JP5035148B2 - セキュリティ機器 - Google Patents

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本発明は、セキュリティシステムのホームコントローラ等の、建物の壁面に取付けられるセキュリティ機器に関する。
家屋などの建物に設けられるセキュリティシステムにおいては、防災用、防犯用の各種のセンサやスイッチ等を建物の各部に設けると共に、それら各センサ等の全体を統括管理するホームコントローラを設けて構成される。セキュリティ機器としてのホームコントローラは、薄型箱状のロアケースと、その前面に開閉可能に設けられ前面パネルを構成するアッパケースとの間に、制御回路等を実装した回路基板を配設して構成される。そして、このホームコントローラは、建物(室内)の壁面に形成された凹部内に嵌込んだ状態に取付けられ、前記各センサ等からの信号を監視し、異常検出時に、ユーザに対する報知や、警備会社等への通報を行うようになっている。
ところで、この種のセキュリティシステムにあっては、例えば建物内に不正に侵入した賊(空き巣等)が、システムによる監視を解除させたり、セキュリティを無効化させたりするために、上記したホームコントローラのアッパケースを無理やりこじ開けようとしたり、或いは、ホームコントローラ全体を壁から取外そうとしたりする場合が想定される。そこで、従来から、この種のセキュリティ機器においては、アッパケースが不正に開放されたり、機器全体(ロアケース)が壁から不正に取外されたりすることを検知するための異常検知用のセンサを設けることが考えられている(例えば特許文献1参照)。
このとき、アッパケースの開放を検出するためのセンサと、ロアケースの壁からの取外しを検出するためのセンサとを、別個に設けることは、コスト高や配設スペースの大形化を招いてしまう。そこで、特許文献1(特に第2図)には、検知レバーを有する1個のマイクロスイッチを用いて、アッパケースの開放とロアケースの壁からの取外しとの両方の異常の検出を可能とした構成が開示されている。
即ち、このセキュリティ機器においては、アッパケース内に設けられた基板の裏面側に、1つのスイッチ(マイクロスイッチ)を配設し、その検知レバーを、ロアケースに形成された開口部から外部(壁面側)に突出させように設けている。これにより、通常の状態では、検知レバーが壁面に当接し(壁面によって相対的に押されて)、スイッチがオンしており、アッパケースが開放されたとき、並びに、ロアケースが壁から取外されたときには、検知レバーが壁面から遠ざかってスイッチがオフ(異常信号を出力)するようになっている。
特開平3−196297号公報(第2図)
上記した特許文献1に開示された構成では、1つのスイッチによって、アッパケースの開放及びロアケースの壁からの取外しの双方を検出することができるので、簡単で安価な構成で済ませることができるメリットがある一方、次の点で改善の余地が残されている。即ち、特許文献1のセキュリティ機器では、ロアケースの底面に、検知レバーが突出配置される比較的大きな開口部(穴)を設けており、その開口部の内側に電気部品であるスイッチが配設される構成となっている。そのため、例えば、子どもが悪戯で、壁とロアケースとの隙間から、細い金属棒や針金を差し込んで、開口部を通してスイッチに接触させ、故障させてしまうといった虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単で安価な構成で、アッパケースの開放及びロアケースの壁からの取外しの双方の検出を可能としながらも、子どもの悪戯等に対する安全性を高めることができるセキュリティ機器を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明のセキュリティ機器は、アッパケースの内側に異常検知用のセンサを固定的に設けると共に、ロアケース内に、前記センサにより検知される被検知部を有する可動部材を、アッパケースのロアケースに対する開閉方向であり且つロアケースの壁面の凹部に対する嵌込み取外し方向である前後方向に移動可能に設け、前記可動部材に前記ロアケースの周壁部に前後方向に延びて形成された透孔を通して外側に突出する延出端部を設け、該可動部材を、ロアケースの凹部への嵌合状態で、その延出端部が壁面及びロアケースによって固定されることにより該ロアケース内の所定位置に配置されるように構成すると共に、ロアケースが凹部からの取外し方向に移動された際に、該ロアケースに対して相対的に後方に移動するように構成し、前記異常検知用のセンサを、通常時に前記可動部材の被検知部を検知すると共に、前記アッパケースがロアケースに対して開放方向に移動したときに、該センサが前記所定位置の可動部材に対して前方に移動することによって前記被検知部の離間を検知し、前記ロアケースが前記凹部からの取外し方向に移動したときに、前記可動部材がロアケースに対して相対的に後方に移動することによって前記被検知部の離間を検知するように構成したところに特徴を有する(請求項1の発明)。
これによれば、1つの異常検知用のセンサにより、アッパケースの開放及びロアケースの壁からの取外しの双方の検出が可能となり、2つのセンサを設ける場合と比べて、簡単で安価な構成で済ませることができる。そして、可動部材の延出端部がロアケースに対して前後方向に移動するために、ロアケースの周壁部に前後方向に延びる透光が設けられるが、この透孔は延出端部の移動を許容するだけの比較的小さいもので済み、外部に露出するのは可動部材だけとなるので、子どもの悪戯等によってセンサが故障する可能性が減少する。
本発明においては、上記ロアケースを、その先端開口部の周囲に壁面の凹部の周囲部前面に配置されるフランジ部を有すると共に、そのフランジ部の外周端部に可動部材の延出端部の厚みと同等以上の寸法で該壁面側に折曲げられた折返し部を設けて構成し、前記凹部に対する取付け状態では、可動部材の延出端部が前記折返し部の内側に配置されるようにすることができる(請求項2の発明)。これによれば、可動部材の延出端部や透孔がフランジ部の裏面側に位置して外部から隠されるので、可動部材が外部から不正に操作される等の不具合を未然に防止することができ、より効果的となる。
尚、前記異常検知用のセンサとしては、透過型の光センサ(フォトインタラプタ)、反射型の光センサ、磁気を利用した近接センサ、機械的なマイクロスイッチなど各種のものを採用することができる。また、本発明においては、配線等に支障がない限り、可動部材側に異常検知用のセンサを設けると共に、アッパケースの内側に被検知部を設けても良く、上記と同様の作用・効果を得ることができる。
以下、本発明を具体化した一実施例について、図面を参照しながら説明する。尚、本実施例に係るセキュリティ機器1は、図2に示すように、建物の室内の壁面Wに設けられた凹部Pに嵌込んだ状態に取付けられるものであり、以下の説明において、前後、左右、上下の方向をいう場合には、その壁面Wに向かって見た状態(図3(a)参照)を正面として述べることとする。従って、矢印A方向(図2(b)参照)が前方、それとは反対の矢印B方向(図2(c)参照)が後方(背面側)となる。
図1〜図3に示すように、本実施例のセキュリティ機器(例えばセキュリティシステムのホームコントローラ)1は、共に合成樹脂製のロアケース2と、このロアケース2の前面開口部を開閉可能に覆うアッパケース3とを結合して構成される本体ケース内に、図示はしないが、セキュリティ機能を実現する必要な電子部品(制御回路など)が実装された電子回路基板等を組込んで構成されている。
そのうちロアケース2は、図4にも示す(図4では前面側を上向きにして示す)ように、四角形の後端(基端)面部とその周囲(四辺)に立上がる周壁部とを有し、前面(先端面)が開口する前後に薄型の矩形箱状に構成されている。さらに、このロアケース2には、その前面開口部の周囲(四辺全周)に、前記壁面Wの凹部Pの周囲部前面に配置されるフランジ部4が一体に設けられていると共に、そのフランジ部4の外周端部に該壁面W側(後方)に折曲げられた折返し部4aが一体に設けられている。この折返し部4aの前後方向寸法a(図1(b)参照)は、後述する可動部材7の延出端部7a、7bの厚み寸法bと同等又は若干大きくなるように構成されている。
前記アッパケース3は、図1〜図3に示すように、前記ロアケース2のフランジ部4の外形に対応した大きさの、後面側が開放した前後に薄型の矩形箱状をなしている。また、詳しく図示はしないが、このアッパケース3の前面は操作パネルとなっており、ユーザにより操作されるスイッチ(キー)や、ランプ等の表示部、更には音声報知用のスピーカ等が配設されている。このアッパケース3は、その後端面部が、前記フランジ部4の前面の外周端部に当接するようにして、ロアケース2に対して取付けられ、ロアケース2の前面開口部を開閉可能に覆うようになっている。このとき、通常時には、アッパケース3はロアケース2に対して開放不能にロックされ、例えば警備会社のサービスマンが専用キーを用いることによって、アッパケース3を開放させることができるようになっている。
このセキュリティ機器1は、図2(a)に示すように、建物の壁面Wにロアケース2に対応した大きさに形成された凹部P内に、ロアケース2の基端面部を後方奥側にして嵌込んだ状態とされる。このとき、上記のように、ロアケース2のフランジ部4が、壁面Wの凹部Pの周囲部前面に配置されるようになっている。セキュリティ機器1(ロアケース2)は、この状態で、壁面Wに対し複数個所でのねじ止め等の容易に外れない方法で固定されるようになっている。
さて、セキュリティシステムにあっては、例えば建物内に不正に侵入した賊(空き巣等)が、システムによる監視を解除させたり、セキュリティを無効化させたりするために、上記したセキュリティ機器1のアッパケース3を無理やりこじ開けようとしたり、或いは、セキュリティ機器1全体を壁面Wから取外そうとしたりする場合が想定される。そこで、本実施例のセキュリティ機器1では、アッパケース3がロアケース2から不正に開放されたり、セキュリティ機器1全体(ロアケース2)が壁面W(凹部P)から不正に取外されたりすることを検知するための異常検知手段が、以下のように組込まれている。
即ち、図1(a)及び図2に示すように、本実施例では、前記異常検知手段は、前記アッパケース3の内側に異常検知用のセンサ5を固定的に設けると共に、ロアケース2側に前記センサ5により検知される被検知部6を有する可動部材7を設けて構成される。この場合、前記センサ5は、例えばコ字型のホルダに発光素子と受光素子とを対向配置して構成された透過型の光センサ(フォトインタラプタ)からなり、凹所5aに侵入した物体が光路を遮ることに基づいて物体の有無を検出するようになっている。
このセンサ5は、アッパケース3の裏面(内面)の中央部に位置して、光路(光軸)方向を上下方向とし、且つ、凹所5aを後方に開放させた状態で、直接又は図示しない回路基板を介して配設されている。図示はしないが、このセンサ5は、制御回路により通電制御(例えば1秒間に数10msecの間欠通電)されると共に、その信号(物体の有無の検出信号)が制御回路に入力されるようになっている。
前記可動部材7は、図4にも示すように、上下方向に長く前後方向に薄い細幅薄板状をなし、その上下方向中央部の前面に、前方に水平に突出する薄板状の被検知部6を一体的に有している。図3にも一部示すように、この可動部材7は、その上下両端部が、前記ロアケース2の周壁部(上壁部及び下壁部)に形成された透孔2a、2bを貫通して、上下外側に夫々若干長さだけ突出しており、それら上下の突出部分が夫々延出端部7a,7bとされている。
このとき、前記透孔2a、2bは、ロアケース2の上壁部及び下壁部の夫々左右方向中央部の前端側部分に位置して、前後方向に延びて形成されている。可動部材7は、ロアケース2に対し、延出端部7a,7bが透孔2a、2b内を移動できる範囲内で、アッパケース3のロアケース2に対する開閉方向であり且つロアケース2の壁面Wの凹部Pに対する嵌込み取外し方向である前後方向に自由に移動できるように支持されている。
この可動部材7は、ロアケース2(セキュリティ機器1)が前記壁面Wの凹部Pに対して嵌合取付けされた状態では、図2(a)、(b)に示すように、前記延出端部7a,7bが透孔2a、2b内の前端に位置していると共に壁面Wとフランジ部4との間に挟まれた状態になり、ロアケース2に対して固定されるようになる。このロアケース2に対する可動部材7の位置を所定位置と称する。
またこのとき、図1(b)に示すように、前記ロアケース2のフランジ部4の折返し部4aの折り返し寸法aが、延出端部7a、7b(可動部材7)の厚み寸法bと同等以上とされており、ロアケース2の凹部Pに対する取付け状態では、延出端部7a、7bがフランジ部4の裏面側の折返し部4aの内側に配置され、外部から隠された状態とされるようになっている。
そして、この可動部材7の所定位置においては、アッパケース3がロアケース2に対して正規の状態で結合(閉塞)されている場合、つまり通常時(正常時)には、図2(a)に示すように、センサ5の凹所5a内に、可動部材7の被検知部6が差込まれた状態とされ光路を遮断するようになっている。
これに対し、アッパケース3がロアケース2に対して開放方向(前方である矢印A方向)に移動したときに、図2(b)に示すように、前記センサ5が前記所定位置の可動部材7に対して前方に移動するので、被検知部6が凹部5aから相対的に後方に離間し、光を透過させる位置まで被検知部6が相対移動した時点で、センサ5により異常が検知されるのである。この場合、センサ5と被検知部6との位置関係は、アッパケース3が通常状態から矢印A方向に例えば5〜15mmの範囲移動した時点で、異常(光の透過)を検知できるように構成されている。
さらに、前記可動部材7は、図2(c)に示すように、ロアケース2(セキュリティ機器1)が凹部Pからの取外し方向(前方である矢印A方向)に移動された際に、該ロアケース2(透孔2a,2b)に対して相対的に後方(矢印B方向)に移動するように構成されている。この場合も、可動部材7がロアケース2に対して相対的に後方に移動することによって、被検知部6がセンサ5から相対的に後方に移動するので、センサ5により異常が検知されるのである。
尚、前記センサ5(制御回路)により異常が検知された場合には、セキュリティ機器1(制御回路)は、警報音の発生やランプ表示等によってその旨の報知を行うと共に、警備会社或いは警察への通報を行うようになっている。この場合、例えば警備会社のサービスマンがメンテナンス等のためにアッパケース3を開放させたり、ロアケース2(セキュリティ機器1全体)を凹部Pから取外したりする場合には、センサ5による異常検知(通報)を無効化することができることは勿論である。
次に、上記構成の作用・効果について述べる。上述のように、セキュリティ機器1の壁面Wに対する設置状態では、図2(a)に示すように、可動部材7の延出端部7a,7bが壁面Wとフランジ部4との間に挟まれ、可動部材7が所定位置にある状態となる。従って、通常時には、センサ5の凹所5a内に、可動部材7の被検知部6が差込まれた状態とされて光路を遮断しており、以て、センサ5により正常状態が検出される。
これに対し、上記したように例えば建物内に不正に侵入した賊(空き巣等)が、セキュリティ機器1のアッパケース3を無理やりこじ開けようとしたり、或いは、セキュリティ機器1全体を壁面Wから取外そうとしたりする場合がある。今、アッパケース3が、矢印A方向に引張られ、無理やりこじ開けられた場合には、図2(b)に示すように、アッパケース3側に固着されているセンサ5が、前記所定位置の可動部材7に対して前方に移動するので、被検知部6が凹部5aから相対的に後方に離間し、以て、センサ5により異常が検知されるのである。センサ5により異常検知がなされると、上記のように、警報の発生や管理会社等への通報が行われる。
また、セキュリティ機器1全体が、壁面W(凹部P)から矢印A方向に引張られて取外されようとした場合には、図2(c)に示すように、前記可動部材7が、ロアケース2(透孔2a,2b)に対して相対的に後方(矢印B方向)に移動する。これにより、可動部材7の被検知部6がセンサ5から相対的に後方に移動するので、センサ5により異常が検知されるのである。この場合も、同様に警報の発生や管理会社等への通報が行われる。
このように、本実施例の構成では、1つの異常検知用のセンサ5により、アッパケース3の開放及びロアケース2の壁面Wからの取外しの2種類の異常を検出することが可能となり、2つのセンサを設ける場合と比べて、簡単で安価な構成で済ませることができるのである。
そして、本実施例では、可動部材7を介してセンサ5を動作させる構成としたので、ロアケースに形成された開口部内にマイクロスイッチ等を配設するようにした従来のものと異なり、ロアケース2に設けられる透孔2a,2bは可動部材7の延出端部7a,7bの前後方向の移動を許容するだけの比較的小さいもので済み、外部に露出するのは可動部材7だけとなるので、子どもの悪戯等によってセンサ5が故障する可能性が減少する。
また、特に本実施例では、可動部材7の延出端部7a,7bが、ロアケース2のフランジ部4の裏面側に位置され、外部から隠される構成としたので、可動部材7が外部から不正に操作される等の不具合を未然に防止することができるものである。
尚、上記実施例では、セキュリティ機器1全体が壁面Wから取外された際に、可動部材7をロアケース2に対して相対的に後方(矢印B方向)に強制移動させるための手段を特に設けることはしなかったが、ロアケース2(透孔2a、2b)に対して可動部材7(延出端部7a,7b)を後方に付勢する手段(例えばコイルばねや板ばねといったばね部材等)を設けるようにすれば、可動部材7の動作がより確実となる。この場合、別体のばね部材を設けるようにしても良いことは勿論であるが、例えば可動部材7に弾性片部を切起し状に一体に設け、その弾性片部の先端をロアケース2に弾性的に接触させておくことにより、簡単な構成で付勢手段を設けることができる。
その他、上記した異常検知用のセンサとしては、透過型の光センサ(フォトインタラプタ)に限らず、反射型の光センサ、磁気を利用した近接センサ、機械的なマイクロスイッチなど各種のものを採用することができる。また、本発明においては、配線等に支障がない限り、可動部材側に異常検知用のセンサを設けると共に、アッパケースの内側に被検知部を設けても良く、上記実施例と同様の作用・効果を得ることができる等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
本発明の一実施例を示すもので、(a)はセキュリティ機器の概略的な縦断右側面図(図3(a)のI−I線に沿う断面図)、(b)はそのC部の拡大図 セキュリティ機器が壁面に正常に取付けられている状態(a)、アッパケースがこじ開けられた状態(b)、全体が壁面から取外された状態(c)を夫々示す縦断右側面図 セキュリティ機器の正面図(a)、右側面図(b)、底面図(c) ロアケースを開口部側を上向きにした状態でフランジ部の一部を破断して示す斜視図
符号の説明
図面中、1はセキュリティ機器、2はロアケース、2a,2bは透孔、3はアッパケース、4はフランジ部、4aは折返し部、5はセンサ、6は被検知部、7は可動部材、7a,7bは延出端部、Wは壁面、Pは凹部を示す。

Claims (2)

  1. 基端面部とその周囲に立上がる周壁部とを有し先端面が開口するロアケースと、このロアケースの先端開口部を開閉可能に覆うアッパケースとの間に、セキュリティ機能を実現する電子部品を収容して構成され、建物の壁面に形成された凹部内に、前記ロアケースの基端面部を後方奥側にして嵌込んだ状態に取付けられるセキュリティ機器であって、
    前記アッパケースの内側に異常検知用のセンサを固定的に設けると共に、前記ロアケース内に、前記センサにより検知される被検知部を有する可動部材を、前記アッパケースの前記ロアケースに対する開閉方向であり且つ前記ロアケースの前記凹部に対する嵌込み取外し方向である前後方向に移動可能に設け、
    前記可動部材は、前記ロアケースの周壁部に前後方向に延びて形成された透孔を通して外側に突出する延出端部を有し、該ロアケースの前記凹部への嵌合状態では、前記延出端部が前記壁面及び該ロアケースによって固定されることにより、該ロアケース内の所定位置に配置されると共に、前記ロアケースが前記凹部からの取外し方向に移動された際に、該ロアケースに対して相対的に後方に移動するように構成され、
    前記異常検知用のセンサは、通常時に前記可動部材の被検知部を検知するように構成されると共に、前記アッパケースがロアケースに対して開放方向に移動したときに、該センサが前記所定位置の可動部材に対して前方に移動することによって前記被検知部の離間を検知し、前記ロアケースが前記凹部からの取外し方向に移動したときに、前記可動部材がロアケースに対して相対的に後方に移動することによって前記被検知部の離間を検知するように構成されていることを特徴とするセキュリティ機器。
  2. 前記ロアケースは、その先端開口部の周囲に前記壁面の凹部の周囲部前面に配置されるフランジ部を有すると共に、そのフランジ部の外周端部に前記可動部材の延出端部の厚みと同等以上の寸法で該壁面側に折曲げられた折返し部を設けて構成されており、前記凹部に対する取付け状態では、前記可動部材の延出端部が前記折返し部の内側に配置されることを特徴とする請求項1記載のセキュリティ機器。
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