JP4325514B2 - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4325514B2
JP4325514B2 JP2004255980A JP2004255980A JP4325514B2 JP 4325514 B2 JP4325514 B2 JP 4325514B2 JP 2004255980 A JP2004255980 A JP 2004255980A JP 2004255980 A JP2004255980 A JP 2004255980A JP 4325514 B2 JP4325514 B2 JP 4325514B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
exhaust
intake
closing timing
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004255980A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006070824A (ja
Inventor
勝彦 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2004255980A priority Critical patent/JP4325514B2/ja
Publication of JP2006070824A publication Critical patent/JP2006070824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4325514B2 publication Critical patent/JP4325514B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Description

本発明は、内燃機関のバルブタイミング制御装置に関し、特に燃料カット前後における給排気バルブの制御に関する。
内燃機関には、出力の向上やエミッションの低減等を図るために、吸気バルブや排気バルブの開閉タイミングを調整する吸気バルブ調整機構や排気バルブ調整機構を備えているものや、エミッションをより一層低減させてり、燃料を節約するために、スロットルバルブ全閉で減速している場合に燃料噴射バルブから燃料が噴射されないように燃料カットするものがある。ところが、内燃機関において燃料カットを行う場合、吸気行程の際に燃焼室へ空気のみが吸入され、その後に燃焼室内の空気は排気行程の際に排気通路及び触媒を介して外部へ排出される。このため、排気経路に設けられている触媒を通過する空気に含まれる酸素により触媒の劣化が促進されてしまう。
そこで特許文献1には、燃料カット時には吸気バルブの開バルブ期間を短く変更するとともにその開弁時期を早めることによって、燃焼室へ吸入される空気量を少なくし、排気経路に流れる酸素量を低減させて酸素による触媒の劣化を防止する技術が開示されている。
特開平10−115234号公報
特許文献1では、排気経路に流れる酸素量を低減しているが、これは、燃焼室へ吸入される空気量を少なくし吸気バルブの開弁時期を排気バルブの開バルブ期間に重なるように早めるなど、燃焼室への空気の流入を制限することに主眼を置いているため、強力なエンジンブレーキが作用することになり、強力なエンジンブレーキを必要としない局面では使用できず、適用範囲が極めて限られるという問題がある。このため、極端にエンジンブレーキを強めることなく燃料カット時の酸素による触媒の劣化を効果的に防止できる技術が望まれている。
本発明は、エンジンブレーキを強めることなく燃料カット時の酸素による触媒の一時的な性能低下を効果的に防止可能な内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置では、排気経路に触媒が設けられた内燃機関の吸気バルブの閉弁時期を調整する吸気閉弁時期調整機構と、アクセルペダルの全閉操作に伴い内燃機関への燃料供給を停止する燃料カット手段と、吸気閉弁時期調整機構の作動を制御して燃料カット手段の作動時に、圧縮行程で吸入空気の一部を吸気系に吹き返すように吸気バルブの閉弁時期を遅角させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置において、内燃機関の排気バルブの閉弁時期を調整する排気閉弁時期調整機構を更に有する場合、制御手段で、排気閉弁時期調整機構の作動を制御して燃料カット手段の作動時に、吸入行程で排気系内の排気の一部を再吸入するよう排気バルブの閉弁時期を遅角するように制御する。
本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置のうち、吸気閉弁時期調整機構を有する場合、制御手段で、アクセルペダルの全閉が検出されると燃料供給の停止前に吸気バルブの閉弁時期を遅角させるように制御してもよい。この場合、吸気バルブの閉弁時期の遅角が燃料カットよりも早めに行われるので、燃料カット開始時から確実に排気流量を減少させて触媒の一時的な性能低下を抑制できるようになる。
本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置のうち、排気閉弁時期調整機構を有する場合、制御手段が燃料供給の停止が実行されてから排気バルブの閉弁時期を遅角させるように制御してもよい。この場合、排気バルブの閉弁時期の遅角を燃料カットが実行されてから行うので、排気バルブ閉弁時期の遅角で燃焼及び排ガスの悪化を招くことを確実に回避できるようになる。
本発明によれば、アクセルペダルの全閉操作に伴う燃料カット時には、吸気バルブの閉弁時期の調整により一旦吸入した空気が吸気系に吹き返されるので、極端にエンジンブレーキ力を増大させることなく排気の流量を減少させることができ、酸素による触媒の一時的な性能低下も抑制できる。
本発明によれば、燃料カット時には、吸気バルブの閉弁時期の調整により一旦吸入した空気を吸気系に吹き返すだけでなく、排気バルブの閉弁時期の調整により排気系内の排気の一部を再吸入するので、エンジンブレーキ力の増大をより抑制できると共に、触媒に流入する排気の流量をより効果的に減少させることができ、酸素による触媒の一時的な性能低下をより効果的に抑制できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1において、符号1は内燃機関であるエンジンを示す。このエンジン1は、吸気管噴射型エンジンとして構成されており、その動弁機構としてはDOHC4バルブ式が採用されている。エンジン1を構成するシリンダーブロック2aの上部にはシリンダーヘッド2が装着されている。吸気側の動弁機構50は、燃焼室40に通じるようにシリンダーヘッド2に形成された吸気ポート11を開閉する吸気バルブ7aと、吸気バルブ7aの上端に図示しないロッカーアームを介して当接する吸気カム3aが形成された吸気カムシャフト21と、吸気バルブ7aを閉弁方向に付勢する周知のバルブスプリングとから構成されている。排気側の動弁機構51は、燃焼室40に通じるようにシリンダーヘッド2に形成された排気ポート17を開閉する排気バルブ7bと、排気バルブ7bの上端に図示しないロッカーアームを介して当接する排気カム3bが形成された排気カムシャフト22と、排気バルブ7bを閉弁方向に付勢する周知のバルブスプリングとから構成されている。
吸気カムシャフト21と排気カムシャフト22の各端端には、タイミングプーリ4a,4bがそれぞれ装着されている。これらタイミングプーリ4a,4bはタイミングベルト5を介してクランク軸6に連結されている。タイミングプーリ4a,4bとカムシャフト21,22は、クランク軸6の回転に伴って回転駆動され、これらのカムシャフト21,22により吸気バルブ7a及び排気バルブ7bがエンジン1の回転に同期して開閉駆動される。
各カムシャフト21,22とタイミングプーリ4a,4bとの間には、吸気側及び排気側の可変タイミング機構としてのベーン式のタイミング可変機構8a,8b(以下「VVT8a,8b」と記す)が設けられている。VVT8a,8bの構成は、例えば特開2000−27609号公報等で公知のため詳細は説明しないが、タイミングプーリ4a,4bに設けたハウジング内にベーンロータを回動可能に設け、そのベーンロータに吸気カムシャフト21あるいはカムシャフト22を連結して構成されている。VVT8a,8bにはオイルコントロールバルブ(以下、「OCV」と記す)9a,9bが接続され、エンジン1のオイルポンプ10から供給される作動油を利用して、OCV9a,9bの切替えに応じてベーンロータに油圧を作用させ、その結果、タイミングプーリ4a,4bに対するカムシャフト21,22の位相、即ち、進角方向あるいは遅角方向へその位相を制御して、吸気バルブ7aと排気バルブ7bとの開閉タイミングを調整するようになっている。本形態において、本形態において、VVT8aとOCV9aは吸気閉弁時期調整機構を構成し、VVT8bとOCV9bは排気閉弁時期調整機構をそれぞれ構成する。
吸気ポート11と接続する吸気経路12内には、スロットルバルブ14と燃料噴射手段としての電磁式の燃料噴射弁15とが設けられている。スロットルバルブ14は、図示しないワイヤまたは電子制御機構を介してアクセルペダル34と連結されていて、アクセルペダル34の踏込量に応じてその開度が調整されるようになっている。アクセルペダル34の全閉操作とは、アクセルペダル34に対するドライバーの踏込操作が無い状態のことを指す。
吸気経路12内には、エンジン1の始動に伴いシリンダー内を図1において上下に往復移動するピストン16の下降に伴って、エアクリーナ13から吸入空気が導入され、吸気経路12内のスロットルバルブ14の開度に応じて流量調整された後に燃料噴射弁15からの噴射燃料と混合され、吸気ポート11を経て吸気バルブ7aの開弁時にシリンダー内に流入する。燃料噴射弁15は、エンジン1の運転状態に対応して設定される燃料噴射量に応じた開弁時間が設定され、制御手段としてのECU31から噴射信号が印加されることで燃焼に最適なタイミングで燃料噴射を実行する。
シリンダーヘッド2には、燃焼室40に臨み、燃焼室40内において点火を行う点火手段としての点火プラグ19が設けられている。この点火プラグ19は、ECU31により制御された点火信号が印加されることで点火される。
排気ポート17と接続する排気経路18には、燃焼室40内での燃焼後の排ガスが、排気バルブ7bの開バルブ時にピストン16の上昇に伴って排気ポート17から案内され、排気経路18上に設けられた触媒としての三元触媒20及び図示しない消音器を経て外部に排出される。排気経路18と吸気通路12は、排気ガスを吸気側に戻す排気環流路27で連通されている。排気環流路27には、この環流路を開閉する開閉弁としてのEGR弁28が設けられている。EGR弁28は電子制御可能な弁であって、ECU31からの信号によって開閉度合いが制御され、吸気側に環流する排気ガス導入量としてのEGR導入量を制御する。
車室内には、図示しない入出力装置、制御プログラムや制御マップ等の記憶に供される記憶装置(ROM,RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等を備えた制御手段としてのECU(エンジン制御ユニット)31が設置されており、エンジン1の総合的な制御を行う。ECU31の入力側には、エンジン回転数を検出する回転数検出手段としての回転数センサ32、エンジン負荷となるスロットルバルブ14の開度を検出する負荷検出手段としてのスロットル開度センサ33等の各種センサと、図示しないタイマが接続されている。ECU31の出力側には、OCV9a,9b、燃料噴射弁15、点火プラグ19、EGR弁28等が接続されている。本形態において、回転数センサ32とスロットル開度センサ33は、エンジン1の運転状態を検出するための運転状態検出手段を構成する。ECU31は、スロットル開度センサ33からの情報からアクセルペダル34の全閉状態を判断し、全閉状態であると、燃料噴射弁15からの燃料噴射を停止して、エンジン1への燃料供給を停止する燃料カット手段として機能する。
本形態では、エンジン1における吸気行程、圧縮行程、爆発・膨張行程及び排気行程の一連の四行程に対してクランクシャフト6が2回転するものとして、回転数センサ32では1パルス当たり30°CAの割合でクランク角が検出される。ECU31は、各センサからの検出情報に基づいて燃料噴射量等を決定し、燃料噴射弁15を駆動制御する。
ECU31には、所定のエンジン回転数に相当する設定値と所定の負荷に相当する設定値、及びエンジン回転数とスロットル開度から吸気VVT8aと排気VVT8bの基本位相、(基本VVT位相)を算出する図示しないVVT位相マップとがそれぞれ記憶されている。ECU31は、これらマップ情報により適宜VVT8a,VVT8bの駆動を制御して、吸気バルブ7aと排気バルブ7bの位相の制御を行う。本形態では、燃料カット手段の作動時に、圧縮行程で吸入空気の一部を吸気系に吹き返すように吸気バルブ7aの閉弁時期を遅角させるとともに、燃料カット手段の作動時に、吸入行程で排気系内の排気の一部を再吸入するよう排気バルブ7bの閉弁時期を遅角する。
ECU31には、回転数センサ32からの回転情報とスロットル開度センサ33からのか負荷情報を基にして、燃料噴射弁15からの燃料噴射量と、点火プラグ19に対する点火タイミングと、EGR弁28の開弁率を定めた図示しないマップが設定されていて、そのマップ情報に基づいて、適宜、燃料噴射量と点火タイミング、EGR導入量を制御している。
図2は、VVT8a,VVT8bに必要なパラメーターと位相制御によって変動する構成要素の時間的な変化を示す線図である。図2において、NOxの線は三元触媒20よりも排ガスの下流側におけるNOxの変化を、吸蔵酸素の線は三元触媒に吸蔵される酸素量の変化を、マニ圧の線は排気ポート17内の圧力変化を、体積効率の線は燃焼室40に導入される空気量をそれぞれ示す。また、排気VVT位相及び吸気VVT位相の線は、一点鎖線が基本VVT位相で、この線よりも上方が進角側を、下方が遅角側をそれぞれ示す。噴射信号の線は、燃料噴射弁15に対する噴射信号の変化を示し、ここでは燃料供給の有無を示す。エンジン回転数及びアクセル開度の線は、エンジン回転数とアクセル開度の変化をそれぞれ示す。
このような構成のECU31による処理動作の一例を図3に示すフローチャートを用いて説明する。図3のフローチャートはECU31により実行される各処理のうち、吸気バルブ7aと排気バルブ7bの開閉タイミング(位相)の切替えを行うためのものである。この処理は、エンジン1の運転中に所定時間毎の所定の間隔で割り込み実行される。
図3の処理が開始されると、ステップS1においてエンジン回転数や負荷、アクセル開度の情報が、回転数センサ32、スロットル開度センサ33から検出される。ステップS2では、これら検出されたエンジン回転数や負荷情報により吸気及び排気用のVVT位相マップからVVT8a、8bの基本VVT位相を決定しステップS3に進む。ステップS3では、検出されたアクセル開度情報から、アクセル開度が全閉か否かが判断される。そして、アクセル開度が全閉の場合にはステップS4に進んで、OCV9aを制御して吸気側のVVT8aを最遅角へと移動させてステップS5に進み、アクセル開度が全閉で無い場合には、ステップS6に進んで基本VVT位相による吸気及び排気のVVT8a、8bに対する位相制御を実行する。
ステップS5では、燃料カット中か否かが燃料噴射弁15に対する噴射信号の出力変動から判断される。そして、噴射信号が無い場合には、燃料カット中であるとしてステップS6に進んでOCV9bを制御して排気側のVVT8bを最遅角へと移動させ、燃料カット中でなければ、ステップS6に進んで基本VVT位相による吸気及び排気のVVT8a、8bに対する位相制御を実行する。
このため、ステップS4においてVVT8aが最遅角へと移動されると、吸気バルブ7aの閉弁時期が遅くなるので、吸気ポート11は圧縮行程においても開いた状態となり、燃焼室40内に一旦吸入した空気の一部が燃焼室40内の圧により吸気ポート11内へと吹き返される。このため、排気の流量を減少させることができるとともに、エンジンブレーキ力の増大を抑制することができる。
ステップS6においてVVT8bが最遅角へと移動されると、排気バルブ7bの閉弁時期が遅くなるので、吸気行程においても開弁状態となって三元触媒20に流入する排ガスの流量を減少させることができるとともに、エンジンブレーキ力の増大を抑制することができる。
本形態のように、燃料カットの前後において吸気量や排気量を抑制すると、図2に示すように燃料カット中における三元触媒20に吸蔵される酸素を低減することができる。このように吸蔵酸素量が低減されると、燃料供給が再開された場合に、三元触媒20の還元剤となる排気ガス中のCC、HCと吸蔵酸素との反応量を低減することができるので、吸蔵酸素による還元剤の消費を抑制することができる。このため、還元剤不足により三元触媒20の一時的な性能低下を防止することができ、図2に示すように触媒性能の低下によりNOxが一時的に増大するNOxスパイクの発生を効果的に抑制することができる。
本形態では、アクセルペダル34の全閉が検出されると、燃料カット前に吸気バルブ7aの閉弁時期を遅角させている。これは、VVT8aはOCV9bを制御して油圧によって動作させるため応答遅れを否めず、この遅れの分を見込んで、早めに作動させている。この結果、吸気バルブ7aの閉弁時期の遅角が燃料カット動作よりも早めに行われるので、燃料カット開始時から確実に排気流量を減少させることができ、三元触媒の一時的な性能低下を確実に抑制できるようになる。
本形態では、燃料カットが実行されてから排気バルブ7bの閉弁時期を遅角させるようにしている。これは排気バルブ7bの遅角により、三元触媒20に対する排ガスの供給量を低減できる反面、吸気側へ戻されるEGR量が多くなり燃焼、排ガス無化する傾向となる。このため、排気バルブ7bの閉弁時期の遅角が、燃料カットが実行されてから行われることになり、排気バルブ7bの閉弁時期の遅角で燃焼及び排ガスの悪化を招くことを確実に回避できるようになる。
上記形態は、吸気側と排気側とにそれぞれVVT8a,8bを有する例で説明したが、吸気側にのみVVT8aを有するものに本発明を適用してもよい。上記形態では、ベーン式のVVT8a,8bを備えたが、可変タイミング機構の構成はこれに限らず、例えば、ヘリカル式の可変タイミング機構に代えてもよいし、カム軸に対するカムの偏心量を変更する偏心式の可変タイミング機構、あるいは、異なる特性のカムを選択的に作動させる切替え式の可変タイミング機構、電磁式アクチュエータによりバルブを直接的に開閉する電磁式のタイミング可変機構等に代えてもよい。
本発明の一実施の形態を示すエンジンの制御装置の構成を示す図である。 吸気閉弁時期調整機構と排気閉弁時期調整機構に対する位相制御によって変動する構成要素の時間的な変化を示す線図である。 制御手段による吸気閉弁時期調整機構と排気閉弁時期調整機構に対する位相制御の一形態を示すフローチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
7a 吸気バルブ
7b 排気バルブ
8a,9a 吸気閉弁時期調整機構
8b,9b 排気閉弁時期調整機構
18 排気経路
20 触媒
31 制御手段(燃料カット手段)
34 アクセルペダル

Claims (3)

  1. 排気経路に触媒が設けられた内燃機関の吸気バルブの閉弁時期を調整する吸気閉弁時期調整機構と、
    アクセルペダルの全閉操作に伴い上記内燃機関への燃料供給を停止する燃料カット手段と、
    上記吸気閉弁時期調整機構の作動を制御して、上記燃料カット手段の作動時に、圧縮行程で吸入空気の一部を吸気系に吹き返すように上記吸気バルブの閉弁時期を遅角させる制御手段とを備え

    記制御手段は、上記アクセルペダルの全閉が検出されると燃料供給の停止前に上記吸気バルブの閉弁時期を遅角させることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  2. 請求項1記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    上記内燃機関の排気バルブの閉弁時期を調整する排気閉弁時期調整機構を有し、
    上記制御手段は、上記排気閉弁時期調整機構の作動を制御して、上記燃料カット手段の作動時に、吸入行程で排気系内の排気の一部を再吸入するよう排気バルブの閉弁時期を遅角することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  3. 請求項1または2記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    上記制御手段は、上記燃料供給の停止が実行されてから上記排気バルブの閉弁時期を遅角させることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
JP2004255980A 2004-09-02 2004-09-02 内燃機関のバルブタイミング制御装置 Active JP4325514B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004255980A JP4325514B2 (ja) 2004-09-02 2004-09-02 内燃機関のバルブタイミング制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004255980A JP4325514B2 (ja) 2004-09-02 2004-09-02 内燃機関のバルブタイミング制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006070824A JP2006070824A (ja) 2006-03-16
JP4325514B2 true JP4325514B2 (ja) 2009-09-02

Family

ID=36151703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004255980A Active JP4325514B2 (ja) 2004-09-02 2004-09-02 内燃機関のバルブタイミング制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4325514B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4636047B2 (ja) * 2007-04-05 2011-02-23 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
JP5224885B2 (ja) * 2008-04-11 2013-07-03 セイコープレシジョン株式会社 羽根駆動装置
JP6264302B2 (ja) * 2015-01-07 2018-01-24 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JP7444058B2 (ja) 2018-06-20 2024-03-06 株式会社アイシン 弁開閉時期制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006070824A (ja) 2006-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4831373B2 (ja) 可変動弁装置付エンジン
JP4858729B2 (ja) 可変動弁装置
US7152578B2 (en) Valve characteristic controlling apparatus and method for internal combustion engine
JP2003314309A (ja) 内燃機関の可変バルブ制御装置
JP2007009779A (ja) 内燃機関の制御装置
JP3699645B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP4325514B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP4591645B2 (ja) 可変バルブタイミング装置
JP2007162664A (ja) 内燃機関のバルブ作用角可変制御装置
JP2008095610A (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP5034404B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4254436B2 (ja) エンジンの制御装置
JP5316505B2 (ja) 内燃機関の騒音低減制御装置
JPH10115234A (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP2008274822A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2005076466A (ja) エンジンの制御装置
JP2005061279A (ja) エンジンの可変動弁制御装置
JP2010084730A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5041167B2 (ja) エンジンの制御装置
JP4861378B2 (ja) 内燃機関の可変動弁制御装置
JP4807155B2 (ja) 可変動弁装置
JP2006002701A (ja) 筒内噴射型内燃機関
JP2004176686A (ja) エンジンのバルブタイミング制御装置
JP2004245192A (ja) 可変バルブタイミング機構の制御装置
JP2002257018A (ja) 内燃機関の点火時期制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090519

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090601

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4325514

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140619

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350