JP3382090B2 - エレベータの表示装置 - Google Patents

エレベータの表示装置

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JP3382090B2
JP3382090B2 JP15557496A JP15557496A JP3382090B2 JP 3382090 B2 JP3382090 B2 JP 3382090B2 JP 15557496 A JP15557496 A JP 15557496A JP 15557496 A JP15557496 A JP 15557496A JP 3382090 B2 JP3382090 B2 JP 3382090B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14(a)は、従来のエレベータの表示
装置の一例を示す正面斜視図、図14(b)は、図14
(a)のフェースプレート1を外した状態を示す正面斜
視図である。また、図15(a)は、図14(a)の部分右
側面拡大詳細図、図15(b)は、図14(b)のC−C断
面拡大詳細図である。
【0003】図14(a),(b)及び図15(a),
(b)において、乗場壁2には、縦断面と図示しない横
断面がコ字状に形成されたボックス3が埋設され、この
ボックス3の底部の上下に前方から挿入された小ねじ3
aによって、乗場壁2にあらかじめ埋設された図示しな
いブラケットに固定されている。
【0004】このボックス3の底部の上下には、スタッ
ドナット10aの後端が固定され、このスタッドナット10
aの前端には、めねじ穴が形成されている。これらのス
タッドナット10aの外周には、圧縮コイルばね10bが遊
嵌され、この圧縮コイルばね10bとスタッドナット10a
の前端面には、スイッチ台10が重ねられ、このスイッチ
台10の前方からスタッドナット10aに螺合された小ねじ
10cで所定の位置に固定されている。
【0005】スイッチ台10の前面には、乗場ボタンの点
灯スイッチ6が上下に取り付けられている。この点灯ス
イッチ6の図15(b)において紙面直交方向の両側に
は、長方形の接続端子6aが突設され、点灯スイッチ6
の前面には、ランプ6bが突設されている。接続端子6
aは、ランプ6bの図15(b)において紙面直交方向の
両端に設けられた図示しない接続端子に接続されてい
る。
【0006】ボックス3の前面側から固定されるフェー
スプレート1の裏面には、図示しない平面図では略U字
状に形成された板ばね9がスタッド8とナット7を介し
て上下に対称的に固定されている。これらの板ばね9の
後端は、図15(a)においては、紙面直交方向に湾曲し
ていて、ボックス3の内面両側に形成された図示しない
凹部に嵌合可能となっている。
【0007】フェースプレート1の中央部には、乗場ボ
タンのボタン4A,4Bが上下に対称的に取り付けら
れ、これらのボタン4A,4Bの後部は、仕切箱4aを
形成している。図示しない接続端子は、昇降路の上端の
機械室に設置された図示しない制御盤の保安回路に接続
されている。
【0008】このように構成されたエレベータの表示装
置においては、ボタン4A,4Bが固定されたフェース
プレート1は、このフェースプレート1の裏面の上下に
固定された板ばね9の後部が、ボックス3の内面に形成
された図示しない凹部に嵌合することによって固定され
る。
【0009】また、ボタン4A,4Bが前面から押圧さ
れると、仕切箱4aの内部の接点が前述したランプ6b
の両側の接触端子に接触して、この両側の接触端子を導
通状態として、点灯スイッチ6がオンし、点灯する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成されたエレベータの表示装置においては、ボックス
3の底部が固定される前述したブラケットの位置と、フ
ェースプレート1の上下端の裏面が接触する乗場壁2の
取付面との高さのばらつきで、ボックス3の前端面と乗
場壁2の取付面が必ずしも一致しない。
【0011】したがって、スイッチ台10の裏面をナット
スタッド10aの前端面に当接させただけでは、ボタン4
A,4Bのストロークに過不足が生じて、点灯スイッチ
6が点灯しなくなるおそれがある。
【0012】したがって、この場合のために、圧縮コイ
ルばね10bがスタッドナット10aに遊嵌され、小ねじ10
cを調整してボタン4A,4Bのストロークを規定の範
囲となるように調整しているが、この作業は、フェース
プレート1の着脱を繰り返さなければならないので、試
行錯誤の繰り返しとなり時間がかかる。
【0013】しかも、これらの作業は、このエレベータ
を設置するための他の取付工事とともに、このエレベー
タが設置されるビルの内装工事などによって制約され限
られた期間内に終えなければならない。
【0014】また、フェースプレート1は、板ばね9の
弾性復帰力によってボックス3に係止されているので、
悪質ないたずらによって、フェースプレート1が取り外
されるおそれもある。
【0015】そこで、本発明の目的は、悪質ないたずら
によるフェースプレートの取外しを防ぐことのできるエ
レベータの表示装置を得ることである。
【0016】請求項1に記載の発明のエレベータの表示
装置は、乗場壁に埋設されたボックスに押しボタンの発
光部が収納され、この発光部を押圧により点灯する操作
部を固定する表面板が、前記乗場壁の表面から前記ボッ
クスに固定されるエレベータの表示装置において、前記
ボックスの前端または前記表面板の背面に設けられ前記
ボックスへの前記表面板の固定によって押圧され前記乗
場壁からの前記表面板の離脱を検出する検出器を備え
この検出器の出力信号線を発光部を点滅させる保安回路
に接続したことを特徴とする。
【0017】また、請求項2に記載の発明のエレベータ
の表示装置は、乗場壁に埋設されたボックスに押しボタ
ンの発光部が収納され、この発光部を押圧により点灯す
る操作部を固定する表面板が、前記乗場壁の表面から前
記ボックスに固定されるエレベータの表示装置におい
て、前記ボックスの前端または前記表面板の背面に設け
られ前記ボックスへの前記表面板の固定によって押圧さ
れ前記乗場壁からの前記表面板の離脱を検出する検出器
と、前記検出器の動作信号により前記発光部への電力の
供給を遮断する手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】また、請求項3に記載の発明のエレベータ
の表示装置は、検出器の出力信号線を乗場壁に設けたブ
ザーに接続したことを特徴とする。
【0019】また、請求項4に記載の発明のエレベータ
の表示装置は、検出器の出力信号線をエレベータの管理
人室又はエレベータの管理会社に設けられた監視装置に
伝送することを特徴とする。
【0020】また、請求項5に記載の発明のエレベータ
の表示装置は、検出器の出力信号線を、管理人室の階床
又は基準階にかごを移動させる保安回路に接続したこと
を特徴とする。
【0021】
【0022】
【0023】このような手段によって、請求項1に記載
の発明においては、万一、正面板が乗場壁から離れる
と、これを検出して動作する検出器の信号によってその
旨を把握するとともに、点滅する発光部によって正面板
を引き離す行為に対して警告する
【0024】また、請求項2に記載の発明においては、
万一、正面板が乗場壁から離れると、これを検出して動
作する検出器の信号によってその旨を把握するととも
に、電源が遮断される発光部によって露出した端子部に
よる感電を防ぐ
【0025】また、請求項3に記載の発明においては、
万一、正面板が乗場壁から離れると、ブザーの警報音に
よって、正面板を引き離す行為に対して警告する。
【0026】また、請求項4に記載の発明においては、
万一、正面板が乗場壁から離れると、検出器から管理人
室又は管理会社に伝送された検出信号によって、迅速な
対応を可能とする。
【0027】また、請求項5に記載の発明においては、
万一、正面板が乗場壁から離れると、管理人のかごへの
搭乗を迅速にする。
【0028】
【0029】
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータの表示
装置の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本
発明のエレベータの表示装置の第1の実施形態を示す正
面斜視図で、従来の技術で示した図14(a)に対応し、
請求項1に対応する図、図2は、図1のフェースプレー
トを外した状態を示す図で、同じく図14(b)に対応す
る図である。
【0031】また、図2(a)は、図1(a)のフェー
スプレートの取付前の状態を示す右側面拡大図、図2
(b)は、図1(b)のA−A断面拡大図である。図1
及び図2において、従来の技術で示した図14及び図15と
異なるところは、ボックス3の下端の中央部前端に対し
て、フェースプレート1の取付位置を検出する検出スイ
ッチが、可動片の前端を前面側にして取り付けられてい
ることで、他は、従来の技術で示した図14及び図15と同
一である。したがって、従来の技術で示した図14及び図
15と同一要素には、同一符号を付して説明を省略する。
【0032】すなわち、ボックス3の下端中央前面に収
納された検出スイッチ5Aは、後部下端に突設された取
付部に対して上方から挿入されたボルト15でボックス3
に固定され、前端の操作片の前端が乗場壁2の前面から
僅かに突き出して固定されている。
【0033】また、この検出スイッチ5Aの内部のa接
点は、フェースプレート1が乗場壁2に固定された状態
では接触して接続状態となり、フェースプレート1の背
面が乗場壁から僅かに離れると開離する位置に取り付け
られている。さらに、この検出スイッチ5Aの接点は、
図3のブロック図に示すように、エレベータの制御盤の
保安回路12と管理人室の監視盤16に接続されている。
【0034】制御盤の保安回路12では、フェースプレー
ト1を取り付けることによって、このフェースプレート
1の背面が乗場壁2に接触して検出スイッチ5Aの接点
がオンすると、ボタン4A又はボタン4Bを一定時間押
圧することによって、点灯スイッチ6が点滅するととも
に、フェースプレート1が乗場壁2の前面から僅かに離
れた場合も点滅するようになっている。
【0035】一方、管理人室の監視盤16では、検出スイ
ッチ5Aの接点がオフすると、赤色ランプが点滅するよ
うになっており、この赤色ランプに隣接して設けられた
銘板には、乗場ボタンの状態を表示している旨が示され
ている。
【0036】このように構成された乗場ボタンが取り付
けられたエレベータの表示装置においては、乗場ボタン
のフェースプレート1を取り付ける場合には、ボタン4
A又はボタン4Bを一定時間押圧して、点灯スイッチ6
が点滅するか否かを確認するだけで、所定の位置に取り
付けることができるので、取付作業に熟練を必要とせ
ず、短時間に取り付けることができる。
【0037】さらに、万一、悪質ないたずらによって、
フェースプレート1がドライバの先端などで外される場
合には、検出スイッチ5Aのa接点がオフすることによ
り、点灯スイッチ6が点滅するので、いたずらを防ぐこ
とができるだけでなく、管理人室の監視盤16の赤色ラン
プの点滅によって、管理人がその事態を認識し、迅速に
対応することができる。なお、検出スイッチ5Aは、ボ
ックス3の底部の前面に固定されるので、既設の乗場ボ
タンのボックス3に対しても容易に追加することができ
る。
【0038】次に、図4は、本発明のエレベータの表示
装置の第2の実施形態を示す部分拡大斜視図で、フェー
スプレート1を背面側から見た状態を示す。図4におい
て、フェースプレート1の背面の下端中央部には、凹部
1aが形成され、この凹部1aに対して検出スイッチ5
Bが取り付けられている。
【0039】この検出スイッチ5Bは、フェースプレー
ト1の背面がボックス3の前端面に接触すると、a接点
が接触し、ボックス3の前端面から離れると開離する位
置に取り付けられている。
【0040】このように構成された乗場ボタンが取り付
けられたエレベータの表示装置においても、第1の実施
形態と同様に、悪質ないたずらによって、万一、フェー
スプレート1が取り外される場合には、点灯スイッチ6
と管理人室の赤色ランプの点滅によって迅速に対応する
ことができるだけでなく、検出スイッチ5Bの点滅によ
って、フェースプレート1と乗場壁2との間の隙間を測
ることができるので、ボックス3の前端を乗場壁2の表
面と一致させなくてもよく、ボックス3の取付の自由度
を増やすことができる。
【0041】次に、図5は、本発明のエレベータの表示
装置の第3の実施形態を示す斜視図で、請求項3に対応
する図である。図5においては、エレベータの乗場壁2
の開口部に対して、三方枠18が立設され、この三方枠18
の後方に対して、片開き2枚戸形の乗場戸17が示され、
三方枠18の左側の部分に対してフェースプレート1に組
み込まれたボタン4A,4Bが示されている。
【0042】一方、これらのボタン4A,4Bの上方に
は、フェースプレート1に対するいたずらに伴うこのフ
ェースプレート1の乗場壁2からの離脱で動作し、警報
を発するブザー19が取り付けられている。
【0043】フェースプレート1の下部の背面側には、
第1,第2の実施形態で示した図2又は図4で示した検
出スイッチ5A,5Bと同様に検出スイッチが取り付け
られており、この検出スイッチの接点は、図6のブロッ
ク図に示すように、制御盤の保安回路12のブザー19の動
作回路に挿入されている。
【0044】このように、検出スイッチの動作で警報を
発するブザー19を乗場に設けた場合には、このブザーの
発する警報音によって、フェースプレート1に対する悪
質ないたずらを中止させるだけでなく、同一階床の利用
者などにも周知することで、悪質ないたずらに対する抑
制効果を更に上げることができる。
【0045】次に、図7は、本発明のエレベータの表示
装置の第3の実施形態を示す図で、第1の実施形態で示
した図1に対応する正面斜視図、図8(a)は、図7
(a)の右側面拡大詳細図で、同じく第1の実施形態で
示した図2(a)に対応する図、また、図8(b)は、
図7(b)のB−B断面拡大詳細図で、同じく図2
(b)に対応する図である。
【0046】図7(a),(b)及び図8(a),
(b)において、第1の実施形態で示した図1(a),
(b)及び図2(a),(b)と異なるところは、フェ
ースプレート1の取付位置を検出する検出スイッチが上
下に設けられることで、他は図1及び図2と同一であ
る。
【0047】すなわち、ボックス3の上端の左右には、
図1及び図2で示した検出スイッチ5Aと同一品の検出
スイッチ5Aが対称的に取り付けられている。一方、フ
ェースプレート1の裏面の上部には、各検出スイッチ5
Aと対向する位置に対して、L字形に形成されたスイッ
チ押圧具5aが両面テープを介してそれぞれ取り付けら
れている。
【0048】さらに、ボックス3の下端の右側にも、ス
イッチ押圧具5aが図7(b)及び図8(b)に示すよ
うに両面テープを介して取り付けられ、フェースプレー
ト1の裏面の下部には、検出スイッチ5Aがスイッチ押
圧具5aに対向して取り付けられている。
【0049】このように構成された乗場ボタンが取り付
けられたエレベータの表示装置においては、図1及び図
2で示した乗場ボタンが下側のみに検出スイッチ5Aが
取り付けられて、フェースプレート1の取付位置を確認
しているのに対して、フェースプレート1の裏面の3点
の位置を検出することができるので、フェースプレート
が図8(a)において傾斜して取り付けられるおそれを
防ぐことができる。したがって、上下のボタン4A,4
Bの取付精度を上げることができる。
【0050】次に、図9は、本発明のエレベータの表示
装置の第4の実施形態を示す部分斜視図で、図1〜図8
で示した検出スイッチ5Aの形状を変えた場合を示す。
すなわち、図9に示した検出スイッチ5Bでは、固定部
5bの中心部に対して、長円穴5cが形成されている。
【0051】このように検出スイッチが構成されたエレ
ベータの表示装置においては、乗場壁の仕上りの誤差が
大きい場合でも、それに対応して検出スイッチ5Bの取
付位置を長円穴5cを利用して調整することができる。
【0052】また、図10は、本発明のエレベータの表示
装置の第5の実施形態を示す部分分解斜視図で、図9に
対応する図である。図10においては、検出スイッチ5B
は、平座金21,ばね座金22,ナット23で締め付けられる
取付板20を介して、ボックス3の下部のスタッド8Bに
取り付けられている。この取付板20には、スタッド8B
の挿入部分に対して、長円穴20aが形成されている。固
定ねじ24は、検出スイッチ5Bを取付板20に固定する締
結具である。
【0053】この場合には、図9で示した検出スイッチ
5Bの取付方法と比べて、取付板20の位置も調整するこ
とができるので、乗場壁の施行のばらつきに対して、更
に対応することができる。
【0054】次に、図11は、本発明のエレベータの表示
装置の第6の実施形態を示すブロック図で、請求項4に
対応し、第1の実施形態で示した図3及び第3の実施形
態で示した図6に対応する図である。
【0055】図11に示したブロック図においては、検出
スイッチ5A(5B)の信号は、制御盤12の保安回路を
経て電話回線25によってエレベータの管理会社26に接続
されている。
【0056】この場合には、フェースプレート1の異常
をエレベータの管理会社で直接把握することができるの
で、保守員の派遣を迅速に行うことができ、エレベータ
の運転停止時間を最小限に抑えることができる。
【0057】また、図12は、本発明のエレベータの表示
装置の第7の実施形態を示すブロック図で、請求項5に
対応し、前述した実施形態で示した図3,図6及び図11
に対応する図である。
【0058】図12においては、検出スイッチ5A(5
B)の信号が制御盤12の保安回路に入力されると、この
制御盤12の保安回路では、管理人室が設けられた階床に
かごを移動するとともに、乗場ドアとかごドアを開動作
させる。
【0059】この場合には、管理人による事故階床への
移動を迅速に行うことができる利点がある。なお、管理
人が居る階床が設置されていない場合には、基準階に移
動させる。
【0060】また、図13は、本発明のエレベータの表示
装置の第8の実施形態を示すブロック図で、請求項
対応し、前述した実施形態で示した図3,図6,図11及
び図12に対応する図である。
【0061】図13においては、検出スイッチ5A(5
B)の信号が制御盤12の保安回路に入力されると、制御
盤12では該当する乗場ボタン29への電源回路28を遮断し
て、点灯スイッチの端子部に触れることによる感電や、
ドライバなどによる点灯スイッチの接地事故を防ぐ。
【0062】なお、上記実施例では、フェースプレート
1の位置の異常を検出するために、機械的接点を備えた
スイッチを使用した例で説明したが、フェースプレート
1が乗場壁から離れることによって生じる間隙の検出手
段としては、磁束の変化を利用した過電流式ギャップ検
出器や、光学式ギャップ検出器,超音波式ギャップ検出
器を使用してもよく、ボックスの内部の照度の変化を検
出する光検出器を用いてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
乗場壁に埋設されたボックスに押しボタンの発光部が収
納され、この発光部を押圧により点灯する操作部を固定
する表面板が、乗場壁の表面からボックスに固定される
エレベータの表示装置において、表面板と発光部との間
隔を検出する検出器をボックスの前端または表面板の背
面に設け、検出器の動作信号で発光部を点滅させる保安
回路を制御盤に備えることで、万一、正面板が乗場壁か
ら離れると、動作する検出器の信号によってその旨を把
握し、点滅する発光部によって、正面板を引き離す行為
に対して警告したので、悪質ないたずらによるフェース
プレートの取外しを防ぐことのできるエレベータの表示
装置を得ることができる。
【0064】また、請求項2に記載の発明によれば、
場壁に埋設されたボックスに押しボタンの発光部が収納
され、この発光部を押圧により点灯する操作部を固定す
る表面板が、前記乗場壁の表面から前記ボックスに固定
されるエレベータの表示装置において、前記ボックスの
前端または前記表面板の背面に設けられ前記ボックスへ
の前記表面板の固定によって押圧され前記乗場壁からの
前記表面板の離脱を検出する検出器と、前記検出器の動
作信号により前記発光部への電力の供給を遮断する手段
とを備えることで、万一、正面板が乗場壁から離れる
と、動作する検出器の信号によってその旨を把握し、電
力が遮断される発光部によって、露出した端子部による
感電を防いだので、悪質ないたずらによるフェースプレ
ートの取外しを防ぐことのできるエレベータの表示装置
を得ることができる。
【0065】また、請求項3に記載の発明によれば、検
出器の動作信号で動作するブザーを乗場壁に埋設するこ
とで、万一、正面板が乗場壁から離れると、ブザーの警
報音によって、正面板を引き離す行為に対して警告した
ので、悪質ないたずらによるフェースプレートの取外し
を防ぐことのできるエレベータの表示装置を得ることが
できる。
【0066】また、請求項4に記載の発明によれば、検
出器の動作信号をエレベータの管理人室又はエレベータ
の管理会社に伝送する保安回路を制御盤に備えること
で、万一、正面板が乗場壁から離れると、検出器から管
理人室又は管理会社に伝送された検出信号によって迅速
な対応を可能としたので、悪質ないたずらによるフェー
スプレートの取外しを防ぐことのできるエレベータの表
示装置を得ることができる。
【0067】また、請求項5に記載の発明によれば、検
出器の動作信号でかごを管理人室の1階床又は基準階に
移動させる保安回路を制御盤に備えることで、万一、正
面板が乗場壁から離れると、管理人のかごへの迅速な搭
乗を可能にしたので、悪質ないたずらによるフェースプ
レートの取外しを防ぐことのできるエレベータの表示装
置を得ることができる。
【0068】
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの表示装置の第1の実施形
態を示す部分詳細図で、(a)は正面斜視図、(b)は
(a)の部分斜視図。
【図2】(a)は、図1(a)の部分右側面拡大図、
(b)は、図1(b)のA−A断面拡大詳細図。
【図3】本発明のエレベータの表示装置の第1の実施形
態を示すブロック図。
【図4】本発明のエレベータの表示装置の第2の実施形
態を示す部分背面斜視図。
【図5】本発明のエレベータの表示装置の第3の実施形
態を示す斜視図。
【図6】本発明のエレベータの表示装置の第3の実施形
態を示すブロック図。
【図7】本発明のエレベータの表示装置の第4の実施形
態を示す部分詳細図で、(a)は正面斜視図、(b)は
(a)の部分斜視図。
【図8】(a)は、図7(a)の部分右側面拡大図、
(b)は、図7(b)のB−B断面拡大詳細図。
【図9】本発明のエレベータの表示装置の第5の実施形
態を示す部分斜視図。
【図10】本発明のエレベータの表示装置の第6の実施
形態を示す部分分解斜視図。
【図11】本発明のエレベータの表示装置の第7の実施
形態を示すブロック図。
【図12】本発明のエレベータの表示装置の第8の実施
形態を示すブロック図。
【図13】本発明のエレベータの表示装置の第9の実施
形態を示すブロック図。
【図14】従来のエレベータの表示装置の一例を示す部
分斜視図で、(a)は正面図、(b)は(a)の部分斜
視図。
【図15】(a)は、図14(a)の部分右側面拡大詳細
図、(b)は、図14(b)のC−C断面詳細図。
【符号の説明】
1…フェースプレート、2…乗場壁、3…ボックス、4
A,4B…ボタン、4a…仕切箱、5A,5B…検出ス
イッチ、5a…スイッチ押圧具、5b…固定部、6…点
灯スイッチ、6a…接続端子、6b…ランプ、7…ナッ
ト、8…スタッド、9…板ばね、10…スイッチ台、10a
…スタッド台、10b…圧縮コイルばね、10c…小ねじ、
12…制御盤、15…ボルト、16…監視盤、17…乗場戸、18
…三方枠、19…ブザー、25…電話回線、26…エレベータ
管理会社。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗場壁に埋設されたボックスに押しボタ
    ンの発光部が収納され、この発光部を押圧により点灯す
    る操作部を固定する表面板が、前記乗場壁の表面から前
    記ボックスに固定されるエレベータの表示装置におい
    て、前記ボックスの前端または前記表面板の背面に設け
    られ前記ボックスへの前記表面板の固定によって押圧さ
    れ前記乗場壁からの前記表面板の離脱を検出する検出器
    を備え、前記検出器の出力信号線を前記発光部を点滅さ
    せる保安回路に接続したことを特徴とするエレベータの
    表示装置。
  2. 【請求項2】 乗場壁に埋設されたボックスに押しボタ
    ンの発光部が収納され、この発光部を押圧により点灯す
    る操作部を固定する表面板が、前記乗場壁の表面から前
    記ボックスに固定されるエレベータの表示装置におい
    て、前記ボックスの前端または前記表面板の背面に設け
    られ前記ボックスへの前記表面板の固定によって押圧さ
    れ前記乗場壁からの前記表面板の離脱を検出する検出器
    と、前記検出器の動作信号により前記発光部への電力の
    供給を遮断する手段とを備えたことを特徴とするエレベ
    ータの表示装置。
  3. 【請求項3】 前記検出器の出力信号線を前記乗場壁に
    埋設されたブザーに接続したことを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載のエレベータの表示装置。
  4. 【請求項4】 前記検出器の出力信号線を前記エレベー
    タの管理人室又はエレベータの管理会社に設けられた監
    視装置に伝送することを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載のエレベータの表示装置。
  5. 【請求項5】 前記検出器の出力信号を、前記管理人室
    の階床又は基準階にかごを移動させる保安回路に接続し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに
    記載のエレベータの表示装置。
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