JP5028598B2 - 検出用回路を組み込んだ位置検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、磁気作用を利用した位置検出装置に関し、特に、センサヘッドを保持する構造体において該センサヘッドと検出用回路とを一体的に組み込んだものにあって、静電気ノイズ対策を講じたことに関する。
【0002】
【従来の技術】
電磁コイルを使用した磁気作用により位置検出を行う位置検出装置には、従来より種々の方式のものが知られている。こうした位置検出装置は、概ね、コイルを含むセンサヘッドと、前記コイルに対して相対的に変位する磁気応答部材と、前記コイルから出力される出力信号に基づいて位置検出データを生成する検出用回路部とを具備する。このような位置検出装置において、センサヘッドを保持する構造体は、一般的に検出対象たるシリンダ、バルブ等何らかの機械に直接連結され、検出用回路部は前記構造体から隔離されて制御盤等所定個所に配置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような構成からなる位置検出装置にあって、前記構造体においてセンサヘッドと検出用回路部とを一体的に組み込むことで、装置全体のコンパクト化、装置設置スペースの縮小等を図ることが可能である。この場合、前記検出用回路部は、電気的絶縁性を確保すべく絶縁体(非磁性及び非導電性)によりケーシングされるもので、典型的には、加工の容易さ、安価、軽量といった理由から例えば合成樹脂等の材質を用いて樹脂モールドされる。
周知の通り、位置検出装置にあっては静電気や外部からの不所望な磁気を遮蔽するノイズ対策が常に重要な課題となる。特に、回路一体型タイプの位置検出装置では、検出用回路に対して静電ノイズ又は磁気的ノイズ対策を講ずることが重要である。
【0004】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、回路一体型センサにおいて検出用回路部に静電気ノイズ又は磁気的ノイズ対策を講じた位置検出装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決する手段】
本発明の請求項1に係る位置検出装置は、コイルを含むセンサヘッドと、前記コイルに対して相対的に変位する磁気応答部材と、前記コイルから出力される出力信号に基づいて位置検出データを生成する検出用回路部とを具備する位置検出装置において、前記センサヘッドを保持する構造体において、前記磁気応答部材を該センサヘッド内に導入するための端部とは反対側の端部に前記検出用回路部を収納するための収納構造を設け、該収納構造内に複数の回路基板を前記両端部を結ぶ軸線方向に関して多層状に組み立てた構造からなる前記検出用回路部を収納することにより前記検出用回路部と前記センサヘッドとを前記構造体において一体的に組み込んでなり、前記収納構造内に収納される少なくとも前記検出用回路部の周囲に、静電シールド用のシールド体を設けたことを特徴とする位置検出装置であって、前記構造体は、前記センサヘッドを保持するヘッド保持部と、前記ヘッド保持部に機械的に連結した回路収納部とで構成され、前記ヘッド保持部は導電性金属を含んで構成され、前記回路収納部は導電性金属製ケース内に前記検出用回路部を収納してなり、前記ヘッド保持部がその導電性金属部分を介して検出対象機械の導電性金属部分に連結されることでこの位置検出装置が前記検出対象機械に取り付けられ、前記回路収納部の導電性金属製ケースと前記ヘッド保持部の導電性金属部分と前記検出対象機械の導電性金属部分とが連結して前記回路収納部が前記検出対象機械にアースされることで、前記検出用回路部の静電シールドがなされることを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項2に係る位置検出装置は、コイルを含むセンサヘッドと、前記コイルに対して相対的に変位する磁気応答部材と、前記コイルから出力される出力信号に基づいて位置検出データを生成する検出用回路部とを具備する位置検出装置において、前記センサヘッドを保持する構造体において、前記磁気応答部材を該センサヘッド内に導入するための端部とは反対側の端部に前記検出用回路部を収納するための収納構造を設け、該収納構造内に複数の回路基板を前記両端部を結ぶ軸線方向に関して多層状に組み立てた構造からなる前記検出用回路部を収納することにより前記検出用回路部と前記センサヘッドとを前記構造体において一体的に組み込んでなり、前記収納構造内に収納される少なくとも前記検出用回路部の周囲に、静電シールド用のシールド体を設けたことを特徴とする位置検出装置であって、前記構造体は、前記センサヘッドを保持する非磁性及び非導電性のモールド部を含み、前記検出用回路部を収納するための前記収納構造は前記モールド部の所定個所に形成された収納空間からなり、静電シールド体で被覆した前記検出用回路部を前記収納空間に配置し、前記静電シールド体に接続れたアース線を有し、前記静電シールド体が前記アース線を介して外部にアースされることで、前記検出用回路部の静電シールドがなされることを特徴とする。
【0008】
別の実施形態として、前記検出用回路部と前記センサヘッドとを一体的に組み込んだ前記構造体の外周全体を静電シールドするよう前記シールド体を設ける。
更に別の実施形態として、前記コイルに対する前記磁気応答部材の相対的位置に応じた前記コイルのインピーダンスが変化し、前記検出用回路部は、このインピーダンス変化に応じた出力信号を生成する。
前記位置検出装置は、直線型位置検出装置に限らず、回転型位置検出装置であってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明に係る位置検出装置の一実施例を示す断面略図である。この位置検出装置1は、検出対象の直線的変位を検出するためのものであり、主たる検出要素として、本体部(構造体)10に組み込まれたセンサヘッド12と、該センサヘッド12に対して相対的に直線変位可能に挿入されるセンサロッド20とを含む。センサヘッド12は検出対象位置に応じた出力を生じるコイル部11を含み、センサロッド20は前記コイル部11に対して相対的に変位するコア21を含む。この本体部(構造体)10には、更に、回路収納部13が組み込まれており、この回路収納部13に検出用回路部30が収納されることで、検出用回路部30とセンサヘッド12とが本体部10(位置検出装置1の構造体)において一体的に組み込まれる。検出用回路部30は、コイル部11に励磁用交流信号を供給する回路や、コイル部11の出力信号に基づいて検出対象の直線変位に応じた位置検出データを生成する回路などを含む。
【0010】
センサヘッド12は円筒状のヘッドケース(ヘッド保持部)15内に収納保持され、一端部においてセンサロッド20の進入を許す開口12aが設けられている。ヘッドケース15において開口12aとは反対側の端部にフランジが形成され、該フランジを介して回路収納部13のケース32に係合し、回路収納部13がヘッドケース15に連結される。このケース32内に、一例として3つの回路基板31a,31b,31cからなる検出用回路部30が収納される。各基板31a〜31c間は夫々接続コネクタ33a,33bにて接続され、回路基板31cがコネクタ33cを介してコイル部11に接続され、また、基板31aは配線40が接続されており、これを介して外部装置との間で電気的信号の入出力がなされる。このように、検出用回路部30をケース32内に収納してなる回路収納部13を、センサヘッド12を収納してなるヘッドケース15に連結した状態で、例えばポリフェニレンサルファイドのような合成樹脂等の絶縁部材によりモールドし、全体として1個の本体部10が構成される。
【0011】
検出用回路部30の集積回路等は、静電気により悪影響が与えられるので、適切な静電ノイズ対策を講ずることが重要である。そのために、検出用回路部30を収納するケース32は、例えば銅等の非磁性良導電体金属で構成するものとする。このシールドケース32は、検出用回路部30を全体的に包囲しており、かつ、図においてSで示す個所で導電性金属からなるヘッドケース15に機械的に連結(接触)されることで、ヘッドケース15と電気的に接続される。センサヘッドケース15には、検出対象機械への取り付け手段として、取り付け用雄ネジ部15aが設けられている。前記検出対象機械には、雄ネジ部15aに係合する雌ネジ部3(図において一点鎖線で示す)が設けられており、本体部10(位置検出装置1の構造体)は、この雌ネジ部3にヘッドケース15の雄ネジ部15aが螺合されて、前記検出対象機械に固定される。位置検出装置1を検出対象機械に取り付けたとき、ヘッドケース15が前記検出対象機械の導電性金属部分に連結され、シールドケース32とヘッドケース15と検出対象機械とが電気的に接続されて、シールドケース32が検出対象機械にアースされることで、検出用回路部30の静電シールドがなされる。
【0012】
なお、シールドケース32を、例えば鉄のような磁性体で形成することで、検出用回路部30に対する外部からの磁気をシールドするようにすることも可能である。
なお、図示の例では、シールドケース32は回路収納部13の主に円周方向をシールドし、端部(図において右側端部)はシールドしていないが、この後端側にも例えばアルミや銅等の導電性金属製シールド体を設けることで検出用回路部30に対する静電シールド性能を更に向上させるようにしてもよい。
【0013】
センサヘッド12の所定位置には、複数(図において4つ)のコイル部11がセンサロッド20の直線変位方向に沿って各々異なる位置に配列されている。センサロッド20は、検出対象たる機械系2(図1において点線で示す)に連結され、該機械系2の変位に連動して前記コイル部11に対して直線的且つ往復的に変位し得る。センサロッド20の先端部には磁性体及び導電体の少なくとも一方を含んでなるコア(磁気応答部材)21が設置されており、センサロッド20の変位と共に、コア21のコイル部11に対する相対的位置が変化することで、コイル部11における磁気結合が変化し、これ応じてコア21の位置(つまり検出対象位置)に応じた出力信号が得られる。前記出力信号は接続コネクタ33cを介して検出用回路部30に入力され、検出用回路部30では、コイル部11から出力される出力信号に基づき位置検出データを生成する。
【0014】
図2は、上記のような構成からなる位置検出装置1のシステム構成ブロック図である。位置検出装置1の位置検出システムに関しては、本発明の目的ではなく、かつ、公知/未公知の検出方式を適宜に採用してよいことから、ここでは、その一例の概略を図2を参照して簡単に説明するに止める。上述の通り、コイル部11では、検出対象(つまりコア21)位置に応じた出力交流信号を出力する。この種の誘導型位置センサとして様々な原理のものが知られており、どのようなタイプを用いてもよく、ここでは1例として、「レゾルバ」として知られる1相励磁入力/2相出力型の位置センサを用いる例について説明する。
【0015】
図2において、センサユニット50は、概ね、検出用回路部30とセンサコイル部11とからなり、検出用回路部30は、CPU(中央演算処理回路)60と検出回路61を含む。センサユニット50には配線40に接続する3つの端子41a,41b,41cが配設される。例えば、CPU60から出力されたディジタルの位置検出データがディジタルアナログ変換器81でアナログ信号に変換され、出力端子41aを介してアナログの検出位置データが出力される。また、電源端子41bを介して外部電源から所定の直流電源電圧が入力され、CPU60その他回路に供給される。また、アース端子41cを介してアース線が接続され、センサユニット50がアースされる。CPU60で発生されたコイル励磁用の基準交流信号はバッファアンプ80を介してコイル部11に入力される。そしてコイル部11では、コア21の相対的直線位置に対応する位相角θに応じた2相の関数特性を示す出力交流信号A(例えばsinθsinωt)及びB(例えばcosθsinωt)が出力される。この出力交流信号A及びBは検出回路61に出力される。
【0016】
検出回路61では、入力された前記出力交流信号A及びBに基づき、検出対象の位置に応じた進相及び遅相の位相ズレθを示す検出交流信号(例えばsin(ωt+θ)とsin(ωt−θ))を生成し、この検出交流信号の位相ズレ+θ,−θにそれぞれ同期する検出パルス信号P1,P2を出力する。こうして生成したパルス信号P1及びP2がCPU(中央演算処理回路)60に入力される。CPU60では、入力されたパルス信号に基づき、検出対象の位置に応じた位相ズレ+θ,−θを測定する位相ズレ測定演算を行い、検出対象の位置に応じた位置検出データを得る。このような位相検出に基づく位置検出原理の詳細は、例えば、本出願人が既に係る特開平9−126809号公報に示されている。
なお、図2の例では、出力端子41aを介してアナログの検出位置データを出力するようにしているが、それに限らず、位置検出データ使用側の仕様に応じて適宜のデータ形式で出力するようにしてよい。例えば、CPU60から出力されるディジタルの検出位置データをパラレル又はシリアルデータ形式で出力する、あるいは、位置検出データに応じてパルス幅変調したPWM信号形式で出力する等、適宜に設計してよい。こうした場合には位置検出装置1のシステム構成としてセンサユニット50にCPU60を含まずに、直接アナログの検出位置データを出力するように構成すればよい。そうしたものについては後述する(図6又は図7参照)ことから、ここでの説明を省略する。
【0017】
次に、本発明の別の実施例を図3を参照して説明する。図3において、位置検出装置100は、前述の位置検出装置と同様な検出対象の直線位置に応じた出力をコイルから得るものであり、大きく分けて、センサヘッド112を含む本体部101と、センサヘッド112に対して直線的に変位可能なセンサロッド102とからなる。センサロッド102は、前述と同様に検出対象たる機械系2に連結されるものであり、その先端部にコア121が設けられている。本体部101はセンサヘッド112を保持する非磁性及び非導電性のモールド部113を含み、このモールド部113は例えば合成樹脂等の絶縁部材から形成される。モールド部113には、検出用回路(基板)104a,104bを収納するための回路収納空間103a及び103bが形成されている。検出回路104a,104bは夫々回路収納部105a,105b内に収納されており、この回路収納部105a,105bが前記回路収納空間103a及び103bに配置される。回路収納部部105a,105bは、適宜の電気的絶縁部材を用いて形成されもので、例えばポリフェニレンサルファイドのような合成樹脂でモールドしたものである。更に、回路収納部105a,105bの外周全体は、検出回路104a,104bのための静電シールド体として機能する導電性金属箔110a,110bにより被覆されている。この金属箔110a,110bは、例えば銅のような非磁性良導電金属からなる。
【0018】
位置検出装置100は本体部101に備わる取付フランジ120を介して検出対象機械に固定されるもので、該取付フランジ120としては導電性金属を用いる。回路収納部105bの金属箔110bにはアース線106が接続されており、このアース線106は、取付フランジ120に接触し、該位置検出装置100が検出対象機械に設置されたとき、導電性金属製取付フランジ120を介して検出対象機械にアースされる。回路収納部105aの金属箔110aと回路収納部105bの金属箔110bとは一部接触しており、金属箔110a及び110b双方ともアース線106を介して外部にアースされることになる。これにより回路収納部105a及び105b(検出回路104a,104b)の静電シールドがなされることになる。勿論、前記金属箔110a,110bを磁性体とすることで磁気シールドすることも可能である。なお、当該第2実施例に係る位置検出装置100の検出動作については、前述と同様なため、これを援用して説明を省略する。
【0019】
図4は、本発明の更に別の実施例を示すもので、センサロッド202をセンサヘッド212と共に本体部201内に常時内蔵したセンサロッド内蔵タイプの一例である。図4に示された位置検出装置200において、本体部201に設けられたセンサヘッド212、検出回路204aを収納する回路収納部205a及び検出回路204bを収納する回路収納部205bの構成は、図3に示すセンサヘッド112、検出回路104aを収納する回路収納部105a及び検出回路104bを収納する回路収納部105bの構成と基本的には同様であり、これらが一体に組み込まれていて、且つ回路収納部205a及び205bの外周全体が金属箔210a及び210bでシールドされる。先端にコア221を有するセンサロッド202は、本体部201内に常時収納されており、一端部にて作動子220に連結されている。作動子220はバネ222によって外向きに常時付勢され、その先端が本体部201から突出している。図示の状態では作動子220の先端が最も突出した状態を示している。適宜の検出対象面が作動子220の先端に接するように該検出装置200が配置され、該検出対象面の変位に応じて作動子220が内側に押されると、バネ222が圧縮され、これに応じてセンサロッド202が変位する。これによって、検出対象面の微小変位が検出できる。例えば、検出対象面230が図示のような勾配面の場合、バネ222の付勢力によって作動子220の先端が検出対象面230に常時接触し、面230の矢印X方向の変位に応じて作動子220が押動され、バネ22は圧縮される。面230が矢印X方向と逆方向に変位するにつれて、圧縮されていたバネ22は、その反発力によって伸長し、これに応じて作動子220が押し戻される。従って、センサロッド202は検出対象面230の上下往復に応じて変位することになる。
【0020】
なお、本発明は、検出用回路部とセンサ部が一体的に組み合わされて成る位置検出装置であれば、直線位置検出タイプ、回転位置検出タイプを問わず、公知のいかなる構成から成るものにも適応可能である。すなわち、上述した各実施例においては検出対象の直線位置に応じた出力をコイルから得ることのできる直線型(所謂リニア型)の位置検出装置を示したがこれに限らず、検出対象の回転変位に応じた出力をコイルから得ることのできる回転型(所謂ロータリー型)の位置検出装置に対しても本発明を適用してよい。
【0021】
そこで、次に上記各実施例に示した直線型位置検出装置と同様に静電気ノイズ又は磁気的ノイズ対策を講じた、検出用回路部とセンサ部とが一体的に組み合わされて成る回転型の位置検出装置について説明する。図5は、本発明の第3実施例としての回転型位置検出装置の全体構成の一実施例を示す概略断面図であり、図5(a)に該回転型位置検出装置全体の側面断面略図、図5(b)に該回転型位置検出装置のZ−Z´断面略図をそれぞれ示した。この実施例では、4極タイプのセンサ部を有した回転型位置検出装置を示した。ただし、図5(a)の実施例では説明を理解しやすくするために一部の極(コイル部)の図示を省略している。なお、本発明を適用した回転型の位置検出装置としてはこれに限られるものではなく、検出用回路部とセンサ部とが一体的に組み合わされて構成された回転型位置検出装置であれば公知のどのような形状のものであってもよいことは言うまでもない。
【0022】
図5(a)に示す回転型位置検出装置300は上述の各実施例に示したような検出対象の直線変位に応じた出力を得る直線型の位置検出装置と異なり、検出対象の回転変位に応じた出力をコイルから得るものである。当該回転型位置検出装置300は、外部ケース302及び該外部ケース302内に組み込まれる内部ケース303とに大別できる本体部(構造体)301と、回転変位する検出対象に取りつけられて検出対象の回転に応じて回動するシャフト軸306とにより構成される。外部ケース302はシャフト軸306を受けるための軸受け309と、シャフト軸306の先端部分に配置されたロータ部305e(詳しくは後述する)を保護するためのロータカバー304とを含む。当該回転型位置検出装置300は主たる検出要素として本体部301内にセンサ部305が組み込まれており、詳しくは後述するが(図5(b)参照)、該センサ部305は内部ケース303内の所定位置に配置されるコイル部305a〜305dと、該コイル部305a〜305dに対して相対的に回転変位可能に挿入されるシャフト軸306の先端部分に取りつけられたロータ部305eとを含む。内部ケース303内には更に検出用回路部308が組み込まれており、検出用回路部308とセンサ部305とが本体部(構造体)301において一体的に組み込まれた構造となっている。
【0023】
検出用回路部308は、コイル部305a〜305dに励磁用交流信号を供給する回路や、コイル部305a〜305dの出力信号に基づいて検出対象の回転変位に応じた位置検出データを生成する回路などを含む。この実施例では、一例として2つの回路基板308a,308bからなる検出用回路部308を示した。各基板308a,308b間は夫々接続コネクタ308cにて接続されており、また回路基板308aがコネクタ308cを介してコイル部305a〜305dに、回路基板308bが配線307にそれぞれ接続されることにより、配線307を介して外部装置との間で電気的信号の入出力がなされる。このようなコイル部305a〜305d及び検出用回路部308を収納してなる内部ケース303は、例えばポリフェニレンサルファイドのような合成樹脂等の絶縁部材によりモールドされるようにして構成される。
【0024】
上述した直線型の位置検出装置と同様に図5に示したような回転型の位置検出装置300においても、検出用回路部の集積回路等に対して静電気により悪影響が与えられると検出精度が悪くなることから、適切な静電ノイズ対策を講ずることが重要である。そのために、検出用回路部308を収納する内部ケース303は、例えば銅等の非磁性良導電体金属で構成するものとする。このシールドケースを兼ねる内部ケース303は検出用回路部308を全体的に包囲しており、かつ、配線307のうちの1つであるアース線と電気的に接続される。これにより、当該回転型位置検出装置300を検出対象機械に取り付けた場合などにおいて、内部ケース303(シールドケース)がアースされることで検出用回路部308の静電シールドがなされるようになっている。
勿論、内部ケース303を例えば鉄のような磁性体で形成することで、検出用回路部308に対する外部からの磁気をシールドするようにすることも可能であることは言うまでもない。
【0025】
次に、シャフト軸306の回転変位を検出するためのセンサ部305について、図5(b)を用いて詳しく説明する。センサ部305は、少なくともステータ部Xとロータ部305eとにより構成される。ロータ部305eは検出対象に取りつけられるシャフト軸306の先端部分に取りつけられた、所定形状例えば偏心リング状の磁気応答部材からなる。磁気応答部材は鉄やフェライト等の磁性体からなるもの、あるいは銅等の導電体からなるもの、あるいは磁性体と導電体との組み合わせからなるものなど、磁気結合係数を変化させる材質からなる。こうしたロータ部305eに対して、ラジアル方向に向き合うような形でステータ部Xが配置される。
【0026】
ステータ部Xは例えば真円のリング状に形成され、リング内部側に検出用コイルとして4個の交流励磁極(コイル部)305a〜305dが円周方向に所定間隔で例えば90度の間隔で配置される。すなわち、ステータ部Xの内周面には中心部に向かって突出するようにして突起形状に形成された磁気応答部材Ca〜Cd(以下、この実施例では磁性体コア)がリング形状に沿って90度の間隔で4個構成され、各コイル部305a〜305dはその有するコイルLa〜Ldが前記磁性体コアCa〜Cdに巻き回されるようにして各々配置される。つまり、ステータ部Xの内側に形成される突起部分を各コイルLa〜Ldにおける鉄心(コア)とする。これらの磁性体コアCa〜Cdは、各コイルLa〜Ldがシャフト軸306の径方向を指向する方向に対して磁束が生じるように配置される。各コイルLa〜Ldの磁性体コアCa〜Cdの端面と、ロータ部305eの円周部との間には空隙が形成され、ロータ部305eはシャフト部306の回転に応じてステータ部Xに対して非接触に回転する。そして、ロータ部305eが偏心リング形状に形成されているが故に、磁気応答部材で形成されたロータ部305eと各コイルLa〜Ldが巻きまわされている磁性体コアCa〜Cdとの空隙がシャフト部306の回転変位に応じて変化する。この対向空隙の変化によって、各磁性体コアCa〜Cdを通って各コイルLa〜Ldを貫く磁束量が変化し、もって各コイルLa〜Ldのインピーダンスが変化することとなる。
【0027】
こうした構成によると、180度で対向するコイル対La,Lc及びコイル対Lb,Ldにおける各コイルのインピーダンスが差動的に変化する。また、各コイルLa〜Ldに対しては、所定の交流電源からの交流信号(例えばsinωt)により励磁を行うことができる。すなわち、シャフト軸306の回転変位を角度変数θを用いて示し、各コイルLa〜Ldに生じる端子間電圧Va、Vb、Vc、Vdを示すと、下記のように回転角度θに対応するそれぞれのインピーダンスに応じた大きさを示す。
Va=(P0+Psinθ)sinωt
Vb=(P0−Psinθ)sinωt
Vc=(P0+Pcosθ)sinωt
Vd=(P0−Pcosθ)sinωt
各コイル対毎に2つのコイルをそれぞれ逆差動接続すると、所定の周期的振幅関数を振幅関数として持つ交流出力信号(sinθsinωt及びcosθsinωt)が各コイル対毎に生成される。上記交流出力信号は、検出対象に取りつけられたシャフト軸306の回転角度θに対応する2つの周期的振幅関数(sinθ及びcosθ)を振幅係数として持つ、レゾルバと同様の2つの交流出力信号であり、上述した図2においてコイル部11により検出される出力交流信号A(sinθsinωt)及びB(cosθsinωt)と同じ信号である。
【0028】
上記した図2に示す実施例においては、CPU60により各出力交流信号A(sinθsinωt)、B(cosθsinωt)の位相データをディジタル演算し、得られたディジタル値の位置検出データθをD/A変換することにより、位置検出データθをアナログ値で出力するようにしているがこれに限らない。別の例としては、図6(a)に示すような回路を用いて、図2に示したようなCPU60によるデジタル演算を行うことなしに、各出力交流信号A、Bに対してアナログ演算を行うことによりアナログの位置検出データθを直接求めるようにしてもよい。すなわち、一方の交流出力信号A(sinθ・sinωt)を位相シフト回路61により電気的に90度シフトすることで交流信号sinθ・cosωtを生成し、これと他方の交流出力信号cosθ・sinωtを加算器62及び減算器63で加算合成及び減算合成することで、出力信号としてY1=sin(ωt+θ)及びY2=sin(ωt−θ)なる、θに応じて進相及び遅相方向に位相シフトされた2つの交流信号(位相成分θを交流位相ずれに変換した信号)をそれぞれ生成する。ゼロクロス検出回路66は、励磁用の1次交流信号sinωtのゼロクロス(0度位相)を検出し、ゼロクロス検出パルスZPを発生する。位相ずれ検出回路67は、出力信号Y1=sin(ωt+θ)のゼロクロス検出パルス(ラッチパルス)LP1と上記ゼロクロス検出パルスZPの発生時間差+θ(詳しくは+θ±d)に相当する時間幅のゲートパルスを出力する。このゲートパルスを電圧変換回路68に入力し、そのパルス時間幅に相当する積分電圧+Vθ(つまり位相量+θ±dに相当するアナログ電圧)を出力する。もう一方の位相ずれ検出回路69は、上記ゼロクロス検出パルスZPと出力信号Y2=sin(ωt−θ)のゼロクロス検出パルス(ラッチパルス)LP2との発生時間差−θ(詳しくは−θ±d)に相当する時間幅のゲートパルスを出力する。このゲートパルスを電圧変換回路70に入力し、そのパルス時間幅に相当する積分電圧−Vθ(つまり位相量−θ±dに相当するアナログ電圧)を出力する。両電圧+Vθ、−Vθを加算器71で加算し、その出力を割算器72で1/2として、その商を引算器73で+Vθから引けば、これらのアナログ演算器によってアナログの位置検出データθを得ることができる。
【0029】
図6(a)の回路は、図6(b)のように簡略化することもできる。図6(b)では、出力信号Y1=sin(ωt+θ)のゼロクロス検出パルス(ラッチパルス)LP1と出力信号Y2=sin(ωt−θ)のゼロクロス検出パルス(ラッチパルス)LP2との発生時間差2θに相当する時間幅のゲートパルスを位相差検出回路74から出力する。このゲートパルスを電圧変換回路75に入力し、そのパルス時間幅に相当する積分電圧(つまり位相量2θに相当するアナログ電圧)を出力する。このようにして求めたアナログ電圧は、温度等による誤差±dを除去したものであり、θにも対応(比例)しているので、位置検出データθとしてそのまま利用することができる。
【0030】
さらに、上記各実施例において、アナログ又はディジタルで検出した位置検出データθを、配線を介して利用装置に伝送する場合、パルス幅変調技術を用いるとよい。図7(a)は、図6(a)又は図6(b)のようなアナログの位相検出回路から出力されたアナログの位置検出データθをパルス幅変調回路80でパルス幅変調する実施例を示す。パルス幅変調回路80は例えばアナログ比較器81とアナログ三角波発生回路82とを含む。図7(b)はパルス幅変調回路80におけるパルス幅変調動作の様子を示す図である。すなわち、アナログ比較器81では、アナログの位置検出データθとアナログ三角波発生回路82から発生されたアナログ三角波信号TRWとを比較し、θの電圧値の大きさに応じたパルス幅を持つパルス幅変調された位置検出信号PWMθを出力する。このパルス幅変調された位置検出信号PWMθは、配線83を介して利用装置84に供給される。利用装置84では、位置検出信号PWMθを適宜の手法で利用する。例えば、パルス幅変調された位置検出信号PWMθから、位置検出データθをアナログ値又はディジタル値で再生してよい。図7(c)は、位置検出データθの再生手法を示すタイミングチャートであり、パルス幅変調された位置検出信号PWMθからそのパルス幅を示すデータTθをディジタルカウント又はアナログ積分によって求める。このデータTθをそのまま位置検出データθとしてもよいが、温度変化等によるアナログ三角波信号TRWの周期変動による誤差を修正するためには、パルス幅変調された位置検出信号PWMθにおけるパルス周期Trをディジタルカウント又はアナログ積分によって求め、これとデータTθとの比を求めるのがよい。例えば、Tr/2が位置検出データθの360度の位相に対応するとすると、2Tθ/Trという演算により、位置検出データθを再生することができる。
【0031】
なお、パルス幅変調回路80においてはアナログ三角波発生回路82にかえてアナログ鋸歯状波発生回路を使用してもよいし、その他の回路でパルス幅変調を行ってもよい。また、パルス幅変調用のアナログ三角波信号TRWの周期は励磁用交流信号sinωtとは全く無関係であってよいのは勿論であり、適宜に設計してよい。図7(a)の例のようにアナログの位置検出データθをパルス幅変調して伝送することのメリットは、利用装置84がセンサから離れている場合、伝送用配線83が長くなり、配線容量やノイズ、温度変化等の影響によるインピーダンス変化によってアナログ電圧レベルが変動することになるが、パルス幅変調された位置検出信号PWMθはそのようなアナログ電圧レベル変動による悪影響を受けないので、検出精度を確保できるという点である。
【0032】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、回路一体型センサにおける検出用回路部に対する静電気を遮蔽することで、外部からの静電気ノイズの影響を受けない正確な位置検出が保障された位置検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る位置検出装置の物理的外観を示す概略断面図。
【図2】 同実施例に係る位置検出装置のシステム構成の概略を示すブロック図。
【図3】 本発明の第2実施例に係る位置検出装置の物理的外観を示す概略断面図。
【図4】 同実施例に係る位置検出装置の変更例を示す概略断面図。
【図5】 本発明の第3実施例に係る回転型位置検出装置の全体構成の一実施例を示す概略断面図であり、図5(a)は該回転型位置検出装置全体の側面断面略図、図5(b)は該回転型位置検出装置のZ−Z´断面略図。
【図6】 同実施例に係る回転型位置検出装置のシステム構成の概略を示すブロック図。
【図7】 同実施例に係る回転型位置検出装置の他のシステム構成の概略を示す図であり、図7(a)はアナログの位置検出データをパルス幅変調する実施例、図7(b)はパルス幅変調動作の様子を示す図、図7(c)は位置検出データの再生手法を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
1,100,200,300 位置検出装置
10,101,201,301 本体部(構造体)
20,102,202 センサロッド
12,112 センサヘッド
13,105a,105b 回路収納部
15 センサヘッドケース
11,La〜Ld コイル
21,Ca〜Cd コア(磁気応答部材)
30,308 検出用回路部
32 ケース(導電性金属製ケース)
103a,103b 回路収納空間
106 アース線
110a,110b 金属箔(静電シールド体)
113 モールド部
302 外部ケース
303 内部ケース
304 ロータカバー
305 センサ部
305a〜305d コイル部
305e ロータ部
306 シャフト部
307 配線
309 軸受け

Claims (4)

  1. コイルを含むセンサヘッドと、前記コイルに対して相対的に変位する磁気応答部材と、前記コイルから出力される出力信号に基づいて位置検出データを生成する検出用回路部とを具備する位置検出装置において、
    前記センサヘッドを保持する構造体において、前記磁気応答部材を該センサヘッド内に導入するための端部とは反対側の端部に前記検出用回路部を収納するための収納構造を設け、該収納構造内に複数の回路基板を前記両端部を結ぶ軸線方向に関して多層状に組み立てた構造からなる前記検出用回路部を収納することにより前記検出用回路部と前記センサヘッドとを前記構造体において一体的に組み込んでなり、
    前記収納構造内に収納される少なくとも前記検出用回路部の周囲に、静電シールド用のシールド体を設けたことを特徴とする位置検出装置であって、
    前記構造体は、前記センサヘッドを保持するヘッド保持部と、前記ヘッド保持部に機械的に連結した回路収納部とで構成され、前記ヘッド保持部は導電性金属を含んで構成され、前記回路収納部は導電性金属製ケース内に前記検出用回路部を収納してなり、前記ヘッド保持部がその導電性金属部分を介して検出対象機械の導電性金属部分に連結されることでこの位置検出装置が前記検出対象機械に取り付けられ、前記回路収納部の導電性金属製ケースと前記ヘッド保持部の導電性金属部分と前記検出対象機械の導電性金属部分とが連結して前記回路収納部が前記検出対象機械にアースされることで、前記検出用回路部の静電シールドがなされることを特徴とする位置検出装置。
  2. コイルを含むセンサヘッドと、前記コイルに対して相対的に変位する磁気応答部材と、前記コイルから出力される出力信号に基づいて位置検出データを生成する検出用回路部とを具備する位置検出装置において、
    前記センサヘッドを保持する構造体において、前記磁気応答部材を該センサヘッド内に導入するための端部とは反対側の端部に前記検出用回路部を収納するための収納構造を設け、該収納構造内に複数の回路基板を前記両端部を結ぶ軸線方向に関して多層状に組み立てた構造からなる前記検出用回路部を収納することにより前記検出用回路部と前記センサヘッドとを前記構造体において一体的に組み込んでなり、
    前記収納構造内に収納される少なくとも前記検出用回路部の周囲に、静電シールド用のシールド体を設けたことを特徴とする位置検出装置であって、
    前記構造体は、前記センサヘッドを保持する非磁性及び非導電性のモールド部を含み、前記検出用回路部を収納するための前記収納構造は前記モールド部の所定個所に形成された収納空間からなり、静電シールド体で被覆した前記検出用回路部を前記収納空間に配置し、前記静電シールド体に接続されたアース線を有し、前記静電シールド体が前記アース線を介して外部にアースされることで、前記検出用回路部の静電シールドがなされることを特徴とする位置検出装置。
  3. 前記コイルに対する前記磁気応答部材の相対的位置に応じた前記コイルのインピーダンスが変化し、前記検出用回路部は、このインピーダンス変化に応じた出力信号を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の位置検出装置。
  4. 前記位置検出装置は、回転型位置検出装置である請求項1乃至3のいずれかに記載の位置検出装置。
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