JP5034722B2 - 走査光学系、光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

走査光学系、光走査装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、レーザービームプリンタ等の描画装置に用いられている、ポリゴンミラーを用いた走査光学系、光走査装置及び、該光走査装置を有する画像形成装置に関するものである。
従来より、レーザービームプリンタにおいては、半導体レーザから出射された光束を等速回転するポリゴンミラーで偏向させ、被走査面上へ光束を収束させつつ走査する走査光学系を有する光走査装置を用いて書き込みが行われている。
このような走査光学系として、波長λが780nmの光源と、面数が6面のポリゴンミラーを用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−337916号公報
近年、レーザービームプリンタにおいても、印字の高速化及び印字の高精細化の要望がある。
この高速化に対しては、ポリゴンミラーの反射面数を多くし、1回転当たりの書き込み回数を増加させて高速化することが考えられ、印字の高精細化に対しては、像面である被走査面上でのビーム径を小さくすることが考えられる。
一方、走査光学系においては、像面である被走査面上での主走査方向のビーム径をΦ、光源の波長をλ、ポリゴンミラーと被走査面の間に配置された結像レンズ群の主走査方向の焦点距離をf、結像レンズ群に入射する主走査方向の光束径をGとすると、
Φ=C×λ×f/G (Cは比例定数) (6)
の関係がある。
また、ポリゴンミラーで反射された光束と結像レンズ群の光軸とのなす角をθ、被走査面と結像レンズ群の光軸との交点から被走査面のビームまでの距離をYとすると、
Y=f×θ (7)
の関係がある。
単純にポリゴンミラーの反射面数を多くすると、反射面1面当たりの走査の最大角は小さくなる。即ち、θの最大値が小さくなり、同じ走査幅を確保するには、(7)式より結像レンズ群の焦点距離fを大きく設定する必要がある。このため、走査光学系が大型化する問題がある。
更に、焦点距離fが大きくなると、(6)式よりビーム径Φが大きくなり印字の精細化が、より困難になる問題がある。ビーム径Φを小さくするために、結像レンズ群に入射する主走査方向の光束径Gを大きく設定すると、ポリゴンミラーを大型化、ポリゴンミラーのコスト増、ポリゴンミラーの質量増による負荷に耐えるモータの使用によるコスト増等の問題となる。
上記特許文献1の、使用波長が780nm、ポリゴンミラーの反射面数が6、結像レンズ群の焦点距離が150mmで構成された走査光学系においても、A4の紙面の短辺方向の走査幅を236mmとしたとき、ポリゴンミラーの1つの反射面が振れる角度は45.1°であり、ポリゴンミラーに形成できる反射面数は最大でも7面までである。また、結像レンズ群の焦点距離を150mmより大きくしてポリゴンミラーの反射面数を多くすると、ポリゴンミラーの外接円の直径が大きくなってしまう問題がある。
即ち、反射面数を増加させたポリゴンミラーを用いて、低コストで、印字の高速化と高精細化を達成することは困難であった。
本発明は、上記問題に鑑み、小型、低コストでありながら、印字の高速化と高精細化のなされた走査光学系、光走査装置及び、小型、低コストでありながら、印字の高速化と高精細化のなされた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明による走査光学系は、波長λの光束を出射する光源と、該光源からの光束を偏向させ走査させるポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーと被走査面の間に配置され、被走査面上に光スポットを形成する2枚構成であり樹脂で形成された結像レンズ群を有するアンダーフィルドタイプの走査光学系において、前記光源から出射される波長λは600nm以下であり、且つ、
0.06≦(1/N)×(L/f)≦0.11 (1)
8≦N≦12 (2)
但し、N:ポリゴンミラーの反射面数
L:走査幅
f:結像レンズ群の主走査方向の焦点距離
を満足し、
前記ポリゴンミラーの外接円の直径をD(mm)としたとき、
25≦D≦50 (4)
を満足することが好ましい。
上記の(1)式は、印字の高速化と低コスト化のための条件式である。
上記(1)式の下限を下回るよう、走査画角(L/f)を小さくすると、必要な走査幅の確保が困難となる。また、ポリゴンミラーの反射面数Nを多くすると、走査幅を確保するために1反射面当たりの幅が大きくなり、ポリゴンミラーの径が大型化し、走査光学系が大きくなると共にコスト増となる。
上記(1)式の上限を上回るよう、ポリゴンミラーの反射面数Nを少なくすると、ポリゴンミラー1回転当たりの走査回数が少なくなるため印字の高速化が困難となる。また、走査画角(L/f)を大きくすると、結像性能を良好に保つために結像レンズ群の構成枚数が増え、走査光学系のコンパクト化が困難となると共に、コスト増となる。
上記の(2)式は、印字の高速化のための条件式である。
上記(2)式の下限を下回るNにすると、ポリゴンミラー1回転当たりの走査回数が少なくなり印字の高速化が困難となる。上記(2)式の上限を上回るNにすると、ポリゴンミラー1面当たりの走査画角が小さくなり、走査幅を確保するためには結像レンズの焦点距離が長くなり、走査光学系のコンパクト化が困難になる。
更に、
9≦N≦11
であれば、より望ましい。
上記の(4)式は、ポリゴンミラーのサイズを最適化するための条件式である。
上記(4)式の下限を下回るDにすると、ポリゴンミラー1面当たりの走査画角を確保するためには、ポリゴンミラーの反射面数を少なくしなければならず、ポリゴンミラー1回転当たりの走査回数が少なくなり印字の高速化が困難になる。上記(4)式の上限を上回るDにすると、ポリゴンミラーサイズが大きくなり、走査光学系のコンパクト化が困難になる。
更に、
30≦D≦40
であれば、より望ましい。
また、前記光源から出射する光束と、前記結像レンズ群の光軸とのなす角をθ1(°)としたとき、
40≦θ1≦75 (3)
を満足することが好ましい。
上記の(3)式は、ポリゴンミラーのサイズをコンパクト化するための条件式である。
上記(3)式の下限を下回るθ1にすると、光源から出射される光束がポリゴンミラーに到達する前に、光束の一部が走査光学系により遮蔽されることになる。上記(3)式の上限を上回るθ1にすると、ポリゴンミラーサイズが大きくなり、走査光学系のコンパクト化が困難になる。
また、前記結像レンズ群の被走査面側の最終面と被走査面との光軸上の距離をfbとしたとき、
0.70≦fb/f≦0.90 (5)
を満足することが好ましい。
上記の(5)式は、走査光学系のコンパクト化と印字の高精細化のための条件式である。
上記(5)式の下限を下回るようfbを短くすると、最終レンズが像面に近づき、最終レンズの走査方向の径が大きくなり、走査光学系のコンパクト化が困難になる。上記(5)式の上限を上回るようfbを長くすると、温度上昇等の環境変化に伴う副走査方向の焦点位置変化量が大きくなり、高精細な印字が困難になる。
また、前記結像レンズ群のうち少なくとも1枚のレンズは、飽和吸水率が0.4%以下の材料で形成されていることが好ましい。
結像レンズ群をコンパクト化するには、結像レンズ群を構成する2枚のレンズをポリゴンミラーに近づけた配置とする必要があり、fbが長くなる傾向がある。一方、2枚のレンズは非球面やアナモフィックな面が形成されるため、樹脂で形成された樹脂レンズとなる。樹脂レンズは、温度変化に伴う吸水率の変化により焦点位置変化を生じるが、これはfbが長くなるほど大きくなる傾向がある。
このため、結像レンズ群を構成する少なくとも1枚のレンズを飽和吸水率が0.4%以下の材料で形成することにより、結像レンズ群のfbが長くても、温度変化に伴う吸水率の変化による焦点位置変化を抑制して高精細な印字を可能とすることができる。更に、飽和吸水率が0.01%以下であると、より望ましい。
飽和吸水率が0.01%以下の材料としては、例えば、日本ゼオン社製のゼオネックス480、480R、E48R、330R、RS820等が適用できる。
更に、上記のいずれかの走査光学系を有する光走査装置及び、該光走査装置を有する画像形成装置とすることが好ましい。
本発明によれば、小型、低コストでありながら、印字の高速化と高精細化のなされた走査光学系、光走査装置及び、小型、低コストでありながら、印字の高速化と高精細化のなされた画像形成装置を提供することが可能となる。
以下、実施の形態により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本実施の形態に係る走査光学系の構成を示す概略図である。同図(a)は走査光学系の平面図、同図(b)は走査光学系の側面図である。同図は、レーザビームプリンタに使用される走査光学系を示している。
同図に示す走査光学系は、光源1、コリメータレンズ2とシリンドリカルレンズ3とからなる光学系4、ポリゴンミラー5及び2枚構成の結像レンズ群8とから構成されている。9は被走査面である。なお、本明細書中においては、同図(a)に示す矢印Mの方向を主走査方向、同図(b)に示す矢印Sの方向を副走査方向と称して説明する。
光源1は、波長が600nm以下の光束を出射する半導体レーザである。光源1から出射された光束は、コリメータレンズ2で平行光束とされ、シリンドリカルレンズ3により、ポリゴンミラー5の反射面近傍で回転軸に直交する方向の線となるよう集光され、ポリゴンミラー5の反射面に入射する。
ポリゴンミラー5で反射された光ビームは、結像レンズ群8を構成する第1レンズ6及び、第2レンズ7を経て、被走査面9上で光スポットとされる。また、ポリゴンミラー5の回転によって、被走査面9上の図示Aで示す位置から図示Bで示す位置を走査するようになっている。第1レンズ6はポリゴンミラー5に凹面を向けた正のパワーを有するメニスカスレンズで、第2レンズ7は少なくとも一方の面がアナモフィックな面に形成されている。
以下、図示の如く、結像レンズ群8を構成する第1レンズ6のポリゴンミラー5側の面を第1面、第1レンズ6の第2レンズ7側の面を第2面とし、第2レンズ7の第1レンズ6側の面を第3面、第2レンズ7の被走査面9側の面を第4面と称して説明する。
図2は、第2レンズ7の形状を模式的に示す図である。同図は第2レンズ7の第3面にアナモフィックな面を適用した場合の図である。同図(a)は第2レンズ7の斜視図、同図(b)は同図(a)に示すX軸、Y軸を含む平面で切断した断面図である。
同図(a)、(b)における基準軸として、結像レンズ群8が存在していない場合の、ポリゴンミラー5により反射された光束の主光線が、被走査面9と垂直となる線をX軸とする。
第2レンズ7の第3面の、X軸を含む主走査方向の断面形状は、X軸とアナモフィック面の交点を通過し主走査方向に平行な軸をY軸とすると、同図(b)に示すように、X軸からYだけ離れた軸外点PのY軸からのずれ量をΔXとすると、以下の(数1)式で表される。
Figure 0005034722
但し、R:曲率半径
K:円錐係数
Aj:非球面係数
αj:非球面次数
である。
また、第2レンズ7の第3面の、副走査方向であるY軸に直交する断面の形状は、Y軸と平行で、距離R0だけ離れた軸線Kを中心とした円弧である。
図3は、第2レンズ7の、副走査方向であるY軸に直交する断面の形状を示す模式図である。同図(a)は図2(b)に示すC−C線(X軸上)で切断した断面を示し、同図(b)は図2(b)に示すD−D線で切断した断面を示している。
同図(a)に示すように、第2レンズ7の第3面の、X軸上のY軸に直交する副走査方向断面は、軸線K上の点を中心とし、半径R0の円弧形状である。
また、第2レンズ7の第3面の、X軸からYだけ離れた軸外点PのY軸に直交する副走査方向断面は、軸線K上の点を中心とし、半径Rsの円弧形状であり、
Rs=R0−ΔX
で表される曲率半径となっている。
このように、アナモフィックな面の主走査方向との交線を適切な曲線形状とすることにより、副走査方向の像面を、画面の中心から周辺部に至るまで良好に補正し、被走査面上で特に副走査方向で均一なビーム径を得ることができる。
また、上記のアナモフィックな面を有する第2レンズ7を、基準軸であるX軸に対し、シフトやティルト又はその両方をおこなった配置としてもよい。
なお、アナモフィック面形状は、上記の形状に限るものでなく、軸外にゆくに従い副走査方向の曲率半径を主走査方向と独立に変化できる面、例えば、特開2004−294887号公報に記載されている数式で表されるような自由曲面でもよい。また、結像レンズ群8を構成する第1レンズ6に、アナモフィック面形状を適用してもよい。
図4は、本実施の形態に係る走査光学系を備えた光走査装置を有する画像形成装置の一例であるプリンタの概略構成図である。
同図に示すプリンタは、カラー画像の形成が可能で、ブルー、グリーン、レッドおよびブラックごとに書き込み部、現像部等を別々に設けた方式で、書き込み部の4つの光走査装置は、本実施の形態に係る走査光学系を備えている。
本例のプリンタは、像担持体上に順次形成される各色トナー像を重ね合わせたのち、転写部で記録紙上に1回で転写してカラー画像を形成するものである。
像担持体である可撓性の無端ベルト状の感光体(以下、ベルト感光体と称す)61の周囲に、スコロトロン帯電器(以下、帯電器と称す)62Y、62M、62C、62K、光走査装置63Y、63M、63C、63K、現像装置64Y、64M、64C、64Kとから成る画像形成ユニットを複数組(図示の4組)縦列に配設したものである。光走査装置63Y、63M、63C、63Kの内部には、それぞれ図1に示した走査光学系が配置されている。
ベルト感光体61は、駆動ローラ71及び回動ローラ72、73に張架され、テンションローラ74の作用により緊張状態にされ、内周面に設けられたバックアップ部材75により局部的に当接しながら、図示の時計方向に回動する。バックアップ部材75は、ベルト感光体61の背面に当接して、現像剤担持体(以下、現像スリーブと称す)641(Y、M、C、K)の現像領域及び光走査装置63(Y、M、C、K)の結像位置を規制している。
画像記録のスタートにより、駆動モータが回動して駆動ローラ71を介してベルト感光体61は図示の時計方向へと回動し、帯電器62Yの帯電作用によりベルト感光体61への電位の付与が開始される。ベルト感光体61は電位を付与されたあと、光走査装置63Yにおいて第1の色信号すなわちイエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号による露光が開始され、ベルト感光体61の回転(副走査)によってその表面の感光層に現像画像のイエロー(Y)の画像に対応する静電潜像を形成する。この潜像は現像装置64Yにより現像剤担持体である現像スリーブ641Y上に付着搬送された現像剤が非接触の状態で反転現像され、ベルト感光体1の回転に応じてイエロー(Y)のトナー像が形成される。
次いでベルト感光体61はイエロー(Y)のトナー像の上にさらに帯電器62Mの帯電作用により電位が付与され、光走査装置63Mの第2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像信号に対応する電気信号による露光が行われ、現像装置64Mによる非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が重ね合わせて形成される。
同様のプロセスにより帯電器62C、光走査装置63C及び現像装置64Cによってさらに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像が形成される。さらに帯電器62K、光走査装置63K及び現像装置64Kによって第4の色信号に対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、ベルト感光体61の一回転以内にその周面上にカラーのトナー像が形成される。
現像装置64Y、64M、64C及び64Kによる現像作用に際しては、それぞれ現像スリーブ641Y、641M、641C及び641Kに対し、ベルト感光体1の帯電と同極性の直流バイアス、あるいは直流バイアスに交流を加えた現像バイアスが印加され、現像スリーブ641(Y、M、C、K)上に付着した二成分現像剤による非接触反転現像が行われて、導電層を接地したベルト感光体61上の露光部にトナーを付着させる。
かくして、ベルト感光体61の周面上に形成されたカラーのトナー像は帯電器によって付着トナーの電位が揃えられたのち転写前露光器によって除電が行われ、転写部において、給紙装置である給紙カセット80A、80B或いは手差し給紙部80Cから、それぞれ給紙手段81A、81B、81Cにより送り出され、レジストローラ対83へと搬送され、レジストローラ対83の駆動によってベルト感光体61上のトナー像領域と同期して給紙される転写紙上に、ベルト感光体61の駆動用の駆動ローラ71の下部に対向して配置された転写装置(転写ローラ)67により転写される。
レジストローラ対83と転写ローラ67との中間で、駆動ローラ71と回動ローラ72間に張設されたベルト感光体61に対向する所定位置には、フォトセンサ66が設置されている。フォトセンサ66はベルト感光体61の継ぎ目と、ベルト感光体61上に形成されたレジストマークとを検出するもので、1組の発光部と受光部とから成るセンサである。
トナー像の転写を受けた被転写材(転写紙)は、駆動ローラ71の曲率に沿ったベルト感光体61の周面より分離されたのち、定着装置84へ搬送され、定着装置84において加熱・圧着されてトナーが転写紙上に溶着・定着されて定着装置84より排出され、排紙ローラ対85A、85B及び85Cにより搬送されて、上部に設けられた排紙トレイ86に転写紙上のトナー像面を下面にして排出される。
なお、図4に示したプリンタは、像担持体は1つのベルト感光体61であるが、各色に対応して4つの感光体ドラムを設けても良い。
次に、本発明に係る走査光学系の実施例を示す。
実施例に使用する非球面の形状は、面の頂点を原点とし、光軸方向にX軸をとり、光軸と垂直方向の高さをhとして以下の(数2)式で表す。
Figure 0005034722
但し、K:円錐係数であり、A4、A6、A8、A10、A12は非球面係数である。
また、10のべき乗数(例えば、2.5×10-02)をE(例えば2.5E−02)を用いて表すものとする。
以下に示す実施例は、副走査方向に関しては、ポリゴンミラー5の反射面と被走査面9とは幾何光学的に、ほぼ共役関係にあるものである。
(実施例1)
ポリゴンミラー面数: N=10
ポリゴンミラー外接円直径: D=37.5mm
使用波長: λ=405nm
ポリゴン入射角: θ1=50°
結像レンズ群の主走査方向の焦点距離: f=320mm
結像レンズ群のバックフォーカス: fb=238mm
なお、ポリゴン入射角θ1は、光源とポリゴンミラーの間に配置された光学系の光軸と、X軸とのなす角である。
実施例1に係る結像レンズ群8の面データを、以下に示す。
面番号 R(mm) d(mm) n405
(基準偏向点) 40
1 -54.16449 10 1.52524
2 -42.34767 89
3(主) -253.53 6 1.52524
(3(副) 57.429)
4 -329.86227
第1面は回転対称球面であり、第2面及び第4面は回転対称非球面であり、第3面はアナモフィックな面である。また、3(主)は第3面の主走査方向を示している。なお、第3面の光軸部の副走査方向の曲率半径R0(図2(b)参照)の値、57.429mmを表内に併記した。
405は、波長λ=405nmの時の屈折率である。また基準偏向点とは、ポリゴン入射角θ1のときの、ポリゴンミラーの反射面と主光線の交差する点である。
非球面データを以下に示す。
第2面
K=-2.35857E-01,A4=1.61647E-07,A6=9.41594E-11,A8=-1.30220E-13,
A10=1.62995E-16,A12=0
第3面(主走査方向)
K=0,A4=3.8707E-08,A6=-5.1302E-12,A8=3.1636E-15,A10=6.1516E-19,
A12=-4.5659E-22
第4面
K=2.4952323E+01,A4=-1.37010E-08,A6=9.46146E-12,A8=6.06087E-15,
A10=-4.55909E-19,A12=0
なお、実施例1は、上記の面データの結像レンズ群8の第2レンズ7を、図2(b)に示す方向に、まず0.06mmだけシフトさせ、その後、副走査方向断面がR0のY軸上の点を中心に0.33°ティルトさせたものである。
(実施例2)
ポリゴンミラー面数: N=9
ポリゴンミラー外接円直径: D=32.2mm
使用波長: λ=405nm
ポリゴン入射角: θ1=50°
結像レンズ群の主走査方向の焦点距離: f=280mm
結像レンズ群のバックフォーカス: fb=205mm
なお、ポリゴン入射角θ1は、光源とポリゴンミラーの間に配置された光学系の光軸と、X軸とのなす角である。
実施例2に係る結像レンズ群8の面データを、以下に示す。
面番号 R(mm) d(mm) n405
(基準偏向点) 40
1 -61.69518 10 1.52524
2 -43.24896 74
3(主) -131.74 6 1.52524
(3(副) 58.090)
4 -174.89728
第1面は回転対称球面であり、第2面及び第4面は回転対称非球面であり、第3面はアナモフィックな面である。また、3(主)は第3面の主走査方向を示している。なお、第3面の光軸部の副走査方向の曲率半径R0(図2(b)参照)の値、58.090mmを表内に併記した。
405は、波長λ=405nmの場合の屈折率である。また基準偏向点とは、ポリゴン入射角θ1のときの、ポリゴンミラーの反射面と主光線の交差する点である。
非球面データを以下に示す。
第2面
K=-4.17275E-01,A4=-8.33079E-08,A6=4.33600E-11,A8=-1.32606E-13,
A10=6.80507E-17,A12=0
第3面(主走査方向)
K=0,A4=-1.5126E-07,A6=-1.3405E-11,A8=-1.4768E-15,A10=-3.3985E-18,
A12=2.1401E-22
第4面
K=1.340005E+00,A4=-2.96845E-07,A6=-3.81517E-12,A8=-3.01010E-15,
A10=-1.63169E-18,A12=0
なお、実施例2は、上記の面データの結像レンズ群8の第2レンズ7を、図2(b)に示す方向に、まず0.23mmだけシフトさせ、その後、副走査方向断面がR0のY軸上の点を中心に0.63°ティルトさせたものである。
上記の実施例1及び実施例2における結像レンズ群の、上記(1)式の(1/N)×(L/f)の値を以下に示す。
実施例1においては、
L=236mmの場合、N=10、f=320mmより、
(1/N)×(L/f)=0.07375
L=220mmの場合、N=10、f=320mmより、
(1/N)×(L/f)=0.06875
となる。
実施例2においては、
L=236mmの場合、N=9、f=280mmより、
(1/N)×(L/f)=0.09365
L=220mmの場合、N=9、f=280mmより、
(1/N)×(L/f)=0.08730
となる。
以上説明したように、使用波長を600nm以下の短い光源を用い、且つ(1)式を満足するようにすることで、結像レンズ群の焦点距離が長くなっても主走査方向の光束径を小さく、もしくは変化させることなく、像面上の主走査方向のビーム径を小さくできると共に、ポリゴンミラーサイズを大きくすることなく反射面数を増やすことができ、小型で低コストでありながら、印字の高速書き込みと高精細化を両立させた走査光学系を得ることができる。
また、この走査光学系を備えた光走査装置を有することで、小型で低コストでありながら、印字の高速書き込みと高精細化を両立させた画像形成装置を得ることが可能となる。
本実施の形態に係る走査光学系の構成を示す概略図である。 第2レンズの形状を模式的に示す図である。 第2レンズの、副走査方向であるY軸に直交する断面の形状を示す模式図である。 本実施の形態に係る走査光学系を備えた光走査装置を有する画像形成装置の一例であるプリンタの概略構成図である。
符号の説明
1 光源
2 コリメータレンズ
3 シリンドリカルレンズ
5 ポリゴンミラー
6 第1レンズ(結像レンズ群)
7 第2レンズ(結像レンズ群)
8 結像レンズ群
9 被走査面

Claims (7)

  1. 波長λの光束を出射する光源と、該光源からの光束を偏向させ走査させるポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーと被走査面の間に配置され、被走査面上に光スポットを形成する2枚構成であり樹脂で形成された結像レンズ群を有するアンダーフィルドタイプの走査光学系において、
    前記光源から出射される波長λは600nm以下であり、且つ、
    0.06≦(1/N)×(L/f)≦0.11 (1)
    8≦N≦12 (2)
    但し、N:ポリゴンミラーの反射面数
    L:走査幅
    f:結像レンズ群の主走査方向の焦点距離
    を満足し、
    前記ポリゴンミラーの外接円の直径をD(mm)としたとき、
    25≦D≦50 (4)
    を満足することを特徴とする走査光学系。
  2. 前記ポリゴンミラーの反射面数Nは、9以上であることを特徴とする請求項1に記載の走査光学系。
  3. 前記光源から出射する光束と、前記結像レンズ群の光軸とのなす角をθ1(°)としたとき、
    40≦θ1≦7 (3)
    を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の走査光学系。
  4. 前記結像レンズ群の被走査面側の最終面と被走査面との光軸上の距離をfbとしたとき、
    0.70≦fb/f≦0.90 (5)
    を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の走査光学系。
  5. 前記結像レンズ群のうち少なくとも1枚のレンズは、飽和吸水率が0.4%以下の材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の走査光学系。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の走査光学系を有することを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項に記載の光走査装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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