JP2002257018A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents
内燃機関の点火時期制御装置Info
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- JP2002257018A JP2002257018A JP2001048936A JP2001048936A JP2002257018A JP 2002257018 A JP2002257018 A JP 2002257018A JP 2001048936 A JP2001048936 A JP 2001048936A JP 2001048936 A JP2001048936 A JP 2001048936A JP 2002257018 A JP2002257018 A JP 2002257018A
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- intake valve
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
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- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸気弁の閉弁時期が吸気下死点から離れてい
るときに、吸気弁の閉弁時期が吸気下死点から離れてい
ないときよりも燃焼が悪化してしまうのを抑制する。 【解決手段】 吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離
れているときには、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点か
ら離れていないときに比べ、点火栓55による点火時期
を進角させる。
るときに、吸気弁の閉弁時期が吸気下死点から離れてい
ないときよりも燃焼が悪化してしまうのを抑制する。 【解決手段】 吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離
れているときには、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点か
ら離れていないときに比べ、点火栓55による点火時期
を進角させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の点火時期
制御装置に関する。
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、吸気弁のバルブタイミングに応じ
て点火時期を制御する内燃機関の点火時期制御装置が知
られている。この種の内燃機関の点火時期制御装置の例
としては、例えば特開平5−171991号公報に記載
されたものがある。特開平5−171991号公報に記
載された内燃機関の点火時期制御装置では、吸気弁のバ
ルブタイミングの切換えに関連させて点火手段による点
火時期を最適値に切換える制御が行われている。詳細に
は、吸気弁のバルブタイミングを切換える場合に、過渡
的に発生する点火時期の過遅角又は過進角を防止するよ
うに点火時期が制御されている。
て点火時期を制御する内燃機関の点火時期制御装置が知
られている。この種の内燃機関の点火時期制御装置の例
としては、例えば特開平5−171991号公報に記載
されたものがある。特開平5−171991号公報に記
載された内燃機関の点火時期制御装置では、吸気弁のバ
ルブタイミングの切換えに関連させて点火手段による点
火時期を最適値に切換える制御が行われている。詳細に
は、吸気弁のバルブタイミングを切換える場合に、過渡
的に発生する点火時期の過遅角又は過進角を防止するよ
うに点火時期が制御されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平5−
171991号公報に記載された内燃機関の点火時期制
御装置では、吸気弁のバルブタイミングを切換えるとき
に点火時期が過渡的に過遅角又は過遅角にならないよう
に点火時期が制御されるものの、特開平5−17199
1号公報には、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れて
いるときと、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れてい
ないときとで、点火手段による点火時期をどのように切
換えて制御すべきかについて開示されていない。尚、本
明細書中において、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離
れていない場合とは、吸気弁閉弁時期がほぼ吸気下死点
付近に設定されている場合をいい、吸気弁閉弁時期が吸
気下死点から離れている場合とは、吸気弁閉弁時期が吸
気下死点付近よりも更に進角されて設定されている場
合、あるいは、吸気弁閉弁時期が吸気下死点付近よりも
更に遅角されて設定されている場合をいう。
171991号公報に記載された内燃機関の点火時期制
御装置では、吸気弁のバルブタイミングを切換えるとき
に点火時期が過渡的に過遅角又は過遅角にならないよう
に点火時期が制御されるものの、特開平5−17199
1号公報には、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れて
いるときと、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れてい
ないときとで、点火手段による点火時期をどのように切
換えて制御すべきかについて開示されていない。尚、本
明細書中において、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離
れていない場合とは、吸気弁閉弁時期がほぼ吸気下死点
付近に設定されている場合をいい、吸気弁閉弁時期が吸
気下死点から離れている場合とは、吸気弁閉弁時期が吸
気下死点付近よりも更に進角されて設定されている場
合、あるいは、吸気弁閉弁時期が吸気下死点付近よりも
更に遅角されて設定されている場合をいう。
【0004】吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れてい
るときには、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れてい
ないときに比べ、混合気の圧縮度合いが弱まってしま
い、その結果、混合気の温度が低くなり、燃焼速度が遅
くなってしまう。にもかかわらず、仮に例えば、吸気弁
閉弁時期が吸気下死点から離れているときと、吸気弁閉
弁時期が吸気下死点から離れていないときとで、点火手
段による点火時期が同様に設定されている場合であっ
て、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れていないとき
の燃焼が適切に行われている場合には、吸気弁閉弁時期
が吸気下死点から離れているときに、混合気の燃焼期間
が不足してしまい、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離
れていないときよりも燃焼が悪化してしまう。
るときには、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れてい
ないときに比べ、混合気の圧縮度合いが弱まってしま
い、その結果、混合気の温度が低くなり、燃焼速度が遅
くなってしまう。にもかかわらず、仮に例えば、吸気弁
閉弁時期が吸気下死点から離れているときと、吸気弁閉
弁時期が吸気下死点から離れていないときとで、点火手
段による点火時期が同様に設定されている場合であっ
て、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れていないとき
の燃焼が適切に行われている場合には、吸気弁閉弁時期
が吸気下死点から離れているときに、混合気の燃焼期間
が不足してしまい、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離
れていないときよりも燃焼が悪化してしまう。
【0005】また仮に例えば、吸気弁閉弁時期が吸気下
死点から離れているときに、吸気弁閉弁時期が吸気下死
点から離れていないときに比べて点火手段による点火時
期が遅角せしめられる場合であって、吸気弁閉弁時期が
吸気下死点から離れていないときの燃焼が適切に行われ
ている場合にも、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れ
ているときに、混合気の燃焼期間が不足してしまい、吸
気弁閉弁時期が吸気下死点から離れていないときよりも
燃焼が悪化してしまう。
死点から離れているときに、吸気弁閉弁時期が吸気下死
点から離れていないときに比べて点火手段による点火時
期が遅角せしめられる場合であって、吸気弁閉弁時期が
吸気下死点から離れていないときの燃焼が適切に行われ
ている場合にも、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れ
ているときに、混合気の燃焼期間が不足してしまい、吸
気弁閉弁時期が吸気下死点から離れていないときよりも
燃焼が悪化してしまう。
【0006】前記問題点に鑑み、本発明は燃焼が悪化し
てしまうのを抑制することができる内燃機関の点火時期
制御装置を提供することを目的とする。
てしまうのを抑制することができる内燃機関の点火時期
制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、吸気弁のバルブタイミングに応じて点火時期を
制御する内燃機関の点火時期制御装置において、吸気弁
閉弁時期が吸気下死点から離れているときには、吸気弁
閉弁時期が吸気下死点から離れていないときに比べ、点
火手段による点火時期を進角させることを特徴とする内
燃機関の点火時期制御装置が提供される。
よれば、吸気弁のバルブタイミングに応じて点火時期を
制御する内燃機関の点火時期制御装置において、吸気弁
閉弁時期が吸気下死点から離れているときには、吸気弁
閉弁時期が吸気下死点から離れていないときに比べ、点
火手段による点火時期を進角させることを特徴とする内
燃機関の点火時期制御装置が提供される。
【0008】吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れてい
るときには、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れてい
ないときに比べ、混合気の圧縮度合いが弱まってしま
い、その結果、混合気の温度が低くなり、燃焼速度が遅
くなってしまう点に鑑み、請求項1に記載の内燃機関の
点火時期制御装置では、吸気弁閉弁時期が吸気下死点か
ら離れているとき、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離
れていないときに比べ、点火手段による点火時期が進角
せしめられる。そのため、吸気弁閉弁時期が吸気下死点
から離れているときに、吸気弁閉弁時期が吸気下死点か
ら離れていないときに比べ、混合気の燃焼期間が不足す
るのに伴って燃焼が悪化してしまうのを抑制することが
できる。
るときには、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れてい
ないときに比べ、混合気の圧縮度合いが弱まってしま
い、その結果、混合気の温度が低くなり、燃焼速度が遅
くなってしまう点に鑑み、請求項1に記載の内燃機関の
点火時期制御装置では、吸気弁閉弁時期が吸気下死点か
ら離れているとき、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離
れていないときに比べ、点火手段による点火時期が進角
せしめられる。そのため、吸気弁閉弁時期が吸気下死点
から離れているときに、吸気弁閉弁時期が吸気下死点か
ら離れていないときに比べ、混合気の燃焼期間が不足す
るのに伴って燃焼が悪化してしまうのを抑制することが
できる。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、吸気弁閉
弁時期が吸気下死点から離れているときには、吸気弁閉
弁時期が吸気下死点から離れていないときに比べ、点火
手段による放電時間を長くすることを特徴とする請求項
1に記載の内燃機関の点火時期制御装置が提供される。
弁時期が吸気下死点から離れているときには、吸気弁閉
弁時期が吸気下死点から離れていないときに比べ、点火
手段による放電時間を長くすることを特徴とする請求項
1に記載の内燃機関の点火時期制御装置が提供される。
【0010】吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れてい
るときには、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れてい
ないときに比べ、混合気の圧縮度合いが弱まってしま
い、その結果、混合気の温度が低くなり、混合気が着火
しづらくなってしまう点に鑑み、請求項2に記載の内燃
機関の点火時期制御装置では、吸気弁閉弁時期が吸気下
死点から離れているときには、吸気弁閉弁時期が吸気下
死点から離れていないときに比べ、点火手段による放電
時間が長くされる。そのため、吸気弁閉弁時期が吸気下
死点から離れているときにおいても、吸気弁閉弁時期が
吸気下死点から離れていないときと同様に混合気を確実
に着火させることができる。
るときには、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れてい
ないときに比べ、混合気の圧縮度合いが弱まってしま
い、その結果、混合気の温度が低くなり、混合気が着火
しづらくなってしまう点に鑑み、請求項2に記載の内燃
機関の点火時期制御装置では、吸気弁閉弁時期が吸気下
死点から離れているときには、吸気弁閉弁時期が吸気下
死点から離れていないときに比べ、点火手段による放電
時間が長くされる。そのため、吸気弁閉弁時期が吸気下
死点から離れているときにおいても、吸気弁閉弁時期が
吸気下死点から離れていないときと同様に混合気を確実
に着火させることができる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、吸気弁の
バルブタイミングに応じて点火時期を制御する内燃機関
の点火時期制御装置において、吸気弁閉弁時期が吸気下
死点から離れるに従って、点火手段による点火時期を進
角させることを特徴とする内燃機関の点火時期制御装置
が提供される。
バルブタイミングに応じて点火時期を制御する内燃機関
の点火時期制御装置において、吸気弁閉弁時期が吸気下
死点から離れるに従って、点火手段による点火時期を進
角させることを特徴とする内燃機関の点火時期制御装置
が提供される。
【0012】吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れてい
るときには、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れてい
ないときに比べ、混合気の圧縮度合いが弱まってしま
い、その結果、混合気の温度が低くなり、燃焼速度が遅
くなってしまう点に鑑み、請求項3に記載の内燃機関の
点火時期制御装置では、吸気弁閉弁時期が吸気下死点か
ら離れるに従って、点火手段による点火時期が進角せし
められる。そのため、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から
離れているときに、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離
れていないときに比べ、混合気の燃焼期間が不足するの
に伴って燃焼が悪化してしまうのを抑制することができ
る。
るときには、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れてい
ないときに比べ、混合気の圧縮度合いが弱まってしま
い、その結果、混合気の温度が低くなり、燃焼速度が遅
くなってしまう点に鑑み、請求項3に記載の内燃機関の
点火時期制御装置では、吸気弁閉弁時期が吸気下死点か
ら離れるに従って、点火手段による点火時期が進角せし
められる。そのため、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から
離れているときに、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離
れていないときに比べ、混合気の燃焼期間が不足するの
に伴って燃焼が悪化してしまうのを抑制することができ
る。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、吸気弁の
バルブタイミングに応じて点火時期を制御する内燃機関
の点火時期制御装置において、気筒内に吸入される吸入
空気量が少なくなるに従って、点火手段による点火時期
を進角させることを特徴とする内燃機関の点火時期制御
装置が提供される。
バルブタイミングに応じて点火時期を制御する内燃機関
の点火時期制御装置において、気筒内に吸入される吸入
空気量が少なくなるに従って、点火手段による点火時期
を進角させることを特徴とする内燃機関の点火時期制御
装置が提供される。
【0014】吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れてい
るために吸入空気量が少ないときには、吸気弁閉弁時期
が吸気下死点から離れていないために吸入空気量が多い
ときに比べ、混合気の圧縮度合いが弱まってしまい、そ
の結果、混合気の温度が低くなり、燃焼速度が遅くなっ
てしまう点に鑑み、請求項4に記載の内燃機関の点火時
期制御装置では、気筒内に吸入される吸入空気量が少な
くなるに従って、点火手段による点火時期が進角せしめ
られる。詳細には、例えば吸気弁閉弁時期が吸気下死点
から離れるのに伴って気筒内に吸入される吸入空気量が
少なくなるに従って、点火手段による点火時期が進角せ
しめられる。それゆえ、例えば吸気弁閉弁時期が吸気下
死点から離れているために吸入空気量が少ないときに、
例えば吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れていないた
めに吸入空気量が多いときに比べ、混合気の燃焼期間が
不足するのに伴って燃焼が悪化してしまうのを抑制する
ことができる。
るために吸入空気量が少ないときには、吸気弁閉弁時期
が吸気下死点から離れていないために吸入空気量が多い
ときに比べ、混合気の圧縮度合いが弱まってしまい、そ
の結果、混合気の温度が低くなり、燃焼速度が遅くなっ
てしまう点に鑑み、請求項4に記載の内燃機関の点火時
期制御装置では、気筒内に吸入される吸入空気量が少な
くなるに従って、点火手段による点火時期が進角せしめ
られる。詳細には、例えば吸気弁閉弁時期が吸気下死点
から離れるのに伴って気筒内に吸入される吸入空気量が
少なくなるに従って、点火手段による点火時期が進角せ
しめられる。それゆえ、例えば吸気弁閉弁時期が吸気下
死点から離れているために吸入空気量が少ないときに、
例えば吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れていないた
めに吸入空気量が多いときに比べ、混合気の燃焼期間が
不足するのに伴って燃焼が悪化してしまうのを抑制する
ことができる。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、吸気弁の
バルブタイミングに応じて点火時期を制御する内燃機関
の点火時期制御装置において、吸気弁閉弁時期を吸気下
死点から離すことによって筒内に吸入される吸入空気量
を減少させる場合には、スロットル弁開度を減少させる
ことによって筒内に吸入される吸入空気量を減少させる
場合に比べ、点火手段による点火時期を進角させること
を特徴とする内燃機関の点火時期制御装置が提供され
る。
バルブタイミングに応じて点火時期を制御する内燃機関
の点火時期制御装置において、吸気弁閉弁時期を吸気下
死点から離すことによって筒内に吸入される吸入空気量
を減少させる場合には、スロットル弁開度を減少させる
ことによって筒内に吸入される吸入空気量を減少させる
場合に比べ、点火手段による点火時期を進角させること
を特徴とする内燃機関の点火時期制御装置が提供され
る。
【0016】吸気弁閉弁時期を吸気下死点から離すこと
によって筒内に吸入される吸入空気量を減少させる場合
には、スロットル弁開度を減少させることによって筒内
に吸入される吸入空気量を減少させる場合に比べ、混合
気の圧縮度合いが弱まってしまい、その結果、混合気の
温度が低くなり、燃焼速度が遅くなってしまう点に鑑
み、請求項5に記載の内燃機関の点火時期制御装置で
は、吸気弁閉弁時期を吸気下死点から離すことによって
筒内に吸入される吸入空気量を減少させる場合には、ス
ロットル弁開度を減少させることによって筒内に吸入さ
れる吸入空気量を減少させる場合に比べ、点火手段によ
る点火時期が進角せしめられる。そのため、吸気弁閉弁
時期を吸気下死点から離すことによって筒内に吸入され
る吸入空気量を減少させる場合にも、適切な燃焼を実行
し、燃焼が悪化してしまうのを抑制することができる。
によって筒内に吸入される吸入空気量を減少させる場合
には、スロットル弁開度を減少させることによって筒内
に吸入される吸入空気量を減少させる場合に比べ、混合
気の圧縮度合いが弱まってしまい、その結果、混合気の
温度が低くなり、燃焼速度が遅くなってしまう点に鑑
み、請求項5に記載の内燃機関の点火時期制御装置で
は、吸気弁閉弁時期を吸気下死点から離すことによって
筒内に吸入される吸入空気量を減少させる場合には、ス
ロットル弁開度を減少させることによって筒内に吸入さ
れる吸入空気量を減少させる場合に比べ、点火手段によ
る点火時期が進角せしめられる。そのため、吸気弁閉弁
時期を吸気下死点から離すことによって筒内に吸入され
る吸入空気量を減少させる場合にも、適切な燃焼を実行
し、燃焼が悪化してしまうのを抑制することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
実施形態について説明する。
実施形態について説明する。
【0018】図1は本発明の内燃機関の点火時期制御装
置の第一の実施形態の概略構成図、図2は図1に示した
内燃機関の点火時期制御装置の吸気系等の詳細図であ
る。図1及び図2において、1は内燃機関、2は吸気
弁、3は排気弁、4は吸気弁を開閉させるためのカム、
5は排気弁を開閉させるためのカム、6は吸気弁用カム
4を担持しているカムシャフト、7は排気弁用カム5を
担持しているカムシャフトである。図3は図1に示した
吸気弁用カム及びカムシャフトの詳細図である。図3に
示すように、本実施形態のカム4のカムプロフィルは、
カムシャフト中心軸線の方向に変化している。つまり、
本実施形態のカム4は、図3の左端のノーズ高さが右端
のノーズ高さよりも大きくなっている。すなわち、本実
施形態の吸気弁2のバルブリフト量は、バルブリフタが
カム4の左端と接しているときよりも、バルブリフタが
カム4の右端と接しているときの方が小さくなる。
置の第一の実施形態の概略構成図、図2は図1に示した
内燃機関の点火時期制御装置の吸気系等の詳細図であ
る。図1及び図2において、1は内燃機関、2は吸気
弁、3は排気弁、4は吸気弁を開閉させるためのカム、
5は排気弁を開閉させるためのカム、6は吸気弁用カム
4を担持しているカムシャフト、7は排気弁用カム5を
担持しているカムシャフトである。図3は図1に示した
吸気弁用カム及びカムシャフトの詳細図である。図3に
示すように、本実施形態のカム4のカムプロフィルは、
カムシャフト中心軸線の方向に変化している。つまり、
本実施形態のカム4は、図3の左端のノーズ高さが右端
のノーズ高さよりも大きくなっている。すなわち、本実
施形態の吸気弁2のバルブリフト量は、バルブリフタが
カム4の左端と接しているときよりも、バルブリフタが
カム4の右端と接しているときの方が小さくなる。
【0019】図1及び図2の説明に戻り、8は気筒内に
形成された燃焼室、9はバルブリフト量を変更するため
に吸気弁2に対してカム4をカムシャフト中心軸線の方
向に移動させるためのバルブリフト量変更装置である。
つまり、バルブリフト量変更装置9を作動することによ
り、カム4の左端(図3)においてカム4とバルブリフ
タとを接触させたり、カム4の右端(図3)においてカ
ム4とバルブリフタとを接触させたりすることができ
る。バルブリフト量変更装置9によって吸気弁2のバル
ブリフト量が変更されると、それに伴って、吸気弁2の
開口面積が変更されることになる。本実施形態の吸気弁
2では、バルブリフト量が増加されるに従って吸気弁2
の開口面積が増加するようになっている。10はバルブ
リフト量変更装置9を駆動するためのドライバ、11は
吸気弁2の開弁期間を変更することなく吸気弁の開閉タ
イミングをシフトさせるための開閉タイミングシフト装
置である。つまり、開閉タイミングシフト装置11を作
動することにより、吸気弁2の開閉タイミングを進角側
にシフトさせたり、遅角側にシフトさせたりすることが
できる。12は開閉タイミングシフト装置11を作動す
るための油圧を制御するオイルコントロールバルブであ
る。尚、本実施形態における可変動弁機構には、バルブ
リフト量変更装置9及び開閉タイミングシフト装置11
の両者が含まれることになる。
形成された燃焼室、9はバルブリフト量を変更するため
に吸気弁2に対してカム4をカムシャフト中心軸線の方
向に移動させるためのバルブリフト量変更装置である。
つまり、バルブリフト量変更装置9を作動することによ
り、カム4の左端(図3)においてカム4とバルブリフ
タとを接触させたり、カム4の右端(図3)においてカ
ム4とバルブリフタとを接触させたりすることができ
る。バルブリフト量変更装置9によって吸気弁2のバル
ブリフト量が変更されると、それに伴って、吸気弁2の
開口面積が変更されることになる。本実施形態の吸気弁
2では、バルブリフト量が増加されるに従って吸気弁2
の開口面積が増加するようになっている。10はバルブ
リフト量変更装置9を駆動するためのドライバ、11は
吸気弁2の開弁期間を変更することなく吸気弁の開閉タ
イミングをシフトさせるための開閉タイミングシフト装
置である。つまり、開閉タイミングシフト装置11を作
動することにより、吸気弁2の開閉タイミングを進角側
にシフトさせたり、遅角側にシフトさせたりすることが
できる。12は開閉タイミングシフト装置11を作動す
るための油圧を制御するオイルコントロールバルブであ
る。尚、本実施形態における可変動弁機構には、バルブ
リフト量変更装置9及び開閉タイミングシフト装置11
の両者が含まれることになる。
【0020】13はクランクシャフト、14はオイルパ
ン、15は燃料噴射弁、16は吸気弁2のバルブリフト
量及び開閉タイミングシフト量を検出するためのセン
サ、17は機関回転数を検出するためのセンサである。
18は気筒内に吸入空気を供給する吸気管内の圧力を検
出するための吸気管圧センサ、19はエアフローメー
タ、20は内燃機関冷却水の温度を検出するための冷却
水温センサ、21は気筒内に供給される吸入空気の吸気
管内における温度を検出するための吸入空気温センサ、
22はECU(電子制御装置)である。50はシリン
ダ、51,52は吸気管、53はサージタンク、54は
排気管、55は点火栓、56はアクセルペダル開度とは
無関係に開度が変更せしめられるスロットル弁である。
ン、15は燃料噴射弁、16は吸気弁2のバルブリフト
量及び開閉タイミングシフト量を検出するためのセン
サ、17は機関回転数を検出するためのセンサである。
18は気筒内に吸入空気を供給する吸気管内の圧力を検
出するための吸気管圧センサ、19はエアフローメー
タ、20は内燃機関冷却水の温度を検出するための冷却
水温センサ、21は気筒内に供給される吸入空気の吸気
管内における温度を検出するための吸入空気温センサ、
22はECU(電子制御装置)である。50はシリン
ダ、51,52は吸気管、53はサージタンク、54は
排気管、55は点火栓、56はアクセルペダル開度とは
無関係に開度が変更せしめられるスロットル弁である。
【0021】図4は図1に示したバルブリフト量変更装
置等の詳細図である。図4において、30は吸気弁用カ
ムシャフト6に連結された磁性体、31は磁性体30を
左側に付勢するためのコイル、32は磁性体30を右側
に付勢するための圧縮ばねである。コイル31に対する
通電量が増加されるに従って、カム4及びカムシャフト
6が左側に移動する量が増加し、吸気弁2のバルブリフ
ト量が減少せしめられることになる。
置等の詳細図である。図4において、30は吸気弁用カ
ムシャフト6に連結された磁性体、31は磁性体30を
左側に付勢するためのコイル、32は磁性体30を右側
に付勢するための圧縮ばねである。コイル31に対する
通電量が増加されるに従って、カム4及びカムシャフト
6が左側に移動する量が増加し、吸気弁2のバルブリフ
ト量が減少せしめられることになる。
【0022】図5はバルブリフト量変更装置が作動され
るのに伴って吸気弁のバルブリフト量が変化する様子を
示した図である。図5に示すように、コイル31に対す
る通電量が減少されるに従って、吸気弁2のバルブリフ
ト量が増加せしめられる(実線→破線→一点鎖線)。ま
た本実施形態では、バルブリフト量変更装置9が作動さ
れるのに伴って、吸気弁2の開弁期間も変更せしめられ
る。つまり、吸気弁2の作用角も変更せしめられる。詳
細には、吸気弁2のバルブリフト量が増加せしめられる
のに伴って、吸気弁2の作用角が増加せしめられる(実
線→破線→一点鎖線)。更に本実施形態では、バルブリ
フト量変更装置9が作動されるのに伴って、吸気弁2の
バルブリフト量がピークとなるタイミングも変更せしめ
られる。詳細には、吸気弁2のバルブリフト量が増加せ
しめられるのに伴って、吸気弁2のバルブリフト量がピ
ークとなるタイミングが遅角せしめられる(実線→破線
→一点鎖線)。また、吸気弁2のバルブリフト量が増加
せしめられるのに伴って、吸気弁2の閉弁時期が遅角せ
しめられる(実線→破線→一点鎖線)。換言すれば、吸
気弁2の作用角(開弁期間)が増加せしめられるのに伴
って、吸気弁2の閉弁時期が遅角せしめられる(実線→
破線→一点鎖線)。
るのに伴って吸気弁のバルブリフト量が変化する様子を
示した図である。図5に示すように、コイル31に対す
る通電量が減少されるに従って、吸気弁2のバルブリフ
ト量が増加せしめられる(実線→破線→一点鎖線)。ま
た本実施形態では、バルブリフト量変更装置9が作動さ
れるのに伴って、吸気弁2の開弁期間も変更せしめられ
る。つまり、吸気弁2の作用角も変更せしめられる。詳
細には、吸気弁2のバルブリフト量が増加せしめられる
のに伴って、吸気弁2の作用角が増加せしめられる(実
線→破線→一点鎖線)。更に本実施形態では、バルブリ
フト量変更装置9が作動されるのに伴って、吸気弁2の
バルブリフト量がピークとなるタイミングも変更せしめ
られる。詳細には、吸気弁2のバルブリフト量が増加せ
しめられるのに伴って、吸気弁2のバルブリフト量がピ
ークとなるタイミングが遅角せしめられる(実線→破線
→一点鎖線)。また、吸気弁2のバルブリフト量が増加
せしめられるのに伴って、吸気弁2の閉弁時期が遅角せ
しめられる(実線→破線→一点鎖線)。換言すれば、吸
気弁2の作用角(開弁期間)が増加せしめられるのに伴
って、吸気弁2の閉弁時期が遅角せしめられる(実線→
破線→一点鎖線)。
【0023】図6は図1に示した開閉タイミングシフト
装置等の詳細図である。図6において、40は吸気弁2
の開閉タイミングを進角側にシフトさせるための進角側
油路、41は吸気弁2の開閉タイミングを遅角側にシフ
トさせるための遅角側油路、42はオイルポンプであ
る。進角側油路40内の油圧が増加されるに従い、吸気
弁2の開閉タイミングが進角側にシフトせしめられる。
つまり、クランクシャフト13に対するカムシャフト6
の回転位相が進角せしめられる。一方、遅角側油路41
の油圧が増加されるに従い、吸気弁2の開閉タイミング
が遅角側にシフトせしめられる。つまり、クランクシャ
フト13に対するカムシャフト6の回転位相が遅角せし
められる。
装置等の詳細図である。図6において、40は吸気弁2
の開閉タイミングを進角側にシフトさせるための進角側
油路、41は吸気弁2の開閉タイミングを遅角側にシフ
トさせるための遅角側油路、42はオイルポンプであ
る。進角側油路40内の油圧が増加されるに従い、吸気
弁2の開閉タイミングが進角側にシフトせしめられる。
つまり、クランクシャフト13に対するカムシャフト6
の回転位相が進角せしめられる。一方、遅角側油路41
の油圧が増加されるに従い、吸気弁2の開閉タイミング
が遅角側にシフトせしめられる。つまり、クランクシャ
フト13に対するカムシャフト6の回転位相が遅角せし
められる。
【0024】図7は開閉タイミングシフト装置が作動さ
れるのに伴って吸気弁の開閉タイミングがシフトする様
子を示した図である。図7に示すように、進角側油路4
0内の油圧が増加されるに従って吸気弁2の開閉タイミ
ングが進角側にシフトされる(実線→破線→一点鎖
線)。このとき、吸気弁2の開弁期間は変更されない、
つまり、吸気弁2が開弁している期間の長さは変更され
ない。
れるのに伴って吸気弁の開閉タイミングがシフトする様
子を示した図である。図7に示すように、進角側油路4
0内の油圧が増加されるに従って吸気弁2の開閉タイミ
ングが進角側にシフトされる(実線→破線→一点鎖
線)。このとき、吸気弁2の開弁期間は変更されない、
つまり、吸気弁2が開弁している期間の長さは変更され
ない。
【0025】上述した本実施形態において、例えば図5
に実線で示す場合や図7に一点鎖線で示す場合のように
バルブリフト量変更装置9及び/又は開閉タイミングシ
フト装置11を作動させることによって吸気弁2の閉弁
時期が吸気下死点(吸気BDC)から離れる場合が生じ
うる。このように吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から
離れている場合には、例えば図5に一点鎖線で示す場合
や図7に点線で示す場合のように吸気弁2の閉弁時期が
吸気下死点から離れていない場合に比べ、混合気の圧縮
度合いが弱まってしまい、その結果、混合気の温度が低
くなり、燃焼速度が遅くなってしまう。にもかかわら
ず、仮に例えば、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から
離れている場合と、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点か
ら離れていない場合とで、点火栓55による点火時期が
同様に設定されているときであって、吸気弁2の閉弁時
期が吸気下死点から離れていない場合の燃焼が適切に行
われているときには、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点
から離れている場合に、混合気の燃焼期間が不足してし
まい、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れていな
い場合よりも燃焼が悪化してしまう。
に実線で示す場合や図7に一点鎖線で示す場合のように
バルブリフト量変更装置9及び/又は開閉タイミングシ
フト装置11を作動させることによって吸気弁2の閉弁
時期が吸気下死点(吸気BDC)から離れる場合が生じ
うる。このように吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から
離れている場合には、例えば図5に一点鎖線で示す場合
や図7に点線で示す場合のように吸気弁2の閉弁時期が
吸気下死点から離れていない場合に比べ、混合気の圧縮
度合いが弱まってしまい、その結果、混合気の温度が低
くなり、燃焼速度が遅くなってしまう。にもかかわら
ず、仮に例えば、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から
離れている場合と、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点か
ら離れていない場合とで、点火栓55による点火時期が
同様に設定されているときであって、吸気弁2の閉弁時
期が吸気下死点から離れていない場合の燃焼が適切に行
われているときには、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点
から離れている場合に、混合気の燃焼期間が不足してし
まい、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れていな
い場合よりも燃焼が悪化してしまう。
【0026】また仮に例えば、吸気弁2の閉弁時期が吸
気下死点から離れている場合に、吸気弁2の閉弁時期が
吸気下死点から離れていない場合に比べて点火栓55に
よる点火時期が遅角せしめられるときであって、吸気弁
2の閉弁時期が吸気下死点から離れていない場合の燃焼
が適切に行われているときにも、吸気弁2の閉弁時期が
吸気下死点から離れている場合に、混合気の燃焼期間が
不足してしまい、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から
離れていない場合よりも燃焼が悪化してしまう。そこで
本実施形態では、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から
離れている場合に、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点か
ら離れていない場合よりも燃焼が悪化してしまうのを抑
制するために、後述するような点火制御が行われる。
気下死点から離れている場合に、吸気弁2の閉弁時期が
吸気下死点から離れていない場合に比べて点火栓55に
よる点火時期が遅角せしめられるときであって、吸気弁
2の閉弁時期が吸気下死点から離れていない場合の燃焼
が適切に行われているときにも、吸気弁2の閉弁時期が
吸気下死点から離れている場合に、混合気の燃焼期間が
不足してしまい、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から
離れていない場合よりも燃焼が悪化してしまう。そこで
本実施形態では、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から
離れている場合に、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点か
ら離れていない場合よりも燃焼が悪化してしまうのを抑
制するために、後述するような点火制御が行われる。
【0027】図8は第一の実施形態の点火制御方法を示
したフローチャートである。このルーチンは所定時間間
隔で実行される。図8に示すように、このルーチンが開
始されると、まずステップ100においてセンサ17の
出力値に基づいて機関回転数が算出される。次いでステ
ップ101では、エアフローメータ19の出力値に基づ
いて吸入空気量が算出される。次いでステップ102で
は、センサ16の出力値に基づいて吸気弁2の閉弁時期
が算出される。次いでステップ103では、ステップ1
02において算出された吸気弁2の閉弁時期と図9に示
す関係とに基づいて点火栓55による放電時間が算出さ
れる。図9は吸気弁の閉弁時期と放電時間との関係を示
した図である。図9に示すように、吸気弁2の閉弁時期
が吸気下死点から離れていないとき、つまり、吸気弁2
の閉弁時期がほぼ吸気下死点付近に設定されているとき
には、放電時間は非常に短くなっている。吸気弁2の閉
弁時期が吸気下死点から離れるに従って、つまり、吸気
弁2の閉弁時期が吸気下死点付近よりも更に進角せしめ
られるに従って、あるいは、吸気弁2の閉弁時期が吸気
下死点付近よりも更に遅角せしめられるに従って、放電
時間は長くなっている。
したフローチャートである。このルーチンは所定時間間
隔で実行される。図8に示すように、このルーチンが開
始されると、まずステップ100においてセンサ17の
出力値に基づいて機関回転数が算出される。次いでステ
ップ101では、エアフローメータ19の出力値に基づ
いて吸入空気量が算出される。次いでステップ102で
は、センサ16の出力値に基づいて吸気弁2の閉弁時期
が算出される。次いでステップ103では、ステップ1
02において算出された吸気弁2の閉弁時期と図9に示
す関係とに基づいて点火栓55による放電時間が算出さ
れる。図9は吸気弁の閉弁時期と放電時間との関係を示
した図である。図9に示すように、吸気弁2の閉弁時期
が吸気下死点から離れていないとき、つまり、吸気弁2
の閉弁時期がほぼ吸気下死点付近に設定されているとき
には、放電時間は非常に短くなっている。吸気弁2の閉
弁時期が吸気下死点から離れるに従って、つまり、吸気
弁2の閉弁時期が吸気下死点付近よりも更に進角せしめ
られるに従って、あるいは、吸気弁2の閉弁時期が吸気
下死点付近よりも更に遅角せしめられるに従って、放電
時間は長くなっている。
【0028】図10は点火栓による放電時間と失火確率
との一般的な関係を示した図である。図10に示すよう
に、点火栓55による放電時間を比較的長い時間に設定
しておけば、失火確率を比較的低い値に抑制することが
できる。点火栓55による放電時間を短くするに従って
失火確率は高くなる。
との一般的な関係を示した図である。図10に示すよう
に、点火栓55による放電時間を比較的長い時間に設定
しておけば、失火確率を比較的低い値に抑制することが
できる。点火栓55による放電時間を短くするに従って
失火確率は高くなる。
【0029】図8の説明に戻り、次いでステップ104
では、ステップ100において算出された機関回転数
と、ステップ101において算出された吸入空気量と、
ステップ102において算出された吸気弁2の閉弁時期
と、図11〜図13に示す関係とに基づいて基本点火時
期が算出される。図11は機関回転数と基本点火時期と
の関係を示した図である。図11に示すように、機関回
転数が高くなるに従って基本点火時期が進角せしめられ
る。図12は吸入空気量と基本点火時期との関係を示し
た図である。図12に示すように、吸入空気量が多くな
るに従って基本点火時期は遅角せしめられる。図13は
吸気弁の閉弁時期を基本点火時期との関係を示した図で
ある。図13に示すように、吸気弁2の閉弁時期が吸気
下死点から離れるに従って、つまり、吸気弁2の閉弁時
期が吸気下死点付近から更に進角せしめられるに従っ
て、あるいは、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点付近か
ら更に遅角せしめられるに従って、基本点火時期が進角
せしめられる。
では、ステップ100において算出された機関回転数
と、ステップ101において算出された吸入空気量と、
ステップ102において算出された吸気弁2の閉弁時期
と、図11〜図13に示す関係とに基づいて基本点火時
期が算出される。図11は機関回転数と基本点火時期と
の関係を示した図である。図11に示すように、機関回
転数が高くなるに従って基本点火時期が進角せしめられ
る。図12は吸入空気量と基本点火時期との関係を示し
た図である。図12に示すように、吸入空気量が多くな
るに従って基本点火時期は遅角せしめられる。図13は
吸気弁の閉弁時期を基本点火時期との関係を示した図で
ある。図13に示すように、吸気弁2の閉弁時期が吸気
下死点から離れるに従って、つまり、吸気弁2の閉弁時
期が吸気下死点付近から更に進角せしめられるに従っ
て、あるいは、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点付近か
ら更に遅角せしめられるに従って、基本点火時期が進角
せしめられる。
【0030】図8の説明に戻り、次いでステップ105
では、ステップ104において算出された基本点火時期
を補正するための点火時期補正量が算出される。詳細に
は、バルブリフト量変更装置9及び/又は開閉タイミン
グシフト装置11が作動されるのに伴って吸気弁2の閉
弁時期が変化している過渡時に、所定の点火時期補正量
(遅角量)が算出される。あるいは、ノッキングが発生
している時に、所定の点火時期補正量(遅角量)が算出
される。次いでステップ106では、ステップ103に
おいて算出された放電時間と、ステップ104及びステ
ップ105において算出された点火時期とに基づいて、
点火栓55による点火が実行される。放電時間を変更す
るためには、公知の多重点火装置やフルトラ式点火装置
の点火信号のオンオフを繰り返す方法が適用可能であ
る。
では、ステップ104において算出された基本点火時期
を補正するための点火時期補正量が算出される。詳細に
は、バルブリフト量変更装置9及び/又は開閉タイミン
グシフト装置11が作動されるのに伴って吸気弁2の閉
弁時期が変化している過渡時に、所定の点火時期補正量
(遅角量)が算出される。あるいは、ノッキングが発生
している時に、所定の点火時期補正量(遅角量)が算出
される。次いでステップ106では、ステップ103に
おいて算出された放電時間と、ステップ104及びステ
ップ105において算出された点火時期とに基づいて、
点火栓55による点火が実行される。放電時間を変更す
るためには、公知の多重点火装置やフルトラ式点火装置
の点火信号のオンオフを繰り返す方法が適用可能であ
る。
【0031】図14は吸気弁の閉弁時期を制御すること
によって吸入空気量を制御する場合とスロットル弁開度
を制御することによって吸入空気量を制御する場合とを
比較して示した図である。図14において、縦軸は適切
な燃焼を実行するために要求される点火時期、横軸は吸
入空気量、実線は吸気弁2の閉弁時期を制御することに
よって吸入空気量を制御する場合、破線はスロットル弁
開度を制御することによって吸入空気量を制御する場合
を示している。吸入空気量は、吸気弁2の閉弁時期を吸
気下死点に近づけるに従って多くなり、吸気弁2の閉弁
時期を吸気下死点から離すに従って少なくなる。また吸
入空気量は、スロットル弁56の開度を増加させるに従
って多くなり、スロットル弁56の開度を減少させるに
従って少なくなる。
によって吸入空気量を制御する場合とスロットル弁開度
を制御することによって吸入空気量を制御する場合とを
比較して示した図である。図14において、縦軸は適切
な燃焼を実行するために要求される点火時期、横軸は吸
入空気量、実線は吸気弁2の閉弁時期を制御することに
よって吸入空気量を制御する場合、破線はスロットル弁
開度を制御することによって吸入空気量を制御する場合
を示している。吸入空気量は、吸気弁2の閉弁時期を吸
気下死点に近づけるに従って多くなり、吸気弁2の閉弁
時期を吸気下死点から離すに従って少なくなる。また吸
入空気量は、スロットル弁56の開度を増加させるに従
って多くなり、スロットル弁56の開度を減少させるに
従って少なくなる。
【0032】スロットル弁56の開度を減少させること
によって吸入空気量を減少させた場合よりも、吸気弁2
の閉弁時期を吸気下死点から離すことによって吸入空気
量を減少させた場合の方が、混合気の圧縮度合いが弱ま
ってしまい、その結果、混合気の温度が低くなり、燃焼
速度が遅くなってしまう。そのため図14に示すよう
に、適切な燃焼を実行するために、スロットル弁56の
開度を減少させることによって吸入空気量を減少させた
場合よりも、吸気弁2の閉弁時期を吸気下死点から離す
ことによって吸入空気量を減少させた場合の方が、要求
点火時期は進角せしめられる。
によって吸入空気量を減少させた場合よりも、吸気弁2
の閉弁時期を吸気下死点から離すことによって吸入空気
量を減少させた場合の方が、混合気の圧縮度合いが弱ま
ってしまい、その結果、混合気の温度が低くなり、燃焼
速度が遅くなってしまう。そのため図14に示すよう
に、適切な燃焼を実行するために、スロットル弁56の
開度を減少させることによって吸入空気量を減少させた
場合よりも、吸気弁2の閉弁時期を吸気下死点から離す
ことによって吸入空気量を減少させた場合の方が、要求
点火時期は進角せしめられる。
【0033】本実施形態によれば、図13に示したよう
に、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れていると
き、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れていない
ときに比べ、点火栓55による点火時期が進角せしめら
れる。そのため、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から
離れているときに、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点か
ら離れていないときに比べ、混合気の燃焼期間が不足す
るのに伴って燃焼が悪化してしまうのを抑制することが
できる。
に、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れていると
き、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れていない
ときに比べ、点火栓55による点火時期が進角せしめら
れる。そのため、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から
離れているときに、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点か
ら離れていないときに比べ、混合気の燃焼期間が不足す
るのに伴って燃焼が悪化してしまうのを抑制することが
できる。
【0034】更に本実施形態によれば、図9に示したよ
うに、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れている
ときには、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れて
いないときに比べ、点火栓55による放電時間が長くさ
れる。そのため、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から
離れているときにおいても、吸気弁2の閉弁時期が吸気
下死点から離れていないときと同様に混合気を確実に着
火させることができる。
うに、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れている
ときには、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れて
いないときに比べ、点火栓55による放電時間が長くさ
れる。そのため、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から
離れているときにおいても、吸気弁2の閉弁時期が吸気
下死点から離れていないときと同様に混合気を確実に着
火させることができる。
【0035】また本実施形態によれば、図13に示した
ように、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れるに
従って、点火栓55による点火時期が進角せしめられ
る。そのため、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離
れているときに、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れ
ていないときに比べ、混合気の燃焼期間が不足するのに
伴って燃焼が悪化してしまうのを抑制することができ
る。
ように、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れるに
従って、点火栓55による点火時期が進角せしめられ
る。そのため、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離
れているときに、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れ
ていないときに比べ、混合気の燃焼期間が不足するのに
伴って燃焼が悪化してしまうのを抑制することができ
る。
【0036】換言すれば、本実施形態によれば、図14
に示したように、気筒内に吸入される吸入空気量が少な
くなるに従って、点火栓55による点火時期が進角せし
められる。詳細には、例えば図14に実線で示したよう
に、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れるのに伴
って気筒内に吸入される吸入空気量が少なくなるに従っ
て、点火栓55による点火時期が進角せしめられる。そ
れゆえ、例えば吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離
れているために吸入空気量が少ないときに、例えば吸気
弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れていないために吸
入空気量が多いときに比べ、混合気の燃焼期間が不足す
るのに伴って燃焼が悪化してしまうのを抑制することが
できる。
に示したように、気筒内に吸入される吸入空気量が少な
くなるに従って、点火栓55による点火時期が進角せし
められる。詳細には、例えば図14に実線で示したよう
に、吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れるのに伴
って気筒内に吸入される吸入空気量が少なくなるに従っ
て、点火栓55による点火時期が進角せしめられる。そ
れゆえ、例えば吸気弁2の閉弁時期が吸気下死点から離
れているために吸入空気量が少ないときに、例えば吸気
弁2の閉弁時期が吸気下死点から離れていないために吸
入空気量が多いときに比べ、混合気の燃焼期間が不足す
るのに伴って燃焼が悪化してしまうのを抑制することが
できる。
【0037】上述した第一の実施形態では燃料噴射弁1
5がシリンダ50内に配置されているが、第二の実施形
態では、燃料噴射弁が吸気管内に配置される。第二の実
施形態においても、第一の実施形態と同様の効果を奏す
ることができる。
5がシリンダ50内に配置されているが、第二の実施形
態では、燃料噴射弁が吸気管内に配置される。第二の実
施形態においても、第一の実施形態と同様の効果を奏す
ることができる。
【0038】上述した実施形態では、バルブリフト量変
更装置9及び/又は開閉タイミングシフト装置11によ
って吸気弁2の閉弁時期が変更されているが、他の実施
形態では、例えば電磁駆動装置によって吸気弁2の閉弁
時期を変更することも可能である。
更装置9及び/又は開閉タイミングシフト装置11によ
って吸気弁2の閉弁時期が変更されているが、他の実施
形態では、例えば電磁駆動装置によって吸気弁2の閉弁
時期を変更することも可能である。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、吸気弁
閉弁時期が吸気下死点から離れているときに、吸気弁閉
弁時期が吸気下死点から離れていないときに比べ、混合
気の燃焼期間が不足するのに伴って燃焼が悪化してしま
うのを抑制することができる。
閉弁時期が吸気下死点から離れているときに、吸気弁閉
弁時期が吸気下死点から離れていないときに比べ、混合
気の燃焼期間が不足するのに伴って燃焼が悪化してしま
うのを抑制することができる。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、吸気弁閉
弁時期が吸気下死点から離れているときにおいても、吸
気弁閉弁時期が吸気下死点から離れていないときと同様
に混合気を確実に着火させることができる。
弁時期が吸気下死点から離れているときにおいても、吸
気弁閉弁時期が吸気下死点から離れていないときと同様
に混合気を確実に着火させることができる。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、吸気弁閉
弁時期が吸気下死点から離れているときに、吸気弁閉弁
時期が吸気下死点から離れていないときに比べ、混合気
の燃焼期間が不足するのに伴って燃焼が悪化してしまう
のを抑制することができる。
弁時期が吸気下死点から離れているときに、吸気弁閉弁
時期が吸気下死点から離れていないときに比べ、混合気
の燃焼期間が不足するのに伴って燃焼が悪化してしまう
のを抑制することができる。
【0042】請求項4に記載の発明によれば、例えば吸
気弁閉弁時期が吸気下死点から離れているために吸入空
気量が少ないときに、例えば吸気弁閉弁時期が吸気下死
点から離れていないために吸入空気量が多いときに比
べ、混合気の燃焼期間が不足するのに伴って燃焼が悪化
してしまうのを抑制することができる。
気弁閉弁時期が吸気下死点から離れているために吸入空
気量が少ないときに、例えば吸気弁閉弁時期が吸気下死
点から離れていないために吸入空気量が多いときに比
べ、混合気の燃焼期間が不足するのに伴って燃焼が悪化
してしまうのを抑制することができる。
【0043】請求項5に記載の発明によれば、吸気弁閉
弁時期を吸気下死点から離すことによって筒内に吸入さ
れる吸入空気量を減少させる場合にも、適切な燃焼を実
行し、燃焼が悪化してしまうのを抑制することができ
る。
弁時期を吸気下死点から離すことによって筒内に吸入さ
れる吸入空気量を減少させる場合にも、適切な燃焼を実
行し、燃焼が悪化してしまうのを抑制することができ
る。
【図1】本発明の内燃機関の点火時期制御装置の第一の
実施形態の概略構成図である。
実施形態の概略構成図である。
【図2】図1に示した内燃機関の点火時期制御装置の吸
気系等の詳細図である。
気系等の詳細図である。
【図3】図1に示した吸気弁用カム及びカムシャフトの
詳細図である。
詳細図である。
【図4】図1に示したバルブリフト量変更装置等の詳細
図である。
図である。
【図5】バルブリフト量変更装置が作動されるのに伴っ
て吸気弁のバルブリフト量が変化する様子を示した図で
ある。
て吸気弁のバルブリフト量が変化する様子を示した図で
ある。
【図6】図1に示した開閉タイミングシフト装置等の詳
細図である。
細図である。
【図7】開閉タイミングシフト装置が作動されるのに伴
って吸気弁の開閉タイミングがシフトする様子を示した
図である。
って吸気弁の開閉タイミングがシフトする様子を示した
図である。
【図8】第一の実施形態の点火制御方法を示したフロー
チャートである。
チャートである。
【図9】吸気弁の閉弁時期と放電時間との関係を示した
図である。
図である。
【図10】点火栓による放電時間と失火確率との一般的
な関係を示した図である。
な関係を示した図である。
【図11】機関回転数と基本点火時期との関係を示した
図である。
図である。
【図12】吸入空気量と基本点火時期との関係を示した
図である。
図である。
【図13】吸気弁の閉弁時期を基本点火時期との関係を
示した図である。
示した図である。
【図14】吸気弁の閉弁時期を制御することによって吸
入空気量を制御する場合とスロットル弁開度を制御する
ことによって吸入空気量を制御する場合とを比較して示
した図である。
入空気量を制御する場合とスロットル弁開度を制御する
ことによって吸入空気量を制御する場合とを比較して示
した図である。
1…内燃機関 2…吸気弁 3…排気弁 4,5…カム 6,7…カムシャフト 8…気筒内の燃焼室 9…バルブリフト量変更装置 11…開閉タイミングシフト装置 18…吸気管圧センサ 19…エアフローメータ 50…シリンダ 51,52…吸気管 55…点火栓 56…スロットル弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 13/02 F02D 41/04 320 3G092 41/04 320 43/00 301B 3G301 43/00 301 301Z 301K F02P 3/045 303F F02P 3/045 303 303G 5/15 B Fターム(参考) 3G018 AB07 AB17 BA04 BA33 BA38 CA19 CA20 DA03 DA24 DA49 DA52 DA58 DA73 EA00 EA02 EA11 EA17 EA22 EA31 EA32 EA35 FA01 FA06 FA07 GA08 3G019 AB01 AB04 AB05 BB10 EA00 GA05 GA08 GA11 GA14 3G022 DA01 EA01 GA00 GA05 GA06 GA07 GA09 GA13 3G065 CA12 DA04 FA02 GA01 GA05 GA09 GA10 GA15 GA16 KA02 3G084 BA05 BA17 BA23 DA10 EC02 FA00 FA07 FA11 FA20 FA25 FA33 3G092 AA11 BA09 BB01 DA01 DA02 DA04 DA06 DC03 DF04 EA03 EA25 FA15 HA01Z HA05Z HA06X HA13X HA13Z HC05Z HC09X HE01Z HE08Z 3G301 HA19 JA21 LA03 LA07 NE11 PA01Z PA07Z PC08Z PE01Z PE08Z PE10Z
Claims (5)
- 【請求項1】 吸気弁のバルブタイミングに応じて点火
時期を制御する内燃機関の点火時期制御装置において、
吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れているときには、
吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れていないときに比
べ、点火手段による点火時期を進角させることを特徴と
する内燃機関の点火時期制御装置。 - 【請求項2】 吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れて
いるときには、吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れて
いないときに比べ、点火手段による放電時間を長くする
ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の点火時期
制御装置。 - 【請求項3】 吸気弁のバルブタイミングに応じて点火
時期を制御する内燃機関の点火時期制御装置において、
吸気弁閉弁時期が吸気下死点から離れるに従って、点火
手段による点火時期を進角させることを特徴とする内燃
機関の点火時期制御装置。 - 【請求項4】 吸気弁のバルブタイミングに応じて点火
時期を制御する内燃機関の点火時期制御装置において、
気筒内に吸入される吸入空気量が少なくなるに従って、
点火手段による点火時期を進角させることを特徴とする
内燃機関の点火時期制御装置。 - 【請求項5】 吸気弁のバルブタイミングに応じて点火
時期を制御する内燃機関の点火時期制御装置において、
吸気弁閉弁時期を吸気下死点から離すことによって筒内
に吸入される吸入空気量を減少させる場合には、スロッ
トル弁開度を減少させることによって筒内に吸入される
吸入空気量を減少させる場合に比べ、点火手段による点
火時期を進角させることを特徴とする内燃機関の点火時
期制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001048936A JP2002257018A (ja) | 2001-02-23 | 2001-02-23 | 内燃機関の点火時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001048936A JP2002257018A (ja) | 2001-02-23 | 2001-02-23 | 内燃機関の点火時期制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002257018A true JP2002257018A (ja) | 2002-09-11 |
Family
ID=18910118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001048936A Pending JP2002257018A (ja) | 2001-02-23 | 2001-02-23 | 内燃機関の点火時期制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002257018A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007138869A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の点火時期制御装置 |
JP2009243290A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Mazda Motor Corp | 内燃機関の制御方法および内燃機関システム |
US7692531B2 (en) | 2004-02-05 | 2010-04-06 | Fujitsu Ten Limited | Remote starting control system |
-
2001
- 2001-02-23 JP JP2001048936A patent/JP2002257018A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7692531B2 (en) | 2004-02-05 | 2010-04-06 | Fujitsu Ten Limited | Remote starting control system |
JP2007138869A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の点火時期制御装置 |
JP2009243290A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Mazda Motor Corp | 内燃機関の制御方法および内燃機関システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041124 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041130 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050607 |