JP5029507B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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排気通路に配置され、排気ガス中に含まれる特定の成分を吸着する吸着材と、
前記吸着材よりも下流側の前記排気通路に配置され、排気ガスを浄化可能な触媒と、
前記触媒に備えられ、前記触媒の浄化率が高くなる特定の浄化温度範囲で相転移を起こす潜熱型蓄熱材とを備え、
前記潜熱型蓄熱材の潜熱容量が、前記相転移に要する総熱量が前記吸着材から前記特定の成分が脱離する際の総脱離熱量以上となるように設定されており、
前記排気通路は、内燃機関から排出された排気ガスが流れる主排気通路と、前記主排気通路との上流側接続部において前記主排気通路から分岐し、前記上流側接続部より下流の下流側接続部において再び前記主排気通路に合流するバイパス通路とを含み、
前記吸着材は、前記バイパス通路に配置され、
前記潜熱型蓄熱材を備える前記触媒は、前記下流側接続部よりも下流側の前記主排気通路に配置されており、
排気ガスの流入先を前記主排気通路と前記バイパス通路との間で切り替え可能な流路切替手段と、
前記潜熱型蓄熱材の温度を取得する温度取得手段と、
前記相転移が起こる温度よりも前記潜熱型蓄熱材の温度が高い場合に、前記吸着材に排気ガスが流入するように前記流路切替手段を制御する流路制御手段と、
前記潜熱型蓄熱材の温度が、前記相転移が完了した後に前記潜熱型蓄熱材の温度が上昇し始める変曲点に達したか否かを判定する温度判定手段と、
を更に備え、
前記流路制御手段は、前記潜熱型蓄熱材の温度が前記変曲点に達したと判定された場合に、前記吸着材に排気ガスが流入するように前記流路切替手段を制御することを特徴とする。
前記吸着材からの前記特定の成分の脱離完了後から当該吸着材の吸着性能が回復するまでに要する時間が、前記潜熱型蓄熱材の前記相転移の開始から終了までに要する時間よりも短くなるように、前記吸着材の冷却性能が設定されていることを特徴とする。
前記吸着材からの前記未浄化成分の脱離完了後から当該吸着材の吸着性能が回復するまでに要する時間が、前記潜熱型蓄熱材の前記相転移の開始から終了までに要する時間よりも短くなるように、前記潜熱型蓄熱材の保温性能が設定されていることを特徴とする。
排気通路に配置され、排気ガス中に含まれる特定の成分を吸着する吸着材と、
前記吸着材よりも下流側の前記排気通路に配置され、排気ガスを浄化可能な触媒と、
前記触媒に備えられ、前記触媒の浄化率が高くなる特定の浄化温度範囲で相転移を起こす潜熱型蓄熱材と、
前記吸着材への前記特定の成分の吸着量を取得する吸着量取得手段と、
取得された吸着量に基づいて前記潜熱型蓄熱材の必要蓄熱量を設定する蓄熱量設定手段と、
を備え、
前記蓄熱量設定手段は、取得された吸着量分の前記特定の成分が前記吸着材から脱離する際の総脱離熱量を充足する熱量となるように、前記必要蓄熱量を設定するものであって、
前記蓄熱量設定手段は、
前記潜熱型蓄熱材への投入熱量を調整する投入熱量調整手段と、
前記潜熱型蓄熱材の蓄熱量を取得する蓄熱量取得手段とを含み、
前記投入熱量調整手段は、
取得された吸着量および蓄熱量に基づいて、前記潜熱型蓄熱材へ投入する熱量を調整するものであって、
前記投入熱量調整手段は、
前記必要蓄熱量が前記潜熱型蓄熱材に蓄えられたか否かを判別する蓄熱量判別手段と、
前記潜熱型蓄熱材に前記必要蓄熱量が蓄えられたと判別された場合に、前記吸着材に吸着されていた前記特定の成分を前記吸着材から脱離させる脱離動作を実行する脱離動作実行手段と、
を更に備えることを特徴とする。
排気通路に配置され、排気ガス中に含まれる特定の成分を吸着する吸着材と、
前記吸着材よりも下流側の前記排気通路に配置され、排気ガスを浄化可能な触媒と、
前記触媒に備えられ、前記触媒の浄化率が高くなる特定の浄化温度範囲で相転移を起こす潜熱型蓄熱材と、
前記吸着材への前記特定の成分の吸着量を取得する吸着量取得手段と、
取得された吸着量に基づいて前記潜熱型蓄熱材の必要蓄熱量を設定する蓄熱量設定手段と、
を備え、
前記蓄熱量設定手段は、
前記潜熱型蓄熱材への投入熱量を調整する投入熱量調整手段と、
前記潜熱型蓄熱材の蓄熱量を取得する蓄熱量取得手段とを含み、
前記投入熱量調整手段は、
取得された吸着量および蓄熱量に基づいて、前記潜熱型蓄熱材へ投入する熱量を調整するものであって、
前記投入熱量調整手段は、
前記必要蓄熱量が前記潜熱型蓄熱材に蓄えられたか否かを判別する蓄熱量判別手段と、
前記潜熱型蓄熱材に前記必要蓄熱量が蓄えられたと判別された場合に、前記吸着材に吸着されていた前記特定の成分を前記吸着材から脱離させる脱離動作を実行する脱離動作実行手段と、
を更に備え、
前記排気浄化装置は、前記潜熱型蓄熱材における排気ガスの流れ方向の複数部位の温度をそれぞれ取得する温度取得手段を更に備え、
前記蓄熱量判別手段は、前記複数部位中の前記必要蓄熱量を充足する部位において、前記相転移が起こる温度よりも前記潜熱型蓄熱材の温度が高くなった時点で、前記潜熱型蓄熱材に前記必要蓄熱量が蓄えられたと判別することを特徴とする。
前記排気通路は、内燃機関から排出された排気ガスが流れる主排気通路と、前記主排気通路との上流側接続部において前記主排気通路から分岐し、前記上流側接続部より下流の下流側接続部において再び前記主排気通路に合流するバイパス通路とを含み、
前記吸着材は、前記バイパス通路に配置され、
前記潜熱型蓄熱材を備える前記触媒は、前記下流側接続部よりも下流側の前記主排気通路に配置されており、
前記排気浄化装置は、排気ガスの流入先を前記主排気通路と前記バイパス通路との間で切り替え可能な流路切替手段を更に備え、
前記脱離動作実行手段は、前記潜熱型蓄熱材に前記必要蓄熱量が蓄えられたと判別された場合に、前記吸着材に排気ガスが流入するように前記流路切替手段を制御する流路制御手段を含むことを特徴とする。
前記排気浄化装置は、前記潜熱型蓄熱材における排気ガスの流れ方向の複数部位の温度をそれぞれ取得する温度取得手段を更に備え、
前記蓄熱量判別手段は、前記複数部位中の前記必要蓄熱量を充足する部位において、前記相転移が起こる温度よりも前記潜熱型蓄熱材の温度が高くなった時点で、前記潜熱型蓄熱材に前記必要蓄熱量が蓄えられたと判別することを特徴とする。
前記潜熱型蓄熱材は、排気ガスの流れ方向に複数部位に分割され、かつ、当該複数部位間で断熱された状態で前記触媒に備えられていることを特徴とする。
[実施の形態1のシステム構成]
図1は、本発明の実施の形態1における排気浄化装置を備える内燃機関システムの構成を説明するための図である。図1に示す内燃機関10は、筒内に空気を取り込むための吸気通路12と、筒内から排出された排気ガスが流れる排気通路とを備えている。
本実施形態は、吸着材24から吸着対象成分等を脱離させる脱離動作時に、脱離熱に起因する排気ガスの温度低下によって、吸着材24の下流側に配置された後段触媒18の浄化能力が低下するのを回避すべく、後段触媒18が備える蓄熱材18aを次のように構成した点に特徴を有している。
図2に示すように、本実施形態では、蓄熱材18aは、蓄熱触媒18が所定の十分な浄化率を確保できる温度よりも高い温度で(蓄熱触媒18の浄化率が高くなる特定の浄化温度範囲で)、固相と液相間での相転移が起きるように、蓄熱材18aの材料等が選定されて構成されている。
吸着材24の吸着能力は、吸着材24の温度が高くなるほど低下する。このため、脱離動作時の高温の排気ガスが供給されたことで高温状態となった吸着材24においては、次回の吸着動作は、吸着材24の温度が所定の温度以下に冷却された後に可能となる。従って、脱離動作が行われたことで吸着材24が高温状態にある状況下で内燃機関10が停止された場合には、内燃機関10が停止してからその後に内燃機関10が再始動されるまでの時間(車両ソーク時間)が短くなるほど、再始動時の吸着材24の温度が冷え切れていない状態となり、十分な吸着能力を確保することが困難となる。
図4は、本発明の実施の形態1における脱離動作の開始タイミングの特徴的な判定手法を説明するための図である。より具体的には、図4は、吸着動作が完了した後に蓄熱触媒18に排気熱をチャージしている際の蓄熱触媒18の床温変化を排気熱チャージ量との関係で表した図である。
また、切替バルブ22が上記第1の発明における「流路切替手段」に、温度センサ28が前記第1の発明における「温度取得手段」に、それぞれ相当しているとともに、ECU30が温度センサ28の出力に基づいて切替バルブ22を制御することで前記第1の発明における「流路制御手段」が実現されている。
また、ECU30が温度センサ28の出力に基づいて蓄熱触媒18の温度の変曲点を判定することにより前記第1の発明における「温度判定手段」が実現されている。
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
[実施の形態2のシステム構成]
図5は、本発明の実施の形態2における排気浄化装置を備える内燃機関システムの構成を説明するための図である。尚、図5において、上記図1に示す構成要素と同一の要素については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
吸着動作を行う際に、蓄熱触媒18および熱交換器52が比較的冷えている場合(内燃機関10の停止から次の始動までの間に十分な期間があったような場合)には、第2切替バルブ50を図5に示す「b」状態に制御することで、排気ガスを熱交換器52によって冷やしたうえで吸着材24に供給することができる。これにより、吸着材24の吸着効率を高めることができる。
脱離動作を行う際に、排気ガスの温度が比較的高いと判断される場合には、第2切替バルブ50を図5に示す「b」状態に制御することで、排気ガスを熱交換器52によって冷やしたうえで吸着材24に供給することができる。
図5に示す構成では、第2上流側接続部48aではなく第2下流側接続部48bに第2切替バルブ50が設けられている。当該排気熱チャージ動作を行う際には、第2切替バルブ50を図5に示す「b」状態に制御するようにする(尚、この場合、第1切替バルブ44は図5に示す「b」状態に制御する)。
次に、図6乃至図9を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。
[実施の形態3のシステム構成]
図6は、本発明の実施の形態3における排気浄化装置を備える内燃機関システムの構成を説明するための図である。尚、図6において、上記図1に示す構成要素と同一の要素については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
ところで、内燃機関10の始動条件によって、始動時の吸着動作の際に吸着材24に吸着される上記特定の成分の吸着量が変化する。より具体的には、始動時の前段触媒16の温度が高いほど、当該前段触媒16が活性化するまでに要する時間が短くなるので、吸着材24に吸着される上記特定の成分の吸着量が少なくなる。
図7に示すルーチンでは、先ず、蓄熱触媒60への熱チャージが開始される(ステップ100)。具体的には、本ステップ100では、始動時の吸着動作の完了を受けて、切替バルブ22が図6に示す「b」状態に制御される。また、その後に必要蓄熱量が蓄熱材60aに蓄熱されるまでの間、パージ動作の実行が保留される(パージ待機期間)。
図8は、パージ待機期間中の蓄熱触媒60の各部位での温度変化を表したタイムチャートである。
蓄熱触媒60への熱チャージが行われている場合には、3つに分割された蓄熱材60aの上流側の部位から順に、投入された排気熱がチャージされていく。このため、蓄熱材60aの最上流側の部位において、最も早く相転移が完了し、図8(A)に示すように、温度Tcat1に温度変曲点が現れる。
図9に示すように、蓄熱材60aへの投入熱量が増えるにつれ、蓄熱材60aの蓄熱量が増えていく。
また、ECU68が、上記ステップ110および112の処理を実行することにより前記第4または第5の発明における「投入熱量調整手段」が、上記ステップ102の処理を実行することにより前記第4または第5の発明における「蓄熱量取得手段」が、それぞれ実現されている。
また、ECU68が、上記ステップ110の処理を実行することにより前記第4または第5の発明における「蓄熱量判別手段」が、上記ステップ114の処理を実行することにより前記第4または第5の発明における「脱離動作実行手段」が、それぞれ実現されている。
また、ECU68が上記ステップ114の処理を実行することにより前記第6の発明における「流路制御手段」が実現されている。
また、温度センサ62、64、66が前記第7の発明における「温度取得手段」に相当している。
14、40 主排気通路
16 前段触媒
18、46、60 後段触媒(蓄熱触媒)
18a、46a、60a 融解潜熱型蓄熱材
18b、54、60b 断熱材
20 バイパス通路
20a 上流側接続部
20b 下流側接続部
22 切替バルブ
24 吸着材
26、28、62、64、66 温度センサ
30、68 ECU(Electronic Control Unit)
42 第1バイパス通路
42a 第1上流側接続部
42b 第1下流側接続部
44 第1切替バルブ
48 第2バイパス通路
48a 第2上流側接続部
48b 第2下流側接続部
50 第2切替バルブ
52 熱交換器
Cdesorp 総脱離熱量
Clat 潜熱容量
Claims (8)
- 排気通路に配置され、排気ガス中に含まれる特定の成分を吸着する吸着材と、
前記吸着材よりも下流側の前記排気通路に配置され、排気ガスを浄化可能な触媒と、
前記触媒に備えられ、前記触媒の浄化率が高くなる特定の浄化温度範囲で相転移を起こす潜熱型蓄熱材とを備え、
前記潜熱型蓄熱材の潜熱容量が、前記相転移に要する総熱量が前記吸着材から前記特定の成分が脱離する際の総脱離熱量以上となるように設定されており、
前記排気通路は、内燃機関から排出された排気ガスが流れる主排気通路と、前記主排気通路との上流側接続部において前記主排気通路から分岐し、前記上流側接続部より下流の下流側接続部において再び前記主排気通路に合流するバイパス通路とを含み、
前記吸着材は、前記バイパス通路に配置され、
前記潜熱型蓄熱材を備える前記触媒は、前記下流側接続部よりも下流側の前記主排気通路に配置されており、
排気ガスの流入先を前記主排気通路と前記バイパス通路との間で切り替え可能な流路切替手段と、
前記潜熱型蓄熱材の温度を取得する温度取得手段と、
前記相転移が起こる温度よりも前記潜熱型蓄熱材の温度が高い場合に、前記吸着材に排気ガスが流入するように前記流路切替手段を制御する流路制御手段と、
前記潜熱型蓄熱材の温度が、前記相転移が完了した後に前記潜熱型蓄熱材の温度が上昇し始める変曲点に達したか否かを判定する温度判定手段と、
を更に備え、
前記流路制御手段は、前記潜熱型蓄熱材の温度が前記変曲点に達したと判定された場合に、前記吸着材に排気ガスが流入するように前記流路切替手段を制御することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記吸着材からの前記特定の成分の脱離完了後から当該吸着材の吸着性能が回復するまでに要する時間が、前記潜熱型蓄熱材の前記相転移の開始から終了までに要する時間よりも短くなるように、前記吸着材の冷却性能が設定されていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記吸着材からの前記未浄化成分の脱離完了後から当該吸着材の吸着性能が回復するまでに要する時間が、前記潜熱型蓄熱材の前記相転移の開始から終了までに要する時間よりも短くなるように、前記潜熱型蓄熱材の保温性能が設定されていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 排気通路に配置され、排気ガス中に含まれる特定の成分を吸着する吸着材と、
前記吸着材よりも下流側の前記排気通路に配置され、排気ガスを浄化可能な触媒と、
前記触媒に備えられ、前記触媒の浄化率が高くなる特定の浄化温度範囲で相転移を起こす潜熱型蓄熱材と、
前記吸着材への前記特定の成分の吸着量を取得する吸着量取得手段と、
取得された吸着量に基づいて前記潜熱型蓄熱材の必要蓄熱量を設定する蓄熱量設定手段と、
を備え、
前記蓄熱量設定手段は、取得された吸着量分の前記特定の成分が前記吸着材から脱離する際の総脱離熱量を充足する熱量となるように、前記必要蓄熱量を設定するものであって、
前記蓄熱量設定手段は、
前記潜熱型蓄熱材への投入熱量を調整する投入熱量調整手段と、
前記潜熱型蓄熱材の蓄熱量を取得する蓄熱量取得手段とを含み、
前記投入熱量調整手段は、
取得された吸着量および蓄熱量に基づいて、前記潜熱型蓄熱材へ投入する熱量を調整するものであって、
前記投入熱量調整手段は、
前記必要蓄熱量が前記潜熱型蓄熱材に蓄えられたか否かを判別する蓄熱量判別手段と、
前記潜熱型蓄熱材に前記必要蓄熱量が蓄えられたと判別された場合に、前記吸着材に吸着されていた前記特定の成分を前記吸着材から脱離させる脱離動作を実行する脱離動作実行手段と、
を更に備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 排気通路に配置され、排気ガス中に含まれる特定の成分を吸着する吸着材と、
前記吸着材よりも下流側の前記排気通路に配置され、排気ガスを浄化可能な触媒と、
前記触媒に備えられ、前記触媒の浄化率が高くなる特定の浄化温度範囲で相転移を起こす潜熱型蓄熱材と、
前記吸着材への前記特定の成分の吸着量を取得する吸着量取得手段と、
取得された吸着量に基づいて前記潜熱型蓄熱材の必要蓄熱量を設定する蓄熱量設定手段と、
を備え、
前記蓄熱量設定手段は、
前記潜熱型蓄熱材への投入熱量を調整する投入熱量調整手段と、
前記潜熱型蓄熱材の蓄熱量を取得する蓄熱量取得手段とを含み、
前記投入熱量調整手段は、
取得された吸着量および蓄熱量に基づいて、前記潜熱型蓄熱材へ投入する熱量を調整するものであって、
前記投入熱量調整手段は、
前記必要蓄熱量が前記潜熱型蓄熱材に蓄えられたか否かを判別する蓄熱量判別手段と、
前記潜熱型蓄熱材に前記必要蓄熱量が蓄えられたと判別された場合に、前記吸着材に吸着されていた前記特定の成分を前記吸着材から脱離させる脱離動作を実行する脱離動作実行手段と、
を更に備え、
前記排気浄化装置は、前記潜熱型蓄熱材における排気ガスの流れ方向の複数部位の温度をそれぞれ取得する温度取得手段を更に備え、
前記蓄熱量判別手段は、前記複数部位中の前記必要蓄熱量を充足する部位において、前記相転移が起こる温度よりも前記潜熱型蓄熱材の温度が高くなった時点で、前記潜熱型蓄熱材に前記必要蓄熱量が蓄えられたと判別することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記排気通路は、内燃機関から排出された排気ガスが流れる主排気通路と、前記主排気通路との上流側接続部において前記主排気通路から分岐し、前記上流側接続部より下流の下流側接続部において再び前記主排気通路に合流するバイパス通路とを含み、
前記吸着材は、前記バイパス通路に配置され、
前記潜熱型蓄熱材を備える前記触媒は、前記下流側接続部よりも下流側の前記主排気通路に配置されており、
前記排気浄化装置は、排気ガスの流入先を前記主排気通路と前記バイパス通路との間で切り替え可能な流路切替手段を更に備え、
前記脱離動作実行手段は、前記潜熱型蓄熱材に前記必要蓄熱量が蓄えられたと判別された場合に、前記吸着材に排気ガスが流入するように前記流路切替手段を制御する流路制御手段を含むことを特徴とする請求項4または5記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記排気浄化装置は、前記潜熱型蓄熱材における排気ガスの流れ方向の複数部位の温度をそれぞれ取得する温度取得手段を更に備え、
前記蓄熱量判別手段は、前記複数部位中の前記必要蓄熱量を充足する部位において、前記相転移が起こる温度よりも前記潜熱型蓄熱材の温度が高くなった時点で、前記潜熱型蓄熱材に前記必要蓄熱量が蓄えられたと判別することを特徴とする請求項4記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記潜熱型蓄熱材は、排気ガスの流れ方向に複数部位に分割され、かつ、当該複数部位間で断熱された状態で前記触媒に備えられていることを特徴とする請求項4乃至7の何れか1項記載の内燃機関の排気浄化装置。
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