JP5028862B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置に係り、特に、活性エネルギー線を照射することによって硬化するインクを用いて画像記録を行うインクジェット記録装置に関するものである。
一般に、少量多品種の需要に対して臨機応変に対応できる記録装置として、従来よりインクジェット方式の記録装置(以下「インクジェット記録装置」と称する。)が知られている。インクジェット記録装置は、記録ヘッドの記録媒体に対向する面に設けられたノズルからインクを吐出して記録媒体上に着弾、定着させることにより記録媒体に画像を記録するものであり、従来のグラビア印刷方式やフレキソ印刷方式による画像記録手段と異なって製版工程を必要としないため少量の需要にも簡易かつ迅速に対応することができるという特徴を有している。また、騒音が少なく多色のインクを用いることによってカラーでの画像記録も容易に行うことができるという長所がある。
さらに近年は、様々な記録媒体に対応可能なインクジェット記録装置として、例えば紫外線等の光に対して所定の感度を有する光開始剤が含有された光硬化型インクを用い、記録媒体上に着弾したインクに光を照射することで、インクを硬化させ記録媒体上に定着させる光硬化型インクを用いたインクジェット記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような光硬化型インクを用いたインクジェット記録装置等、活性エネルギー線を照射することによって硬化するインクを用いて記録を行うインクジェット記録装置は、活性エネルギー線の照射によりインクが瞬時に硬化するため、普通紙はもとより、インク受容層を持たずインク吸収性の全くない樹脂製のフィルムや金属等の記録媒体に対しても画像記録を行うことが可能である。
しかし、このような活性エネルギー線硬化型のインクを用いるインクジェット記録装置では、インクが記録媒体に着弾(接触)後にインクを硬化させるものである。このため、例えば、電子写真方式で一般的に用いられる非塗工紙や繊維状の記録媒体等のように、インク吸収性のよい記録媒体に対して記録を行う場合には、インク物性、録媒体に吐出されるインクの単位面積あたりのインク量、光照射タイミングによっては、記録媒体の内部に浸透するインク量が過剰となる。そして、このように記録媒体の内部に過剰なインクが浸透すると、活性エネルギー線を照射した後も未硬化のインクが記録媒体の内部に滞留してしまうため、記録媒体の裏側にインクが染み出すことによる裏移りが発生する。
そこで、従来、記録媒体の種類に応じて光を照射するタイミングを変化させる記録装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。また、記録媒体へのインクの浸透量に応じて光照射タイミングを変化させるインクジェット記録装置も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−310454号公報 特開2004−188659号公報 特許3549159号公報
しかしながら、インクが記録媒体に吸収される吸液速度は、一般的なインクジェット記録装置の走査速度によるインク着弾から活性エネルギー線照射までのタイミングよりも早く、活性エネルギー線照射のタイミング、走査速度の制御を行うのみではインク吸収をコントロールしてインクの過剰吸収による裏移りを防ぐことはできないとの問題があった。
そこで、本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、活性エネルギー線を照射することによって硬化するインクを用いて様々な種類の記録媒体に記録を行う場合にも、裏移りを発生させないインクジェット記録装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載のインクジェット記録装置は、活性エネルギー線を照射することによって硬化する画像記録用インクを吐出する画像記録用の記録ヘッドと、
活性エネルギー線を照射することによって硬化するものであり前記画像記録用インクと異なる下地用インクを吐出する下地用の記録ヘッドと、
前記画像記録用の記録ヘッドにより画像記録用インクでの記録を行った後及び前記下地用の記録ヘッドにより下地用インクでの記録を行った後の少なくともいずれか一方に、記録媒体上に吐出された前記インクに対して、前記記録媒体にインクを吐出してから0.1から0.4秒以内の時間に活性エネルギー線を照射する照射装置と、
前記記録媒体及び前記各記録ヘッドの少なくともいずれか一方を移動させる移動機構と、
前記記録媒体の種類及び前記記録媒体にインクを吐出してから活性エネルギー線がインクに照射されるまでの前記時間により決定されるインクの吸液量が所定の閾値の吸液量を超えたか否かに基づいて、前記下地用の記録ヘッドによる下地用インクでの記録を行うか否かを決定するとともに、下地用インクでの記録を行うと決定したときは、前記下地用の記録ヘッドから下地用インクを吐出した後に前記照射装置から活性エネルギー線を照射し、その後前記画像記録用の記録ヘッドから画像記録用インクを吐出した後に前記照射装置から活性エネルギー線を照射するように、前記各記録ヘッドからのインク吐出及び前記照射装置からの活性エネルギー線の照射を制御する制御部と、
を備えたことを特徴としている。
このような構成を有する請求項1に記載の発明においては、移動機構によって記録媒体又は記録ヘッドの少なくともいずれか一方を移動させながら記録ヘッドから活性エネルギー線を照射することによって硬化するインクを記録媒体上に吐出し、照射装置からインクに活性エネルギー線を照射してインクを硬化させる場合に、記録媒体の種類及び記録媒体にインクを吐出してから活性エネルギー線がインクに照射されるまでの時間により決定されるインクの吸液量が所定の閾値の吸液量を超えたか否かに基づいて、下地用インクを吐出するか否かを決定し、下地用インクを吐出する場合には、まず、下地用インクを記録媒体上に吐出させ活性エネルギー線を照射して硬化させた後に、画像記録用インクを吐出させ活性エネルギー線を照射して硬化させることにより画像を記録するようになっている。
請求項2に記載のインクジェット記録装置は、活性エネルギー線を照射することによって硬化する画像記録用インクを吐出する画像記録用の記録ヘッドと、
活性エネルギー線を照射することによって硬化するものであり前記画像記録用インクと異なる下地用インクを吐出する下地用の記録ヘッドと、
前記画像記録用の記録ヘッドにより画像記録用インクでの記録を行った後及び前記下地用の記録ヘッドにより下地用インクでの記録を行った後の少なくともいずれか一方に、記録媒体上に吐出された前記インクに対して、前記記録媒体にインクを吐出してから0.1から0.4秒以内の時間に活性エネルギー線を照射する照射装置と、
前記記録媒体又は前記各記録ヘッドの少なくともいずれか一方を移動させる移動機構と、
前記記録媒体の種類及び前記記録媒体にインクを吐出してから活性エネルギー線がインクに照射されるまでの前記時間により決定されるインクの吸液量に基づいて、前記下地用の記録ヘッドから吐出させる下地用インクのインク量を決定するとともに、下地用の記録ヘッドから決定された量の下地用インクを吐出した後に前記照射装置から活性エネルギー線を照射し、その後前記画像記録用の記録ヘッドから画像記録用インクを吐出した後に前記照射装置から活性エネルギー線を照射するように、前記各記録ヘッドからのインク吐出及び前記照射装置からの活性エネルギー線の照射を制御する制御部と、
を備えたことを特徴としている。
このような構成を有する請求項2に記載の発明においては、移動機構によって記録媒体又は記録ヘッドの少なくともいずれか一方を移動させながら記録ヘッドから活性エネルギー線を照射することによって硬化するインクを記録媒体上に吐出し、照射装置からインクに活性エネルギー線を照射してインクを硬化させる場合に、記録媒体の種類及び記録媒体にインクを吐出してから活性エネルギー線がインクに照射されるまでの時間により決定されるインクの吸液量に基づいて、下地用インクの吐出量を決定し、まず、下地用の記録ヘッドから決定された量の下地用インクを記録媒体上に吐出させ活性エネルギー線を照射して硬化させた後に、画像記録用インクを吐出させ活性エネルギー線を照射して硬化させることにより画像を記録するようになっている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、前記制御部は、前記画像記録用の記録ヘッドから前記記録媒体上に吐出される前記画像記録用インクの単位面積当りのインク量に基づいて、前記下地用の記録ヘッドによる下地用インクでの記録を行うか否かを決定するものであることを特徴としている。
したがって、請求項3に記載の発明では、画像記録用の記録ヘッドから記録媒体上に吐出される画像記録用インクの単位面積当りのインク量に基づいて、下地用の記録ヘッドによる下地用インクでの記録を行うか否かが決定されるようになっている。
また、請求項4に記載のインクジェット記録装置は、請求項2に記載のインクジェット記録装置において、前記制御部は、前記画像記録用の記録ヘッドから前記記録媒体上に吐出される前記画像記録用インクの単位面積当りのインク量に基づいて、前記下地用の記録ヘッドから吐出させる下地用インクのインク量を決定するものであることを特徴としている。
したがって、請求項4に記載の発明では、画像記録用の記録ヘッドから記録媒体上に吐出される画像記録用インクの単位面積当りのインク量に基づいて、下地用の記録ヘッドから吐出させる下地用インクのインク量が決定されるようになっている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記記録媒体は、前記記録媒体にインクを吐出してから活性エネルギー線がインクに照射されるまでの時間に前記記録媒体に吸収されるインクの吸液量の閾値が3から25ml/m^2のものであることを特徴としている。
このように、請求項5に記載の発明によれば、吸液量が3から25ml/m^2である記録媒体を用いて記録を行うようになっている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記画像記録用インクは色材を含むものであり、前記下地用インクは色材を含まないものであることを特徴としている。
このように、請求項6に記載の発明によれば、色材を含む画像記録用インクと、色材を含まない下地用インクとを用いて記録を行うようになっている。
請求項1に記載された発明によれば、記録媒体のインク吸収性が高く記録媒体に浸透するインク量が多くなる場合には予め記録媒体上に下地用インクを吐出させてから画像記録用インクによる記録を行い、インク浸透量が少なく裏移りが発生しにくい記録媒体の場合には、下地用インクを吐出させないというように、記録媒体の種類及び記録媒体にインクを吐出してから活性エネルギー線がインクに照射されるまでの時間により決定されるインクの吸液量が所定の閾値の吸液量を超えたか否かに基づいて、下地用インクを吐出させるか否かを決定する。これにより、インク浸透量の多い記録媒体については画像記録用インクが記録媒体に浸透して裏移りを発生させるのを防止することができ、高精細な画像を得ることができる。また、裏移りしにくい記録媒体については下地用インクを吐出させないことにより、過度のインクによって画像の凹凸を損ね画質が低下するのを防ぐことができ、下地用インクを無駄に使用することもないという効果を奏する。
請求項2に記載された発明によれば、インク浸透量が多い記録媒体の場合には予め記録媒体上に下地用インクを多めに吐出させておき、それほどインクが浸透しない記録媒体の場合には、少ない量の下地用インクを吐出させるというように、記録媒体の種類及び記録媒体にインクを吐出してから活性エネルギー線がインクに照射されるまでの時間により決定されるインクの吸液量に基づいて、記録媒体上に吐出させる下地用インクのインク量を決定する。これにより、無駄に下地用インクを吐出させることなく画像記録用インクが記録媒体に浸透して裏移りを発生させるのを防止することができるとともに、裏移りしにくい記録媒体については下地用インクの量を少なくすることにより、過度のインクによって画像の凹凸を損ね画質が低下するのを防ぐことができ、安定して高精細な画像を得ることができるという効果を奏する。
請求項3に記載された発明によれば、記録媒体上に吐出される画像記録用インクのインク量が異なる場合でも、このインク量に応じて下地用インクを吐出させるか否かを決定するので、裏移りの発生を防止するとともに、過度のインクによって画像の凹凸を損ね画質が低下するのを防ぐことができるという効果を奏する。
請求項4に記載された発明によれば、記録媒体上に吐出される画像記録用インクのインク量が異なる場合でも、このインク量に応じて記録媒体上に吐出させる下地用インクのインク量を決定するので、裏移りの発生を防止するとともに、過度のインクによって画像の凹凸を損ね画質が低下するのを防ぐことができるという効果を奏する。
請求項5に記載された発明によれば、特に吸液量の大きい記録媒体(例えば、普通紙や上質紙等のような表面塗工が施されていない安価な記録媒体)を用いて記録を行う場合でも、画像記録用インクによる裏移りを防止することができる。このため、このような記録媒体を用いた場合でも高精細な画像記録を行うことができるという効果を奏する。
請求項6に記載された発明によれば、下地用インクには色材が含まれていないので、記録媒体の色等に関わらず、画質を損ねることなく、裏移り防止のための下地用インクを吐出させることができるという効果を奏する。
以下、図1から図4を参照しつつ、本発明に係るインクジェット記録装置の第1の実施形態について説明する。
まず、図1に示すように、本実施の形態においてインクジェット記録装置1は、シリアルプリント方式によるインクジェット記録装置1であり、このインクジェット記録装置1には、平板状に形成され記録媒体2を非記録面(裏面)側から支持するプラテン3が設けられている。
プラテン3の上方には、記録媒体2の幅方向に延在する棒状のガイドレール4が設けられている。このガイドレール4には、キャリッジ5が支持されており、キャリッジ5は後述するキャリッジ駆動機構13(図2参照)によりガイドレール4に沿って記録媒体2の幅方向(以下「主走査方向X」と称する。)に往復移動自在となっている。
また、インクジェット記録装置1には、複数の搬送ローラ6等により構成され、主走査方向Xと直交する副走査方向Yに記録媒体2を送るための記録媒体搬送機構14(図2参照)が設けられている。記録媒体搬送機構14は、搬送ローラ6を回転させることによって、画像記録時において、キャリッジ5の動作に合わせて記録媒体2の搬送と停止とを繰り返し、記録媒体2を副走査方向Yの上流側から下流側に間欠的に搬送するようになっている。
図1に示すように、キャリッジ5には、本実施形態におけるインクジェット記録装置1で使用される各色(ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)。)の色インク(色材を含んだ画像記録用インク)に対応した4つの画像記録用の記録ヘッド(以下「色インク用記録ヘッド」と称する。)7が搭載されている。各色インク用記録ヘッド7は、外形が略直方体状に形成されており、隣接する色インク用記録ヘッド7は互いにほぼ平行となるように並んで配置されている。
また、色インク用記録ヘッド7のうち、主走査方向Xの最下流に位置するブラック(K)の色インク用記録ヘッド7よりも主走査方向Xの下流側には、下地用インクとして色材を含まない透明インク(CL)を吐出する下地用記録ヘッド8が設けられている。なお、インクジェット記録装置1で使用される色インクはこれに限定されず、例えば、ライトイエロー(LY)、ライトマゼンタ(LM)、ライトシアン(LC)等、各種の色インクを使用することもできる。この場合には、各色インクに対応した色インク用記録ヘッド7がキャリッジ5に搭載される。
各色インク用記録ヘッド7及び下地用記録ヘッド8の記録媒体2に対向する面は、例えば記録媒体2の搬送方向Yに沿って複数のノズル(図示せず)が列状に形成されたインク吐出面となっており、各色インク用記録ヘッド7及び下地用記録ヘッド8はノズルからそれぞれインクを吐出させるようになっている。
キャリッジ5の内側であり、主走査方向Xの最下流に位置するブラック(K)の色インク用記録ヘッド7と下地用記録ヘッド8との間には、記録媒体2の上に吐出され着弾したインクを硬化定着させる活性エネルギー線として紫外線を照射する照射装置として紫外線照射装置9aが配設されている。また、一群として設けられた色インク用記録ヘッド7よりも主走査方向Xの上流側には、同様の紫外線照射装置9bが配設されている。
画像記録時のキャリッジ5の移動方向(図1に示す矢印X方向)の上流側には、記録媒体2の上に吐出され着弾したインクを硬化定着させる活性エネルギー線として紫外線を照射する照射装置として紫外線照射装置7が配設されている。
紫外線照射装置9a,9bは、紫外線を照射する紫外線光源(図示せず)を有している。この紫外線光源としては、例えば高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、半導体レーザー、冷陰極管、エキシマーランプ、又はLED(Light Emitting Diode)等を適用することが可能であるが、紫外線光源はここに例示したものに限定されない。
なお、紫外線照射装置9a,9bの数や配置はここに示したものに限定されず、例えば各色インク用記録ヘッド7の間にそれぞれ紫外線照射装置9bを設けるようにしてもよい。また、紫外線照射装置9a,9bは、記録媒体2の上に着弾したインクに紫外線を照射可能な位置に配置されていればよく、キャリッジ5の上に搭載されている場合に限られず、キャリッジ5の外に設けられていてもよい。
ここで本実施形態に用いられるインクについて説明する。
本実施形態に用いられるインクは、活性エネルギー線としての紫外線が照射されることにより硬化する性質を具備する紫外線硬化型インクであり、主成分として、少なくとも重合性化合物(公知の重合性化合物を含む。)と、光開始剤と、色材とを含むものである。上記光硬化型インクは、重合性化合物としてラジカル重合性化合物を含むラジカル重合系インクとカチオン重合性化合物を含むカチオン重合系インクとに大別されるが、この両系のインクが本実施形態に用いられるインクとしてそれぞれ適用可能である。また、ラジカル重合系インクとカチオン重合系インクとを複合させたハイブリッド型インクを本実施形態に用いられるインクとして適用してもよい。しかしながら、酸素による重合反応の阻害作用が少ない又は無いカチオン重合系インクの方が機能性、汎用性に優れるため、特に、カチオン重合系インクを用いることが好ましい。カチオン重合系インクは、少なくともオキセタン化合物,エポキシ化合物,ビニルエーテル化合物等のカチオン重合性化合物と、光カチオン開始剤と、色材とを含む混合物である。
また、記録媒体2としては、例えば、普通紙、再生紙、上質紙等のような表面塗工が施されていない紙、光沢紙等のような表面塗工が施されている紙等の各種紙、各種布地、各種不織布、樹脂、金属、ガラス等の種々の材質からなる記録媒体2が適用可能である。また、記録媒体2の形態としては、ロール状、カットシート状、板状等の各種形態を適用することができる。
次に、図2及び図3を参照しつつ、本実施形態におけるインクジェット記録装置1の制御構成について説明する。
図2に示すように、インクジェット記録装置1には、装置各部の動作を制御する制御部10が設けられている。制御部10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)(図示せず)、各種の制御プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)、画像データ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)等(いずれも図示せず)を備えて構成される記憶部11等を備えて構成されており、制御部10は、例えばROM等に記録された各種プログラムをRAMの作業領域に展開してCPUにより実行するようになっている。
また、インクジェット記録装置1は、記録媒体2の種類や画像記録条件等を入力する入力部12を有しており、入力部12から入力された情報は、制御部10に送られるようになっている。入力部12は、例えばキーボードや操作パネルであり、ユーザは入力部12を操作することにより画像記録に用いる記録媒体2の種類や所望の画像記録速度、解像度等の各種画像記録条件を選択、設定することができるようになっている。
また、制御部10は、キャリッジ駆動機構13を制御してキャリッジ5を主走査方向Xに往復走査させるとともに、キャリッジ5の動作に合わせて記録媒体2を副走査方向Yに間欠搬送させるように、記録媒体搬送機構14の動作を制御するようになっている。
さらに、制御部10には、図示しない外部装置から記録画像に関する画像データが送られるようになっており、制御部10は、送られてきた画像データ及び入力部12から入力された情報等に基づいて各色インク用記録ヘッド7及び下地用記録ヘッド8を動作させる。これにより、各色インク用記録ヘッド7及び下地用記録ヘッド8から適切な吐出量のインクが吐出され、記録媒体2上に所定の画像を記録されるようになっている。
また、制御部10は、紫外線照射装置9a,9bを制御して記録媒体2上に吐出されたインクに対して紫外線を照射するようになっている。
次に、本実施形態における制御部10による各色インク用記録ヘッド7、下地用記録ヘッド8及び紫外線照射装置9a,9bの制御について詳説する。
本実施形態において、記憶部11には、記録媒体2の種類及び画像記録速度と下地用インクを吐出させるか否かの対応付けたルックアップテーブル(以下「LUT」と称する。)である吐出要否LUT、記録媒体2の種類及び画像記録速度と下地用インクのインク量とを対応付けたLUTである吐出量LUTが格納されている。
制御部10は、画像記録に使用される記録媒体2の種類及び画像記録速度が決定すると、これに対応する吐出要否LUT及び吐出量LUTを読み出し、当該各LUTに基づいて下地用記録ヘッド8から透明インクを吐出させるか否か(下地用インクである透明インクによる記録を行うか否か)、吐出させる場合にはその程度の量の透明インクを吐出させるかを決定するようになっている。
記録媒体2の上にインクが吐出された場合、記録媒体2に着弾したインクは当該記録媒体2が吸収できる限界のインク量(最大吸液量)に達するまで記録媒体2に吸収されていく。記録媒体2に吸収されるインクの量及び吸収される速度は、記録媒体2の種類によって異なる。例えば図3はインクが記録媒体2に着弾してからの時間経過と記録媒体2のインク吸液量(浸透量)との関係を記録媒体2の種類ごとに比較したグラフである。
図3に示すように、布や表面加工が施されていない普通紙、一般のインクジェット用紙、コピー用紙等、インクが比較的吸収されやすい記録媒体2(例えば図5で示す記録媒体Aや記録媒体B)では、インクは記録媒体2に着弾した直後から記録媒体2に吸収され、最大吸液量に達するまで記録媒体2の吸液量が増加していく。これに対して、これに対して、アート紙等のように表面加工等がされていてインクが比較的吸収されにくい記録媒体2(例えば図3で示す記録媒体C)の場合には、インクが記録媒体2に着弾してから時間が経過しても記録媒体2に吸収される吸液量はほとんど増加しない。
また、インクは硬化するとそれ以上記録媒体2に吸収されなくなるが、記録媒体2に着弾したインクが硬化する速度は、記録媒体2に着弾してから硬化反応が開始されるまでの時間に左右される。そして、本実施形態におけるインクのように、活性エネルギー線としての紫外線を照射することによって硬化するインクにおいては、記録ヘッド7,8からインクが吐出されてから紫外線が照射されるまでの間(一定時間)の照射タイミングにより左右される。すなわち、照射タイミングが速い(記録媒体2に着弾してから硬化反応が開始されるまでの時間が短い)ほどインクは速く硬化し、照射タイミングが遅い(記録媒体2に着弾してから硬化反応が開始されるまでの時間が長い)ほどインクの硬化は遅くなる。
ここで、記録媒体2に吸収されるインクの吸液量(浸透量)が12ml/m^2程度までであれば、裏移りはほとんど発生しないが、それ以上の吸液量である場合にはインクが記録媒体2の裏面に染み出して裏移りを生じ、画質に影響を与えることが確認されている。
このため、裏移りを発生させないように画像記録を行うためには、例えば図3に示すように、インクの吸液量が12ml/m^2を超えるか否かを閾値とし、インクの吸液量が12ml/m^2以上である場合には予め記録媒体2の上に下地用インクとしての透明インクを吐出させ、色インクをこの透明インクの上に吐出させて画像記録を行い、インクの吸液量が12ml/m^2未満であれば下地用インクである透明インクを使用せずに画像記録を行うというように、透明インクの吐出の要否を決定することが好ましい。
また、透明インクを吐出する場合であっても、記録媒体2がそれほどインク吸収性の高くない種類のものであれば、透明インクの量が少なくても十分に裏移りを防止できるのに対して、記録媒体2のインク吸収性が極めて高い種類のものであれば、透明インクを多く吐出しなければ色インクの記録媒体2への過度の浸透を防げず、裏移りを防止することができない。
そこで、本実施形態における吐出要否LUTにおいては、記録媒体2の種類及び画像記録速度に応じて、一定時間後のインク吸液量が12ml/m^2以上であれば下地用インクとしての透明インクの吐出(透明インクによる記録)を行うように、記録媒体2の種類及び画像記録速度と透明インクの吐出の要否とが対応付けられている。
すなわち、吐出要否LUTにおいては、例えば、図3における記録媒体Aを用いて画像記録を行う場合には、照射タイミングが0.01sec(0.10sec^0.5)程度となる画像記録速度で記録を行う場合にはインク吸液量が12ml/m^2未満であるため、下地用インクとしての透明インクを吐出させないよう対応付けがなされる。他方、照射タイミングが0.01secを超えると(例えば図3において0.12sec^0.5程度)インク吸液量が12ml/m^2以上となるため、透明インクを吐出させるよう対応付けがなされる。
また、例えば、図3における記録媒体Bを用いて画像記録を行う場合には、照射タイミングが0.04sec(0.20sec^0.5)程度となる画像記録速度で記録を行う場合にはインク吸液量が12ml/m^2未満であるため、下地用インクとしての透明インクを吐出させないよう対応付けがなされる。他方、照射タイミングが0.06sec(0.25sec^0.5)を超えるとインク吸液量が12ml/m^2以上となるため、透明インクを吐出させるよう対応付けがなされている。
さらに、例えば、図3における記録媒体Cを用いて画像記録を行う場合には、記録媒体が吸収できるインク量の限界(最大吸液量)までインクを吸収させてもインク吸液量が閾値を超えることはないので、照射タイミング(画像記録速度)に関わらず下地用インクとしての透明インクを吐出させないよう対応付けがなされる。
また、吐出量LUTは、透明インクの吐出が必要とされる記録媒体2の中でも、どの程度のインク吸液量の場合にどの程度の量の透明インクを吐出させるかを決定するためのものであり、吐出量LUTにおいては、記録媒体2の種類及び画像記録速度と透明インクの吐出量とが対応付けられている。
例えば、透明インクを吐出させる場合でも、インク吸液量が多い場合ほど、より多くの透明インクを吐出させなければ色インクによる裏移りを防止することができない。そこで、インク吸収性の非常に高い記録媒体2(例えば図3における記録媒体A)については、それほどインクの吸収性の高くない記録媒体2(例えば図3における記録媒体B)よりも吐出させる透明インクのインク量を多くし、また、同じ記録媒体であっても画像記録速度が遅い(照射タイミングが遅い)ほど吐出させる透明インクのインク量を多くするというように対応付けがなされる。
なお、記録媒体2にインクが着弾してから活性エネルギー線がインクに照射されるまでの時間(一定時間)は、画像記録速度(例えば色インク用記録ヘッド7、紫外線照射装置9a等を搭載したキャリッジ5の移動速度)により変化し、画像記録速度が速いほどこの「一定時間」は短くなる。「一定時間」が余り長くなると、記録媒体2上に着弾したインク同士が混ざり合う等により高品質な画像を形成することができなくなるおそれがある。このため、記録媒体2にインクが着弾してから活性エネルギー線がインクに照射されるまでの時間(一定時間)は、0.1(0.31sec^0.5)から0.4(0.63sec^0.5)秒以内となるように画像記録速度を調整することが好ましい。
また、記録媒体2にインクが着弾してから活性エネルギー線がインクに照射されるまでの時間(一定時間)に当該記録媒体2に吸収されるインクの吸液量があまり多くなると画質が低下する。このため、インクの吸液量の閾値は、表面塗工加工等を施していない記録媒体2を使用する場合も考慮して3から25ml/m^2に設定されていることが好ましい。
なお、吐出要否LUT及び吐出量LUTは、ここに説明したものに限定されない。例えば、吐出量LUTは、さらに複数種類の記録媒体2に対応するように、より細かく種類分けされ、インク吐出量がさらに複数に段階付けられていてもよい。また、インク吸収性の高いものを使用して画像記録を行うことが多いような場合には、デフォルトとして下地用インクの吐出が必要と設定され、ユーザが特に設定等をしない限りは、制御部10は、吐出量LUTによる下地用インクのインク吐出量のみを決定するようになっていてもよい。また、制御部10は、吐出要否LUTによる下地用インクの吐出の要否の決定のみを行い、下地用インクの吐出が必要と判断されたときは、一定量の下地用インクが吐出されるようにしてもよい。
制御部10が使用する記録媒体2が下地用インクを吐出させる必要があるものであると決定した場合には、制御部10は、色インク用記録ヘッドによる画像記録を行うに先立って、当該記録媒体2に対応する吐出量LUTに基づいて決定した量の透明インクを下地用記録ヘッド8から吐出させる。なお、下地用インクのインク量は、下地用記録ヘッド8から吐出されるインク液滴1滴の量と吐出されるインク液滴数の積であるが、インク量の調整は、インク液滴1滴の量、吐出されるインク液滴数のいずれを調整することによって行われてもよい。そして、制御部10は、下地用インクの吐出後、この下地用記録ヘッド8の主走査方向Xの上流側に位置する紫外線照射装置9aから透明インクに対して紫外線を照射した後に、各色インク用記録ヘッド7から色インクを吐出するように制御するようになっている。
また、インクジェット記録装置1は、記録媒体2の種類や画像記録速度等の画像記録条件等を入力する入力部12を有しており、入力部12から入力された情報は、制御部10に送られるようになっている。入力部12は、例えばキーボードや操作パネルであり、ユーザは入力部12を操作することにより画像記録に用いる記録媒体2の種類や所望の画質等の各種画像記録条件を選択、設定することができるようになっている。
次に、図4を参照しつつ、本実施形態におけるインクジェット記録装置1の作用について説明する。
図示しない外部装置から入力された画像データがインクジェット記録装置1に送られると、送られた画像データは制御部10のRAM等に記憶される。制御部10は、画像記録に用いる記録媒体2の種類及び画像記録速度が入力(選択)されたかを常に判断し(ステップS1)、入力(選択)されない場合は前記判断を繰返す(ステップS1;NO)。
ユーザにより入力部12から画像記録に用いる記録媒体2の種類及び画像記録速度が入力(選択)されると(ステップS1;YES)、制御部10はさらに、選択された記録媒体2及び画像記録速度に対応する吐出要否LUTを記憶部11から読み出して参照し、選択された記録媒体2及び画像記録速度が下地用インクを吐出させる必要のあるものか否かを判断、決定する(ステップS2)。そして、制御部10は選択された記録媒体2及び画像記録速度が下地用インク不要であると決定した場合(ステップS2;NO)には、画像データに基づいて各色インクの吐出量、吐出タイミングを決定する。
制御部10は、記録媒体搬送機構14を制御することにより、記録媒体2を順次副走査方向Yの上流側から下流側に間欠搬送するとともに、キャリッジ駆動機構13を制御することによりキャリッジ5を記録媒体2の上を主走査方向Xに沿って走査させる。そして、制御部10は各色インク用記録ヘッド7を制御することにより所定の吐出量の色インクを所定の画素に吐出させる(ステップS3)。さらに、記録媒体2の上に着弾した色インクに対して紫外線照射装置9bから紫外線を照射させることにより(ステップS4)、色インクが硬化定着し、記録媒体2の上に画像が記録される。
他方、制御部10が、選択された記録媒体2及び画像記録速度が下地用インクを吐出する必要のあるものであると決定した場合(ステップS2;YES)には、さらに、当該記録媒体2及び画像記録速度に対応する吐出量LUTを記憶部11から読み出して参照し、吐出させる下地用インクの量を決定する(ステップS5)。
インク量が決定すると、制御部10は記録媒体搬送機構14を制御することにより、記録媒体2を順次副走査方向Yの上流側から下流側に間欠搬送するとともに、キャリッジ駆動機構13を制御することによりキャリッジ5を記録媒体2の上を主走査方向Xに沿って走査させる。そして、制御部10は、決定されたインク量の下地用インクを下地用記録ヘッド8から吐出させる(ステップS6)。さらに、記録媒体上に着弾した下地用インクに対して紫外線照射装置9aから紫外線を照射させ(ステップS7)、下地用インクを硬化させる。なお、ここにおける硬化は、下地用インクが他のインクと混ざらない程度の硬化であればよく、必ずしも完全硬化の程度に至っていなくてもよい。
その後、制御部10は各色インク用記録ヘッド7を制御することにより所定の吐出量の色インクを所定の画素に吐出させる(ステップS8)。さらに、記録媒体上に着弾した色インクに対して紫外線照射装置9bから紫外線を照射させることにより(ステップS9)、色インクが硬化定着し、記録媒体2上に画像が記録される。
以上のように、本実施形態によれば、記録媒体2の種類及び画像記録速度によって下地用インクである透明インクの吐出の要否、及び透明インクを吐出する場合にはその吐出量を決定する。このため、記録媒体2のインク吸収性が高く記録媒体2に浸透するインク量が多くなるような記録媒体2を用いて画像記録を行う場合、色インクの着弾から紫外線照射までの照射タイミングが遅い場合には、予め当該記録媒体2及び画像記録速度に応じた量の透明インクを記録媒体2の上に吐出させてから色インクによる記録を行うので、色インクが記録媒体2に浸透して裏移りを発生させるのを防止することができ、高精細な画像を得ることができる。
また、インク浸透量が少なく裏移りが発生しにくい記録媒体2の場合や照射タイミングが速く画像に影響するような裏移りを生じさせない場合には、下地用インクを吐出させないので、過度のインクによって画像の凹凸を損ね画質が低下するのを防ぐことができ、下地用インクを無駄に使用することもない。
なお、本実施形態においては、下地用インクとして透明インクを用いる場合を例として説明したが、下地用インクは記録される画像の色等を損なわないものであればよく、透明インクに限定されない。例えば、記録に用いられる記録媒体2の色と同じ色のインクを下地用インクとして用いてもよい。
また、本実施形態においては、記録媒体2の種類及び画像記録速度に応じて下地用インクの吐出の要否と吐出量とを決定するようにしたが、下地用インクの吐出の要否と吐出量とを決定する際に考慮する要素はこれに限定されない。
例えば、画像記録速度を考慮せず、記録媒体2の種類のみに基づいて下地用インクの吐出の要否と吐出量とを決定するようにしてもよい。この場合には、例えば、記憶部11のROM等に記録媒体2をインク吸収性の程度によって下地用インクの吐出が必要なものと不要なものとを規定したLUTを格納しておき、制御部10がこのLUTに基づいて下地用インクの吐出の要否を決定する。また、各記録媒体2のインク吸収性の程度に応じて下地用インクの吐出量を規定したLUTが格納されており、制御部10がこのLUTに基づいて下地用インクの吐出量を決定するように構成する。
また、本実施形態においては、記録媒体2の種類及び画像記録速度に応じて下地用インクの吐出の要否と吐出量とを決定したら、記録媒体2の全域について決定された量の下地用インクを吐出させるようにしたが、下地用インクを記録媒体2の全域に均一に吐出させるものには限定されない。
例えば、画像記録用インクである色インクによって画像が記録される部分が記録媒体2の一部の領域である場合には、色インクによる画像が記録される領域のみに下地用インクを吐出させるようにしてもよい。
この場合には、例えば、制御部10が、記録を行う画像の画像データに基づいて画像が記録される領域(画像記録領域(画素))を判断し、この画像記録領域(画素)、又は、当該領域及びこの周辺領域(画素)のみに下地用インクを吐出するように下地用記録ヘッドを制御する。なお、どの程度の範囲を下地用インクを吐出させるべき周辺領域と判断するかは、ユーザが入力部12等から任意に設定できるようにしてもよいし、記録される画像の種類(例えば文字データか否か等)等によって画像記録領域プラスその周囲何画素分の領域を下地用インクを吐出させるべき領域とするかが予め設定されており、制御部10が設定された値に基づいて下地用インクを吐出させるべき領域を算出、決定するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、紫外線を照射することにより硬化するインクを用いて画像記録を行うものとしたが、インクは必ずしもこれには限定されず、例えば、紫外線、電子線、X線、可視光線、赤外線等の電磁波といった紫外線以外の光を照射することにより硬化するインクであってもよい。この場合、インクには、紫外線以外の光で重合して硬化する重合性化合物と、紫外線以外の光で重合性化合物同士の重合反応を開始させる光開始剤とが適用される。また、紫外線以外の光で硬化する光硬化型のインクを用いる場合は、紫外線光源に代えて、その光を照射する光源を適用する。
また、本実施形態においては、キャリッジ5を一方向(主走査方向X)に移動させるときのみにインクを吐出させる構成としたが、主走査方向Xに沿っていずれの方向に走査する際にもインクを吐出させ記録を行う構成としてもよい。このような構成とした場合には、一群として設けられた色インク用記録ヘッドの主走査方向Xの上流側、下流側の両側にそれぞれ下地用インクである透明インクを吐出する下地用記録ヘッド8を設け、色インク用記録ヘッドと各下地用記録ヘッド8との間にそれぞれ紫外線照射装置9aを配置するようにする。
また、本発明によるインクジェット記録装置1で使用する色インク用記録ヘッド7及び下地用記録ヘッド8は、オンデマンド方式でもコンティニュアス方式でも構わない。また、吐出方式としては、例えば、電気−機械変換方式(例えば、シングルキャビティー型、ダブルキャビティー型、ベンダー型、ピストン型、シェアーモード型、シェアードウォール型等)、電気−熱変換方式(例えば、サーマルインクジェット型、バブルジェット(登録商標)型等)、静電吸引方式(例えば、電界制御型、スリットジェット型等)及び放電方式(例えば、スパークジェット型等)等のうち、いずれの吐出方式を用いても構わない。
さらに、本実施形態においてインクジェット記録装置1は、キャリッジ5に搭載された画像記録用記録ヘッド7及び下地用記録ヘッド8を主走査方向に往復移動させるとともに、記録媒体3を搬送方向Xに搬送させながら、画像記録用記録ヘッド7及び下地用記録ヘッド8からインクを吐出させて、画像を形成するシリアルヘッド方式のインクジェット記録装置1としたが、本発明に係るインクジェット記録装置1としては、シリアルヘッド方式のものに限定されない。
例えば、プリンタ本体に固定された画像記録用記録ヘッド及び下地用記録ヘッドからインクを吐出させるとともに記録媒体を搬送させて画像を形成するラインヘッド方式のインクジェット記録装置であってもよい。
さらに、平板状に形成されたプラテンを備えるインクジェット記録装置1に限定されず、例えば記録媒体を保持するドラム型の保持部材を備え、このドラムを回転させながら順次記録ヘッドからインクを吐出させ、画像を記録するドラム型のインクジェット記録装置であってもよい。
その他、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
次に、本発明に係るインクジェット記録装置の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態は、制御部が下地用インクの吐出の要否及び下地用インクの吐出量を決定する制御構成のみが第1の実施形態と異なるものであるので、以下においては、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態において、インクジェット記録装置は第1の実施形態と同様、画像記録用インクである色インクを吐出する色インク用記録ヘッドと、下地用インクである透明インクを吐出する下地用記録ヘッドと紫外線照射装置とを備えるインクジェット記録装置であり、第1の実施形態と同様の記憶部を備える制御部(図示せず)を備えている。
記憶部には、記録媒体の種類、画像記録速度、及び、色インク用記録ヘッド(画像記録用の記録ヘッド)から記録媒体上に吐出される色インク(画像記録用インク)の単位面積当りのインク量に基づいて下地インク(透明インク)を吐出させるか否かを決定するための吐出要否LUTと吐出させる下地用インクのインク量を決定するための吐出量LUTとが格納されている。
色インク(画像記録用インク)の単位面積当りのインク量は、例えば、制御部が、記録を行う画像の画像データに基づいて、各画像記録領域について算出する。
次に、本実施形態における制御部による各色インク用記録ヘッド、下地用記録ヘッド及び紫外線照射装置の制御について詳説する。
図5に示すように、記録媒体上に吐出される色インク(画像記録用インク)の単位面積当りのインク量が多くなると、記録媒体の裏面に色インクが染み出して裏面濃度が高くなる。記録媒体の裏面に染み出した色インクの量が少量であれば裏面濃度が低く、画像に影響を与えるほどの裏移りは生じないが、裏面濃度が一定以上になると、画像に影響を与える裏移りが発生する。
また、記録媒体の裏面にどの程度の色インクが染み出すかは、当該記録媒体のインク吸液量(インク吸収性)及び画像記録速度(紫外線の照射タイミング)によっても左右され、記録媒体のインク吸液量(インク吸収性)が多いほど、また画像記録速度(紫外線の照射タイミング)が遅いほど、多くの色インクが記録媒体の裏面に染み出し、裏面濃度が高くなる。
なお、裏面濃度は、記録媒体の画像を記録していない部分の濃度と、画像を記録した部分の濃度とを測定して、その差分の大小によって判断される。例えば普通紙の場合、裏面濃度を測定して、画像を記録した部分と記録していない部分との差分が光学濃度における0.15より大きくなると、両面印刷等を行った場合に裏移りが許容できないレベルであるといえる。
このため、本実施形態における吐出要否LUTは、例えば、許容できる程度の裏移りに留まる裏面濃度の範囲を「裏移り許容領域」としたとき、記録媒体の種類、画像記録速度、及び単位面積当りの色インク総量が、裏面濃度が「裏移り許容領域」内であるか否かによって、画像記録領域(画素)ごとに下地用インクとしての透明インクの吐出が必要か否かを対応付けるようになっている。すなわち、記録媒体の種類、画像記録速度、及び単位面積当りの色インク総量が、裏面濃度が「裏移り許容領域」未満となるときは、透明インクを使用せずに色インクのみで画像記録を行うように対応付けられる。また、記録媒体の種類、画像記録速度、及び単位面積当りの色インク総量が、裏面濃度が「裏移り許容領域」以上となる程度であるときには、透明インクを使用し、まず透明インクを吐出させてからその上に色インクを吐出させるようにする。
なお、裏移り許容領域は、裏移りの目立ち易さ等の記録媒体の性質や、両面印刷をするか否か等の条件によって左右されるものである。このため、例えば記録媒体が布のようにインク吸収性のよいものであっても両面印刷を行わないとの条件であれば裏移り許容領域は比較的広めに設定され、記録媒体が普通紙であり両面印刷を行う場合には狭く設定されるというように、予め各条件ごとに設定され、どのような画像記録条件が選択されるかにより裏移り許容領域が自動的に決定されるようになっている。なお、裏移り許容領域をどの程度にするかをユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
画像記録領域(画素)ごとに裏面濃度が異なる場合には、制御部は、裏面濃度が「裏移り許容領域」以上となる画像記録領域(画素)、又は、当該領域及びこの周辺領域(画素)を透明インクを吐出させる領域と決定する。
なお、どの程度の範囲を下地用インクを吐出させるべき周辺領域と判断するかは、ユーザが入力部等から任意に設定できるようにしてもよいし、記録される画像の種類(例えば文字データか否か等)等によって画像記録領域プラスその周囲何画素分の領域を下地用インクを吐出させるべき領域とするかが予め設定されており、制御部が設定された値に基づいて下地用インクを吐出させるべき領域を算出、決定するようにしてもよい。
さらに、吐出要否LUTは、下地用インクとしての透明インクの吐出が必要とされる場合に、記録媒体の種類、画像記録速度、及び単位面積当りの色インク総量の程度によって、透明インクの吐出量を決定するためのものであり、単位面積当りの色インク総量が多いほど多くの量の透明インクを吐出させるように対応付けられている。
前記制御部は、前記各LUTに基づいて、下地用インクの吐出の要否及びインク吐出量を決定し、決定結果に基づいて、各色インク用記録ヘッド、下地用記録ヘッドのインク吐出制御及び紫外線照射装置の紫外線照射制御を行うようになっている。
なお、その他、制御部の制御構成、及び装置各部の構成は、第1の実施形態に示したものと同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施形態におけるインクジェット記録装置の作用について説明する。
図示しない外部装置から入力された画像データがインクジェット記録装置に送られると、送られた画像データは制御部のRAM等に記憶される。制御部は、この画像データに基づいて画像の単位面積当りの色インクのインク総量を判断する。また、制御部は、入力部等から画像記録に用いる記録媒体の種類及び画像記録速度が入力(選択)されると、選択された記録媒体、画像記録速度、及び画像の単位面積当りの色インク総量に対応する吐出要否LUTを記憶部から読み出して参照し、選択された記録媒体及び画像記録速度において、各画像記録領域に下地用インクを吐出させる必要があるか否かを判断、決定する。
制御部が下地用インク不要であると決定した場合には、画像データに基づいて各色インクの吐出量、吐出タイミングを決定する。制御部は、記録媒体を順次間欠搬送するとともに、キャリッジを走査させて、各色インク用記録ヘッドから所定の吐出量の色インクを所定の画素に吐出させる。さらに、記録媒体上に着弾した色インクに対して紫外線照射装置から紫外線を照射させることにより、色インクが硬化定着し、記録媒体上に画像が記録される。
他方、制御部がある画像記録領域について下地用インクを吐出する必要があると決定した場合には、さらに、当該記録媒体、画像記録速度、及び画像の単位面積当りの色インク総量に対応する吐出量LUTを記憶部から読み出して参照し、吐出させる下地用インクの量を決定する。
インク量が決定すると、制御部は、記録媒体を順次間欠搬送するとともに、キャリッジ5を走査させて、決定されたインク量の下地用インクを下地用記録ヘッドから吐出させる。さらに、記録媒体上に着弾した下地用インクに対して紫外線照射装置から紫外線を照射させ、下地用インクを硬化させる。なお、ここにおける硬化は、下地用インクが他のインクと混ざらない程度の硬化であればよく、必ずしも完全硬化の程度に至っていなくてもよい。
その後、制御部は各色インク用記録ヘッドから所定の吐出量の色インクを所定の画素に吐出させる。さらに、記録媒体上に着弾した色インクに対して紫外線照射装置から紫外線を照射させることにより、色インクが硬化定着し、記録媒体上に画像が記録される。
以上のように、本実施形態によれば、記録媒体、画像記録速度の他、単位面積当りの色インク総量を考慮して下地用インクである透明インクの吐出の要否、及び透明インクを吐出する場合にはその吐出量を決定する。このため、画像記録領域のうち画質に影響するような裏移りを発生させる領域についてのみ透明インクを使用することができる。これにより、色インクが記録媒体に浸透して裏移りを発生させるのを防止することができるとともに、過度のインクによって画像の凹凸を損ね画質が低下するのを防ぐことができ、高精細な画像を得ることができる。また、下地用インクを無駄に使用することもない。
なお、本発明が本実施の形態に限られないことは、第1の実施形態と同様である。
本発明に係るインクジェット記録装置の第1実施形態の要部構成を示した上面図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の第1実施形態の制御構成の概略を示した要部ブロック図である。 時間の経過と記録媒体毎のインク吸液量との関係を示したグラフである。 本発明に係るインクジェット記録装置の第1実施形態における制御部による処理を示したフローチャートである。 単位面積当りの色インク総量と裏面濃度との関係を示したグラフである。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
2 記録媒体
7 色インク用記録ヘッド
8 下地用記録ヘッド
9a,9b 紫外線照射装置
10 制御部
11 記憶部
X 主走査方向
Y 副走査方向

Claims (6)

  1. 活性エネルギー線を照射することによって硬化する画像記録用インクを吐出する画像記録用の記録ヘッドと、
    活性エネルギー線を照射することによって硬化するものであり前記画像記録用インクと異なる下地用インクを吐出する下地用の記録ヘッドと、
    前記画像記録用の記録ヘッドにより画像記録用インクでの記録を行った後及び前記下地用の記録ヘッドにより下地用インクでの記録を行った後の少なくともいずれか一方に、記録媒体上に吐出された前記インクに対して、前記記録媒体にインクを吐出してから0.1から0.4秒以内の時間に活性エネルギー線を照射する照射装置と、
    前記記録媒体及び前記各記録ヘッドの少なくともいずれか一方を移動させる移動機構と、
    前記記録媒体の種類及び前記記録媒体にインクを吐出してから活性エネルギー線がインクに照射されるまでの前記時間により決定されるインクの吸液量が所定の閾値の吸液量を超えたか否かに基づいて、前記下地用の記録ヘッドによる下地用インクでの記録を行うか否かを決定するとともに、下地用インクでの記録を行うと決定したときは、前記下地用の記録ヘッドから下地用インクを吐出した後に前記照射装置から活性エネルギー線を照射し、その後前記画像記録用の記録ヘッドから画像記録用インクを吐出した後に前記照射装置から活性エネルギー線を照射するように、前記各記録ヘッドからのインク吐出及び前記照射装置からの活性エネルギー線の照射を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 活性エネルギー線を照射することによって硬化する画像記録用インクを吐出する画像記録用の記録ヘッドと、
    活性エネルギー線を照射することによって硬化するものであり前記画像記録用インクと異なる下地用インクを吐出する下地用の記録ヘッドと、
    前記画像記録用の記録ヘッドにより画像記録用インクでの記録を行った後及び前記下地用の記録ヘッドにより下地用インクでの記録を行った後の少なくともいずれか一方に、記録媒体上に吐出された前記インクに対して、前記記録媒体にインクを吐出してから0.1から0.4秒以内の時間に活性エネルギー線を照射する照射装置と、
    前記記録媒体又は前記各記録ヘッドの少なくともいずれか一方を移動させる移動機構と、
    前記記録媒体の種類及び前記記録媒体にインクを吐出してから活性エネルギー線がインクに照射されるまでの前記時間により決定されるインクの吸液量に基づいて、前記下地用の記録ヘッドから吐出させる下地用インクのインク量を決定するとともに、下地用の記録ヘッドから決定された量の下地用インクを吐出した後に前記照射装置から活性エネルギー線を照射し、その後前記画像記録用の記録ヘッドから画像記録用インクを吐出した後に前記照射装置から活性エネルギー線を照射するように、前記各記録ヘッドからのインク吐出及び前記照射装置からの活性エネルギー線の照射を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 前記制御部は、前記画像記録用の記録ヘッドから前記記録媒体上に吐出される前記画像記録用インクの単位面積当りのインク量に基づいて、前記下地用の記録ヘッドによる下地用インクでの記録を行うか否かを決定するものであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記制御部は、前記画像記録用の記録ヘッドから前記記録媒体上に吐出される前記画像記録用インクの単位面積当りのインク量に基づいて、前記下地用の記録ヘッドから吐出させる下地用インクのインク量を決定するものであることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記記録媒体は、前記記録媒体にインクを吐出してから活性エネルギー線がインクに照射されるまでの時間に前記記録媒体に吸収されるインクの吸液量の閾値が3から25ml/m^2のものであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記画像記録用インクは色材を含むものであり、前記下地用インクは色材を含まないものであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
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