JP2017111280A - ラベルおよびラベルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】台紙を構成する材料および台紙の表面の状態に関わらず印刷用インクをにじませずに付着させることができるラベルおよびラベルの製造方法を提供する。【解決手段】紙製の台紙2の表面に印刷用インク3を付着させるラベル1の製造方法において、台紙2の上に印刷用インク3を吸収しない吸収防止部材4を配置した後に、この吸収防止部材4の上に印刷用インク3を付着させる。【選択図】図2
Description
本発明は紙製の台紙の表面に印刷用インクを付着させて製造したラベルおよびラベルの製造方法に関するものであり、詳しくは台紙を構成する材料および台紙の表面の状態に関わらず印刷用インクをにじませずに付着させることができるラベルおよびラベルの製造方法に関するものである。
衣料品などの製品の販売時には、ブランド名や値段等を表示するラベルが付されていた(例えば特許文献1参照)。このラベルは、紙製の台紙の表面に文字情報等が印刷用インクで印刷されている。文字情報等の印刷は例えばインクジェットプリンタにより行われていた。印刷時にインクジェットプリンタから台紙に吐出される印刷用インクは、台紙を構成する材料や台紙の表面の状態によってはにじみを発生させてしまう。従来はこのにじみを抑えるためのコート層を表面に設けた専用紙を台紙として使用していた。
表面にコート層を設けていない台紙は、印刷用インクがにじみ易かったのでラベルとして使用できなかった。そのためラベルの台紙として使用できる材料の選択の幅は極めて狭いという不具合があった。
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は台紙を構成する材料および台紙の表面の状態に関わらず印刷用インクをにじませずに付着させることができるラベルおよびラベルの製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成する本発明のラベルは、紙製の台紙の表面に印刷用インクを付着させて製造したラベルにおいて、前記台紙と前記印刷用インクとの間に前記印刷用インクを吸収しない吸収防止部材が配置された状態であることを特徴とする。
本発明のラベルの製造方法は、紙製の台紙の表面に印刷用インクを付着させるラベルの製造方法において、前記台紙の上に前記印刷用インクを吸収しない吸収防止部材を配置した後に、この吸収防止部材の上に前記印刷用インクを付着させることを特徴とする。
本発明によれば、印刷用インクが紙製の台紙に直接触れることがないので、印刷用インクがにじむことを防止するには有利である。紙製の台紙や印刷用インクを構成する材料の組み合わせに関わらず、印刷用インクのにじみを防止できるので、台紙や印刷用インクを構成する材料の選択肢の幅を広げることができ、多種多様なラベルを製造するには有利である。
吸収防止部材を無色透明のUVインクで構成することができる。吸収防止部材が台紙に吸収されてにじんだとしてもその影響はほとんど視認できない。また吸収防止部材が台紙や印刷用インクの色の見え方に影響を与えることがほとんどない。ラベルの美感を向上さ
せるには有利である。
せるには有利である。
吸収防止部材を、台紙の面方向において印刷用インクの印刷範囲である第一印刷範囲よりも広い範囲であり台紙の表面の全面よりも狭い範囲となる第二印刷範囲に配置することができる。
印刷時に印刷用インクが台紙と接触することを確実に防止できるので、印刷用インクがにじむことを防止するにはさらに有利である。また吸収防止部材や印刷用インクが配置されていない領域が台紙上に存在するので、台紙を構成する素材の質感等を活かすには有利である。
以下、本発明のラベルおよびラベルの製造方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1および図2に例示するように本発明のラベル1は、紙製の台紙2と、台紙2の表面に間接的に付着した印刷用インク3とを備えている。台紙2と印刷用インク3との間には吸収防止部材4が配置されている。
本明細書において紙製の台紙2とは、平板形状に形成された線維状部材の全般を指し、例えば厚紙で構成することができる。また台紙2は比較的軟らかい繊維状部材で構成される布も含むものとする。
台紙2は、台紙2の表面から裏面に貫通する貫通孔5を備えている。ラベル1はこの貫通孔5を貫通する状態で配置した紐状物6を介して衣料品などの製品に取り付けられた状態で使用される。
印刷用インク3は、水性インクや油性インクで構成することができる。印刷用インク3は、紫外線を照射されることにより硬化するUVインクで構成することが望ましい。印刷用インク3は、製品の値段やサイズ等の文字情報を台紙2の表面に印字する際に使用される。また印刷用インク3は、製品のブランドロゴなどの図形を台紙2の表面に印刷する際に使用してもよい。
吸収防止部材4は、印刷用インク3を吸収しない性質を有する材料で構成すればよく、例えばUVインクや合成樹脂で構成することができる。吸収防止部材4は、無色透明のUVインクで構成することが望ましい。吸収防止部材4を無色透明の合成樹脂で構成してもよい。
吸収防止部材4を無色透明な材料で構成することにより、吸収防止部材4が台紙2に吸収されてにじんだとしてもその影響はほとんど視認できないので、ラベル1の美感を向上するには有利である。また台紙2や印刷用インク3の色の見え方が吸収防止部材4の影響をほとんど受けないので、ラベル1の美感を向上するには有利である。
ラベル1を製造する際には、まず台紙2の表面に印刷する文字や図形の内容およびその印刷位置などを決定して、インクジェットプリンタを制御する制御装置にその情報を入力する。制御装置は、入力された情報から印刷用インク3による印刷範囲(以下、第一印刷
範囲P1という)を決定するとともに、第一印刷範囲P1を元にこれよりも一回り大きい第二印刷範囲P2を決定する。
範囲P1という)を決定するとともに、第一印刷範囲P1を元にこれよりも一回り大きい第二印刷範囲P2を決定する。
台紙2に文字を印刷する場合には、制御装置は文字の範囲を第一印刷範囲P1として決定するとともに、例えば文字のフォントを太文字としてこの太文字の範囲を第二印刷範囲P2として決定する。図1に例示するように第一印刷範囲P1は印刷用インク3が配置される範囲であり、第二印刷範囲P2は吸収防止部材4が配置される範囲である。
本明細書において台紙2に印刷される文字は、ワープロソフトにより表現できるものを指す。この文字は、具体的にはJISコード、シフトJISコード、EUCコード、ユニコードと呼ばれるコード体系により規定されるものを指す。
文字のフォントを太文字にするとは、文字を構成する線の幅を例えば1.0〜20.0%程度太くする制御を指す。または太文字にするとは、線の幅を両側に0.1〜3.0mm程度の所定の長さだけ太くする制御を指す。この制御により図1に例示する文字Aや文字Bのように文字の中に線で囲まれた領域が存在する場合には、その中心部に吸収防止部材4が配置されない範囲が発生することがある。吸収防止部材4が、台紙2の表面上において必要最低限の部分にのみ配置されるので、ラベル1の製造にともなう吸収防止部材4の消費量を抑制するには有利である。
台紙2に図形を印刷する場合には、制御装置は図形の範囲を第一印刷範囲P1として決定するとともに、その外縁部から外側に例えば0.1〜3.0mm程度の所定の長さだけ拡大した範囲を第二印刷範囲P2として決定する。
制御装置は、決定された第二印刷範囲P2に例えば無色透明なUVインクで構成される吸収防止部材4をインクジェットプリンタから吐出させる。その後、紫外線の照射により吸収防止部材4を硬化させて台紙2に固着させる。吸収防止部材4が熱硬化性合成樹脂で構成される場合には加熱により吸収防止部材4を硬化させて台紙2に固着させる。
吸収防止部材4が硬化した後に、制御装置は第一印刷範囲に印刷用インク3をインクジェットプリンタから吐出させる。印刷用インク3がUVインクの場合は紫外線を照射して硬化させ、水性または油性インク等の場合は乾燥により硬化させる。
図2に例示するように印刷用インク3は、吸収防止部材4の上に配置されるため、印刷用インク3と吸収防止部材4とは、印刷用インク3が上側となるように積層された状態となる。印刷用インク3が台紙2と直接接触することがないため、台紙2に印刷用インク3がしみこみ、にじむことを防止するには有利である。紙製の台紙2および印刷用インク3を構成する材料の組み合わせに関わらず、印刷用インク3のにじみを防止できるので、台紙2および印刷用インク3として選択できる材料の幅を広げることができる。多種多様なラベル1を製造するには有利である。
例えば台紙2として表面に繊維が露出した和紙や厚紙等も選択可能となる。また表面に凹凸のある台紙も選択可能となる。吸収防止部材4が台紙2の表面に露出した繊維や凹凸を平面状に均し、この吸収防止部材4の上に印刷用インク3を付着させるので、台紙2に印刷される文字や図形を鮮明にすることができる。
吸収防止部材4は、印刷用インク3を配置する第一印刷範囲P1に対応した第二印刷範囲P2にのみ配置され、この第二印刷範囲P2は台紙2の表面の全体よりも小さい範囲となる。台紙2の表面が本来備えている質感等を残しつつ、印刷用インク3により鮮明な文字等を台紙2に印刷できる。そのためラベル1は、台紙2の表面の手触りなどを表現する
ことが可能となる。製品のブランドイメージ等に合わせて、多種多様な材料を台紙2として採用することができる。
ことが可能となる。製品のブランドイメージ等に合わせて、多種多様な材料を台紙2として採用することができる。
上記の実施形態では、吸収防止部材4が配置される第二印刷範囲P2を印刷用インク3が配置される第一印刷範囲P1より一回り大きい範囲としているが本発明はこれに限定されない。台紙2と印刷用インク3との間に吸収防止部材4が配置されていて、印刷用インク3が台紙2に接触しない状態であればよい。そのため吸収防止部材4が配置される第二印刷範囲P2は、印刷用インク3が配置される第一印刷範囲P1と少なくとも同じ範囲であればよい。
吸収防止部材4および印刷用インク3が配置される面は台紙2の一方に限定されるものではない。台紙2の両面に吸収防止部材4および印刷用インク3を配置することができる。
吸収防止部材4は無色透明に限定されない。例えば台紙2と同じ色のUVインクや合成樹脂を使用することができる。吸収防止部材4と台紙2とが同色であれば、吸収防止部材4が台紙2に吸収されてにじんだとしてもこのにじみはほとんど視認できない。ラベル1の美感を向上するには有利である。
1 ラベル
2 台紙
3 印刷用インク
4 吸収防止部材
5 貫通孔
6 紐状物
P1 第一印刷範囲
P2 第二印刷範囲
2 台紙
3 印刷用インク
4 吸収防止部材
5 貫通孔
6 紐状物
P1 第一印刷範囲
P2 第二印刷範囲
Claims (6)
- 紙製の台紙の表面に印刷用インクを付着させて製造したラベルにおいて、
前記台紙と前記印刷用インクとの間に前記印刷用インクを吸収しない吸収防止部材が配置された状態であることを特徴とするラベル。 - 前記吸収防止部材が無色透明のUVインクで構成されている請求項1に記載のラベル。
- 前記吸収防止部材が、前記台紙の面方向において前記印刷用インクの印刷範囲である第一印刷範囲よりも広い範囲であり前記台紙の表面の全面よりも狭い範囲となる第二印刷範囲に配置された状態である請求項1または2に記載のラベル。
- 紙製の台紙の表面に印刷用インクを付着させるラベルの製造方法において、
前記台紙の上に前記印刷用インクを吸収しない吸収防止部材を配置した後に、この吸収防止部材の上に前記印刷用インクを付着させることを特徴とするラベルの製造方法。 - 前記吸収防止部材を無色透明のUVインクで構成する請求項4に記載のラベルの製造方法。
- 前記台紙の面方向において前記印刷用インクの印刷範囲である第一印刷範囲よりも広い範囲であり前記台紙の表面の全面よりも狭い範囲となる第二印刷範囲に、前記吸収防止部材を配置する請求項4または5に記載のラベルの製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2015245075A JP2017111280A (ja) | 2015-12-16 | 2015-12-16 | ラベルおよびラベルの製造方法 |
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2015
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