JP5035111B2 - 車載装置および渋滞通報システム - Google Patents

車載装置および渋滞通報システム Download PDF

Info

Publication number
JP5035111B2
JP5035111B2 JP2008135362A JP2008135362A JP5035111B2 JP 5035111 B2 JP5035111 B2 JP 5035111B2 JP 2008135362 A JP2008135362 A JP 2008135362A JP 2008135362 A JP2008135362 A JP 2008135362A JP 5035111 B2 JP5035111 B2 JP 5035111B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road section
time
vehicle
link
travel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008135362A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009282832A (ja
Inventor
清貴 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008135362A priority Critical patent/JP5035111B2/ja
Publication of JP2009282832A publication Critical patent/JP2009282832A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5035111B2 publication Critical patent/JP5035111B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)

Description

本発明は、道路区間を走行するに要する時間を車両から情報センタに送信する車載装置およびこの車載装置から送信された時間情報を基にして渋滞発生区間の検出を行って配信する渋滞通報システムに関する。
近年、ナビゲーション装置を搭載する車両が増加しているが、このナビゲーション装置を利用して、渋滞区間を通過するのに必要な時間を算出して配信することが考えられている(例えば特許文献1)。
特許文献1のものは、ナビゲーション装置から一定の時間間隔(例えば30秒)で、現在の自車両位置、現在時刻、走行中の道路区間などの自車位置情報を情報センタに送信すると、情報センタでは、前回の自車位置情報と今回の自車位置情報とから渋滞区間を通過するのに必要な渋滞区間旅行時間を算出して各車両に配信するという構成である。
特開2007−272606号公報
特許文献1では、各車両から自車位置情報が送信されてくる都度、今回の自車位置情報と前回の自車位置情報を比較演算しなければならない。この比較演算は、車両から30秒程度の一定の時間間隔で自車位置情報が送信されてくる度に行わねばならないので、情報センタに接続される車両台数が相当数に上ることを考慮すると、情報センタの処理能力としては大きなものが必要となる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、情報センタと車両との間の通信回数が少なく、しかも、旅行時間の演算に情報センタに負担をかけないようにすることができる車載装置および状態通報システムを提供することにある。
請求項1では、車両が一つの道路区間を走行中に、車載装置が、所定の一時点で推測道路区間旅行時間を演算して情報センタに送信する。このため、各車両からは、各道路区間につき1回だけ推測道路区間旅行時間を送信することとなるので、情報センタへの送信回数を少なくでき、また、推測道路区間旅行時間を情報センタで演算する必要がなく、情報センタの処理負担を軽減することができる。
また、道路区間を走行し終えた時点までに、当該道路区間の推測道路区間旅行時間の送信を終了し得なかったときには、当該道路区間の走行終了時点で、当該道路区間の走行の所要時間を実道路区間旅行時間として情報センタに送信する。このため、一つの道路区画について、必ず一回、道路区間旅行時間を情報センタに送信することができる。
また、道路区間を走行し終えた時点で、当該道路区間の走行所要時間と送信済みの前記推測道路区間旅行時間との間に所定範囲を超える誤差があったとき、当該道路区間の走行所要時間を修正道路区間旅行時間として前記情報センタに送信するため、渋滞区間の発生有無の判定、或いは、渋滞区間を通過するに必要な時間の推定を、より正しく行うことができる。
上記推測道路区間旅行時間は、道路区間の距離と車両速度とから演算する。この場合、車両速度としては、請求項2のように、走行中の道路区間の直前に走行完了した道路区間の距離と所要時間とから求めても良く、請求項3のように、走行中の道路区間の始点からの走行距離と経過時間とから求めても良い。
上記推測道路区間旅行時間を演算する前記所定の一時点は、請求項4のように、道路区間の走行開始から所定時間経過した時点としても良い。この場合、所定時間は、請求項5のように、走行中の道路区間を、走行完了した直前の道路区間の距離と所要時間から求められる車両速度で走行したと仮定した所要時間としても良い。
更に、上記推測道路区間旅行時間を演算する前記所定の一時点は、請求項6のように、道路区間の走行開始から所定距離走行した時点としても良い
求項では、情報センタが車載装置から送信された推測道路区間旅行時間から渋滞区間を推定し、車載装置に渋滞情報として送信するので、請求項1と同様の効果を得ることができる。
以下、本発明を実施形態により具体的に説明する。
[第1の実施形態]
図1〜図4は本発明の第1の実施形態を示す。この実施形態は、車両から自車位置情報を情報センタに送信し、情報センタは各車両から送信されて来た自車位置情報から渋滞区間の発生を推定し、各車両に渋滞情報として送信する渋滞通報システムに適用したものである。
渋滞通報システムの概略構成は図3に示されており、この図3のように、情報センタ1は、車両2に搭載された図1に示すナビゲーション装置(車載装置)3と通信ネットワーク4を介して各種の情報の送受信が可能なように構成されている。情報センタ1は、サーバ5に、通信装置6、地図データベース7、交通情報データベース8、自車情報データベース9を接続して構成されている。
上記サーバ5は、全体の統括を行うCPU10、各種の制御プログラムを記録したROM11、ワーキングメモリとして機能するRAM12を備えている。また、上記通信装置6は、通信ネットワーク4に接続され、ナビゲーション装置3と通信する。地図情報データベース7は、地図データをバージョン別に格納してなる。交通情報データベース8は、通信ネットワーク4を介して接続されたVICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)10から取得された交通情報を格納する。自車情報データベース9は、ナビゲーション装置3から送信されてくる推測リンク旅行時間(推測道路区間旅行時間)などを格納する。
一方、ナビゲーション装置3は、図1に示すように、制御手段としての制御装置14に、位置検出手段としての位置検出装置15、地図データ取得手段としての地図データ記憶装置16、表示手段としての表示装置17、操作部18、スピーカ19、計時手段としての時計部20、通信手段としての通信装置21、VICS受信機22、フラッシュメモリなどから構成された外部メモリ23、交通情報データベース24、自車情報データベース25など接続して構成されている。
上記制御装置14は、ナビゲーション装置3の動作全般を制御する機能を有しており、マイクロコンピュータを主体として構成されている。すなわち、制御装置14は、全体の統括制御を行うCPU26、ナビゲーション装置3を動作させるための実行プログラムを格納したROM27、プログラム実行時の一時データや地図データ記憶装置16から取得した地図データなどを一時的に格納するRAM28を備えて構成されている。
位置検出装置15は、ジヤイロスコープ29、距離センサ30およびGPS受信機31などから構成されている。これらのセンサ29〜31はそれぞれ性質の異なる検出誤差を有するので、これらのセンサ29〜31を組み合わせることにより、互いに検出誤差を補正しながら精度の高い位置検出を行ない得るようにしている。なお、要求される検出精度レベルによっては、すべてのセンサ29〜31を備える必要はなく、適宜選択して設ける構成とすることができる。更に、ステアリングの回転センサや各タイヤの回転を検出する車輪センサなどを組み合わせて位置検出装置15を構成しても良い。
地図データ記憶装置16は、例えばDVD−ROMなどの情報記録媒体と、この情報記録媒体からデータを読み取る読取装置とから構成されており、読取装置によりデータを情報記録媒体から読み取って制御装置14に入力する。ここで、地図データ記憶装置16が備えているデータとしては、地図データ、マップマッチング用データ、経路を音声で案内するためのデータ、住所などから地図上の位置を検索するための位置検索データ、同じく目的地をジャンル別に検索できるようにするためのジャンル別データなどがある。
表示装置17は、地図データや文字或いは記号などを表示するための表示画面として液晶ディスプレイを備えて構成されている。操作部18は、データを入力したり、設定事項を入力したり、目的地設定のための各種入力を行うための入力手段として使用されるもので、液晶ディスプレイの周辺に設けられた押釦スイッチ、液晶ディスプレイの表面に貼り付けられたタッチパネルなどから構成されている。
制御装置14は、目的地までの経路を設定する機能、およびその経路に従って車両の進行すべき方向をスピーカ19から出力する音声で指示したりする走行案内機能を有している。時計部20は、計時動作を行い、現在時刻をカウントする。通信装置21は、無線により通信ネットワーク4に接続され、情報センタ1と通信する。VICS受信機22は、VICS13から電波で送信される道路交通情報を受信する。
さて、地図データ記憶装置16が記憶している地図データは、表示装置17の液晶ディスプレイに地図を表示するためのデータで、リンク情報、ノード情報などを備えている。これは、地図上の道路を、図4(a)に示すように、交差点、分岐点、合流点、所定角度以上のカーブなどの屈曲点を示すノード(図4(a)で○印を付して示す。)により複数に分割し、夫々のノード間をリンク(図4(a)にノード間を結ぶ直線で示す。)として規定し、それらリンクを接続することにより地図を構成するという考え方に基づく。
上記リンク情報は、各リンクについて、リンクの固有ID(以下、リンクID)、リンクの長さを示すリンク長(道路長)、リンクの始端と終端の座標、リンクの道路幅、道路種別(国道、市道、高速道路など)などの属性情報からなる。上記ノード情報は、各ノードについて、ノードの固有ID、座標、ノード属性例えば立体交差点や多車線交差点などを示すデータなどから構成されている。
このようなナビゲーション装置3のCPU25は、表示制御手段としての機能を有し、位置検出装置15から入力される情報に基づき車両2の現在位置を演算して、地図データ記憶装置16から現在位置を中心とした地図データを取得し、その地図データに基づいて現在位置周辺の道路地図を表示装置17の液晶ディスプレイに表示すると共に、その表示された道路地図に重ねて車両の現在位置および進行方向を示すポインタを表示する。この表示画面に表示される道路地図の縮尺は操作部18の操作によって変更することができるようになっている。
本実施形態では、ナビゲーション装置3のCPU25は、一つのリンクを一つの道路区間とし、自車両2が現在位置しているリンクを走行するに要する時間(旅行時間)を推測し、情報センタ1に、この推測した時間を含む自車情報を送信するようになっている。この推測した旅行時間は、一つのリンクの旅行時間の推測であるから推測リンク旅行時間(推測道路区間旅行時間)というのである。そして、情報センタ1では、車両2から送信されてきた自車情報を基に、渋滞が発生しているか否かの判定を行い、渋滞が発生したときには、その渋滞区間と渋滞区間を抜け出るのに要する時間を配信するようになっている。以下に、ナビゲーション装置3が情報センタ1に自車情報を送信する場合の動作について、図2に示すフローチャートをも参照しながら説明する。
ナビゲーション装置3のCPU26は、所定時間毎に図2のフローチャートを実行する。CPU26は、このフローチャートの実行に入ると、まず、位置検出装置15から自車両2の現在位置を取得する(ステップS1)。次に、CPU26は、取得した現在位置から、RAM28に格納されている現在位置周辺の地図データを参照して走行中にあるリンクIDを取得する(ステップS2)。そして、走行中リンクについての自車情報を情報センタ1に送信済みであるか否かを判断する(ステップS3:送信済み判断手段)。走行中リンクに対して自車情報を既に送信していた場合には、例えばRAM28の送信済み情報格納領域に、走行中リンクのIDと送信済みのフラグとが一対一の関係で書き込まれているので、これによって送信済みであることを判断できるようになっている。
走行中リンクについて自車情報を未だ送信しておらず(ステップS3で「NO」)、しかも、走行中リンクの終点に到着(走行完了)してもいない場合(ステップS4で「NO」:走行完了判断手段)、現在走行中のリンクに入る直前まで走行していたリンクでの平均車速を演算し、この直前のリンクの平均車速で走行したと仮定して現在走行中リンクを走行するに要する時間(予想所要時間)を演算する(ステップS5)。
つまり、図4(b)に示すように、ノードN0−N1間がリンクL0(距離R0)、ノードN1−N2間がリンクL1(距離R1)、ノードN2−N3間がリンクL2であり、リンクL0の走行を完了して現在はリンクL1を走行中で、次には、リンクL2を走行する予定であるとする。そして、直前に走行したリンクL0の走行所要時間T0は、時計部20の計時によるものであって、この実所要時間T0は、リンクL0の終点N1へ到着した時に、例えばRAM28に格納される。この図4(b)の形態では、直前走行リンクL0の平均車速は、R0/T0によって求めることができる。そして、直前走行リンクL0の平均車速で現在走行中のリンクL1を走行したと仮定した場合の所要時間はR1/(R0/T0)によって求めることができるものである。
この後、CPU26は、現在走行中リンクでの一時点、この実施例では走行中リンクの始点の出発時から上記予想所要時間を経過しているか否かを判断する(ステップS6:一時点判断手段)。予想所要時間を経過していない場合(ステップS6で「NO」)、CPU26は、図2のフローチャートを終了し、所定時間経過後に再び図2のフローチャートの実行に入る。予想所要時間を経過している場合(ステップS6で「YES」)、CPU26は、現在走行中のリンクを、走行中リンクの始点から現在位置までの平均車速で走行したとした場合に、走行中のリンクの全区間を走行するに要する時間を推測リンク旅行時間として演算する(ステップS7;演算手段)。
この推測リンク旅行時間の演算を図4(b)の例を参照して具体的に述べると、CPU26は、現在走行中のリンクについて残り距離(現在位置から終点までの距離)を、例えば地図データに基づいて演算している。図4(b)の例では、現在リンクL1を走行しているから、CPU26は、現在位置からリンクL1の終点N2までの残り距離r1を絶えず演算している。そして、CPU26は、リンクL1の始点N1から現在位置までの走行距離を、(R1―r1)の式によって求め、走行距離を始点N1から現在位置までの経過時間t1で除して平均車速(R1―r1)/t1を求める。そして、走行中リンクL1の全長R1を平均車速で除し、得た値を推測リンク旅行時間[R1/(R1―r1)/t1]とするものである。
このようにして推測リンク旅行時間を演算すると、CPU26は、推測リンク旅行時間を、走行中リンクでの平均速度、停車回数、現在位置、走行中リンクのID、車両2に予め定められているID、地図データ記憶装置16に格納されている地図データのバージョンなどと共に、自車情報として情報センタ1に送信し(ステップS8)、且つ送信した自車情報を自車情報データベース25に格納する(ステップS9)と共に、自車情報を送信した旨を例えばRAM28に書き込む。なお、停車回数は、図示しない車速センサの検出速度が0になったことで停車と判定し、この停車と判定した回数を指す。
ステップS6で予想所要時間を経過していない場合には、図2のフローチャートの実行を終了し、所定時間後に再び当該フローチャートの実行に入る。また、自車情報を送信した後に、図2のフローチャートの実行に入ると、CPU26は、ステップS2において「YES」と判断するが、この場合にも、図2のフローチャートの実行を終了し、以後、当該フローチャートに入る度に、ステップS2で「YES」と判断して当該フローチャートを終了する動作を繰り返す。
ところで、走行中のリンクでの車速が直前に走行していたリンクの平均車速よりも速いなどの理由で、自車情報を送信する前にリンクの終点に到着してしまうことがある。この場合には、CPU26は、リンク走行完了を判断するステップS4で「YES」となり、次のステップS11で実リンク旅行時間(実道路区間旅行時間)を生成する。このときの実リンク旅行時間は、当該リンクの始点から終点までの所要時間となる(図4(b)の例ではT1)。そして、CPU26は、取得した実リンク旅行時間を、前述したと同様に、走行完了リンクでの平均速度、停車回数、現在位置、走行完了リンクのID、車両2のID、地図データ記憶装置16の地図データのバージョンなどと共に、自車情報として情報センタ1に送信し(ステップS12)、送信した自車情報を自車情報データベース25に格納する(ステップS13)。
以上のようにしてナビゲーション装置3から送信された自車情報は、情報センタ1に受信される。そして、情報センタ1のCPU10は、各車両2から送信されて来た自車情報から渋滞の発生したリンクを判定し、渋滞リンクを通過するに要する時間を求める。この場合の渋滞の発生の有無は、リンクの長さと、このリンクについての推測リンク旅行時間から判定するもので、リンクの長さに対して推測リンク旅行時間が異常に長い場合、例えば単位長さを走行する所要時間が予め定められた渋滞判定基準時間を超えた場合、渋滞発生と判定する。なお、車両2から送信されてくる自車情報のうち、地図バージョンが最新バージョンと異なる場合には、同じIDでもリンクが異なることがあるので、情報センタ1のCPU10は、最新バージョンのリンクに修正して推測リンク旅行時間を取得する。
情報センタ1のCPU10は、渋滞が発生したと判定した場合、渋滞が発生したリンクを渋滞区間と、且つ、そのリンクを走行するに要する推測リンク旅行時間を、渋滞区間を抜け出るための所要時間とし、これら渋滞区間と渋滞通過の所要時間とを、渋滞情報として各車両2に送信する。この渋滞情報を受信した車両2のナビゲーション装置3のCPU26は、渋滞情報を表示装置17に表示すると共に、渋滞区間を迂回するための迂回経路を演算して表示装置17に表示されている地図上に表示する。
このように本実施形態によれば、推測リンク旅行時間を含む自車情報は、リンク毎に1回だけ、ナビゲーション装置3から情報センタ1へ送信する。このため、一定時間毎に自車情報を送信する場合に比べ、情報センタ1に送信される自車情報の回数が減少し、また、情報センタ1では、推測リンク旅行時間を演算しなくとも済むので、CPU10にかかる処理負荷を減少させることができる。
[第2の実施形態]
図5は本発明の第2の実施形態を示す。この実施形態では、CPU26は、現在位置を取得し(ステップA1)、走行中のリンクのIDを取得すると(ステップA2)、次に、リンクの走行を完了したかを判断する(ステップA3)。リンクの走行を完了しておらず(ステップA3で「NO」)、走行中のリンクについての自車情報の送信もしていない場合(ステップA4で「NO」)、CPU26は、前述した第1の実施形態でのステップS5〜ステップS9と同様の動作内容のステップA5〜ステップA9を実行する。
ステップA3でリンク走行完了(「YES」)と判断した場合、CPU26は、リンクの走行に要した実リンク所要時間を取得し(ステップA10)、次いで、走行完了したリンクについて自車情報を送信したか否かを判断する(ステップA11)。未送信であった場合(ステップA11で「NO」)、CPU26は、実リンク所要時間を、走行完了リンクでの平均速度、停車回数、現在位置、走行完了リンクのID、車両2のID、地図データ記憶装置16の地図データのバージョンなどと共に、自車情報として情報センタ1に送信し(ステップA12)、送信した自車情報を自車情報データベース25に格納する(ステップA13)。
自車情報を送信済みであった場合(ステップA11で「YES」)、CPU26は、送信済みの推測リンク旅行時間が、実リンク旅行時間に対し、所定範囲内の誤差であったとき、この実施形態では、3%以下の誤差であったとき(ステップA14で「NO」:誤差範囲判断手段)には、そのまま図のフローチャートを終了する。推測リンク旅行時間の実際の走行時間(リンク旅行時間)に対する誤差が3%を超える場合(ステップA14で「YES」)には、CPU26は、実リンク旅行時間を含む自車情報を情報センタ1に送信し(ステップA12)、その送信した自車情報を自車情報データベース25に格納する(ステップA13)。
この実施形態では、リンクの走行途中で送信した推測リンク旅行時間が、実リンク旅行時間に対し、所定範囲を超える誤差を生じていた場合、実際のリンク走行時間を情報センタ1に送信するので、情報センタ1は、より正確に渋滞の発生判定および渋滞区間の通過時間を把握することが可能である。
[第3の実施形態]
図6は本発明の第3の実施形態を示す。これは、リンクの走行途中で送信した推測リンク旅行時間が、リンクの走行を完了した時点で取得した実リンク旅行時間に対し、所定範囲を超える誤差、この実施形態では、実際のリンク走行時間の方が推測リンク旅行時間よりも5分を超えて長かった場合(ステップB14)に実リンク旅行時間を情報センタ1に送信するようにしたもので、他は図5の第2の実施形態と同様である。
[第4の実施形態]
図7は本発明の第4の実施形態を示す。これは、リンクの走行途中で送信した推測リンク旅行時間が、リンクの走行を完了した時点で取得した実リンク旅行時間に対し、所定範囲を超える誤差、この実施形態では、実リンク時間の方が推測リンク旅行時間よりも長かった場合に実際のリンク走行時間を情報センタ1に送信するようにしたもので、他は図5 の第2の実施形態と同様である。
[その他の実施形態]
本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは変更が可能である。
一つの道路区間を、一つのリンクに相当させることに限られず、複数のリンクを一つの道路区間と定めるようにしても良い。
走行中のリンクの推測リンク旅行時間を演算する場合の車両速度は、走行中のリンクの直前に走行完了したリンクの平均車両速度としても良い。この場合、推測リンク旅行時間を演算して送信する時点は、リンクの始点出発時から所定時間経過後、或いは所定距離走行時とすることが好ましい。
推測リンク旅行時間を情報センタへ送信する時期は、リンクの始点からの走行距離が所定距離に達した時点、或いは、リンクの始点を出発してから所定時間後としても良い。この場合、上記所定距離、或いは、前記所定時間は、変更可能、特に、情報センタ1から送信される時間或いは距離に変更可能なように構成することが好ましい。
推測リンク旅行時間を情報センタ1へ送信する時期は、前記所定距離走行した時点、および前記所定時間経過した時点のいずれか早い方としても良い。
実際にリンクを走行するに要した時間(実リンク旅行時間)を情報センタ1へ送信する条件は、推測リンク旅行時間の方が短い場合に限られず、長い場合に所定の誤差範囲を超えていたときに送信するようにしても良い。例えば、推測リンク旅行時間の方がリンク旅行時間よりも長い場合、つまり(R1/(R1−r1)/t1)−T1>0、推測リンク旅行時間の方がリンク旅行時間よりも3%を超えて長い場合、つまり[R1/(R1−r1)/t1]−T1)]/[R1/(R1−r1)/t1]>0.03としても良く、推測リンク旅行時間の方がリンク旅行時間よりも5分を超えて長い場合、つまりR1/(R1−r1)/t1−T1>5としても良い。
自車情報には、現在時刻を含めず、情報センタ1側で受信した時刻を自車情報に付加して格納するようにしても良い。
本発明の第1の実施形態におけるナビゲーション装置の電気的構成を示すブロック図 推測リンク旅行時間を送信するためのフローチャート 渋滞通報システムの構成を示すブロック図 推測リンク旅行時間の演算内容を説明するためのもので、(a)は実際の地図にノードおよびリンクを当てはめて示す図、(b)は走行中リンクとその前後のリンクを示す図 本発明の第2の実施形態を示す図2相当図 本発明の第3の実施形態を示す図2相当図 本発明の第4の実施形態を示す図2相当図
符号の説明
図面中、1は情報センタ、2は車両、3はナビゲーション装置(車載装置)、5はサーバ、14は制御装置、15は位置検出装置(位置検出手段)、16は地図データ記憶装置(地図データ取得手段)、20は時計部、21は通信装置(通信手段)、26はCPU(演算手段)を示す。

Claims (7)

  1. 車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
    道路を複数の道路区間により区画した地図データを取得する地図データ取得手段と、
    前記各道路区間を走行中、道路区間毎に所定の一時点で、当該道路区間の距離と車両速度とから、当該道路区間を走行するに要する時間を、推測道路区間旅行時間として演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算された前記推測道路区間旅行時間を、走行中の道路区間を特定する情報と共に情報センタに送信する通信手段と
    を具備してなり、
    道路区間を走行し終えた時点までに、当該道路区間の前記推測道路区間旅行時間の送信を終了し得なかったときには、当該道路区間の走行終了時点で、当該道路区間の走行の所要時間を実道路区間旅行時間として前記情報センタに当該道路区間を特定する情報と共に送信し、
    道路区間を走行し終えた時点で、当該道路区間の走行所要時間と送信済みの前記推測道路区間旅行時間との間に所定範囲を超える誤差があったとき、当該道路区間の走行所要時間を修正道路区間旅行時間として前記情報センタに当該道路区間を特定する情報と共に送信することを特徴とする車載装置。
  2. 前記車両速度は、走行中の道路区間の直前に走行完了した道路区間の距離と所要時間とから求めることを特徴とする請求項1記載の車載装置。
  3. 前記車両速度は、走行中の道路区間の始点からの走行距離と経過時間とから求めることを特徴とする請求項1記載の車載装置。
  4. 前記推測道路区間旅行時間を演算する前記所定の一時点は、道路区間の走行開始から所定時間経過した時点であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車載装置。
  5. 前記所定時間は、走行中の道路区間を、走行完了した直前の道路区間の距離と所要時間から求められる車両速度で走行したと仮定した所要時間であることを特徴とする請求項4記載の車載装置。
  6. 前記推測道路区間旅行時間を演算する前記所定の一時点は、走行中の道路区間を始点から所定距離走行した時点であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車載装置。
  7. 請求項1ないしのいずれかに記載の車載装置と、
    情報センタと、を備え、
    前記情報センタは、前記車載装置から送信された前記推測道路区間旅行時間から渋滞区間を推定し、前記車載装置に渋滞情報として送信することを特徴とする渋滞通報システム。
JP2008135362A 2008-05-23 2008-05-23 車載装置および渋滞通報システム Expired - Fee Related JP5035111B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008135362A JP5035111B2 (ja) 2008-05-23 2008-05-23 車載装置および渋滞通報システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008135362A JP5035111B2 (ja) 2008-05-23 2008-05-23 車載装置および渋滞通報システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009282832A JP2009282832A (ja) 2009-12-03
JP5035111B2 true JP5035111B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=41453212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008135362A Expired - Fee Related JP5035111B2 (ja) 2008-05-23 2008-05-23 車載装置および渋滞通報システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5035111B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6140592B2 (ja) * 2013-11-26 2017-05-31 株式会社トヨタマップマスター 巡回経路探索装置及びその方法、並びに巡回経路を探索するためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体
GB201400382D0 (en) * 2014-01-10 2014-02-26 Tomtom Dev Germany Gmbh Methods and systems for detecting a closure of a navigable element
CN105675000B (zh) * 2016-01-15 2018-06-19 武汉中海庭数据技术有限公司 一种基于高精度地图的车道级路径规划方法及系统
JP7135735B2 (ja) * 2018-10-31 2022-09-13 トヨタ自動車株式会社 通信制御装置、通信システム、通信制御装置が行う方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09259387A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Nec Corp 交通渋滞情報検出装置および交通渋滞情報システム並びに交通渋滞情報受信表示装置
JP2000146602A (ja) * 1998-11-12 2000-05-26 Honda Motor Co Ltd 車両用ナビゲーション装置及びこれを用いた道路交通情報システム
JP2002207083A (ja) * 2001-01-10 2002-07-26 Fuji Electric Co Ltd 線量計特性計測装置
JP2004144537A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Nec Soft Ltd 経路選択システム
JP2006134158A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Denso Corp 区間旅行時間情報収集システム及び車載装置
JP2006300610A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Nissan Motor Co Ltd 車両用情報提供装置、車両用情報提供方法、および、車両用情報提供システム
JP4022894B2 (ja) * 2005-05-20 2007-12-19 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ナビゲーション装置
JP2006350530A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Nissan Motor Co Ltd 道路リンク旅行時間演算装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009282832A (ja) 2009-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7565241B2 (en) Automobile navigation system and road map update system
JP4626663B2 (ja) 運転支援システム、運転支援方法及びコンピュータプログラム
JP2008039480A (ja) 経路探索装置
JP2009168506A (ja) カーナビゲーションシステムおよび車載装置
JP2006153665A (ja) 車載ナビゲーション装置
WO2013179852A1 (ja) 車両位置検出装置、及びプログラム
WO2014132432A1 (ja) 車両位置表示制御装置および車両位置特定プログラム
JP4571887B2 (ja) ナビゲーションシステム、マッチング方法、経路探索サーバおよびナビゲーション端末装置
JP2006350953A (ja) カーナビゲーション装置
JP2008281523A (ja) ナビゲーションシステム、経路探索サーバおよび端末装置ならびに経路探索方法
JP4013797B2 (ja) ナビゲーション装置
JP5035111B2 (ja) 車載装置および渋滞通報システム
JP4409965B2 (ja) ナビゲーション装置と、その経路探索方法
JP4822938B2 (ja) ナビゲーション装置
JP5892425B2 (ja) コスト算出装置、コスト算出プログラム、及びナビゲーション装置
JP3941605B2 (ja) カーナビゲーション装置
JP6169318B2 (ja) ナビゲーションシステム
JP2010276527A (ja) ナビゲーション装置
JP4654968B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2016054001A (ja) サーバ装置
JP6244610B2 (ja) ナビゲーションシステム
JP2007278766A (ja) 車載用ナビゲーション装置
JP5597080B2 (ja) 地図表示装置が地図データを処理するためのコンピュータプログラム、地図表示装置及び方法
JP2019100763A (ja) すれ違い困難区間回避システム、サーバ装置、情報表示装置およびすれ違い困難区間回避方法
JP2007333668A (ja) 車載ナビゲーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120618

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5035111

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees