JP5029528B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
本願は、操縦部に照明器を設けて、操作性や作業性を向上させたものである。
請求項2記載の発明は、前記排出オーガ(6)を基部側の固定筒(72)と該固定筒(72)に対して伸縮方向へ移動自在の移動筒(75)から構成し、前記固定筒(72)の基部をグレンタンク(5)に接続した縦揚穀装置(73)の上部に取り付け、該固定筒(72)を縦揚穀装置(73)の軸心を中心に回転させることで排出オーガ(6)が旋回する構成とし、前記固定筒(72)の上面には移動筒(75)を伸縮方向へ移動させる移動機構を設け、該移動機構を覆うカバー(76)の後面に第3照明器(20C)を設けた請求項1記載のコンバインとしたものである。
また、前側パネル面(44)の上方に間隔をおいて配置したハンドル(45)によって、起立姿勢での操作を安定させることができ、このハンドル(45)に表示部を備えたパネル部(48)を設けることで操作を容易化できる。そして、ハンドル(45)における走行方向操作レバー(43)の後側の部位に設けた手載せ台(137)によって、走行方向操作レバー(43)の操作を容易化できる。
そして、主変速レバー(24)上部のグリップ(26)に設けた第2照明器(20B)によってスイッチパネル部(47)とパネル部(48)と側部パネル面(27)を照らすことで、スイッチや副変速レバー(29)の位置の視認が容易に行なえる。
請求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果に加え、移動筒(75)の移動機構を覆うカバー(76)の後面に設けた第3照明器(20C)によって機体後方を広く照射することができ、排出オーガ(6)を旋回させることで第3照明器(20C)の照射方向を変更して作業を容易化できる。
また、図5、図6では、照明器20(第2照明器20B)を主変速レバー24のグリップ26の前側と後側に突き出るように設けている。
しかして、図8は、操縦部7の前側操作部12の前方の刈取部4に照明器20を設けたものである。照明器20は左右方向の取付杆37に設け、後方および下方を照らす。取付杆37は、刈取部4の引起装置38のケース39の上端より上方に位置させる。実施例では、取付杆37は左右に並設した引起装置38を連結する連結部材を兼用し、別途、ステーや取付部材を不要にしている。
したがって、取付杆37を包囲するカバー42に照明器20を設けているので、断線・接続不良等の故障を減少させ、また、デザインを良好にできる。
また、ハンドル45の他方側は他方側取付部(右側取付部)46Bにより前側パネル面44を設けた操縦部7の固定部に固定されている。この場合の他方側取付部46Bは把持部を兼用している。
操作パネル部48の構成は任意であるが、その一例を図12、図13に示すと、所謂液晶表示画面120の周囲に警笛として使用しうるホーンスイッチ121と、前照灯の入り切りおよび高さ切替スイッチ(ロー&ハイ)122、方向指示器(ウィンカ)123を設けている。
しかして、図14は、前記ハンドル45の他方側取付部46Bの実施例であり、他方側取付部46Bの上部はハンドル45に固定し、他方側取付部46Bの下部は操縦部7の固定部に固定すると共に、他方側取付部46Bの上部付近にミラー53のミラーステー54を取付け、ミラーステー54の下方の他方側取付部46Bの全部または一部にウレタン等により形成した握り部55を設け、握り部55の下部にウインカ56を設けて構成したものである。
前側操作部12より前方を照射することにより、刈取部4の作業を照射でき、また、前側パネル面44に照明器20を設けたことにより、他の作業機との識別を容易にする。
しかして、刈取部4には、刈取部4付近の前方を照射する刈取作業灯60を設ける(図17)。刈取作業灯60は、刈取部4の高さに関わらず常時一定角度を保持して照射するように構成する。
しかして、前記排出オーガ6は長さ方向に分割して伸縮自在に構成し、基部側の固定筒72の基部をグレンタンク5に接続した縦揚穀装置73の上部に取付け、固定筒72に対して伸縮移動自在の移動筒75の先端が旋回および上下自在に位置調節できるように構成する。固定筒72の上面には、排出オーガ6の移動筒75を移動させる移動機構(図示省略)を設け、該移動機構のカバー76の後面に照明器20(第3照明器20C)を設ける(図21)。
また、前記点検用開口部81に設けた開閉蓋82を開けたとき、一々操作することなく照明器20を点灯させると、開閉蓋82の開閉に連動させてグレンタンク5内の照明器20の点灯および消灯をさせることができ、操作性が向上する。
また、図23は、前記開閉蓋82の裏面に照明器20を設けたものであり、グレンタンク5内の穀粒との接触を回避でき、メンテナンスを容易にする。
実施例の搬送装置84は、刈取部4の搬送装置(図示省略)と脱穀装置3へ供給する穀稈を搬送する穀稈供給搬送装置(図示省略)の間に設けた引継搬送装置により構成しており、操縦部7の側方に位置し、通常、操縦部7にいる作業者が頻繁に視認しながら作業を行う箇所である。
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示、あるいは説明しているが、これらは夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
2 走行装置
3 脱穀装置
4 刈取部
5 グレンタンク
6 排出オーガ
7 操縦部
10 座席
11 ステップ
12 前側操作部
13 側部操作部
20A 第1照明器
20B 第2照明器
20C 第3照明器
24 主変速レバー
26 グリップ
27 パネル面(側部パネル面)
29 副変速レバー
43 パワステレバー(走行方向操作レバー)
44 前側パネル面
45 ハンドル
46A 一方側取付部(左側取付部)
46B 他方側取付部(右側取付部)
47 スイッチパネル部
48 操作パネル部(パネル部)
72 固定筒
73 縦揚穀装置
75 移動筒
76 カバー
100 刈高さ調節スイッチ
106 傾き調節スイッチ
110 エンジン回転自動調節スイッチ
111 シーブスイッチ
112 ウインドスイッチ
120 液晶表示画面
121 ホーンスイッチ
122 切替スイッチ
124 エンジン回転計
125 燃料計
126 切替表示画面
128 穀粒量計
127 速度メータ
130 表示切替スイッチ
137 手載せ台
Claims (2)
- 走行装置(2)を有する機体フレーム(1)上に脱穀装置(3)を設け、該脱穀装置(3)の前側に刈取部(4)を設け、脱穀装置(3)の横側に排出オーガ(6)を備えたグレンタンク(5)を設け、該グレンタンク(5)の前側に操縦部(7)を設けたコンバインにおいて、前記操縦部(7)の座席(10)の前側にステップ(11)を設け、該ステップ(11)の前側には前側操作部(12)を設け、該前側操作部(12)の上部に走行方向操作レバー(43)を備えた前側パネル面(44)を設け、該前側パネル面(44)の上方に間隔をおいてハンドル(45)を配置し、該ハンドル(45)の左右中央部には表示部を備えたパネル部(48)を設け、該パネル部(48)は、エンジン回転計(124)および燃料計(125)を上部に常時表示する液晶表示画面(120)の周囲に、警笛用のホーンスイッチ(121)と、前照灯の入り切りおよび高さ切替を行なう切替スイッチ(122)と、液晶表示画面(120)の下部に有した切替表示画面(126)を車速表示用の速度メータ(127)およびグレンタンク(5)内の穀粒量を表示する穀粒量計(128)を表示する画面からメンテナンス項目を表示する画面に切り替える表示切替スイッチ(130)とを備えた構成とし、前記ハンドル(45)の左側端部を、後下がり傾斜するスイッチパネル部(47)を後面側に有した左側取付部(46A)によって前側パネル面(44)に取り付け、該左側取付部(46A)の前面には第1照明器(20A)を設け、前記スイッチパネル部(47)は、押し操作することで刈取部(4)の刈高さが手動調節される状態から自動調節される状態に切り替わると共に前記刈取部(4)の刈高さが手動調節される状態において回し操作することで該刈取部(4)の刈高さが手動で調節される刈高さ調節スイッチ(100)と、押し操作することで機体の左右傾斜が手動調節される状態から自動調節される状態に切り替わると共に前記機体の左右傾斜が手動調節される状態において回し操作することで該機体の左右傾斜が手動で調節される傾き調節スイッチ(106)と、主変速レバー(24)が中立位置のときにエンジン回転数を自動的にアイドリング回転とし、主変速レバー(24)を前進側または後進側に操作するとエンジン回転数を自動的に定格回転とし、グレンタンク(5)内の穀粒を排出する籾排出レバーを入り操作するとエンジン回転を自動的に定格回転とするエンジン回転自動調節スイッチ(110)と、押し操作することで脱穀装置(3)に備えた揺動選別装置のシーブの角度が手動調節される状態から自動調節される状態に切り替わると共に前記シーブの角度が手動調節される状態において回し操作することで該シーブの角度が手動で調節されるシーブスイッチ(111)と、押し操作することで脱穀装置(3)に備えた送風唐箕の回転数が手動調節される状態から自動調節される状態に切り替わると共に前記送風唐箕の回転数が手動調節される状態において回し操作することで該送風唐箕の回転数が手動で調節されるウインドスイッチ(112)とを備えた構成とし、前記ハンドル(45)の右側端部を、把持部を兼用する右側取付部(46B)によって前記前側パネル面(44)を設けた操縦部(7)の固定部に固定し、該ハンドル(45)における走行方向操作レバー(43)の後側の部位には、該走行方向操作レバー(43)を操作する手を載せる手載せ台(137)を設け、前記ステップ(11)の左側に側部操作部(13)を設け、該側部操作部(13)に備えた側部パネル面(27)には、前記スイッチパネル部(47)の後側に位置する主変速レバー(24)を設け、前記側部パネル面(27)に主変速レバー(24)の後側に配置される副変速レバー(29)を設け、該主変速レバー(24)上部のグリップ(26)には、該グリップ(26)の前側及び後側に突出する第2照明器(20B)を設け、該第2照明器(20B)によって、前記スイッチパネル部(47)とパネル部(48)と側部パネル面(27)を照らす構成としたことを特徴とするコンバイン。
- 前記排出オーガ(6)を基部側の固定筒(72)と該固定筒(72)に対して伸縮方向へ移動自在の移動筒(75)から構成し、前記固定筒(72)の基部をグレンタンク(5)に接続した縦揚穀装置(73)の上部に取り付け、該固定筒(72)を縦揚穀装置(73)の軸心を中心に回転させることで排出オーガ(6)が旋回する構成とし、前記固定筒(72)の上面には移動筒(75)を伸縮方向へ移動させる移動機構を設け、該移動機構を覆うカバー(76)の後面に第3照明器(20C)を設けた請求項1記載のコンバイン。
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