JP5035312B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
しかしながら、近年、刈取作業の更なる高能率化を目的として、7条刈または8条刈まで刈幅を拡大した営農業者向けのコンバインの商品化が要望されている。
請求項1記載の発明は、走行装置(1)を備えた機台(2)の左側の部位に脱穀装置(3)を搭載し、該機台(2)の右側の部位には穀粒貯留装置(4)を搭載し、該穀粒貯留装置(4)の前側に操縦部(5)を設け、該操縦部(5)および脱穀装置(3)の前側に刈取装置(6)を設け、該刈取装置(6)を支持する刈取支持フレーム(25)の基部を、操縦部(5)よりも左側の機台(2)の前部に設けた支持台(37)に支持し、該刈取支持フレーム(25)を前側下方へ延出させ、該刈取支持フレーム(25)の先端部に、左右方向を向く下部伝動ケース(38)の左右方向での中心位置よりも左側に偏倚した部位を連結し、該下部伝動ケース(38)の前側に、前後方向を向く8本の分草フレーム(43)を左右方向に夫々間隔をおいて配置し、該各分草フレーム(43)の間に7つの穀稈導入経路(44)を夫々形成し、該各穀稈導入経路(44)ごとに単一の引起装置(52)と掻込輪体(53)を夫々設け、該7つの掻込輪体(53)のうちの最も右側の第1掻込輪体(53a)と該第1掻込輪体(53a)の左側に隣接する第2掻込輪体(53b)を噛み合わせて連動して回転する構成とし、前記第2掻込輪体(53b)の左側に間隔をおいて配置した第3掻込輪体(53c)と該第3掻込輪体(53c)の左側に隣接する第4掻込輪体(53d)と該第4掻込輪体(53d)の左側に隣接する第5掻込輪体(53e)を夫々噛み合わせて連動して回転する構成とし、前記第5掻込輪体(53e)の左側に間隔をおいて配置した第6掻込輪体(53f)と該第6掻込輪体(53f)の左側に隣接する最も左側の第7掻込輪体(53g)を噛み合わせて連動して回転する構成としたコンバインにおいて、前記第1掻込輪体(53a)と刈取支持フレーム(25)の長手方向での中間部に設けた第1駆動スプロケット(58)を第1株元搬送チェン(59)で連動し、前記第3掻込輪体(53c)に第2株元搬送チェン(60)を連動し、前記第5掻込輪体(53e)と刈取支持フレーム(25)の先端部近傍に設けた第2駆動スプロケット(61)を第3株元搬送チェン(62)で連動し、前記第7掻込輪体(53g)と下部伝動ケース(38)の左端部から立ち上がる引起伝動軸(57)の上下方向中間部に設けた第3駆動スプロケット(63)を第4株元搬送チェン(64)で連動し、前記第2株元搬送チェン(60)の搬送終端部と第3株元搬送チェン(62)の搬送終端部を第1株元搬送チェン(59)の搬送方向での中間部と後部に夫々合流させ、該第1株元搬送チェン(59)の搬送終端部と第4株元搬送チェン(64)の搬送終端部の間に穀稈合流部(65)を形成し、該穀稈合流部(65)から後方の引継搬送装置(67)へ刈取穀稈を引き継ぐ構成とし、前記下部伝動ケース(38)の右側端部と最も右側の第1引起装置(52a)の上部を連結する支持フレーム(55)を設け、該支持フレーム(55)の上下方向中間部に、前記第1掻込輪体(53a)を回転自在に支持する第1掻込輪体支持フレーム(54a)の後端部を連結し、該第1掻込輪体支持フレーム(54a)の前部を前方外側へ屈曲させて延出させ、該第1掻込輪体支持フレーム(54a)の前端部を最も右側の分草フレーム(43)の前後方向中間部に連結し、前記下部伝動ケース(38)の右側端部と操縦部(5)の前側の機台(2)側の部位を伸縮自在なリンク(40)で連結したことを特徴とするコンバインとしたものである。
前記脱穀装置3は、扱胴や処理胴を備えた上側の扱室と、揺動選別棚と唐箕と1番移送螺旋と2番移送螺旋を備えた下側の選別室とから構成する。前記扱室の左外側には、後述する刈取装置6側の引継搬送装置の終端部から刈取穀稈を引き継いで搬送するフィードチェン28を備える。尚、この脱穀装置3の後部には、脱穀後の排藁を細かく切断して排出する排藁カッター11を設ける。
図3、図12、図14に示すように、内部に伝動軸(第1伝動軸)25aを備えた刈取支持フレーム25の基部に、刈取入力軸26を内部に備える入力伝動筒27の右側端部を直交状態に連結する。前記刈取入力軸26の左側端部に入力プーリ26aを取り付け、エンジン15によって駆動される油圧式無段変速装置(図示省略)の変速回転動力が、前記フィードチェン28の前部右側に配置した補助フィードチェン29の入力プーリ(図示省略)と、前記入力プーリ26aに分岐して入力される構成とする。
前記8本の分草フレーム43の間に形成された7つの穀稈導入経路44には、各導入経路44ごとに単一のラグ式の引起装置52と掻込輪体53を夫々設ける。この7つの掻込輪体53は、植立穀稈の株元側に作用して、この穀稈を後方へ掻き込む作用を有し、また、互いに噛み合うことによって回転運動を伝動する機能を有する。また、各掻込輪体53の上側には、ラグ式の掻込ベルトを備えたラグ式掻込装置56を夫々備えている。
即ち、図5、図7に示すように、下部伝動ケース38の右側端部と、最も右側の第1引起装置52aの上部を、支持フレーム55で連結し、この支持フレーム55の上下方向中間部に、第1掻込輪体支持フレーム54aの後端部を連結する。そして、この第1掻込輪体支持フレーム54aの前部を前方外側へ屈曲させて延出させ、該第1掻込輪体支持フレーム54aの前端部を、最も右側の分草フレーム43の前後方向中間部に連結する。そして、この第1掻込輪体支持フレーム54aの前後方向中間部に第1掻込輪体53aを縦軸中心に回転自在に軸受けして支持する。
また、図5に示すように、前記第2掻込輪体53bは、右端から3本目の分草フレーム43の後部に取り付けた掻込輪体支持フレーム54bで支持する。
また、前記第3株元搬送チェン62の搬送終端部上方には、第3中段穂先搬送装置74dと、該第3中段穂先搬送装置74dの上側の第3上段穂先搬送装置74eを配置する。
2 機台
3 脱穀装置
4 穀粒貯留装置
5 操縦部
6 刈取装置
25 刈取支持フレーム
25a 伝動軸(第1伝動軸)
25j 伝動軸(第2伝動軸)
25k ユニバーサルジョイント
25L 出力軸
37 支持台
38 下部伝動ケース
40 リンク
43 分草フレーム
44 穀稈導入経路
52 引起装置
52a 第1引起装置
53 掻込輪体
53a 第1掻込輪体
53b 第2掻込輪体
53c 第3掻込輪体
53d 第4掻込輪体
53e 第5掻込輪体
53f 第6掻込輪体
53g 第7掻込輪体
54a 第1掻込輪体支持フレーム
55 支持フレーム
57 引起伝動軸
58 第1駆動スプロケット
59 第1株元搬送チェン
60 第2株元搬送チェン
61 第2駆動スプロケット
62 第3株元搬送チェン
63 第3駆動スプロケット
64 第4株元搬送チェン
65 穀稈合流部
67 引継搬送装置
Claims (2)
- 走行装置(1)を備えた機台(2)の左側の部位に脱穀装置(3)を搭載し、該機台(2)の右側の部位には穀粒貯留装置(4)を搭載し、該穀粒貯留装置(4)の前側に操縦部(5)を設け、該操縦部(5)および脱穀装置(3)の前側に刈取装置(6)を設け、該刈取装置(6)を支持する刈取支持フレーム(25)の基部を、操縦部(5)よりも左側の機台(2)の前部に設けた支持台(37)に支持し、該刈取支持フレーム(25)を前側下方へ延出させ、該刈取支持フレーム(25)の先端部に、左右方向を向く下部伝動ケース(38)の左右方向での中心位置よりも左側に偏倚した部位を連結し、該下部伝動ケース(38)の前側に、前後方向を向く8本の分草フレーム(43)を左右方向に夫々間隔をおいて配置し、該各分草フレーム(43)の間に7つの穀稈導入経路(44)を夫々形成し、該各穀稈導入経路(44)ごとに単一の引起装置(52)と掻込輪体(53)を夫々設け、該7つの掻込輪体(53)のうちの最も右側の第1掻込輪体(53a)と該第1掻込輪体(53a)の左側に隣接する第2掻込輪体(53b)を噛み合わせて連動して回転する構成とし、前記第2掻込輪体(53b)の左側に間隔をおいて配置した第3掻込輪体(53c)と該第3掻込輪体(53c)の左側に隣接する第4掻込輪体(53d)と該第4掻込輪体(53d)の左側に隣接する第5掻込輪体(53e)を夫々噛み合わせて連動して回転する構成とし、前記第5掻込輪体(53e)の左側に間隔をおいて配置した第6掻込輪体(53f)と該第6掻込輪体(53f)の左側に隣接する最も左側の第7掻込輪体(53g)を噛み合わせて連動して回転する構成としたコンバインにおいて、前記第1掻込輪体(53a)と刈取支持フレーム(25)の長手方向での中間部に設けた第1駆動スプロケット(58)を第1株元搬送チェン(59)で連動し、前記第3掻込輪体(53c)に第2株元搬送チェン(60)を連動し、前記第5掻込輪体(53e)と刈取支持フレーム(25)の先端部近傍に設けた第2駆動スプロケット(61)を第3株元搬送チェン(62)で連動し、前記第7掻込輪体(53g)と下部伝動ケース(38)の左端部から立ち上がる引起伝動軸(57)の上下方向中間部に設けた第3駆動スプロケット(63)を第4株元搬送チェン(64)で連動し、前記第2株元搬送チェン(60)の搬送終端部と第3株元搬送チェン(62)の搬送終端部を第1株元搬送チェン(59)の搬送方向での中間部と後部に夫々合流させ、該第1株元搬送チェン(59)の搬送終端部と第4株元搬送チェン(64)の搬送終端部の間に穀稈合流部(65)を形成し、該穀稈合流部(65)から後方の引継搬送装置(67)へ刈取穀稈を引き継ぐ構成とし、前記下部伝動ケース(38)の右側端部と最も右側の第1引起装置(52a)の上部を連結する支持フレーム(55)を設け、該支持フレーム(55)の上下方向中間部に、前記第1掻込輪体(53a)を回転自在に支持する第1掻込輪体支持フレーム(54a)の後端部を連結し、該第1掻込輪体支持フレーム(54a)の前部を前方外側へ屈曲させて延出させ、該第1掻込輪体支持フレーム(54a)の前端部を最も右側の分草フレーム(43)の前後方向中間部に連結し、前記下部伝動ケース(38)の右側端部と操縦部(5)の前側の機台(2)側の部位を伸縮自在なリンク(40)で連結したことを特徴とするコンバイン。
- 前記刈取支持フレーム(25)内の第1伝動軸(25a)から連動される第2伝動軸(25j)を、刈取支持フレーム(25)の先端部近傍の部位から機体前側上方へ突出させて設け、前記第2駆動スプロケット(61)を、第2伝動軸(25j)の先端部からユニバーサルジョイント(25k)を介して連動される出力軸(25L)の先端部に取り付け、前記ユニバーサルジョイント(25k)によって出力軸(25L)の傾斜姿勢を変更して、該出力軸(25L)の先端部に取り付けた第2駆動スプロケット(61)の傾斜姿勢を前記第3株元搬送チェン(62)の軌跡に合わせた請求項1記載のコンバイン。
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