JP5034404B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、機関バルブの開閉タイミングを機関運転状態に応じて制御する可変バルブタイミング機構が搭載された内燃機関の制御装置に関する。
車両等に搭載される内燃機関(以下、エンジンともいう)においては、クランクシャフトの回転がタイミングベルト等を介してカムシャフトに伝達される。エンジンの機関バルブ(吸気バルブ・排気バルブ)は、カムシャフトのカムにより周期的に押し下げられて往復動し、吸気通路・排気通路を開閉する。このタイプのエンジンでは、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相は常に一定である。これに対し、近年では、エンジンに可変バルブタイミング(VVT:Variable Valve Timing)機構を搭載している(例えば、特許文献1、2参照)。可変バルブタイミング機構は、エンジンの出力向上、燃費向上、排気エミッション低減などを目的として、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を変化させ、機関バルブの開閉タイミングを変更する機構である。
可変バルブタイミング機構としては、例えばヘリカルスプライン式とベーン式の機構がある。これらのうち、ベーン式可変バルブタイミング機構は、例えば、内周面に凹部が形成されたハウジングと、そのハウジングの凹部を2つの油圧室(遅角側油圧室、進角側油圧室)に区画するベーンを有する内部ロータとを備え、前記ハウジングをクランクシャフトに連結し、内部ロータをカムシャフトに連結した状態で、前記遅角側油圧室及び進角側油圧室に供給する油圧をオイルコントロールバルブ(OCV)によって制御することにより、クランクシャフトとカムシャフトとの回転位相をずらして機関バルブの開閉タイミングを連続的に変化させる構造となっている。
オイルコントロールバルブは、ケーシング内に往復移動可能に配設されたスプールと、このスプールを付勢する圧縮コイルばねと、電圧の印加によりスプールを吸引する電磁ソレノイド等によって構成されている。電磁ソレノイドに印加される電圧はデューティ制御されており、電磁ソレノイドで発生する吸引力は印加電圧のデューティ比に応じて変化する。そして、電磁ソレノイドに印加される電圧のデューティ比が大きいほど進角側油圧室への油圧供給量が増加し、デューティ比が小さいほど遅角側油圧室への油圧供給量が増加する。このようにして進角側油圧室及び遅角側油圧室内の油圧を調節することにより、可変バルブタイミング機構が駆動される。
そして、吸気バルブの開閉タイミングを可変とする可変バルブタイミング機構では、エンジンの始動時・アイドル運転時に吸気バルブの開閉タイミングを最遅角位置(進角値=0)に設定してロックピンにて機械的にロックする。また、排気バルブの開閉タイミングを可変とする可変バルブタイミング機構では、エンジンの始動時・アイドル運転時に排気バルブの開閉タイミングを最進角位置(遅角値=0)に設定してロックピンにて機械的にロックするという制御が行われている。なお、このようなロックピンによる機械的なロックは、始動時・アイドル運転時において吸・排気バルブの開閉タイミングがばらつくことを抑制するために実施されている。
特開2005−147015号公報 特開平10−299518号公報
ところで、車両に搭載される従来のエンジンでは、吸気バルブ及び排気バルブの開閉を図7(A)に示すようなタイミングで行っている。また、最近では、冷間始動時の排気エミッションの向上などを目的として、排気バルブが従来のエンジンに比べて約20〜30度早く開閉するように設定されたエンジン(図7(B)参照)もある。このように排気バルブが早く開閉するエンジンでは、走行時にスロットルバルブが全閉となったとき(減速走行に移行するとき)に、樹脂製の吸気マニホールドから異音が発生する。また、トランスミッションがニュートラル状態のときに、運転者によってアクセルペダルが急激に踏み込まれた後にアクセルペダルが急激に戻される操作、いわゆるレーシング(空吹かし)が行われたときにも、スロットルバルブが全閉になるごとに吸気マニホールドから異音が発生する。
このような異音が発生する理由を説明すると、排気バルブが従来のエンジンに比べて早く開閉するように設定されたエンジンでは、スロットルバルブが全閉のときに、排気バルブが例えば排気上死点前20度(BTDC20度)のタイミングで閉じるように設定されているため(図7(B)参照)、排気行程においてエンジンのシリンダ内の排気ガスの全てが排出されず、排気ガスの一部がシリンダ内に残存したままの状態で圧縮され、吸気バルブが開いたときに圧縮された排気ガスが吸気側に急激に吹き返す。これによって生じる圧力変動によって樹脂製の吸気マニホールドが振動して異音が発生する。なお、アイドル運転状態などのエンジン低回転域においては、排気ガスの吹き返しによる圧力変動が小さいので、吸気マニホールドの振動音は特に問題にならない。
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、排気バルブの開閉タイミングを可変とする可変バルブタイミング機構を備え、排気バルブが従来のエンジンに比べて早く開閉するように設定された内燃機関において、減速時やレーシング時に異音が発生することを抑制することが可能な制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、燃焼室に連通する吸気通路及び排気通路と、前記燃焼室と吸気通路との間を選択的に開閉する吸気バルブと、前記燃焼室と排気通路との間を選択的に開閉する排気バルブと、前記吸気通路に配置されたスロットルバルブと、前記内燃機関のクランクシャフトに対する排気カムシャフトの回転位相を変化させて前記排気バルブの開閉タイミングを調整する可変バルブタイミング機構とを備え、前記排気バルブの開閉タイミングが最進角位置にあるときに、当該排気バルブが排気上死点前で閉じるように設定された内燃機関の制御装置において、前記排気カムシャフトに設けた可変バルブタイミング機構を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記内燃機関がアイドル運転状態であるか否かを判定し、アイドル運転以外の運転状態のときに、前記スロットルバルブが全閉になったときには、前記排気バルブの開閉タイミングを前記最進角位置に対して遅角することにより当該排気バルブの閉じタイミングを排気上死点付近にする遅角制御を実行し、アイドル運転時には前記排気バルブの開閉タイミングを最進角位置に設定して、当該排気バルブが排気上死点前で閉じるように構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、排気バルブの開閉タイミングを可変とする可変タイミングバルブ機構を備え、排気バルブの開閉タイミングが最進角位置にあるときに、当該排気バルブが排気上死点前で閉じるように設定された内燃機関において、アイドル運転以外の運転状態(走行時またはレーシング状態)のときに、スロットルバルブが全閉となったときには、排気バルブの開閉タイミングを最進角位置に対して所定量だけ遅角しているので、排気バルブの閉じタイミングを排気TDC付近にすることができる。これによって、エンジンのシリンダ内に排気ガスが圧縮状態で残留することがなくなり、吸気バルブを開いた際に、吸気マニホールド側への急激な吹き返しがなくなる。その結果、吸気マニホールドからの異音の発生を抑制することができる。しかも、アイドル運転以外の運転状態でスロットルバルブが全閉のときのみ、排気バルブの開閉タイミングを最進角位置に対して遅角するので、本発明を適用するエンジン、つまり、排気バルブが従来のエンジンに比べて約20〜30度早く開閉するエンジンの本来の目的である排気エミッションの向上に悪影響が及ぶこともない。
本発明の具体的な構成として、内燃機関が搭載される車両が走行時であるか否かを判定し、走行時であるときに、スロットルバルブが全閉となったときには、そのスロットルバルブが全閉となった後、前記内燃機関の機関回転数が2000rpmを下回るまで、前記排気バルブの開閉タイミング最進角位置に対して遅角する遅角制御を実行するという構成を挙げることができる。
また、他の具体的な構成として、内燃機関がレーシング状態であるか否かを判定し、レーシング状態でスロットルバルブが全閉となったときには、上記した排気バルブの開閉タイミング最進角位置に対して遅角する遅角制御を、1秒間だけ保持した後に、前記排気バルブの開閉タイミングを最進角位置にするという構成を挙げることができる。このような構成を採用すれば、排気バルブの開閉タイミングを最進角位置に短時間で戻すことができるので、レーシング後に機関回転数がアイドリング回転数に戻ったときに、排気バルブの開閉タイミングを最進角位置にロックピンにてロックすることが可能になる。
本発明によれば、排気バルブの開閉タイミングを可変とする可変タイミングバルブ機構を備え、排気バルブの開閉タイミングが最進角位置にあるときに、当該排気バルブが排気上死点前で閉じるように設定された内燃機関において、アイドル運転以外の運転状態のときに、スロットルバルブが全閉となったときには、排気バルブの開閉タイミングを最進角位置に対して所定量だけ遅角しているので、減速時やレーシング時に異音が発生することを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明を適用するエンジン(内燃機関)について説明する。
−エンジン−
図1は本発明を適用するエンジンの概略構成を示す図である。なお、図1にはエンジンの1気筒の構成のみを示している。
エンジン1は、車両に搭載されるポート噴射型多気筒ガソリンエンジンであって、その各気筒を構成するシリンダブロック1a内には上下方向に往復動するピストン1cが設けられている。ピストン1cはコネクティングロッド16を介してクランクシャフト15に連結されており、ピストン1cの往復運動がコネクティングロッド16によってクランクシャフト15の回転へと変換される。エンジン1のクランクシャフト15はトランスミッションに連結される。
クランクシャフト15にはシグナルロータ17が取り付けられている。シグナルロータ17の外周面には複数の突起(歯)17a・・17aが等角度ごとに設けられている。シグナルロータ17の側方近傍にはクランクポジションセンサ(エンジン回転数センサ)37が配置されている。クランクポジションセンサ37は、例えば電磁ピックアップであって、クランクシャフト15が回転する際にシグナルロータ17の突起17aに対応するパルス状の信号(出力パルス)を発生する。
エンジン1のシリンダブロック1aには冷却水温を検出する水温センサ31が配置されている。また、シリンダブロック1aの上端にはシリンダヘッド1bが設けられており、このシリンダヘッド1bとピストン1cとの間に燃焼室1dが形成されている。エンジン1の燃焼室1dには点火プラグ3が配置されている。点火プラグ3の点火タイミングはイグナイタ4によって調整される。イグナイタ4はECU(電子制御ユニット)100によって制御される。
エンジン1のシリンダブロック1aの下部には、潤滑油を貯留するオイルパン18が設けられている。このオイルパン18に貯留された潤滑油は、エンジン1の運転時に、異物を除去するオイルストレーナを介してオイルポンプ19によって汲み上げられて、ピストン1c、クランクシャフト15、コネクティングロッド16などに供給され、各部の潤滑・冷却等に使用される。そして、このようにして供給された潤滑油は、エンジン1の各部の潤滑・冷却等のために使用された後、オイルパン18に戻され、再びオイルポンプ19によって汲み上げられるまでオイルパン18内に貯留される。また、この例においては、オイルパン18に貯留された潤滑油を、後述する可変バルブタイミング機構(以下、VVTという)23,24の作動油にも利用している。なお、オイルポンプ19は、エンジン1のクランクシャフト15の回転によって駆動される機械式ポンプである。
エンジン1の燃焼室1dには吸気通路11と排気通路12とが接続されている。吸気通路11の一部は吸気ポート11a及び吸気マニホールド11bによって形成されている。また、排気通路12の一部は排気ポート12a及び排気マニホールド12bによって形成されている。
吸気通路11には、エアクリーナ7、熱線式のエアフロメータ32、吸気温センサ33(エアフロメータ32に内蔵)、及び、エンジン1の吸入空気量を調整するための電子制御式のスロットルバルブ5などが配置されている。スロットルバルブ5はスロットルモータ6によって駆動される。スロットルバルブ5の開度はスロットルポジションセンサ36によって検出される。エンジン1の排気通路12には、排気ガス中の酸素濃度を検出するO2センサ34及び三元触媒8が配置されている。
吸気通路11と燃焼室1dとの間に吸気バルブ13が設けられており、この吸気バルブ13を開閉駆動することにより、吸気通路11と燃焼室1dとが連通または遮断される。また、排気通路12と燃焼室1dとの間に排気バルブ14が設けられており、この排気バルブ14を開閉駆動することにより、排気通路12と燃焼室1dとが連通または遮断される。これら吸気バルブ13及び排気バルブ14の開閉駆動は、クランクシャフト15の回転がタイミングベルト等を介して伝達される吸気カムシャフト21及び排気カムシャフト22の各回転によって行われる。吸気カムシャフト21と排気カムシャフト22の各端部にはそれぞれVVT23,24が設けられている。これらVVT23,24については後述する。
また、吸気カムシャフト21及び排気カムシャフト22の近傍にはそれぞれカムポジションセンサ38,39が配置されている。各カムポジションセンサ38,39は、例えば電磁ピックアップであって、吸気カムシャフト21及び排気カムシャフト22に一体的に設けられたロータ外周面の1個の突起(図示せず)に対向するように配置されており、その各カムシャフト21,22が回転する際にパルス状の信号を出力する。なお、各カムシャフト21,22は、クランクシャフト15の1/2の回転速度で回転するので、クランクシャフト15が720°回転するごとに各カムポジションセンサ38,39が1つのパルス状の信号を発生する。
そして、吸気通路11には燃料噴射用のインジェクタ(燃料噴射弁)2が配置されている。インジェクタ2には燃料タンクから燃料ポンプによって所定圧力の燃料が供給され、吸気通路11の吸気ポート11a内に燃料が噴射される。この噴射燃料は吸入空気と混合されて混合気となってエンジン1の燃焼室1dに導入される。燃焼室1dに導入された混合気(燃料+空気)は点火プラグ3にて点火されて燃焼・爆発する。この混合気の燃焼室1d内での燃焼・爆発によりピストン1cが往復運動してクランクシャフト15が回転する。以上のエンジン1は運転状態はECU100によって制御される。
ここで、この例のエンジン1では、冷間始動時の排気エミッションの向上などを目的として、排気バルブ14が従来のエンジンに比べて約20度早く開閉するように設定されており(図7(A)及び(B)参照)、排気バルブ14が例えば排気上死点前20度(BTDC20度)のタイミングで閉じるようになっている。
−VVT−
次に、VVT23,24について説明する。
吸気側のVVT23は、ベーン式可変バルブタイミング機構であって、例えば内周面に凹部が形成されたハウジングと、そのハウジングの凹部を2つの油圧室(遅角側油圧室、進角側油圧室)に区画するベーンを有する内部ロータとを備え、前記ハウジングをクランクシャフト15に連結し、内部ロータを吸気カムシャフト21に連結した状態で、前記遅角側油圧室及び進角側油圧室に供給する油圧をOCV(オイルコントロールバルブ)25によって制御することにより、クランクシャフト15と吸気カムシャフト21との回転位相をずらして吸気バルブ13の開閉タイミングを連続的に変化させることができる。この例の吸気側のVVT23では、エンジン1が停止時・始動時・アイドル運転時に、吸気バルブ13の開閉タイミングを最遅角位置に設定してロックピンにて機械的にロックするようになっている。
また、排気側のVVT24も、同様に、ベーン式可変バルブタイミング機構であって、前記ハウジングをクランクシャフト15に連結し、内部ロータを排気カムシャフト22に連結した状態で、前記遅角側油圧室及び進角側油圧室に供給する油圧をOCV26によって制御することにより、クランクシャフト15と排気カムシャフト22との回転位相をずらして排気バルブ14の開閉タイミングを連続的に変化させることができる。この例の排気側のVVT24では、エンジン1が停止時・始動時・アイドル運転時に、排気バルブ14の開閉タイミングを最進角位置(図5及び図6参照)に設定してロックピンにて機械的にロックするようになっている。
以上の吸気側のVVT23と排気側のVVT24の各油圧を制御するOCV25,26には、エンジン1の潤滑油が作動油として供給される。また、各OCV25,26はECU100によって制御される。
なお、この例では、吸気側のVVT23の位相制御により、所定の可動範囲で吸気バルブ13の開閉タイミングを調整することができる。また、排気側のVVT24の位相制御により、所定の可動範囲(例えば図5に示す可動範囲)で排気バルブ14の開閉タイミングを調整することができる。
−ECU−
ECU100は、図2に示すように、CPU101、ROM102、RAM103及びバックアップRAM104などを備えている。ROM102は、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。CPU101は、ROM102に記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する。また、RAM103はCPU101での演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM104はエンジン1の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。これらROM102、CPU101、RAM103、及び、バックアップRAM104はバス107を介して互いに接続されるとともに、入力インターフェース105及び出力インターフェース106と接続されている。
入力インターフェース105には、水温センサ31、エアフロメータ32、吸気温センサ33、O2センサ34、アクセル開度を検出するアクセルポジションセンサ35、スロットルポジションセンサ36、クランクポジションセンサ37、カムポジションセンサ38,39、及び、トランスミッションのシフトレバーの操作位置を検出するシフトポジションセンサ40などの各種センサが接続されている。出力インターフェース106には、インジェクタ2、点火プラグ3のイグナイタ4、スロットルバルブ5のスロットルモータ6、及び、OCV25,26などが接続されている。そして、ECU100は、上記した各種センサの検出信号に基づいて、インジェクタ2の噴射時期制御及び点火プラグ3の点火時期制御などを含むエンジン1の各種制御を実行する。さらにECU100は、下記の「減速時制御」及び「レーシング時制御」を含むVVT23,24の制御を実行する。
−減速時制御・レーシング時制御−
まず、この例のエンジン1では、排気バルブ14が排気上死点前20度(BTDC20度)のタイミングで閉じるように設定されている。このため、上述したように、減速時やレーシング時にスロットルバルブ5が全閉となったときに、吸気マニホールド11bから異音が発生する。
そこで、この例では、アイドル運転以外のときにスロットルバルブ5が全閉になったときには、排気側のVVT24の制御によって排気バルブ14の開閉タイミングを最進角位置に対して所定量だけ遅角することにより、吸気マニホールド11bからの異音を抑制する点に特徴がある。その具体的な制御(減速時制御及びレーシング時制御)の例を以下に説明する。
・減速時制御
エンジン1を搭載した車両が走行時であるときに、スロットルバルブ5が全閉となった場合(減速時)の制御について、図3のフローチャートを参照して説明する。なお、図3の減速時制御ルーチンはECU100において所定時間(例えば数ms)毎に繰り返して実行される。
まず、ステップST11において、エンジン1がアイドル運転状態であるか否かを判定し、アイドル運転状態であるときには、このルーチンを一旦終了する。ステップST11の判定結果が肯定判定であり、アイドル運転以外の状態のときにはステップST12に進む。なお、ステップST11の判定処理において、例えばアクセルポジションセンサ35の出力信号から得られるアクセル開度が全閉であり、クランクポジションセンサ37の出力信号から得られるエンジン回転数Neが所定値以下であるときにアイドル運転状態であると判定し、これら条件が成立していないときには、アイドル運転以外の運転状態であると判定する。
ステップST12では走行時であるか否かを判定する。具体的には、例えばシフトポジションセンサ40の出力信号から現在のシフトレバーの操作位置を検出し、そのシフトレバーの操作位置がエンジン1の運転状態で「ニュートラル」以外である場合は「走行時である」と判断してステップST13に進む。ステップST12の判定結果が否定判定である場合は、このルーチンを一旦終了する。なお、ステップST12において、車速センサなどの出力信号に基づいて走行時であるか否かを判定するようにしてもよい。
ステップST13では、スロットルポジションセンサ36の出力信号から得られるスロットルバルブ5の開度が全閉であるか否かを判定し、その判定結果が否定判定である場合は、このルーチンを一旦は終了する。
ステップST13の判定結果が肯定判定である場合(スロットルバルブ5が全閉である場合)は、排気バルブ14の開閉タイミングを遅角位置に制御する。具体的には、走行時においてスロットルバルブ5が全閉になったときには、排気バルブ14の開閉タイミングを最進角位置に直ぐに戻すのではなく、図5及び図6に示すように、最進角位置に対して所定の遅角量R(例えば20度)だけ遅角するように排気側のVVT24を制御する。この遅角制御は、エンジン回転数Neが所定値(例えば2000rpm)を下回るまで実施され、エンジン回転数Neが所定値未満(ステップST15の判定結果が肯定判定)となったときに、排気側のVVT24の制御を通常制御に戻して(ステップST16)、このルーチンを一旦終了する。
なお、ステップST15の判定処理においてエンジン回転数Neに対して設定する判定値は、スロットルバルブ5の全閉時に吸気マニホールド11bから発生する振動音の大きさを考慮し、振動音が問題とならないエンジン回転数Neを経験的に求めて設定すればよい。
以上の減速時制御によれば、エンジン1が搭載された車両の走行時に、スロットルバルブ5が全閉となったとき(減速走行に移行するとき)には、排気バルブ14の開閉タイミングを最進角位置に対して所定の遅角量Rだけ遅角しているので、図6に示すように、排気バルブ14の閉じタイミングを排気TDC付近にすることができる。これによって、エンジン1のシリンダ内に排気ガスが圧縮状態で残留することがなくなり、吸気バルブ13を開いた際に、吸気マニホールド11b側への急激な吹き返しがなくなる結果、吸気マニホールド11bからの異音の発生を抑制することができる。
ここで、以上の減速時制御において、図5及び図6に示す最進角位置に対する遅角量Rは、走行時(アイドル運転以外)でスロットルバルブ5が全閉したときに、排気バルブ14の閉じるタイミングが排気TDC付近となるように設定すればよく、排気エミッションの向上などを目的として、排気バルブ14が従来のエンジンに比べて例えば20〜30度早く開閉するエンジンの場合、排気バルブ14の開閉タイミングの遅角量Rは例えば20〜30度程度に設定すればよい。
・レーシング時制御
レーシング状態のときに、スロットルバルブ5が全閉となった場合の制御について、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、図4のレーシング時制御ルーチンはECU100において所定時間(例えば数ms)毎に繰り返して実行される。
まず、ステップST21では、クランクポジションセンサ37の出力信号から得られるエンジン回転数Ne及びシフトポジションセンサ40の出力信号から得られるシフトレバー位置の情報に基づいて、下記のレーシング判定条件J1〜J3が成立しているか否かを判定し、それら条件J1〜J3の全てが成立しているときにはステップST22に進む。ステップST21の判定結果が否定判定である場合はこのルーチンを一旦終了する。
J1:トランスミッションのシフトレバー位置が「ニュートラル」であること。
J2:エンジン回転数Neが所定値(例えば2000rpm)以上であること。
J3:エンジン回転数Neの上昇率(単位時間当たりのエンジン回転数Neの上昇量)が所定値以上であること。
ステップST22では、スロットルポジションセンサ36の出力信号から得られるスロットルバルブ5の開度が全閉であるか否かを判定し、その判定結果が否定判定である場合は、このルーチンを一旦は終了する。
ステップST22の判定結果が肯定判定である場合(スロットルバルブ5が全閉である場合)は、ステップST23において排気バルブ14の開閉タイミングを遅角位置に一定時間だけ保持する。具体的には、レーシング状態においてスロットルバルブ5が全閉になったときには、排気バルブ14の開閉タイミングを直ぐに最進角位置に戻すのではなく、図5及び図6に示すように、最進角位置に対して所定の遅角量R(例えば20度)だけ遅角するという制御(排気側のVVT24の遅角制御)を一定時間(例えば1秒間)だけ保持した後に、排気バルブ14の開閉タイミングを最進角位置に戻す。この後に、このルーチンを一旦終了する。
以上のレーシング時制御によれば、レーシング状態においてスロットルバルブ5が全閉となったときには、排気バルブ14の開閉タイミングを最進角位置に対して所定の遅角量Rだけ遅角しているので、図6に示すように、排気バルブ14の閉じタイミングを排気TDC付近にすることができる。これによって、エンジン1のシリンダ内に排気ガスが圧縮状態で残留することがなくなり、吸気バルブ13を開いた際に、吸気マニホールド11b側への急激な吹き返しがなくなる結果、吸気マニホールド11bからの異音の発生を抑制することができる。
さらに、この例では、レーシング状態でスロットルバルブ5が全閉となったときに、吸気マニホールド11bから発生する異音は一瞬である点を考慮し、その異音が発生する期間を対象とした時間だけ最進角位置に対する遅角を行うので、排気バルブ14の開閉タイミングを最進角位置(ロック位置)に短時間で戻すことができ、エンジン回転数Neがアイドリング回転数に戻ったときに、排気バルブ14の開閉タイミングを最進角位置にロックピンにてロックすることが可能になる。
ここで、以上のレーシング時制御において、図5及び図6に示す最進角位置に対する遅角量Rは、レーシング状態でスロットルバルブ5が全閉したときに、排気バルブ14の閉じるタイミングが排気TDC付近となるように設定すればよく、排気エミッションの向上などを目的として、排気バルブが従来のエンジンに比べて例えば20〜30度早く開閉するエンジンの場合、排気バルブ14の開閉タイミングの遅角量Rは例えば20〜30度程度に設定すればよい。
−他の実施形態−
以上の例では、吸気カムシャフトと排気カムシャフトの双方にVVTを設けた例を示しているが、本発明はこれに限られることなく、排気カムシャフトのみにVVTを設けたエンジンにも適用することができる。
以上の例では、ベーン式VVTを搭載したエンジンの制御について説明したが、これに替えて、例えばヘリカルスプライン式VVT等の他の方式のVVTを搭載したエンジンの制御にも本発明を適用することができる。
以上の例では、VVTを搭載したポート噴射型ガソリンエンジンの制御に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限られることなく、VVTを搭載した筒内直噴型ガソリンエンジンの制御にも適用可能である。また、直列多気筒ガソリンエンジンのほか、V型多気筒ガソリンエンジンの制御にも本発明を適用することができる。
本発明を適用するエンジンの一例を示す概略構成図である。 ECU等の制御系の構成を示すブロック図である。 ECUが実行する減速時制御の一例を示すフローチャートである。 ECUが実行するレーシング時制御の一例を示すフローチャートである。 VVTによる排気バルブの開閉タイミングの変化を示す図である。 排気バルブの開閉タイミングの最進角位置に対する遅角量を示す図である。 従来のエンジンの吸・排気バルブの開閉タイミングを示す図(A)と本発明を適用するエンジンの吸・排気バルブの開閉タイミングを示す図(B)とを併記して示す図である。
符号の説明
1 エンジン
1d 燃焼室
5 スロットルバルブ
6 スロットルモータ
11 吸気通路
11b 吸気マニホールド
12 排気通路
13 吸気バルブ
14 排気バルブ
15 クランクシャフト
18 オイルパン
19 オイルポンプ
21 吸気カムシャフト
22 排気カムシャフト
24 VVT(排気側)
26 OCV(排気側)
35 アクセルポジションセンサ
36 スロットルポジションセンサ
37 クランクポジションセンサ
39 カムポジションセンサ(排気側)
40 シフトポジションセンサ
100 ECU

Claims (3)

  1. 燃焼室に連通する吸気通路及び排気通路と、前記燃焼室と吸気通路との間を選択的に開閉する吸気バルブと、前記燃焼室と排気通路との間を選択的に開閉する排気バルブと、前記吸気通路に配置されたスロットルバルブと、前記内燃機関のクランクシャフトに対する排気カムシャフトの回転位相を変化させて前記排気バルブの開閉タイミングを調整する可変バルブタイミング機構とを備え、前記排気バルブの開閉タイミングが最進角位置にあるときに、当該排気バルブが排気上死点前で閉じるように設定された内燃機関の制御装置において、
    前記排気カムシャフトに設けた可変バルブタイミング機構を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記内燃機関がアイドル運転状態であるか否かを判定し、アイドル運転以外の運転状態のときに、前記スロットルバルブが全閉になったときには、前記排気バルブの開閉タイミングを前記最進角位置に対して遅角することにより当該排気バルブの閉じタイミングを排気上死点付近にする遅角制御を実行し、アイドル運転時には前記排気バルブの開閉タイミングを最進角位置に設定して、当該排気バルブが排気上死点前で閉じるように構成されていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1記載の内燃機関の制御装置において、
    前記制御手段は、前記内燃機関が搭載される車両が走行時であるか否かを判定し、走行時であるときに、前記スロットルバルブが全閉となったときには、そのスロットルバルブが全閉となった後、前記内燃機関の機関回転数が2000rpmを下回るまで、前記排気バルブの開閉タイミングを最進角位置に対して遅角する遅角制御を実行することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 請求項1記載の内燃機関の制御装置において、
    前記制御手段は、前記内燃機関がレーシング状態であるか否かを判定し、レーシング状態で前記スロットルバルブが全閉となったときには、前記排気バルブの開閉タイミングを最進角位置に対して遅角する遅角制御を、1秒間だけ保持した後に、前記排気バルブの開閉タイミングを最進角位置にすることを特徴とする内燃機関の制御装置。
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