JP5028292B2 - ビード・エーペックス自動アッセンブル装置およびビード・エーペックス自動アッセンブル方法 - Google Patents

ビード・エーペックス自動アッセンブル装置およびビード・エーペックス自動アッセンブル方法 Download PDF

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Description

本発明は、ビード・エーペックス自動アッセンブル装置およびビード・エーペックス自動アッセンブル方法に関するものである。
ビード・エーペックス自動アッセンブル装置は、例えば特許文献1に記載されているように、円環状のビードをワインディング装置に供給するビード供給装置と、ビードの外周面にエーペックスを巻付けてビード・エーペックスを作製するワインディング装置と、作製されたビード・エーペックスを搬出する搬出装置とを備えている。
そして近年、生産性の向上を図るために、ワインディング装置と搬出装置との間にワインディング装置で作製されたビード・エーペックスをストックする旋回式ストック装置を設けたビード・エーペックス自動アッセンブル装置が提案されている。
このような従来のビード・エーペックス自動アッセンブル装置の一例について、装置の構成を概念的に示す正面図(図7)を用いて説明する。
図7において前記ビード・エーペックス自動アッセンブル装置は、ワインディング装置1、ビード供給装置2、搬出装置6および旋回式ストック装置3から構成されている。
そして、ビードBおよびスペーサーSがビード供給装置2によりワインディング装置1に向けて水平移動して搬送された後、ビードBのみがワインディング装置1に供給され、一方スペーサーSは落下させられる。次にワインディング装置1において前記ビードBに別途供給されるエーペックスを巻付けてビード・エイペックス(図示せず)が作製される。そして作製されたビード・エーペックスはワインディング装置1から排出され、落下する。
旋回式ストック装置3は、ビード供給装置2の下方に設置され、立設された回転軸33に水平に突出して設けられ十字状に配置される4本の吊下げバー31が前記回転軸33を中心として間欠的に90度毎に旋回するように構成されている。そして、吊下げバー31の1本が前記ビード・エーペックスおよびスペーサーSが落下する位置(落下位置)に停止するように旋回停止し、落下位置に停止した吊下げバー31がビード・エーペックスおよびスペーサーSを受け取る一方、前記吊下げバー31と180度異なる位置(ビード・エーペックスの搬出位置)に他の吊下げバー31が停止する。そして搬出位置に停止した吊下げバー31に吊下げられているビード・エーペックスおよびスペーサーSが搬出される。
ビード・エーペックスおよびスペーサーSの受取りは、具体的には落下するビード・エーペックスおよびスペーサーSが吊下げバー31の先端に、上方に突出して設けられているガイドアーム32を挿通することにより行われ、その後これらは吊下げバー31まで案内され、ストックされる。
落下するビード・エーペックスおよびスペーサーSのガイドアーム32への挿通を確実に行うためには、前記ガイドアーム32の先端を高くする必要があるが、吊下げバー31を落下位置に停止させたままでは、ビード供給装置2のチャック22により搬送されるビードBおよびスペーサーSの搬送空間内にガイドアーム32の先端が突出することになる。その結果、搬送中のビードBおよびスペーサーSがガイドアーム32に接触し、スムーズな搬送が妨げられる。そこで、前記接触を回避するために、ビード供給装置2によりビードBおよびスペーサーSが搬送される時に、吊下げバー31を旋回させてガイドアーム32を前記搬送空間から退避させている。
特開平6−106654号公報
このように、従来のビード・エーペックス自動アッセンブル装置では、ビードBおよびスペーサーSを搬送する毎に、吊下げバー31を旋回させなければならないため、吊下げバーの停止時間が短く、搬出位置に停止した吊下げバー31からビード・エーペックスおよびスペーサーSを取出すための許容時間も短くなる。このため、搬出装置の機構上などの制約から搬出作業の自動化は困難であり、また作業者の負担が大きいという問題が生じる。
一方取出すための許容時間を長くするために、ビードの供給ペースを落として吊下げバーの停止時間を長くする方法では生産性が低下する。
そこで本発明は、生産性を低下させることなく、ビード・エーペックスおよびスペーサーSを取出すための許容時間を長くすることができ、容易に搬出作業の自動化が図れ、作業者の負担を軽減することもできるビード・エーペックスの自動アッセンブル装置および自動アッセンブル方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るビード・エーペックス自動アッセンブル装置は、
円環状のビードにエーペックスを巻付けてビード・エーペックスを作製し、作製したビード・エーペックスを落下させるワインディング装置と、
前記ビードと貫通孔を有するスペーサーとを各複数個配置し、配置されたビードとスペーサー中の各1個を前記ワインディング装置方向に水平移動させて、前記ビードを前記ワインディング装置に供給すると共に、前記スペーサーを、前記ビード・エーペックスの落下と交互になるように落下させるビード供給装置と、
立設された回転軸と、前記回転軸から水平に突出して設けられ、落下した前記ビード・エーペックスおよびスペーサーを吊下げてストックする複数本の吊下げバーを有する旋回式ストック装置とを備え、
前記旋回式ストック装置は、前記ビード供給装置の下方に設置され、
前記複数本の吊下げバーは、前記回転軸を中心として間欠的に旋回可能に設けられると共に、各々その先端に上方に突出するガイドアームを有し、
前記ガイドアームは、起倒自在に設けられ、落下したビード・エーペックスおよびスペーサーが前記ガイドアームを挿通するように先端を高くすることができ、かつ、前記ワインディング装置方向に水平移動するビード及びスペーサーとの接触を回避するように先端を低くすることができることを特徴としている。
また、本発明に係るビード・エーペックス自動アッセンブル装置は、
前記吊下げバーのガイドアームに挿通したビード・エーペックスおよびスペーサーを、前記回転軸方向に押し込むプッシャーを備えることを特徴としている。
また、本発明に係るビード・エーペックスの自動アッセンブル装置は、
前記ガイドアームは水平に倒すことができ、前記吊下げバーにストックされたビード・エーペックスおよびスペーサーを、水平に倒された前記ガイドアームの先端に向けて移動させるプッシャーを備えることを特徴としている。
また、本発明に係るビード・エーペックスの自動アッセンブル装置は、
前記吊下げバーにストックされた前記ビード・エーペックスおよびスペーサーを、ビード・エーペックスの円環内およびスペーサーの貫通孔内に進入して、吊下げバーから取出す取出しアームが設けられた搬出装置を備えることを特徴としている。
本発明に係るビード・エーペックスの自動アッセンブル方法は、
請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のビード・エーペックス自動アッセンブル装置を用いて行うビード・エーペックス自動アッセンブル方法であって、
ビード供給装置に配置された円環状のビードと貫通孔を有するスペーサーの各1個をワインディング装置方向に水平移動させて、前記ビードを前記ワインディング装置に供給すると共に、前記スペーサーを落下させるビード供給工程と、
前記ワインディング装置に供給された前記ビードにエーペックスを巻きつけてビード・エーペックスを作製した後、前記ビード・エーペックスを落下させるワインディング工程と、
前記落下させたビード・エーペックスおよびスペーサーを、前記旋回式ストック装置の吊下げバーに交互に吊下げてストックするストック工程とを有し、
前記ビード・エーペックスの落下および前記スペーサーの落下を交互に行わせ、
前記吊下げバーの1本を、前記ビード・エーペックスおよびスペーサーの落下位置において旋回停止させ、前記ガイドアームの先端を高くして、前記落下させたビード・エーペックスおよびスペーサーをガイドアームに挿通させて、前記吊下げバーにストックし、前記ガイドアームの先端を低くして、ガイドアームと前記水平移動するビードおよびスペーサーとの接触を回避することを特徴としている。
本発明においては、旋回式ストック装置の吊下げバーの先端に突出して設けられたガイドアームを起倒自在に設けることにより、ガイドアームの先端を高くした状態で落下した前記ビード・エーペックスとスペーサーの受取りを確実に行うことができ、ガイドアームの先端を低くした状態で前記ビードおよびスペーサーがガイドアームとの接触を回避しつつ前記ビード供給装置により前記ワインディング装置方向に水平移動させて搬送することができるため、吊下げバーを旋回させることなく、ビードおよびスペーサーを搬送し、ビード・エーペックスおよびスペーサーの受取り行うことができる。従って、旋回を停止した状態で前記搬送と受取りを繰り返し行うことができる。このため吊下げバーの1回の停止中に複数個のビード・エーペックスおよびスペーサーをストックすることが可能になり、吊下げバーの1回の停止時間を長くすることができる。その結果、生産性を低下させることなく、旋回式ストック装置からのビード・エーペックスおよびスペーサーを取出すための許容時間を長くすることができ、搬出作業を容易に自動化することができると共に作業者の負担を軽減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態につき、具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、以下の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
1.ビード・エーペックス自動アッセンブル装置全体の構成の説明
先ずビード・エーペックス自動アッセンブル装置全体の構成を説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るビード・エーペックス自動アッセンブル装置の構成を概念的に示す正面図である。図1に示すように、ビード・エーペックス自動アッセンブル装置は、ワインディング装置1と、ビード供給装置2と、ビード供給装置2の下方に設置される旋回式ストック装置3と、旋回式ストック装置3にストックされたビード・エーペックスおよびスペーサーを取出す側(搬出側)に設置される搬出装置6を備えている。また、旋回式ストック装置3がビード・エーペックスおよびスペーサーを受取る側(受取り側)および搬出側にそれぞれ第1プッシャー4および第2プッシャー5とを備え、それ以外に各装置を総括的に制御する制御部(図示せず)を備えている。そして、前記旋回式ストック装置3は、立設された回転軸33と、回転軸33を中心として間欠的に旋回する吊下げバー31および吊下げバー31の先端に起倒自在に作動するガイドアーム32を有する。
2.各工程の説明
次に図2〜図5を用いてビード・エーペックスとスペーサーの搬出までを工程毎に説明する。
イ、ビード供給装置によるビードとスペーサーの搬送
図2はワインディング装置1へのビードの供給の機構と旋回式ストック装置3におけるビード・エーペックスのストックの機構を示す斜視図であり、図3は前記機構における主要な動作を概念的に示す正面図である。
図2および図3(a)に示すように、ビード供給装置2は、円環状のビードBと、貫通孔S1を有するスペーサーSを吊下げる棒状のハンガー21と、先端にビードBおよびスペーサーS各1個を個別に保持するためのチャック22が設けられ、前記チャック22をワインディング装置1に向けて往復動自在に移動させることができる搬送用バー23とを備えている。なお、ハンガー21は、後記する回転軸33と同軸の回転軸から水平に突出して例えば4本十字に配置されており、ハンガー21にはビードBおよびスペーサーSを交互に1個ずつ配置するようにそれぞれ複数個のビードBおよびスペーサーSが吊り下げられている。
そして、図2および図3(b)に示すように、ハンガー21に吊下げられている円環状のビードBおよびスペーサーSのうちワインディング装置1側の端部に位置するビードBおよびスペーサーS各1個をチャック22により個別に保持して吊下げ、チャック22の往動により、ワインディング装置1に向けて水平移動させて搬送する。
前記搬送は旋回式ストック装置3の吊下げバー31を落下位置に停止させた状態で行われる。吊下げバー31の先端には上方に突出したガイドアーム32が起倒自在に設けられており、搬送する際に吊下げられたビードBおよびスペーサーSと吊下げバー31のガイドアーム32とが接触しないように、ガイドアーム32を図2および図3(b)の実線で示すようにワインディング装置1側に大きく傾け、ガイドアーム32の先端を低くしてビードBおよびスペーサーSを通過させる。このように、ガイドアーム32の先端を低くしてビードBおよびスペーサーSを通過させることにより、吊下げバー31を旋回させることなく、ガイドアーム32との接触を回避しつつビードBおよびスペーサーSを搬送することができる。
ロ、ワインディング装置へのビードの供給およびスペーサーの受取り
次にビードBのみをワインディング装置1に供給する。そして、ビードBを供給した後、図2および図3(c)に示すように、ガイドアーム32を起立させて先端を高くした位置に戻した後、チャック22が復動を開始し、次の瞬間にチャック22からスペーサーSを開放し、ガイドアーム32に向けて落下させる。そして落下したスペーサーSの貫通孔S1が、ガイドアーム32に挿通されて、吊下げバー31に吊下げられる。
ハ、ビード・エーペックスの作製と吊下げバーによる受取り
ワインディング装置1により、ビードBに別途供給されるエーペックスを巻付けて貼合わされビード・エーペックスBEが作製される。図3(d)に示すように、作製されたビード・エーペックスBEはワインディング装置1から排出されて、前記落下位置に向けて落下する。落下したビード・エーペックスBEは前記ガイドアーム32に挿通されて吊下げバー31に吊下げられる。なお、前記スペーサーSの落下とビード・エーペックスBEの落下は交互に行われ、スペーサーSとビード・エーペックスBEは交互に吊下げバー31に吊下げられる。
そして、吊下げバー31が1度旋回を停止している間に、ビードBの供給、ビード・エーペックスBEの作製およびスペーサーSとビード・エーペックスBEの受取りが繰り返されることにより、複数個、例えば5〜7個のビード・エーペックスBEとスペーサーSがストックされる。このように、吊下げバー31が1度旋回を停止している間に複数個のビード・エーペックスBEが生産されてストックされることにより、生産性を低下させることなく、吊下げバー31の1回の停止時間を長くすることができる。
ここで旋回式ストック装置の詳細を、図4を用いて説明する。図4は旋回式ストック装置の構造の一例を示す斜視図である。図4に示すように、旋回式ストック装置3は、床面に立設される回転軸33を備え、回転軸33から水平に4本の吊下げバー31が90度間隔で突出している。各吊下げバー31の先端にはガイドアーム32が設けられ、また上面に位置決めピン34が2本設けられている。
吊下げバー31は、回転軸33を中心として間欠的に90度毎に旋回し、停止時には、1本の吊下げバー31のガイドアーム32がビード・エーペックスBEおよびスペーサーSの落下位置に位置する一方、当該吊下げバー31と180度異なる位置の他の吊下げバー31はビード・エーペックスBEおよびスペーサーSの搬出位置に位置するように設定されている。
また、本実施の形態においては、旋回式ストック装置3として、4本の吊下げバー31を十字に備える装置を示したが、吊下げバーの本数および吊下げバー同士がなす角度、1回の旋回の角度は特に限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定することができる。
ニ、吊下げバーにストックされたビード・エーペックスおよびスペーサーの押込み
吊下げバー31がビード・エーぺックスBEを受取り、その後図3(e)に示すように次のスペーサーSを受取った後、第1プッシャー4が作動して、吊下げバー31にストックされたスペーサーSおよびビード・エーペックスBEを、押込みアーム41により旋回式ストック装置3の回転軸33に向けて押込む。その後はビード・エーペックスBEおよびスペーサーSを各1個受取る毎に押込みストックする。
このように、ビード・エーペックスBEおよびスペーサーSを各1個受取る毎に押込むことにより、受取られたビード・エーペックスBEおよびスペーサーSがガイドアーム32の根元に貯まることが防止され、装置のスムーズな動作が可能になる。なお、吊下げバー31の上面に設けられた2本の位置決めピン34によって押込まれたビード・エーペックスBEおよびスペーサーSの吊下げ位置が規定され、後の搬出をより効率的に行うことができる。
また、ビード供給装置2のハンガー21に吊下げられたビードBおよびスペーサーSが搬送されて無くなるとハンガー21が旋回し、次のハンガー21からビードBおよびスペーサーSが供給される。そして、ビードBおよびスペーサーSが無くなったハンガー21には、新たに複数個のビードBおよびスペーサーSが吊り下げられる。
ホ、旋回式ストック装置からの搬出
本発明においては、前記のように吊下げバー31が旋回を停止している1回の停止時間を長くすることができるため、容易に搬出を自動化することができる。また、作業者が搬出する場合であっても作業者の負担を軽減することができる。
以下に旋回式ストック装置からの搬出を自動化し、搬出装置により搬出する例を示す。
図5は、搬出装置6によるビード・エーペックスBE(スペーサーSの影に隠れているため図示せず)の搬出の機構を示す斜視図である。なお、図5において、取出しアーム61は搬出装置6に設けた取出しアーム駆動部(図示せず)に連結されている。以下図1および図5を用いて搬出の機構を説明する。
搬出装置6の搬出動作がよりコンパクトになるように、搬出位置に停止した吊下げバー31のガイドアーム32を、図1に破線で示したように水平に倒した後、第2プッシャー5を作動させて、押出しアーム51により、吊下げバー31にストックされたビード・エーペックスBEおよびスペーサーSを水平に倒れたガイドアーム32の先端方向に押し出す。
その後図5に示すように、押し出されたビード・エーペックスBEの円環内およびスペーサーSの貫通孔S1内に、搬出装置6に設けられた取出しアーム61を旋回式ストック装置3の回転軸側から、進入させて吊下げバー31からビード・エーペックスBEおよびスペーサーSを搬出し台車やラックに積込む。このように取出しアーム61をビード・エーペックスBEの円環内およびスペーサーSの貫通孔S1内に進入させて吊下げることにより、形状や大きさが異なり、かつ交互に複数個並べてストックされたビード・エーペックスBEとスペーサーSを簡便な機構で一度に取出すことができる。
3.ガイドアームの起倒の機構
次に本発明の特徴部であるガイドアーム32の起倒の機構について図6を用いて詳細に説明する。図6は旋回式ストック装置(十字ストッカー)におけるガイドアーム32の起倒の機構を示す正面図である。ガイドアーム32は吊下げバー31の先端に、上方に向けて突出するように、横ピン37を支点として起倒自在に取り付けられている。さらに、先端とは反対側に位置する直角に曲げた基端に受け部38を有する。ガイドアーム32は弾性体(図示せず)から受ける力により、通常は実線で示す先端が高い位置にある。また、ビード・エーペックスBEおよびスペーサーSの落下位置に位置する吊下げバー31の先端の下方にはシリンダー35が配置されている。そして落下位置に停止しているガイドアーム32の受け部38にシリンダー35のシリンダーロッド36の先端が作用し、シリンダーロッド36を上昇させることにより、ガイドアーム32が倒れてガイドアーム32の先端が下降して一点鎖線で示す低い状態になる。また、シリンダーロッド36を下降させることにより、ガイドアーム32が弾性体から受ける力により起立し、先端が上昇して高い状態に戻る。なお。図6において、aはビード供給装置に設けたチャック(図示せず)の移動経路、bはワインディング装置で作製されたビード・エーペックスBE(図示せず)の落下の方向を示す。
また、搬出位置に位置する吊下げバー31の先端の下方にもシリンダー(図示せず)が配置され、前記落下位置におけるガイドアーム32の起倒の機構とほぼ同様の機構によりガイドアーム32の起倒が行われ、特にこの位置においては、ガイドアーム32が水平状態になるまで倒される。なお、ガイドアーム32を水平状態に倒して吊下げバー31にストックされたビード・エーペックスBEおよびスペーサーSを、前記したようにガイドアーム32の先端方向に押出すことにより、前記の搬出装置を用いる場合の搬出動作のコンパクト化だけでなく、作業者が搬出する場合であっても、ビード・エーペックスBEおよびスペーサーSが手元に引き寄せられているため搬出し易く、作業者の負担をさらに軽減することができる。
本発明の一実施の形態に係るビード・エーペックス自動アッセンブル装置の構成を概念的に示す正面図である。 ビードの供給およびビード・エーペックスのストックの機構を示す斜視図である。 ビードの供給およびビード・エーペックスのストックの機構における主要な動作を概念的に示す正面図である。 旋回式ストック装置の構成を示す斜視図である。 搬出装置によるビード・エーペックスの搬出の機構を示す斜視図である。 旋回式ストック装置におけるガイドアームの起倒の機構を示す正面図である。 従来のビード・エーペックス自動アッセンブル装置の構成を概念的に示す正面図である。
符号の説明
1 ワインディング装置
2 ビード供給装置
21 ハンガー
3 旋回式ストック装置
31 吊下げバー
32 ガイドアーム
33 回転軸
34 位置決めピン
35 シリンダー
36 シリンダーロッド
37 横ピン
38 受け部
4 第1プッシャー
41 押込みアーム
5 第2プッシャー
51 押出しアーム
6 搬出装置
61 取出しアーム
B ビード
BE ビード・エーペックス
S スペーサー
S1 貫通孔

Claims (5)

  1. 円環状のビードにエーペックスを巻付けてビード・エーペックスを作製し、作製したビード・エーペックスを落下させるワインディング装置と、
    前記ビードと貫通孔を有するスペーサーとを各複数個配置し、配置されたビードとスペーサー中の各1個を前記ワインディング装置方向に水平移動させて、前記ビードを前記ワインディング装置に供給すると共に、前記スペーサーを、前記ビード・エーペックスの落下と交互になるように落下させるビード供給装置と、
    立設された回転軸と、前記回転軸から水平に突出して設けられ、落下した前記ビード・エーペックスおよびスペーサーを吊下げてストックする複数本の吊下げバーを有する旋回式ストック装置とを備え、
    前記旋回式ストック装置は、前記ビード供給装置の下方に設置され、
    前記複数本の吊下げバーは、前記回転軸を中心として間欠的に旋回可能に設けられると共に、各々その先端に上方に突出するガイドアームを有し、
    前記ガイドアームは、起倒自在に設けられ、落下したビード・エーペックスおよびスペーサーが前記ガイドアームを挿通するように先端を高くすることができ、かつ、前記ワインディング装置方向に水平移動するビード及びスペーサーとの接触を回避するように先端を低くすることができることを特徴とするビード・エーペックス自動アッセンブル装置。
  2. 前記吊下げバーのガイドアームに挿通したビード・エーペックスおよびスペーサーを、前記回転軸方向に押し込むプッシャーを備えることを特徴とする請求項1に記載のビード・エーペックス自動アッセンブル装置。
  3. 前記ガイドアームは水平に倒すことができ、前記吊下げバーにストックされたビード・エーペックスおよびスペーサーを、水平に倒された前記ガイドアームの先端に向けて移動させるプッシャーを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のビード・エーペックス自動アッセンブル装置。
  4. 前記吊下げバーにストックされた前記ビード・エーペックスおよびスペーサーを、ビード・エーペックスの円環内およびスペーサーの貫通孔内に進入して、吊下げバーから取出す取出しアームが設けられた搬出装置を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のビード・エーペックス自動アッセンブル装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のビード・エーペックス自動アッセンブル装置を用いて行うビード・エーペックス自動アッセンブル方法であって、
    ビード供給装置に配置された円環状のビードと貫通孔を有するスペーサーの各1個をワインディング装置方向に水平移動させて、前記ビードを前記ワインディング装置に供給すると共に、前記スペーサーを落下させるビード供給工程と、
    前記ワインディング装置に供給された前記ビードにエーペックスを巻きつけてビード・エーペックスを作製した後、前記ビード・エーペックスを落下させるワインディング工程と、
    前記落下させたビード・エーペックスおよびスペーサーを、前記旋回式ストック装置の吊下げバーに交互に吊下げてストックするストック工程とを有し、
    前記ビード・エーペックスの落下および前記スペーサーの落下を交互に行わせ、
    前記吊下げバーの1本を、前記ビード・エーペックスおよびスペーサーの落下位置において旋回停止させ、前記ガイドアームの先端を高くして、前記落下させたビード・エーペックスおよびスペーサーをガイドアームに挿通させて、前記吊下げバーにストックし、前記ガイドアームの先端を低くして、ガイドアームと前記水平移動するビードおよびスペーサーとの接触を回避することを特徴とするビード・エーペックス自動アッセンブル方法。
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