JP4409965B2 - ナビゲーション装置と、その経路探索方法 - Google Patents

ナビゲーション装置と、その経路探索方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4409965B2
JP4409965B2 JP2004001947A JP2004001947A JP4409965B2 JP 4409965 B2 JP4409965 B2 JP 4409965B2 JP 2004001947 A JP2004001947 A JP 2004001947A JP 2004001947 A JP2004001947 A JP 2004001947A JP 4409965 B2 JP4409965 B2 JP 4409965B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
route
toll road
road section
avoided
navigation device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004001947A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005195451A (ja
Inventor
秀夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xanavi Informatics Corp
Original Assignee
Xanavi Informatics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xanavi Informatics Corp filed Critical Xanavi Informatics Corp
Priority to JP2004001947A priority Critical patent/JP4409965B2/ja
Publication of JP2005195451A publication Critical patent/JP2005195451A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4409965B2 publication Critical patent/JP4409965B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、ナビゲーション装置に関し、特に車載用ナビゲーション装置の経路探索の技術に関する。
特許文献1には、有料道路を優先して出発地から目的地までの経路を探索する車載用ナビゲーション装置が記載されている。特許文献1に記載の技術は、総コストが最少となる推奨経路を探索する場合において、有料道路のコストに係数を乗じて他の道路に比べ低めに設定し、有料道路が採用され易いようにしたものである。
特開2002−13937号公報
しかし、特許文献1の技術では、利用する価値があるとは言ない有料道路を採用した経路が探索される場合があった。
例えば、時間的に遠回りにならなければ、有料道路を迂回する経路の方が、料金が安いので、ユーザの要求に沿った経路といえる。しかし、特許文献1の技術では、このような経路が探索できす、時間の短縮に見合わない料金がかかる有料道路を含む経路が探索される場合があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、有料道路を優先して経路探索する場合において、よりユーザの要求に沿った探索を行うことにある。
上記課題を解決すべく本発明のナビゲーション装置の経路探索方法は、有料道路優先で探索した場合、探索した経路に含まれる有料道路を回避する経路を新たに探索する。そして、もとの経路と回避経路の中から、予め定めた条件を満たす経路を推奨経路として定める。
例えば、ナビゲーション装置は、出発地から目的地までの有料道路を含む第1の経路を探索する有料経路探索ステップと、前記有料経路探索ステップで探索された第1の経路に含まれる有料道路のうち少なくとも1部(区間)を回避する第2の経路を探索する回避経路探索ステップと、前記有料経路探索ステップにより探索された第1の経路と前記回避経路探索ステップにより探索された第2の経路の中から、予め定めた条件を満たす経路を推奨経路として特定する推奨経路特定ステップとを行う。
前記ナビゲーション装置は、旅行時間に関する閾値条件および旅行料金に関する閾値条件のうち少なくとも1つを設定する閾値設定ステップを行うようにしてもよい。また、前記ナビゲーション装置は、地図上の道路を構成する各リンクのリンクデータと、有料道路に関する情報とを記憶する記憶装置を有し、前記リンクデータを用いて、有料道路に属するリンクのコストを他のリンクに比べ低く設定するようにしてもよい。そして、前記有料経路探索ステップにより探索された第1の経路と前記回避経路探索ステップにより探索された第2の経路の中から、前記閾値設定ステップで設定された閾値条件を満たす経路を推奨経路として特定するようにしてもよい。
本発明によれば、有料道路を含めた経路探索において、利用する価値のない有料道路が採用されないようにすることができる。
以下に、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を適用した車載用ナビゲーション装置1000の概略構成図である。図示するように、本実施形態の車載用ナビゲーション装置1000は、演算処理部1と、ディスプレイ2と、地図データ記憶装置3と、音声入出力装置4と、入力装置5と、車輪速センサ6と、地磁気センサ7と、ジャイロセンサ8と、GPS(Global Positioning System)受信装置9とを有する。
演算処理部1は、様々な処理を行う中心的ユニットである。例えば各種センサ6〜8やGPS受信装置9から出力される情報を基にして現在地を検出し、得られた現在地情報に基づいて、表示に必要な地図データを地図データ記憶装置3から読み出す。また、読み出した地図データをグラフィックス展開し、そこに現在地を示すマークを重ねてディスプレイ2へ表示する。また、不図示のビーコン、FM多重放送局、交通情報配信センタ等から受信した現況交通データ及び地図データ記憶装置3に記憶されている地図データを用いて、ユーザから指示された目的地と現在地(出発地)とを結ぶ最適な経路(推奨経路)を探索し、音声入出力装置4やディスプレイ2を用いてユーザを誘導する。
ディスプレイ2は、演算処理部1で生成されたグラフィックス情報を表示するユニットで、CRTや液晶ディスプレイなどで構成される。また、演算処理部1とディスプレイ2との間の信号S1は、RGB信号やNTSC(National Television System Committee)信号で接続するのが一般的である。
地図データ記憶装置3は、CD-ROMやDVD-ROMやHDDやICカードといった記憶媒体で構成されている。この記憶媒体には、地図データ、有料料金データ等が記憶されている。
図2は、地図データ記憶装置3に記憶されている地図データの構成例を示す図である。図示するように、メッシュ領域毎に地図データ310が記憶されている。地図データ310は、メッシュ領域の識別コード(メッシュID)311、および、そのメッシュ領域に含まれる道路を構成する各リンクのリンクデータ312を有する。リンクデータ312は、リンクの識別コード(リンクID)3121、リンクを構成する2つのノード(開始ノード、終了ノード)の座標情報3122、リンクを含む道路の種別情報3123、リンクの長さを示すリンク長情報3124、リンクの旅行時間情報3125、2つのノードにそれぞれ接続するリンクのリンクID(接続リンクID)3126などを有する。なお、ここでは、リンクを構成する2つのノードについて開始ノードと終了ノードとを区別することで、同じ道路の上り方向と下り方向とを、それぞれ別のリンクとして管理するようにしている。また、地図データ310には、対応するメッシュ領域に含まれている道路以外の地図構成物の情報(名称、種別、座標情報など)も含まれている。
地図データ記憶装置3には、さらに、有料道路の料金を算出するために用いられる料金データ340が記憶されている。
料金データ340は、図3に示すように、IN(入口)側料金所ノードID341とOUT(出口)側料金所ノードID342との組み合わせごとに、料金情報343、345を含んでいる。ノードIDは、リンクデータ312のノードID3122と対応している。
ところで、有料道路の料金は、単純に走行距離に比例するとは限らない。また、有料道路の入口(IN)と出口(OUT)が同じでも、通行経路によって料金が異なる場合もある。したがって、有料道路の料金は、走行経路ごとに定められているのが一般的である。
すなわち、有料料金データ340には、図3に示すように、経由地343ごとの料金345が含まれている。また、1つの経由地が特定されれば、1つの経路が特定されるとは限らない。複数の経由地によって1つの経路が特定される場合もある。そこで、かかる場合は、複数の経由地の経由地ノードID343により経路を特定し料金が求められるようになっている。
図1に戻って説明を続ける。音声入出力装置4は、演算処理部1で生成したユーザへのメッセージを音声信号に変換し出力すると共に、ユーザが発した声を認識し演算処理部1にその内容を転送する処理を行う。
入力装置5は、ユーザからの指示を受け付けるユニットで、スクロールキー、縮尺変更キーなどのハードスイッチ、ジョイスティック、ディスプレイ上に貼られたタッチパネルなどで構成される。
センサ6〜8およびGPS受信装置9は、車載用ナビゲーション装置で現在地(自車位置)を検出するために使用するものである。車輪速センサ6は、車輪の円周と計測される車輪の回転数の積から距離を測定し、さらに対となる車輪の回転数の差から移動体が曲がった角度を計測する。地磁気センサ7は、地球が保持している磁場を検知し、移動体が向いている方角を検出する。ジャイロ8は、光ファイバジャイロや振動ジャイロ等で構成され、移動体が回転した角度を検出するものである。GPS受信装置9は、GPS衛星からの信号を受信し移動体とGPS衛星間の距離と距離の変化率を3個以上の衛星に対して測定することで移動体の現在地、進行速度および進行方位を測定する。
図4は、演算処理部1のハードウェア構成例を示す図である。
図示するように、演算処理部1は、各デバイス間をバス32で接続した構成としてある。演算処理部1は、数値演算及び各デバイスを制御するといった様々な処理を実行するCPU(Central Processing Unit)21と、地図データ記憶装置3から読み出した地図データや演算データなどを格納するRAM(Random Access Memory)22と、プログラムやデータを格納するROM(Read Only Memory)23と、メモリ間およびメモリと各デバイスとの間のデータ転送を実行するDMA(Direct Memory Access)24と、グラフィックス描画を実行し且つ表示制御を行う描画コントローラ25と、グラフィックスイメージデータを蓄えるVRAM(Video Random Access Memory)26と、イメージデータをRGB信号に変換するカラーパレット27と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器28と、シリアル信号をバスに同期したパラレル信号に変換するSCI(Serial Communication Interface)29と、パラレル信号をバスに同期させてバス上にのせるPIO(Parallel Input/Output)30と、パルス信号を積分するカウンタ31と、を有する。
図5は、演算処理部1の機能構成を示す図である。
図示するように、演算処理部1は、ユーザ操作解析部41と、経路探索部42と、経路データ記憶部43と、経路誘導部44と、地図表示処理部45と、現在位置演算部46と、マップマッチ処理部47と、データ読込部48と、軌跡記憶部49と、メニュー表示処理部50と、グラフィックス処理部51とを有する。
現在位置演算部46は、車輪速センサ6で計測される距離パルスデータS5およびジャイロ8で計測される角加速度データS7を各々積分した結果得られる距離データおよび角度データを用い、そのデータを時間軸で積分していくことにより、初期位置(X,Y)から自車走行後の位置である現在地(X′,Y′)を定期的に演算し、マップマッチ処理部47に出力する処理を行う。ここで、自車の回転した角度と進む方位との関係を一致させるため、地磁気センサ7から得られる方位データS6と、ジャイロ8から得られる角加速度データS7を積分した角度データとを参照して、自車が進行している方向の絶対方位を推定する。なお、車輪速センサ6のデータおよびジャイロ8のデータを各々積分してゆくと、誤差が蓄積するため、ある時間周期でGPS受信装置9から得られた位置データS8をもとに蓄積した誤差をキャンセルするという処理を施して、現在地の情報をマップマッチ処理部47に出力する。
マップマッチ処理部47は、データ読込部48によって読み込まれた現在地周辺の地図データと、後述する軌跡記憶部49に記憶されている走行軌跡とを互いに照らし合わせ、形状の相関が最も高い道路(リンク)上に、現在位置演算部46より定期的に出力される現在地を合わせ込むというマップマッチ処理を行う。現在位置演算部46で得られる現在地の情報にはセンサ誤差が含まれているため、さらに位置精度を高めることを目的に、マップマッチ処理を行う。これにより、現在地は、多くの場合、走行道路と一致するようになる。
軌跡記憶部49は、マップマッチ処理部47でマップマッチ処理が施された現在地の情報を、軌跡データとして自車が所定距離走行する度に記憶する。なお、この軌跡データは、これまで走行してきた道路につき、対応する地図上の道路に軌跡マークを描画するために用いられる。
ユーザ操作解析部41は、入力装置5に入力されたユーザからの要求を受け、その要求内容を解析して、その要求内容に対応する処理が実行されるように演算処理部1の各部を制御する。例えば、ユーザが推奨経路の探索を要求したときは、目的地を設定するため、地図をディスプレイ2に表示する処理を地図表示部45に要求し、さらに、現在地(出発地)から目的地までの経路を演算する処理を経路探索部42に要求する。
経路探索部42は、ダイクストラ法等を用いて、指定された2地点(現在地、目的地)間を結ぶ経路のコスト(例えば、旅行時間)が最少となる経路を探索する。その結果得られた推奨経路を経路データ記憶部43に蓄える。
経路誘導部44は、経路データ記憶部43に蓄えられた経路で経路誘導を行う。例えば、経路の情報と、マップマッチ処理部47から出力された現在地の情報とを比較し、交差点等を通過する前に直進すべきか、右左折すべきかを音声出入力装置4を用いて音声でユーザに知らせる。
データ読込部48は、ディスプレイ2への表示が要求される領域や、経路探索のために要求される領域(出発地および目的地を含む領域)にある地図データを、地図データ記憶装置3から読み込み準備するように動作する。
地図表示処理部45は、ディスプレイ2への表示が要求される領域にある地図データを地図データ記憶装置3から受け取り、グラフィック処理部51が、指定された縮尺、描画方式で、道路、その他の地図構成物や、現在地、目的地、誘導経路のための矢印といったマークを描画するように地図描画コマンドを生成する。
メニュー表示処理部50は、ユーザ操作解析部41から出力される命令を受け、グラフィック処理部51が、様々な種類のメニューやグラフなどを描画するようにメニュー描画コマンドを生成する。
グラフィックス処理部51は、地図表示処理部45およびメニュー表示処理部50で生成されたコマンドを受け、ディスプレイ2に表示する画像データをVRAM26にイメージ展開する。
上記のように構成される車載用ナビゲーション装置1000は、有料道路を含めて経路探索する場合、有料道路のコストを他の道路に比べ低めに設定(あるいは、他の道路のコストを有料道路に比べ高めに設定)して、出発地(現在位置)から目的地までの経路探索を行う。探索された経路に有料道路が含まれる場合は、その有料道路を迂回する経路を探索する。そして、迂回する経路と元の有料道路を含む経路とを、旅行時間、有料料金の観点から比較し推奨経路を特定する。
[動作の説明] 次に、上記のように構成される車載用ナビゲーション装置1000の動作を説明する。図6は、上記のように構成される車載用ナビゲーション装置1000の経路探索処理の流れの概略を示すフロー図である。
このフローは、経路探索部42が、ユーザからの経路探索要求を受け付けることにより開始される。
まず、経路探索部42は、出発地・目的地の設定を行う(S101)。具体的には、経路探索部42は、入力装置2を介して、ユーザから出発地、目的地の入力を受け付ける。入力は、文字入力により行うようにしてもよいし、ディスプレイ2に、地図を表示して、地図上で特定するようにしてもよい。
次に、経路探索部42は、探索条件の設定を行う(S102)。このとき、経路探索部42は、メニュー表示処理部50を介して、ディスプレイ2に、図7に示すように、探索条件設定画面210を表示する。
本実施形態では、有料道路を優先して経路探索を行うモードと、有料道路を特に優先することなく経路探索を行うモード等がある。そこで、探索条件設定画面210には、これらのモードを選択する選択肢212、214が表示されている。そして、ユーザが、この選択肢212、214を入力装置5を介して選択することができるようになっている。
経路探索部42は、ユーザにより選択された選択肢を、探索条件に設定する。
有料道路を優先することなく経路探索を行うように設定された場合(S102でNo)、経路探索部42は、有料道路を優先することなく経路探索を行う(S120)。具体的には、経路探索部42は、リンクデータ312のリンク旅行時間3125と料金データ340を参照して、旅行時間3125と有料料金345をコストとして、出発地から目的地までのコストが最少となる経路をダイクストラ法等により求める。そして、求めた経路を候補経路として、その所要時間をT1とする。また、候補経路が有料道路を含む場合は、有料料金データ340を参照して有料料金の総額を算出し、算出した総額をP1とする。
そして、経路探索部42は、候補経路を推奨経路とし、所要時間T1、所要料金P1とともに、経路データ記憶部43に記憶する(S130)。
一方、有料道路を優先して経路探索を行うように設定された場合(S102でNo)、経路探索部42は、有料道路を通りやすくして経路探索を行う(S104)。具体的には、経路探索部42は、リンクデータ312のリンク旅行時間3125と料金データ340を参照して、旅行時間3125と料金345をコストとして、出発地から目的地までのコストが最少となる経路をダイクストラ法等により求める。このとき、有料道路に属すリンクのコストについてはその他の道路に属すリンクのコストより低め設定する。例えば、旅行時間3125と料金345からなるコストに、コスト係数(1以下、例えば0.5)を乗じて、リンクコストとする。こうすることで、推奨経路に有料道路が含まれやすくなる。
経路探索部42は、求めた経路を候補経路として、その所要時間をT1とする。また、候補経路が有料道路を含む場合は、有料料金データ340を参照して有料料金の総額を算出し、算出した総額をP1とする。
次に、経路探索部42は、S104で求めた候補経路が有料道路を含むか否か判定する(S106)。候補経路が有料道路を含まない場合(S106でNo)、経路探索部42は、S130に処理を移行する。そして、経路探索部42は、候補経路を推奨経路として経路データ記憶部43に記憶する(S130)
一方、候補経路が有料道路を含む場合(S106でYes)、経路探索部42は、候補経路の見直し処理(S108〜S116)を行う。ここでは、経路探索部42は、有料道路の回避経路を求め、候補経路に含まれる有料道路それぞれについて推奨経路に含ませるべきか否かの見直しを行う。
まず、回避経路の探索(S108)について説明する。
図8は、回避経路の探索処理(S108)の流れを示すフロー図である。
まず、経路探索部42は、候補経路に含まれる有料道路区間(同種の有料道路に属する有料道路は1区間とする)であって、まだ見直しがされていない有料道路区間を抽出する(S1081)。ここで、見直しがされてない有料道路区間とは、図6のS108〜S116の見直し処理がなされていない有料道路区間をいう。
次に、経路探索部42は、S1081で抽出した有料道路区間の中から、目的地に最も近い方にある有料道路区間を選択し、回避すべき有料道路区間に設定する(S1082)。S108の処理を初めて行う場合、見直しされた有料道路区間はない。したがって、この場合、経路探索部42は、目的地に一番近い方にある有料道路区間が回避すべき有料道路区間となる。
続いて、経路探索部42は、候補経路上に、回避すべき有料道路区間の前に有料道路区間があるか否か判定する(S1083)。ある場合(S1083でYes)、経路探索部42は、候補経路上の、回避すべき有料道路区間の一つ前の有料道路区間の出口を地点Xと設定する。
地点Xは、実際の有料道路区間の出口に限らず、実情に応じて、出口周辺の地点を適宜予め定めておいてもよい。例えば、有料道路区間の出口側料金所を出て、一般道に入る合流地点であってもよいし、合流地点付近において渋滞が考えられる場合は、渋滞が緩和される地点であってもよい
一方、回避すべき有料道路区間の前に有料道路区間がない場合(S1083でNo)、出発地を地点Xと設定する(S1085)。
次に、経路探索部42は、候補経路上に、回避すべき有料道路区間の次に有料道路区間があるか否か判定する(S1086)。ある場合(S1086でYes)、経路探索部42は、候補経路上の、回避すべき有料道路区間の次の有料道路区間の入口を地点Yと設定する(S1087)。
地点Yは、実際の有料道路区間の入口に限らず、実情に応じて、入口周辺の地点を適宜予め定めておいてもよい。例えば、有料道路の入口側料金所に通じる道路への合流地点であってもよいし、合流地点付近において渋滞が考えられる場合は、合流地点をより手前の渋滞していない地点であってもよい。
一方、回避すべき有料道路区間の次に有料道路区間がない場合(S1086でNo)、目的地を地点Yと設定する(S1088)。
地点Xと地点Yが設定されると、経路探索部42は、地点Xから地点Yまでの経路であって、かつ回避すべき有料道路区間を含まない経路を探索する(S1089)。具体的には、経路探索部42は、地点Xから地点Yまでを、その有料道路区間を含めないで、旅行時間をリンクコストとして、コストが最少となる経路をダイクストラ法等により探索する。
次に、経路探索部42は、候補経路のうち、地点Xから地点Yまでを、S1089で探索した地点Xから地点Yまでの経路に入れ替える。そして得られた経路を回避経路とし、処理を終了する(S1090)。
図6に戻って説明する。
経路探索部42は、求めた回避経路の総所要時間をT2、有料料金の総額をP2とする。有料料金の総額P2は、有料料金データ340を参照して、回避経路に含まれる有料道路の料金の総額を算出することで求めることができる。
次に、経路探索部42は、所要時間、有料料金について閾値判定処理(S110、S112)を行う。
まず、経路探索部42は、T2−T1が予め定めた時間閾値(例えば、1時間)より小さいか否かを判定する(S110)。T2−T1が時間閾値より小さい場合(S110でYes)、経路探索部42は、回避経路を候補経路とする。また、T1にT2の値を入れ、P1にP2の値を入れる(S114)。
一方、T2−T1が時間閾値以上の場合(S110でNo)、経路探索部42は、P1−P2が予め定めた料金閾値(例えば、1000円)以上か否かを判定する(S112)。P1−P2が料金閾値以上の場合(S112でYes)、経路探索部42は、回避経路を候補経路とする。また、T1にT2の値を入れ、P1にP2の値を入れる(S114)。
一方、P1−P2が料金閾値より小さい場合(S112でNo)、経路探索部42は、そのまま処理をS116に移行する。
次に、経路探索部42は、候補経路に見直しされていない有料道路が含まれているか否か判定する(S116)。見直しされていない有料道路が含まれている場合(S116でYes)、経路探索部42は、S108に処理を移行し、再び回避経路を探索する。
一方、見直しされていない有料道路区間が含まれていない場合(S116でNo)、経路探索部42は、S130に処理を移行する。
そして、経路探索部42は、候補経路を推奨経路に設定し、経路データ記憶部43に記憶する(S130)。
なお、S1089で、回避すべき有料道路区間を回避した地点X−Y間の経路を探索した場合、別の新たな有料道路が含まれる経路が探索される場合がある。この場合でも図6、図8のフローを適用し、候補経路と回避経路の比較を行うことで、最終的に推奨経路を求めることができる。
以上、図6、図8を用いて経路探索処理について説明した。
次に、上記経路探索処理について、図9、図10を用いて、具体的なモデルを示して説明する。
図9は、図6のS104において、有料道路区間A,B及びCを含む候補経路(a)が探索された場合について、説明するための図である。
図示するように、経路(a)のモデルは、出発地、目的地間に有料道路区間A,B及びC(図中、点線)を含んでいる。有料道路区間の入口、出口は、例えば、有料道路区間Aの入口をAin、出口をAoutという具合に表している。
この候補経路(a)について、見直し処理(S108〜S116)を行う場合について説明する。
まず、経路探索部42は、経路(a)から見直し処理がなされていない有料道路を抽出する(S1081)。経路(a)では、有料道路区間A、B及びCが抽出される。
次に、経路探索部42は、S1081で抽出した有料道路区間の中から、目的地に一番近い方にある有料道路区間を選択し、回避すべき有料道路区間に設定する(S1082)。経路(a)では、有料道路区間Cが選択される。
続いて、経路探索部42は、候補経路上に、有料道路区間Cの前に有料道路区間があるか否か判定する(S1083)。経路(a)では、有料道路区間Cの前に有料道路Bがあるので(S1083でYes)、経路探索部42は、有料道路区間Bの出口Boutを地点Xと設定する。
次に、経路探索部42は、候補経路上に、有料道路区間Cの次に有料道路区間があるか否か判定する(S1084)。経路(a)では、有料道路区間Cの次に有料道路区間はないので(S1084でNo)、目的地を地点Yと設定する(S1088)。
地点Xと地点Yが設定されると、経路探索部42は、地点X(Bout)から地点Y(目的地)までの経路を探索する(S1089)。経路(a)については、経路(b)に示すX1が探索される。
次に、経路探索部42は、候補経路(a)のうち、地点X(Bout)から地点Y(目的地)までを、探索した経路X1に入れ替える。そして得られた経路(b)を回避経路とし、回避経路探索処理を処理を終了する(S1090)。
S1090の処理が終了すると、経路探索部42は、候補経路(a)と回避経路(b)について、図6に示す閾値判定処理S110、S112を行う。
閾値判定処理S110、S112のいずれかがYesの場合、経路探索部42は、回避経路(b)を候補経路と設定する(S114)。そして、経路探索部42は、まだ見直しされていない有料道路があるか判定する(S116)。候補経路(b)において、有料道路区間AおよびBは、まだ見直しされていないので(S116でYes)、経路探索部42は、S108に処理を移行し、再び回避経路探索処理(S108)を行う。そして、今度は、回避経路(c)が探索されることになる。そして、候補経路(b)とともに閾値判定処理S110、S112が行われることになる。
一方、候補経路(a)と回避経路(b)とでの閾値判定処理S110、S112のいずれもがNoの場合、経路探索部42は、候補経路は経路(a)のままにして、S108の処理に移行する。そして、今度は、新たな回避経路dが探索されることになる。そして、候補経路(a)と回避経路(d)とでの、閾値判定処理S110、S112を行うことになる。
以上のような処理を繰り返すと、閾値判定の結果により、図9で示すような経路(b)〜(g)が回避経路として探索されうる。
図10に、閾値判定処理により、最終的に候補経路が求まるまでの流れを示す。図示するように、例えば、候補経路(a)と回避経路(b)とでの閾値判定で(S301)、経路(a)が候補経路にとどまった場合、候補経路(a)は、回避経路(d)とで閾値判定がなされる(S302)。S302で経路(d)が新たな候補経路となった場合、今度は、候補経路(d)と回避経路(f)とで閾値判定がなされる(S305)。S305で回避経路(f)が新たな候補経路になった場合、経路(f)が推奨経路として特定されることになる。
同様にして、閾値判定処理の結果によって、経路(a)〜(d)のいずれかが推奨経路として特定される(S301〜S306)。
以上、経路探索処理について説明した。
推奨経路が探索されると、経路探索部42は、推奨経路を、図11に示すように、メニュー表示処理部50を介してディスプイ2に表示する。
画面810上には、地図820上に、出発地824から目的地825までの推奨経路829が表示されている。推奨経路829は、インターチャンジ828aと828bの間、828cと828dの間を、それぞれ高速道路(有料道路)826および820を経由している。
また、画面上810には有料料金831および所要旅行時間832も表示されている。
なお、ビーコンやFM多重放送局、交通情報配信センタから受信した渋滞情報835を表示するようにしてもよい。
以上、本発明が適用された一実施形態について説明した。
本実施形態によれば、よりユーザの要求に沿った経路を探索できる。
また、有料道路のコストについて画一的に他の道路に比べ低めに設定するようにして経路探索する場合でも、有料道路を迂回する経路と比較することで、よりユーザの要求に沿った経路を探索することができる。すなわち、利用価値のない有料道路や旅行時間時間の短縮に見合わない料金の有料道路が採用されない経路探索ができる。
また、有料道路を用いる経路と有料道路を回避する経路について、旅行時間、や旅行料金の面から比較するので、旅行時間時間の短縮に見合わない料金の有料道路を除外した推奨経路を容易に探索することができる。
また、有料道路を用いる経路と有料道路を回避する経路について比較する場合、閾値を設定して比較する。したがって、比較処理が容易である。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形が可能である。
例えば、図6、図8で示した処理のステップは、本願発明の要旨の範囲内で順番を変更することができる。
例えば、上記実施形態では閾値判定処理において、時間閾値を判定した後、料金閾値を判定してるが、この順番は逆であってもよい。
また、図8のフローにおいて、地点Xを設定してから地点Yを設定しているが、この順番を逆にしてもよい。
また、図8に示すS1082では、目的地に最も近い有料道路を選択するようにしているが、出発地から最も近い有料道路を選択するようにしてもよい。
また、時間閾値、旅行時間閾値のほかに閾値を設けて、閾値判定処理を行うようにしてもよい。例えば、旅行距離閾値を設けて、候補経路と回避経路の旅行距離の差が予め定めた旅行距離閾値を越える場合は、候補経路をそのまま採用し、超えない場合は、回避経路を新たな候補経路と設定するようのしてもよい。
また、時間閾値、料金閾値等の閾値を変更できるようにすることもできる。
例えば、ユーザ操作解析部41が、ディスプレイ2に、メニュー表示処理部50を介して、図12に示すような閾値設定画面を表示する。
閾値設定画面500には、時間閾値512、料金閾値522の入力を受け付ける表示がなされている。すなわち、ユーザが、閾値の増減ボタン514A,514B、524A、524Bを押すことで、容易に閾値を設定できるようになっている。また、閾値をどのように定めればよいかの判断を助けるメッセージ532、534が表示されている。ユーザ操作解析部41は、ユーザにより入力装置5を介して入力された値を、それぞれの閾値として設定する。
このようにすれば、ユーザの好みに応じて、閾値が設定できるようになる。そして、節約したい時間、節約したい料金の度合いを考慮したリーズナブルな経路が探索できる。
また、本実施形態は、以下のような変形例も可能である。
上記実施形態では、回避経路を一つずつ求めて、求めた回避経路と候補経路を閾値判定処理により比較している。これに限らず、予め、全ての回避経路を求めておき、その後で、最初に求めた候補経路と閾値判定処理を行うようにしてもよい。
図13は、かかる場合の推奨経路を求める処理の流れを示す図である。図示するように、上記実施形態と同様に、経路探索部42は、候補経路が有料道路を含むか否か判定する(S206)。含む場合(S206で、Yes)、経路探索部42は、全ての回避経路を求める(S208)。回避経路を求める処理は、上述した、図8に示す処理と同様に行うことができる。候補経路がn個の有料道路を含む場合、(nの2乗−2)本の回避経路が探索されることになる。そして、全ての回避経路が求まると、経路探索部42は、回避経路ごとに、候補経路との間で閾値判定処理を行う。閾値判定処理S210、S212のいずれかでYesの場合、経路探索部42は、その回避経路を推奨経路として経路データ記憶部43に記憶する(S214)。全ての回避経路について、閾値判定処理を行うと(S215)、経路探索部42は、経路データ記憶部43に、すでに推奨経路が登録されているか判定する(S216)。すでに、回避経路が推奨経路として、登録されている場合は、そのまま処理を終了する。一方、推奨経路が登録されていない場合、経路探索部42は、候補経路を推奨経路として、経路データ記憶部43に記憶し、処理を終了する。
このような経路探索処理によれば、閾値の設定の仕方によって、推奨経路が複数求まる場合がある。かかる場合は、さらに新たな閾値を設けて、この閾値を用いて閾値判定処理により、一つの推奨経路が求まるようにしてもよい。また、旅行距離が最も短い経路を選択して、一つの推奨経路に絞り込むようにしてもよい。また、複数の推奨経路をディスプレイに表示して、ユーザに選択させるようにしてもよい。
さらに、本実施形態は、以下のような変形が可能である。
上記実施形態では、経路探索で用いるコストとして、リンクデータ312の旅行時間3122を用いている。しかし、これに限らず、リンクの旅行時間を含む現況の交通情報が入手された場合、この旅行時間をコストとして用いて経路探索するようにしてもよい。
例えば、車載用ナビゲーション装置1000は、さらに、ビーコン、FM多重放送局、交通情報配信センタ等から交通情報を受信する受信装置を有し、受信した交通情報の中に、現況のリンク旅行時間が含まれている場合は、その旅行時間を経路探索に利用する。受信する交通情報としては、例えば、VICS情報等が挙げられる。このようにすれば、車載用ナビゲーション装置1000は、現況の交通事情を考慮した推奨経路の探索を行うことができる。
なお、本発明を車載用ナビゲーション装置に適用した例について説明したが、本発明は車載用以外のナビゲーション装置にも適用することができる。
図1は、車載用ナビゲーション装置1000の概略構成図である。 図2は、地図データ記憶装置3に記憶されている地図データの構成例を示す図である。 図3は、地図データ記憶装置3に記憶されている料金データの構成例を示す図である。 図4は、演算処理部1のハードウェア構成を示す図である。 図5は、演算処理部1の機能構成を示す図である。 図6は、車載用ナビゲーション装置1000の経路探索処理の概略を示すフロー図である。 図7は、探索条件設定画面の表示例を示す図である。 図8は、図6のS108の回避経路探索処理の流れのを示すフロー図である。 図9は、回避経路探索処理を具体的に説明するための候補経路および回避経路のモデルを示す図である 図10は、図9で示す経路モデルにおける候補経路が特定するまでの流れを具体的に説明するためのフロー図である。 図11は、推奨経路の表示例を示す図である。 図12は、時間閾値、旅行閾値の変更を受け付ける表示画面の一例である。 図13は、図6で示した経路探索処理の変形例の概略を示すフロー図である。
符号の説明
1・・・演算処理部、2・・・ディスプレイ、3・・・データ記憶装置、4・・・音声出入力装置、5・・・入力装置、6・・・車輪速センサ、7・・・地磁気センサ、8・・・ジャイロ、9・・・GPS受信機、11・・・車内LAN装置、21・・・CPU、22・・・RAM、23・・・ROM、24・・・DMA、25・・・描画コントローラ、26・・・VRAM、27・・・カラーパレット、28・・・A/D変換器、29・・・SCI、30・・・PIO、31・・・カウンタ、41・・・ユーザ操作解析部、42・・・経路探索部、43…経路データ記憶部、44・・・経路誘導部、45・・・地図表示処理部、46・・・現在位置演算部、47・・・マップマッチ処理部、48・・・データ読込部、49・・・軌跡記憶部、50・・・メニュー表示処理部、51・・・グラフィックス処理部

Claims (11)

  1. ナビゲーション装置であって、
    地図上の道路を構成する各リンクのリンクデータと、有料道路区間に関する情報とを記憶する記憶装置と、
    旅行時間に関する閾値条件と旅行料金に関する閾値条件のうち少なくとも1つを設定する閾値設定手段と、
    前記リンクデータを用いて、有料道路区間に属するリンクのコストを他のリンクに比べ低設定し、出発地から目的地までのコストが最少となる第1の経路を探索する有料経路探索手段と、
    前記有料経路探索手段により探索された第1の経路が有料道路区間を含む場合、当該第1の経路に含まれる有料道路区間のうち少なくとも1つを回避する第2の経路を探索する回避経路探索手段と、
    前記有料経路探索手段により探索された第1の経路と前記回避経路探索手段により探索された第2の経路の中から、前記閾値設定手段で設定された閾値条件を満たす経路を推奨経路として特定する推奨経路特定手段と
    を有することを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 請求項1に記載のナビゲーション装置であって、
    前記回避経路探索手段は、前記第1の経路に含まれる有料道路区間のうち少なくとも1つを回避する第2の経路が複数ある場合、
    前記第1の経路と複数の第2の経路の中から、前記閾値設定手段で設定された閾値条件を満たす経路を推奨経路として特定する
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 請求項1又は2に記載のナビゲーション装置であって、
    前記旅行時間に関する閾値又は前記旅行料金に関する閾値は、旅行時間の差又は旅行料金の差に関する閾値である
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のナビゲーション装置であって、
    前記回避経路探索手段により探索される第2の経路は、
    前記第1の経路上の回避すべき有料道路区間の前後に有料道路区間がある場合は、
    前記第1の経路中の出発地から前記回避すべき有料道路区間の一つ前の有料道路区間の出口までの経路と、
    前記回避すべき有料道路区間の一つ前の有料道路区間の出口から前記回避すべき有料道路区間の次の有料道路区間の入口までの経路であって前記回避すべき有料道路区間を回避した経路と、
    前記第1の経路中の前記回避すべき有料道路区間の次の有料道路区間の入口から目的地までの経路とからなり、
    前記第1の経路上の前記回避すべき有料道路区間の前に有料道路区間があるが、後にはない場合は、
    前記第1の経路中の出発地から前記回避すべき有料道路区間の一つ前の有料道路区間の出口までの経路と、
    回避すべき有料道路区間の一つ前の有料道路区間の出口から目的地までの経路であって前記回避すべき有料道路区間を回避した経路とからなり、
    前記第1の経路上の前記回避すべき有料道路区間の前に有料道路区間はないが、後にはある場合は、
    出発地からから前記回避すべき有料道路区間の次の有料道路区間の入口までの経路であって前記回避すべき有料道路区間を回避した経路と、
    前記第1の経路中の前記回避すべき有料道路区間の次の有料道路区間の入口から目的地までの経路とからなる
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置であって、
    さらに、
    前記閾値条件の入力を受け付ける閾値受付手段を有し、
    前記閾値設定手段は、前記閾値受付手段で受け付けた閾値条件を設定する
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のナビゲーション装置であって、
    さらに、
    前記リンクの現況の旅行時間を入手する交通情報入手手段を有し、
    前記経路探索手段は、前記交通情報入手手段で入手した現況のリンクの旅行時間をリンクのコストとして用いて経路探索を行う
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  7. ナビゲーション装置の経路探索方法であって、
    前記ナビゲーション装置は、
    地図上の道路を構成する各リンクのリンクデータと、有料道路に関する情報とを記憶する記憶装置を有し、
    旅行時間に関する閾値条件と旅行料金に関する閾値条件のうち少なくとも1つを設定する閾値設定ステップと、
    前記リンクデータを用いて、有料道路に属するリンクのコストを他のリンクに比べ低設定し、出発地から目的地までのコストが最少となる第1の経路を探索する有料経路探索ステップと、
    前記有料経路探索ステップにより探索された第1の経路が有料道路区間を含む場合、当該第1の経路に含まれる有料道路区間のうち少なくとも1つを回避する第2の経路を探索する回避経路探索ステップと、
    前記有料経路探索ステップにより探索された第1の経路と前記回避経路探索ステップにより探索された第2の経路の中から、前記閾値設定ステップで設定された閾値条件を満たす経路を推奨経路として特定する推奨経路特定ステップと
    を行うことを特徴とするナビゲーション装置の経路探索方法。
  8. 請求項7に記載のナビゲーション装置の経路探索方法であって、
    前記回避経路探索ステップは、前記第1の経路に含まれる有料道路区間のうち少なくとも1つを回避する第2の経路が複数ある場合、
    前記第1の経路と複数の第2の経路の中から、前記閾値設定ステップで設定された閾値条件を満たす経路を推奨経路として特定する
    ことを特徴とするナビゲーション装置の経路探索方法。
  9. 請求項7又は8に記載のナビゲーション装置の経路探索方法であって、
    前記旅行時間に関する閾値又は前記旅行料金に関する閾値は、旅行時間の差又は旅行料金の差に関する閾値である
    ことを特徴とするナビゲーション装置の経路探索方法。
  10. 請求項7〜9のいずれか一項に記載のナビゲーション装置の経路探索方法であって、
    前記回避経路探索ステップにより探索される第2の経路は、
    前記第1の経路上の回避すべき有料道路区間の前後に有料道路区間がある場合は、
    前記第1の経路中の出発地から前記回避すべき有料道路区間の一つ前の有料道路区間の出口までの経路と、
    前記回避すべき有料道路区間の一つ前の有料道路区間の出口から前記回避すべき有料道路区間の次の有料道路区間の入口までの経路であって前記回避すべき有料道路区間を回避した経路と、
    前記第1の経路中の前記回避すべき有料道路区間の次の有料道路区間の入口から目的地までの経路とからなり、
    前記第1の経路上の前記回避すべき有料道路区間の前に有料道路区間があるが、後にはない場合は、
    前記第1の経路中の出発地から前記回避すべき有料道路区間の一つ前の有料道路区間の出口までの経路と、
    回避すべき有料道路区間の一つ前の有料道路区間の出口から目的地までの経路であって前記回避すべき有料道路区間を回避した経路とからなり、
    前記第1の経路上の前記回避すべき有料道路区間の前に有料道路区間はないが、後にはある場合は、
    出発地からから前記回避すべき有料道路区間の次の有料道路区間の入口までの経路であって前記回避すべき有料道路区間を回避した経路と、
    前記第1の経路中の前記回避すべき有料道路区間の次の有料道路区間の入口から目的地までの経路とからなる
    ことを特徴とするナビゲーション装置の経路探索方法。
  11. 請求項7〜10のいずれか一項に記載のナビゲーション装置の経路探索方法であって、
    前記ナビゲーション装置は、さらに、
    前記閾値条件の入力を受け付ける閾値受付ステップを行い、
    前記閾値設定ステップは、前記閾値受付ステップで受け付けた閾値条件を設定する
    ことを特徴とするナビゲーション装置の経路探索方法。
JP2004001947A 2004-01-07 2004-01-07 ナビゲーション装置と、その経路探索方法 Expired - Fee Related JP4409965B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004001947A JP4409965B2 (ja) 2004-01-07 2004-01-07 ナビゲーション装置と、その経路探索方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004001947A JP4409965B2 (ja) 2004-01-07 2004-01-07 ナビゲーション装置と、その経路探索方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005195451A JP2005195451A (ja) 2005-07-21
JP4409965B2 true JP4409965B2 (ja) 2010-02-03

Family

ID=34817314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004001947A Expired - Fee Related JP4409965B2 (ja) 2004-01-07 2004-01-07 ナビゲーション装置と、その経路探索方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4409965B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047034A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Toyota Motor Corp 経路情報提供装置
JP4921748B2 (ja) * 2005-09-13 2012-04-25 株式会社トヨタマップマスター ナビゲーションシステム。
JP2008082884A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Funai Electric Co Ltd ナビゲーション装置
JP4834509B2 (ja) * 2006-10-13 2011-12-14 アルパイン株式会社 車載用ナビゲーション装置
JP2008185524A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Xanavi Informatics Corp ナビゲーション装置、その経路探索方法
RU2523192C2 (ru) 2008-12-22 2014-07-20 Теле Атлас Норт Америка, Инк. Способы, устройства и картографические базы данных для прокладки "зеленого" маршрута
JP5050273B2 (ja) * 2009-09-01 2012-10-17 住友電工システムソリューション株式会社 経路探索方法、経路探索装置及びコンピュータプログラム
KR101635018B1 (ko) * 2009-11-25 2016-07-01 엘지전자 주식회사 내비게이션 장치 및 그 방법
JP6387837B2 (ja) * 2015-01-09 2018-09-12 株式会社デンソー 経路提示装置
JP6680734B2 (ja) * 2017-09-20 2020-04-15 ヤフー株式会社 移動体制御装置、移動体制御方法、及び移動体制御プログラム
JP6741922B1 (ja) * 2019-10-08 2020-08-19 日興運送株式会社 車両運行計画作成装置
CN112629524A (zh) * 2020-12-03 2021-04-09 文诚恒远(天津)供应链管理服务有限公司 出行路径推荐管理方法、装置和电子设备
CN113587949A (zh) * 2021-08-05 2021-11-02 上海连尚网络科技有限公司 导航路线推送方法和设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005195451A (ja) 2005-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7634356B2 (en) Navigation device
US7194356B2 (en) Route search method in navigation system
JP4374242B2 (ja) ナビゲーション装置およびコンピュータプログラム。
WO2005068940A1 (ja) ナビゲーション装置の経路探索方法
JP2007051997A (ja) ナビゲーション装置
JP2007071581A (ja) ナビゲーション装置
JP4409965B2 (ja) ナビゲーション装置と、その経路探索方法
JP2006047246A (ja) ナビゲーション装置の経路探索方法
JP4263007B2 (ja) ナビゲーション装置の経路探索方法
JP4442546B2 (ja) カーナビゲーション装置
JP2006215189A (ja) ナビゲーション装置の表示方法
JP4501685B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置
JP2004271375A (ja) ナビゲーション装置
JP4263071B2 (ja) ナビゲーション装置、経路探索方法
JP4135536B2 (ja) 車両のナビゲーション装置
JP5068114B2 (ja) 車載用ナビゲーション装置、及び、車載用ナビゲーション装置におけるアイコン表示方法
JP4409968B2 (ja) ナビゲーション装置の経路誘導方法、およびナビゲーション装置
JP2008268149A (ja) ナビゲーション装置及び経路誘導方法
JP2005121425A (ja) ナビゲーション装置の経路探索方法
JP2005114552A (ja) ナビゲーション装置の経路探索方法
JP4756999B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2004045053A (ja) 車載ナビゲーション装置
JP4263058B2 (ja) ナビゲーション装置、その経路探索方法
JP2006275766A (ja) ナビゲーション装置
JP4307947B2 (ja) ナビゲーション装置、経路探索方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090324

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees