JP5034628B2 - 携帯情報機器 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯情報機器に関するものである。
従来より、様々な分野においてタッチパネル式の表示装置が用いられており、その構造についても様々なものが提供されている。例えば、特許文献1では、タッチパネルと液晶表示モジュールとの間にスペーサ部を設けると共に、このスペーサ部と一体的に第1遮蔽部と第2遮蔽部を設け、液晶表示モジュールとタッチパネルとの間への塵埃侵入を防止しようとする技術が開示されている。
特開2003−233059公報
ところで、上記のようなタッチパネル及び液晶表示器を携帯情報機器に用いる場合、まず液晶表示器の耐衝撃性が問題となる。即ち、タッチパネルは、外部に露出した状態で配されるものであるため、このようなタッチパネルを液晶表示器と近接させて一体化してしまうと、液晶表示器が外部衝撃を受けやすくなるという懸念がある。
また、携帯情報機器ではタッチパネル付近の防水性も要求される。防水性を向上させるには、例えばタッチパネルとケースとを接着剤等で固定する構成が考えられるが、このような構成を採用すると、製造時や修理時などにおいてタッチパネルの取り外しや交換等を行い難くなるという問題がある。即ち、当該構成の場合、タッチパネル単体で取り外すことが難しいため、ケースと一体的に取り外しや交換を行わなければならず、更なるメンテナンス性向上が望まれる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、耐衝撃性に優れ、かつメンテナンス性に優れた防水構造を有する携帯情報機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、液晶表示器と、前記液晶表示器の表示側に配置されるタッチパネルと、前記液晶表示器と前記タッチパネルとを間隔をあけて位置決めするスペーサと、前記タッチパネルを開口を介して露出させると共に、前記液晶表示器と前記タッチパネルとを前記スペーサによって位置決めしてなる組立体を、前記タッチパネル側から保持する第一保持枠と、前記組立体を、前記液晶表示器側から保持する第二保持枠と、前記タッチパネルと前記第一保持枠との間において、前記タッチパネルの周縁部に沿って配置される第一弾性部材と、前記液晶表示器と前記第二保持枠との間に配置される第二弾性部材と、を備え、前記第一弾性部材は、前記第一保持枠と前記タッチパネルとの間を圧縮状態で密封し、前記第二弾性部材は、前記第二保持枠から前記液晶表示器へ伝わる力を緩衝する構成をなし、前記スペーサは、前記タッチパネルと前記液晶表示器との隙間の外側において前記第一保持枠及び前記第二保持枠の少なくともいずれかに固定される固定端部と、前記固定端部から前記隙間側に延びる撓み部とを備え、前記撓み部は、前記固定端部を基端として撓み変形可能とされ、かつ前記タッチパネルと前記液晶表示器との間に挟み込まれていることを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項に記載の携帯情報機器において、前記組立体を収容するケースが設けられ、前記第一保持枠が、前記ケースの一部として一体形成されていることを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項1又は請求項2に記載の携帯情報機器において、前記タッチパネルが、樹脂材料からなることを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の携帯情報機器において、前記第一保持枠が、前記タッチパネルの露出側の板面と対向する板面対向部と、前記タッチパネルの側面と対向する側面対向部とを備えており、前記第一弾性部材が、前記露出側の板面と前記板面対向部との間で圧縮される密封部と、前記側面と前記側面対向部との間に介在し、前記タッチパネルをその板面方向に位置決めする側面側弾性部とを備えていることを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の携帯情報機器において、前記第一弾性部材が、前記タッチパネルの露出側の板面を支持する露出側支持部と、当該露出側支持部の周囲に配置される周囲配置部とを備えており、前記スペーサが、前記タッチパネルにおける露出側とは反対側の板面を支持する裏側支持部と、前記裏側支持部の周囲に配置されると共に前記周囲配置部と係合可能な係合部とを備え、前記周囲配置部及び前記係合部のいずれか一方には凸部が形成され、他方には当該凸部と嵌合する凹部が形成されており、前記タッチパネルが前記露出側支持部と前記裏側支持部とによって挟持された状態で、前記凸部と前記凹部とが嵌合することにより、前記タッチパネルが前記第一弾性部材及び前記スペーサに対して位置決めされた状態で仮固定されることを特徴とするものである。
請求項1の発明では、タッチパネルと第一保持枠との間において、第一弾性部材がタッチパネルの周縁部に沿って配置され、この第一弾性部材がタッチパネルと第一保持枠との間を圧縮状態で密封している。従って、タッチパネルと第一保持枠との間の防水が好適に実現される。また、組立体を第二保持枠によって保持することで上記圧縮状態を維持しているため、第一弾性部材をタッチパネルや第一保持枠に接着しなくても防水性が確保され、メンテナンス性の点で有利な構成となる。また、液晶表示器とタッチパネルとがスペーサによって間隔をあけて位置決めされているため、タッチパネルからの衝撃が液晶表示器に伝達されにくく、さらに、液晶表示器と第二保持枠との間に第二弾性部材が配置され、第二保持枠から液晶表示器へ伝わる力を緩衝しているため、第二保持枠からの衝撃も吸収されることとなる。従って、耐衝撃性の点で極めて有利な構成となる。また、スペーサの撓み部が、固定端部を基端として撓み変形可能とされ、かつタッチパネルと液晶表示器との間に挟み込まれているため、一層の衝撃緩和を図ることができる。
請求項の発明では、第一保持枠が、ケースの一部として一体形成されているため、簡易かつ部品点数を抑えた構成とすることができる。
請求項の発明では、タッチパネルが樹脂材料からなるため、衝撃に対して耐力に優れた構成となる。
請求項の発明では、第一弾性部材が、タッチパネルにおける露出側の板面と第一保持枠の板面対向部との間で圧縮される密封部と、タッチパネルをその板面方向に位置決めする側面側弾性部とを備えているため、タッチパネルの組付けが行いやすくなると共に、タッチパネルの側面側においても衝撃の緩和を図ることができる。
請求項の発明では、タッチパネルを第一弾性部材及びスペーサに対して位置決めした状態で仮固定できるため、メンテナンス時や製造時における組立作業の容易化、作業性向上を図ることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の携帯情報機器を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯情報機器1の内部構造の一部を概略的に示す斜視断面図である。図2は、図1の携帯情報機器1の要部を概略的に示す断面図である。また、図3は、図2の一部を拡大して示す拡大図である。さらに、図4は、図1の携帯情報機器の要部の分解斜視図である。
携帯情報機器1は、携帯型の光学的情報読取装置(例えばバーコードリーダや二次元コードリーダ等)として構成されるものであり、ケース3内に、図示しない照明光源、受光センサ、結像レンズ等の光学系と、メモリ、CPU等のマイクロコンピュータ系と、電池等の電源系とが収容される構成となっている。このような光学系、マイクロコンピュータ系、電源系に加え、図1、図2に示す液晶表示器10とタッチパネル12とがケース3内に収容されている。
タッチパネル12は、公知の情報入力用タッチパネルとして構成されるものであり、樹脂材料を主体として構成され、液晶表示器10の表示側に配置されている。また、液晶表示器10は、液晶パネルとバックライト光源等を備えた公知の液晶表示装置として構成されるものである。なお、図1、図2では、タッチパネル12、液晶表示器10の構成を概略的に示している。
さらに、液晶表示器10とタッチパネル12とを間隔をあけて位置決めするスペーサ20と、液晶表示器10とタッチパネル12とをスペーサ20によって位置決めしてなる組立体70を保持する第一保持枠30が設けられている。第一保持枠30は、タッチパネル12を開口を介して露出させると共に、組立体70をタッチパネル12側から保持する構成をなしている。なお、ケース3は、例えば2つのケース部材によって構成されており、第一保持枠30は、一方のケース部材(液晶表示器10の一方側をカバーするケース部材)の一部として、当該ケース部材の他部分と一体形成されている。
組立体70は、更に第一弾性部材50と第二弾性部材60とを備えている。第一弾性部材50は、例えばゴム材料などによって構成されるものであり、第一保持枠30側から組立体70内部に伝わる衝撃を吸収する機能を果たしている。また、第二弾性部材60も、ゴム材料などによって構成され、第二保持枠40(後述)側から組立体70内部に伝わる衝撃を吸収する機能を果たしている。
また、上記のような組立体70全体を、液晶表示器10側から保持するべく第二保持枠40が設けられている。組立体70は、第一保持枠30と第二保持枠40とによって挟持されることで、ケース3の所定位置に固定されるようになっている。
図1、図2に示す保持状態では、第一弾性部材50がタッチパネル12と第一保持枠30との間において、タッチパネル12の周縁部に沿って配置されており、当該第一弾性部材50が第一保持枠30とタッチパネル12との間を圧縮状態で密封している。図4の分解斜視図に示すように、タッチパネル12は平面視略矩形状かつ板状に構成されており、第一弾性部材50は、タッチパネル12の外形形状に対応した枠状(詳しくは略矩形状の開口部57が設けられた枠状)に構成されている。
また、第二弾性部材60は、液晶表示器10と第二保持枠40との間において、液晶表示器10の周縁部に沿って配置されている。図4のように液晶表示器50は平面視矩形状かつ板状に構成されており、第二弾性部材60は液晶表示器50の外形形状に対応した枠状(詳しくは略矩形状の開口部67が形成された枠状)に構成されている。
図3に示すように、第二弾性部材60は、液晶表示器50の側部10aと対向する第一対向部60aと、液晶表示器50の表示側の面10bと対向する第二対向部60bと、液晶表示器50の表示側とは反対面10cと対向する第三対向部60cとが設けられている。第一対向部60aは、液晶表示器50の全周にわたって側部10aを取り囲む構成をなしており、第二対向部60bは、液晶表示器50の表示側において第一対向部60aから内側(液晶表示器50の板面方向における中央側)に張り出す構成をなしている。第三対向部60cは、液晶表示器50の表示側とは反対側において第一対向部60aから内側(液晶表示器50の板面方向における中央側)に張り出す構成をなしている。
第二弾性部材60の第二対向部60bは、液晶表示器10の全周縁にわたり当該周縁に沿って配されており、かつ液晶表示器10とスペーサ20の裏側支持部23(後述)との間に介在している。第三対向部60cは、液晶表示器10の反対面10cを支持し、液晶表示器10を後方(表示側とは反対側)から押さえる構成をなしている。
第二保持枠40は、第二弾性部材60の周縁ほぼ全体にわたり第二弾性部材60の周縁部を支持している。この第二保持枠40の内壁部41には、液晶表示器10の厚さ方向に対して傾斜するテーパ面41aが形成されており、第二弾性部材60の外壁部分がテーパ面41に支持されている。第一保持枠30と第二保持枠40との挟持により、第二弾性部材60はテーパ面41aからの押圧を受けて第一保持枠30側及び液晶表示器10の内側(液晶表示器50の板面方向における中央側)に向かう方向の力が生じる。このような構成により、組立体70を安定的に保持すると共に、第二保持枠40から液晶表示器10へ伝わる力を緩衝している。
スペーサ20は、タッチパネル12と液晶表示器10との隙間の外側において第一保持枠30と第二保持枠40とに挟まれて固定される固定端部21と、固定端部21から隙間側に延びる撓み部22とを備えている。この撓み部22は、固定端部21を基端として撓み変形可能とされ、かつタッチパネル12と液晶表示器10との間に挟み込まれている。また、スペーサ20において撓み部22よりも内縁側には、タッチパネル12の裏側の板面(露出側とは反対側の板面12a)を支持する裏側支持部23が設けられている。この構成では、裏側支持部23がタッチパネル12の板面12aと当接する
第一保持枠30は、タッチパネル12の露出側の板面12bと対向する板面対向部31と、タッチパネル12の側面12cと対向する側面対向部32とを備えている。第一弾性部材50は、タッチパネル12における露出側の板面12bと板面対向部31との間で圧縮される密封部53を備えており、この密封部53と裏側支持部23とによってタッチパネル12が挟まれて支持されている。
スペーサ20におけるタッチパネル12とは反対側には第二弾性部材60の一部(第二対向部60b及びその近傍)が配されており、この第二弾性部材60の一部によってスペーサ20の一方側が支持されている。このように、撓み部22が撓み変形しうる構成をなし、かつ撓み部22に対して一方側に弾性変形しうる密封部53が配され、他方側に弾性変形しうる第二弾性部材60の一部が配されているため、安定的保持を実現できる一方で、衝撃に応じ、タッチパネル12の若干の変位(詳しくは厚さ方向への若干の変位)、或いは液晶表示器10の若干の変位(詳しくは厚さ方向への若干の変位)が許容されることとなる。
また、第一弾性部材50は、タッチパネル12の側面12cと、第一保持枠30の側面対向部32との間に介在する側面側弾性部54を備えている。側面側弾性部54は、タッチパネル12を取り囲むように、タッチパネル12の周縁ほぼ全体にわたって配されている。この側面側弾性部54は、タッチパネル12をその板面方向に位置決めする機能を果たす。なお、密封部53は、この側面側弾性部54から内側(タッチパネル12の板面方向における中央側)に張り出し、タッチパネル12の周縁全体にわたり当該周縁に沿って配されている。
第一弾性部材50における密封部53は、タッチパネル12の露出側の板面12bを支持する露出側支持部としての機能を果たし、側面側弾性部54は、この露出側支持部(密封部53)の周囲に配置される周囲配置部としての機能を果たす。スペーサ20は、タッチパネル12における露出側とは反対側の板面12aを支持する上述の裏側支持部23に加え、裏側支持部23の周囲に配置されると共に周囲配置部(側面側弾性部54)と係合可能な係合部24とを備えている。図3、図4の構成では、スペーサ20におけるタッチパネル12側に突出するリブ状部分が裏側支持部23とされ、この裏側支持部23の外側に張り出す部分(撓み部22、固定端部21などからなる部分)が係合部24とされている。
周囲配置部たる側面側弾性部54には複数の凸部52が形成され、係合部24にはこれら凸部52と嵌合する複数の凹部24a,24b,24cが形成されている。なお、図2〜図4では一部の凸部及び一部の凹部を省略して示している。複数の凸部52はそれぞれ、対応する凹部24a,24b,24cに圧入して嵌合するようになっている。
本実施形態に係る構成では、図4に示す分解状態から、タッチパネル12を密封部53(露出側支持部)と裏側支持部23とによって挟持した状態で、凸部(複数の凸部52)と凹部(凹部24a,24b,24c等)とを嵌合させることにより、タッチパネル12を第一弾性部材50及びスペーサ20に対して位置決めした状態で仮固定できるようになっている。
以上のように、本実施形態の構成によれば、タッチパネル12と第一保持枠30との間において、第一弾性部材50がタッチパネル12の周縁部に沿って配置され、この第一弾性部材50がタッチパネル12と第一保持枠30との間を圧縮状態で密封している。従って、タッチパネル12と第一保持枠30との間の防水が好適に実現される。また、組立体70を第二保持枠40によって保持することで上記圧縮状態を維持しているため、第一弾性部材50をタッチパネル12や第一保持枠30に接着しなくても防水性が確保され、メンテナンス性の点で有利な構成となる。また、液晶表示器10とタッチパネル12とがスペーサ20によって間隔をあけて位置決めされているため、タッチパネル12からの衝撃が液晶表示器10に伝達されにくく、さらに、液晶表示器10と第二保持枠40との間に第二弾性部材60が配置され、第二保持枠40から液晶表示器10へ伝わる力を緩衝しているため、第二保持枠40からの衝撃も吸収されることとなる。従って、耐衝撃性の点で極めて有利な構成となる。
スペーサ20の撓み部22が、固定端部21を基端として撓み変形可能とされ、かつタッチパネル12と液晶表示器10との間に挟み込まれているため、一層の衝撃緩和を図ることができる。
また、第一保持枠30が、ケース3の一部として一体形成されているため、簡易かつ部品点数を抑えた構成とすることができる。
また、タッチパネル12が樹脂材料からなるため、衝撃に対して耐力に優れた構成となる。
また、第一弾性部材50が、タッチパネル12における露出側の板面12bと第一保持枠30の板面対向部31との間で圧縮される密封部53と、タッチパネル12をその板面方向に位置決めする側面側弾性部54とを備えているため、タッチパネル12の組付けが行いやすくなると共に、タッチパネル12の側面側においても衝撃の緩和を図ることができる。
タッチパネル12を第一弾性部材50及びスペーサ20に対して位置決めした状態で仮固定できるため、メンテナンス時や製造時における組立作業の容易化、作業性向上を図ることができる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態では、第一弾性部材50が側面側弾性部54を備えた構成を例示したが、このような側面側弾性部を設けない構成であってもよい。
上記実施形態では、第一弾性部材50の四隅付近に凸部52を設け、スペーサ20の四隅付近に凹部24a〜24c等を設けた構成を例示したが、タッチパネル12を挟み込んだ状態で第一弾性部材50とスペーサ20とを結合しうる構成であればこの構成に限定されず、例えば、凸部52や凹部24a〜24c等を別の位置に配置して嵌合させてもよい。また、第一弾性部材50側に凹部を設け、スペーサ20側に凸部を設けるようにしてもよい。
上記実施形態では、組立体70を仮保持しうる構成を採用したが、組立体70を仮保持しない構成としてもよい。例えば、上記実施形態において凸部52や凹部24a,24bを省略するような構成であってもよい。
上記実施形態では、第一保持枠30がケース3の本体部と一体形成され、第一保持枠30がケース3の一部として構成され例を示したが、ケースの本体部と第一保持枠とを別部材として構成し、ケースの本体部に第一保持枠を組み付けるようにしてもよい。
図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯情報機器の要部を概略的に示す斜視断面図である。 図2は、図1の携帯情報機器の要部を概略的に示す断面図である。 図3は、図2の一部を拡大して示す拡大図である。 図4は、第1実施形態に係る携帯情報機器の要部についての分解斜視図である。
符号の説明
1…携帯情報機器
3…ケース
10…液晶表示器
12…タッチパネル
20…スペーサ
21…固定端部
22…撓み部
23…裏側支持部
24…係合部
24a,24b,24c…凹部
30…第一保持枠
31…板面対向部
32…側面対向部
40…第二保持枠
50…第一弾性部材
52…凸部
53…密封部(露出側支持部)
54…側面側弾性部(周囲配置部)
60…第二弾性部材
70…組立体

Claims (5)

  1. 液晶表示器と、
    前記液晶表示器の表示側に配置されるタッチパネルと、
    前記液晶表示器と前記タッチパネルとを間隔をあけて位置決めするスペーサと、
    前記タッチパネルを開口を介して露出させると共に、前記液晶表示器と前記タッチパネルとを前記スペーサによって位置決めしてなる組立体を、前記タッチパネル側から保持する第一保持枠と、
    前記組立体を、前記液晶表示器側から保持する第二保持枠と、
    前記タッチパネルと前記第一保持枠との間において、前記タッチパネルの周縁部に沿って配置される第一弾性部材と、
    前記液晶表示器と前記第二保持枠との間に配置される第二弾性部材と、
    を備え、
    前記第一弾性部材は、前記第一保持枠と前記タッチパネルとの間を圧縮状態で密封し、
    前記第二弾性部材は、前記第二保持枠から前記液晶表示器へ伝わる力を緩衝する構成をなし、
    前記スペーサは、前記タッチパネルと前記液晶表示器との隙間の外側において前記第一保持枠及び前記第二保持枠の少なくともいずれかに固定される固定端部と、前記固定端部から前記隙間側に延びる撓み部とを備え、
    前記撓み部は、前記固定端部を基端として撓み変形可能とされ、かつ前記タッチパネルと前記液晶表示器との間に挟み込まれていることを特徴とする携帯情報機器。
  2. 前記組立体を収容するケースを備え、
    前記第一保持枠は、前記ケースの一部として一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報機器。
  3. 前記タッチパネルは、樹脂材料からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯情報機器。
  4. 前記第一保持枠は、前記タッチパネルの露出側の板面と対向する板面対向部と、前記タッチパネルの側面と対向する側面対向部とを備え、
    前記第一弾性部材は、前記露出側の板面と前記板面対向部との間で圧縮される密封部と、前記側面と前記側面対向部との間に介在し、前記タッチパネルをその板面方向に位置決めする側面側弾性部とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の携帯情報機器。
  5. 前記第一弾性部材は、前記タッチパネルの露出側の板面を支持する露出側支持部と、当該露出側支持部の周囲に配置される周囲配置部とを備え、
    前記スペーサは、前記タッチパネルにおける露出側とは反対側の板面を支持する裏側支持部と、前記裏側支持部の周囲に配置されると共に前記周囲配置部と係合可能な係合部とを備え、
    前記周囲配置部及び前記係合部のいずれか一方には凸部が形成され、他方には当該凸部と嵌合する凹部が形成されており、
    前記タッチパネルが前記露出側支持部と前記裏側支持部とによって挟持された状態で、前記凸部と前記凹部とが嵌合することにより、前記タッチパネルが前記第一弾性部材及び前記スペーサに対して位置決めされた状態で仮固定されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の携帯情報機器。
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