JP4764943B2 - 動作制御装置、動作制御方法、ライセンス提供システム、動作制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

動作制御装置、動作制御方法、ライセンス提供システム、動作制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4764943B2
JP4764943B2 JP2009299204A JP2009299204A JP4764943B2 JP 4764943 B2 JP4764943 B2 JP 4764943B2 JP 2009299204 A JP2009299204 A JP 2009299204A JP 2009299204 A JP2009299204 A JP 2009299204A JP 4764943 B2 JP4764943 B2 JP 4764943B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
license
content
operation control
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009299204A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011138434A (ja
Inventor
宏紀 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009299204A priority Critical patent/JP4764943B2/ja
Priority to PCT/JP2010/070465 priority patent/WO2011080971A1/ja
Priority to CN2010800554144A priority patent/CN102667801A/zh
Priority to US13/513,931 priority patent/US20120246744A1/en
Publication of JP2011138434A publication Critical patent/JP2011138434A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4764943B2 publication Critical patent/JP4764943B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/10Protecting distributed programs or content, e.g. vending or licensing of copyrighted material ; Digital rights management [DRM]
    • G06F21/101Protecting distributed programs or content, e.g. vending or licensing of copyrighted material ; Digital rights management [DRM] by binding digital rights to specific entities
    • G06F21/1012Protecting distributed programs or content, e.g. vending or licensing of copyrighted material ; Digital rights management [DRM] by binding digital rights to specific entities to domains

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Technology Law (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、ライセンスに基づいて端末がコンテンツを再生する動作を制御する動作制御装置、動作制御方法、動作制御プログラムに関する。また、そのようなライセンスを提供するライセンス提供システムや、そのような動作制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
近年、インターネット等のネットワーク回線や放送波を通じて配信される映像コンテンツや音声コンテンツの数が増えてきている。
そのような映像コンテンツや音声コンテンツには、有料コンテンツのように、視聴や聴取を特定の者にだけ許可するコンテンツも多く存在する。そして、権限を持つ者のみが映像の視聴や音声の聴取を行うことができるように、一般的に、権限を持つユーザにはライセンスが付与されるようになっている。
ところで、携帯端末の低価格化・高機能化に伴い、コンテンツを再生可能な携帯電話などの携帯端末、およびデジタルテレビなどの固定端末を所有し、外出中には携帯端末でコンテンツを視聴し、自宅では固定端末でコンテンツを視聴するユーザが増えてきている。また、自宅に複数の固定端末を設置しているユーザも多い。
一般に、携帯端末であるか固定端末であるかに関わらず、複数の端末で有料コンテンツを視聴する場合、端末毎にライセンスの利用契約を結ぶ必要がある。一方、一定条件の元、1つのライセンス契約で複数の端末を用いて有料コンテンツが視聴可能な配信サービスも存在する。このような配信サービスは、例えば、以下の文献に開示されている技術を用いて実現することができる。
すなわち、特許文献1には、ユーザが複数の端末装置でコンテンツを視聴できるようにするライセンスサーバ装置が開示されている。特許文献1のライセンスサーバ装置は、ユーザに付与されたライセンスから、利用条件(例えば、再生回数など)をそれぞれ独立して設定可能なサブライセンスを端末装置の台数分生成し、各サブライセンスをひとつずつ端末装置に付与することにより、これを実現している。
また、特許文献2には、コンテンツを視聴可能な端末装置の端末IDを記録しておくことにより、予め定められた台数分の端末でコンテンツを視聴可能にする認証サーバが開示されており、特許文献3には、複数人が1つのアカウントで同時にログイン可能な業務システムが開示されている。
さらに、特許文献4には、グループ単位の認証と個人単位の認証とを併用することが可能な認証サーバが開示されている。また、特許文献5には、他の計算機がログインを受け付けると、同じユーザIDでログイン済である場合に自動的にログアウトする計算機が開示されている。
特開2005−55957号公報(平成17年3月3日公開) 特開2003−85145号公報(平成15年3月20日公開) 特開2002−342284号公報(平成14年11月29日公開) 特開2003−178027号公報(平成15年6月27日公開) 特開2005−309590号公報(平成17年11月4日公開)
しかしながら、特許文献5に開示された技術では、1ライセンスでは複数の端末から同時にサービスの提供を受けることができないし、特許文献1〜4に開示された技術では、1ライセンスで複数の端末から一定の条件の元で認証を受け、サービスを利用することができるものの、サービス提供者側の観点から見ると、いろいろと不都合がある。
具体的には、例えば、ユーザの利便性を考慮すると1ライセンスで有料コンテンツを複数の端末から視聴することを許可したいが、複数の端末で同時に有料コンテンツを視聴する場合に、そのような有料コンテンツを常に同一のコンテンツに制限したいサービス提供者もあると考えられる。特許文献1〜4に開示された技術では、このようなサービス提供者側の思惑を実現することができないという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、ライセンス提供者の利益を損なわせずに1ライセンスで複数の端末にライセンスに基づく動作を行わせることを可能にする動作制御装置を実現することにある。
本発明に係る動作制御装置は、上記課題を解決するために、第1の端末に対して規定の範囲内の全動作を行うことを可能にするとともに、上記第1の端末とは異なる第2の端末に対して上記全動作のうち一部の範囲の動作を行うことを可能にするライセンスに基づいて、上記第1の端末および上記第2の端末を制御する動作制御装置において、上記第1の端末が上記ライセンスの下で行う上記規定の範囲内の動作を変更したことを検出する検出手段と、上記検出手段が検出した変更後の上記動作の種類に応じて、上記第2の端末が上記ライセンスの下で行うことが可能な動作の範囲を変更する動作制御手段と、を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、動作制御装置は、ライセンスに基づいて規定の範囲内の全動作を行うことが可能な第1の端末が動作を変更したことを検出すると、上記第1の端末の変更後の動作に応じて第2の端末が同一ライセンスの下で行うことが可能な動作の範囲を変更する。すなわち、ライセンスに基づいて上記第1の端末が規定の範囲内でどのような動作を行っても、同一ライセンスの下で第2の端末が行うことが可能な動作は第1の端末に比べ制限される。つまり、動作制御装置は、第2の端末が第1の端末とは独立したライセンスの下で動作する場合に比較して、常に第2の端末が行うことが可能な動作を第1の端末に比べ制限するようになる。
したがって、動作制御装置は、ライセンス提供者の利益を損なわせずに1ライセンスで複数の端末にライセンスに基づく動作を行わせることができる。
本発明に係る動作制御方法は、上記課題を解決するために、第1の端末に対して規定の範囲内の全動作を行うことを可能にするとともに、上記第1の端末とは異なる第2の端末に対して上記全動作のうち一部の範囲の動作を行うことを可能にするライセンスに基づいて、上記第1の端末および上記第2の端末を制御する動作制御装置の動作制御方法において、上記第1の端末が上記ライセンスの下で行う上記規定の範囲内の動作を変更したことを検出する検出工程と、上記検出工程にて検出した変更後の上記動作の種類に応じて、上記第2の端末が上記ライセンスの下で行うことが可能な動作の範囲を変更する動作制御工程と、を含んでいることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係る動作制御方法は本発明に係る動作制御装置と同様の作用効果を奏する。
上記動作制御装置では、上記第1の端末が上記規定の範囲内のいずれかの動作を終了したことを上記検出手段が検出した場合に、上記動作制御手段が、上記第2の端末が行っている上記一部の範囲の動作を終了させることが望ましい。
また、上記動作制御装置では、上記規定の範囲内の全動作には、コンテンツ配信サーバが配信する第1のコンテンツを再生する動作および第2のコンテンツを再生する動作が含まれており、上記一部の範囲の動作には、上記第1の端末が再生しているコンテンツを再生する動作が含まれており、上記第1の端末が上記第1のコンテンツを再生する動作を終了したことを上記検出手段が検出した場合に、上記動作制御手段は、上記第2の端末が上記第1のコンテンツを再生する動作を終了させることが望ましい。
さらに、上記動作制御装置では、上記検出手段が検出した上記変更後の動作が上記第2のコンテンツを再生する動作である場合に、上記動作制御手段が、上記第2の端末に上記第2のコンテンツを再生させることが望ましい。
上記の構成によれば、第1の端末が第2のコンテンツを再生する動作を開始した場合に、1ライセンスであるにも関わらず、第1の端末と第2の端末とで異なるコンテンツが同時に再生されてしまうことによりライセンス提供者が被る不利益を防ぐことができるというさらなる効果を奏する。
上記第2の端末は、通常再生およびトリック再生によりコンテンツを再生可能な端末であり、上記動作制御装置では、上記検出手段が検出した上記変更後の動作が上記第2のコンテンツを再生する動作である場合に、上記動作制御手段が、上記第2の端末に上記第1のコンテンツを通常再生により最後まで再生させてから上記第2のコンテンツを再生させることが望ましい。
上記の構成によれば、上記動作制御装置は、ユーザが第2の端末で第1のコンテンツを鑑賞している場合に、第1の端末の動作の変更後すぐに第2の端末で第1のコンテンツを鑑賞できなくなってしまうというユーザの不利益を防ぐことができるというさらなる効果を奏する。
上記動作制御装置では、上記動作制御手段が、上記第2の端末が上記第2のコンテンツを再生することにより出力部から出力中の情報と上記第1の端末が上記第2のコンテンツを再生することにより出力部から出力中の情報とが同一になるように、上記第2の端末の動作を制御することが望ましい。
上記動作制御装置では、上記動作制御手段が、上記第2の端末が出力中の上記情報と上記第1の端末が出力部から出力中の上記情報とが常に同一になるように、上記第2の端末の動作を制御することが望ましい。
あるいは、上記動作制御装置では、上記第2の端末が出力中の上記情報の上記第2のコンテンツに占める位置が上記第1の端末が出力中の上記情報の上記第2のコンテンツに占める位置よりも上記第2のコンテンツの先頭に近いときは、上記動作制御手段が、上記第2の端末に上記第1の端末より高速に上記第2のコンテンツを再生させるよう制御することが望ましい。
上記の各構成の動作制御装置は、上記第2の端末による再生制限に再生可能なコンテンツに制限を加えるだけでなく、再生可能なコンテンツについてコンテンツ中の再生可能な位置についても制限がかけることができる。したがって、コンテンツ提供者の利益をより保護することができるというさらなる効果を奏する。
上記動作制御装置では、上記第1の端末が上記規定の範囲内の動作の変更後に上記規定の範囲内のいかなる動作も行わないことを上記検出手段が検出した場合に、上記動作制御手段が、上記第2の端末が上記規定の範囲内の全動作を行うことが可能になるように上記第2の端末の動作を制御することが望ましい。
上記の構成によれば、動作制御装置は、上記規定の範囲内の全動作が可能な上記第1の端末が上記規定の範囲内のいかなる動作も行わない場合に、上記規定の範囲内の全動作を上記第2の端末が行うことを可能にする。
これにより、規定の範囲内の全動作を行うことが可能な第1の端末がいかなる動作も行っていない場合に第2の端末が規定の範囲内の全動作を行うことができるようになり、ユーザの利便性が向上するというさらなる効果を奏する。
なお、上記規定の範囲内の全動作には、コンテンツ配信サーバが配信する第1のコンテンツを再生する動作および第2のコンテンツを再生する動作が含まれており、上記第1の端末が上記規定の範囲内の動作の変更後に上記規定の範囲内のいかなる動作も行わないことを上記検出手段が検出した場合に、上記動作制御手段は、上記第2の端末が上記第1のコンテンツおよび上記第2のコンテンツのいずれも再生できるように上記第2の端末を制御することが望ましい。
上記動作制御装置は、上記第1の端末と上記第2の端末とが同一ネットワーク内に存在するか否かを判定する判定手段を備え、上記判定手段が否と判定した場合には同一ネットワーク内に存在すると判定した場合よりも、上記第2の端末が行うことが可能な動作の範囲を制限することが望ましい。
また、上記第1の端末から上記第2の端末への通信に要する時間が一定以上であるか否かを判定する判定手段を備え、上記判定手段が一定以上であると判定した場合には否と判定した場合よりも、上記第2の端末が行うことが可能な動作の範囲を制限することが望ましい。
上記の各構成によれば、上記動作制御装置は、上記第2の端末が上記第1の端末からネットワーク的に距離が遠い場合に、上記第2の端末が上記ライセンスの下で行うことが可能な動作の範囲をより制限する。ここで、ネットワーク的に距離が遠い場合には、第2の端末のユーザは第1の端末のユーザと同一でない可能性があると考えられる。すなわち、ライセンスを保有している第1の端末のユーザが、友人などの他のユーザが保有する第2の端末を通じてそのユーザにライセンスを利用させている場合があると考えられる。
従って、動作制御装置は、自身が保有する第2の端末で利用する場合よりも、友人などの他のユーザが保有する第2の端末での利用を制限することになる。
これにより、動作制御装置は、ライセンス提供者の利益をより保護することができるというさらなる効果を奏する。
本発明に係る動作制御装置は、上記ライセンスを登録するライセンス提供装置、上記コンテンツ配信サーバ、および上記第1の端末のいずれによっても実現することができる。
本発明は、コンテンツを配信するコンテンツ配信サーバと、上記動作制御装置として動作するライセンス提供装置であって上記ライセンスを登録するライセンス提供装置と、を含むライセンス提供システムとしても実現することができる。
また、本発明に係る動作制御装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させることを特徴とするプログラムおよびそれらのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に含まれる。
以上説明したように、本発明に係る動作制御装置は、ライセンス提供者の利益を損なわせずに1ライセンスで複数の端末にライセンスに基づく動作を行わせることを可能にする。
実施形態1に係るライセンス提供システムに含まれるユーザ端末、ライセンスサーバ、サービス提供サーバの要部構成を示すブロック図である。 実施形態1に係るライセンス提供システムの構成を簡潔に示した図である。 ライセンスサーバがライセンスを発行する動作を示すフローチャートである。 ライセンス提供システムにおけるライセンス同期処理の動作を示すフローチャートである。 (a)〜(f)は、ライセンス権限を制御する各種処理の動作を示すフローチャートである。 ライセンスの利用状態や発行可否を示すライセンステーブルの構造を示した図である。 ライセンステーブルの値ごとに、メインライセンス、サブライセンスの権利範囲および発行可否を具体的に示した表である。 ライセンステーブルの値ごとに、メインライセンス、サブライセンスの権利範囲および発行可否を具体的に示した表である。 ライセンステーブルの値ごとに、メインライセンス、サブライセンスの権利範囲および発行可否を具体的に示した表である。 ライセンステーブルの具体的な値を示した図である。 ライセンステーブルの具体的な値を示した図である。 ライセンステーブルの具体的な値を示した図である。 ライセンステーブルの具体的な値を示した図である。 ライセンステーブルの具体的な値を示した図である。 ライセンステーブルの具体的な値を示した図である。 ライセンステーブルの具体的な値を示した図である。 ライセンステーブルの具体的な値を示した図である。 ライセンステーブルの具体的な値を示した図である。 ライセンステーブルの具体的な値を示した図である。 ライセンステーブルの具体的な値を示した図である。 ライセンステーブルの具体的な値を示した図である。 ライセンステーブルの具体的な値を示した図である。 ライセンステーブルの具体的な値を示した図である。 ライセンステーブルの具体的な値を示した図である。 利用可能なサービスをユーザに選択させるためのUIである。 メインライセンスでサービスを利用しているユーザがいるのでサービスの利用制限がかかることをサブライセンスでサービスを利用するユーザに知らせるUIである。 メインライセンスでコンテンツを視聴しているユーザがいるのでコンテンツの視聴に制限がかかることをサブライセンスでコンテンツを視聴するユーザに知らせるUIである。 サブライセンスの下でユーザが要求したサービスの利用が拒否される場合に表示されるUIである。 視聴可能な番組コンテンツをユーザに選択させるためのUIである。 同期モードでのコンテンツの視聴であることをユーザに知らせるUIである。 同期モードでコンテンツを視聴する場合に同期するユーザを選択するためのUIである。 他のユーザから同期モードで同期された旨をユーザに通知するためのUIである。 メインライセンスで視聴するコンテンツが変更された場合に、サブライセンスでコンテンツを視聴中のユーザに現在のコンテンツを継続して視聴できないことを通知するためのUIである。 メインライセンスで視聴するコンテンツが変更された場合に、サブライセンスでコンテンツを視聴中のユーザに、一定時間経過後に現在のコンテンツを視聴できなくなることを通知するためのUIである。 メインライセンス発行制御の動作の一例を示すシーケンス図の一部分である。 メインライセンス発行制御の動作の一例を示すシーケンス図の一部分であり、図35に示された動作の続きの部分を示すものである。 メインライセンス発行制御の動作の一例を示すシーケンス図の一部分であり、図36に示された動作の続きの部分を示すものである。 実施形態2に係るライセンス提供システムに含まれるメイン端末、サブ端末、ライセンスサーバ、サービス提供サーバの要部構成を示すブロック図である。 サブライセンス発行制御の動作を示すシーケンス図の一部分である。 サブライセンス発行制御の動作の一例を示すシーケンス図の一部分であり、図39に示された動作の続きの部分を示すものである。 サブライセンス発行制御の動作の一例を示すシーケンス図の一部分であり、図40に示された動作の続きの部分を示すものである。 メインライセンスコンテンツ切替追従動作の一例を示すシーケンス図の一部分である。 メインライセンスコンテンツ切替追従動作の一例を示すシーケンス図の一部分であり、図42に示された動作の続きの部分を示すものである。
(実施形態1)
本発明の一実施形態に係る、ライセンスサーバ、サービス提供サーバ、およびユーザ端末が通信可能に接続されたライセンス提供システムについて、図1〜図37、図39〜図43を参照しつつ、以下に説明する。
図2は、ライセンス提供システムの構成を簡潔に示した図である。図2に示すように、ライセンス提供システムは、サービス利用端末装置(ユーザ端末)100、サービス提供サーバ300、ライセンスサーバ400により構成されており、互いにネットワーク1000を介して通信可能に接続されている。
サービス提供サーバ300は、サービスを利用するユーザの認証や再生するコンテンツの選択画面のユーザ端末100への提示、ユーザ端末100へのコンテンツの配信を行う。ここで、サービスの利用とは例えばコンテンツの視聴を意味する。
ユーザ端末100はサービス提供サーバ300にコンテンツの配信を要求し、配信されたコンテンツを再生する。コンテンツを再生するためのライセンスがユーザ端末100に存在しない場合には、そのためのライセンスをユーザ端末100に発行するようライセンスサーバ400に要求する。
ライセンスサーバ400は、ユーザ端末100にメインライセンスやサブライセンスを発行するサーバである。なお、サブライセンスはメインライセンスに付随するライセンスであり、メインライセンスとサブライセンスとは、ユーザに1利用契約で与えられる1つのライセンスに含まれている。また、サブライセンスは、メインライセンスよりも権利範囲が制限されている。さらに、サブライセンスには有効期限が設けられており、有効期限に達したときにサブライセンスが発行されているユーザ端末100は、サブライセンスの更新をライセンスサーバ400に要求する。この時、ライセンスサーバ400は、サブライセンスで利用可能な権限の変化を確認し、変化があった場合にユーザ端末100にその旨を通知するなど、権限の変化に応じてユーザ端末100の動作を制御する。以下、本明細書中の「ライセンス」の記載は、特に断りのない限り、「メインライセンス」または「サブライセンス」のいずれかの意味で用いることを予め述べておく。
以下、図1を用いて、ユーザ端末100、サービス提供サーバ300、ライセンスサーバ400の各構成について説明する。図1は、ユーザ端末100、サービス提供サーバ300、ライセンスサーバ400のそれぞれの要部構成を示したブロック図である。
<ユーザ端末100の構成>
ユーザ端末100は、コンテンツ再生部110、ライセンス制御部120を備えている。コンテンツ再生部110は、サービス提供サーバ300からコンテンツを取得して再生する。コンテンツ再生部110は、通常再生やトリック再生によりコンテンツを再生することができる。
また、ライセンス制御部120は、ライセンス取得部121、ライセンス更新部122を備えている。ライセンス取得部121は、ユーザ端末100にライセンスを発行するようライセンスサーバ400に要求し、ライセンスを取得する。また、ライセンス更新部122は、ライセンスサーバ400にライセンスを更新するよう要求する。
<サービス提供サーバ300の構成>
サービス提供サーバ300は、サービス提供部310、サービスコンテンツテーブル320、ユーザアカウントテーブル330を備えている。
サービス提供部310は、ユーザ端末100からの要求に応じて利用可能なコンテンツを提示したり、ユーザ端末100から要求されたコンテンツをユーザ端末100に送信したりする。
サービスコンテンツテーブル320には、契約内容に応じたコンテンツの利用条件等のコンテンツに関するメタデータやコンテンツデータが記録される。また、コンテンツデータは暗号化された状態で記録されているが、コンテンツデータを復号するための復号鍵もサービスコンテンツテーブル320に記録されている。
ユーザアカウントテーブル330には、ユーザのアカウント情報やログイン状態を示す情報、提供可能なサービス等が記録される。
<ライセンスサーバ400の構成>
ライセンスサーバ400は、ライセンス動的制御部410、ライセンス発行更新部420、ライセンステーブル格納部430を備えている。
ライセンス動的制御部410は、サービス利用状況変化検出部411、ライセンス権限制御部412を備えている。サービス利用状況変化検出部411は、ライセンスのユーザ端末100への発行状態やユーザ端末100におけるサービスの利用状態の変化を検出して、その旨をライセンス権限制御部412に通知する。ライセンス権限制御部412はライセンステーブルの値を更新することにより、ライセンスの権利範囲を制御する。
ライセンス発行更新部420は、ユーザ端末100からの要求を受けてユーザ端末100にライセンスを発行したり、ユーザ端末に記録されているライセンスの更新を行ったりする。
ライセンステーブル格納部430には、ユーザのアカウントごとにライセンスの権利範囲やライセンスの発行先端末を示すライセンステーブルが記録される。
ライセンスサーバ400の動作について説明する前にライセンスサーバがライセンスの発行の際に参照するライセンステーブルについて、以下に、詳細に説明する。
(ライセンステーブルの詳細について)
最初にライセンステーブルのテーブル構造について図6を参照しつつ以下に説明する。
図6は、ライセンステーブルのテーブル構造を示した図である。
図6に示すテーブルの最上階層に「アカウントID」があることからわかるように、ライセンステーブルはアカウントごとに存在する。
「アカウントID」の下の階層にある「ライセンスID」は、端末に発行する1以上のライセンスを識別するIDである。「ライセンスID」の下の階層には、「ライセンス権限種別」「発行状況」「関連ライセンスID」がある。
「ライセンス権限種別」は、”full“、”sync”のいずれかの値をとり、それぞれの値は、上位の階層の「ライセンスID」が示すライセンス(以下、「対象ライセンス」と称する)がメインライセンスであるかサブライセンスであるかを示す値である。
「ライセンス権限種別」の値が“sync“である場合、「ライセンス権限種別」の下の階層には、1以上の「制約条件ID」が記録される。各制約条件IDの下の階層には、「同期先ライセンスID」と「同期コンテンツID」とが記録される。「同期先ライセンスID」は、対象ライセンスに基づいて動作する端末が、そのIDが示すメインライセンスに基づいて端末が再生しているコンテンツのみ、再生可能であること示すものである。また、「同期コンテンツID」は、対象ライセンスに基づいて動作する端末が再生可能なコンテンツを示すIDである。なお、「同期」とは、メインライセンスに基づいて端末が再生しているコンテンツをサブライセンスに基づいて他の端末が実際に再生することをいう。
「発行状況」は、対象ライセンスが“発行中”であるか”発行可能”であるかを示すものである。「発効状況」が”発行中”の場合には、下の階層に「利用者情報」としてライセンスの発行先の端末を示す「端末ID」とライセンスを利用しているユーザを示す「ユーザID」とが記録され、「利用状態」として対象ライセンスの下で課される制約条件を示す「制約条件ID」が記録される。
「関連ライセンスID」は、対象ライセンスがメインライセンスである場合には、メインライセンス発行時に記録されるものであり、記録される内容はサブライセンスのライセンスIDである。また、対象ライセンスがサブライセンスである場合には、「関連ライセンスID」は、発行済のメインライセンスのライセンスIDであり、これもメインライセンス発行時に記録される。また、対象ライセンスがサブライセンスである場合には、同期状態の間、下の階層に「関連状態」として“同期中”と記録される。同様に、対象ライセンスがメインライセンスである場合には、同期状態の間、下の階層に「関連状態」として“被同期中“と記録される。
(ライセンスシステムの動作)
次に、ライセンス提供システムにおいて、ユーザ端末100がサービス提供サーバ300にサービスを要求してから、ユーザ端末100がサービスの利用を開始するまでの動作について、図3、図10〜図15、図25〜図31、図33、図34を参照しながら説明する。特に、当該動作の間に行われるメインライセンス発行動作については図3を参照しつつ詳細に説明することとする。なお、サービスを利用するユーザのアカウントが、2つのメインライセンス(ライセンスID:”ID_001_full_01”, ”ID_001_full_02”)および2つのサブライセンス(ライセンスID:”ID_001_sub_01”,”ID_001_sub_02”)をユーザ端末100に発行可能なアカウント(アカウントID:”ID_001”)である例を挙げてライセンスシステムの動作を説明する。また、ユーザ端末100がサービス提供サーバ300にサービスを要求する際のライセンステーブルの値は図10のライセンステーブルS_L001のような状態になっているものとする。
図3は、ライセンスサーバ400がユーザ端末100にライセンスを発行する動作を示すフローチャートである。図10〜図15は、フローチャートのいくつかの工程におけるアカウントIDが”ID_001”のライセンステーブルの具体的な値を示す図である。また、図25〜図31、図33、図34は、フローチャートのいくつかの工程にてユーザ端末100に表示されるUI(ユーザインターフェース)を示す図である。なお、図10〜図15のライセンステーブルでは、「ライセンスID」が”ID_001_full_02”の各階層および「ライセンスID」が”ID_001_sub_02”の各階層の表記を省略している。
最初にユーザ端末100は、サービス提供サーバ300にログイン要求を送信する。サービス提供サーバ300のサービス提供部310は、ユーザアカウントテーブル330を参照して認証を行い、認証に成功した場合、認証に成功した旨およびサービスコンテンツテーブル320に格納されているコンテンツの一覧をユーザ端末100に返却する。このときユーザ端末100の図示しない表示部に表示されるUIは、図29に示すようなUIである。
ユーザがコンテンツ(例えば、図29の「番組1」)を選択すると、ユーザ端末100は、選択されたコンテンツのコンテンツ利用条件をサービス提供サーバ300に問い合わせる。サービス提供サーバ300のサービス提供部310は、サービスコンテンツテーブル320を参照し、コンテンツ利用条件を返却する。
ここで、コンテンツ利用条件には、コンテンツID、コンテンツ取得先URLなどのコンテンツ情報、およびライセンスサーバURL、視聴可能期限、コピー可能回数などの情報が含まれており、ここでは、コンテンツIDの値は「番組1」を表わす”Content_001”になっている。
コンテンツ利用条件を受け取ったユーザ端末100のライセンス取得部121は、ライセンスサーバURLで指定されるライセンスサーバ400に、メインライセンスをユーザ端末100に発行するよう要求する。
(ライセンスサーバ400のメインライセンス発行動作)
図3を参照して説明すると、最初に、ライセンスサーバ400のライセンス発行更新部420は、ユーザ端末100のライセンス取得部121からのライセンスの利用要求を受信する(S1)。ライセンス利用要求には、ユーザが入力したユーザ名、アカウントID、コンテンツID、端末IDが含まれている。ライセンス発行更新部420は、利用要求を受信すると、利用要求が有効であるかをサービス提供部310に問い合わせる。すなわち、(a)ライセンス利用要求に含まれているアカウントIDがユーザアカウントテーブル330に登録されており、かつ、(b)ライセンス利用要求に含まれているアカウントID、端末ID、サービス提供サーバ300に送信されたログイン要求のアカウントID、端末IDと一致するか、を問い合わせる。有効である旨の通知をサービス提供部310から受けると、ライセンス発行更新部420は、ライセンステーブル格納部430を参照し、アカウントIDが示すアカウントのライセンステーブルに記録されているメインライセンスの権利範囲およびそのメインライセンスの発行状態(そのメインライセンスを発行中の端末が存在するか否か)を参照する(S2)。そして、ライセンス発行更新部420は、要求されたメインライセンスが利用可能か否かを判定する(S3)。具体的には、「発行状況」が“発行可能”であるメインライセンスがある場合に利用可能であると判定する。例えば、ライセンステーブルの値が図10のS_L001の状態である場合、ライセンスID”ID_001_full_01”のメインライセンス(以下、単に「メインライセンス”ID_001_full_01”」と称する)が発行可能である。
利用可能であると判定されると(S3においてYES)、ライセンス権限制御部412は、ライセンステーブルに記録されたライセンス利用状態を更新する(S4)。具体的には、ライセンス権限制御部412は、発行するメインライセンスの「ライセンスID」の「発行状況」を”発行中”とし、「利用者情報」として「端末ID」「ユーザID」を記録する。ライセンス利用状態の更新によりライセンステーブルの値は、ライセンステーブルS_L001から図11のライセンステーブルS_L002の状態に更新される。
そして、ライセンス発行更新部420は、発行するメインライセンスと関連づけて管理すべきサブライセンスが存在するか否かを判定する(S5)。関連付けて管理すべきサブライセンスとは、具体的には、メインライセンスの「ライセンスID」の下の階層の「関連ライセンスID」に「ライセンスID」が記録されていないサブライセンスのことである。
関連づけて管理すべきサブライセンスが存在すると判定された場合(S5においてYES)、ライセンス発行更新部420は、発行するメインライセンスと関連づけて管理すべきサブライセンスとを関連づけ(S6)、S7に進む。関連づけによりライセンステーブルの値は図12のライセンステーブルS_L002_5の状態になる。一方、存在しないと判定された場合(S5においてNO)、そのままS7に進む。
その後、ライセンスの同期処理を開始した(S7)後、ライセンス権限制御部412はメインライセンスをユーザ端末100に発行する。なお、ライセンス同期処理の動作の詳細については後述することとする。
メインライセンスを受け取ったユーザ端末100はサービスの要求をサービス提供サーバ300に送信し、要求を受け取ったサービス提供部310は、「ユーザ端末100がサービスを利用する権限があるか」をライセンスサーバ400に問い合わせ、権限がある場合にはユーザ端末100にサービスを提供して(S8)、処理を終了する。ここで、S8の処理をより具体的に説明すると、以下の通りになる。
すなわち、コンテンツ再生部110は、コンテンツ利用条件に含まれているコンテンツID”Content_001”とライセンスID(“ID_001_full_01”)とをサービス提供サーバ300に送信することにより「番組1」を復号するのに必要な復号鍵を発行するよう要求する。
復号鍵の発行要求を受け付けたサービス提供サーバ300のサービス提供部310は、アカウントテーブル330を参照してメイン端末100のユーザのアカウントIDを検索し、そのアカウントID(“ID_001”)とライセンスID(“ID_001_full_01”)とコンテンツID”Content_001”とを送信することにより復号鍵の発行可否をライセンスサーバ400に問い合わせる。問い合わせを受けたライセンスサーバ400は受信したアカウントID(“ID_001”)のライセンステーブルを参照する。このときライセンステーブルの値はライセンステーブルS_L002_5の状態になっているが、ライセンスID(“ID_001_full_01”)のライセンス権限の種別が”full”になっているので、ライセンスサーバ400は、復号鍵の発行は可能であると判定し、その旨をサービス提供サーバ300に通知する。
復号鍵の発行は可能である旨の通知を受けたサービス提供サーバ300のサービス提供部310は、番組1のコンテンツデータを復号するための復号鍵をコンテンツテーブル320から読み出し、メイン端末100に送信するとともに、メイン端末100が番組1の再生を開始したことをライセンスサーバ400のサービス利用状況変化検出部411に通知する。なお、復号鍵を受信したメイン端末100のコンテンツ再生部110は、先に受信したコンテンツ利用条件に含まれているコンテンツ取得先URLにアクセスすることにより暗号化された番組1のコンテンツデータを取得し、復号鍵で復号して番組1を再生する。
一方、利用可能でないと判定されると(S3においてNO)、要求されたサービス以外でサブライセンスを発行可能な提案すべきサービスがあるか否かを判定する(S9)。
提案すべきサービスがある場合(S9においてYES)、ユーザ端末100の表示部(図示せず)に、そのようなサービスを表示し(S10)、処理を終了する。一方、提案すべきサービスが存在しない場合(S9においてNO)、図28のようなUIをユーザ端末100に表示して、ライセンス発行処理を終了する。
ここで、提案すべきサービスとは、要求されたサービスと何らかの共通性があるサービスが考えられる。例えば、要求されたサービスがサブライセンスを発行できない「ニュースコンテンツAの視聴」である場合、サブライセンスを発行可能な「ニュースコンテンツB(ジャンルに共通性があるコンテンツ)の視聴」を提案することなどが挙げられる。サービスを提案するUIとしては、例えば、図25のようなUIが用いられる。
あるいは、要求されたサービスのメインライセンスを発行できないが、サービスに一部制限がかかったサブライセンスを発行可能な場合、サブライセンスにより実行可能なサービスを提案することが挙げられる。例えば、要求したサービスをすでに他の端末でメインラインセンスにより利用しているHanakoさんが存在する場合には、要求したサービスに一部制限がかかったサービスを提案する。このときサービスを提案するUIとしては、例えば、図26のようなUIが用いられる。より具体的な例を示すと、要求したサービスが「任意のコンテンツの視聴」であり、すでにHanakoさんがメインライセンスにより他の端末でコンテンツAを視聴している場合には、「コンテンツAの視聴」のみが可能なサービスを提案する。このときサービスを提案するUIとしては、例えば、図27や図30のようなUIが用いられる。
なお、図26や図27、図30のUIにおいて「利用する」をユーザが選択した場合、ユーザ端末100は、「制限のあるサービス」や「コンテンツAの視聴」が可能なサブライセンスをユーザ端末100に発行するようライセンスサーバ400に要求することとなる。
次に上述した一連のメインライセンスの発行処理に含まれるライセンス同期処理について、図4を参照しつつ以下に説明する。
図4は、ライセンスサーバ400のライセンス同期動作の流れを示すフローチャートである。
ライセンス発行更新部420は、メインライセンスの利用状態が変化したことをサービス利用状況変化検出部411に通知する。サービス利用状況変化検出部411は、メインライセンスの利用状態が変化したこと、および、メイン端末100が番組1の再生を開始したことをライセンス権限制御部412に通知する(S21)。
ライセンス権限制御部412は、メイン端末100が番組1の再生を開始したとの通知を受けて、サービス利用状態の変化内容を登録する。すなわち、ライセンステーブルについて、発行したメインライセンスの「ライセンスID」”ID_001_full_01”の「発行状況」を更新、つまり、「視聴コンテンツID」の値を”Content_001”にする(S22)。
そして、ライセンス権限制御部412は、ライセンステーブルのライセンスID”ID_001_full_01”の下の階層に「関連ライセンスID」が存在するかを確認することにより、ユーザ端末100に発行したメインライセンスと関連づけられている関連ライセンスの有無を確認する(S23)。関連ライセンスが存在しない場合(S23においてNO)、処理を終了する。一方、関連ライセンスが存在する場合(S23においてYES)、S24以降の処理に進む。
S24において、ライセンス権限制御部412は、関連づけられた他のユーザ端末へのサービス提供内容の変更を行う。具体的には、図5(a)のS31〜S33および図5(c)のS51の動作を行う。すなわち、関連ライセンスであるサブライセンスの制約条件として「同期ライセンスID」の値が”ID_001_full_01”であるような「制約条件」を追加する(S31)。そして、サブライセンスに値が”ID_001_full_01”であるような「関連ライセンス」を追加する(S32)。さらに、サブライセンスの「発行状況」を”発行可能”にする(S33)。この結果、ライセンステーブルの値を図13のライセンステーブルS_L004に更新される。その後、図5(c)のS51の動作を行うことにより、ライセンステーブルの値を図14のライセンステーブルS_L004_0に更新する。すなわち、ライセンス権限制御部412は、発行したメインライセンス(ライセンスID:ID_001_full_01)の関連ライセンス(ライセンスID:ID_001_sub_01, ID_001_sub_02)について、制約条件として値を”ID_001_full_01”とする「同期ライセンスID」、および値を”Content_01”とする「同期コンテンツID」を記録する。
S24の処理の後、ライセンス権限制御部412は、サブライセンスが発行されている他のユーザ端末へ提供中のサービスを変更するか否かを判定する(S25)。具体的には、ライセンステーブルを参照し、「関連ライセンスID」が”ID_001_full_01”であって、「関連状態」が”同期中”であるようなサブライセンスが存在するか判定する。
例えば、そのようなサブライセンスが存在すると判定された場合(S25においてYES)、ライセンス権限制御部412はその旨をライセンス発行更新部420に通知し、ライセンス発行更新部420は、他のユーザ端末に提供中のサービスの内容を変更する(S26)。具体的には、ライセンス発行更新部420は、ライセンステーブルを参照して「関連状態」が”同期中”であるようなサブライセンスが発行されているユーザ端末に「同期コンテンツID」の値”Content_001”を送信する。
一方、例えば、ライセンステーブルの値がS_L004_0である場合のように、そのようなサブライセンスが存在しないと判定された場合(S25においてNO)、S27の処理に進む。ライセンス権限制御部412は、サブライセンスが発行されている他のユーザ端末に、提供可能なサービスが変更されたことを通知するか否かを判定する(S27)。具体的には、ライセンス発行更新部420は、ライセンステーブルを参照して「発行状況」が“発行中”である「ライセンスID」が存在するか否かを判定する。
ライセンステーブルの値がS_L004_0である場合のように、存在しないと判定された場合(S27においてNO)、処理を終了する。
一方、存在すると判定された場合(S27においてYES)、S28の処理に進む。
S28において、ライセンス権限制御部412はその旨をライセンス発行更新部420に通知し、ライセンス発行更新部420は、サブライセンスが発行されている他のユーザ端末に、提供可能なサービスが変更されたことを通知する。具体的には、ライセンス発行更新部420は、ライセンステーブルを参照して「発行状況」が“発行中”である「ライセンスID」を検索する。そして、検索した各「ライセンスID」について、そのサブライセンスが発行されているユーザ端末に以下のようにして得られる「ユーザID」および「視聴コンテンツ」の値を送信する。
すなわち、検索した「ライセンスID」の下の階層の「関連ライセンスID」の値を参照する。そして、参照した各値について、その値を「ライセンスID」とするメインライセンスの「ユーザID」および「視聴コンテンツID」の値を参照する。つまり関連ライセンスがNライセンスある場合、ライセンス発行更新部420は、N組の「ユーザID」「視聴コンテンツID」の値を1つのユーザ端末に送信することになる。
なお、S28の処理で、「ユーザID」および「視聴コンテンツID」の値を受け取ったユーザ端末には、図31のようなUIが表示され、ユーザは視聴するコンテンツを選択することができる。
なお、S26の処理で「同期コンテンツID」の値を受け取ったユーザ端末には、図33のようなUIが表示される。ここで、ユーザが「変更する」を選択すると、ユーザ端末100のコンテンツ再生部110は、コンテンツIDが”Content_001”であるコンテンツ(以下、単に「コンテンツ”Content_001”」のように称する)をサービス提供サーバ300に要求することとなる。また、図33のUIの代わりに図34のUIを表示するようにしてもよい。図34のUI中の「20分」は再生中のコンテンツの残りの再生時間を示している。この場合、ユーザが「視聴を継続する」を選択すると、コンテンツ再生部110は、再生中のコンテンツを最後まで再生し、その後、コンテンツ”Content_001”をサービス提供サーバ300に要求することとなる。なお、コンテンツ再生部110が再生中のコンテンツを最後まで再生する動作は、通常再生のみ可能になることが望ましい。
以上、メインライセンス”ID_001_full_01”の発行処理動作について説明したが、その後、メインライセンス”ID_001_full_02”が別のユーザ端末に発行されると、ライセンステーブルの値は図15のライセンステーブルS_L004_4のようになる。
この状態でさらに別のユーザ端末100が、コンテンツ”Content_001”を再生するためのメインライセンスの発行を要求しても、メインライセンスは発行不可能でありサブライセンスのみが発行が可能である。
以下では、この場合のサブライセンスの発行処理動作について説明していくこととする。
(ライセンスサーバ400のサブライセンス発行動作)
サブライセンス発行動作の前におけるライセンステーブルの値はライセンステーブルS_L004_4のような状態になっている。
図3を参照して説明すると、最初に、ライセンスサーバ400のライセンス発行更新部420は、ユーザ端末100のライセンス取得部121からのサブライセンスの利用要求を受信する(S1)。ライセンス利用要求には、ユーザが入力したユーザ名、アカウントID、コンテンツID、端末IDが含まれている。ライセンス発行更新部420は、利用要求を受信すると、利用要求が有効であるかをサービス提供部310に問い合わせる。すなわち、(a)ライセンス利用要求に含まれているアカウントIDがユーザアカウントテーブル330に登録されており、かつ、(b)ライセンス利用要求に含まれているアカウントID、端末ID、サービス提供サーバ300に送信されたログイン要求のアカウントID、端末IDと一致するか、を問い合わせる。有効である旨の通知をサービス提供部310から受けると、ライセンス発行更新部420は、ライセンステーブル格納部430を参照し、アカウントIDが示すアカウントのライセンステーブルに記録されているサブライセンスの権利範囲およびそのサブライセンスの発行状態(そのサブライセンスを発行中の端末が存在するか否か)を参照する(S2)。そして、ライセンス発行更新部420は、要求されたサブライセンスが利用可能か否かを判定する(S3)。具体的には、「発行状況」が“発行可能”であり、かつ、「制約条件」のいずれかの「同期コンテンツID」の値が再生するコンテンツのコンテンツIDと一致するような「ライセンスID」がライセンステーブルに記録されている場合に利用可能であると判定する。例えば、ライセンステーブルの値がライセンステーブルS_L004_4の状態である場合、値が”ID_001_sub_01”である「ライセンスID」の「制約条件ID」の値が”ID_001_sub_01_Limit_001”であるような制約条件の「同期コンテンツID」の値は”Content_001”であり、再生するコンテンツのコンテンツIDと一致している。そして値が”ID_001_sub_01”である「ライセンスID」は”発行可能”である。従って、”ID_001_sub_01”であるサブライセンスは利用可能であると判定される。
利用可能であると判定されると(S3においてYES)、ライセンス権限制御部412は、ライセンステーブルに記録されたライセンス利用状態を更新する(S4)。具体的には、ライセンス権限制御部412は、発行するサブライセンスの「ライセンスID」の「発行状況」を”発行中”とし、「利用者情報」として「端末ID」「ユーザID」を記録する。ライセンス利用状態の更新によりライセンステーブルの値は、ライセンステーブルS_L004_4から図16のライセンステーブルS_L005の状態に更新される。
そして、ライセンス発行更新部420は、発行するサブライセンスと関連づけて管理すべきメインライセンスが存在するか否かを判定する(S5)。関連付けて管理すべきメインライセンスとは、具体的には、サブライセンスの「ライセンスID」の下の階層の「関連ライセンスID」の値として「ライセンスID」の値が記録されていないメインライセンスのことである。
関連づけて管理すべきメインライセンスが存在すると判定された場合(S5においてYES)、ライセンス発行更新部420は、発行するサブライセンスと関連づけて管理すべきメインライセンスとを関連づけ(S6)、S7に進む。一方、ライセンステーブルの値がライセンステーブルS_L005の状態である場合のように、関連付けて管理すべきメインライセンスが存在しないと判定された場合(S5においてNO)、そのままS7に進む。
その後、ライセンスの同期処理を開始した(S7)後、ライセンス権限制御部412はサブライセンスをユーザ端末100に発行する。なお、ライセンス同期処理の動作の詳細については後述することとする。
サブライセンスを受け取ったユーザ端末100はサービスの要求をサービス提供サーバ300に送信し、要求を受け取ったサービス提供部310は、「ユーザ端末100がサービスを利用する権限(コンテンツ”Content_001”を再生する権限)があるか」をライセンスサーバ400に問い合わせ、権限がある場合にはユーザ端末100にサービスを提供して(S8)、処理を終了する。ここで、S8の処理をより具体的に説明すると、以下の通りになる。
すなわち、コンテンツ再生部110は、コンテンツ利用条件に含まれているコンテンツID”Content_001”とライセンスID(“ID_001_sub_01”)とをサービス提供サーバ300に送信することにより「番組1」を復号するのに必要な復号鍵を発行するよう要求する。
復号鍵の発行要求を受け付けたサービス提供サーバ300のサービス提供部310は、アカウントテーブル330を参照してサブ端末100のユーザのアカウントIDを検索し、そのアカウントID(“ID_001”)とライセンスID(“ID_001_sub_01”)とコンテンツID(“Content_001”)とを送信することにより復号鍵の発行可否をライセンスサーバ400に問い合わせる。問い合わせを受けたライセンスサーバ400は受信したアカウントID(“ID_001”)のライセンステーブルを参照する。このときライセンステーブルの値はライセンステーブルS_L005の状態になっているが、ライセンスID(“ID_001_sub_01”)のライセンス権限の種別が”sync”になっており、かつ、同期コンテンツIDが”Content_001”であるような制約条件が存在するので、ライセンスサーバ400は、復号鍵の発行は可能であると判定し、その旨をサービス提供サーバ300に通知する。
復号鍵の発行は可能である旨の通知を受けたサービス提供サーバ300のサービス提供部310は、番組1のコンテンツデータを復号するための復号鍵をコンテンツテーブル320から読み出し、ユーザ端末100に送信するとともに、ユーザ端末100が番組1の再生を開始したことをライセンスサーバ400に通知する。なお、復号鍵を受信したユーザ端末100のコンテンツ再生部110は、先に受信したコンテンツ利用条件に含まれているコンテンツ取得先URLにアクセスすることにより暗号化された番組1のコンテンツデータを取得し、復号鍵で復号して番組1を再生する。
一方、利用可能でないと判定されると(S3においてNO)、要求されたサービス以外でサブライセンスを発行可能な提案すべきサービスがあるか否かを判定する(S9)。
提案すべきサービスがある場合(S9においてYES)、ユーザ端末100の表示部(図示せず)に、そのようなサービスを表示し(S10)、処理を終了する。一方、提案すべきサービスが存在しない場合(S9においてNO)、図28のようなUIをユーザ端末100に表示して、サブライセンス発行処理を終了する。
次に上述した一連のサブライセンスの発行処理に含まれるライセンス同期処理について、図4を参照しつつ以下に説明する。
図4は、ライセンスサーバ400のライセンス同期動作の流れを示すフローチャートである。
ライセンス権限制御部412は、サブライセンスが発行されたことをサービス利用状況変化検出部411に通知し、サービス利用状況変化検出部411は、サブライセンスが発行されたことをライセンス権限制御部412に通知し(S21)、S23に進む(サブライセンスの発行処理の場合、S22では特に何も行わない)。
ライセンス権限制御部412は、ライセンステーブルS_L005のライセンスID”ID_001_sub_01”の下の階層に「関連ライセンスID」が存在するかを確認することにより、ユーザ端末100に発行したサブライセンスと関連づけられている関連ライセンスの有無を確認する(S23)。関連ライセンスが存在しない場合(S23においてNO)、処理を終了する。一方、関連ライセンスが存在する場合(S23においてYES)、S24の処理に進む。
S24において、ライセンス権限制御部412は、サブライセンスが発行されたユーザ端末にて同期再生が開始されたことを、関連ライセンス(メインライセンス)が発行されているユーザ端末100に通知する。具体的には、図5(d)のS61の動作を行うことにより、ライセンステーブルを図17のライセンステーブルS_L006の状態に更新する。すなわち、ライセンス権限制御部412は、関連ライセンス(ライセンスID:ID_001_full_01)と値が一致する「ライセンスID」の下の階層の「関連ライセンスID」であって発行したサブライセンスのライセンスIDと値が一致する「関連ライセンスID」の「関連状態」を”被同期中”にする。このとき、通知を受けたメインライセンスが発行されているユーザ端末100は、サブライセンスが発行された端末において他のユーザにより同期視聴が開始されたことを示す図32のようなUIを、表示部に表示するようにしてもよい。なお、図32のUIの例では、他のユーザのユーザIDが”User_002”となっているが、これは、ライセンステーブルS_L006における、発行されたサブライセンス(ライセンスID:ID_001_sub_01)の「利用者情報」の値”User_002”を参照して得られるものである。
さらに、ライセンス権限制御部412は、ライセンステーブルを図18のライセンステーブルS_L006_2に更新する。すなわち、ライセンス権限制御部412は、発行したサブライセンス(ライセンスID:ID_001_sub_01)の関連ライセンス(ライセンスID:ID_001_full_01)について、S8においてコンテンツを再生する権限があるか問い合わせを受けたコンテンツID(”Content_001”)を値とする「視聴コンテンツID」を記録する。
最後に、ライセンス権限制御部412は、図5(d)のS61の動作を行うことにより、ライセンステーブルを図19のライセンステーブルS_L006_3の状態に更新する。すなわち、ライセンス権限制御部412は、サブライセンスの関連ライセンス(ライセンスID:ID_001_full_01)と値が一致する「ライセンスID」の下の階層の「関連ライセンスID」であって発行したサブライセンスのライセンスIDと値が一致する「関連ライセンスID」の「視聴コンテンツID」の値として、S8においてコンテンツを再生する権限があるか問い合わせを受けたコンテンツID(”Content_001”)を記録する。
以上のS24の処理をもってサブライセンス発行時におけるライセンスの同期処理を終了する(S25以降の処理はメインライセンス発行時におけるライセンスの同期処理である)。
なお、上述したメインライセンス発行動作およびサブライセンス発行動作については、各動作の詳細をそれぞれ図35〜図37および図39〜図41に示しておく。
(メインライセンスを発行済のユーザ端末100が再生するコンテンツを変更した場合の動作(メインライセンスコンテンツ切替追従動作))
次に、メインライセンス”ID_001_full_01”を発行済のユーザ端末100(以下、ここでは「メイン端末100」と称する)が再生するコンテンツをコンテンツ”content_001”からコンテンツ”content_002”に変更した場合にライセンス提供システムにおいて行われる動作について、図4、図5、図7、図21〜図24、図29を参照しながら以下に説明する。なお、再生するコンテンツの変更前には、サブライセンス”ID_001_sub_01”が発行されたユーザ端末100(以下、ここでは「サブ端末100」と称する)は、メイン端末100と同期しており、コンテンツ”content_001”を再生していることを予め述べておく。また、このとき、ライセンステーブルの値は、ライセンステーブルS_L006の状態になっている。
メイン端末100のユーザが視聴するコンテンツを変更したくなり図29に示すようなコンテンツ選択画面を表示するための操作を行うと、メイン端末100はサービス提供サーバ300にコンテンツリスト要求を送信し、コンテンツリストを受信する。ここで、サービス提供サーバ300は、コンテンツリストをメイン端末100に送信するか否かを決定するために、ログイン処理を必要としてもよく、あるいは、メイン端末100から送信されたセッションIDによって送信元のメイン端末100を識別することによりログイン処理を省略してもいい。
メイン端末100はコンテンツリストを受信すると図29に示されるコンテンツ選択画面を表示部に表示する。ユーザが「番組2」(コンテンツ”Content_002”)を選択すると、メイン端末100のコンテンツ再生部110は、サービス提供サーバ300に対して、番組2のコンテンツ利用条件の要求を送信する。サービス提供サーバ300のサービス提供部310は、メイン端末100に番組2のコンテンツ利用条件を返却する。
コンテンツ利用条件を受信したメイン端末100のコンテンツ再生部110は、コンテンツ利用条件に含まれているコンテンツID”Content_002”と、ライセンスID”ID_001_full_01”と、をサービス提供サーバ300に送信することにより「番組2」を復号するのに必要な復号鍵を発行するよう要求する。
復号鍵の発行要求を受け付けたサービス提供サーバ300のサービス提供部310は、アカウントテーブル330を参照してメイン端末100のユーザのアカウントIDを検索し、そのアカウントID(“ID_001”)とライセンスID(“ID_001_full_01”)とコンテンツID(“Content_002”)とを送信することにより復号鍵の発行可否をライセンスサーバ400に問い合わせる。問い合わせを受けたライセンスサーバ400は受信したアカウントID(“ID_001”)のライセンステーブルを参照する。このときライセンステーブルの値はライセンステーブルS_L006の状態になっているが、ライセンスID(“ID_001_full_01”)のライセンス権限の種類が”full”になっているので、ライセンスサーバ400は、復号鍵の発行は可能であると判定し、その旨をサービス提供サーバ300に通知する。
復号鍵の発行は可能である旨の通知を受けたサービス提供サーバ300のサービス提供部310は、番組2のコンテンツデータを復号するための復号鍵をコンテンツテーブル320から読み出し、メイン端末100に送信するとともに、メイン端末100が番組2の再生を開始したことをライセンスサーバ400に通知する。なお、復号鍵を受信したメイン端末100のコンテンツ再生部110は、先に受信したコンテンツ利用条件に含まれているコンテンツ取得先URLにアクセスすることにより暗号化された番組2のコンテンツデータを取得し、復号鍵で復号して番組2を再生する。
以下、番組2の再生をメイン端末100が開始した旨の通知を受けたライセンスサーバ400の動作を、図4を参照しながら以下に説明する。
通知を受けたライセンスサーバ400のサービス利用状況変化検出部411は、番組2の再生をメイン端末100が開始した旨をライセンス権限制御部412に通知する(S21)。
ライセンス権限制御部412は、メイン端末100において再生するコンテンツが変更されたことをライセンステーブルに記録する(S22)。具体的には、ライセンス権限制御部412は、値が”ID_001_full_01”である「ライセンスID」の下の階層の「視聴コンテンツID」の値を”Content_001”から”Content_002”に変更することにより、ライセンステーブルの値を図20のライセンステーブルS_L007の状態にする。
そして、ライセンス権限制御部412は、ライセンスID(“ID_001_full_01”)の利用状態および利用状態変化内容を確認し、関連づけられているライセンスの有無を判別する(S23)。具体的には、ライセンステーブルを参照し、値が”ID_001_full_01”である「ライセンスID」の下の階層に「関連ライセンスID」が存在するか否かを調べる。現在のライセンステーブルの値はライセンステーブルS_L007であるので、値が”ID_001_sub_01”,”ID_001_sub_02”の関連ライセンスIDが存在する。
関連付けられているライセンスが存在しないと判定された場合(S23においてNO)、処理を終了する。
一方、ライセンステーブルの値はライセンステーブルS_L007である場合のように、関連付けられているライセンスが存在すると判定された場合(S23においてYES)、ライセンス権限制御部412は、関連づけられている他の端末へのサービス提供可能内容を変更する(S24)。具体的には、図5(c)のS51の動作を行い、関連ライセンスIDで表わされるライセンスが発行されている他の端末はコンテンツ”Content_002”のみ再生可能であるという情報をライセンステーブルに記録する。つまり、「ライセンスID」が”ID_001_sub_01”の「制約条件」のうち「同期ライセンスID」が”ID_001_full_01”であるような「制約条件」の「同期コンテンツID」の値を”Content_002”に変更することにより、ライセンステーブルの値を図21のライセンステーブルS_L008の状態にする。
以上のS24の処理をもってメイン端末100が再生するコンテンツを変更した場合のライセンスサーバ400の処理は終了する。
次に、サブ端末100に発行されているライセンスの有効期限が近づいたときのライセンスサーバ400の動作について図3を参照しながら説明する。
サブ端末100のライセンス更新部122は、ライセンスの有効期限に達すると、ライセンスサーバ400に対して自身のサブライセンス(”ID_001_sub_01”のサブライセンス)を更新する要求であるライセンス更新要求を送信し、ライセンスサーバ400のライセンス発行更新部420は、ライセンス更新要求を受信する(S1)。
ライセンス発行更新部420は、”ID_001_sub_01”のサブライセンスのサービス利用状況を参照する(S2)。そして、ライセンス発行更新部420は、参照したサービス利用状況に基づき、要求されたサブライセンスを更新発行可能か否かを判定する(S3)。更新発行可能でないと判定された場合(S3においてNO)、S9の処理に進む。なお、S9以降の処理についてはサブライセンス発行動作と同様の動作を行うので説明を省略する。
一方、更新発行可能であると判定された場合(S3においてYES)、ライセンス発行更新部420は、前回のライセンス発行時と比べてライセンス権限に変化があったか否かを判定する。そして、変化があったと判定した場合にはライセンス発行更新部420は、更新したサブライセンスをサブ端末100に発行するとともに、サブライセンスにより再生可能なコンテンツがコンテンツ”Content_002”(番組2)に変化したことをサブ端末100に通知し(S8)、処理を終了する。一方、変化がなかったと判定した場合には、ライセンス発行更新部420は、更新したサブライセンスをサブ端末100に発行する処理のみを行う。なお、S4〜S7の処理は新規のライセンス発行時に行われる処理であるため、これらの処理はライセンスの更新発行時には行われない。
S8の処理で通知を受けたサブ端末100は、コンテンツ”content_001”の再生を終了し、図33のようなUIを表示部に表示する。サブ端末100のユーザが「変更する」を選択すると、サブ端末100のコンテンツ再生部110は再生するコンテンツを番組2に切り替えることになるが、この場合ライセンス提供システムでは以下のような動作が行われる。
すなわち、サブ端末100のコンテンツ再生部110は、サービス提供サーバ300に対して、番組2のコンテンツ利用条件の要求を送信する。サービス提供サーバ300のサービス提供部310は、サブ端末100に番組2のコンテンツ利用条件を返却する。
コンテンツ利用条件を受信したサブ端末100のコンテンツ再生部110は、コンテンツ利用条件に含まれているコンテンツID”Content_002”と、ライセンスID”ID_001_sub_01”と、をサービス提供サーバ300に送信することにより「番組2」を復号するのに必要な復号鍵を発行するよう要求する。
復号鍵の発行要求を受け付けたサービス提供サーバ300のサービス提供部310は、アカウントテーブル330を参照してサブ端末100のユーザのアカウントIDを検索し、そのアカウントID(“ID_001”)とライセンスID(“ID_001_sub_01”)とコンテンツID(“Content_002”)とを送信することにより復号鍵の発行可否をライセンスサーバ400に問い合わせる。問い合わせを受けたライセンスサーバ400は受信したアカウントID(“ID_001”)のライセンステーブルを参照する。このときライセンステーブルの値はライセンステーブルS_L008の状態になっているが、ライセンスID(“ID_001_sub_01”)のライセンス権限の種類が”sync”になっており、かつ、同期コンテンツIDが”Content_002”であるような制約条件が存在するので、ライセンスサーバ400は、復号鍵の発行は可能であると判定し、その旨をサービス提供サーバ300に通知する。
復号鍵の発行は可能である旨の通知を受けたサービス提供サーバ300のサービス提供部310は、番組2のコンテンツデータを復号するための復号鍵をコンテンツテーブル320から読み出し、サブ端末100に送信するとともに、サブ端末100が番組2の再生を開始したことをライセンスサーバ400に通知する。なお、復号鍵を受信したサブ端末100のコンテンツ再生部110は、先に受信したコンテンツ利用条件に含まれているコンテンツ取得先URLにアクセスすることにより暗号化された番組2のコンテンツデータを取得し、復号鍵で復号して番組2を再生する。
通知を受けたライセンスサーバ400のサービス利用状況変化検出部411は、番組2の再生をサブ端末100が開始した旨をライセンス権限制御部412に通知する(S21)。
ライセンス権限制御部412は、サブライセンス“ID_001_sub_01”が更新発行されたサブ端末100において再生するコンテンツが変更されたことをライセンステーブルに記録する(S22)。具体的には、ライセンス権限制御部412は、値が”ID_001_sub_01”である「ライセンスID」の下の階層の「視聴コンテンツID」の値を”Content_001”から”Content_002”に変更することにより、ライセンステーブルの値を図22のライセンステーブルS_L009の状態にする。
そして、ライセンス権限制御部412は、ライセンスID(“ID_001_sub_01”)の利用状態および利用状態変化内容を確認し、関連づけられているライセンスの有無を判別する(S23)。具体的には、ライセンステーブルを参照し、値が”ID_001_sub_01”である「ライセンスID」の下の階層に「関連ライセンスID」が存在するか否かを調べる。現在のライセンステーブルの値はライセンステーブルS_L009であるので、値が”ID_001_full_01”,”ID_001_full_02”の関連ライセンスIDが存在する。
関連付けられているライセンスが存在しないと判定された場合(S23においてNO)、処理を終了する。
一方、ライセンステーブルの値がライセンステーブルS_L009である場合のように、関連付けられているライセンスが存在すると判定された場合(S23においてYES)、ライセンス権限制御部412は、更新発行されたサブ端末100において再生するコンテンツが変更されたことをライセンステーブルに記録する(S24)。具体的には、図5(f)のS81の動作を行い、値が”ID_001_full_01”、”ID_001_full_02”である「ライセンスID」について、「関連ライセンスID」”ID_001_sub_01”の「視聴コンテンツID」の値を”Content_002”に変更することにより、ライセンステーブルの値を図23のライセンステーブルS_L010の状態にする。
以上のS24の処理をもってサブ端末100が再生するコンテンツを変更した場合のライセンスサーバ400の処理は終了する。なお、上述したメインライセンス切替追従動作の詳細を図42、図43に示しておく。
以上のように、サブ端末100に発行されているサブライセンスの有効期限に達したときに、ライセンスサーバ400はサブライセンスをサブ端末100に更新発行するが、S2において、ライセンス発行更新部420は、”ID_001_sub_01”のサブライセンスのサービス利用状況を参照する前に、メインライセンスのサービス利用状況を参照してもよい。そして、ライセンス発行更新部420は、発行可能なメインライセンスが存在する場合にはメインライセンスをサブ端末100に発行するようにしてもよい。
(メイン端末100がコンテンツの再生を終了し、メインライセンスをライセンスサーバ400に返却する動作)
次に、メイン端末100がコンテンツ”content_002”の再生を終了した場合にライセンス提供システムにおいて行われる動作について、図5を参照しながら以下に説明する。
メイン端末100のユーザがコンテンツの再生を停止する操作を行うと、メイン端末100のコンテンツ再生部110は、コンテンツの再生を終了した旨をサービス提供サーバ300に通知する。
サービス提供サーバ300のサービス提供部310は、メイン端末100がコンテンツの再生を終了した旨をライセンスサーバ400に通知する。
通知を受けたライセンスサーバ400のサービス利用状況変化検出部411は、メイン端末100がコンテンツの再生を停止した旨をライセンス権限制御部412に通知する(S21)。
ライセンス権限制御部412は、図5(b)に示すフローチャートに従い、メイン端末100がコンテンツの再生を停止したことをライセンステーブルに記録する(S22)。具体的には、ライセンス権限制御部412は、値が”ID_001_full_01”である「ライセンスID」の「関連ライセンスID」で表わされる各サブライセンスについて、「同期ライセンスID」が”ID_001_full_01”である「制約条件」を削除する(S41)。
次に、ライセンス権限制御部412は、各サブライセンスについて、値が”ID_001_full_01”である「関連ライセンスID」を削除する。また、”ID_001_full_01”である「ライセンスID」について、「関連ライセンスID」を削除し、「発行状況」を”発行可能”に変更する(S42)。
さらに、ライセンス権限制御部412は、「制約条件」や「関連ライセンスID」が存在しないサブライセンスについて、「発行状況」を”発行不可”に変更する(S43)。
(サブ端末100がコンテンツの再生を終了し、サブライセンスをライセンスサーバ400に返却する動作)
また、サブ端末100がコンテンツ”content_002”の再生を終了した場合にライセンス提供システムにおいて行われる動作について、図5を参照しながら以下に説明する。
サブ端末100のユーザがコンテンツの再生を停止する操作を行うと、サブ端末100のコンテンツ再生部110はコンテンツの再生を停止した旨をサービス提供サーバ300に通知する。
サービス提供サーバ300のサービス提供部310は、サブ端末100がコンテンツの再生を終了した旨をライセンスサーバ400に通知する。
通知を受けたライセンスサーバ400のサービス利用状況変化検出部411は、サブ端末100がコンテンツの再生を停止した旨をライセンス権限制御部412に通知する。
ライセンス権限制御部412は、図5(e)に示すフローチャートに従い、サブ端末100がコンテンツの再生を停止したことをライセンステーブルに記録する(S22)。具体的には、ライセンス権限制御部412は、値が”ID_001_full_01”である「ライセンスID」の下の階層にある、値が”ID_001_sub_01”の「関連ライセンスID」を削除する。そして、値が”ID_001_sub_01”である「ライセンスID」の下の階層にある「発行状況」を”発行可能”にする(S71)。
以上、ライセンスサーバ400がユーザ端末100にライセンスを発行する動作やユーザ端末100からライセンスを回収する動作、サブライセンスの権利範囲を変更する動作について説明した。説明にて明らかなように、各動作はライセンステーブルを参照・更新して行われており、ライセンステーブルは本実施形態において重要な役割を担っている。そこで、ライセンステーブルの値とライセンスの発行可否およびライセンスの権利範囲との関係をわかりやすくするため、この関係を示した表を図7〜図9にまとめておく。
(ライセンスサーバ400の利点)
以上のように、ライセンスサーバ400(動作制御装置)は、メインライセンスおよびサブライセンスからなるライセンスであって、メインライセンスによりユーザ端末100が全コンテンツの再生を行うことを可能にするとともにサブライセンスによりユーザ端末100が再生中のコンテンツと同一のコンテンツのみを他のユーザ端末100が再生することを可能にするライセンスに基づいて、各ユーザ端末100を制御する。
そして、サービス利用状況変化検出部411は、メインライセンスが発行されたユーザ端末100が再生するコンテンツを、コンテンツ”Content_002”に変更したことを検出する。さらに、変更が検出されると、ライセンス権限制御部412は、ライセンステーブルを「制約条件」の「同期コンテンツID」の値が”Content_002”になるように変更することにより、他のユーザ端末100がサブライセンスにより再生可能なコンテンツをコンテンツ”Content_002”に変更する。
なお、上記実施形態では、メインラインセンスを発行済のユーザ端末100が、再生するコンテンツをコンテンツ”Content_002”に変更した場合に、サブライセンスを発行済のユーザ端末において追随して行われる動作を示したが、当然に、コンテンツIDの値が”Content_002”以外の値である任意のコンテンツに変更した場合も同様の動作が行われる。すなわち、ユーザ端末100がメインライセンスにより再生するコンテンツをどのコンテンツに変更しても、他のユーザ端末100においてサブライセンスにより再生可能なコンテンツは、ユーザ端末100がメインライセンスにより上記変更後に再生するコンテンツのみとなる。
したがって、ライセンスサーバ400は、ライセンス提供者の利益を損なわせずに1ライセンスで複数のユーザ端末100にライセンスに基づくコンテンツの再生動作を行わせることができる。
(実施形態2)
次に、本発明の別の一実施形態に係るライセンスサーバ、サービス提供サーバ、およびユーザ端末が通信可能に接続されたライセンス提供システムについて、図38を参照しつつ、以下に説明する。
図38は、本実施形態に係るライセンスサーバ、サービス提供サーバ、およびユーザ端末(メイン端末およびサブ端末)が通信可能に接続されたライセンス提供システムの構成を示すブロック図である。
図38に示すように、ライセンス提供システムには、サービス提供サーバ300、ライセンスサーバ400’、メイン端末500、およびサブ端末600が含まれている。
サービス提供サーバ300は、サービスを利用するユーザの認証や再生するコンテンツの選択画面のメイン端末500、サブ端末600への提示、メイン端末500、サブ端末600へのコンテンツの配信を行う。
メイン端末500はサービス提供サーバ300にコンテンツの配信を要求し、配信されたコンテンツを再生する。コンテンツを再生するためのライセンスがメイン端末500に存在しない場合には、そのためのメインライセンスをメイン端末500に発行するようライセンスサーバ400に要求する。また、メイン端末500は、ライセンスサーバ400から取得したサブライセンスを管理し、サブ端末600からコンテンツを再生するためのサブライセンスを発行する要求を受け付け、サブライセンスをサブ端末600に発行する役割も担っている。
サブ端末600はサービス提供サーバ300にコンテンツの配信を要求し、配信されたコンテンツを再生する。コンテンツを再生するためのライセンスがサブ端末600に存在しない場合には、そのためのサブライセンスをサブ端末600に発行するようメイン端末500に要求する。
ライセンスサーバ400は、メイン端末500にメインライセンスおよびサブライセンスを発行するサーバである。
以下、ライセンスサーバ400’、メイン端末500、サブ端末600の構成について図38を参照して説明するが、図38に示すように、本実施形態のライセンス提供システムに含まれるサービス提供サーバ300は実施形態1のものと同一であるので詳細な説明は省略する。ただし、サービス提供サーバ300がサブ端末600に提供するコンテンツ利用条件にはライセンスサーバURLでなくメイン端末URLが含まれている。このメイン端末URLは、サブライセンスの発行先であるメイン端末500のURLであり、ライセンスサーバ400’からメイン端末500にサブライセンスを発行する際に、ライセンスサーバ400’からサービス提供サーバ300に送信され、サービスコンテンツテーブル320に保存されるようになっている。また、メイン端末500がサブライセンスを返却する際に、ライセンスサーバ400’からサービス提供サーバ300にその旨を送信し、サービスコンテンツテーブル320から当該メイン端末URLを削除する。
ライセンスサーバ400’は、ライセンステーブル格納部430、ライセンス発行部440を備えている。ライセンステーブル格納部430は実施形態1のものと同一である。一方、ライセンス発行部440は、メインライセンスおよびサブライセンスの発行を行うが、実施形態1のライセンス発行更新部420と異なり、サブライセンスについては、ライセンスを現在発行しているかどうか、および発行している端末の情報のみを更新管理する。したがって、ライセンス発行部440は、サブライセンスの有効期限に達した場合に行われるサブライセンスの更新処理を行うことはない。
メイン端末500は、コンテンツ再生部510、サービス利用状況変化検出部520、ライセンス権限制御部530、サブライセンス発行更新部540、および取得ライセンステーブル格納部550を備えている。
コンテンツ再生部510は、サービス提供サーバ300からコンテンツを取得して再生する。
サービス利用状況変化検出部520は、コンテンツ再生部510が再生するコンテンツを変更したことを検出し、その旨をライセンス権限制御部530に通知する。
ライセンス権限制御部530は、コンテンツを初めて再生する場合にライセンスサーバ400’にコンテンツを再生するためのメインライセンスおよび発行可能なサブライセンスを要求する。また、サービス利用状況変化検出部520から通知を受け付けると、コンテンツ再生部510が再生しているコンテンツのコンテンツIDを確認し、取得ライセンステーブル格納部550に記録されているライセンステーブルの値を更新することにより、サブライセンスの権利範囲を制御する。
サブライセンス発行更新部540は、サブ端末600からの要求を受けてサブ端末600にサブライセンスを発行したり、サブ端末600に記録されているサブライセンスの更新を行ったりする。
取得ライセンステーブル格納部550には、メイン端末500のユーザのアカウントに付与されたライセンスの権利範囲やライセンスの発行先端末を示すライセンステーブルが記録される。
サブ端末600は、ライセンス取得部610、ライセンス更新部620、コンテンツ再生部630を備えている。コンテンツ再生部630は、サービス提供サーバ300からコンテンツを取得して再生する。
また、ライセンス取得部610は、サブ端末600にサブライセンスを発行するようメイン端末500に要求し、サブライセンスを取得する。また、ライセンス更新部620は、メイン端末500にサブライセンスを更新するよう要求する。
以下、本実施形態の特徴であるメイン端末500がサブ端末600にサブライセンスを発行する動作について詳細に説明する。なお、ライセンスサーバ400’がメイン端末500にメインライセンスを発行する動作については、実施形態1と同様であるので説明を省略する。ただし、この際、メイン端末500はサブライセンスも取得し、取得ライセンステーブル格納部550のライセンステーブルにライセンス情報を記録する。なお、メイン端末500がメインライセンス以外のサブライセンスも要求するかどうかは、ユーザの操作やメイン端末500への設定により切り替えられるようにしておくことが望ましい。また、メイン端末500がメインライセンスをライセンスサーバ400’に返却する際にはメインライセンスと関連するサブライセンスの返却も同時に行うが、この際、サブライセンスのライセンス情報を取得ライセンステーブル格納部550のライセンステーブルから削除することになる。
サブライセンス発行動作の前におけるライセンステーブルの値はライセンステーブルS_L004_4のような状態になっているものとする。
サブ端末600は、サービス提供サーバ300にログイン要求を送信する。サービス提供サーバ300のサービス提供部310は、ユーザアカウントテーブル330を参照して認証を行い、認証に成功した場合、認証に成功した旨およびサービスコンテンツテーブル320に格納されているコンテンツの一覧をユーザ端末100に返却する。このときサブ端末600の図示しない表示部に表示されるUIは、図29に示すようなUIである。
ユーザがコンテンツ(例えば、図29の「番組1」)を選択すると、サブ端末600は、選択されたコンテンツのコンテンツ利用条件をサービス提供サーバ300に問い合わせる。サービス提供サーバ300のサービス提供部310は、サービスコンテンツテーブル320を参照し、コンテンツ利用条件を返却する。
コンテンツ利用条件を受け取ったサブ端末600のライセンス取得部121は、コンテンツ利用条件に含まれているメイン端末URLで指定されるメイン端末500に、サブライセンスをサブ端末600に発行するよう要求する。
(メイン端末500のサブライセンス発行動作)
図3を参照して説明すると、最初に、メイン端末500のサブライセンス発行更新部540は、サブ端末600からのサブライセンスの利用要求を受信する(S1)。ライセンス利用要求にはコンテンツIDが含まれている。サブライセンス発行更新部540は、取得ライセンステーブル格納部550を参照し、ライセンステーブルに記録されているサブライセンスの権利範囲およびそのサブライセンスの発行状態(そのサブライセンスを発行中の端末が存在するか否か)を参照する(S2)。そして、サブライセンス発行更新部540は、要求されたサブライセンスが利用可能か否かを判定する(S3)。具体的には、「発行状況」が“発行可能”であり、かつ、「制約条件」のいずれかの「同期コンテンツID」の値が再生するコンテンツのコンテンツIDと一致するような「ライセンスID」がライセンステーブルに記録されている場合に利用可能であると判定する。例えば、ライセンステーブルの値がライセンステーブルS_L004_4の状態である場合、値が”ID_001_sub_01”である「ライセンスID」の「制約条件ID」の値が”ID_001_sub_01_Limit_001”であるような制約条件の「同期コンテンツID」の値は”Content_001”であり、再生するコンテンツのコンテンツIDと一致している。そして値が”ID_001_sub_01”である「ライセンスID」は”発行可能”である。従って、”ID_001_sub_01”であるサブライセンスは利用可能であると判定される。
利用可能であると判定されると(S3においてYES)、サブライセンス発行更新部540は、ライセンステーブルに記録されたライセンス利用状態を更新する(S4)。具体的には、サブライセンス発行更新部540は、発行するサブライセンスの「ライセンスID」の「発行状況」を”発行中”とし、「利用者情報」として「端末ID」「ユーザID」を記録する。ライセンス利用状態の更新によりライセンステーブルの値は、ライセンステーブルS_L004_4から図16のライセンステーブルS_L005の状態に更新される。
そして、サブライセンス発行更新部540は、発行するサブライセンスと関連づけて管理すべきメインライセンスが存在するか否かを判定する(S5)。関連付けて管理すべきメインライセンスとは、具体的には、サブライセンスの「ライセンスID」の下の階層の「関連ライセンスID」の値として「ライセンスID」の値が記録されていないメインライセンスのことである。
関連づけて管理すべきメインライセンスが存在すると判定された場合(S5においてYES)、サブライセンス発行更新部540は、発行するサブライセンスと関連づけて管理すべきメインライセンスとを関連づけ(S6)、S7に進む。一方、ライセンステーブルの値がライセンステーブルS_L005の状態である場合のように、関連付けて管理すべきメインライセンスが存在しないと判定された場合(S5においてNO)、そのままS7に進む。
その後、ライセンスの同期処理を開始した(S7)後、サブライセンス発行更新部540はサブライセンスをサブ端末600に発行する。
サブライセンスを受け取ったサブ端末600はサービスの要求をサービス提供サーバ300に送信し、要求を受け取ったサービス提供部310は、「サブ端末600がサービスを利用する権限(コンテンツ”Content_001”を再生する権限)があるか」をライセンスサーバ400に問い合わせ、権限がある場合にはサブ端末600にサービスを提供して(S8)、処理を終了する。ここで、S8の処理をより具体的に説明すると、以下の通りになる。
すなわち、コンテンツ再生部630は、コンテンツ利用条件に含まれているコンテンツID”Content_001”とライセンスID(“ID_001_sub_01”)とをサービス提供サーバ300に送信することにより「番組1」を復号するのに必要な復号鍵を発行するよう要求する。
サービス提供サーバ300のサービス提供部310は、番組1のコンテンツデータを復号するための復号鍵をコンテンツテーブル320から読み出し、サブ端末600に送信するとともに、サブ端末600が番組1の再生を開始したことをメイン端末500に通知する。なお、復号鍵を受信したサブ端末600のコンテンツ再生部630は、先に受信したコンテンツ利用条件に含まれているコンテンツ取得先URLにアクセスすることにより暗号化された番組1のコンテンツデータを取得し、復号鍵で復号して番組1を再生する。
一方、利用可能でないと判定されると(S3においてNO)、要求されたサービス以外でサブライセンスを発行可能な提案すべきサービスがあるか否かを判定する(S9)。
提案すべきサービスがある場合(S9においてYES)、サブ端末600の表示部(図示せず)に、そのようなサービスを表示し(S10)、処理を終了する。一方、提案すべきサービスが存在しない場合(S9においてNO)、図28のようなUIをサブ端末600に表示して、サブライセンス発行処理を終了する。
(メイン端末500が再生するコンテンツを変更した場合の動作(メインライセンスコンテンツ切替追従動作))
次に、メインライセンス”ID_001_full_01”を発行済のメイン端末500が再生するコンテンツをコンテンツ”content_001”からコンテンツ”content_002”に変更した場合のメイン端末500の動作について、図4、図5、図7、図21〜図24、図29を参照しながら以下に説明する。なお、再生するコンテンツの変更前には、サブライセンス”ID_001_sub_01”が発行されたサブ端末600は、メイン端末500と同期しており、コンテンツ”content_001”を再生していることを予め述べておく。また、このとき、ライセンステーブルの値は、ライセンステーブルS_L006の状態になっている。
メイン端末500のサービス利用状況変化検出部520は、コンテンツ再生部510が番組2の再生を開始した旨をライセンス権限制御部530に通知する(S21)。
ライセンス権限制御部530は、再生するコンテンツが変更されたことをライセンステーブルに記録する(S22)。具体的には、ライセンス権限制御部530は、値が”ID_001_full_01”である「ライセンスID」の下の階層の「視聴コンテンツID」の値を”Content_001”から”Content_002”に変更することにより、ライセンステーブルの値を図20のライセンステーブルS_L007の状態にする。
そして、ライセンス権限制御部530は、ライセンスID(“ID_001_full_01”)の利用状態および利用状態変化内容を確認し、関連づけられているライセンスの有無を判別する(S23)。具体的には、ライセンステーブルを参照し、値が”ID_001_full_01”である「ライセンスID」の下の階層に「関連ライセンスID」が存在するか否かを調べる。現在のライセンステーブルの値はライセンステーブルS_L007であるので、値が”ID_001_sub_01”,”ID_001_sub_02”の関連ライセンスIDが存在する。
関連付けられているライセンスが存在しないと判定された場合(S23においてNO)、処理を終了する。
一方、ライセンステーブルの値はライセンステーブルS_L007である場合のように、関連付けられているライセンスが存在すると判定された場合(S23においてYES)、ライセンス権限制御部530は、サブ端末600など関連づけられている他の端末へのサービス提供可能内容を変更する(S24)。具体的には、図5(c)のS51の動作を行い、関連ライセンスIDで表わされるライセンスが発行されている他の端末はコンテンツ”Content_002”のみ再生可能であるという情報をライセンステーブルに記録する。つまり、「ライセンスID」が”ID_001_sub_01”の「制約条件」のうち「同期ライセンスID」が”ID_001_full_01”であるような「制約条件」の「同期コンテンツID」の値を”Content_002”に変更することにより、ライセンステーブルの値を図21のライセンステーブルS_L008の状態にする。
以上のS24の処理をもってメイン端末500が再生するコンテンツを変更した場合のメイン端末500の処理は終了する。
次に、サブ端末600に発行されているライセンスの有効期限が近づいたときのメイン端末500の動作について図3を参照しながら説明する。
サブ端末600のライセンス更新部620は、ライセンスの有効期限が近づくと、メイン端末500に対して自身のサブライセンス(”ID_001_sub_01”のサブライセンス)を更新する要求であるライセンス更新要求を送信し、メイン端末500のサブライセンス発行更新部540は、ライセンス更新要求を受信する(S1)。
サブライセンス発行更新部540は、”ID_001_sub_01”のサブライセンスのサービス利用状況を参照する(S2)。そして、サブライセンス発行更新部540は、参照したサービス利用状況に基づき、要求されたサブライセンスを更新発行可能か否かを判定する(S3)。更新発行可能でないと判定された場合(S3においてNO)、S9の処理に進む。なお、S9以降の処理についてはサブライセンス発行動作と同様の動作を行うので説明を省略する。
一方、更新発行可能であると判定された場合(S3においてYES)、サブライセンス発行更新部540は、前回のライセンス発行時と比べてライセンス権限に変化があったか否かを判定する。そして、変化があったと判定した場合にはサブライセンス発行更新部540は、更新したサブライセンスをサブ端末600に発行するとともに、サブライセンスにより再生可能なコンテンツがコンテンツID”Content_002”のコンテンツ(番組2)に変化したことをサブ端末600に通知し(S9)、処理を終了する。一方、変化がなかったと判定した場合には、サブライセンス発行更新部540は、更新したサブライセンスをサブ端末600に発行する処理のみを行う。なお、S5〜S8の処理は新規のライセンス発行時に行われる処理であるため、これらの処理はライセンスの更新発行時には行われない。
S9の処理で通知を受けたサブ端末600のコンテンツ再生部630は、コンテンツ”content_001”の再生を終了し、図33のようなUIを表示部に表示する。サブ端末600のユーザが「変更する」を選択すると、コンテンツ再生部630は再生するコンテンツを番組2に切り替えることになるが、この場合ライセンス提供システムでは以下のような動作が行われる。
すなわち、コンテンツ再生部630は、サービス提供サーバ300に対して、番組2のコンテンツ利用条件の要求を送信する。サービス提供サーバ300のサービス提供部310は、サブ端末600に番組2のコンテンツ利用条件を返却する。
コンテンツ利用条件を受信したサブ端末600のコンテンツ再生部630は、コンテンツ利用条件に含まれているコンテンツID”Content_002”と、ライセンスID”ID_001_sub_01”と、をサービス提供サーバ300に送信することにより「番組2」を復号するのに必要な復号鍵を発行するよう要求する。
サービス提供サーバ300のサービス提供部310は、番組2のコンテンツデータを復号するための復号鍵をコンテンツテーブル320から読み出し、サブ端末600に送信するとともに、サブ端末600が番組2の再生を開始したことをメイン端末500に通知する。なお、サブ端末100のコンテンツ再生部110は、先に受信したコンテンツ利用条件に含まれているコンテンツ取得先URLにアクセスすることにより番組2のコンテンツデータを取得して再生する。
通知を受けたメイン端末500のサービス利用状況変化検出部520は、番組2の再生をサブ端末600が開始した旨をライセンス権限制御部530に通知する(S21)。
ライセンス権限制御部530は、サブライセンス“ID_001_sub_01”が更新発行されたサブ端末600において再生するコンテンツが変更されたことをライセンステーブルに記録する(S22)。具体的には、ライセンス権限制御部530は、値が”ID_001_sub_01”である「ライセンスID」の下の階層の「視聴コンテンツID」の値を”Content_001”から”Content_002”に変更することにより、ライセンステーブルの値を図22のライセンステーブルS_L009の状態にする。
そして、ライセンス権限制御部530は、ライセンスID(“ID_001_sub_01”)の利用状態および利用状態変化内容を確認し、関連づけられているライセンスの有無を判別する(S23)。具体的には、ライセンステーブルを参照し、値が”ID_001_sub_01”である「ライセンスID」の下の階層に「関連ライセンスID」が存在するか否かを調べる。現在のライセンステーブルの値はライセンステーブルS_L009であるので、値が”ID_001_full_01”,”ID_001_full_02”の関連ライセンスIDが存在する。
関連付けられているライセンスが存在しないと判定された場合(S23においてNO)、処理を終了する。
一方、ライセンステーブルの値がライセンステーブルS_L009である場合のように、関連付けられているライセンスが存在すると判定された場合(S23においてYES)、ライセンス権限制御部530は、更新発行されたサブ端末600において再生するコンテンツが変更されたことを取得ライセンステーブル格納部550のライセンステーブルに記録する(S24)。具体的には、図5(f)のS81の動作を行い、値が”ID_001_full_01”、”ID_001_full_02”である「ライセンスID」について、「関連ライセンスID」”ID_001_sub_01”の「視聴コンテンツID」の値を”Content_002”に変更することにより、ライセンステーブルの値を図23のライセンステーブルS_L010の状態にする。
以上のS24の処理をもってサブ端末600が再生するコンテンツを変更した場合のメイン端末500の処理は終了する。
(メイン端末500の利点)
以上のように、メイン端末500(動作制御装置)は、メインライセンスおよびサブライセンスからなるライセンスであって、メインライセンスによりメイン端末500が再生中のコンテンツと同一のコンテンツのみをサブライセンスによりサブ端末600が再生することを可能にするライセンスに基づいて、サブ端末600を制御する。
そして、サービス利用状況変化検出部520は、コンテンツ再生部510が再生するコンテンツをコンテンツ”Content_002”に変更したことを検出する。さらに、変更が検出されると、ライセンス権限制御部530は、ライセンステーブルを「制約条件」の「同期コンテンツID」の値が”Content_002”になるように変更することにより、サブ端末600がサブライセンスにより再生可能なコンテンツをコンテンツ”Content_002”に変更する。
(付記事項)
なお、各実施形態では、サービス提供サーバとライセンスサーバとを別の装置として記載したが、当然にサービス提供サーバとライセンスサーバとを1台の装置として実現することができる。
また、ライセンスサーバ400は、図示しない通信部によりメインライセンスが発行されたユーザ端末100のIPアドレスとサブライセンスを発行するユーザ端末100のIPアドレスとを比較し、2つのIPアドレスが同じネットワークに含まれているIPアドレスであると判定した場合には、ライセンス権限制御部412は、サブライセンスが発行されるユーザ端末100の動作をより制限してもよい。この場合、ライセンス権限制御部412は、そのようなサブライセンスを示す「サブライセンスID」の下の階層にある「制約条件」がより厳しくなるようにライセンステーブルを更新することになる。
なお、通信部が、サブライセンスの発行を要求するユーザ端末100にメインライセンスが発行されているユーザ端末のIPアドレスを通知して、ユーザ端末100にメインライセンスが発行されているユーザ端末との通信時間(例えばPING等の応答時間)を測定させ、通信時間を示す情報を受信するようにしてもよい。ライセンス権限制御部412は、この通信時間が一定以上である場合にもサブライセンスが発行されるユーザ端末100の動作を一定未満である場合に比べ制限するようにしてもよい。
また、ライセンスサーバ400のライセンス発行更新部420は、メイン端末100で再生されている地点と常に同じ地点のみサブ端末100で再生可能にコンテンツサーバ300のサービス提供部310を制御してもよい。また、ライセンス発行更新部420は、サブ端末100がコンテンツの先頭から再生を開始後、メイン端末100の再生地点に追いつくまでは、メイン端末100より高速にしか再生できない(例えば1.5倍速でしか再生できない)、あるいはトリック再生が行えないようにサービス提供部310を制御し、メイン端末100の再生地点に追いついてからは、メイン端末100で再生されている地点と同じ地点のみサブ端末100で再生可能にコンテンツサーバ300のサービス提供部310を制御するようにしてもよい。これにより、サブライセンスによるサブ端末100のサービス利用権限、利用状況はより限定され、メイン端末100の傍にいるユーザと一緒にサブ端末100の傍にいるそのユーザの家族がコンテンツの視聴をおこなうための付加サービスとしての限定利用が期待される。
また、ライセンス発行更新部420は、サブ端末100がメイン端末100で再生されている地点と同じ地点のみ再生可能であるというストリーム型コンテンツ配信サービスである場合には、メイン端末100とサブ端末100とにマルチキャストにより同時にコンテンツ配信を行うことができ、ネットワーク負荷およびコンテンツ提供端末の負荷が低減されるという効果も奏する。また、サブ端末100は、メイン端末100は受信したコンテンツストリームをP2Pでサブ端末100に転送し、サブ端末100が転送されたコンテンツストリームを再生するようにしても同様の効果が期待される。
また、サブ端末100と同期しているメイン端末100が再生するコンテンツをコンテンツ”Content_001”からコンテンツ”Content_002”に切り替える際、サブライセンスのコンテンツ”Content_001”の再生権限をすぐに制限せず、有効期限の猶予を設けてもいい。この場合は、ライセンス権限制御部412は、ライセンステーブルの値をライセンステーブルS_L007からライセンステーブルS_L008ではなく、図24のライセンステーブルS_L008_2のように更新すればよい。すなわち、「同期コンテンツID」の下の階層に「視聴期限」を記録すればよい。この視聴期限をメイン端末100が再生するコンテンツを”Content_002”に切り替えたことをサービス利用状況変化検出部411が検出してから一定期間後、またはコンテンツ”Content_001”の末尾までの再生時間後の時刻に設定すれば、一定期間または末尾までコンテンツ“Content_001”を再生することができるようになる。
サブライセンスに設定する有効期限は、提供するサービスによって適切な期限を設定すればいい。すなわち、メイン端末100が利用しているサービスに応じて速やかにサブ端末100が利用可能なサービスを制御する必要がある場合には有効期限までの期間を短く設定することが望ましい。また、サブ端末100とライセンスサーバ400との通信による負荷やライセンスサーバ400がサブ端末100のサブライセンスを更新する処理の負荷を低減するためには、有効期限までの期間を長めに設定することが望ましい。
なお、ライセンスの発行管理はユーザ端末100がライセンスサーバ400に要求を投げ、ライセンスサーバ400が要求に応答するサーバクライアントモデルによっておこなわれ、ライセンスサーバ400が通信を開始することはないのが一般的である。サブライセンスに有効期限を定めるのは、このような場合に、サブライセンスで利用可能な権限の変化を速やかにサブ端末100に反映させることができない課題を解決するためであるが、関連するライセンス権限の内容を変更した際に、速やかにサブ端末100にその旨を通知することにより、ライセンスの有効期限を待たずに再生するコンテンツを切り替えるよう促すようにしてもよい。
この場合の具体的な処理は以下のようになる。すなわち、ライセンス権限制御部412は、ライセンスID_001_sub_01の権限を変更した後、サブ端末100に提供中のサブライセンスを停止または回収する必要があるかどうか判定する。ここでは、サブ端末100が再生中のコンテンツ”Content_001”の再生権限が無くなっているので、サブライセンスを停止または回収する必要があると判定される。停止または回収する必要があると判定されると、ライセンス発行更新部420は、サブ端末100にライセンスの即時更新要求を行う。サブ端末100は、即時更新要求を受信すると、ライセンス更新処理を開始する。
この場合、ライセンスサーバ400からライセンス内容を変更するための通信を開始し、サブ端末100がそれを適切に受信処理する必要があるが、不要なライセンス更新の通信を低減できるため、通信処理の負荷の増加を少なく抑えたまま、リアルタイム性の高い通知変更処理が実現できる。
また、ライセンス発行更新部420は、サブライセンスの権限内容が変化した際にその旨をサービス提供サーバ300に通知し、通知を受けたサービス提供サーバ300のサービス提供部310は、サブ端末100へのサービスの提供を一時的に停止し、ユーザに強制的にライセンス更新処理をさせるという手段も可能である。サービスの提供の停止とは、例えば、ストリーム再生においてサービス提供サーバ300のコンテンツデータへのアクセスを一時的にブロックすることである。この場合、サービス提供サーバ300から開始するユーザ端末100との通信を実現する必要がないが、断続的にサービス提供サーバ300へのアクセスが発生するサービスである必要があり、断続的なサーバへのアクセスが発生しない、ユーザ端末100に保存されたコンテンツを再生するためのライセンス認証のようなサービスについてはこの手法以外の形態が望ましいと考えられる。
また、サブライセンスの発行時に、ライセンス権限制御部412が、サブライセンスが発行されたユーザ端末にて同期再生が開始されたことを、関連ライセンス(メインライセンス)が発行されているユーザ端末100に通知することを説明したが、通知はサブライセンスの発行時でなくともよい。すなわち、メインライセンスにも有効期限を設定しておき、有効期限に達するたびにメインライセンスが発行されているユーザ端末100が、関連ライセンス(サブライセンス)が発行されているユーザ端末(あるいはそのユーザ端末のユーザ)のうちどのユーザ端末(ユーザ)が再生するコンテンツを変更したか、をライセンスサーバ400に問い合わせるようにしてもよい。
ユーザ端末がサービス提供部310から暗号化されたコンテンツデータを取得するタイミングは、復号鍵を取得するタイミングと同じタイミングでなくともよい。特に、リアルタイム放送ではないVODサービスにおいては、どのタイミングでコンテンツデータの取得を開始してもよい。また、ユーザ端末が読み出し可能なUSBメモリやSDカードなどの物理デバイス(記憶部)に予め記録しておいてもいい。また、ストリーミング配信によってコンテンツデータを受信してもよい。
なお、各実施形態ではユーザ端末100がメインライセンスおよびサブライセンスで可能な動作の一例としてコンテンツの再生を例に挙げて説明したが、再生するコンテンツは音楽コンテンツであっても映像コンテンツであってもよく、また、コンテンツはサービス提供サーバ300からダウンロード販売されるコンテンツであってもストリーミング配信されるコンテンツであっても構わない。
また、各実施形態では、メインライセンスは全コンテンツを再生可能なライセンスであり、サブライセンスはメインライセンスが発行されているユーザ端末で再生中のコンテンツのみ再生可能なライセンスであるものとして説明したが、連続ドラマなど同一タイトルでN個(N話)のコンテンツが存在する場合には、サブライセンスはメインライセンスが発行されているユーザ端末で再生中のコンテンツと同一タイトルのコンテンツのみを再生可能なライセンスであるものとしてもよい。
また、ライセンスサーバ400、400’は、ユーザ端末で再生中のコンテンツと同一タイトルのコンテンツのみを再生可能なライセンスとユーザ端末で再生中のコンテンツのみを再生可能なライセンスと、のように、可能な動作の範囲が異なる複数種類のサブライセンスを備えてもよく、複数種類のサブライセンスが発行可能な場合に、可能な動作の範囲が狭いサブライセンスを優先的にサブライセンスの発行を要求したユーザ端末に発行するようにしてもよい。また、複数種類のサブライセンスのうち発行を希望するサブライセンスを、サブライセンスの発行を要求したユーザ端末のユーザに選択させるようにしてもよい。
さらに、メインライセンスおよびサブライセンスで可能なユーザ端末の動作は、コンテンツの再生に限らず、メインライセンスでは全ての通話先に通話可能であり、サブライセンスでは一部の通話先にのみ通話可能であるようなVoIP通信のように他の動作であってもよい。すなわち、メインライセンスで可能な動作の範囲にサブライセンスで可能な動作の範囲が包含されるようなものであれば、本発明はコンテンツ配信サービスに限らずいかなるサービスにも適用することができる。
(プログラムおよび記録媒体)
最後に、ユーザ端末100、サービス提供サーバ300、ライセンスサーバ400が備える各部は、ハードウェアロジックによって構成してもよいが、ライセンスサーバ400のライセンス動的制御部410、ライセンス発行更新部420、サービス提供サーバ300のサービス提供部310、ユーザ端末100のコンテンツ再生部110、ライセンス制御部120の各機能は、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、ユーザ端末100、サービス提供サーバ300、ライセンスサーバ400は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、前記プログラムを格納したROM(read only memory)、前記プログラムを展開するRAM(random access memory)、前記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるユーザ端末100、サービス提供サーバ300、ライセンスサーバ400の各制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、ユーザ端末100、サービス提供サーバ300、ライセンスサーバ400に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、ユーザ端末100、サービス提供サーバ300、ライセンスサーバ400を通信ネットワークと接続可能に構成し、前記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、第3.9世代以降の携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、前記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、有料コンテンツ配信サービスなど、ネットワークを通じて提供される様々なサービスに適用可能である。
100 ユーザ端末
110 コンテンツ再生部
120 ライセンス制御部
121 ライセンス取得部
122 ライセンス更新部
300 サービス提供サーバ
310 サービス提供部
320 サービスコンテンツテーブル
330 ユーザアカウントテーブル
400 ライセンスサーバ(動作制御装置)
400’ ライセンスサーバ(動作制御装置)
410 ライセンス動的制御部
411 サービス利用状況変化検出部(検出手段)
412 ライセンス権限制御部(判定手段)
420 ライセンス発行更新部(動作制御手段)
430 ライセンステーブル格納部
440 ライセンス発行部
500 メイン端末
540 サブライセンス発行更新部
550 取得ライセンステーブル格納部
600 サブ端末

Claims (18)

  1. 第1の端末に対して規定の範囲内の全動作を行うことを可能にするとともに、上記第1の端末とは異なる第2の端末に対して上記全動作のうち一部の範囲の動作を行うことを可能にするライセンスに基づいて、上記第1の端末および上記第2の端末を制御する動作制御装置において、
    上記第1の端末が上記ライセンスの下で行う上記規定の範囲内の動作を変更したことを検出する検出手段と、
    上記検出手段が検出した変更後の上記動作の種類に応じて、上記第2の端末が上記ライセンスの下で行うことが可能な動作の範囲を変更する動作制御手段とを備え、
    上記第1の端末が上記規定の範囲内の動作の変更後に上記規定の範囲内のいかなる動作も行わないことを上記検出手段が検出した場合に、上記動作制御手段は、上記第2の端末が上記規定の範囲内の全動作を行うことが可能になるように上記第2の端末の動作を制御することを特徴とする動作制御装置。
  2. 上記規定の範囲内の全動作には、コンテンツ配信サーバが配信する第1のコンテンツを再生する動作および第2のコンテンツを再生する動作が含まれており、
    上記第1の端末が上記規定の範囲内の動作の変更後に上記規定の範囲内のいかなる動作も行わないことを上記検出手段が検出した場合に、上記動作制御手段は、上記第2の端末が上記第1のコンテンツおよび上記第2のコンテンツのいずれも再生できるように上記第2の端末を制御することを特徴とする請求項1に記載の動作制御装置。
  3. 第1の端末に対して規定の範囲内の全動作を行うことを可能にするとともに、上記第1の端末とは異なる第2の端末に対して上記全動作のうち一部の範囲の動作を行うことを可能にするライセンスに基づいて、上記第1の端末および上記第2の端末を制御する動作制御装置において、
    上記第1の端末が上記ライセンスの下で行う上記規定の範囲内の動作を変更したことを検出する検出手段と、
    上記検出手段が検出した変更後の上記動作の種類に応じて、上記第2の端末が上記ライセンスの下で行うことが可能な動作の範囲を変更する動作制御手段とを備え、
    上記第1の端末が上記規定の範囲内のいずれかの動作を終了したことを上記検出手段が検出した場合に、上記動作制御手段は、上記第2の端末が行っている上記一部の範囲の動作を終了させ、
    上記規定の範囲内の全動作には、コンテンツ配信サーバが配信する第1のコンテンツを再生する動作および第2のコンテンツを再生する動作が含まれており、
    上記一部の範囲の動作には、上記第1の端末が再生しているコンテンツを再生する動作が含まれており、
    上記第1の端末が上記第1のコンテンツを再生する動作を終了したことを上記検出手段が検出した場合に、上記動作制御手段は、上記第2の端末が上記第1のコンテンツを再生する動作を終了させ、
    上記検出手段が検出した上記変更後の動作が上記第2のコンテンツを再生する動作である場合に、上記動作制御手段は、上記第2の端末に上記第2のコンテンツを再生させ、
    上記第2の端末は、通常再生およびトリック再生によりコンテンツを再生可能な端末であり、
    上記検出手段が検出した上記変更後の動作が上記第2のコンテンツを再生する動作である場合に、上記動作制御手段は、上記第2の端末に上記第1のコンテンツを通常再生により最後まで再生させてから上記第2のコンテンツを再生させることを特徴とする動作制御装置。
  4. 上記動作制御手段は、上記第2の端末が上記第2のコンテンツを再生することにより出力部から出力中の情報と上記第1の端末が上記第2のコンテンツを再生することにより出力部から出力中の情報とが同一になるように、上記第2の端末の動作を制御することを特徴とする請求項3に記載の動作制御装置。
  5. 上記動作制御手段は、上記第2の端末が出力中の上記情報と上記第1の端末が出力部から出力中の上記情報とが常に同一になるように、上記第2の端末の動作を制御することを特徴とする請求項4に記載の動作制御装置。
  6. 上記第2の端末が出力中の上記情報の上記第2のコンテンツに占める位置が上記第1の端末が出力中の上記情報の上記第2のコンテンツに占める位置よりも上記第2のコンテンツの先頭に近いときは、上記動作制御手段は、上記第2の端末に上記第1の端末より高速に上記第2のコンテンツを再生させるよう制御することを特徴とする請求項4に記載の動作制御装置。
  7. 第1の端末に対して規定の範囲内の全動作を行うことを可能にするとともに、上記第1の端末とは異なる第2の端末に対して上記全動作のうち一部の範囲の動作を行うことを可能にするライセンスに基づいて、上記第1の端末および上記第2の端末を制御する動作制御装置において、
    上記第1の端末が上記ライセンスの下で行う上記規定の範囲内の動作を変更したことを検出する検出手段と、
    上記検出手段が検出した変更後の上記動作の種類に応じて、上記第2の端末が上記ライセンスの下で行うことが可能な動作の範囲を変更する動作制御手段とを備え、
    上記第1の端末が上記規定の範囲内のいずれかの動作を終了したことを上記検出手段が検出した場合に、上記動作制御手段は、上記第2の端末が行っている上記一部の範囲の動作を終了させ、
    上記規定の範囲内の全動作には、コンテンツ配信サーバが配信する第1のコンテンツを再生する動作および第2のコンテンツを再生する動作が含まれており、
    上記一部の範囲の動作には、上記第1の端末が再生しているコンテンツを再生する動作が含まれており、
    上記第1の端末が上記第1のコンテンツを再生する動作を終了したことを上記検出手段が検出した場合に、上記動作制御手段は、上記第2の端末が上記第1のコンテンツを再生する動作を終了させ、
    上記検出手段が検出した上記変更後の動作が上記第2のコンテンツを再生する動作である場合に、上記動作制御手段は、上記第2の端末に上記第2のコンテンツを再生させ、
    上記動作制御手段は、上記第2の端末が上記第2のコンテンツを再生することにより出力部から出力中の情報と上記第1の端末が上記第2のコンテンツを再生することにより出力部から出力中の情報とが同一になるように、上記第2の端末の動作を制御し、
    上記第2の端末が出力中の上記情報の上記第2のコンテンツに占める位置が上記第1の端末が出力中の上記情報の上記第2のコンテンツに占める位置よりも上記第2のコンテンツの先頭に近いときは、上記動作制御手段は、上記第2の端末に上記第1の端末より高速に上記第2のコンテンツを再生させるよう制御することを特徴とする動作制御装置。
  8. 第1の端末に対して規定の範囲内の全動作を行うことを可能にするとともに、上記第1の端末とは異なる第2の端末に対して上記全動作のうち一部の範囲の動作を行うことを可能にするライセンスに基づいて、上記第1の端末および上記第2の端末を制御する動作制御装置において、
    上記第1の端末が上記ライセンスの下で行う上記規定の範囲内の動作を変更したことを検出する検出手段と、
    上記検出手段が検出した変更後の上記動作の種類に応じて、上記第2の端末が上記ライセンスの下で行うことが可能な動作の範囲を変更する動作制御手段とを備え、
    上記第2の端末は、通常再生およびトリック再生によりコンテンツを再生可能な端末であり、
    上記検出手段が検出した上記変更後の動作が第2のコンテンツを再生する動作である場合、上記動作制御手段は、上記第2の端末に対し、当該第2の端末にて再生中の第1のコンテンツを通常再生によって最後まで再生させてから上記第2のコンテンツを再生させることを特徴とする動作制御装置。
  9. 第1の端末に対して規定の範囲内の全動作を行うことを可能にするとともに、上記第1の端末とは異なる第2の端末に対して上記全動作のうち一部の範囲の動作を行うことを可能にするライセンスに基づいて、上記第1の端末および上記第2の端末を制御する動作制御装置において、
    上記第1の端末が上記ライセンスの下で行う上記規定の範囲内の動作を変更したことを検出する検出手段と、
    上記検出手段が検出した変更後の上記動作の種類に応じて、上記第2の端末が上記ライセンスの下で行うことが可能な動作の範囲を変更する動作制御手段とを備え、
    上記検出手段が検出した上記変更後の動作が第2のコンテンツを再生する動作である場合に、上記動作制御手段は、上記第2の端末に上記第2のコンテンツを再生させ、
    上記動作制御手段は、上記第2の端末が上記第2のコンテンツを再生することにより出力部から出力中の情報と上記第1の端末が上記第2のコンテンツを再生することにより出力部から出力中の情報とが同一になるように、上記第2の端末の動作を制御し、
    上記第2の端末が出力中の上記情報の上記第2のコンテンツに占める位置が上記第1の端末が出力中の上記情報の上記第2のコンテンツに占める位置よりも上記第2のコンテンツの先頭に近いときは、上記動作制御手段は、上記第2の端末に上記第1の端末より高速に上記第2のコンテンツを再生させるよう制御することを特徴とする動作制御装置。
  10. 上記第1の端末と上記第2の端末とが同一ネットワーク内に存在するか否かを判定する判定手段を備え、上記判定手段が否と判定した場合には同一ネットワーク内に存在すると判定した場合よりも、上記第2の端末が行うことが可能な動作の範囲を制限することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の動作制御装置。
  11. 上記第1の端末から上記第2の端末への通信に要する時間が一定以上であるか否かを判定する判定手段を備え、上記判定手段が一定以上であると判定した場合には否と判定した場合よりも、上記第2の端末が行うことが可能な動作の範囲を制限することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の動作制御装置。
  12. 上記動作制御装置は、上記ライセンスを登録するライセンス提供装置、コンテンツを配信するコンテンツ配信サーバ、および上記第1の端末のいずれかであることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の動作制御装置。
  13. コンテンツを配信するコンテンツ配信サーバと、請求項1から12のいずれか1項に記載の動作制御装置として動作するライセンス提供装置であって上記ライセンスを登録するライセンス提供装置と、を含むライセンス提供システム。
  14. 請求項1から12のいずれか1項に記載の動作制御装置を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるためのプログラム。
  15. 請求項14に記載のプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 第1の端末に対して規定の範囲内の全動作を行うことを可能にするとともに、上記第1の端末とは異なる第2の端末に対して上記全動作のうち一部の範囲の動作を行うことを可能にするライセンスに基づいて、上記第1の端末および上記第2の端末を制御する動作制御装置の動作制御方法において、
    上記第1の端末が上記ライセンスの下で行う上記規定の範囲内の動作を変更したことを検出する検出工程と、
    上記検出工程にて検出した変更後の上記動作の種類に応じて、上記第2の端末が上記ライセンスの下で行うことが可能な動作の範囲を変更する動作制御工程とを含み、
    上記第1の端末が上記規定の範囲内の動作の変更後に上記規定の範囲内のいかなる動作も行わないことが上記検出工程にて検出された場合、上記動作制御工程では、上記第2の端末が上記規定の範囲内の全動作を行うことが可能になるように上記第2の端末の動作を制御するようになっていることを特徴とする動作制御方法。
  17. 第1の端末に対して規定の範囲内の全動作を行うことを可能にするとともに、上記第1の端末とは異なる第2の端末に対して上記全動作のうち一部の範囲の動作を行うことを可能にするライセンスに基づいて、上記第1の端末および上記第2の端末を制御する動作制御装置の動作制御方法において、
    上記第1の端末が上記ライセンスの下で行う上記規定の範囲内の動作を変更したことを検出する検出工程と、
    上記検出工程にて検出した変更後の上記動作の種類に応じて、上記第2の端末が上記ライセンスの下で行うことが可能な動作の範囲を変更する動作制御工程とを含み、
    上記第2の端末は、通常再生およびトリック再生によりコンテンツを再生可能な端末であり、
    上記検出工程にて検出した上記変更後の動作が第2のコンテンツを再生する動作である場合、上記動作制御工程では、上記第2の端末に対し、当該第2の端末にて再生中の第1のコンテンツを通常再生によって最後まで再生させてから上記第2のコンテンツを再生させるようになっていることを特徴とする動作制御方法。
  18. 第1の端末に対して規定の範囲内の全動作を行うことを可能にするとともに、上記第1の端末とは異なる第2の端末に対して上記全動作のうち一部の範囲の動作を行うことを可能にするライセンスに基づいて、上記第1の端末および上記第2の端末を制御する動作制御装置の動作制御方法において、
    上記第1の端末が上記ライセンスの下で行う上記規定の範囲内の動作を変更したことを検出する検出工程と、
    上記検出工程にて検出した変更後の上記動作の種類に応じて、上記第2の端末が上記ライセンスの下で行うことが可能な動作の範囲を変更する動作制御工程とを含み、
    上記検出工程にて検出した上記変更後の動作が第2のコンテンツを再生する動作である場合に、上記動作制御工程では、上記第2の端末に上記第2のコンテンツを再生させ、
    上記動作制御工程では、上記第2の端末が上記第2のコンテンツを再生することにより出力部から出力中の情報と上記第1の端末が上記第2のコンテンツを再生することにより出力部から出力中の情報とが同一になるように、上記第2の端末の動作を制御し、
    上記第2の端末が出力中の上記情報の上記第2のコンテンツに占める位置が上記第1の端末が出力中の上記情報の上記第2のコンテンツに占める位置よりも上記第2のコンテンツの先頭に近いときは、上記動作制御工程では、上記第2の端末に上記第1の端末より高速に上記第2のコンテンツを再生させるよう制御するようになっていることを特徴とする動作制御方法。
JP2009299204A 2009-12-29 2009-12-29 動作制御装置、動作制御方法、ライセンス提供システム、動作制御プログラム、および記録媒体 Expired - Fee Related JP4764943B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009299204A JP4764943B2 (ja) 2009-12-29 2009-12-29 動作制御装置、動作制御方法、ライセンス提供システム、動作制御プログラム、および記録媒体
PCT/JP2010/070465 WO2011080971A1 (ja) 2009-12-29 2010-11-17 動作制御装置、動作制御方法、ライセンス提供システム、動作制御プログラム、および記録媒体
CN2010800554144A CN102667801A (zh) 2009-12-29 2010-11-17 动作控制装置、动作控制方法、许可提供系统、动作控制程序及记录介质
US13/513,931 US20120246744A1 (en) 2009-12-29 2010-11-17 Operation control device, operation control method, license provision system, operation control program, and recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009299204A JP4764943B2 (ja) 2009-12-29 2009-12-29 動作制御装置、動作制御方法、ライセンス提供システム、動作制御プログラム、および記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011138434A JP2011138434A (ja) 2011-07-14
JP4764943B2 true JP4764943B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=44226391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009299204A Expired - Fee Related JP4764943B2 (ja) 2009-12-29 2009-12-29 動作制御装置、動作制御方法、ライセンス提供システム、動作制御プログラム、および記録媒体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20120246744A1 (ja)
JP (1) JP4764943B2 (ja)
CN (1) CN102667801A (ja)
WO (1) WO2011080971A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8959605B2 (en) * 2011-12-14 2015-02-17 Apple Inc. System and method for asset lease management
US9165332B2 (en) 2012-01-27 2015-10-20 Microsoft Technology Licensing, Llc Application licensing using multiple forms of licensing
WO2013179654A1 (ja) * 2012-05-31 2013-12-05 パナソニック株式会社 画像閲覧システム、受信側携帯端末、画像サーバ、および画像閲覧方法
WO2015174172A1 (ja) * 2014-05-13 2015-11-19 シャープ株式会社 制御装置およびメッセージ出力制御システム
CN105656984A (zh) * 2015-10-22 2016-06-08 乐视致新电子科技(天津)有限公司 多设备间会员权益同步的方法、设备、服务器及系统
US11558753B2 (en) * 2019-12-10 2023-01-17 Arbinder PABLA System and method for spectrum sublicensing
WO2021250867A1 (ja) * 2020-06-11 2021-12-16 日本電気株式会社 コンピュータ可読媒体、ユーザ装置、アクセス制御方法、及びアクセス制御システム
JP7458436B2 (ja) 2022-04-08 2024-03-29 株式会社日立製作所 ソフトウェアのライセンスを管理するシステム及び方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4196240B2 (ja) * 1999-08-31 2008-12-17 ソニー株式会社 再生制限機能付き再生装置、再生制限方法及び再生制限プログラム
US7203966B2 (en) * 2001-06-27 2007-04-10 Microsoft Corporation Enforcement architecture and method for digital rights management system for roaming a license to a plurality of user devices
JP2004280634A (ja) * 2003-03-18 2004-10-07 Sony Corp 情報処理システム、情報処理方法および方法、記録媒体、並びにプログラム
WO2005033892A2 (en) * 2003-10-03 2005-04-14 Sony Electronics, Inc. Rendering rights delegation system and method
US7620362B2 (en) * 2003-12-04 2009-11-17 International Business Machines Corporation Controlling access to wirelessly broadcast electronic works during playback
JP4734257B2 (ja) * 2003-12-04 2011-07-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 接続リンクされた権利保護
JP4501063B2 (ja) * 2004-07-27 2010-07-14 ソニー株式会社 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
US7882530B2 (en) * 2004-11-23 2011-02-01 Palo Alto Research Center Incorporated Method, apparatus, and program products for socially synchronizing an experiential data stream
US7971261B2 (en) * 2007-06-12 2011-06-28 Microsoft Corporation Domain management for digital media
JP2009093361A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Canon Inc 分散処理のための制御装置及び制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20120246744A1 (en) 2012-09-27
CN102667801A (zh) 2012-09-12
WO2011080971A1 (ja) 2011-07-07
JP2011138434A (ja) 2011-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4764943B2 (ja) 動作制御装置、動作制御方法、ライセンス提供システム、動作制御プログラム、および記録媒体
US9980005B2 (en) System and/or method for distributing media content
US9438966B2 (en) System and/or method for distributing media content and providing an option to maintain an advertising experience
US8190683B2 (en) Synchronizing multiple user remote content playback
US20150334465A1 (en) Peer to Peer Broadcast Acquisition
US20130347044A1 (en) Method and apparatus for the seamless playback of content
US8826324B2 (en) Server apparatus, trick reproduction restriction method, and reception apparatus
KR20100103337A (ko) 컨텐츠 공유 서비스 제공 방법 및 그 장치
US8768841B2 (en) Information processing system, information processing apparatus, method and program
JP2006080901A (ja) コンテンツ遠隔視聴システム、コンテンツ遠隔視聴用サーバ装置、コンテンツ遠隔視聴用記録再生装置、及びコンテンツ遠隔視聴方法、並びにコンピュータプログラム
KR20080095237A (ko) 다수의 디바이스를 갖는 대화형 매체 안내 시스템
WO2013174266A1 (zh) 一种iptv服务器和录制内容的播放方法
KR20100023815A (ko) 콘텐츠 다운로드 시스템 및 콘텐츠 다운로드 방법, 콘텐츠 공급장치 및 콘텐츠 공급방법, 콘텐츠 수신장치 및 콘텐츠 수신방법과 프로그램
JP2007034895A (ja) 情報管理装置、情報管理方法、及び情報管理システム
JP6775525B2 (ja) 情報端末
US20050278369A1 (en) Information processing system, information processing apparatus, method and program
JP2009217370A (ja) コンテンツ視聴端末およびそのプログラム、ならびに、コンテンツ視聴権利移譲方法
CN110390186B (zh) 提供内容串流服务并管理用户数据统计的方法及记录媒体
JP6337193B1 (ja) サーバおよびプログラム
JP4543881B2 (ja) コンテンツ再生方法、再生プログラム、および再生装置
JP2003189276A (ja) 途中再生可能なストリーミング情報配信システム
JP2009048508A (ja) コンテンツ配信システムおよび受像装置
JP2009055126A (ja) コンテンツ配信システム、配信サーバ、受信端末及びコンピュータプログラム
TW200833105A (en) A system and method for recording television and/or radio programmes via the internet
JP2005235170A (ja) 注文型マルチメディア・コンテンツ提供システムおよびその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110420

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110613

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees