同期して送受信が行われる同期型システムと前記非同
期型システムとの間にネットワークを介して接続され
て,前記同期型システムにおいて利用可能な形式のメッ
セージと,前記非同期型システムにおいて利用可能な形
式のメッセージとを相互に変換する機能。 (b)前記同期型システムの前記クライアント装置とし
ての機能。 (c)前記非同期型システムの前記データ受信装置また
は前記データ作成装置のうち少なくとも1の装置として
の機能。
【0027】かかるシステム構成によれば,同期型シス
テムの仕様を特に限定しない汎用システムとして利用す
ることができる。
【0028】また,本発明の第4の観点によれば,同期
型システム(100)と非同期型システム(200)と
の間にネットワークを介して接続されるシステム間関連
装置(300)が提供される。
【0029】システム間関連装置(300)は,以下の
機能を有する。 (a)前記同期型システムにおいて利用可能な形式のメ
ッセージと,前記非同期型システムにおいて利用可能な
形式のメッセージとを相互に変換する機能。 (b)前記同期型システムの前記クライアント装置とし
て機能するとともに,前記非同期型システムからコンテ
ンツを受信する機能またはコンテンツを作成して前記非
同期型システムに送信する機能のうち少なくとも1の機
能。
【0030】かかる装置によれば,同期型システムの仕
様,及び,非同期型システムの仕様を特に限定しない汎
用装置として利用することができる。
【0031】また,本発明の他の観点によれば,コンピ
ュータを,上記第4の観点にかかるシステム間関連装置
として機能させるためのプログラムと,そのプログラム
を記録した,コンピュータにより読み取り可能な記録媒
体が提供される。ここで,プログラムはいかなるプログ
ラム言語により記述されていてもよい。また,記録媒体
としては,例えば,CD−ROM,DVD−ROM,フ
ロッピー(登録商標)ディスク(FD:Floppy
Disk)など,プログラムを記録可能な記録媒体とし
て現在一般に用いられている記録媒体,あるいは将来用
いられるいかなる記録媒体をも採用することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら,
本発明にかかる通信システム及びその関連発明の好適な
実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及
び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成
要素については,同一の符号を付することにより重複説
明を省略する。
【0033】本実施の形態にかかる通信システムは,同
期型システム(システム内の装置間におけるデータ送受
信タイミングの同期が要求されるシステム)と,非同期
型システム(システム内の装置間におけるデータ送受信
タイミングの同期が要求されないシステム)とを統合し
たシステムである。まず,本実施の形態の前提となる,
同期型システムと,非同期型システムについて説明す
る。
【0034】(A)同期型システム 同期型システムは,システム内の各構成要素が,キャプ
チャ映像入力やマイク音声入力を符号化したマルチメデ
ィアデータをリアルタイムに生成し,全構成要素間で同
期して送受信を行うことで成立するシステムである。同
期型システムは,テレビ会議,マルチメディア会議等と
して知られており,H.320やH.323等の国際標
準規格に従ったシステムが広く利用されている。
【0035】同期型システムの一構成例について,図1
を参照しながら説明する。以下に説明する同期型システ
ムは,一般に,テレビ会議と称されているものであり,
遠隔地に分散した参加者がテレビジョンを介して同時に
会議を行うシステムである。同期型システム100は,
図1に示したように,構成要素として,会議サーバ(本
発明のサーバ装置)110と,会議端末装置(本発明の
クライアント装置)120とを含む。
【0036】(会議サーバ110)会議サーバ110
は,この同期型システム100を管理する装置であり,
国際規格であるH.323等では多地点制御装置と称さ
れている。会議サーバ110は,後述する会議端末装置
120とネットワークを介して通信し,各会議端末装置
120が生成するマルチメディアデータを各会議端末装
置120間で同期して送受信する機能を有する。かかる
会議サーバ110は,図1に示したように,多地点制御
器111と,多地点メディア処理器112により主に構
成されている。
【0037】(多地点制御装置111)多地点制御装置
111は,同一の会議に参加する各会議端末装置120
と通信し,制御情報を集中管理する。多地点制御装置1
11は,会議端末装置120の識別情報の管理・通知
や,各会議端末装置120間を流通するマルチメディア
データの各種情報,例えば,音声/動画の有無,圧縮コ
ーデックや画像サイズ,ビットレート,送受信ポート番
号等(これら情報は,メタ情報と称される。)の調停・
管理・通知等を行う。
【0038】(多地点メディア処理器112)多地点メ
ディア処理器112は,各会議端末装置120とマルチ
メディアデータの送受信を行う。多地点メディア処理器
112は,多地点制御器111からの指示により,受信
データを復号・変換・符号化する機能を持つ。さらに,
多地点メディア処理器112は,複数の会議端末装置1
20において生成されるマルチメディアデータを,一つ
のマルチメディアデータに変換する合成処理機能を備え
ている。
【0039】以上が会議サーバ110の基本的な構成で
ある。本実施の形態にかかる会議サーバ110は,後述
する非同期型システム200及びシステム間関連装置3
00との関連で,さらなる追加機能を有するが,これに
ついては後述する。
【0040】(会議端末装置120)会議端末装置12
0は,会議サーバ110を介して任意の会議に参加する
端末装置であり,マルチメディアデータをリアルタイム
に生成する機能を有する。会議端末装置120は,会議
参加中においては,会議サーバ110との間に2種類の
チャネル(通信路)C1,C2を確保している。1つ
は,会議内の制御情報を送受信する制御信号チャネルC
1である。制御信号チャネルC1は,図中点線矢印で示
したように,多地点制御器111から会議端末装置12
0への単方向チャネルである。制御信号チャネルC1
は,会議サーバ110に対する要求の送信やその応答の
受信,その他,会議サーバ110からの通知等に用いら
れる。
【0041】もう1つのチャネルは,マルチメディアデ
ータを送受信するマルチメディアチャネルC2である。
マルチメディアチャネルC2は,図中実線矢印で示した
ように,多地点メディア処理器112と会議端末装置1
20との間の双方向チャネルである。同期型システム1
00内で送受信されるマルチメディアデータは,何らか
の情報圧縮/伸長技術(CODEC)によって符号化さ
れていることが多い。
【0042】(議長会議端末装置120a)本実施の形
態では,会議端末装置120のうち,任意に選択された
一の会議端末装置のみが,以下に説明する「議長権限」
を取得(及び開放)することができる。このような会議
端末装置を,「議長会議端末装置」と称することとし,
図面において参照符号120aで表す。会議の任意の時
において,任意の会議端末装置120から,会議サーバ
110内の多地点制御器111に対し,議長権限取得の
要求を送信することができる。議長権限取得の要求を送
信した会議端末装置120は,議長権限取得の要求が送
信された時点で多地点制御器111の管理する議長トー
クンが開放されているときのみ,議長権限を取得でき
る。
【0043】会議端末装置120のうち議長会議端末装
置120aのみが,会議サーバ110に対して,任意の
会議端末装置120への退席要求,会議の強制終了要
求,任意の会議端末装置120への発言権付与/剥奪要
求,議長権限の開放要求等の要求を送信できる。かかる
機能は,国際標準規格であるH.323やH.320等
においても付加的に規定されている。
【0044】以上が会議端末装置120の基本的な機能
である。本実施の形態にかかる議長会議端末装置120
aは,後述する非同期型システム200及びシステム間
関連装置300との関連で,さらなる追加機能を有する
が,これについては後述する。
【0045】以上,図1を参照しながら同期型システム
について説明した。次いで,図2を参照しながら非同期
型システムについて説明する。
【0046】(B)非同期型システム 非同期型システムは,システムの構成装置からの任意時
点での要求により,コンテンツの蓄積/配信を行うサー
バ(以下,コンテンツ蓄積/配信サーバという。)に蓄
積されているコンテンツを,そのシステムの構成装置に
配信するシステムである。本明細書において,1または
2種類以上のマルチメディアデータに対して符号化・圧
縮などの処理を施し,蓄積/配信可能な形式にしたもの
をコンテンツと称する。非同期システムには,コンテン
ツ蓄積/配信サーバにコンテンツが蓄積される時期が,
マルチメディアデータの作成に対してリアルタイムであ
る場合(ライブ)と,リアルタイムでない場合(ビデオ
オンデマンド)とがある。
【0047】非同期型システムの一構成例について,図
2を参照しながら説明する。非同期型システム200
は,図2に示したように,構成要素として,コンテンツ
作成端末装置(本発明のコンテンツ作成装置)210
と,コンテンツ蓄積/配信サーバ(本発明のコンテンツ
蓄積/配信装置)220と,コンテンツ受信端末装置
(本発明のコンテンツ受信装置)230とを含む。
【0048】(コンテンツ作成端末装置210)コンテ
ンツ作成端末装置210は,コンテンツを作成するため
の端末装置であり,ビデオキャプチャ,マイク等の入力
デバイス,演算処理部,入出力インタフェースなどから
主に構成されている。演算処理部では,入力デバイスか
ら入力される映像・音声などのマルチメディアデータに
対して合成・符号化・圧縮などの処理を施し,コンテン
ツを作成する。この際,必要に応じて,メディア情報等
のメタデータの作成を行う。作成されたコンテンツは,
後述のコンテンツ蓄積/配信装置220に送信される。
マルチメディアデータの入力からコンテンツの作成,コ
ンテンツ蓄積/配信装置220への送信までの一連の処
理をリアルタイムに行うライブ処理も可能である。
【0049】(コンテンツ蓄積/配信装置220)コン
テンツ蓄積/配信装置220は,上記コンテンツ作成端
末装置210により作成されたコンテンツを蓄積し,要
求に応じて配信する装置であり,蓄積サーバ221と,
コンテンツ蓄積記憶装置222と,配信サーバ223に
より構成されている。
【0050】蓄積サーバ221は,上記コンテンツ作成
端末装置210により作成されたコンテンツを登録する
サーバである。蓄積サーバ221は,上記コンテンツ作
成端末装置210により作成されたコンテンツを,コン
テンツ蓄積記憶装置230へ書き込むとともに,メディ
ア情報やコンテンツ位置情報等のメタデータ作成,デー
タベース等への登録を行う。
【0051】なお,本実施の形態では,コンテンツ作成
端末装置210がマルチメディアデータからコンテンツ
を作成する場合について説明するが,本発明はこれに限
定されない。コンテンツ作成端末装置210がマルチメ
ディアデータの取り込みを行い,そのマルチメディアデ
ータをそのままの形式で蓄積サーバ221に送信し,蓄
積サーバ221がそのマルチメディアデータに対して合
成・符号化・圧縮などの処理を施し,コンテンツを作成
するようにしてもよい。
【0052】(コンテンツ蓄積記憶装置222)コンテ
ンツ蓄積記憶装置222は,大容量記憶装置と,データ
ベースまたはそれに準ずるメタデータファイル群によっ
て構成されており,コンテンツ作成端末装置210によ
り作成されたコンテンツに含まれるマルチメディアデー
タと,それらをコンテンツとして関連付けるためのメタ
データを保存しておく記憶装置である。
【0053】(配信サーバ223)配信サーバ223
は,コンテンツ蓄積記憶装置222に蓄積されているコ
ンテンツを,後述のコンテンツ受信端末装置230の要
求に応じて配信するサーバである。配信サーバ223
は,アクセス権認証機能と,コンテンツの位置情報(U
RLやそのリスト等)の提供機能と,コンテンツ配信機
能の3つの機能を有する。配信サーバ223は,アクセ
ス権を認証したコンテンツ受信端末装置230に対し,
コンテンツ蓄積記憶装置222に格納されているコンテ
ンツの位置情報を示す。そして,コンテンツ受信端末装
置230の選択/指定したコンテンツをコンテンツ蓄積
記憶装置222から取り出して,コンテンツ受信端末装
置230へ配信する。
【0054】(コンテンツ受信端末装置230)コンテ
ンツ受信端末装置230は,配信サーバ223に要求を
出して,コンテンツ蓄積記憶装置222に蓄積されたコ
ンテンツを受信する装置であり,ディスプレイ,スピー
カ等の出力デバイス,演算処理部,入出力インタフェー
スなどから主に構成されている。演算処理部では,配信
サーバ223との認証,コンテンツの位置情報の取得
や,配信されるコンテンツを受信して復号などを行う。
【0055】以上,同期型システム100及び非同期型
システム200について説明した。本実施の形態にかか
る通信システム10は,同期型システム100と,非同
期型システム200とを統合したシステムであり,特徴
的な機能は以下の5つである。 (機能):非同期型システム200にあるコンテンツ
を同期型システム100の各会議端末装置120で送受
信できること(第1の実施の形態) (機能):同期型システム100の会議端末装置12
0が生成するマルチメディアデータ(会議音声/映像)
を,非同期型システム200のコンテンツとして蓄積で
きること(第2の実施の形態) (機能):上記(機能)で,非同期型システム20
0に蓄積されたコンテンツを,非同期型システム200
において,非リアルタイムに利用できること(第2の実
施の形態) (機能):上記(機能)で,非同期型システム20
0に蓄積されたコンテンツを,非同期型システム200
において,リアルタイムに利用できること(第2の実施
の形態) (機能):上記(機能)で,各会議端末装置120
が生成するマルチメディアデータ(会議音声/映像)
に,非同期型システム200のコンテンツを組み込んで
送受信できること(第3の実施の形態)
【0056】通信システム10は,上記(機能)〜
(機能)の実現にあたり,同期型システム100と非
同期型システム200との間にネットワークを介して接
続されるシステム間連携装置300を備えるとともに,
同期型システム100に機能を追加している。以下に説
明する。
【0057】(システム間連携装置300)システム間
連携装置300は,図3に示したように,同期型システ
ム100の会議サーバ110と,非同期型システム20
0の配信サーバ223及び蓄積サーバ221との間にネ
ットワークを介して接続されている。システム間連携装
置300は,以下に説明するように,同期型システム1
00と非同期型200との相違を可能な限り吸収するこ
とを目的とする。
【0058】システム間連携装置300は以下の機能を
有する。 同期型システム100内汎用メッセージにおける統合
機能用メッセージの作成,送受信機能。 上記で定義する各メッセージとそれに対応する非同
期型システムのメッセージとの変換とその逆方向の変換
機能。 同期型システム100の会議端末装置120としての
機能。具体的には,メッセージ処理,マルチメディアデ
ータ送受信機能。 非同期型システム200のコンテンツ受信端末装置2
30,コンテンツ作成端末装置210としての機能。具
体的には,メッセージ処理,マルチメディアデータ送受
信機能。
【0059】の機能により,非同期型システム200
の固有の情報を同期型システム100の会議端末装置1
20と送受信する。の機能がシステム間連携装置30
0の主機能であり,対応するメッセージ同士を各システ
ム100,200で使用可能な形式に相互変換して,両
システムの相違を吸収する。また,,の機能によ
り,両システム100,200のサーバ(会議サーバ1
10,配信サーバ223,蓄積サーバ230)に対して
は,そのシステムの端末装置であるかのように振舞う。
【0060】本実施の形態では,上記システム間連携装
置300を備えた点のほか,同期型システム100への
機能追加に特徴を有する。以下に説明する。
【0061】(議長会議端末装置120aへの追加機
能)本実施の形態では,会議端末装置120のうち,上
記議長会議端末装置120aのみが,標準規格プロトコ
ルメッセージ内汎用メッセージ(Nonstandar
d Message)で以下の要求・応答(ア)〜
(カ)を会議サーバ110と送受信することができる。
【0062】(ア)非同期型システム200との「アク
セス認証」 非同期型システム200の配信サーバ223もしくは蓄
積サーバ221に対してユーザ名,パスワードを送信
し,アクセス権を取得する。応答として認証の成否を受
信する。認証に必要な送信データ形式は非同期型システ
ム200の仕様により異なるため,特に定めない。シス
テムによっては,以下の(イ)または(ウ),(オ)の
メッセージ内に内包される形式で実装することも可能で
ある。
【0063】(イ)非同期型システム200の「コンテ
ンツリスト取得」 コンテンツ蓄積記憶装置222に登録されているコンテ
ンツの一覧を取得することを要求する。応答として要求
の成否とともに,成功した場合はコンテンツの一覧を受
信する。メッセージの詳細(コンテンツ一覧のデータ形
式等)は特に定めない。論理ツリー構造の指定階層の情
報を示すリスト形式であったり,コンテンツ位置情報を
含むHTML(HyperText Mark−up
Language)ソース等が考えられる。取得したコ
ンテンツの一覧を利用者に対して開示(ツリー表示等の
可視化,音声ガイド等)するインタフェースも必要にな
るが,この開示形式も特には定めない。
【0064】(ウ)非同期型システム200への「指定
コンテンツ再生開始」 一覧から選択,指定したコンテンツの情報を配信サーバ
から受信し,配信設定を行って,配信開始するよう要求
する。応答として,指定コンテンツの情報(例:COD
ECの種類,データサイズ)や,要求の成否を受信す
る。メッセージの詳細(コンテンツ情報の形式等)は特
に定めない。また,コンテンツ情報の受信と,配信設
定,配信開始は複数の要求・応答処理に分割されること
もあり得る。
【0065】(エ)非同期型システム200への「指定
コンテンツ再生停止」 配信サーバと通信し配信中のコンテンツの配信を停止し
て配信サーバへのアクセスを終了するよう要求する。応
答として要求の成否を受信する。メッセージの詳細は特
に定めない。また,コンテンツ配信の停止と配信サーバ
とのアクセス終了を2つの要求・応答に分けることもあ
り得る。
【0066】(オ)非同期型システム200への「コン
テンツ指定録画開始」 会議内で流通する音声/動画データの情報を蓄積サーバ
221へ送信し,コンテンツ記憶内の指定位置へ蓄積開
始するよう設定し,蓄積を開始するよう要求する。応答
として要求の成否を受信する。メッセージの詳細(流通
データ情報の形式等)は特に定めない。また,流通デー
タ情報の送信と蓄積設定,蓄積開始は複数の要求・応答
処理に分けることもあり得る。
【0067】(カ)非同期型システム200への「コン
テンツ指定録画停止」 蓄積サーバと通信し,蓄積中の会議内流通データの蓄積
を停止して,蓄積サーバへのアクセスを終了するよう要
求する。応答として要求の成否を受信する。メッセージ
の詳細は特に定めない。また,蓄積の停止と蓄積サーバ
とのアクセス終了を2つの要求・応答に分けることもあ
り得る。非同期型システムの構成によっては,蓄積サー
バとのアクセス終了が蓄積の停止と同義である場合もあ
る。
【0068】上記メッセージの実装自体は国際標準規格
の規格外ではあるが,これらメッセージを格納する汎用
メッセージそのものは,同期型システム100の製造者
が独自定義可能なデータを送受信するためのメッセージ
として規格内で定義されている。そのため,上記メッセ
ージを実装していない会議端末装置120は,本実施の
形態の機能を発動/終了できないのみで,他の会議端末
装置120による機能発動の結果としてコンテンツの共
同視聴等ができる場合もある。もちろん,上記メッセー
ジを実装した会議端末装置120との規格範囲内の多地
点会議も阻害されない。
【0069】(会議サーバ110への追加機能)また,
会議サーバ110への追加機能は以下の通りである。 (ア)前項で定義する汎用メッセージの受信に際し,議
長会議端末装置120aからシステム間連携装置30
0,システム間連携装置300から議長会議端末装置1
20aへの双方向のメッセージ転送を行う。 (イ)議長会議端末装置120aが非同期型システム2
00へのアクセスを開始する際に,システム間連携装置
300を会議内へ召集する。システム間連携装置300
の位置情報(IPアドレス等)は,あらかじめ会議サー
バ110へ登録しておいたり,議長会議端末装置120
aからのアクセス開始メッセージ((ア)非同期型シス
テム200との「アクセス認証」)へ内包して通知した
りする等の方法がある。
【0070】会議サーバ110に追加される機能も,国
際標準規格外の機能である。しかしながら,国際標準規
格内の機能のみを有する会議端末装置120による会議
の開催,参加等を阻害するものではない。その意味では
会議サーバ110は,国際標準規格に準拠した構成要素
である。
【0071】以上,通信システム10の構成を説明し
た。次いで,通信システム10の動作に関する各実施の
形態について説明する。
【0072】(第1の実施の形態)本実施の形態では,
会議端末装置120が非同期型システム200内のコン
テンツを受信する動作について,図4に示した動作シー
ケンスを参照しながら説明する。これは,通信システム
10の(機能)に相当する。本実施の形態において
は,図3に示した非同期型システム200のうち,コン
テンツ受信端末装置230,蓄積サーバ221,コンテ
ンツ作成端末装置210の3つは,必ずしも必須の構成
要素ではなく,以下の動作説明においてはこれら構成要
素については特に言及しない。また,本実施の形態で
は,システム間関連装置300は,少なくともコンテン
ツ受信端末装置230の1つとして機能すれば(コンテ
ンツの受信機能を有すれば)足りる。
【0073】まず,システム間連携装置300を同期型
システム100の会議端末装置120のひとつとして扱
うステップである,ステップS1〜S5について説明す
る。
【0074】(ステップS1)同期型システム100の
複数の会議端末装置120間で多地点会議が成立する。 (ステップS2)会議サーバ110への要求・承諾によ
り,会議内で任意の会議端末装置120が議長会議端末
装置120aとなる。 (ステップS3)議長会議端末装置120aから「アク
セス認証」要求を会議サーバ110へ送信する。 (ステップS4)要求を受信した会議サーバ110は,
同期型システム100の規格手順に従って,システム間
連携装置300を会議へ招集する。 (ステップS5)招集要求を受けたシステム間連携装置
300は,同期型システム100の規格手順に従って招
集に応じ,会議端末装置120のひとつとして会議に参
加する。この時点ではメディアデータの送受信チャネル
は開いていない。
【0075】ここまでの動作では,通常の同期型システ
ムの規格手順に従って,システム間連携装置300を同
期型システム100の会議端末装置120のひとつとし
て扱い,会議端末装置120として機能させている。次
いで,システム間連携装置300を非同期型システム2
00のコンテンツ受信端末装置230のひとつとして扱
う,ステップS6以降のステップについて説明する。
【0076】(ステップS6)システム間連携装置30
0は,メッセージ内の情報(ユーザ名,パスワード等)
を使用し,非同期型システム200の仕様手順に従っ
て,コンテンツ受信端末装置230としてアクセス認証
を行う。 (ステップS7)アクセス認証が成功した場合,成功の
応答を会議サーバ110経由で議長会議端末装置120
aへ返す。 (ステップS8)議長会議端末装置120aは「コンテ
ンツリスト取得」要求を会議サーバ110経由でシステ
ム間連携装置300へ送信する。 (ステップS9)会議サーバ110経由で要求を受信し
たシステム間連携装置300は,配信サーバ223と通
信し,非同期型システム200の仕様手順に従ってコン
テンツリストを取得する。
【0077】本実施の形態では,非同期型システム20
0からコンテンツの配信を受けることが目的である。こ
のため,システム間関連装置300は,配信サーバ22
3に対してコンテンツリストの取得を要求する。このコ
ンテンツリストには,同期型システム100が非同期型
システム200から配信可能なコンテンツのファイル名
などに関する情報がリストアップされている。
【0078】(ステップS10)システム間連携装置3
00は,取得したコンテンツリストを会議サーバ110
経由で議長会議端末装置120aへ送信する。 (ステップS11)議長会議端末装置120aにおいて
コンテンツリストが表示される。 (ステップS12)議長会議端末装置120aにおいて
再生コンテンツが選択される。 (ステップS13)議長会議端末装置120aは,「指
定コンテンツ再生開始」を会議サーバ110経由でシス
テム間連携装置300へ送信する。 (ステップS14)システム間連携装置300は,非同
期型システム200の仕様手順に従って,指定したコン
テンツの再生の準備を行う。配信されるメディアデータ
の情報(音声/動画の有無,CODEC種類,ビットレ
ート等)を取得した時点で,システム間連携装置300
から会議サーバ110へのメディアデータ送信チャネル
が,同期型システム100の規格手順に従って開設され
る。 (ステップS15)「指定コンテンツ再生開始」応答
が,システム間連携装置300から会議サーバ110を
経由して,議長会議端末装置120aに送信される。 (ステップS16)会議サーバ110は,システム間連
携装置300からのメディアデータ受信チャネルと同等
のパラメータをもって,各会議端末装置120へのデー
タ送信チャネルを開設する。
【0079】(ステップS17)議長会議端末装置12
0aはシステム間連携装置300の識別子を指定して
「指定端末放送」を会議サーバ110に指示し,前項で
開設されたチャネルにシステム間連携装置300からの
送信メディアデータが流通するよう設定する。本実施の
形態では,議長会議端末装置120aの機能のうち,任
意の会議端末装置120への発言権付与/剥奪機能に着
目し,これを「指定端末放送」の開始/停止機能と称す
る。システム間関連装置300に発言権を付与すること
によって,システム間関連装置300が非同期型システ
ムから受信したコンテンツを,同期型システムに流通さ
せる。
【0080】(ステップS18)システム間連携装置3
00は,非同期型システム200の仕様手順に従って,
コンテンツの配信を開始する。 (ステップS19)配信サーバ223から配信されるコ
ンテンツは,システム間連携装置300から会議サーバ
110を経由して,各会議端末装置120へ送信され
る。
【0081】(ステップS20)議長会議端末装置12
0aにおいて,共同視聴の停止が選択される。 (ステップS21)議長会議端末装置120aから会議
サーバ110を経由して,システム間連携装置300へ
「指定コンテンツ再生停止」要求が送信される。 (ステップS22)システム間連携装置300は,非同
期型システム200の仕様手順に従ってコンテンツ配信
の停止,アクセスの終了処理を行う。 (ステップS23)「指定コンテンツ再生停止」応答が
システム間連携装置300から会議サーバ110を経由
して,議長会議端末装置120aに送信される。 (ステップS24)議長会議端末装置120aは,「指
定端末放送」の中止を会議サーバ110へ指示する。 (ステップS25)会議サーバ110は,(ステップS
16)で開設した各会議端末装置120へのメディア送
信チャネルを閉じる。 (ステップS26)システム間連携装置300は同期型
システム100の規格手順に従って,会議から退席す
る。
【0082】図5は,会議端末装置120の表示画面4
00を示す説明図である。図示のように,同期型システ
ム100内で送受信される会議の映像410と,非同期
型システム200で作成されたコンテンツの映像420
とを別々に表示可能である。このようにして,コンテン
ツとしての資料映像や教材映像を参照ながらテレビ会議
を行うことができる。本実施の形態では,同期型システ
ムの一例としてテレビ会議を説明したが,その他にも,
同期型システムとして,テレビ電話や,各種学校や会社
などの講義などが考えられる。この場合でも,非同期型
システムで作成されたコンテンツを参照しながら電話し
たり講義を行うことが可能である。
【0083】また,非同期型システムが蓄積サーバ22
1でのコンテンツ登録とそのコンテンツの配信サーバで
の配信をリアルタイムに可能なシステム(ライブシステ
ム)である場合,例えば,遠隔地の映像をライブで参照
しながら会議を行ったり,電話や講義などを行ったりす
ることが可能である。
【0084】以上説明したように,本実施の形態によれ
ば,以下の効果が得られる。 分散地点で接続される同期型システム装置において,
会議内の全利用者が会議情報としてのマルチメディアデ
ータを受信すると同時に,非同期型システムで作成され
たコンテンツを共同視聴することができる。 同期型システム装置の利用者は代表者(議長)の操作
のみでコンテンツの共同視聴が可能であり,機能利用の
操作に煩雑さがない。 会議端末装置への機能追加部分はメッセージ的には標
準規格の範囲内であり,議長会議端末装置と会議サーバ
のみ本実施の形態に対応した機能を追加をすることで,
多地点接続に対応しメディア種ごとに2つ以上のチャネ
ルを開設,制御可能な端末であれば,他製造者の端末に
おいても共同視聴が可能である。 ある製造者の同期型システムと複数の(異仕様の)他
製造者の非同期型システムを組み合わせて利用する際
に,システム間連携装置部分の変更で対応することがで
きる。
【0085】(第2の実施の形態)本実施の形態では,
通信システム10の他の動作として,同期型システム1
00のテレビ会議内で送受信されるマルチメディアデー
タを,非同期型システム200のコンテンツとして登録
する動作について,図6に示した動作シーケンスを参照
しながら説明する。これは,通信システム10の(機能
)に相当する。本実施の形態においては,図3に示し
た非同期型システム200のうち,コンテンツ受信端末
装置230,配信サーバ223,コンテンツ作成端末装
置210の3つは,必ずしも必須の構成要素ではなく,
以下の動作説明においてはこれら構成要素については特
に言及しない。また,本実施の形態では,システム間関
連装置300は,少なくともコンテンツ作成端末装置2
10の1つとして機能すれば(コンテンツの作成機能を
有すれば)足りる。
【0086】また,本実施の形態では,通信システム1
0の(機能)の実現に当たり,非同期型システム20
0のコンテンツ受信端末装置230によるリアルタイム
受信機能を実現するために,非同期型システム200の
蓄積サーバ221がコンテンツ蓄積記憶装置222への
コンテンツの登録処理を,リアルタイムに行えるものと
して説明する。
【0087】システム間連携装置300を同期型システ
ム100の会議端末装置120のひとつとして扱い,会
議端末装置120として機能させるステップであるステ
ップS1〜S5については,上記第1の実施の形態と同
様であるため,重複説明を省略する。システム間連携装
置300を,非同期型システム200のコンテンツ受信
端末装置230のひとつとして扱う,ステップS6以降
のステップについて説明する。
【0088】(ステップS6)システム間連携装置30
0は,メッセージ内の情報(ユーザ名,パスワード等)
を使用し,非同期型システム200の仕様手順に従っ
て,コンテンツ作成端末装置230としてアクセス認証
を行う。 (ステップS7)アクセス認証が成功した場合,成功の
応答を会議サーバ110経由で議長会議端末装置120
aへ返す。 (ステップS8)議長会議端末装置120aは「コンテ
ンツリスト取得」要求を会議サーバ110経由でシステ
ム間連携装置300へ送信する。 (ステップS9)会議サーバ110経由で要求を受信し
たシステム間連携装置300は,蓄積サーバ221と通
信し,非同期型システム200の仕様手順に従ってコン
テンツリストを取得する。
【0089】本実施の形態では,会議データを非同期シ
ステム200に蓄積することが目的である。このため,
システム間関連装置300は,蓄積サーバ221に対し
てコンテンツリストの取得を要求する。このコンテンツ
リストには,会議データがコンテンツ蓄積記憶装置22
2に蓄積される際に,どの記憶領域に格納するか(ファ
イルパス名),どのような名前で登録するか(ファイル
名)などに関する情報がリストアップされている。
【0090】(ステップS10)システム間連携装置3
00は,取得したコンテンツリストを会議サーバ110
経由で議長会議端末装置120aへ送信する。 (ステップS11)議長会議端末装置120aにおいて
コンテンツリストが表示される。
【0091】(ステップS12)議長会議端末装置12
0aにおいて,コンテンツ識別子(ファイルパス名・フ
ァイル名等,非同期型システム200の仕様に依存)が
指定されて会議録画が選択される。 (ステップS13)議長会議端末装置120aは「指定
コンテンツ録画開始」を会議サーバ110経由でシステ
ム間連携装置300へ送信する。 (ステップS14)システム間関連装置300は,非同
期型システム200の仕様手順に従って,会議録画の準
備を行う。会議サーバ110は,同期型システム100
の規格手順に従って,現在の会議設定(CODEC種,
画像サイズ等)による,会議サーバ110からシステム
間連携装置300へのメディアデータ送信チャネルを開
設する。 (ステップS15)システム間連携装置300は,非同
期型システム100の仕様手順に従って,会議内マルチ
メディアデータをコンテンツとする蓄積準備を行う。会
議サーバ110と開設されているメディアチャネルの情
報(音声/動画の有無,CODEC種類,ビットレート
等)に従って,システム間連携装置300から蓄積サー
バ221へのメディアデータ送信チャネルが,非同期型
システム200の仕様手順に従って開設される。 (ステップS16)「指定コンテンツ録画開始」応答
が,システム間連携装置300から会議サーバ110を
経由して,議長会議端末装置120aに送信される。 (ステップSl7)会議サーバ110で処理・生成され
る会議内メディアデータは,システム間連携装置300
を経由して蓄積サーバ221へ送信され,リアルタイム
にコンテンツ蓄積記憶装置222に登録されていく。
【0092】(ステップS18)議長会議端末装置12
0aにおいて,会議録画の停止が選択される。 (ステップS19)議長会議端末装置120aから会議
サーバ110を経由して,システム間連携装置300へ
「指定コンテンツ録画停止」要求が送信される。 (ステップS20)システム間連携装置300は,非同
期型システム200の仕様手順に従ってコンテンツ蓄積
の停止,アクセスの終了処理を行う。 (ステップS21)「指定コンテンツ録画停止」応答が
システム間連携装置300から会議サーバ110を経由
して,議長会議端末装置120aに送信される。 (ステップS22)システム間連携装置300は,同期
型システム100の規格手順に従って,会議から退席す
る。
【0093】以上説明した動作によって,同期型システ
ム100の会議データを,非同期型システム200のコ
ンテンツとして蓄積することが可能である(通信システ
ム10の(機能))。そして,このコンテンツは,コ
ンテンツ受信端末装置230から通常のアクセス方法で
視聴することが可能である(通信システム10の(機能
))。さらに,非同期型システム200の蓄積サーバ
221が,コンテンツ蓄積記憶装置222へのコンテン
ツの登録処理をリアルタイムに行えることによって,同
期型システム100の会議データを,コンテンツ受信端
末装置230からリアルタイムに利用することができる
(通信システム10の(機能))。
【0094】以上説明したように,本実施の形態によれ
ば,以下の効果が得られる。 同期型システム100でリアルタイムに生成,処理さ
れて放棄されるマルチメディアデータを,非同期型シス
テム200のコンテンツとして蓄積することができる。 議長会議端末装置120aからの操作のみでコンテン
ツの蓄積が可能であり,他の会議端末装置120がその
操作を意識する必要が無い。 インターネット環境での配信を可能とする非同期型シ
ステム200と組み合わせることにより,構内情報通信
網(Local Area Network:LAN)
環境内を前提とするH.323規格によるテレビ会議の
音声/映像を,インターネット環境で相互配信すること
が可能である。このようにして,同期型システムのマル
チメディアデータをインターネット環境で利用でき,遠
隔講義など,その利用範囲を拡大できる。 蓄積機能等を使用することで,ウェブ(Web)ベー
スの非同期型システム上で多地点の同期音声/映像を受
信可能になり,オンライン大学等のイー・ラーニング
(e‐learning)システムへの応用や,遠隔デ
ィスカッションのライブ配信等,従来にないサービスを
実現可能となる。
【0095】(第3の実施の形態)上記第1の実施の形
態では,図5に示したように,会議端末装置120での
表示画面400においては,会議映像410とコンテン
ツ映像420とで別チャンネルとなっている。会議端末
装置120側で同一メディアに複数のチャネルを開設す
る場合,会議端末装置120での処理が煩雑になること
も懸念される。そこで,本実施の形態では,同一メディ
アに単一のチャネルのみで同様の機能を実現する方法に
ついて説明する。これは,通信システム10の(機能
)に相当する。
【0096】動作シーケンスの詳細を図7に示してあ
る。本実施の形態の動作は,基本的には第1の実施の形
態と同様である。第1の実施の形態の動作に対し,(ス
テップS16),(ステップS17),(ステップS2
4),(ステップS25)の4ステップは実行されず,
(ステップS19)は以下の(ステップS19’)に変
更される。
【0097】(ステップS19’)配信サーバ223か
ら配信されるコンテンツは,システム間連携装置300
から会議サーバ110へ送信され,多地点メディア処理
器111内で固定的に会議映像の一部として合成され,
各会議端末装置120へ送信される。
【0098】本実施の形態の動作により,会議端末装置
120の表示画面500は,図8に示したように,会議
映像510とコンテンツ映像520とが合成されて表示
される。
【0099】以上説明したように,本実施の形態によれ
ば,以下の効果が得られる。 会議音声/動画510とコンテンツ音声/動画520
の情報が合成された状態で提供されるので,より融合的
に両システム100,200に存在する情報を共有でき
る。 会議端末装置120が受信する音声/動画が一本化さ
れるため,各メディアデータの復号や表示を選択的に行
ったり,複数同時に行ったりする必要のある第1の実施
の形態と比較して,会議端末装置120での処理が簡素
化される。
【0100】以上,添付図面を参照しながら本発明にか
かる通信システム及びその関連発明の好適な実施形態に
ついて説明したが,本発明はかかる例に限定されない。
当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思
想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し
得ることは明らかであり,それらについても当然に本発
明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0101】例えば,上記実施の形態における同期型シ
ステム100は,制御情報とマルチメディアデータ(会
議データ)を会議サーバ110が集中して管理する,い
わゆる「集中型システム」であるが,本発明はこれに限
定されない。例えば,制御情報については会議サーバが
集中して管理するが,マルチメディアデータ(会議デー
タ)については,各クライアント端末間で直接送受信を
行える「分散型システム」と称されるシステムであって
もよい。
【0102】また,上記実施の形態における非同期型シ
ステム200は,各構成要素210,220,230が
ネットワークを介して接続される場合について説明した
が,本発明はこれに限定されない。例えば,コンテンツ
作成端末装置が作成したコンテンツを,ネットワークを
介することなくコンテンツ蓄積/配信装置に蓄積するよ
うにしてもよい。また,コンテンツ受信端末装置へのコ
ンテンツの配信についても,例えば,CD−ROM,D
VD−ROM,フロッピーディスク(FD:Flopp
y Disk)などの記録媒体にコンテンツを記録する
など配信を行い,ネットワークを介さずに配信を行うよ
うにしてもよい。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の主要な効
果を挙げれば,利用者の利便性を向上させることが可
能となり,同期型システムと非同期型システムの各シ
ステムへの機能追加を最小限に抑えることが可能とな
り,同期型システムと非同期型システムとをシームレ
スに統合することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】同期型システムの構成を示す説明図である。
【図2】非同期型システムの構成を示す説明図である。
【図3】通信システムの構成を示す説明図である。
【図4】図3の通信システムの動作シーケンス(第1の
実施の形態)を示す説明図である。
【図5】会議端末装置の画面表示例(第1の実施の形
態)を示す説明図である。
【図6】図3の通信システムの動作シーケンス(第2の
実施の形態)を示す説明図である。
【図7】図3の通信システムの動作シーケンス(第3の
実施の形態)を示す説明図である。
【図8】会議端末装置の画面表示例(第3の実施の形
態)を示す説明図である。
【符号の説明】
10 通信システム 100 同期型システム 110 会議サーバ 111 多地点制御器 112 多地点メディア処理器 120 会議端末装置 120a 議長会議端末装置 200 非同期型システム 210 コンテンツ作成端末装置 220 コンテンツ蓄積/配信装置 221 蓄積サーバ 222 コンテンツ蓄積記憶装置 223 配信サーバ 230 コンテンツ受信端末装置 300 システム間連携装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信システムにおいて,マルチメディア
    データをリアルタイムに生成する1または2以上のクラ
    イアント装置と,前記各クライアント装置とネットワー
    クを介して通信し前記各クライアント装置が生成するマ
    ルチメディアデータを前記各クライアント装置間で同期
    して送受信するためのサーバ装置とを含んで成る同期型
    システムと,コンテンツを作成する1または2以上のコ
    ンテンツ作成装置と,前記コンテンツ作成装置が作成し
    たコンテンツを蓄積し,要求に応じて配信するコンテン
    ツ蓄積/配信装置と,前記コンテンツ蓄積/配信装置に
    要求を出して前記コンテンツ蓄積/配信装置に蓄積され
    たコンテンツを受信する1または2以上のコンテンツ受
    信装置とを含んで成る非同期型システムと,前記同期型
    システムと前記非同期型システムとの間にネットワーク
    を介して接続されて,前記同期型システムにおいて利用
    可能な形式のメッセージと,前記非同期型システムにお
    いて利用可能な形式のメッセージとを相互に変換する機
    能を有し,前記同期型システムの前記クライアント装置
    として機能するとともに,前記非同期型システムの前記
    データ受信装置または前記データ作成装置のうち少なく
    とも1の装置として機能するシステム間連携装置と,を
    含んで成ることを特徴とする,通信システム。
  2. 【請求項2】 前記同期型システムの前記クライアント
    装置のうち,任意に選択された一の前記クライアント装
    置のみが,前記同期型システムの前記サーバ装置に対し
    て要求のメッセージを送信し,その応答のメッセージを
    受信できることを特徴とする,請求項1に記載の通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記同期型システムの前記サーバ装置
    は,前記選択された一のクライアント装置と前記システ
    ム間連携装置との間の双方向のメッセージの転送を行う
    とともに,前記選択された一のクライアント装置が前記
    非同期型システムへのアクセスを開始する際に,前記シ
    ステム間連携装置を前記同期型システムの前記クライア
    ント装置として機能させることを特徴とする,請求項2
    に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記同期型システムの前記サーバ装置
    は,前記クライアント装置が生成するマルチメディアデ
    ータと,前記コンテンツ蓄積/配信装置に蓄積されたコ
    ンテンツとを合成した後に,前記クライアント端末に送
    信することを特徴とする,請求項1,2または3のいず
    れかに記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 通信システムにおいて,マルチメディア
    データをリアルタイムに生成する1または2以上のクラ
    イアント装置と,前記各クライアント装置とネットワー
    クを介して通信し前記クライアント装置が生成するマル
    チメディアデータを前記各クライアント装置間で同期し
    て送受信するためのサーバ装置とを含んで成る同期型シ
    ステムと,コンテンツを蓄積し及び/または要求に応じ
    て配信する非同期型システムと前記同期型システムとの
    間にネットワークを介して接続されて,前記同期型シス
    テムにおいて利用可能な形式のメッセージと,前記非同
    期型システムにおいて利用可能な形式のメッセージとを
    相互に変換する機能を有し,前記同期型システムの前記
    クライアント装置として機能するとともに,前記非同期
    型システムからコンテンツを受信する機能またはコンテ
    ンツを作成して前記非同期型システムに送信する機能の
    うち少なくともいずれかの機能を有するシステム間連携
    装置と,を含んで成ることを特徴とする,通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 通信システムにおいて,コンテンツを作
    成する1または2以上のコンテンツ作成装置と,前記コ
    ンテンツ作成装置が作成したコンテンツを蓄積し,要求
    に応じて配信するコンテンツ蓄積/配信装置と,前記コ
    ンテンツ蓄積/配信装置に要求を出して前記コンテンツ
    蓄積/配信装置に蓄積されたコンテンツを受信する1ま
    たは2以上のコンテンツ受信装置とを含んで成る非同期
    型システムと,各クライアント装置によりマルチメディ
    アデータがリアルタイムに生成されてその各クライアン
    ト装置間で同期して送受信が行われる同期型システムと
    前記非同期型システムとの間にネットワークを介して接
    続されて,前記同期型システムにおいて利用可能な形式
    のメッセージと,前記非同期型システムにおいて利用可
    能な形式のメッセージとを相互に変換する機能を有し,
    前記同期型システムの前記クライアント装置として機能
    するとともに,前記非同期型システムの前記データ受信
    装置または前記データ作成装置のうち少なくとも1の装
    置として機能するシステム間連携装置と,を含んで成る
    ことを特徴とする,通信システム。
  7. 【請求項7】 各クライアント装置によりマルチメディ
    アデータがリアルタイムに生成されてその各クライアン
    ト装置間で同期して送受信が行われる同期型システム
    と,コンテンツを蓄積し及び/または要求に応じて配信
    する非同期型システムとの間にネットワークを介して接
    続されるシステム間関連装置において,前記同期型シス
    テムにおいて利用可能な形式のメッセージと,前記非同
    期型システムにおいて利用可能な形式のメッセージとを
    相互に変換する機能を有し,前記同期型システムの前記
    クライアント装置として機能するとともに,前記非同期
    型システムからコンテンツを受信する機能またはコンテ
    ンツを作成して前記非同期型システムに送信する機能の
    うち少なくとも1の機能を有することを特徴とする,シ
    ステム間連携装置。
  8. 【請求項8】 コンピュータを,請求項7に記載のシス
    テム間関連装置として機能させるためのプログラム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のプログラムを記録し
    た,コンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
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