JP2003200565A - インクジェットプリンタ及びプリント方法 - Google Patents

インクジェットプリンタ及びプリント方法

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JP2003200565A
JP2003200565A JP2002136567A JP2002136567A JP2003200565A JP 2003200565 A JP2003200565 A JP 2003200565A JP 2002136567 A JP2002136567 A JP 2002136567A JP 2002136567 A JP2002136567 A JP 2002136567A JP 2003200565 A JP2003200565 A JP 2003200565A
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jet head
inkjet
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JP2002136567A
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Masaru Onishi
勝 大西
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Mimaki Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用のシート等のメディア表面に輪郭のくっ
きりとした滲みのない絵図又は文字をプリントできるイ
ンクジェットプリンタを得る。 【解決手段】 インクジェットプリンタに、インクジェ
ットヘッド10と一体に移動させる処理剤ジェットヘッ
ド100を備える。それと共に、処理剤ジェットヘッド
100のノズルから処理剤滴をプラテン20に搭載され
たメディア30方向に噴射させて、そのメディア30の
少なくとも絵図又は文字をプリントする表面部分に複数
の処理剤のドットの配列からなるインクの染込み防止用
の処理剤層を形成するための処理剤層形成手段120を
備える。そして、その処理剤層形成手段120により処
理剤層を形成したメディア30の表面部分に、インクジ
ェットヘッド10のノズルから噴射させたインク滴によ
り、複数のインクのドットの配列からなる絵図又は文字
をプリントする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート等のメディ
ア(記録媒体)表面に絵図又は文字をプリントするイン
クジェットプリンタと、該インクジェットプリンタを用
いてシート等のメディア表面に絵図又は文字をプリント
するプリント方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図7と図8に示したような、
インクジェットヘッド10をプラテン20に搭載された
メディア30上方をメディア30表面とほぼ平行なY方
向(横方向)に移動させながら、インクジェットヘッド
10の下面に並ぶ所定のノズル12から着色剤として顔
料あるいは染料を用いたインク滴(以下、単にインク滴
という)をメディア30方向に噴射させたり、インクジ
ェットヘッド10をメディア30上方をメディア30表
面とほぼ平行なX方向(前後方向)に相対的に移動させ
たりして、メディア30表面に複数のインクのドットの
配列からなる絵図又は文字をプリントする、インクジェ
ットプリンタが周知である。このプリンタのうちの、図
7と図8に示したような、メディア30を送りローラ3
2と押えローラ34との間に挟み込んで、送りローラ3
2をX方向に回転させることにより、メディア30をプ
ラテン20上をX方向に移動させて、インクジェットヘ
ッド10をメディア30上方をX方向に相対的に移動さ
せるタイプのインクジェットプリンタは、ペーパームー
ビングタイプのプリンタと呼ばれる。それに対して、フ
ラットなプラテン(図示せず)に固定して搭載されたメ
ディア30上方をインクジェットヘッド10をX−Y方
向に移動させるタイプのインクジェットプリンタは、フ
ラットベッドタイプのプリンタと呼ばれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このインク
ジェットプリンタにおいては、そのインクジェットヘッ
ド10の下面に並ぶノズル12から噴射させるインク
に、25℃で約15cp以下の粘度の低い着色剤として
顔料あるいは染料を用いた水性インクが一般に用いられ
ている。その理由は、インクジェットヘッド10の下面
に並ぶノズル12の内径が、極めて狭小なためである。
そして、その狭小なノズル12からも、インクをノズル
12内に詰まらせることなく円滑に噴射できるようにす
るためである。そのために、そのインクジェットヘッド
10の下面に並ぶノズル12から噴射させた粘度の低い
水性インク滴40を、プラテン20に搭載されたシート
等のメディア30表面に着弾させた際には、その水性イ
ンク滴40が、図9に実線で示したように、小径のドッ
トとならずに、図9に破線で示したように、メディア3
0に広く浸透してしまった。その結果、その水性インク
滴40をメディア30表面にドット状に着弾させてなる
複数のインクのドットの配列から構成される絵図又は文
字が、メディア30表面に、くっきりと鮮明にプリント
されずに、その輪郭がぼやけたり滲んだりしてしまっ
た。また、2色以上の異なる色の複数のインクのドット
の配列からなるカラー絵図又はカラー文字をメディア3
0表面にプリントした場合には、そのカラー絵図又はカ
ラー文字にビーディング(異なる色が互いに交ざり合う
現象)が生じてしまった。そして、そのカラー絵図又は
カラー文字をメディア30表面に鮮明にプリントできな
かった。さらに、シート等のメディア30の表裏面に絵
図又は文字を両面プリントした場合には、そのメディア
30表面にドット状に着弾させた水性インク滴40の一
部がメディア30の裏面まで染み渡ってしまった。そし
て、そのメディア30表面にプリントされた複数のイン
クのドットの配列からなる絵図又は文字がメディア30
裏面に裏写りしてしまった。そして、そのメディア30
裏面にプリントされる絵図又は文字の体裁が損なわれて
しまった。
【0004】このような課題を解決するための手段とし
て、水性インク滴40がメディア30に広く染込むのを
防ぐことのできる、インクジェットプリンタ専用のシー
ト等のメディア30が開発され、使用されている。この
インクジェットプリンタ専用のメディア30は、その表
面に特殊加工が施されていて、そのメディア30表面に
着弾させた水性インク滴40がメディア30に広く染込
むのを、確実に防ぐことができる。そして、そのメディ
ア30表面に着弾させた水性インク滴40により、メデ
ィア30表面に小径の複数のインクのドットの配列から
なる滲みのない鮮明な絵図又は文字をプリントできる。
しかしながら、このインクジェットプリンタ専用のメデ
ィア30は、高価であって、汎用のシート等のメディア
に比べて、数十倍以上の値段がする。そのために、この
インクジェットプリンタ専用のメディア30は、汎用メ
ディアとして、一般には使用できない。
【0005】また、近時は、25℃で7〜25cpの高
粘度を持つインクジェットプリンタ用の着色剤として顔
料あるいは染料を用いた水性又は油性インク(ここでい
う油性インクは、油だけでなく、有機ソルベントを溶剤
として用いたものも含まれる)あるいはUVインクも、
開発され、使用されている。この粘度の高い水性又は油
性インクあるいはUVインクによれば、そのインク滴4
0をシート等のメディア30表面に着弾させた際に、そ
の高粘度のインク滴40が、低粘度のインク滴40に比
べて、メディア30に広く染込むのを、防ぐことができ
る。そして、そのメディア30表面に着弾させた高粘度
の水性又は油性インク滴40あるいはUVインク滴40
により、メディア30表面に比較的小径の複数のインク
のドットの配列からなる滲みのない鮮明な絵図又は文字
をプリントできる。しかしながら、この高粘度のインク
40の場合にも、吸水性の良い汎用の薄手のシート等の
メディア30では、その高粘度の水性又は油性インク滴
40あるいはUVインク滴40によりメディア30表面
に形成されるインクのドット径の広がりを未だ十分に小
径に狭めることができなかった。そして、その汎用のメ
ディア30表面に滲みのない鮮明な絵図又は文字をプリ
ントできなかった。
【0006】本発明は、このような課題を解消可能な、
表面に特殊加工が施されていない吸水性の良い汎用の薄
手のシート等のメディア表面にも、輪郭のくっきりとし
た滲みのない鮮明な絵図又は文字を低粘度の水性又は油
性インクを用いてプリントできる、インクジェットプリ
ンタと、該インクジェットプリンタを用いたプリント方
法とを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の第1のインクジェットプリンタは、
インクジェットヘッドをプラテンに搭載されたメディア
上方をメディア表面とほぼ平行なY方向に移動させなが
ら、該インクジェットヘッドに並ぶ所定のノズルから着
色剤として顔料あるいは染料を用いたインク滴(以下、
単にインク滴という)を所定のタイミングでメディア方
向に噴射させたり、該インクジェットヘッドをメディア
上方をメディア表面とほぼ平行なX方向に相対的に移動
させたりして、前記メディア表面に複数のインクのドッ
トの配列からなる絵図又は文字をプリントするインクジ
ェットプリンタにおいて、前記インクジェットヘッドと
一体に移動させる処理剤ジェットヘッドが備えられると
共に、該処理剤ジェットヘッドをインクジェットヘッド
と一体に前記プラテンに搭載されたメディア上方をメデ
ィア表面とほぼ平行なY方向に移動させながら、該処理
剤ジェットヘッドのノズルから処理剤滴を所定のタイミ
ングでメディア方向に噴射させたり、該処理剤ジェット
ヘッドをインクジェットヘッドと一体にメディア上方を
メディア表面とほぼ平行なX方向に相対的に移動させた
りして、前記メディアの少なくとも絵図又は文字をプリ
ントする表面部分に、複数の処理剤のドットの配列から
なるインクの染込み防止用の処理剤層を形成するための
処理剤層形成手段が備えられたことを特徴としている。
【0008】また、本発明の第1のプリント方法は、本
発明の第1のインクジェットプリンタを用いたプリント
方法であって、前記処理剤層形成手段を用いて、処理剤
ジェットヘッドをインクジェットヘッドと一体にプラテ
ンに搭載されたメディア上方をメディア表面とほぼ平行
なY方向に移動させながら、該処理剤ジェットヘッドの
ノズルから処理剤滴を所定のタイミングでメディア方向
に噴射させたり、該処理剤ジェットヘッドをインクジェ
ットヘッドと一体にメディア上方をメディア表面とほぼ
平行なX方向に相対的に移動させたりして、前記メディ
アの少なくとも絵図又は文字をプリントする表面部分
に、複数の処理剤のドットの配列からなるインクの染込
み防止用の処理剤層を形成した後、前記インクジェット
ヘッドを処理剤ジェットヘッドと一体にプラテンに搭載
されたメディア上方をメディア表面とほぼ平行なY方向
に移動させながら、インクジェットヘッドに並ぶ所定の
ノズルからインク滴を所定のタイミングでメディア方向
に噴射させたり、インクジェットヘッドを処理剤ジェッ
トヘッドと一体にメディア上方をメディア表面とほぼ平
行なX方向に相対的に移動させたりして、前記メディア
の処理剤層が形成された表面部分に複数のインクのドッ
トの配列からなる絵図又は文字をプリントすることを特
徴としている。
【0009】また、本発明の第2のインクジェットプリ
ンタは、インクジェットヘッドをプラテンに搭載された
メディア上方をメディア表面とほぼ平行なY方向に移動
させながら、該インクジェットヘッドに並ぶ所定のノズ
ルからインク滴を所定のタイミングでメディア方向に噴
射させたり、該インクジェットヘッドをメディア上方を
メディア表面とほぼ平行なX方向に相対的に移動させた
りして、前記メディア表面に複数のインクのドットの配
列からなる絵図又は文字をプリントするインクジェット
プリンタにおいて、前記インクジェットヘッドとは別個
に移動させる処理剤ジェットヘッドが、インクジェット
ヘッドとX方向に所定間隔あけて並べて備えられると共
に、該処理剤ジェットヘッドを前記プラテンに搭載され
たメディア上方をメディア表面とほぼ平行なY方向に移
動させながら、該処理剤ジェットヘッドのノズルから処
理剤滴を所定のタイミングでプラテンに搭載されたメデ
ィア方向に噴射させたり、該処理剤ジェットヘッドをメ
ディア上方をメディア表面とほぼ平行なX方向に相対的
に移動させたりして、前記メディアの少なくとも絵図又
は文字をプリントする表面部分に、複数の処理剤のドッ
トの配列からなるインクの染込み防止用の処理剤層を形
成するための処理剤層形成手段が備えられたことを特徴
としている。
【0010】また、本発明の第2のプリント方法は、本
発明の第2のインクジェットプリンタを用いたプリント
方法であって、前記処理剤層形成手段を用いて、処理剤
ジェットヘッドをプラテンに搭載されたメディア上方を
メディア表面とほぼ平行なY方向に移動させながら、該
処理剤ジェットヘッドのノズルから処理剤滴を所定のタ
イミングでメディア方向に噴射させたり、該処理剤ジェ
ットヘッドをメディア上方をインクジェットヘッド側か
ら処理剤ジェットヘッド側に向けてメディア表面とほぼ
平行なX方向に相対的に移動させたりして、前記メディ
アの少なくとも絵図又は文字をプリントする表面部分
に、複数の処理剤のドットの配列からなるインクの染込
み防止用の処理剤層を形成すると共に、前記処理剤ジェ
ットヘッド側からインクジェットヘッド側に向けてX方
向に相対的に送り出されて来るメディアの処理剤層が形
成された表面部分の上方をインクジェットヘッドをメデ
ィア表面とほぼ平行なY方向に移動させながら、該イン
クジェットヘッドに並ぶ所定のノズルからインク滴を所
定のタイミングでディア方向に噴射させて、前記メディ
アの処理剤層が形成された表面部分に複数のインクのド
ットの配列からなる絵図又は文字をプリントすることを
特徴としている。
【0011】この第1のインクジェットプリンタを用い
た第1のプリント方法、あるいは第2のインクジェット
プリンタを用いた第2のプリント方法においては、メデ
ィア表面に着弾させた水性又は油性インク滴がメディア
に広く染込むのを防ぐための処理剤層が形成されたメデ
ィアの表面部分に、インクジェットヘッドのノズルから
噴射させた水性又は油性インク滴を着弾させることがで
きる。そして、そのインク滴を着弾させたメディアの表
面部分に、小径のインクのドットを的確に形成できる。
その結果、その処理剤層が形成されたメディアの表面部
分に、複数の小径のインクのドットの配列からなる輪郭
のくっきりとした滲みのない鮮明な絵図又は文字をプリ
ント可能となる。
【0012】また、この第1のインクジェットプリンタ
を用いた第1のプリント方法、あるいは第2のインクジ
ェットプリンタを用いた第2のプリント方法において
は、処理剤層を、絵図又は文字をプリントするメディア
の表面部分に限って形成することにより、処理剤層をメ
ディアの表面全体に形成する場合と比べて、そのメディ
アの表面に形成する処理剤層の形成時間を短縮できる。
それと共に、処理剤を無駄に消費するのを、防ぐことが
できる。
【0013】さらに、本発明の第2のインクジェットプ
リンタを用いた第2のプリント方法においては、メディ
アを処理剤ジェットヘッド側からインクジェットヘッド
側に向けてX方向に相対的に1回移動させるのみで、そ
の絵図又は文字をプリントするメディアの表面部分に処
理剤層を形成できると共に、そのメディアの処理剤層が
形成された表面部分に複数のインクのドットの配列から
なる絵図又は文字を時間をおかずに迅速にプリントでき
る。
【0014】本発明の第1又は第2のインクジェットプ
リンタを用いた本発明の第1又は第2のプリント方法に
おいて、前記インクジェットヘッドのノズルから噴射さ
せるインク滴に使用するインクを、自己発色性の顔料あ
るいは染料を用いたインクに限定すれば、染料を用いた
インクのように、その顔料あるいは染料の発色性を確保
する必要がなくなって都合が良い。また、そのインクに
使用する処理剤は、水や油や有機溶剤などの目的とする
溶媒に対する滲み防止効果を発揮するだけで良くなり、
そのインクに使用する処理剤の選択の自由度を大幅に拡
大できて都合が良い。
【0015】本発明の第1のインクジェットプリンタ
は、前記インクジェットヘッドが、互いに異なる色のイ
ンクをノズルから噴射させる一体に移動させる複数のサ
ブインクジェットヘッドを並べて持っていることを好適
としている。そして、本発明の第1のプリント方法にお
いて、その第1のインクジェットプリンタの複数のサブ
インクジェットヘッドをY方向に一体に移動させなが
ら、その1つのサブインクジェットヘッドの所定のノズ
ルから所定色のインクを所定のタイミングで噴射させた
り、前記複数のサブインクジェットヘッドをメディア上
方をX方向に一体に相対的に移動させたりして、メディ
アの処理剤層が形成された表面部分に、所定色の複数の
インクのドットの配列からなる絵図又は文字あるいはそ
れらの一部をプリントする工程を、前記複数のサブイン
クジェットヘッドの少なくとも2つ以上のサブインクジ
ェットヘッドにつき行って、前記メディアの処理剤層が
形成された表面部分に複数色の複数のインクのドットの
配列からなる絵図又は文字をプリントすることを好適と
している。
【0016】また、本発明の第2のインクジェットプリ
ンタは、前記インクジェットヘッドが、互いに異なる色
のインクをノズルから噴射させる別個に移動させる複数
のサブインクジェットヘッドをX方向に所定間隔ずつあ
けて並べて持っていることを好適としている。そして、
本発明の第2のプリント方法において、その第2のイン
クジェットプリンタの複数のサブインクジェットヘッド
の1つのサブインクジェットヘッドを処理剤ジェットヘ
ッド側からインクジェットヘッド側に向けてX方向に相
対的に送り出されて来るメディアの処理剤層が形成され
た表面部分の上方をY方向に移動させながら、その1つ
のサブインクジェットヘッドの所定のノズルから所定色
のインク滴を所定のタイミングで噴射させて、そのメデ
ィアの処理剤層が形成された表面部分に所定色の複数の
インクのドットの配列からなる線図又は文字あるいはそ
れらの一部をプリントする工程を、前記複数のサブイン
クジェットヘッドの少なくとも2つ以上のサブインクジ
ェットヘッドにつき行って、前記メディアの処理剤層が
形成された表面部分に複数色の複数のインクのドットの
配列からなる絵図又は文字をプリントすることを好適と
している。
【0017】この第1又は第2のインクジェットプリン
タを用いた第1又は第2のプリント方法にあっては、メ
ディアの処理剤層が形成された表面部分に、複数色の複
数のインクのドットの配列からなるカラー絵図又はカラ
ー文字をプリントできる。また、1つのサブインクジェ
ットヘッドのノズルから噴射させてメディア表面に着弾
させるインク滴と、他の1つのサブインクジェットヘッ
ドのノズルから噴射させてメディア表面に着弾させるイ
ンク滴との間に、時間をあけることができる。そして、
そのメディア表面に着弾した一方のインク滴がメディア
に染み込む等してほぼ乾燥した状態となった後に、その
一方のインク滴近くのメディア表面に他方のインク滴を
着弾させることができる。そして、その互いに異なる色
をした一方のインク滴と他方のインク滴とが互いに交ざ
り合うのを、防ぐことができる。
【0018】本発明の第1又は第2のインクジェットプ
リンタは、メディアの表面部分に形成された処理剤層を
加熱法又はUV硬化法などにより乾燥させる乾燥手段を
備えていることを好適としている。そして、本発明の第
1又は第2のインクジェットプリンタを用いた本発明の
第1又は第2のプリント方法において、メディアの処理
剤層が形成された表面部分に複数のインクのドットの配
列からなる絵図又は文字あるいはそれらの一部をプリン
トする前に、その処理剤層を前記乾燥手段により乾燥さ
せることを好適としている。
【0019】この第1又は第2のインクジェットプリン
タを用いた第1又は第2のプリント方法にあっては、乾
燥手段により十分に乾燥させた状態のメディアの処理剤
層が形成された表面部分に、インクジェットヘッドのノ
ズルから噴射させたインク滴を着弾させることができ
る。そして、そのインク滴がメディアに広く染込むの
を、その十分に乾燥させた状態の処理剤層により確実に
防ぐことができる。そして、そのメディアの表面部分に
着弾させたインク滴により、メディアの処理剤層が形成
された表面部分に、小径のインクのドットを的確に形成
できる。
【0020】本発明の複数のサブインクジェットヘッド
を並べて持つ第1又は第2のインクジェットプリンタ
は、メディアにプリントされた絵図又は文字あるいはそ
れらの一部を構成している複数のインクのドットを加熱
法又はUV硬化法などにより乾燥させる乾燥手段を備え
ていることを好適としている。そして、本発明の複数の
サブインクジェットヘッドを並べて持つ第1又は第2の
インクジェットプリンタを用いた本発明の第1又は第2
のプリント方法において、1つのインクジェットヘッド
のノズルから噴射させた所定色のインク滴により、メデ
ィアの処理剤層が形成された表面部分に所定色の複数の
インクのドットの配列からなる絵図又は文字あるいはそ
れらの一部をプリントする前に、それ以前に同じメディ
アの処理剤層が形成された表面部分にプリントされた絵
図又は文字あるいはそれらの一部を構成している他の所
定色の複数のインクのドットを乾燥手段により乾燥させ
ることを好適としている。
【0021】この複数のサブインクジェットヘッドを並
べて持つ第1又は第2のインクジェットプリンタを用い
た第1又は第2のプリント方法にあっては、1つのイン
クジェットヘッドのノズルから所定色のインク滴を噴射
させて、メディアの処理剤層が形成された表面部分に所
定色の複数のインクのドットの配列からなる絵図又は文
字あるいはそれらの一部をプリントする前に、それ以前
に同じメディアの処理剤層が形成された表面部分にプリ
ントされた絵図又は文字あるいはそれらの一部を構成し
ている他の所定色の複数のインクのドットを乾燥手段に
より十分に乾燥させることができる。そのために、その
1つのインクジェットヘッドのノズルから噴射させた所
定色のインク滴によりメディアの処理剤層が形成された
表面部分にプリントする絵図又は文字あるいはそれらの
一部を構成する所定色の複数のインクのドットが、それ
以前に同じメディアの処理剤層が形成された表面部分に
プリントされた絵図又は文字あるいはそれらの一部を構
成している未だ十分に乾燥していない状態の他の所定色
の複数のインクのドットと互いに交ざり合うのを、確実
に防ぐことができる。そして、その処理剤層が形成され
たメディアの表面部分にプリントされたカラー絵図又は
カラー文字の色が互いに交ざり合って滲むのを、防ぐこ
とができる。
【0022】本発明の第3のインクジェットプリンタ
は、インクジェットヘッドをプラテンに搭載されたメデ
ィア上方をメディア表面とほぼ平行なY方向に移動させ
ながら、該インクジェットヘッドに並ぶ所定のノズルか
ら着色剤として顔料あるいは染料を用いたインク滴を所
定のタイミングでメディア方向に噴射させたり、該イン
クジェットヘッドをメディア上方をメディア表面とほぼ
平行なX方向に相対的に移動させたりして、前記メディ
ア表面に複数のインクのドットの配列からなる絵図又は
文字をプリントするインクジェットプリンタにおいて、
前記インクジェットヘッドが、互いに異なる色のインク
滴をノズルから噴射させる別個に移動させる複数のサブ
インクジェットヘッドをX方向に所定間隔ずつあけて並
べて持っていることを特徴としている。
【0023】また、本発明の第3のプリント方法は、本
発明の第3のインクジェットプリンタを用いたプリント
方法であって、前記複数のサブインクジェットヘッドの
1つのサブインクジェットヘッドをインクジェットヘッ
ド側に向けてX方向に相対的に送り出されて来るメディ
アの表面部分の上方をY方向に移動させながら、その1
つのサブインクジェットヘッドの所定のノズルから着色
剤として顔料あるいは染料を用いた所定色のインク滴を
所定のタイミングで噴射させて、そのメディアの表面部
分に所定色の複数のインクのドットの配列からなる絵図
又は文字あるいはそれらの一部をプリントする工程を、
前記複数のサブインクジェットヘッドの少なくとも2つ
以上のサブインクジェットヘッドにつき行って、前記メ
ディアの表面部分に複数色の複数のインクのドットの配
列からなる絵図又は文字をプリントすることを特徴とし
ている。
【0024】この第3のインクジェットヘッドプリンタ
を用いた第3のプリント方法においては、メディアをイ
ンクジェットヘッド側に向けてX方向に相対的に1回移
動させるのみで、そのメディアの表面部分に、複数色の
複数のインクのドットの配列からなるカラー絵図又はカ
ラー文字をプリントできる。また、1つのサブインクジ
ェットヘッドのノズルから噴射させてメディア表面に着
弾させるインク滴と、他の1つのサブインクジェットヘ
ッドのノズルから噴射させてメディア表面に着弾させる
インク滴との間に、時間をあけることができる。そし
て、そのメディア表面に着弾した一方のインク滴がメデ
ィアに染み込む等してほぼ乾燥した状態となった後に、
その一方のインク滴近くのメディア表面に他方のインク
滴を着弾させることができる。そして、その互いに異な
る色をした一方のインク滴と他方のインク滴とが互いに
交ざり合うのを、防ぐことができる。
【0025】本発明の第3のインクジェットプリンタ
は、メディアにプリントされた絵図又は文字あるいはそ
れらの一部を構成している複数のインクのドットを乾燥
させる乾燥手段を備えていることを好適としている。そ
して、本発明の第3のインクジェットプリンタを用いた
本発明の第3のプリント方法において、1つのサブイン
クジェットヘッドの所定のノズルから噴射させる所定色
のインク滴により、メディアの表面部分に所定色の複数
のインクのドットの配列からなる絵図又は文字あるいは
それらの一部をプリントする前に、それ以前に同じメデ
ィアの表面部分にプリントされた絵図又は文字あるいは
それらの一部を構成している他の所定色の複数のインク
のドットを前記乾燥手段により乾燥させることを好適と
している。
【0026】この複数のサブインクジェットヘッドを並
べて持つ第3のインクジェットプリンタを用いた第3の
プリント方法にあっては、1つのインクジェットヘッド
のノズルから所定色のインク滴を噴射させて、メディア
の表面部分に所定色の複数のインクのドットの配列から
なる絵図又は文字あるいはそれらの一部をプリントする
前に、それ以前に同じメディアの表面部分にプリントさ
れた絵図又は文字あるいはそれらの一部を構成している
他の所定色の複数のインクのドットを乾燥手段により十
分に乾燥させることができる。そのために、その1つの
インクジェットヘッドのノズルから噴射させた所定色の
インク滴によりメディアの表面部分にプリントする絵図
又は文字あるいはそれらの一部を構成する所定色の複数
のインクのドットが、それ以前に同じメディアの表面部
分にプリントされた絵図又は文字あるいはそれらの一部
を構成している未だ十分に乾燥していない状態の他の所
定色の複数のインクのドットと互いに交ざり合うのを、
確実に防ぐことができる。そして、そのメディアの表面
部分にプリントされたカラー絵図又はカラー文字の色が
互いに交ざり合って滲むのを、防ぐことができる。
【0027】本発明の第1、第2又は第3のインクジェ
ットプリンタは、インクジェットヘッドのノズルから噴
射させる前のインク滴を加熱する加熱手段を持っている
ことを好適としている。そして、本発明の第1、第2又
は第3のインクジェットプリンタを用いた本発明の第
1、第2又は第3のプリント方法において、インクジェ
ットヘッドのノズルから噴射させる前のインク滴を加熱
手段により加熱して、そのインク滴の粘度を低めた状態
とした後、そのインク滴をインクジェットヘッドのノズ
ルから噴射させることを好適としている。
【0028】この第1、第2又は第3のインクジェット
プリンタを用いた第1、第2又は第3のプリント方法に
あっては、インクジェットヘッドのノズルから噴射させ
る前のインク滴を加熱手段により加熱できる。そして、
そのインクジェットヘッドのノズルから噴射させるイン
ク滴の粘度を低めることができる。そして、その粘度を
低めた状態としたインク滴を、インクジェットヘッドの
狭小なノズルから円滑かつ的確に噴射できる。そのため
に、そのインクジェットのノズルから噴射させるインク
に、常温状態で高粘度のインクを用いることができる。
そして、そのインクジェットのノズルから噴射させたイ
ンク滴をメディア表面に着弾させた際に、そのインク滴
をメディア等によりほぼ常温状態まで冷却して、そのイ
ンク滴の粘度を高めることができる。そして、そのメデ
ィア表面に着弾させたインク滴がメディアに広く染込む
のを、防ぐことができる。その結果、そのインク滴によ
り、メディア表面に小径のインクのドットを的確に形成
できる。そして、その小径の複数のインクのドットの配
列からなる輪郭のくっきりとした滲みのない鮮明な絵図
又は文字をメディア表面にプリント可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1と図2は本発明の第1のイン
クジェットプリンタの好適な実施の形態を示し、図1は
その概略構造を示す側面断面図、図2はその概略構造を
示す平面図である。以下に、この第1のインクジェット
プリンタを説明する。
【0030】この第1のインクジェットプリンタでは、
図2に示したように、インクジェットヘッド10と一体
に移動させる処理剤ジェットヘッド100が、インクジ
ェットヘッド10に並べて備えられている。処理剤ジェ
ットヘッド100は、インクジェットヘッド10とほぼ
同様な構造をしていて、その下面に並ぶ複数の各ノズル
(図示せず)から処理剤滴をプラテン20に搭載された
メディア30方向に噴射できる構造をしている。それと
共に、処理剤ジェットヘッド100をインクジェットヘ
ッド10と一体にプラテン20に搭載されたメディア3
0上方をメディア30表面とほぼ平行なY方向に移動さ
せながら、処理剤ジェットヘッド100のノズルから処
理剤滴を所定のタイミングでメディア30方向に噴射さ
せたり、処理剤ジェットヘッド100をインクジェット
ヘッド10と一体にメディア30上方をメディア30表
面とほぼ平行なX方向に相対的に移動させたりして、メ
ディア30の少なくとも絵図又は文字をプリントする表
面部分に、複数の処理剤のドットの配列からなるインク
の染込み防止用の処理剤層を形成するための処理剤層形
成手段120が備えられている。処理剤層形成手段12
0は、電子回路等から形成されている。
【0031】その他は、図7と図8に示した前述のイン
クジェットプリンタと同様に構成されている。次に、こ
の第1のインクジェットプリンタを用いた本発明の第1
のプリント方法の好適な実施の形態を説明する。
【0032】この第1のプリント方法では、処理剤層形
成手段120を用いて、処理剤ジェットヘッド100を
インクジェットヘッド10と一体にプラテン20に搭載
されたメディア30上方をメディア30表面とほぼ平行
なY方向に移動させながら、処理剤ジェットヘッド10
0の下面に並ぶ所定のノズルから処理剤滴を所定のタイ
ミングでメディア30方向に噴射させたり、処理剤ジェ
ットヘッド100をインクジェットヘッド10と一体に
メディア30上方をメディア30表面とほぼ平行なX方
向に相対的に移動させたりして、メディア30の少なく
とも絵図又は文字をプリントする表面部分に、複数の処
理剤のドットの配列からなるインクの染込み防止用の処
理剤層を形成している。その後、インクジェットヘッド
10を処理剤ジェットヘッド100と一体にプラテン2
0に搭載されたメディア30上方をY方向に移動させな
がら、インクジェットヘッド10の下面に並ぶ所定のノ
ズル12からインク滴を所定のタイミングでメディア3
0方向に噴射させたり、インクジェットヘッド10を処
理剤ジェットヘッド100と一体にメディア30上方を
X方向に相対的に移動させたりしている。そして、メデ
ィア30の処理剤層が形成された表面部分に複数のイン
クのドットの配列からなる絵図又は文字をプリントして
いる。第1のプリント方法は、以上の工程からなってい
る。
【0033】図3と図4は本発明の第2のインクジェッ
トプリンタの好適な実施の形態を示し、図3はその概略
構造を示す側面断面図、図4はその概略構造を示す平面
図である。以下に、この第2のインクジェットプリンタ
を説明する。
【0034】この第2のインクジェットプリンタでは、
図4に示したように、インクジェットヘッド10とは別
個に移動させる処理剤ジェットヘッド100が、インク
ジェットヘッド10とX方向に所定間隔あけて並べて備
えられている。それと共に、処理剤ジェットヘッド10
0をプラテン20に搭載されたメディア30上方をメデ
ィア30表面とほぼ平行なY方向に移動させながら、処
理剤ジェットヘッド100のノズルから処理剤滴を所定
のタイミングでメディア30方向に噴射させたり、処理
剤ジェットヘッド100をメディア30上方をメディア
30表面とほぼ平行なX方向に相対的に移動させたりし
て、メディア30の少なくとも絵図又は文字をプリント
する表面部分に、複数の処理剤のドットの配列からなる
インクの染込み防止用の処理剤層を形成するための処理
剤層形成手段120が備えられている。処理剤層形成手
段120は、電子回路等から形成されている。
【0035】その他は、図1と図2に示した第1のイン
クジェットプリンタと同様に構成されている。次に、こ
の第2のインクジェットプリンタを用いた本発明の第2
のプリント方法の好適な実施の形態を説明する。
【0036】この第2のプリント方法では、処理剤層形
成手段120を用いて、処理剤ジェットヘッド100を
プラテン20に搭載されたメディア30上方をメディア
30表面とほぼ平行なY方向に移動させながら、処理剤
ジェットヘッド100のノズルから処理剤滴を所定のタ
イミングでメディア30方向に噴射させたり、処理剤ジ
ェットヘッド100をメディア30上方をインクジェッ
トヘッド10側から処理剤ジェットヘッド100側に向
けてメディア30表面とほぼ平行なX方向に相対的に移
動させたりして、メディア30の少なくとも絵図又は文
字をプリントする表面部分に、複数の処理剤のドットの
配列からなるインクの染込み防止用の処理剤層を形成し
ている。それと共に、処理剤ジェットヘッド100側か
らインクジェットヘッド10側に向けてプラテン20上
をX方向に相対的に送り出されて来るメディア30の処
理剤層が形成された表面部分の上方をインクジェットヘ
ッド10をY方向に移動させながら、そのインクジェッ
トヘッド10の下面に並ぶ所定のノズル12からインク
滴を所定のタイミングでメディア30方向に噴射させて
いる。そして、メディア30の処理剤層が形成された表
面部分に複数のインクのドットの配列からなる絵図又は
文字をプリントしている。第2のプリント方法は、以上
の工程からなっている。
【0037】この第1のインクジェットプリンタを用い
た第1のプリント方法、あるいは第2のインクジェット
プリンタを用いた第2のプリント方法においては、メデ
ィア30表面に着弾させた水性又は油性インク滴40が
メディア30に広く染込むのを防ぐための処理剤層が形
成されたメディア30の表面部分に、インクジェットヘ
ッドのノズル12から噴射させた水性又は油性インク滴
40を着弾させることができる。そして、そのインク滴
40を着弾させたメディア30の表面部分に、小径のイ
ンクのドットを的確に形成できる。その結果、その処理
剤層が形成されたメディア30の表面部分に、複数の小
径のインクのドットの配列からなる輪郭のくっきりとし
た滲みのない鮮明な絵図又は文字をプリント可能とな
る。
【0038】また、この第1のインクジェットプリンタ
を用いた第1のプリント方法、あるいは第2のインクジ
ェットプリンタを用いた第2のプリント方法において
は、処理剤層を、絵図又は文字をプリントするメディア
30の表面部分に限って形成することにより、処理剤層
をメディア30の表面全体に形成する場合と比べて、そ
のメディア30の表面に形成する処理剤層の形成時間を
短縮できる。それと共に、処理剤を無駄に消費するの
を、防ぐことができる。
【0039】さらに、この第2のインクジェットプリン
タを用いた第2のプリント方法においては、メディア3
0を処理剤ジェットヘッド100側からインクジェット
ヘッド10側に向けてX方向に相対的に1回移動させる
のみで、その絵図又は文字をプリントするメディア30
の表面部分に処理剤層を形成できると共に、そのメディ
ア30の処理剤層が形成された表面部分に複数のインク
のドットの配列からなる絵図又は文字を時間をおかずに
迅速にプリントできる。
【0040】第1のインクジェットプリンタは、図2に
示したように、インクジェットヘッド10が、C(シア
ン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラッ
ク)等の互いに異なる色のインクをノズル12から噴射
させる一体に移動させる複数のサブインクジェットヘッ
ド16を並べて持っていると良い。そして、第1のプリ
ント方法において、その第1のインクジェットプリンタ
の複数のサブインクジェットヘッド16をY方向に一体
に移動させながら、その1つのサブインクジェットヘッ
ドの所定のノズル12から所定色のインクを所定のタイ
ミングで噴射させたり、その複数のサブインクジェット
ヘッド16をメディア30上方をX方向に一体に相対的
に移動させたりして、メディア30の処理剤層が形成さ
れた表面部分に、所定色の複数のインクのドットの配列
からなる絵図又は文字あるいはそれらの一部をプリント
する工程を、その複数のサブインクジェットヘッド16
の少なくとも2つ以上のサブインクジェットヘッド16
につき行うと良い。そして、メディア30の処理剤層が
形成された表面部分に複数色の複数のインクのドットの
配列からなる絵図又は文字をプリントすると良い。
【0041】また、第2のインクジェットプリンタは、
図4に示したように、インクジェットヘッド10が、C
(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブ
ラック)等の互いに異なる色のインクをノズル12から
噴射させる別個に移動させる複数のサブインクジェット
ヘッド16をX方向に所定間隔ずつあけて並べて持って
いると良い。そして、第2のプリント方法において、そ
の第2のインクジェットプリンタの複数のサブインクジ
ェットヘッド16の1つのサブインクジェットヘッド1
6を処理剤ジェットヘッド100側からインクジェット
ヘッド10側に向けてX方向に相対的に送り出されて来
るメディア30の処理剤層が形成された表面部分の上方
をY方向に移動させながら、その1つのサブインクジェ
ットヘッドの所定のノズル12から所定色のインク滴を
所定のタイミングで噴射させて、そのメディア30の処
理剤層が形成された表面部分に所定色の複数のインクの
ドットの配列からなる線図又は文字あるいはそれらの一
部をプリントする工程を、複数のサブインクジェットヘ
ッド16の少なくとも2つ以上のサブインクジェットヘ
ッド16につき行うと良い。そして、メディア30の処
理剤層が形成された表面部分に複数色の複数のインクの
ドットの配列からなる絵図又は文字をプリントすると良
い。
【0042】その場合には、メディア30の処理剤層が
形成された表面部分に、複数色の複数のインクのドット
の配列からなるカラー絵図又はカラー文字をプリントで
きる。また、1つのサブインクジェットヘッド16のノ
ズル12から噴射させてメディア30表面に着弾させる
インク滴と、他の1つのサブインクジェットヘッド16
のノズル12から噴射させてメディア30表面に着弾さ
せるインク滴との間に、時間をあけることができる。そ
して、そのメディア30表面に着弾した一方のインク滴
がメディア30に染み込む等してほぼ乾燥した状態とな
った後に、その一方のインク滴近くのメディア30表面
に他方のインク滴を着弾させることができる。そして、
その互いに異なる色をした一方のインク滴と他方のイン
ク滴とが互いに交ざり合うのを、防ぐことができる。そ
して、メディア30表面にプリントされたカラー絵図又
はカラー文字の色が互いに交ざり合って滲むのを、防ぐ
ことができる。
【0043】第1又は第2のインクジェットプリンタに
は、メディア30の表面部分に形成された処理剤層を乾
燥させる乾燥手段130を備えると良い。第1のインク
ジェットプリンタでは、乾燥手段130を、図2に示し
たように、インクジェットヘッド10に並べて備えられ
た処理剤ジェットヘッド100近くのプラテン20上方
のY方向に備えると良い。第2のインクジェットプリン
タでは、乾燥手段130を、図4に示したように、イン
クジェットヘッド10と処理剤ジェットヘッド100と
の間のプラテン20上方のY方向に備えると良い。乾燥
手段130は、例えばプラテン20に搭載されたメディ
ア30に向けて熱風を吹き付ける加熱構造のものとする
と良い。あるいは、処理剤がUVを照射すると硬化する
ものであれば、UV照射構造のものとすると良い。そし
て、その第1又は第2のインクジェットプリンタを用い
た第1又は第2のプリント方法において、メディア30
の処理剤層が形成された表面部分に複数のインクのドッ
トの配列からなる絵図又は文字あるいはそれらの一部を
プリントする前に、その処理剤層を乾燥手段130によ
り乾燥させると良い。
【0044】その場合には、乾燥手段130により十分
に乾燥させた状態の処理剤層が形成されたメディア30
の表面部分に、インクジェットヘッドのノズル12から
噴射させたインク滴を着弾させることができる。そし
て、そのインク滴がメディア30に広く染込むのを、そ
の十分に乾燥させた状態にある処理剤層により確実に防
ぐことができる。そして、そのメディア30の表面部分
に着弾させたインク滴により、メディア30の処理剤層
が形成された表面部分に、小径のインクのドットを的確
に形成できる。そして、その小径のインクのドットによ
り、メディア30の処理剤層が形成された表面部分に輪
郭のくっきりした滲みのない鮮明な絵図又は文字をプリ
ントできる。
【0045】複数のサブインクジェットヘッド16を並
べて持つ第1又は第2のインクジェットプリンタには、
メディア30にプリントされた絵図又は文字あるいはそ
れらの一部を構成している複数のインクのドットを乾燥
させる乾燥手段140を備えると良い。第1のインクジ
ェットプリンタでは、乾燥手段140を、図2に示した
ように、インクジェットヘッド10近くのプラテン20
上方のY方向に備えると良い。第2のインクジェットプ
リンタでは、乾燥手段140を、図4に示したように、
X方向に所定間隔ずつあけて並べて備えられた隣合うサ
ブインクジェットヘッド16の間のプラテン20上方の
Y方向に備えたり、最外側のサブインクジェットヘッド
16の外側近くのプラテン20上方のY方向に備えたり
すると良い。乾燥手段140は、例えばプラテン20に
搭載されたメディア30に向けて熱風を吹き付ける加熱
構造のものとすると良い。あるいは、使用するインクが
UVを照射すると硬化するものであれば、UV照射構造
のものとすると良い。そして、その複数のサブインクジ
ェットヘッド16を並べて持つ第1又は第2のインクジ
ェットプリンタを用いた第1又は第2のプリント方法に
おいて、1つのサブインクジェットヘッドの所定のノズ
ル12から噴射させた所定色のインク滴により、メディ
ア30の処理剤層が形成された表面部分に所定色の複数
のインクのドットの配列からなる絵図又は文字あるいは
それらの一部をプリントする前に、それ以前に同じメデ
ィア30の処理剤層が形成された表面部分にプリントさ
れた絵図又は文字あるいはそれらの一部を構成している
他の所定色の複数のインクのドットを乾燥手段140に
より乾燥させると良い。
【0046】その場合には、1つのサブインクジェット
ヘッド16の所定のノズル12から所定色のインク滴を
噴射させて、メディア30の処理剤層が形成された表面
部分に所定色の複数のインクのドットの配列からなる絵
図又は文字あるいはそれらの一部をプリントする前に、
それ以前に同じメディア30の処理剤層が形成された表
面部分にプリントされた絵図又は文字あるいはそれらの
一部を構成している他の所定色の複数のインクのドット
を乾燥手段140により十分に乾燥させることができ
る。そのために、その1つのサブインクジェットヘッド
16のノズルから噴射させた所定色のインク滴によりメ
ディア30の処理剤層が形成された表面部分にプリント
する絵図又は文字あるいはそれらの一部を構成する所定
色の複数のインクのドットが、それ以前に同じメディア
30の処理剤層が形成された表面部分にプリントされた
絵図又は文字あるいはそれらの一部を構成している未だ
十分に乾燥していない状態の他の所定色の複数のインク
のドットと互いに交ざり合うのを、確実に防ぐことがで
きる。そして、そのメディア30の処理剤層が形成され
た表面部分にプリントされたカラー絵図又はカラー文字
の色が互いに交ざり合って滲むのを、防ぐことができ
る。
【0047】図5と図6は本発明の第3のインクジェッ
トプリンタの好適な実施の形態を示し、図5はその概略
構造を示す側面断面図、図6はその概略構造を示す平面
図である。以下に、この第3のインクジェットプリンタ
を説明する。
【0048】この第3のインクジェットプリンタは、図
3と図4に示された第2のインクジェットプリンタにお
いて、処理剤ジェットヘッド100と、処理剤層形成手
段120とが排除された構造をしている。また、インク
ジェットヘッド10が、図6に示したように、C(シア
ン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラッ
ク)等の互いに異なる色のインクをノズル12から噴射
させる別個に移動させる複数のサブインクジェットヘッ
ド16をX方向に所定間隔ずつあけて並べて持ってい
る。
【0049】その他は、図3と図4に示した第2のイン
クジェットプリンタと同様に構成されている。次に、こ
の第3のインクジェットプリンタを用いた本発明の第3
のプリント方法の好適な実施の形態を説明する。
【0050】この第3のプリント方法では、複数のサブ
インクジェットヘッド16の1つのサブインクジェット
ヘッド16をインクジェットヘッド10側に向けてX方
向に相対的に送り出されて来るメディア30の表面部分
の上方をY方向に移動させながら、その1つのサブイン
クジェットヘッド16の所定のノズル12から所定色の
インク滴を所定のタイミングで噴射させて、そのメディ
ア30の表面部分に所定色の複数のインクのドットの配
列からなる絵図又は文字あるいはそれらの一部をプリン
トする工程を、複数のサブインクジェットヘッド16の
少なくとも2つ以上のサブインクジェットヘッド16に
つき行っている。そして、そのメディア30の表面部分
に複数色の複数のインクのドットの配列からなる絵図又
は文字をプリントしている。第3のプリント方法は、以
上の工程からなっている。
【0051】この第3のインクジェットプリンタを用い
た第3のプリント方法においては、メディア30をイン
クジェットヘッド10側に向けてX方向に相対的に1回
移動させるのみで、そのメディア30の表面部分に複数
色の複数のインクのドットの配列からなるカラー絵図又
はカラー文字を時間をおかずに迅速にプリントできる。
【0052】また、1つのサブインクジェットヘッド1
6のノズル12から噴射させてメディア30表面に着弾
させるインク滴と、他の1つのサブインクジェットヘッ
ド16のノズル12から噴射させてメディア30表面に
着弾させるインク滴との間に、時間をあけることができ
る。そして、そのメディア30表面に着弾した一方のイ
ンク滴がメディア30に染み込む等してほぼ乾燥した状
態となった後に、その一方のインク滴近くのメディア3
0表面に他方のインク滴を着弾させることができる。そ
して、その互いに異なる色をした一方のインク滴と他方
のインク滴とが互いに交ざり合うのを、防ぐことができ
る。そして、メディア30表面にプリントされたカラー
絵図又はカラー文字の色が互いに交ざり合って滲むの
を、防ぐことができる。
【0053】第3のインクジェットプリンタには、メデ
ィア30にプリントされた絵図又は文字あるいはそれら
の一部を構成している複数のインクのドットを乾燥させ
る乾燥手段140を備えると良い。乾燥手段140は、
図6に示したように、X方向に所定間隔ずつあけて並べ
て備えられた隣合うサブインクジェットヘッド16の間
のプラテン20上方のY方向に備えたり、最外側のサブ
インクジェットヘッド16の外側近くのプラテン20上
方のY方向に備えたりすると良い。乾燥手段140は、
例えばプラテン20に搭載されたメディア30に向けて
熱風を吹き付ける加熱構造のものとすると良い。あるい
は、使用するインクがUVを照射すると硬化するもので
あれば、UV照射構造のものとすると良い。そして、そ
の複数のサブインクジェットヘッド16を並べて持つ第
3のインクジェットプリンタを用いた第3のプリント方
法において、1つのサブインクジェットヘッドの所定の
ノズル12から噴射させた所定色のインク滴により、メ
ディア30の表面部分に所定色の複数のインクのドット
の配列からなる絵図又は文字あるいはそれらの一部をプ
リントする前に、それ以前に同じメディア30の表面部
分にプリントされた絵図又は文字あるいはそれらの一部
を構成している他の所定色の複数のインクのドットを乾
燥手段140により乾燥させると良い。
【0054】その場合には、1つのサブインクジェット
ヘッド16の所定のノズル12から所定色のインク滴を
噴射させて、メディア30の表面部分に所定色の複数の
インクのドットの配列からなる絵図又は文字あるいはそ
れらの一部をプリントする前に、それ以前に同じメディ
ア30の表面部分にプリントされた絵図又は文字あるい
はそれらの一部を構成している他の所定色の複数のイン
クのドットを乾燥手段140により熱風を吹き付ける等
して十分に乾燥させることができる。そのために、その
1つのサブインクジェットヘッド16のノズルから噴射
させた所定色のインク滴によりメディア30の表面部分
にプリントする絵図又は文字あるいはそれらの一部を構
成する所定色の複数のインクのドットが、それ以前に同
じメディア30の表面部分にプリントされた絵図又は文
字あるいはそれらの一部を構成している未だ十分に乾燥
していない状態の他の所定色の複数のインクのドットと
互いに交ざり合うのを、確実に防ぐことができる。そし
て、そのメディア30の表面部分にプリントされたカラ
ー絵図又はカラー文字の色が互いに交ざり合って滲むの
を、防ぐことができる。
【0055】第1、第2又は第3のインクジェットプリ
ンタは、インクジェットヘッドのノズル12から噴射さ
せる前のインク滴を加熱する加熱手段150を持ってい
ると良い。加熱手段150は、図1、図3又は図5に示
したように、インクジェットヘッド10上端に搭載等す
ると良い。加熱手段150は、電熱ヒータ等から形成す
ると良い。そして、その第1、第2又は第3のインクジ
ェットプリンタを用いた第1、第2又は第3のプリント
方法において、インクジェットヘッドのノズル12から
噴射させる前のインク滴を加熱手段150により加熱し
て、そのインク滴の粘度を低めた状態とした後、そのイ
ンク滴をインクジェットヘッドのノズル12から噴射さ
せると良い。
【0056】その場合には、インクジェットヘッドのノ
ズル12から噴射させる前のインク滴を加熱手段150
により加熱できる。そして、そのインクジェットヘッド
のノズル12から噴射させるインク滴の粘度を低めるこ
とができる。そして、その粘度を低めた状態としたイン
ク滴を、インクジェットヘッドの狭小なノズル12から
円滑かつ的確に噴射できる。そのために、そのインクジ
ェットのノズル12から噴射させるインクに、常温状態
で高粘度のインクを用いることができる。そして、その
インク滴をメディア30表面に着弾させた際に、そのイ
ンク滴をメディア等によりほぼ常温状態まで冷却して、
そのインク滴の粘度を高めることができる。そして、そ
のインク滴がメディア30に広く染込むのを、防ぐこと
ができる。その結果、そのインク滴により、メディア3
0表面に小径のインクのドットを的確に形成できる。そ
して、その小径の複数のインクのドットの配列からなる
輪郭のくっきりとした滲みのない鮮明な絵図又は文字を
メディア30表面にプリント可能となる。
【0057】本発明の第1、第2又は第3のインクジェ
ットプリンタ及び本発明の第1、第2又は第3のプリン
ト方法は、図1ないし図6に示したペーパームービング
タイプのプリンタのみでなく、前述のフラットベッドタ
イプのプリンタにも、利用可能である。また、本発明の
第1又は第2のインクジェットプリンタ及び本発明の第
1又は第2のプリント方法は、モノカラー用のブラック
等のインク滴を噴射させるインクジェットヘッド10の
みを持つインクジェットプリンタ及び該プリンタを用い
たモノカラープリント方法にも、利用可能である。その
場合にも、モノカラーの小径の複数のインクのドットの
配列からなる輪郭のくっきりとした滲みのない鮮明な絵
図又は文字をメディア30表面にプリントできる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1のイ
ンクジェットプリンタを用いた本発明の第1のプリント
方法、又は本発明の第2のインクジェットプリンタを用
いた本発明の第2のプリント方法によれば、インクの滲
み防止処理がなされているメディアは勿論、インクの滲
み防止処理がなされていないメディアであっても、その
メディア表面に、輪郭がくっきりとした滲みのない鮮明
な絵図又は文字をプリント可能となる。また、本発明の
第2のインクジェットプリンタを用いた本発明の第2の
プリント方法、又は本発明の第3のインクジェットプリ
ンタを用いた本発明の第3のプリント方法によれば、メ
ディアをインクジェットヘッド側に向けてX方向に相対
的に1回移動させるのみで、そのメディアの処理剤層が
形成された又は形成されていない表面部分に複数のイン
クのドットの配列からなる絵図又は文字を時間をおかず
に迅速にプリント可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のインクジェットプリンタの概略
構造を示す側面断面図である。
【図2】本発明の第1のインクジェットプリンタの概略
構造を示す平面図である。
【図3】本発明の第2のインクジェットプリンタの概略
構造を示す側面断面図である。
【図4】本発明の第2のインクジェットプリンタの概略
構造を示す平面図である。
【図5】本発明の第3のインクジェットプリンタの概略
構造を示す側面断面図である。
【図6】本発明の第3のインクジェットプリンタの概略
構造を示す平面図である。
【図7】従来のインクジェットプリンタの概略構造を示
す側面断面図である。
【図8】従来のインクジェットプリンタの概略構造を示
す平面図である。
【図9】メディア表面へのインク滴の着弾状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
10 インクジェットヘッド 12 ノズル 16 サブインクジェットヘッド 20 プラテン 30 メディア 40 インク滴、水性又は油性インク滴 100 処理剤ジェットヘッド 120 処理剤層形成手段 130、140 乾燥手段 150 加熱手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドをプラテンに搭載
    されたメディア上方をメディア表面とほぼ平行なY方向
    に移動させながら、該インクジェットヘッドに並ぶ所定
    のノズルから着色剤として顔料あるいは染料を用いたイ
    ンク滴を所定のタイミングでメディア方向に噴射させた
    り、前記インクジェットヘッドをメディア上方をメディ
    ア表面とほぼ平行なX方向に相対的に移動させたりし
    て、該メディア表面に複数のインクのドットの配列から
    なる絵図又は文字をプリントするインクジェットプリン
    タにおいて、 前記インクジェットヘッドと一体に移動させる処理剤ジ
    ェットヘッドが備えられると共に、該処理剤ジェットヘ
    ッドをインクジェットヘッドと一体に前記プラテンに搭
    載されたメディア上方をメディア表面とほぼ平行なY方
    向に移動させながら、該処理剤ジェットヘッドのノズル
    から処理剤滴を所定のタイミングでメディア方向に噴射
    させたり、該処理剤ジェットヘッドをインクジェットヘ
    ッドと一体にメディア上方をメディア表面とほぼ平行な
    X方向に相対的に移動させたりして、前記メディアの少
    なくとも絵図又は文字をプリントする表面部分に、複数
    の処理剤のドットの配列からなるインクの染込み防止用
    の処理剤層を形成するための処理剤層形成手段が備えら
    れたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインクジェットプリンタ
    を用いたプリント方法であって、 前記処理剤層形成手段を用いて、処理剤ジェットヘッド
    をインクジェットヘッドと一体にプラテンに搭載された
    メディア上方をメディア表面とほぼ平行なY方向に移動
    させながら、該処理剤ジェットヘッドのノズルから処理
    剤滴を所定のタイミングでメディア方向に噴射させた
    り、該処理剤ジェットヘッドをインクジェットヘッドと
    一体にメディア上方をメディア表面とほぼ平行なX方向
    に相対的に移動させたりして、前記メディアの少なくと
    も絵図又は文字をプリントする表面部分に、複数の処理
    剤のドットの配列からなるインクの染込み防止用の処理
    剤層を形成した後、 前記インクジェットヘッドを処理剤ジェットヘッドと一
    体にプラテンに搭載されたメディア上方をメディア表面
    とほぼ平行なY方向に移動させながら、インクジェット
    ヘッドに並ぶ所定のノズルから着色剤として顔料あるい
    は染料を用いたインク滴を所定のタイミングでメディア
    方向に噴射させたり、インクジェットヘッドを処理剤ジ
    ェットヘッドと一体にメディア上方をメディア表面とほ
    ぼ平行なX方向に相対的に移動させたりして、前記メデ
    ィアの処理剤層が形成された表面部分に複数のインクの
    ドットの配列からなる絵図又は文字をプリントすること
    を特徴とするプリント方法。
  3. 【請求項3】 インクジェットヘッドをプラテンに搭載
    されたメディア上方をメディア表面とほぼ平行なY方向
    に移動させながら、該インクジェットヘッドに並ぶ所定
    のノズルから着色剤として顔料あるいは染料を用いたイ
    ンク滴を所定のタイミングでメディア方向に噴射させた
    り、該インクジェットヘッドをメディア上方をメディア
    表面とほぼ平行なX方向に相対的に移動させたりして、
    前記メディア表面に複数のインクのドットの配列からな
    る絵図又は文字をプリントするインクジェットプリンタ
    において、 前記インクジェットヘッドとは別個に移動させる処理剤
    ジェットヘッドが、インクジェットヘッドとX方向に所
    定間隔あけて並べて備えられると共に、該処理剤ジェッ
    トヘッドを前記プラテンに搭載されたメディア上方をメ
    ディア表面とほぼ平行なY方向に移動させながら、該処
    理剤ジェットヘッドのノズルから処理剤滴を所定のタイ
    ミングでメディア方向に噴射させたり、該処理剤ジェッ
    トヘッドをメディア上方をメディア表面とほぼ平行なX
    方向に相対的に移動させたりして、前記メディアの少な
    くとも絵図又は文字をプリントする表面部分に、複数の
    処理剤のドットの配列からなるインクの染込み防止用の
    処理剤層を形成するための処理剤層形成手段が備えられ
    たことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のインクジェットプリンタ
    を用いたプリント方法であって、 前記処理剤層形成手段を用いて、処理剤ジェットヘッド
    をプラテンに搭載されたメディア上方をメディア表面と
    ほぼ平行なY方向に移動させながら、該処理剤ジェット
    ヘッドのノズルから処理剤滴を所定のタイミングでメデ
    ィア方向に噴射させたり、該処理剤ジェットヘッドをメ
    ディア上方をインクジェットヘッド側から処理剤ジェッ
    トヘッド側に向けてメディア表面とほぼ平行なX方向に
    相対的に移動させたりして、前記メディアの少なくとも
    絵図又は文字をプリントする表面部分に、複数の処理剤
    のドットの配列からなるインクの染込み防止用の処理剤
    層を形成すると共に、 前記処理剤ジェットヘッド側からインクジェットヘッド
    側に向けてX方向に相対的に送り出されて来るメディア
    の処理剤層が形成された表面部分の上方をインクジェッ
    トヘッドをメディア表面とほぼ平行なY方向に移動させ
    ながら、該インクジェットヘッドに並ぶ所定のノズルか
    ら着色剤として顔料あるいは染料を用いたインク滴を所
    定のタイミングでメディア方向に噴射させて、前記メデ
    ィアの処理剤層が形成された表面部分に複数のインクの
    ドットの配列からなる絵図又は文字をプリントすること
    を特徴とするプリント方法。
  5. 【請求項5】 前記インクジェットヘッドが、互いに異
    なる色のインク滴をノズルから噴射させる一体に移動さ
    せる複数のサブインクジェットヘッドを並べて持ってい
    る請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のインクジェットプリンタ
    を用いたプリント方法であって、 前記複数のサブインクジェットヘッドをY方向に一体に
    移動させながら、その1つのサブインクジェットヘッド
    の所定のノズルから所定色のインク滴を所定のタイミン
    グで噴射させたり、前記複数のサブインクジェットヘッ
    ドをメディア上方をX方向に一体に相対的に移動させた
    りして、メディアの処理剤層が形成された表面部分に、
    所定色の複数のインクのドットの配列からなる絵図又は
    文字あるいはそれらの一部をプリントする工程を、前記
    複数のサブインクジェットヘッドの少なくとも2つ以上
    のサブインクジェットヘッドにつき行って、前記メディ
    アの処理剤層が形成された表面部分に複数色の複数のイ
    ンクのドットの配列からなる絵図又は文字をプリントす
    る請求項2記載のプリント方法。
  7. 【請求項7】 前記インクジェットヘッドが、互いに異
    なる色のインク滴をノズルから噴射させる別個に移動さ
    せる複数のサブインクジェットヘッドをX方向に所定間
    隔ずつあけて並べて持っている請求項3記載のインクジ
    ェットプリンタ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のインクジェットプリンタ
    を用いたプリント方法であって、 前記複数のサブインクジェットヘッドの1つのサブイン
    クジェットヘッドを処理剤ジェットヘッド側からインク
    ジェットヘッド側に向けてX方向に相対的に送り出され
    て来るメディアの処理剤層が形成された表面部分の上方
    をY方向に移動させながら、その1つのサブインクジェ
    ットヘッドの所定のノズルから所定色の前記インク滴を
    所定のタイミングで噴射させて、そのメディアの処理剤
    層が形成された表面部分に所定色の複数のインクのドッ
    トの配列からなる線図又は文字あるいはそれらの一部を
    プリントする工程を、前記複数のサブインクジェットヘ
    ッドの少なくとも2つ以上のサブインクジェットヘッド
    につき行って、前記処理剤層が形成されたメディアの表
    面部分に複数色の複数のインクのドットの配列からなる
    絵図又は文字をプリントする請求項4記載のプリント方
    法。
  9. 【請求項9】 メディアの表面部分に形成された処理剤
    層又はメディアにプリントされた絵図又は文字あるいは
    それらの一部を構成している複数のインクのドットを乾
    燥させる乾燥手段が備えられた請求項1、3、5又は7
    記載のインクジェットプリンタ。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のインクジェットプリン
    タを用いたプリント方法であって、 メディアの処理剤層が形成された表面部分に複数のイン
    クのドットの配列からなる絵図又は文字あるいはそれら
    の一部をプリントする前に、その処理剤層を前記乾燥手
    段により乾燥させる請求項2、4、6又は8記載のプリ
    ント方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のインクジェットプリン
    タを用いたプリント方法であって、 1つのサブインクジェットヘッドの所定のノズルから噴
    射させる所定色のインク滴により、メディアの処理剤層
    が形成された表面部分に所定色の複数のインクのドット
    の配列からなる絵図又は文字あるいはそれらの一部をプ
    リントする前に、それ以前に同じメディアの処理剤層が
    形成された表面部分にプリントされた絵図又は文字ある
    いはそれらの一部を構成している他の所定色の複数のイ
    ンクのドットを前記乾燥手段により乾燥させる請求項6
    又は8記載のプリント方法。
  12. 【請求項12】 インクジェットヘッドをプラテンに搭
    載されたメディア上方をメディア表面とほぼ平行なY方
    向に移動させながら、該インクジェットヘッドに並ぶ所
    定のノズルから着色剤として顔料あるいは染料を用いた
    インク滴を所定のタイミングでメディア方向に噴射させ
    たり、該インクジェットヘッドをメディア上方をメディ
    ア表面とほぼ平行なX方向に相対的に移動させたりし
    て、前記メディア表面に複数のインクのドットの配列か
    らなる絵図又は文字をプリントするインクジェットプリ
    ンタにおいて、 前記インクジェットヘッドが、互いに異なる色のインク
    滴をノズルから噴射させる別個に移動させる複数のサブ
    インクジェットヘッドをX方向に所定間隔ずつあけて並
    べて持っていることを特徴とするインクジェットプリン
    タ。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のインクジェットプリ
    ンタを用いたプリント方法であって、 前記複数のサブインクジェットヘッドの1つのサブイン
    クジェットヘッドをインクジェットヘッド側に向けてX
    方向に相対的に送り出されて来るメディアの表面部分の
    上方をY方向に移動させながら、その1つのサブインク
    ジェットヘッドの所定のノズルから着色剤として顔料あ
    るいは染料を用いた所定色のインク滴を所定のタイミン
    グで噴射させて、そのメディアの表面部分に所定色の複
    数のインクのドットの配列からなる絵図又は文字あるい
    はそれらの一部をプリントする工程を、前記複数のサブ
    インクジェットヘッドの少なくとも2つ以上のサブイン
    クジェットヘッドにつき行って、前記メディアの表面部
    分に複数色の複数のインクのドットの配列からなる絵図
    又は文字をプリントすることを特徴とするプリント方
    法。
  14. 【請求項14】 メディアにプリントされた絵図又は文
    字あるいはそれらの一部を構成している複数のインクの
    ドットを乾燥させる乾燥手段が備えられた請求項12記
    載のインクジェットプリンタ。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のインクジェットプリ
    ンタを用いたプリント方法であって、 前記1つのサブインクジェットヘッドの所定のノズルか
    ら噴射させる所定色のインク滴により、メディアの表面
    部分に所定色の複数のインクのドットの配列からなる絵
    図又は文字あるいはそれらの一部をプリントする前に、
    それ以前に同じメディアの表面部分にプリントされた絵
    図又は文字あるいはそれらの一部を構成している他の所
    定色の複数のインクのドットを前記乾燥手段により乾燥
    させる請求項13記載のプリント方法。
  16. 【請求項16】 前記インクジェットヘッド又はサブイ
    ンクジェットヘッドのノズルから噴射させる前のインク
    滴を加熱する加熱手段を持っている請求項1、3、5、
    7、9、12又は14記載のインクジェットプリンタ。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のインクジェットプリ
    ンタを用いたプリント方法であって、 前記インクジェットヘッド又はサブインクジェットヘッ
    ドのノズルから噴射させる前のインク滴を前記加熱手段
    により加熱して、そのインク滴の粘度を低めた状態とし
    た後、そのインク滴をインクジェットヘッド又はサブイ
    ンクジェットヘッドのノズルから噴射させる請求項2、
    4、6、8、10、11、13又は15記載のプリント
    方法。
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