JP3743292B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ノッキングを検出するためのノックセンサを配置し、予め定められたノック判定区間中にノックセンサからの信号を取り込み、ノッキングが発生したか否かを判定するようにした内燃機関の制御装置が知られている。この種の内燃機関の制御装置の例としては、例えば特開平11−229951号公報に記載されたものがある。特開平11−229951号公報に記載された内燃機関の制御装置では、ノック判定区間中に吸気弁又は排気弁が閉弁しないように、つまり、吸気弁又は排気弁の閉弁タイミングを避けてノック判定区間が設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、例えば可変バルブタイミング装置等によって吸気弁又は排気弁の閉弁タイミングが比較的広い範囲にわたって変更されうる内燃機関の制御装置においては、特開平11−229951号公報に記載された内燃機関の制御装置のように吸気弁又は排気弁の閉弁タイミングを避けてノック判定区間を設定してしまうと、ノッキングが発生しないような区間にノック判定区間が設定されてしまい、その結果、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうおそれが生じてしまう。このように、設定されたノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうと、現実にはノッキングが発生しているにもかかわらずノッキングが発生していないと判定されてしまう。
【0004】
前記問題点に鑑み、本発明は、現実にはノッキングが発生しているにもかかわらずノッキングが発生していないと判定されてしまうのを回避し、正確にノック判定を行うことができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、ノッキングを検出するためのノックセンサを配置し、予め定められたノック判定区間中にノックセンサからの信号を取り込み、ノッキングが発生したか否かを判定するようにした内燃機関の制御装置において、前記ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が開弁してしまう場合には、前記ノック判定区間中に前記吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が開弁しないように前記吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の開弁時期を変更することを特徴とする内燃機関の制御装置が提供される。
【0006】
請求項1に記載の内燃機関の制御装置では、ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が開弁してしまう場合には、ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が開弁しないように吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の開弁時期が変更せしめられる。詳細には、ノック判定区間は、必ずノッキングが発生しうる区間に設定され、そのノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が開弁しないように吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の開弁期間が変更せしめられる。そのため、ノッキングが発生しないような区間にノック判定区間が設定されてしまうことが回避され、その結果、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうことが回避される。つまり、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうのに伴って、現実にはノッキングが発生しているにもかかわらずノッキングが発生していないと判定されてしまうのを回避することができ、それゆえ、正確にノック判定を行うことができる。
【0007】
請求項2に記載の発明によれば、ノッキングを検出するためのノックセンサを配置し、予め定められたノック判定区間中にノックセンサからの信号を取り込み、ノッキングが発生したか否かを判定するようにした内燃機関の制御装置において、前記ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が閉弁してしまう場合には、前記ノック判定区間中に前記吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が閉弁しないように前記吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の閉弁時期を変更することを特徴とする内燃機関の制御装置が提供される。
【0008】
請求項2に記載の内燃機関の制御装置では、ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が閉弁してしまう場合には、ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が閉弁しないように吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の閉弁時期が変更せしめられる。詳細には、ノック判定区間は、必ずノッキングが発生しうる区間に設定され、そのノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が閉弁しないように吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の閉弁期間が変更せしめられる。そのため、ノッキングが発生しないような区間にノック判定区間が設定されてしまうことが回避され、その結果、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうことが回避される。つまり、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうのに伴って、現実にはノッキングが発生しているにもかかわらずノッキングが発生していないと判定されてしまうのを回避することができ、それゆえ、正確にノック判定を行うことができる。
【0009】
請求項3に記載の発明によれば、ノッキングを検出するためのノックセンサを配置し、予め定められたノック判定区間中にノックセンサからの信号を取り込み、ノッキングが発生したか否かを判定するようにした内燃機関の制御装置において、前記ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が開弁してしまう場合には、点火時期を遅角せしめることを特徴とする内燃機関の制御装置が提供される。
【0010】
請求項4に記載の発明によれば、ノッキングを検出するためのノックセンサを配置し、予め定められたノック判定区間中にノックセンサからの信号を取り込み、ノッキングが発生したか否かを判定するようにした内燃機関の制御装置において、前記ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が開弁してしまう場合には、ノッキングが発生しなくなるように点火時期を遅角せしめることを特徴とする内燃機関の制御装置が提供される。
【0011】
請求項3及び4に記載の内燃機関の制御装置では、ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が開弁してしまう場合には、点火時期が遅角せしめられ、ノッキングが発生しなくなるように制御される。つまり、ノック判定区間中のみならず、ノック判定区間外においてもノッキングが発生しなくなるように制御される。そのため、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうことが回避される。つまり、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうのに伴って、現実にはノッキングが発生しているにもかかわらずノッキングが発生していないと判定されてしまうのを回避することができ、それゆえ、正確にノック判定を行うことができる。
【0012】
請求項5に記載の発明によれば、ノッキングを検出するためのノックセンサを配置し、予め定められたノック判定区間中にノックセンサからの信号を取り込み、ノッキングが発生したか否かを判定するようにした内燃機関の制御装置において、前記ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が閉弁してしまう場合には、点火時期を遅角せしめることを特徴とする内燃機関の制御装置が提供される。
【0013】
請求項6に記載の発明によれば、ノッキングを検出するためのノックセンサを配置し、予め定められたノック判定区間中にノックセンサからの信号を取り込み、ノッキングが発生したか否かを判定するようにした内燃機関の制御装置において、前記ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が閉弁してしまう場合には、ノッキングが発生しなくなるように点火時期を遅角せしめることを特徴とする内燃機関の制御装置が提供される。
【0014】
請求項5及び6に記載の内燃機関の制御装置では、ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が閉弁してしまう場合には、点火時期が遅角せしめられ、ノッキングが発生しなくなるように制御される。つまり、ノック判定区間中のみならず、ノック判定区間外においてもノッキングが発生しなくなるように制御される。そのため、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうことが回避される。つまり、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうのに伴って、現実にはノッキングが発生しているにもかかわらずノッキングが発生していないと判定されてしまうのを回避することができ、それゆえ、正確にノック判定を行うことができる。
【0031】
請求項7に記載の発明によれば、通常ノッキングが発生しうる区間にノック判定区間を設定したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置が提供される。
【0032】
請求項7に記載の内燃機関の制御装置では、通常ノッキングが発生しうる区間にノック判定区間が設定される。つまり、ノッキングが発生しないような区間にノック判定区間は設定されない。そのため、特開平11−229951号公報に記載された内燃機関の制御装置のようにノッキングが発生しないような区間にノック判定区間が設定されてしまうのに伴って、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうおそれが生じてしまうのを回避することができる。
【0033】
請求項8に記載の発明によれば、機関回転数が高いほどノック判定区間が長くなるようにノック判定区間を設定したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置が提供される。
【0034】
請求項8に記載の内燃機関の制御装置では、ノッキングに伴う振動が発生している期間がクランクシャフト1回転中に占める割合は、機関回転数が高いほど大きくなることに鑑み、機関回転数が高いほどノック判定区間が長くなるようにノック判定区間が設定される。そのため、ノッキングが確実にノック判定区間中に発生するようにすることができる。詳細には、吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が開弁又は閉弁することが禁止される区間は、機関回転数が高いほど長くされる。そのため、ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が開弁又は閉弁するのに伴って、ノッキングが発生していないにもかかわらずノッキングが発生していると誤判定されてしまうおそれを低減することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
【0036】
図1は本発明の内燃機関の制御装置の第一の実施形態の概略構成図、図2は図1に示した内燃機関の制御装置の吸気系等の詳細図である。図1及び図2において、1は内燃機関、2は吸気弁、3は排気弁、4は吸気弁を開閉させるためのカム、5は排気弁を開閉させるためのカム、6は吸気弁用カム4を担持しているカムシャフト、7は排気弁用カム5を担持しているカムシャフトである。図3は図1に示した吸気弁用カム及びカムシャフトの詳細図である。図3に示すように、本実施形態のカム4のカムプロフィルは、カムシャフト中心軸線の方向に変化している。つまり、本実施形態のカム4は、図3の左端のノーズ高さが右端のノーズ高さよりも大きくなっている。すなわち、本実施形態の吸気弁2のバルブリフト量は、バルブリフタがカム4の左端と接しているときよりも、バルブリフタがカム4の右端と接しているときの方が小さくなる。
【0037】
図1及び図2の説明に戻り、8は気筒内に形成された燃焼室、9はバルブリフト量を変更するために吸気弁2に対してカム4をカムシャフト中心軸線の方向に移動させるためのバルブリフト量変更装置である。つまり、バルブリフト量変更装置9を作動することにより、カム4の左端(図3)においてカム4とバルブリフタとを接触させたり、カム4の右端(図3)においてカム4とバルブリフタとを接触させたりすることができる。バルブリフト量変更装置9によって吸気弁2のバルブリフト量が変更されると、それに伴って、吸気弁2の開口面積が変更されることになる。本実施形態の吸気弁2では、バルブリフト量が増加されるに従って吸気弁2の開口面積が増加するようになっている。10はバルブリフト量変更装置9を駆動するためのドライバ、11は吸気弁2の開弁期間を変更することなく吸気弁の開閉タイミングをシフトさせるための開閉タイミングシフト装置である。つまり、開閉タイミングシフト装置11を作動することにより、吸気弁2の開閉タイミングを進角側にシフトさせたり、遅角側にシフトさせたりすることができる。12は開閉タイミングシフト装置11を作動するための油圧を制御するオイルコントロールバルブである。尚、本実施形態における可変動弁機構には、バルブリフト量変更装置9及び開閉タイミングシフト装置11の両者が含まれることになる。
【0038】
13はクランクシャフト、14はオイルパン、15は燃料噴射弁、16は吸気弁2のバルブリフト量及び開閉タイミングシフト量を検出するためのセンサ、17は機関回転数を検出するためのセンサである。18は気筒内に吸入空気を供給する吸気管内の圧力を検出するための吸気管圧センサ、19はエアフローメータ、20は内燃機関冷却水の温度を検出するための冷却水温センサ、21は気筒内に供給される吸入空気の吸気管内における温度を検出するための吸入空気温センサ、22はノッキングを検出するためのノックセンサ、23はECU(電子制御装置)である。50はシリンダ、51,52は吸気管、53はサージタンク、54は排気管、55は点火栓、56はアクセルペダル開度とは無関係に開度が変更せしめられるスロットル弁である。
【0039】
図4は図1に示したバルブリフト量変更装置等の詳細図である。図4において、30は吸気弁用カムシャフト6に連結された磁性体、31は磁性体30を左側に付勢するためのコイル、32は磁性体30を右側に付勢するための圧縮ばねである。コイル31に対する通電量が増加されるに従って、カム4及びカムシャフト6が左側に移動する量が増加し、吸気弁2のバルブリフト量が減少せしめられることになる。
【0040】
図5はバルブリフト量変更装置が作動されるのに伴って吸気弁のバルブリフト量が変化する様子を示した図である。図5に示すように、コイル31に対する通電量が減少されるに従って、吸気弁2のバルブリフト量が増加せしめられる(実線→破線→一点鎖線)。また本実施形態では、バルブリフト量変更装置9が作動されるのに伴って、吸気弁2の開弁期間も変更せしめられる。つまり、吸気弁2の作用角も変更せしめられる。詳細には、吸気弁2のバルブリフト量が増加せしめられるのに伴って、吸気弁2の作用角が増加せしめられる(実線→破線→一点鎖線)。更に本実施形態では、バルブリフト量変更装置9が作動されるのに伴って、吸気弁2のバルブリフト量がピークとなるタイミングも変更せしめられる。詳細には、吸気弁2のバルブリフト量が増加せしめられるのに伴って、吸気弁2のバルブリフト量がピークとなるタイミングが遅角せしめられる(実線→破線→一点鎖線)。
【0041】
図6は図1に示した開閉タイミングシフト装置等の詳細図である。図6において、40は吸気弁2の開閉タイミングを進角側にシフトさせるための進角側油路、41は吸気弁2の開閉タイミングを遅角側にシフトさせるための遅角側油路、42はオイルポンプである。進角側油路40内の油圧が増加されるに従い、吸気弁2の開閉タイミングが進角側にシフトせしめられる。つまり、クランクシャフト13に対するカムシャフト6の回転位相が進角せしめられる。一方、遅角側油路41の油圧が増加されるに従い、吸気弁2の開閉タイミングが遅角側にシフトせしめられる。つまり、クランクシャフト13に対するカムシャフト6の回転位相が遅角せしめられる。
【0042】
図7は開閉タイミングシフト装置が作動されるのに伴って吸気弁の開閉タイミングがシフトする様子を示した図である。図7に示すように、進角側油路40内の油圧が増加されるに従って吸気弁2の開閉タイミングが進角側にシフトされる(実線→破線→一点鎖線)。このとき、吸気弁2の開弁期間は変更されない、つまり、吸気弁2が開弁している期間の長さは変更されない。
【0043】
本実施形態ではバルブリフト量変更装置9及び開閉タイミングシフト装置11が吸気弁2のみに適用され、排気弁3には適用されていないが、本実施形態の変形例では、排気弁3についてもバルブリフト量変更装置9と同様のバルブリフト量変更装置を設け、開閉タイミングシフト装置11と同様の開閉タイミングシフト装置を設けることも可能である。
【0044】
上述した本実施形態及びその変形例において、ノッキングが発生したか否かを判定するためには、後述するようなノック判定区間が設定される。そして、そのノック判定区間中にノックセンサから取り込まれた信号に基づいて、ノッキングが発生したか否かが判定される。通常、このノック判定区間は吸気弁2及び排気弁3の開閉弁タイミングを避けて設定されるが、バルブリフト量変更装置及び開閉タイミングシフト装置によって吸気弁2及び/又は排気弁3の開閉弁タイミングが自在に変更せしめられる本実施形態及びその変形例において吸気弁2及び排気弁3の開閉弁タイミングを必ず避けうる区間にノック判定区間を設定してしまうと、ノッキングが発生しないような区間にノック判定区間が設定されてしまい、その結果、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうおそれが生じてしまう。このように、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうと、現実にはノッキングが発生しているにもかかわらずノッキングが発生していないと判定されてしまう。そこで本実施形態及びその変形例では、現実にはノッキングが発生しているにもかかわらずノッキングが発生していないと判定されてしまうのを回避し、正確にノック判定を行うために、後述する制御が行われる。
【0045】
図8は第一の実施形態及びその変形例のノッキングの誤判定抑制制御方法を示したフローチャートである。このルーチンは所定時間間隔で実行される。図8に示すように、このルーチンが開始されると、まずステップ100においてバルブノイズがあるか否か、つまり、吸気弁2及び排気弁3の開閉弁動作に伴ってノックセンサ22の信号にノイズが発生しているか否かが判断される。詳細には、吸気弁2及び排気弁3の開閉弁動作に伴ってノックセンサ22の信号にノイズが発生しているか否かは、例えば燃料カットが行われているときであってノッキングが発生しえないときに不図示のステップにおいて判断され、次いで不図示のステップにおいてノイズが発生しているか否かを示すフラグがその判断結果に基づいてたてられ、上述したステップ100においては、そのフラグに基づいてノイズが発生しているか否かが判断される。YESのときにはステップ101に進み、NOのときにはこのルーチンを終了する。
【0046】
ステップ101では、吸気弁2及び排気弁3の開閉弁時期が予め定められた期間T2中にあるか否かが判断される。YESのとき、つまり、吸気弁2の開弁時期が期間T2中にあるか、吸気弁2の閉弁時期が期間T2中にあるか、排気弁3の開弁時期が期間T2中にあるか、あるいは、排気弁3の閉弁時期が期間T2中にあるときには、ステップ102に進む。一方、NOのとき、つまり、吸気弁2の開弁時期が期間T2中になく、吸気弁2の閉弁時期が期間T2中になく、排気弁3の開弁時期が期間T2中になく、かつ、排気弁3の閉弁時期が期間T2中にないときには、ステップ104に進む。尚、本実施形態の変形例では、吸気弁2及び排気弁3の開弁時期には比較的小さいバルブノイズしか発生しないとみなし、吸気弁2の閉弁時期が期間T2中にあるか、あるいは、排気弁3の閉弁時期が期間T2中にあるときにのみYESと判断してステップ102に進み、吸気弁2の閉弁時期が期間T2中になく、かつ、排気弁3の閉弁時期が期間T2中になければ、吸気弁2又は排気弁3の開弁時期が期間T2中にあってもNOと判断してステップ104に進むことも可能である。
【0047】
ステップ102では、吸気弁2及び/又は排気弁3の開弁時期及び/又は閉弁時期が後述するように変更せしめられる。図9は吸気弁の開弁時期及び閉弁時期が変更せしめられる前と後との一例を示した図である。図9に示す例においては、吸気弁2のバルブ開特性が例えば図5に実線で示すものから図5に破線で示すものに変更される。詳細には、吸気弁2のバルブ開特性が変更されることにより、吸気弁2の開弁時期は進角せしめられる。また、吸気弁2のバルブ開特性が変更されることにより、吸気弁2の閉弁時期は遅角せしめられる。
【0048】
図10は図8のステップ102において吸気弁の開弁時期が進角される場合を示した図である。図10に示すように、ノッキングに基づく信号をノックセンサから取り込むために設定されたノック判定区間としての期間T2中において吸気弁2が開弁してしまう場合、時間t2に開弁する予定であった吸気弁2の開弁時期が進角せしめられ、吸気弁2は時間t1に開弁することになる。その結果、吸気弁2の開弁に伴うノイズがノック判定区間中から排除され、ノッキングの誤判定が抑制される。尚、本実施形態では吸気弁2の開弁時期を進角させることによって吸気弁2の開弁に伴うノイズをノック判定区間中から排除しているが、他の実施形態では、代わりに、吸気弁2の開弁時期を遅角させることによって吸気弁2の開弁に伴うノイズをノック判定区間中から排除することも可能である。
【0049】
図11は図8のステップ102において吸気弁の閉弁時期が遅角される場合を示した図である。図11に示すように、ノッキングに基づく信号をノックセンサから取り込むために設定されたノック判定区間としての期間T2中において吸気弁2が閉弁してしまう場合、時間t3に閉弁する予定であった吸気弁2の閉弁時期が遅角せしめられ、吸気弁2は時間t4に閉弁することになる。その結果、吸気弁2の閉弁に伴うノイズがノック判定区間中から排除され、ノッキングの誤判定が抑制される。尚、本実施形態では吸気弁2の閉弁時期を遅角させることによって吸気弁2の閉弁に伴うノイズをノック判定区間中から排除しているが、他の実施形態では、代わりに、吸気弁2の閉弁時期を進角させることによって吸気弁2の閉弁に伴うノイズをノック判定区間中から排除することも可能である。
【0050】
図12は図8のステップ102において排気弁の開弁時期が進角される場合を示した図である。図12に示すように、ノッキングに基づく信号をノックセンサから取り込むために設定されたノック判定区間としての期間T2中において排気弁3が開弁してしまう場合、時間t6に開弁する予定であった排気弁3の開弁時期が進角せしめられ、排気弁3は時間t5に開弁することになる。その結果、排気弁3の開弁に伴うノイズがノック判定区間中から排除され、ノッキングの誤判定が抑制される。尚、本実施形態では排気弁3の開弁時期を進角させることによって排気弁3の開弁に伴うノイズをノック判定区間中から排除しているが、他の実施形態では、代わりに、排気弁3の開弁時期を遅角させることによって排気弁3の開弁に伴うノイズをノック判定区間中から排除することも可能である。
【0051】
図13は図8のステップ102において排気弁の閉弁時期が遅角される場合を示した図である。図13に示すように、ノッキングに基づく信号をノックセンサから取り込むために設定されたノック判定区間としての期間T2中において排気弁3が閉弁してしまう場合、時間t7に閉弁する予定であった排気弁3の閉弁時期が遅角せしめられ、排気弁3は時間t8に閉弁することになる。その結果、排気弁3の閉弁に伴うノイズがノック判定区間中から排除され、ノッキングの誤判定が抑制される。尚、本実施形態では排気弁3の閉弁時期を遅角させることによって排気弁3の閉弁に伴うノイズをノック判定区間中から排除しているが、他の実施形態では、代わりに、排気弁3の閉弁時期を進角させることによって排気弁2の閉弁に伴うノイズをノック判定区間中から排除することも可能である。
【0052】
図8の説明に戻り、次いでステップ103では、ステップ102において吸気弁2及び/又は排気弁3の開閉弁時期が変更されたのに伴ってシリンダ50内に吸入される吸入空気量が変化してしまわないようにスロットル弁56の開度が変更せしめられる。詳細には、例えばステップ102において吸気弁2の開弁時期が進角される場合には、吸気弁2の開弁時期が進角されるのに伴ってシリンダ50内に吸入される吸入空気量が増加してしまわないようにスロットル弁56の開度が減少せしめられる。また、例えばステップ102において吸気弁2の閉弁時期が遅角される場合には、吸気弁2の閉弁時期が遅角されるのに伴ってシリンダ50内に吸入される吸入空気量が増加してしまわないようにスロットル弁56の開度が減少せしめられる。あるいは、例えばステップ102において排気弁3の閉弁時期が遅角される場合には、排気弁3の閉弁時期が遅角されるのに伴って吸気弁2及び排気弁3のバルブオーバラップ量が増加し、シリンダ50内に吸入される吸入空気量が減少してしまわないようにスロットル弁56の開度が増加せしめられる。
【0053】
ステップ104では、予め設定されたノック判定区間が後述するように変更せしめられる。詳細には、ステップ101において吸気弁2及び/又は排気弁3の開閉弁時期が予め設定されたノック判定区間、つまり、期間T2中にはないものの、その期間T2の前後の所定期間T1,T3中にあると判断されたときには、ステップ104において予め設定されたノック判定区間が後述するように変更せしめられる。
【0054】
図14は図8のステップ104においてノック判定区間が進角される第一の例を示した図である。図14に示すように、ノッキングに基づく信号をノックセンサから取り込むために予め設定されたノック判定区間としての期間T2中においては吸気弁2及び/又は排気弁3が開弁しないものの、その期間T2の後の所定期間T3中において吸気弁2及び/又は排気弁3が開弁する場合には、ノック判定区間と吸気弁2及び/又は排気弁3の開弁時期とが離間せしめられるようにノック判定区間が進角せしめられる。その結果、期間T3中に吸気弁2及び/又は排気弁3が開弁するのに伴って期間T2中、つまり、予め設定されたノック判定区間中にノイズが発生してしまい、そのノイズがノッキングに基づく信号であると誤判定されてしまうおそれが低減せしめられる。
【0055】
図15は図8のステップ104においてノック判定区間が進角される第二の例を示した図である。図15に示すように、ノッキングに基づく信号をノックセンサから取り込むために予め設定されたノック判定区間としての期間T2中においては吸気弁2及び/又は排気弁3が閉弁しないものの、その期間T2の後の所定期間T3中において吸気弁2及び/又は排気弁3が閉弁する場合にも、ノック判定区間と吸気弁2及び/又は排気弁3の閉弁時期とが離間せしめられるように、図14に示した場合と同様に、ノック判定区間が進角せしめられる。その結果、期間T3中に吸気弁2及び/又は排気弁3が閉弁するのに伴って期間T2中、つまり、予め設定されたノック判定区間中にノイズが発生してしまい、そのノイズがノッキングに基づく信号であると誤判定されてしまうおそれが低減せしめられる。
【0056】
図16は図8のステップ104においてノック判定区間が遅角される第一の例を示した図である。図16に示すように、ノッキングに基づく信号をノックセンサから取り込むために予め設定されたノック判定区間としての期間T2中においては吸気弁2及び/又は排気弁3が開弁しないものの、その期間T2の前の所定期間T1中において吸気弁2及び/又は排気弁3が開弁する場合には、ノック判定区間と吸気弁2及び/又は排気弁3の開弁時期とが離間せしめられるようにノック判定区間が遅角せしめられる。その結果、期間T1中に吸気弁2及び/又は排気弁3が開弁するのに伴って期間T2中、つまり、予め設定されたノック判定区間中にノイズが発生してしまい、そのノイズがノッキングに基づく信号であると誤判定されてしまうおそれが低減せしめられる。
【0057】
図17は図8のステップ104においてノック判定区間が遅角される第二の例を示した図である。図17に示すように、ノッキングに基づく信号をノックセンサから取り込むために予め設定されたノック判定区間としての期間T2中においては吸気弁2及び/又は排気弁3が閉弁しないものの、その期間T2の前の所定期間T1中において吸気弁2及び/又は排気弁3が閉弁する場合にも、ノック判定区間と吸気弁2及び/又は排気弁3の閉弁時期とが離間せしめられるように、図16に示した場合と同様に、ノック判定区間が遅角せしめられる。その結果、期間T1中に吸気弁2及び/又は排気弁3が閉弁するのに伴って期間T2中、つまり、予め設定されたノック判定区間中にノイズが発生してしまい、そのノイズがノッキングに基づく信号であると誤判定されてしまうおそれが低減せしめられる。
【0058】
本実施形態によれば、図10及び図12に示したようにノック判定区間(期間T2)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が開弁すると図8のステップ101において判断されるときには、ステップ102においてノック判定区間(期間T2)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が開弁しなくなるように吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方の開弁時期が変更せしめられる。詳細には、ノック判定区間は、必ずノッキングが発生しうる区間(期間T2)に設定され、そのノック判定区間中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が開弁しないように吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方の開弁期間が変更せしめられる。そのため、ノッキングが発生しないような区間(期間T2以外の区間)にノック判定区間が設定されてしまうことが回避され、その結果、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうことが回避される。
【0059】
また本実施形態によれば、図11及び図13に示したようにノック判定区間(期間T2)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が閉弁するとステップ101において判断されるときには、ステップ102においてノック判定区間(期間T2)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が閉弁しなくなるように吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方の閉弁時期が変更せしめられる。詳細には、ノック判定区間は、必ずノッキングが発生しうる区間(期間T2)に設定され、そのノック判定区間中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が閉弁しないように吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方の閉弁期間が変更せしめられる。そのため、ノッキングが発生しないような区間(期間T2以外の区間)にノック判定区間が設定されてしまうことが回避され、その結果、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうことが回避される。
【0060】
更に本実施形態によれば、図14に示したようにノック判定区間(期間T2)外であってそのノック判定区間の後の所定区間(期間T3)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が開弁してしまう場合には、図8のステップ104においてノック判定区間が変更せしめられる。詳細には、ノック判定区間が進角せしめられ、吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方の開弁タイミングとノック判定区間とが離間せしめられる。そのため、ノック判定区間(期間T2)外に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が開弁するのに伴ってノック判定区間中にノイズが発生し、そのノイズがノッキングに基づく信号であると誤判定されてしまうおそれを低減することができる。尚、本実施形態ではノック判定区間(期間T2)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が開弁してしまう場合にはノック判定区間が変更されないが、他の実施形態では、代わりに、ノック判定区間(期間T2)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が開弁してしまう場合にノック判定区間を変更することも可能である。つまり、バルブタイミングの変更及びノック判定区間の変更の両方を行うことも可能である。
【0061】
また本実施形態によれば、図15に示したようにノック判定区間(期間T2)外であってそのノック判定区間の後の所定区間(期間T3)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が閉弁してしまう場合には、図8のステップ104においてノック判定区間が変更せしめられる。詳細には、ノック判定区間が進角せしめられ、吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方の閉弁タイミングとノック判定区間とが離間せしめられる。そのため、ノック判定区間(期間T2)外に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が閉弁するのに伴ってノック判定区間中にノイズが発生し、そのノイズがノッキングに基づく信号であると誤判定されてしまうおそれを低減することができる。尚、本実施形態ではノック判定区間(期間T2)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が閉弁してしまう場合にはノック判定区間が変更されないが、他の実施形態では、代わりに、ノック判定区間(期間T2)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が閉弁してしまう場合にノック判定区間を変更することも可能である。つまり、バルブタイミングの変更及びノック判定区間の変更の両方を行うことも可能である。
【0062】
また本実施形態によれば、図16に示したようにノック判定区間(期間T2)外であってそのノック判定区間の前の所定区間(期間T1)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が開弁してしまう場合には、図8のステップ104においてノック判定区間が変更せしめられる。詳細には、ノック判定区間が遅角せしめられ、吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方の開弁タイミングとノック判定区間とが離間せしめられる。そのため、ノック判定区間(期間T2)外に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が開弁するのに伴ってノック判定区間中にノイズが発生し、そのノイズがノッキングに基づく信号であると誤判定されてしまうおそれを低減することができる。
【0063】
また本実施形態によれば、図17に示したようにノック判定区間(期間T2)外であってそのノック判定区間の前の所定区間(期間T1)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が閉弁してしまう場合には、図8のステップ104においてノック判定区間が変更せしめられる。詳細には、ノック判定区間が遅角せしめられ、吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方の閉弁タイミングとノック判定区間とが離間せしめられる。そのため、ノック判定区間(期間T2)外に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が閉弁するのに伴ってノック判定区間中にノイズが発生し、そのノイズがノッキングに基づく信号であると誤判定されてしまうおそれを低減することができる。
【0064】
更に本実施形態によれば、図10〜図13に示したように通常ノッキングが発生しうる区間にノック判定区間が設定され、ノッキングが発生しないような区間にノック判定区間は設定されない。すなわち、通常ノッキングが発生しうる区間中に吸気弁2及び/又は排気弁3の開閉弁時期が設定されている場合であっても、ノック判定区間は通常ノッキングが発生しうる区間に設定される。そのため、特開平11−229951号公報に記載された内燃機関の制御装置のようにノッキングが発生しないような区間にノック判定区間が設定されてしまうのに伴って、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうおそれが生じてしまうのを回避することができる。
【0065】
以下、本発明の内燃機関の制御装置の第二の実施形態について説明する。本実施形態の構成は、後述する点を除き、図1〜図7に示した第一の実施形態又はその変形例の構成とほぼ同様である。従って、後述する点を除き、第一の実施形態又はその変形例とほぼ同様の効果を奏することができる。
【0066】
図18は第二の実施形態のノッキングの誤判定抑制制御方法を示したフローチャートである。このルーチンは、第一の実施形態と同様に、所定時間間隔で実行される。図18に示すように、このルーチンが開始されると、まずステップ100において、第一の実施形態と同様に、バルブノイズがあるか否かが判断される。YESのときにはステップ101に進み、NOのときにはこのルーチンを終了する。ステップ101では、第一の実施形態と同様に、吸気弁2及び排気弁3の開閉弁時期が予め定められた期間T2中にあるか否かが判断される。YESのときにはステップ200に進み、NOのときには、ステップ104に進む。尚、本実施形態の変形例においても、吸気弁2及び排気弁3の開弁時期には比較的小さいバルブノイズしか発生しないとみなし、吸気弁2の閉弁時期が期間T2中にあるか、あるいは、排気弁3の閉弁時期が期間T2中にあるときにのみYESと判断してステップ200に進み、吸気弁2の閉弁時期が期間T2中になく、かつ、排気弁3の閉弁時期が期間T2中になければ、吸気弁2又は排気弁3の開弁時期が期間T2中にあってもNOと判断してステップ104に進むことも可能である。
【0067】
ステップ200では、ノッキングが発生しなくなるように点火時期が遅角せしめられる。その結果、現実にはノッキングが発生しているにもかかわらずノッキングが発生していないと判定されてしまうことが回避される。一方、ステップ104では、第一の実施形態と同様に、予め設定されたノック判定区間が後述するように変更せしめられる。
【0068】
本実施形態によれば、例えば図10及び図12に示すようにノック判定区間(期間T2)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が開弁すると図18のステップ101において判断されるときには、ステップ200において点火時期が遅角せしめられ、ノッキングが発生しなくなるように制御される。また、例えば図11及び図13に示すようにノック判定区間(期間T2)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が閉弁すると図18のステップ101において判断されるときにも、ステップ200において点火時期が遅角せしめられ、ノッキングが発生しなくなるように制御される。つまり、ノック判定区間(期間T2)中のみならず、ノック判定区間(期間T2)外においてもノッキングが発生しなくなるように制御される。そのため、ノック判定区間(期間T2)中にノッキングが発生せず、ノック判定区間(期間T2)外においてのみノッキングが発生してしまうことが回避される。つまり、現実にはノッキングが発生しているにもかかわらずノッキングが発生していないと判定されてしまうのを回避することができ、それゆえ、正確にノック判定を行うことができる。
【0069】
以下、本発明の内燃機関の制御装置の第三の実施形態について説明する。本実施形態の構成は、ノックセンサ22が特定の周波数のみをピックアップするものではなくすべての周波数をピックアップし、そのうちから特定の周波数を抽出するためのいわゆるフラットセンサである点を除き、図1〜図7に示した第一の実施形態又はその変形例の構成とほぼ同様である。従って、後述する点を除き、第一の実施形態又はその変形例とほぼ同様の効果を奏することができる。
【0070】
図19は第三の実施形態のノッキングの誤判定抑制制御方法を示したフローチャートである。このルーチンは、第一の実施形態と同様に、所定時間間隔で実行される。図19に示すように、このルーチンが開始されると、まずステップ100において、第一の実施形態と同様に、バルブノイズがあるか否かが判断される。YESのときにはステップ101に進み、NOのときにはこのルーチンを終了する。ステップ101では、第一の実施形態と同様に、吸気弁2及び排気弁3の開閉弁時期が予め定められた期間T2中にあるか否かが判断される。YESのときにはステップ300に進み、NOのときには、ステップ104に進む。尚、本実施形態の変形例においても、吸気弁2及び排気弁3の開弁時期には比較的小さいバルブノイズしか発生しないとみなし、吸気弁2の閉弁時期が期間T2中にあるか、あるいは、排気弁3の閉弁時期が期間T2中にあるときにのみYESと判断してステップ300に進み、吸気弁2の閉弁時期が期間T2中になく、かつ、排気弁3の閉弁時期が期間T2中になければ、吸気弁2又は排気弁3の開弁時期が期間T2中にあってもNOと判断してステップ104に進むことも可能である。
【0071】
ステップ300では、ノッキングに基づく信号のみならずバルブノイズを含むノックセンサ22の信号からノッキングに基づく信号のみを抽出するために、ノックセンサ22のノッキング検出周波数が変更せしめられる。具体的には、バルブノイズの影響が比較的小さくなるように、ノッキング検出周波数が比較的低い周波数に変更せしめられる。その結果、ノッキングに基づく信号がバルブノイズであるとみなされるのに伴って、現実にはノッキングが発生しているにもかかわらずノッキングが発生していないと判定されてしまうことが回避される。一方、ステップ104では、第一の実施形態と同様に、予め設定されたノック判定区間が後述するように変更せしめられる。
【0072】
本実施形態によれば、例えば図10及び図12に示すようにノック判定区間(期間T2)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が開弁すると図19のステップ101において判断されるとき、あるいは、例えば図11及び図13に示すようにノック判定区間(期間T2)中に吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が閉弁すると図19のステップ101において判断されるときには、ステップ300においてノッキングを検出するために設定されているノッキング検出周波数が変更せしめられる。詳細には、吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方の閉弁に伴うバルブノイズがノッキングに基づく信号であると誤判定されないように、ノッキング検出周波数が変更せしめられる。そのため、現実にはノッキングが発生していないにもかかわらずノッキングが発生していると判定されてしまうのを回避することができ、それゆえ、正確にノック判定を行うことができる。
【0073】
以下、本発明の内燃機関の制御装置の第四の実施形態について説明する。本実施形態の構成は、後述する点を除き、図1〜図7に示した第一の実施形態又はその変形例の構成とほぼ同様である。従って、後述する点を除き、第一の実施形態又はその変形例とほぼ同様の効果を奏することができる。
【0074】
図20は第四の実施形態のノッキングの誤判定抑制制御方法を示したフローチャートである。このルーチンは、第一の実施形態と同様に、所定時間間隔で実行される。図20に示すように、このルーチンが開始されると、まずステップ400において、機関負荷が予め定められた設定値よりも高いか否かが判断される。YESのときにはノッキングが発生する可能性があると判断し、ステップ100に進む。NOのときにはノッキングが発生する可能性がないと判断し、このルーチンを終了する。ステップ100では、第一の実施形態と同様に、バルブノイズがあるか否かが判断される。YESのときにはステップ401に進み、NOのときにはこのルーチンを終了する。
【0075】
ステップ401では、吸気弁2及び排気弁3の開閉弁時期が予め定められたバルブタイミングNGゾーン中にあるか否かが判断される。図21は機関低回転時のバルブタイミングNGゾーンと機関高回転時のバルブタイミングNGゾーンとを比較して示した図である。詳細には、図21(A)は機関低回転時のノックセンサ出力値、クランク角度、時間及びバルブタイミングNGゾーンの関係を示しており、図21(B)は機関高回転時のノックセンサ出力値、クランク角度、時間及びバルブタイミングNGゾーンの関係を示している。バルブタイミングNGゾーンとは、例えばノッキングに伴ってノックセンサ出力値が振動している期間のことをいう。ノッキングの誤判定を抑制するためには、このバルブタイミングNGゾーンを避けて吸気弁2及び排気弁3の開閉弁時期を設定することが必要になる。図21に示すように、バルブタイミングNGゾーンが設定される期間は機関低回転時と機関高回転時とでほぼ同様であるが、その期間に相当するクランク角度は機関低回転時よりも機関高回転時の方が大きくなる。図22はクランク角度、機関回転数及びバルブタイミングNGゾーンの関係を示した図である。図22に示すように、機関回転数が高くなるに従って所定のクランク角度に占めるバルブタイミングNGゾーンの割合は大きくなる。
【0076】
図20の説明に戻り、ステップ401において吸気弁2及び排気弁3の開閉弁時期が図21及び図22に示したバルブタイミングNGゾーン中にあると判断されるときにはステップ102に進み、吸気弁2及び排気弁3の開閉弁時期がバルブタイミングNGゾーン中にないと判断されるときにはステップ104に進む。尚、本実施形態の変形例においても、吸気弁2及び排気弁3の開弁時期には比較的小さいバルブノイズしか発生しないとみなし、吸気弁2の閉弁時期がバルブタイミングNGゾーン中にあるか、あるいは、排気弁3の閉弁時期がバルブタイミングNGゾーン中にあるときにのみYESと判断してステップ102に進み、吸気弁2の閉弁時期がバルブタイミングNGゾーン中になく、かつ、排気弁3の閉弁時期がバルブタイミングNGゾーン中になければ、吸気弁2又は排気弁3の開弁時期がバルブタイミングNGゾーン中にあってもNOと判断してステップ104に進むことも可能である。
【0077】
ステップ102では、第一の実施形態と同様に、吸気弁2及び/又は排気弁3の開弁時期及び/又は閉弁時期が変更せしめられる。次いでステップ103では、第一の実施形態と同様に、ステップ102において吸気弁2及び/又は排気弁3の開閉弁時期が変更されたのに伴ってシリンダ50内に吸入される吸入空気量が変化してしまわないようにスロットル弁56の開度が変更せしめられる。詳細には、例えばステップ102において吸気弁2の開弁時期が進角される場合には、吸気弁2の開弁時期が進角されるのに伴ってシリンダ50内に吸入される吸入空気量が増加してしまわないようにスロットル弁56の開度が減少せしめられる。また、例えばステップ102において吸気弁2の閉弁時期が遅角される場合には、吸気弁2の閉弁時期が遅角されるのに伴ってシリンダ50内に吸入される吸入空気量が増加してしまわないようにスロットル弁56の開度が減少せしめられる。あるいは、例えばステップ102において排気弁3の閉弁時期が遅角される場合には、排気弁3の閉弁時期が遅角されるのに伴って吸気弁2及び排気弁3のバルブオーバラップ量が増加し、シリンダ50内に吸入される吸入空気量が減少してしまわないようにスロットル弁56の開度が増加せしめられる。
【0078】
図23はステップ103において吸気弁の開弁時期が進角せしめられる場合を示した図である。図23に示すように、機関要求トルクに基づいて設定された吸気弁2の開弁時期がバルブタイミングNGゾーン中にあるときには、吸気弁2の開弁時期をバルブタイミングNGゾーンから避けるために、ステップ102において吸気弁2の開弁時期が進角せしめられ(破線→実線)、吸気弁2の開弁時期が進角されるのに伴ってシリンダ50内に吸入される吸入空気量が増加してしまわないようにスロットル弁56の開度が減少せしめられる(破線→実線)。
【0079】
図20の説明に戻り、ステップ104では、第一の実施形態と同様に、予め設定されたノック判定区間が変更せしめられる。
【0080】
本実施形態によれば、図22に示したように機関回転数が高いほどバルブタイミングNGゾーンが大きくなるようにバルブタイミングNGゾーンが設定され、ステップ401において吸気弁2及び排気弁3の開閉弁時期がそのバルブタイミングNGゾーン中にあるか否かが判断される。そのため、バルブタイミングNGゾーン中において吸気弁2及び排気弁3の少なくとも一方が開弁又は閉弁するのに伴って、ノッキングが発生していないにもかかわらずノッキングが発生していると誤判定されてしまうおそれを低減することができる。
【0081】
尚、上述した実施形態及びそれらの変形例では、吸気弁2及び排気弁3のバルブ開特性がバルブリフト量変更装置9及び/又は開閉タイミングシフト装置11によって連続的に変更されうるが、他の実施形態では、バルブ開特性が異なる複数の吸気弁駆動用カム及び/又は排気弁駆動用カムを設け、吸気弁2及び排気弁3のバルブ開特性をステップ状に変更することも可能である。
【0082】
また上述した実施形態及びそれらの変形例では、バルブリフト量変更装置及び/又は開閉タイミングシフト装置によって吸気弁2及び排気弁3のバルブ開特性が変更されているが、他の実施形態では、例えば電磁駆動装置によって吸気弁及び排気弁のバルブ開特性を変更することも可能である。
【0083】
【発明の効果】
請求項1及び2に記載の発明によれば、ノッキングが発生しないような区間にノック判定区間が設定されてしまうことが回避され、その結果、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうことが回避される。つまり、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうのに伴って、現実にはノッキングが発生しているにもかかわらずノッキングが発生していないと判定されてしまうのを回避することができ、それゆえ、正確にノック判定を行うことができる。
【0084】
請求項3から6に記載の発明によれば、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうことが回避される。つまり、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうのに伴って、現実にはノッキングが発生しているにもかかわらずノッキングが発生していないと判定されてしまうのを回避することができ、それゆえ、正確にノック判定を行うことができる。
【0090】
請求項7に記載の発明によれば、特開平11−229951号公報に記載された内燃機関の制御装置のようにノッキングが発生しないような区間にノック判定区間が設定されてしまうのに伴って、ノック判定区間中にノッキングが発生せず、ノック判定区間外においてのみノッキングが発生してしまうおそれが生じてしまうのを回避することができる。
【0091】
請求項8に記載の発明によれば、ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が開弁又は閉弁するのに伴って、ノッキングが発生していないにもかかわらずノッキングが発生していると誤判定されてしまうおそれを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関の制御装置の第一の実施形態の概略構成図である。
【図2】図1に示した内燃機関の制御装置の吸気系等の詳細図である。
【図3】図1に示した吸気弁用カム及びカムシャフトの詳細図である。
【図4】図1に示したバルブリフト量変更装置等の詳細図である。
【図5】バルブリフト量変更装置が作動されるのに伴って吸気弁のバルブリフト量が変化する様子を示した図である。
【図6】図1に示した開閉タイミングシフト装置等の詳細図である。
【図7】開閉タイミングシフト装置が作動されるのに伴って吸気弁の開閉タイミングがシフトする様子を示した図である。
【図8】第一の実施形態及びその変形例のノッキングの誤判定抑制制御方法を示したフローチャートである。
【図9】吸気弁の開弁時期及び閉弁時期が変更せしめられる前と後との一例を示した図である。
【図10】図8のステップ102において吸気弁の開弁時期が進角される場合を示した図である。
【図11】図8のステップ102において吸気弁の閉弁時期が遅角される場合を示した図である。
【図12】図8のステップ102において排気弁の開弁時期が進角される場合を示した図である。
【図13】図8のステップ102において排気弁の閉弁時期が遅角される場合を示した図である。
【図14】図8のステップ104においてノック判定区間が進角される第一の例を示した図である。
【図15】図8のステップ104においてノック判定区間が進角される第二の例を示した図である。
【図16】図8のステップ104においてノック判定区間が遅角される第一の例を示した図である。
【図17】図8のステップ104においてノック判定区間が遅角される第二の例を示した図である。
【図18】第二の実施形態のノッキングの誤判定抑制制御方法を示したフローチャートである。
【図19】第三の実施形態のノッキングの誤判定抑制制御方法を示したフローチャートである。
【図20】第四の実施形態のノッキングの誤判定抑制制御方法を示したフローチャートである。
【図21】機関低回転時のバルブタイミングNGゾーンと機関高回転時のバルブタイミングNGゾーンとを比較して示した図である。
【図22】クランク角度、機関回転数及びバルブタイミングNGゾーンの関係を示した図である。
【図23】ステップ103において吸気弁の開弁時期が進角せしめられる場合を示した図である。
【符号の説明】
1…内燃機関
2…吸気弁
3…排気弁
4,5…カム
6,7…カムシャフト
8…気筒内の燃焼室
9…バルブリフト量変更装置
11…開閉タイミングシフト装置
18…吸気管圧センサ
19…エアフローメータ
22…ノックセンサ
56…スロットル弁

Claims (8)

  1. ノッキングを検出するためのノックセンサを配置し、予め定められたノック判定区間中にノックセンサからの信号を取り込み、ノッキングが発生したか否かを判定するようにした内燃機関の制御装置において、前記ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が開弁してしまう場合には、前記ノック判定区間中に前記吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が開弁しないように前記吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の開弁時期を変更することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. ノッキングを検出するためのノックセンサを配置し、予め定められたノック判定区間中にノックセンサからの信号を取り込み、ノッキングが発生したか否かを判定するようにした内燃機関の制御装置において、前記ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が閉弁してしまう場合には、前記ノック判定区間中に前記吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が閉弁しないように前記吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の閉弁時期を変更することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. ノッキングを検出するためのノックセンサを配置し、予め定められたノック判定区間中にノックセンサからの信号を取り込み、ノッキングが発生したか否かを判定するようにした内燃機関の制御装置において、前記ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が開弁してしまう場合には、点火時期を遅角せしめることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  4. ノッキングを検出するためのノックセンサを配置し、予め定められたノック判定区間中にノックセンサからの信号を取り込み、ノッキングが発生したか否かを判定するようにした内燃機関の制御装置において、前記ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が開弁してしまう場合には、ノッキングが発生しなくなるように点火時期を遅角せしめることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  5. ノッキングを検出するためのノックセンサを配置し、予め定められたノック判定区間中にノックセンサからの信号を取り込み、ノッキングが発生したか否かを判定するようにした内燃機関の制御装置において、前記ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が閉弁してしまう場合には、点火時期を遅角せしめることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  6. ノッキングを検出するためのノックセンサを配置し、予め定められたノック判定区間中にノックセンサからの信号を取り込み、ノッキングが発生したか否かを判定するようにした内燃機関の制御装置において、前記ノック判定区間中に吸気弁及び排気弁の少なくとも一方が閉弁してしまう場合には、ノッキングが発生しなくなるように点火時期を遅角せしめることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  7. 通常ノッキングが発生しうる区間にノック判定区間を設定したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
  8. 機関回転数が高いほどノック判定区間が長くなるようにノック判定区間を設定したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
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